こんにちは、ITプロマガジンです。
あなたは、自分がどんな職種のフリーランスになれば稼げるか分かりますか?フリーランスの仕事には多くの種類がありますが、自分のスキルや経験に合わせて職種を選ぶ必要があります。
本記事ではフリーランスの仕事を7種類に分類し、計35職種それぞれの「想定月収」「安定・将来性」「案件数」「難易度」「必要なスキル」がわかる形で一覧化しました。
この記事を読めば、自分にマッチした「フリーランスとして始めることができ将来的に安定して稼げるようになる仕事があるのかどうか」が明確になるはずです。独立のステップに加えて主な案件の探し方まで解説していますので、これからフリーランスを目指す方はぜひ参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
そもそもフリーランスとは?
フリーランスとは、特定の企業や団体などで雇用されずに、案件ごとに個人で仕事を請け負って働くことを指します。企業と請負契約や委任契約などを結び、契約内容を果たすことで報酬を得るのが一般的です。
まずはフリーランスと会社員の違い、またフリーランスに似ている個人事業主や自営業との違いを紹介します。
フリーランスと会社員との違い
会社員は、会社と雇用契約を結んで働いています。1つのプロジェクトが終了しても、会社に雇用されている限り同じ環境で働き続けるのが大きな特徴です。
一方、フリーランスは、特定の会社に雇用されているわけではありません。会社と業務委託契約などを締結し、個別の案件ごとに仕事を進めます。
フリーランスと個人事業主の違い
個人事業主とは税法上の区分のことです。所轄の税務署に開業届を出した人が個人事業主になります。そのため、開業届を出していなければ個人事業主は名乗れません。それに対してフリーランスはあくまで働き方の名称のことです。
個人事業主になると青色申告ができるようになるなど、税制面で優遇を受けられます。そのため、フリーランスとして働いている人のなかにも、開業届を出して個人事業主となっている人は多いです。
9年くらい前は、自由になろう、しがらみから開放されようというのがモチベーションになる人が多かったと思いますし、自分もそうでした。
ですが今は、自分のスキルを正当に評価されて正当な報酬を得たいという人が、会社員から業務内容を変えずに業務委託にスライドする風潮になってきているように感じますね。
フリーランスと自営業の違い
自営業は、自ら事業を営んで収益を得ています。たとえば、オリジナルの商品やサービスなどを開発して販売している場合は自営業です。自営業の中には個人事業主もいますが、企業として事業を展開しているところもあります。
それに対して、フリーランスはクライアントから案件を受注し、求められている仕事を提供して報酬を得ています。
フリーランスは増えすぎ?増加の背景や人気の理由
近年、フリーランスは増加しています。クラウドソーシングサービスのランサーズが発表した「フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、2021年10月時点の日本におけるフリーランス人口は1,670万人となっており、これは労働人口の22.8%にもなります。
フリーランスの増加背景として、フリーランスとして働くことに以下のような魅力があることが挙げられます。
- 時間や場所に囚われず自由な働き方ができる
- IT人材が不足していて、フリーランスの需要がある
- ワークライフバランスを重視する人が増えている
- 副業を解禁する企業が増え、副業フリーランスとしても働ける
- クラウドソーシングやフリーランスエージェントなど案件獲得経路も増えた
フリーランスは自由度が高く、ワークライフバランスを重視したい人や副業フリーランスとして働きたい人にとって理想的な働き方だといえます。さらに、IT人材が不足しており、フリーランスエンジニアなどの需要も高まっています。フリーランスの案件獲得を後押しするサービスが増えていることも、人口増加の背景の1つです。
フリーランスの仕事一覧と職種ごとの想定年収・必要スキル
フリーランスと一言でいっても、その仕事は多種多様です。仕事の種類によって、必要なスキルや稼ぎやすさ、そして案件の探し方が変わってきます。
例えばコンサルタント系やエンジニア系のような仕事は、必要とされるスキルのレベルは高くなりますが、その分高収入を狙えます。一方で接客系やデザイナー・ライター系の仕事は、それほど高い報酬をもらえるわけではありませんが、手軽に始められるのが魅力です。
ここではフリーランスの職種を次の7つに分類し、それぞれの具体的な仕事内容、想定される月収、そして主な案件の探し方について解説します。
- ITエンジニア・プログラマー系フリーランス
- マーケター系フリーランス
- デザイナー・クリエイティブ系フリーランス
- ライター系フリーランス
- コンサルタント系フリーランス
- 営業・接客系フリーランス
- インフルエンサーなど新しい仕事系フリーランス
※想定月収はあくまで目安であり、経験やスキルレベルによって変動します。ご了承ください。
1.ITエンジニア系フリーランス
主な職種 | ・SE(システムエンジニア) ・プログラマー ・webエンジニア ・インフラエンジニア ・アプリケーションエンジニア ・ゲームエンジニア ・AI/Iotエンジニア ・PM(プロジェクトマネージャー) |
想定月収 | 30万円〜100万円以上 |
主な案件の探し方 | ・フリーランスエージェント ・知人や取引先など人脈からの紹介 ・クラウドソーシング(初心者向け) |
案件例 | フリーランスエンジニアの案件一覧を見てみる |
ITエンジニアはフリーランスの代表的な職種で、需要が高く高単価案件も豊富に存在します。主に上記の6つの職種に分けられます。それぞれの具体的な想定月収や将来性、難易度などを見ていきましょう。
SE(システムエンジニア)
想定月収 | 約50万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 安定した需要がある |
案件数 | ★★★★★ 案件数が豊富 |
難易度 | ★★★★☆ 高い専門性が求められる |
必要スキル | ・ヒアリングスキル ・コミュニケーションスキル ・マネジメントスキル |
システムエンジニアとは、クライアントのニーズに合わせて最適なシステムを開発する仕事です。具体的には、システムを設計したり、実際に開発の作業を進めたりします。
クライアントから要望を正確に聞き取る必要があるため、ヒアリングスキルやコミュニケーションスキルが重要です。また、さまざまな要望に応えるシステムを作るには、高い専門性が求められます。豊富な実績があれば、より高収入を得ることも可能です。
プログラマー
想定月収 | 約30万〜60万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 活躍の幅が広い |
案件数 | ★★★★☆ 安定して案件がある |
難易度 | ★★★☆☆ 専門性が必要 |
必要スキル | ・プログラミング言語の専門性 ・集中力 |
プログラマーは、システムエンジニアが設計したプログラムを実際に作る仕事です。システムエンジニア自身が開発を進める場合もありますが、各プログラミング言語について高いスキルをもつプログラマーが対応するケースも多いです。
プログラミングのプロであるプログラマーとして活躍するには、自分が担当するプログラミング言語について深く学ぶ必要があります。また、設計書に従ってプログラムを形にする仕事なので、バグについても見逃さずにチェックしなければなりません。そのため、集中力も必要です。何度もテストを繰り返すうえでは、粘り強さも求められます。
Webエンジニア
想定月収 | 約30万〜90万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 仕事数は増加傾向 |
案件数 | ★★★★★ 案件数が豊富 |
難易度 | ★★★★☆ 高い専門スキルが必要 |
必要スキル | ・プログラミングスキル ・コミュニケーションスキル |
Web系のエンジニアとは、Web系サービスに関わるエンジニアです。主な仕事内容としてWebサービスの設計・開発・保守運用などがあります。
フロントエンジニアのように、Webデザイナーが作成したデザインをコードで反映させていく仕事や、WordPressエンジニアのようにWordPressを専門に扱う仕事もあるでしょう。大まかな年収は600万円ほど。プログラミングスキルは必須です。案件としては、週2日〜の案件があり、月に1〜3件の仕事に関われます。
