フリーランスで仕事がない時・途切れた際にすべきこと7選と予防策

こんにちは、ITプロマガジンです。

「フリーランスなのに仕事がなくなってしまった…!」
「このままだと案件が途切れそう…」

フリーランスの方の中には、このような不安を感じている人もいるのではないでしょうか?

特に独立して間もないフリーランスは仕事の獲得が難しく、仕事が増えないケースも珍しくありません。そのような事態に陥らないためには、仕事がない原因を把握し、適切な対策をとることが大切です。

そこでこの記事では、フリーランスで仕事がない人が今すぐできる解決策や、今後仕事が途切れないために今からできる対策を解説します。状況に応じて利用できるフリーランス支援制度も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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目次

現状仕事がないフリーランスが今すぐ出来る行動・解決策7つ

まずは今仕事がない状況にあるフリーランスの方に、すぐにでもとってほしい行動を7つピックアップしました。

  • 1.知人や過去の取引先に連絡する
  • 2.フリーランスエージェントに登録する
  • 3.クラウドソーシングや求人サイトを活用してみる
  • 4簡易的な副業をする
  • 5.無駄な支出を見直す
  • 6.支援制度やサービスを確認する
  • 7.フリーランス以外の選択肢も視野に入れる

緊急度の高い方は一つずつチェックしてみて下さい。

1.知人や過去の取引先に連絡する

知人や過去の取引先といった人脈を頼るのは、フリーランスとして案件獲得方法として大切なことです。

仕事に繋がる可能性のある方とは、日頃から繋がりを意識して行動しておくと、案件がない時に助けてもらえるかもしれません。過去にお世話になった取引先も同様、一つの案件ごとに誠実に適切な結果を出すことも意識した行動をとることも大切です。

知人や過去の取引先を頼る場合、直接連絡(電話、メールなど)するか、SNS上で発信するという選択肢があります。

直接会う機会があれば、その際それとなく案件がないか聞いてみることもできるでしょう。普段から繋がりを持てるように意識して行動しているフリーランスの方にとって、それほどハードルの高いことではありませんが、そうではない場合いきなり仕事がないか聞くのは気が引けることもあるかも知れません。その場合はSNS上で情報発信すると良いでしょう。

日頃から電話やメールで繋がり維持するよりも、SNSで繋がっておくことで気軽にやり取りしたり現状を把握してもらいやすくなります。もちろん、知り合い以外からも仕事を受注できる可能性も。フリーランスとして活躍していくために、SNSも積極的に活用していきたいところです。

2.フリーランスエージェントに登録する

フリーランスエージェントとは、フリーランスの案件獲得をサポートしてくれるエージェントサービスです。エージェントには営業担当者やキャリアカウンセラーが在籍していて、案件紹介から契約交渉、営業活動、事務作業などの対応を任せられます。

フリーランスに寄り添ったサポートが受けられるエージェントを頼ることで、スムーズに案件獲得できたり、今後進みたいビジョンに沿ったキャリア形成のサポートが受けられるでしょう。

弊社「ITプロパートナーズ」は、週5日の常駐案件だけでなく、リモートワーク可能な案件や週2・3日から参画できる案件も豊富に扱っているエージェントです。エンジニアやWebデザイナーなど、ITやWebに関するさまざまな職種の案件があります。

仲介会社を経由せず直接契約しているため、案件は全体的に高単価です。条件の交渉は専属エージェントに任せられます。また、ベンチャーやスタートアップの案件も多く、いまの職種で新しい経験を積みたいと考えている人にもおすすめです。

そのほか活用できるおすすめのエージェントは、以下の記事で紹介しているのであわせてチェックしてみてください。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

3.クラウドソーシングや求人サイトを活用してみる

フリーランスが仕事を探す方法としては、クラウドソーシングや求人サイトもあります。

クラウドソーシングはオンラインで直接仕事の依頼ができるサービスです。以下では、おすすめのクラウドソーシングや求人サイトを紹介します。

クラウドソーシング特徴
ランサーズ・システム開発・運用やweb制作・デザインのような案件が多数
・エンジニア向けの案件がやや多い
クラウドワークス・システム開発・運用やWEB制作・デザイン案件、ライティング案件がメイン
・仕事がない隙間時間にできる副業を探す方にもおすすめ
ココナラ・自分のスキルを使ってできることを出品するサービス
・イラスト、Webサイトの構築、マーケティング、翻訳、文章の添削、占い、悩み相談など、多種多様なジャンルのスキルが出品
・たくさん出品すると多くの人から注目される
indeed・Web上に公開されている求人情報を一括で検索できるサイト
・仕事内容に関するキーワードと勤務地を指定して検索すると、Web上からさまざまな案件をピックアップ

求人サイトは正社員やアルバイトなどの求人が多いイメージがありますが、フリーランス向けの業務委託の案件も掲載されています。

おすすめのクラウドソーシングサイトはこちらの記事で、フリーランス向け求人サイトはこちらの記事でそれぞれ詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

4.簡易的な副業をする

手軽に収入を得るには、不要になった品をメルカリやヤフオクで販売するという方法もあります。

また最近は自作した作品をcreemaなどで販売する方も多くいます。趣味を収入に変える事もできますから、仕事のない時期を前向きに楽しむにも良い方法ですね。

同じように自作アプリを販売する方法もありますが、この方法を選ぶ場合ご自身のポートフォリオとしても活用でき、スキルアップにも繋がるためおすすめです。

独学でも対応できるホームページ作成・メンテナンス・アプリ制作などの副業なども掲示されていますから、様々な方法で収入を得ることを検討してみてはいかがでしょうか。

ネット副業おすすめ21選!初心者向け・高収入など目的別で紹介

5.無駄な支出を見直す

仕事がない時には支出の無駄を見直してみることも有効な策です。

支出を見直す上でもっとも有効なのは固定費を削減すること。仕事がない期間、できるだけ外食を減らし節約を意識した自炊に切り替えることも一手。

今や1人一台は必須になっているスマホの通信費、これも格安スマホに切り替えれば月3,000円未満でもスマホを持つことはできます。

またテレワーク可能な案件を探すなら、都心から地方へ引越したり、一旦実家に帰ったりすることで、年間の支出は大きく削減することができるでしょう。

仕事を見つけることだけでなく、毎月の支出を減らすことで負担軽減することもあわせて考えてみるのもおすすめです。

6.支援制度やサービスを確認する

仕事がないフリーランスが頼れる2つの支援制度がありますから、支援対象に該当するか検討してみましょう。

売り上げ減少により事業継続が困難な場合の支援と、収入が激減・途絶えてしまった時の家賃に対する支援がありますが、それぞれ支援を受けるには定められた条件に合致していることが求められます。

状況に応じてフリーランス支援制度を受けよう」で詳しく解説していますのでお目通しください。

7.フリーランス以外の選択肢も視野に入れる

フリーランスの仕事