Web系フリーランスエンジニアの働き方に興味がある方は、以下の記事も参考にしてください。Webエンジニアがフリーランスとして活躍するための実用的なアドバイスや、年収の実情についても詳しく解説しています。
インフラエンジニア
想定月収 | 約30万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 需要継続の見込 |
案件数 | ★★★☆☆ 増加傾向 |
難易度 | ★★★★☆ 専門知識が必須 |
必要スキル | ・サーバーやネットワークの知識 ・プログラミングスキル |
インフラ系エンジニアとは、システムを動かす基盤であるサーバーやネットワークを扱うエンジニアで、サーバーの設計や構築、運用が主な仕事です。仕事としては扱う領域によって異なり、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、データベースエンジニアなどに分けられます。
サーバーやネットワークの知識が必須で、クラウドに関する知識も必要です。設計スキルや基礎的なプログラミングのスキルも欠かせません。
想定年収は30万~80万円ほどで、スキルによって年収は大きく変わります。週3〜4日の常駐が求められる案件が多数あります。以下は弊社で掲載しているフリーランス案件例になります。
フリーランスインフラエンジニアを検討している方は以下の記事も参考にしてください。フリーランスとしてのキャリアパスや収入の見通し、さらには案件の獲得方法についても詳細に説明しています。
アプリケーションエンジニア
想定月収 | 約30万〜80万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 需要が高く安定した収入が期待できる |
案件数 | ★★★★☆ 専門性の高い案件が多い |
難易度 | ★★★★☆ 高度なプログラミング知識が必要な場合がある |
必要スキル | ・プログラミングスキル ・問題解決能力、論理的思考力 ・コミュニケーション能力 |
アプリケーションエンジニアとは、スマホアプリやWebサービスなどのソフトウェアを開発するエンジニアのことです。
JavaやSwift、Kotlinなどのプログラミング言語を使って、設計に基づいたプログラムコードを記述します。
アプリケーションエンジニアは、ソフトウェア開発で発生した予期せぬエラーやバグを修正する必要があり、問題解決能力や論理的思考力が求められます。また、クライアントの要望を正確に理解し反省させるためのコミュニケーション能力も重要になるでしょう。
ゲームエンジニア
想定月収 | 約30万〜80万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 今後の需要の伸びにも期待できる |
案件数 | ★★★★☆ 一定の案件がある |
難易度 | ★★★★☆ 高い専門性が必要 |
必要スキル | ・数学の知識 ・ゲームエンジンに関する知見 ・コミュニケーションスキル |
ゲームエンジニアとは、さまざまなゲームを開発する仕事です。家庭用ゲーム、スマートフォンアプリのゲーム、パソコン向けのゲームなど複数のジャンルに分かれています。
開発環境によって必要な知識や技術は大きく異なるため、ゲームエンジニアとして活躍するには専門分野を決めてスキルを磨くことが大切です。高いスキルが求められるケースが多く、システムエンジニアとして実績を積んだうえでゲームエンジニアへ転向する人も多くいます。
また、ゲームを開発する際は数学の知識もよく使用するため、得意だと有利でしょう。ゲームを開発するにはゲームエンジンが必要であり、ゲームエンジンに関する知見も持ち合わせている必要があります。
AI/Iotエンジニア
想定月収 | 40万円~100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 高い需要が見込まれる |
案件数 | ★★★★ 案件数が多い |
難易度 | ★★★★★ 専門スキル・実績が必要 |
必要スキル | ・数学的な知識 ・コンピュータサイエンスの知識 ・機械学習やディープラーニングの知識 ・Pythonを中心としたプログラミングスキル ・AIが及ぼす社会的影響について配慮する倫理観 |
AIエンジニアとは、AI(Artificial Intelligence)を使用したシステム開発や、データ解析などを行うエンジニアであり、IoT(Internet of things)エンジニアはモノのインターネット(IoT)を実現するためのシステムを設計、開発、運用するエンジニアのことです。AI/Iotエンジニアの応用範囲は医療、金融、製造業など多岐にわたります。
多くの場合、個人の技術力だけでなく、プロジェクト管理能力やコミュニケーション能力も求められます。プロジェクトはしばしばチームで行われるため、他の専門家と協力し、プロジェクトを成功に導く能力もフリーランスのAI/Iotエンジニアには必要です。
AI系エンジニアの年収は高い傾向にあり、特に専門性が高く需要のあるスキルを持っている場合、年収1000万円以上を目指すことも現実的です。
PM(プロジェクトマネージャー)
想定月収 | 約50〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 専門性の高い職種で将来性がある |
案件数 | ★★★☆☆ 一定数の案件ある |
難易度 | ★★★★★ 多岐にわたるスキルと経験が必要 |
必要スキル | ・マネジメント職のスキル・経験 ・コミュニケーション能力 ・交渉力・調整力 |
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを全体的にまとめあげるポジションであり、プロジェクトの提案や立ち上げ、計画策定、遂行、進捗管理を行います。
ITシステムの機能に必要なソフトウェアの開発や、ネットワーク環境などの構築も含む、ITシステム全般に関わるプロジェクトをマネジメントしたり、チームメンバーやクライアント、パートナー企業との綿密なコミュニケーションも行います。
また、クライアントとしっかり交渉し、無理のない範囲でプロジェクトを遂行するための、交渉力や調整力も重要です。
フリーランスのプロジェクトマネージャーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみましょう。
ITエンジニア系のフリーランス案件をもっと確認したいという方は、以下から無料登録して頂くことで、弊社ITプロパートナーズの案件を全て詳細までご確認頂けます。
2.マーケター系フリーランス
主な職種 | ・Webマーケター ・Webディレクター ・データサイエンティスト ・プロダクトマネージャー |
想定月収 | 30万円~100万円 |
主な案件の探し方 | ・フリーランスエージェント ・知人や取引先など人脈からの紹介 ・クラウドソーシング(初心者向け) |
案件例 | フリーランスマーケターの案件一覧を見てみる |
マーケター系フリーランスは、需要が増えており、近年独立する人が急増している職種です。実績次第で高収入が狙えるうえ、フルリモートでも働きすいのが魅力です。具体的な想定年収や将来性、難易度について見ていきましょう。
Webマーケター
想定月収 | 約30万〜90万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 需要が見込まれる |
案件数 | ★★★☆☆ 高単価案件も多い |
難易度 | ★★★★☆ 専門性が必要 |
必要スキル | ・マーケティングスキル ・コミュニケーションスキル ・分析力 |
WebマーケターはWebサイトを通じての集客と売上を伸ばすのが仕事です。クライアントのサイトの課題分析、改善策の立案、実行、結果を分析、評価までします。Web全般についての基本知識とディレクション力が求められる仕事です。フリーランスのWebマーケターは、会社員として経験がある人だけではなく、自分でサイトを運営し、マーケティングを行なった経験を活かしている人もいます。
フリーランスWebマーケターは数ヶ月単位で企業と契約するという形が多く、複数会社との契約も可能です。この仕事をするためには、Webライターやディレクターとしての経験や実績が求められます。年収は400万~800万円ほどです。
Webマーケティングでフリーランスとして活躍されたい方は、以下の記事も参考にしてください。フリーランスマーケターとして活躍するための方法から必要スキル、年収目安など幅広く解説しています。
Webディレクター
想定月収 | 約30万〜80万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 人材不足で需要高い |
案件数 | ★★★☆☆ 制作系案件より少ない |
難易度 | ★★★★☆ 実績が必要 |
必要スキル | ・関連分野の専門スキル ・マネジメントスキル ・コミュニケーションスキル ・データ分析スキル |
Webディレクターとは、Webサイト・サービスを制作する際の責任者のことです。Webサイトの制作に関わるスタッフを管理したり、Webサイトの方向性をチェックしたりします。フリーランスのWebディレクターとして活躍するためには、クライアントやスタッフなどさまざまな相手とやり取りするためのコミュニケーションスキルが必要です。
フリーランスのWebディレクターの年収は、600万〜900万円程度が目安となっています。マーケターと同様に複数件の仕事に対応することも可能で、その分だけ年収も増やせるでしょう。この仕事に関わるには、ライターや編集としての実績が求められます。
フリーランスwebディレクターに興味がある方は、以下の記事が参考も参考にしてください。必要なスキルから案件獲得方法まで網羅的に解説しています。
データサイエンティスト
想定月収 | 約40万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 業界問わず需要あり |
案件数 | ★★★☆☆ 増加傾向 |
難易度 | ★★★★☆ 専門知識が必要 |
必要スキル | ・統計や分析の知識 ・ビッグデータの知識 ・コミュニケーションスキルなど |
データサイエンティストとは、データを適切に分析する仕事です。ITの発展によりAI(人工知能)の機械学習が誕生し、これまでできなかった膨大な量のデータ解析が可能になり、より詳細かつ高精度な分析が可能になりました。が可能になりました。データサイエンティストはそのようなITを活用し、必要な分析を行う仕事です。
データ活用はどのような業界でも求められ、データサイエンティストに対するニーズも高めです。年収相場は600万円程度となっています。フリーランスであれば同時に3件ほどの案件に関われる可能性があります。この仕事に関わるには、データ分析のスキルや実績が必須です。
フリーランスのデータサイエンティストを目指している方は、以下の記事を参考にしてください。独立する方法や年収目安などを具体的に解説しています。
プロダクトマネージャー
想定月収 | 約40万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 今後需要が高まる |
案件数 | ★★★☆☆ IT分野中心に需要あり |
難易度 | ★★★★★ 豊富な実務経験が必要 |
必要スキル | ・コミュニケーションスキル ・マネジメント力 ・プロダクトの生産に対する知識 |
プロダクトマネージャーは設定した目標や成果を実際のプロダクトに仕上げる仕事です。プロジェクトマネージャーと近いですが、具体的な商品の立案や生産に特化した仕事である点が違います。
年収は500万〜1,000万円ほどで、どのような商材に関わるのかで収入に違いが生まれやすいです。同時に複数案件に関われると、高収入も期待できるでしょう。対象プロダクトの生産知識やマネジメント力が求められます。
弊社ITプロパートナーズでは、150件以上のプロダクトマネージャーの案件を用意しています。掲載している案件のほとんどがフルリモートなので、自由度の高い働き方で、報酬アップが実現可能です。登録は無料なので、ぜひ下記からプロダクトマネジャーの案件をお探しください。
3.デザイナー・クリエイティブ系フリーランス
主な職種 | ・Webデザイナー ・グラフィックデザイナー ・UI/UXデザイナー ・ロゴデザイナー ・イラストレーター ・動画編集者 ・カメラマン ・フラワーコーディネーター |
想定月収 | 20万円~80万円 |
主な案件の探し方 | ・フリーランスエージェント ・知人や取引先など人脈からの紹介 ・クラウドソーシング(初心者向け) ・SNSやWebサイトで発信(並行して行うと◯) |
案件例 | フリーランスデザイナーの案件一覧を見てみる |
デザイナー・クリエイティブ系フリーランスも昔からフリーランスとして働く人が多い仕事です。webデザインや動画編集、撮影などさまざまな分野があります。それぞれの仕事内容や想定月収、需要について解説します。
Webデザイナー
想定月収 | 約20万〜60万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 高収入は目指しにくい |
案件数 | ★★★★☆ 需要あり |
難易度 | ★★★☆☆ 高度案件は要スキル |
必要スキル | ・デザインスキル ・ツールに関する知識 ・Webマーケティングについての知識 |
Webデザイナーの仕事は、ホームページやブログなどWebサイトの文章やレイアウトを見やすくする仕事です。デザインがメインの仕事ですが、HTMLやCSSなどプログラミングのスキルもある程度必要です。
Webデザイナーの年収は300万~600万円くらいの人が多いでしょう。需要はありますが、単価はやや低単価です
クラウドソーシングを利用すれば、初心者からできる案件もあります。ホームページの規模にもよりますが、同時に数件動かすことも多いです。デザインスキルだけではなく、顧客の要望を汲み取るコミュニケーションスキルも求められます。フリーランスWebデザイナーについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。
グラフィックデザイナー
想定月収 | 約20万〜60万円 |
安定・将来性 | ★★★☆☆ Web系に流れる傾向 |
案件数 | ★★☆☆☆ ネット上では少ない |
難易度 | ★★★☆☆ 高度案件は要スキル |
必要スキル | ・デザイン力 ・提案力・ヒアリング力 |
グラフィックデザイナーは、クライアントのコンセプトに合わせてポスターやチラシなどをデザインする仕事です。フリーランスとして働く場合でも、基本的な仕事の流れは広告代理店やデザイン事務所で働く場合と変わりありません。
年収は実力によっても変化するため、300万~700万円程度と幅広いです。デザインの専門スキルが必要で、デザイン事務所などでの実務経験がなければ、独立するのは難しいでしょう。
UI/UXデザイナー
想定月収 | 約30万〜70万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ Web時代で将来性あり |
案件数 | ★★★☆☆ 専門的だが大規模・Web系案件を中心に底堅い |
難易度 | ★★★★☆ 上流工程スキルが必要 |
必要スキル | ・マーケティング力 ・要件定義・設計スキル ・デザインや心理学などの知識 |
UI/UXデザイナーは、ユーザーインターフェース(UI)と、ユーザーエクスペリエンス(UX)をデザインする仕事です。UIデザイナーはユーザーがWebサイトやサービスをスムーズに操作しやすいボタンの配置やサイトの設計を考える仕事です。UXデザイナーはユーザー体験を向上させるためのコンセプト策定やサイト設計に関わります。
年収は400万〜600円ほどで、Webデザイナーよりもやや高収入が目指せる仕事です。デザインの知識は必要ですが、それ以上にマーケティングやサイト設計の経験が必須です。以下、案件例となります。
フリーランスのUI/UXデザイナーとして独立を考えている方は以下の記事も参考にしてください。
弊社ITプロパートナーズでは、UI/UXデザイナーの案件を探している方に向けて、アプリ開発からWebサイトのリニューアルに至るまで、多岐にわたるプロジェクトを紹介しています。自社開発案件が豊富なため、スキルアップもしやすい環境です。
UI/UXデザイナーとして高単価な案件に契約したい、またはキャリアアップを目指すフリーランスの方は、下記から案件を閲覧してみてください。
ロゴデザイナー
想定月収 | 約30万〜60万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ 実力次第で安定受注も |
案件数 | ★★☆☆☆ デザイン系では少なめ |
難易度 | ★★★☆☆ 一定スキルと実績が必要 |
必要スキル | ・デザインスキル ・コミュニケーションスキル |
ロゴを専門に扱うデザイナーもいます。
ロゴはブランドのイメージに大きく関わり、経験や実績が欠かせません。ロゴの制作をするためには、ユーザーの要望を把握し、明確な形にできることが求められます。そのため、デザインセンスだけではなく、コミュニケーションスキルも必須です。
年収では400万〜1,000万円まで幅があり、大手企業からの案件だと、1件数100万円という場合もあります。未経験からでも始められるものの、実績がなければ活躍は難しいでしょう。
イラストレーター
想定月収 | 約10万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ 実力者は長期的に活躍 |
案件数 | ★★★☆☆ デザイン系としては多め |
難易度 | ★★☆☆☆ スキルと実績が必要 |
必要スキル | ・デザインスキル ・ヒアリング力・提案力 |
イラストの需要は、ポスター、雑誌・パンフレットの表紙や挿絵、楽曲ジャケット、Webページの説明図など多彩です。絵画のような独立した作品としてのイラストもあります。企業のロゴやイベントのシンボルマークを手がけるイラストレーターもいるようです。
イラストレーターの年収は300万~700万円までさまざま。小規模な案件も多く、フリーランスであれば同時に数件から10以上件の案件に関わることもあるでしょう。スキルなしでも始められますが、活躍するためにはスキルや実績が求められます。
フリーランスのイラストレーターについて、さらに詳細を知りたい方は、以下の記事が役立ちます。仕事内容や収入、案件例といった独立にあたってやるべきことが解説されているので、ぜひ参考にしてください。
動画編集者
想定月収 | 約30万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 将来性あり |
案件数 | ★★★★★ 近年需要は多い |
難易度 | ★★☆☆☆ 未経験からできる |
必要スキル | 動画編集のスキル |
動画編集者は、撮影された映像を編集して意図するイメージが伝わるように加工する仕事です。動画に対する需要は高まっているため、動画編集者への依頼も多くなっています。
最近では、インターネット上の広告に動画を使用するケースも増えてきました。依頼者によっても動画の利用方法はさまざまです。動画編集者には、動画を適切にカットしたり、テロップをつけたりする技術が求められます。
動画編集者の平均年収は約400万円です。需要があり、10件以上の案件を同時に進行させることもあります。未経験からでもでき、クラウドソーシングなどを利用すれば初心者向けの案件も探せるでしょう。
フリーランスの動画編集者の年収や案件相場、そして効果的な仕事の取り方について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
カメラマン
想定月収 | 約15万〜70万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ スキルや実績の影響大 |
案件数 | ★★★☆☆ ジャンル次第 |
難易度 | ★★☆☆☆ 未経験から可能 |
必要スキル | ・カメラの撮影技術 ・コミュニケーションスキル |
カメラマンは撮影があるのでWeb上で仕事は完結しませんが、受注・発注や納品は可能です。自身のWebサイトで営業活動を行うこともできます。
雑誌社や広告制作会社の社員カメラマンもいますが、多くはフリーランスです。撮影対象のジャンルは多彩で、人物から建造物、風景や商品に渡るまで豊富な案件があります。なにかの分野の業界内で名を知られるようになるのが年収アップのコツです。カメラマンの年収は200万~800万円まで、人によってさまざまです。
未経験からでもできますが、機材を揃える費用が必要なうえ、スキルや実績に年収が大きく左右されます。
フラワーコーディネーター
想定月収 | 約10万〜80万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ スキルや実績の影響大 |
案件数 | ★☆☆☆☆ 季節によって波あり |
難易度 | ★★☆☆☆ 実績必要 |
必要スキル | ・フラワー装飾の技術 ・色彩や花に関する知識 ・コミュニケーションスキルなど |
フラワーコーディネーターは、クライアントの希望に沿って花を選んで組み合わせるのが仕事です。特に、ホテルやパーティー会場など華やかな場所で需要があります。
フラワーコーディネーターの年収は人によっても大きく異なり、100万〜1,000万円となっています。花に関する深い知識が必要であり、学歴よりも実際のスキルが重視されます。また、クライアントのニーズをしっかり汲み取るためには、コミュニケーションスキルも重要です。
4.コンサルタント系フリーランス
主な職種 | ・ITコンサルタント ・Webコンサルタント ・経営コンサルタント |
想定月収 | 50万円~150万円 |
主な案件の探し方 | ・フリーランスエージェント ・企業に直接営業する ・人脈や過去の顧客からの紹介 |
フリーランスコンサルタントの仕事は、専門性を磨きポジションを確立することで安定した収入を得られます。主な職種の仕事内容や案件の探し方、収入などについて紹介します。
ITコンサルタント
想定月収 | 約60万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 需要あり |
案件数 | ★★★★★ IT系案件は増加傾向 |
難易度 | ★★★★★ 豊富なスキルや実績が必要 |
必要スキル | ・ITに関するスキル ・コミュニケーションスキル |
コンサルタントは広い意味では経営コンサルタントですが、ITを専門に扱うITコンサルタントも存在します。ITの技術をどのように活かせば企業の課題を解決できるかを考え、実際に提案する仕事です。
フリーランスのコンサルタントは、コンサルティングファーム(コンサル会社)で経験を積み、人脈を作ってから独立するというケースがほとんどとなっています。
年収の平均は600万円ほどです。エージェントなどを利用すれば高単価案件の獲得も目指せるでしょう。スキルや実績があれば、月100万円以上稼ぐこともできます。ただしITに関するスキルと実績は欠かせません。
ITコンサルタントがフリーランスで独立した際の案件例や案件獲得のコツについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Webコンサルタント
想定月収 | 約60万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 需要が高く今後も期待 |
案件数 | ★★★★☆ 近年のトレンドに |
難易度 | ★★★★★ 豊富なスキルや実務経験必須 |
必要スキル | ・Webに関するスキル ・SEOや広告に関する知識 ・業界に関する知識 ・コミュニケーションスキル |
WebコンサルタントはWebサイト・サービスの開発や運営に関わり、より成果が出せるようサポートする仕事です。SEOや広告の知識、常に情報をキャッチする情報収集力などが求められます。
Webコンサルタントの年収の平均は700万円ほどです。Webコンサルタントはスキルや実績が必要で、会社で働いて実績を積んでからフリーランスになるパターンが多いでしょう。
フリーランスのWebコンサルタントとして魅力的な案件を見つけ、成功への道を歩みたい方は、以下の記事を参考にしてください。
弊社ITプロパートナーズは、約9割の案件がエンドユーザー直接取引であり、中間手数料が発生しないため、高単価なIT/Web系コンサルタント案件が獲得できます。また、約7割がリモート案件なので、ライフスタイルに合わせた働き方を実現できます。
フリーランスのIT/Webコンサルタントとして魅力的な案件をお探しの方は、以下からチェックしてみてください。
経営コンサルタント
想定月収 | 約50万〜120万円 |
安定・将来性 | ★★★★★ 常に底堅い需要あり |
案件数 | ★★★☆☆ 潜在需要の発掘が鍵 |
難易度 | ★★★★★ 専門性と豊富な実績が必要 |
必要スキル | ・経営に関する知識 ・業界やトレンドに関する知識 ・コミュニケーションスキル ・課題解決能力 |
経営コンサルタントは、経営に関する課題解決をサポートする仕事です。中長期の計画立案などを行います。企業の経営に関する知識に加え、幅広い知識、特に業界やトレンドに関する知識も必要です。人事や営業などの分野に関わります。
平均年収は400万〜800万円ですが、スキルや専門性によってはより高単価の案件も狙えます。実務経験や実績がなければ案件獲得は難しいでしょう。また、中小企業診断士の資格は、必須ではないものの取得しておくことをおすすめします。
5.ライター系フリーランス
主な職種 | ・Webライター ・コピーライター ・ブロガー・アフィリエイター ・翻訳者 |
想定月収 | 10万円~60万円 |
主な案件の探し方 | ・クラウドソーシング ・SNSの活用 ・自身のブログを開設 |
ライター系フリーランスの仕事は、継続的に案件を受注できれば安定した収入を確保できます。主な職種の仕事内容や想定月収、需要について見ていきましょう。
Webライター
想定月収 | 約10万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★★☆☆ 継続案件があれば安定 |
案件数 | ★★★★★ 多い |
難易度 | ★☆☆☆☆ 未経験〜專門向けも |
必要スキル | ・ライティングスキル ・SEOに関する知識 |
WebライターはWeb上のコンテンツを作成するライターです。企業や特定のメディアから依頼を受ける、専属のライターとして働くなど、柔軟な働き方ができます。
Webライターの年収は100万~500万円まで人によりさまざまです。スキルなしからでも始めやすい仕事で、クラウドソーシングなどでは初心者向けの案件も募集されています。月10件以上の案件を受けることも少なくありません。ただし、読者を引きつけつつ分かりやすい文章を書く力がなければ、稼げるWebライターにはなれないでしょう。
フリーランスライターとしてのキャリアをスタートさせるための具体的な手順や稼ぎ方、案件の獲得方法について詳しく知りたい方は、下記の「フリーランスライターになるには?」の記事を参考にしてください。
コピーライター
想定月収 | 10万円〜70万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ 需要は底堅い |
案件数 | ★★☆☆☆ ライターよりは少ない |
難易度 | ★★★★☆ スキルや実績にシビア |
必要スキル | ・コピーライティング ・マーケティングスキル |
コピーライターとは、商品やサービスの魅力を簡潔に伝えるキャッチコピーを作る仕事です。主に広告業界で必要とされており、作ったキャッチコピーはさまざまな広告に掲載されます。
コピーライターの平均年収は、500万円程度です。ただしコピーライターとしてのスキルが高まればより高年収も狙えます。未経験からでも始められるものの、安定した仕事を取るためには、スキルと実績が必要です。
ブロガー・アフィリエイター
想定月収 | 0〜100万円以上 |
安定・将来性 | ★☆☆☆☆ 収入が0の可能性も |
案件数 | 個人ビジネス |
難易度 | ★★★★★ スキルと労力が必要 |
必要スキル | ・サイト制作 ・ライティング技術 ・サイト分析の知識 ・マーケティング知識 |
自身のブログやWebサイトにコンテンツ(記事)に関連した商品広告を掲載し、読者がそのサイトから商品を購入することで報酬を得るのがアフィリエイターです。PV数を伸ばすには、Google検索の上位にランクされなければなりません。サイトをTwitterやFacebookと連動させてこまめに情報発信することも重要です。
月100万円以上を目指すことも可能ですが、月5万円以上稼いでいる人が全体の5%ほどしかいないともいわれ、成果が出ている人と出ていない人で大きな差があります。未経験からでも始められますが、稼ぐまでは簡単ではありません。
翻訳者
想定月収 | 約20万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 継続案件獲得が重要 |
案件数 | ★★☆☆☆ 執筆案件より少ない |
難易度 | ★★★☆☆ 専門スキルが必要 |
必要スキル | ・翻訳技術 ・語学力 |
語学力と文章力が要求されるのが翻訳者です。翻訳する文章は文学作品から製品取扱書、契約書まで多種多様です。AIの自動翻訳のレベルが向上しつつありますが不完全なケースもあり、近い将来に翻訳者の需要がなくなることは考えられません。
翻訳者は出版社や企業、翻訳仲介会社から仕事をもらいますが、クラウドソーソングにも多くの案件があります。翻訳者の年収平均は300万~500万円くらいです。翻訳スキルが必須ですが、翻訳の業務を会社で経験していれば始めやすいでしょう。
6.営業・接客系フリーランス
主な職種 | ・営業代行 ・ヨガインストラクター ・スポーツトレーナー ・占い師 ・カウンセラー ・美容師 |
想定月収 | 10万円〜100万円 |
主な案件の探し方 | ・専門エージェント/マッチングサイト ・自身のSNSやWebサイト ・知人など人脈からの紹介 |
営業・接客系フリーランスの仕事は、未経験から始められる職種や専門性が求められる職種など多岐に渡ります。それぞれの仕事内容や案件の獲得方法、報酬などを解説します。
営業代行
想定月収 | 10万〜100万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ 今後成長の余地あり |
案件数 | ★★★☆☆ 増加傾向 |
難易度 | ★★★☆☆ 営業スキル・経験必須 |
必要スキル | ・営業スキル ・業界やトレンドに関する知識 ・コミュニケーションスキル |
営業代行とは商材の営業販売を代行する仕事です。専門知識を持っていても営業を苦手とする人は少なくありません。自分が得意とする分野であれば専門知識もあるため、営業スキルを磨くことで企業から求められる人材になるでしょう。
営業代行の年収は成果報酬と固定報酬に分かれており、自分の頑張り次第で収入をより伸ばすことが可能です。自身の営業スキルによっては年収1,000万円も目指せるでしょう。
フリーランス営業代行として独立を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。
ヨガインストラクター
想定月収 | 約15万〜50万円 |
安定・将来性 | ★☆☆☆☆ 複数の収入源で安定 |
案件数 | 個人ビジネス |
難易度 | ★★★☆☆ 独学でも習得は可能 |
必要スキル | ・ヨガのスキル ・コーチングスキル |
ヨガインストラクターはヨガを教える仕事で、副業からでも始められます。ヨガスタジオやフィットネスクラブなどと委託契約を結ぶ、個人などを相手に出張ヨガをする、プライベートレッスンをする、スタジオを開店するなど、さまざまなやり方があります。
ヨガインストラクターの年収の平均で見れば、200万〜300万円ほどです。人気のインストラクターになれば高収入も目指せます。ヨガのスキルや知識は必須ですが、必須の資格はないためヨガの経験があれば、独立はしやすいでしょう。
スポーツトレーナー
想定月収 | 約15万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★★☆☆ 健康志向で需要は堅い |
案件数 | ★★★☆☆ 一定の見込みあり |
難易度 | ★★★☆☆ 分野の専門知識は必須 |
必要スキル | スポーツのスキル・専門性 |
スポーツインストラクターには、エアロビクス、ジャズダンス、筋トレ、格闘技系など幅広いジャンルがあります。これらのプログラムがあるスタジオと契約して得意ジャンルで何コマかを担当するのがフリーのスポーツトレーナーです。
1コマは1~2時間で、ギャラは3,000~7,000円。年収は300万円ほどです。未経験からでも始めやすい仕事です。しかし、専門性が高く書籍を出版しているようなインストラクターはギャラが高くなります。
占い師
想定月収 | 約10万〜40万円 |
安定・将来性 | ★☆☆☆☆ 人気や集客戦略次第 |
案件数 | 個人ビジネス |
難易度 | ★★☆☆☆ スキルなしから可 |
必要スキル | ・占いの知識 ・コミュニケーションスキル |
占い師といえば、ビルの一角にスペースを構えてお客を待つのが定番のスタイルでしたが、最近はZoomやSkypeなどを使ったリモートスタイルの占いも増えています。
フリーランスの占い師として稼げるようになるには、SNSなどの口コミで高い評判を得て、知名度を上げていくことが必須です。そのためには、揺れる心に指針を与えてほしくて来るお客にしっかりと対応できなくてはなりません。
1回30分ほどの占いの料金は500~3,000円まで人によってさまざまです。評判がよくなれば高収入も目指せるかもしれません。平均年収は100万〜300万円ほどです。未経験からでも始められます。
カウンセラー
想定月収 | 約10万〜40万円 |
安定・将来性 | ★★☆☆☆ 固定客で安定 |
案件数 | ★★☆☆☆ 一定数は見込まれる |
難易度 | ★★★☆☆ 要カウンセリング能力 |
必要スキル | ・カウンセラーのスキルや資格 ・コミュニケーションスキル |
カウンセラーは、悩みを抱える人の話を聞いてアドバイスする仕事です。カウンセラーにはさまざまな種類があり、それぞれ対応できる悩みの範囲が異なります。
そのため、自分自身のスキルや経験を活かして働けます。
フリーランスの場合は依頼ごとに報酬が発生するため、仕事を多く獲得できればより多く稼げる可能性もあります。年収は400万円ほどです。資格がなくても深い知識があれば、カウンセラーとして活躍できるケースも珍しくありません。
美容師
想定月収 | 約15万〜50万円 |
安定・将来性 | ★★★★☆ 美容需要は底堅い |
案件数 | ★★★☆☆ 潜在需要の掘り起こしが鍵 |
難易度 | ★★★☆☆ 国家資格・技術は必要 |
必要スキル | ・美容師としてのスキル ・コミュニケーションスキル |
美容師の資格があれば、サロンに雇用されるだけでなくフリーランスとして働くことも可能です。例えば、自宅で開業したり、出張サービスとして技術を提供したりできます。
フリーランスの美容師として活躍するためには、効率的に施術したり、実力を磨いて知名度を高めたりすることが重要です。ブログやSNSを活用してファンを増やすのも1つの方法となります。美容師の場合、情報発信能力とカリスマ性が年収を決定すると言っても過言ではありません。技術力や人気にもよりますが、フリーランスの美容師になると収入アップも狙えます。
実際の収入はあまり公開されていませんが、フリーランスになる前の倍になったという人から月15万円ほどの人までさまざまな声があるようです。始めるために、美容師のスキルは欠かせません。
7.インフルエンサー系フリーランス
SNSの普及に伴い、このような新しいフリーランスの職種が生まれています。それぞれの想定月収や将来性、案件数、難易度について確認しましょう。
YouTuber
想定月収 | 0〜数百万円 |
安定・将来性 | ★☆☆☆☆ 成功すれば高収入 |
難易度 | ★★★☆☆ コンテンツの質と視聴者の維持が重要 |
必要スキル | ・企画力 ・動画編集スキル ・マーケティングスキル |
YouTuberは登録者数や再生回数に応じて収入を得られますが、広告収入は1再生あたり0.1円ほどと言われており、登録者数1,000人を超えたあたりでようやく収益が発生します。
常に新しい面白い動画を企画し、視聴者の目を引く企画力や、長時間視聴してもらうための動画編集スキルが必要になります。また、視聴者を増やし、チャンネルを成長させるためのマーケティングも重要でしょう。
TikToker
想定月収 | 0〜数百万円 |
安定・将来性 | ★☆☆☆☆ 成功すれば高収入 |
難易度 | ★★★☆☆ 短い動画でもインパクトが重要 |
必要スキル | ・動画編集スキル ・企画力 ・SNS運用 |
TikToker(ティックトッカー)とは、TikTokという短尺動画のプラットフォームで、オリジナル動画を投稿し、活動している人のことです。
TikTokでは、15秒から数分の短い動画が主流であり、常に新しいトレンドを取り入れたり視聴者の目を引く企画力や動画編集スキルが必要です。
また、TikTokerにはチャンネルの成長や視聴者とのコミュニケーションを図るために、SNS運用スキルも欠かせません。
フリーランスになって仕事を始めるまでのステップ
フリーランスとして仕事を始めるには、以下のステップを踏みましょう。
- フリーランスとして働く職種を決める
- スキルを身につけ副業からスタートしてみる
- 仕事を受注する
- 専業フリーランスになる場合は必要必要準備をして独立
各ステップのポイントを詳しく解説していきます。
1.フリーランスとして働く職種を決める
ここまで紹介した通り、一口にフリーランスといってもさまざまな仕事があるので、どの職種でフリーランスになるか決める必要があります。職種を決める際のポイントは、以下のとおりです。
- 自分のスキルや経験で仕事ができそうか
- 自分の目指す収入で得られそうか
- 長く続けられそうか・興味も持てるか
未経験の分野でフリーランスになり、活躍するのは難しいので、基本的には自分が会社員として経験してきた業種でフリーランスになるのが良いでしょう。
未経験やスキルなしの状態からフリーランスを目指したい方は、以下の記事を確認してください。
2.必要なスキルを身につけ副業からスタートしてみる
多少の知見があっても、十分な知識や実績がない状態でフリーランスになれば、失敗するリスクが高いです。なぜなら、フリーランスは基本的に即戦力を求められるからです。
着実に成功するためには、スキルを身につけてから独立を目指しましょう。スキルがない状態からフリーランスを目指す場合は、フリーランスを目指せるスクールなどを活用しても良いでしょう。
また、フリーランスになる前にまずは副業として案件を受注してみれば、実際にフリーランスとして自分がやっていけそうかどうか判断できます。また、いきなり独立するよりも、リスクを抑えることができます。
まずは副業からスタートし、必要なスキルや実績が身についたタイミングで、独立を検討すると良いでしょう。フリーランスに必要なスキルは以下の記事で紹介しています。
3.仕事を受注する
実際に目指す職種に必要なスキルを習得できれば、仕事を受注しましょう。具体的な仕事の探し方は以下のとおりです。
- クラウドソーシング
- フリーランスエージェント
- 知人・友人の紹介
- HP・SNSの情報発信
- コミュニティ・オンラインサロン
ここでは、それぞれの仕事の探し方について解説します。
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、仕事を依頼したい人と仕事を受注したい人をマッチングするためのWebサイトです。サイト上に仕事の依頼を掲載でき、受注したい人が応募する仕組みです。幅広い職種に関する案件が掲載されているため、多くの人が利用しています。ただし、誰でも取り組みやすい簡単な仕事も登録可能であり、全体的にみると単価が低い傾向があります。まずは実績を作りたいという場合は、クラウドソーシングで案件を探してみるとよいでしょう。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、フリーランス向けの案件を専門的に扱っているサービスです。スタッフに希望を伝えると、自分に合う案件を紹介してもらえます。サービスによっては、高単価な案件や柔軟な働き方が可能な案件も豊富です。会社員並みの福利厚生を提供しているところもあります。
弊社ITプロパートナーズでは、週3日程度のフルタイム以外の案件も豊富です。リモート案件が約7割となっており、自分のペースで働きたい人にも向いています。また、エンド直の案件が9割にのぼり、高単価な案件が多い点も特徴です。
知人・友人の紹介
フリーランスは人脈を介して仕事を獲得するパターンもよくあります。日頃から知人や友人と仕事の情報交換を行っていれば、自分に対応できる案件が見つかったときに紹介してもらえる可能性があります。そのためには、こまめにコミュニケーションをとることが大切です。単なる知り合いの状態ではなかなか仕事につながらないため、普段から仲間との交流を重視しましょう。なお、フリーランスは孤独になりがちですが、支え合える仲間がいれば仕事で悩んでも励まし合えます。
HP・SNSでの情報発信
インターネット上での情報発信も、フリーランスの仕事につながるケースがあります。自分のHPやSNSのアカウントを作成し、自分のスキルや実績に関する情報発信を行いましょう。魅力的な内容や役に立つ内容であれば、多くの人の目にとまる可能性があります。すぐに反応があるとは限りませんが、少し前の投稿を見た相手から仕事の相談が入るパターンは珍しくありません。仕事につなげるためには責任感をもって確かな情報を発信することが重要です。
コミュニティ・オンラインサロン
フリーランス向けのコミュニティやオンラインサロンは多く存在します。積極的に活動している仲間が集まっているため、仕事につながる話題も多いです。コミュニティやオンラインサロンに所属すれば、情報交換をしながら新しい案件獲得のチャンスも得られる可能性があります。さまざまなコミュニティやオンラインサロンを比較し、自分に合いそうなものを選んで参加してみましょう。
4.専業フリーランスになる場合は必要準備をして独立
本格的にフリーランスとして独立する際は、以下のような準備、手続きをしましょう。
- 年金と健康保険の切り替え
- 手続き
- 開業届の提出
- パソコンやインターネット環境、名刺などの備品
- 一定の貯金
- 業務効率に役立つツール
まず、仕事を退職したら年金と健康保険の切り替え手続きが必要です。その後、マストではありませんが開業届も提出しましょう。開業届を提出し、青色申告承認申請書も提出することで、税制面で優遇がある青色申告ができるようになります。
名刺の作成やネット環境など、仕事を進めるうえで必要な準備も行いましょう。あまた、フリーランスでは収入が不安定になりやすいです。特に開業初期は、案件獲得が難しいことが多いため、最低でも3ヶ月分の生活費が賄えるだけの貯金をしておくことをおすすめします。
さらに、フリーランスとして活動して収益を上げていくには、業務の効率化も欠かせません。例えばフリーランスエンジニアであれば、プロジェクト管理に役立つツールなどを導入するなども選択肢の一つです。ミロジャパンの提供しているアジャイル開発ツールなどが例として挙げられます。
このように様々な準備を行い、フリーランスとして独立するようにしましょう。フリーランスになる手順について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください
フリーランスが収入アップするコツ
フリーランスが収入を増やすためには、いくつかのコツがあります。
- 専門性を高める
- 複数の案件を獲得する
- 既存のクライアントとの関係を深める
- 同業者や業界関係者とのネットワークを広げる
以下で詳しく解説します。
専門性を高める
フリーランスとして成功するためには、専門性を高めることが大切です。例えば、フリーランスのエンジニアであれば、プログラミングのスキルを磨くことが収入アップに直結します。特定の分野で深い知識と経験を持つことで、より高単価の案件を獲得しやすくなります。
また、フリーランスに求められる専門性は、時間とともに変化します。そのため、自分が提示している単価を定期的に見直し、業界の基準に合わせることが大切です。スキルアップに取り組み続けていれば、新しいスキルの習得により単価を上げることも可能です。
さらに、自分自身の専門性を示すうえでは、ポートフォリオを充実させる必要があります。ポートフォリオとは、自分自身の実績を見やすくまとめたものです。ポートフォリオの内容が魅力的であればより多くのクライアントから注目され、高単価の案件について相談される可能性があります。
複数の案件を獲得する
フリーランスとして収入を増やすには、複数の案件を同時に獲得することも重要です。1つの案件のみで高収入を得るには、高いスキルと実績が必要となります。最初のうちはハードルが高く、難しい場合が多いです。しかし、ある程度の単価の案件でも、複数受注できればその分だけ収入を増やせます。
また、1つの案件が終了しても他に複数の案件があれば、急に収入が途絶える心配もありません。複数の案件を受注すると収入が安定しやすくなるため、積極的に受注しましょう。
既存のクライアントとの関係を深める
既存のクライアントとの関係を深めることも、フリーランスにとって収入をアップする方法の一つです。長期的な関係を築くことで、クライアントは自身を信頼し、より多くの仕事を委託する可能性が高くなります。
信頼関係は、質の高い仕事の提供や期限の厳守、クライアントのニーズへの注意深い耳を傾けること、そして積極的なコミュニケーションによって築かれます。また、クライアントのビジネスが成長する支援の提案を行うことも、関係を深める有効な方法です。
同業者や業界関係者とのネットワークを広げる
同業者や業界関係者とのネットワークを広げることは、新たな案件を発掘し、スキルや知識を広げる機会になります。同業者や業界関係者との仕事を紹介し合ったり、協力してプロジェクトを進めたりする可能性があります。また、業界の最新動向や技術を学ぶことも可能になり、自身のサービスを改善し、より競争力のあるフリーランスになるための知識を得られるでしょう。
同業者や業界関係者とつながりを広げるなら、業界のイベントやセミナーに参加したり、SNSで積極的に関わったりすることで、同業者とのつながりを深められます。
フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自由な働き方ができる ・実績やスキルに見合った報酬を得られる ・さまざまな案件に携われる ・働く意思があれば長期間仕事ができる ・需要が増加している | ・安定して仕事を獲得するための工夫が必要 ・クレジットカードの審査で不利になることがある ・自己管理能力が問われる ・収入が安定しない場合もある |
フリーランスのメリット
ここではフリーランスとして働くメリットを紹介します。
- 自由な働き方ができる
- 実績やスキルに見合った報酬を得られる
- さまざまな案件に携われる
- 働く意思があれば長期間仕事ができる
- 需要が増加している
それぞれについて詳しく解説します。
自由な働き方ができる
フリーランスの仕事は、働く時間や場所の制約が少ないことが多いので、自由な働き方ができます。例えば、フリーランスのエンジニアやデザイナーの場合、午前中はカフェで働き、午後は自宅で作業するなど好きな場所で仕事ができます。また、早朝から仕事をして午後は家族と過ごすなど、家庭の事情に合わせたライフスタイルも実現可能です。
以下は、弊社ITプロパートナーズがフリーランスに実施した「独立した目的」についてのアンケートです。
収入アップや起業への足がかりとしてフリーランスになる方もいますが、ワークライフバランスの改善も含めた「自由な働き方」が最も重視されているのが分かります。
フリーランスになった時には、これまでのやらされている感覚より、自分で自分の人生を作っているという感覚がありましたね。
フリーランスは指示する存在がいないからこそ、自分で自分をコントロールする必要があり、自分で人生を作るという感覚に初めてなれる機会だと思っています。
適切なスキルさえあればフリーランスとして働くことで報酬も増えていくため、心の余裕もでき、より挑戦しようという気持ちになっていきました。
在宅フリーランスにおすすめな仕事について気になる方は、以下の記事を確認しましょう。
実績やスキルに見合った報酬を得られる
フリーランスは、自分の実績やスキルをアピールして案件を獲得します。そのため、魅力的な実績や高いスキルがあれば、それに見合う好条件の案件を受注できる可能性があります。より高い報酬を得たい人は、実績やスキルを積んでフリーランスとしての活躍を目指すのも1つの手です。
フリーランスのメリットは、やはり自分の実力がちゃんと報酬に反映されることです。
雇用が保証されないというリスクはありますが、そういうものだと認識を持っていれば特にデメリットには感じません。雇用のリスクを数%背負う代わりに、収入が2倍になるという感覚ですね。
さまざまな案件に携われる
フリーランスは案件ごとに契約を交わして仕事をします。1つのプロジェクトが終わればまた新しい仕事を契約していくため、フリーランスとして活動すれば自然にさまざまな案件に携わることが可能です。実績を重ねれば、幅広い経験を積めます。さまざまな案件について実績を積むことができれば、その分だけ自分自身の活動領域も広げられます。対応できる仕事の範囲が広いことを実際に証明できるため、より多くの案件獲得のチャンスを得られるでしょう。
働く意思があれば長期間仕事ができる
会社員は定年退職の年齢が定められていますが、フリーランスは自分の意思次第で何歳まででも働けます。将来必要なお金について心配している人も、フリーランスになればずっと収入を得続けることが可能です。
私の周りでも、40歳近くでフリーランスとして働く人は結構いますし、40までやれている人は、他の現場でも必要とされるため続けられることが多いですね。
ちゃんと実力さえあればどのような現場でも使ってもらえるし、フリーランスであろうと会社員であろうと新しいことを身に着けていかないといけないのは変わらない。今の時代は会社員かフリーランスかで区別するほどのことはありません。
今後、よりフリーランスと会社員の境目は曖昧になっていくと思います。どちらが安定しているということはなく、信じられるのはやはりスキルのみだと感じますね。
需要が増加している
フリーランスとして働くことが注目されている理由として、需要の増加も要因の1つです。IT分野における例として、情報処理推進機構(IPA)が発表した「DX白書2023」では、IT分野の人材が不足していると指摘されています。
また、レバテックの「フリーランス市場レポート」によると、ITエンジニアやクリエイター向けの案件数や案件倍率が増加していると報告されています。
これらのデータを見ると、IT分野における人材不足や仕事の増加傾向が確認できます。この状況は、フリーランスとして活躍するのに有利です。その理由は、自分に合った仕事を見つけやすくなるからです。IT分野におけるフリーランスだけでなく、さまざまな案件の中から自分に適した仕事を選ぶことができ、自分のスキルや興味に合った活動をしやすくなります。
フリーランスのデメリット
ここではフリーランスとして働くデメリットを解説します。
- 安定して仕事を獲得するための工夫が必要
- クレジットカードの審査で不利になることがある
- 自己管理能力が問われる
- 収入が安定しない場合もある
それぞれについて解説します。
安定して仕事を獲得するための工夫が必要
フリーランスが安定して仕事を獲得するには、「案件獲得の経路を増やす」「常にスキルアップを意識する」などの工夫が必要です。
すでに紹介した通り、フリーランスが仕事を探す方法はたくさんあります。いくつかの方法でなかなか案件を獲得できない時は、積極的にほかの方法も試してみましょう。案件獲得の経路を増やせれば、その分だけ仕事を得られる可能性も高くなります。
また、スキルや能力が低ければ、いくら営業活動に力を入れても依頼は来ません。スキルや能力を再確認し、不足している部分があればスキルアップを目指しましょう。仕事を得るためには、高いスキルや能力を身につけたうえで実績を増やす必要があります。
クレジットカードの審査で不利になることがある
フリーランスはクレジットカードの審査で不利になることがあるので注意が必要です。特に会社を辞めて独立する場合、どうしても社会的な信用が落ちてしまうことがあるので、クレジットカードを作りにくくなる場合もあります。
副業として活動をするのであれば問題ありませんが、独立を考えているのであれば、会社員のうちにクレジットカードを作っておきましょう。
自己管理能力が問われる
フリーランスには、自己管理能力が求められます。会社員と違って上司や同僚からの直接的な指導や指示がないため、自分自身でスケジュールを組み、タスクを優先順位付けし、時間を管理しなければなりません。また、体調を崩すと収入に直接影響するため、適度な休息と適切な飲食、運動を通じての自己管理が必要となります。
過剰な仕事量はストレスを生み、健康や作業品質に影響を及ぼす可能性があるため、自分自身がこなせる仕事量を見極めることが大切です。
収入が安定しない場合もある
フリーランスとして働く一方で、収入が安定しないことも考慮する必要があります。収入を安定させるためには、常に新たな仕事を獲得し続けなければなりません。仕事を獲得するためには、自身のスキルを継続的に向上させ、クライアントとの信頼関係を築くことが重要となります。
また、収入が少ない時期は蓄えておいた資金で生活できるように、計画的に資金管理をすることが求められます。
フリーランスの仕事に関するよくあるQ&A
フリーランスとして働くとなると、分からないこともたくさんあるのではないでしょうか。保険や手続きの流れ、必要な準備などよくある質問をまとめました。
フリーランスの平均年収はいくら?
フリーランスの平均年収について、フリーランス白書2023によると、全体の年収は「200万〜400万円未満」が27.9%と最も多く、「400万〜600万円未満」が20.9%、「200万円未満」が19.5%と続きます。エンジニアや技術開発系の分野に限定すると、年収400万円未満が22.2%、年収400万円以上が77.0%でした。
令和4年分 民間給与実態統計調査によると、2022年の給与所得者の平均給与は458万円でした。職種によっても実際の給与は異なりますが、平均を比較するとフリーランスも会社員も同等の水準の年収は得られると分かります。
フリーランスに向いてない人の特徴は?
フリーランスの仕事に向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 専門的なスキルがない
- 1人で仕事を進めるのが苦手
- 環境の変化が苦手
大前提としてフリーランスとして活躍するなら専門スキルが必要です。そのため、クライアントにアピールできるスキルがない場合は、案件獲得は厳しいでしょう。そのほか、1人で仕事を進めるのが苦手で孤独に耐えられない人や変化に柔軟に対応できない人は、フリーランスは辛く感じる可能性が高いといえます。
女性に向いているフリーランスの仕事は?
女性がフリーランスとして仕事をするなら、隙間時間などでも始めやすい以下のような仕事がおすすめです。
- 事務職
- サービス職(インストラクター)
- Webデザイナー
- イラストレーター
- ライター
- 写真家
- エンジニア
職種によって求められるスキルは異なりますが、使用するツールの操作スキルや特定の分野に特化したスキルなどがあるとよいでしょう。また、女性ならではの視点を活かした提案や優れた美的センスなども役立ちます。
女性フリーランスに向いている仕事について、より詳しく知りたい方は以下の記事を確認してみましょう。
フリーランスとして仕事をするうえで必要な手続きはある?
フリーランスとして仕事をする場合に必要な手続きは開業届です。開業の際は、納税地の税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出しなければなりません。
この手続きは費用がかからず簡単にできます。開業届の後で青色申告承認申請書を提出することで青色申告ができるようになり税制面で優遇を受けられます。独立している場合、開業届を早めに提出した方がメリットが大きいでしょう。
フリーランスが「やめた方が良い」と言われる理由は?
フリーランスをやめたほうが良いと言われる理由は主に以下です。
- 社会的信用が低下する
- 景気悪化による業績低下が契約解除の原因となることがある
- クライアントの探索や案件獲得のための営業活動が厳しい
フリーランスは収入が不安定であるため、返済能力が低いと見なされ、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。また、景気悪化により業績が落ちたとき、企業がすぐに契約を解除する可能性もあるため、フリーランスになる際はこれらの点を考慮しなければなりません。
フリーランスの社会保険や税金はどうなる?
先ほども少し触れましたが、フリーランスになると健康保険や年金などの手続きが必要です。フリーランスが加入する保険は主に以下の4パターンです。
- 国民健康保険
- 国民健康保険組合
- 親族の健康保険(被扶養)
- 会社員時代の保険(任意継続)
健康保険に加え、国民年金の加入手続きも必要です。さらに、確定申告も必要になるので、手続きの仕方や税金の計算方法なども学ばなければなりません。
会社員のうちにどのような準備をしておくべき?
会社員からフリーランスになる場合、主に以下の準備をしておくとよいでしょう。
- クレジットカードの契約
- 不動産の賃貸契約
- 仕事用銀行口座の開設
- 生活費の貯蓄
クレジットカードや不動産の契約をしておいた方がよい理由は、フリーランスになると審査が通りにくくなることがあるからです。また、仕事用の銀行口座を開設すると、「会計管理がしやすくなる」などのメリットがあります。生活費の貯蓄は、フリーランスとして早く成果を出すことや、長期的に求められる人材になるために重要です。
まとめ
フリーランスの仕事の種類は非常に多く、求められるスキルも異なるため、自分の現状のスキルにマッチした仕事選びをすると独立後の成功率が高まります。そのうえで、事前に健康保険や国民年金の準備を進めておくと、安心してフリーランス活動ができるでしょう。
「ITプロパートナーズ」では、フリーランスのエンジニアやマーケター、デザイナーなどの案件を豊富に取り扱っています。高単価の案件や週2〜3日から働ける案件も多く、柔軟な働き方も可能です。
フリーランスの案件を探しているのであれば、ぜひご登録ください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!
フリーランスとはいえ、会社の一員になるという点では違いはありません。
即戦力扱いのため、1人称で仕事ができるスキルは最低限必要です。そしてそれと同じくらい求められているのが、会社に対する情熱だと思いますね。
例えば、業務改善に対して会社員よりも意欲的だったり、会社の業績のアップダウンに対して同じように一喜一憂できる姿勢など、会社員以上に会社のために動くことが求められています。
たとえば、スキルが200の人と100の人がいたとして、前者は業務に対する士気が低く後者が高い場合、熱量の高い人が採用される。この点は会社員であろうとフリーランスであろうと変わりませんし、従業員以上に従業員らしく振る舞うことは求められていると感じます。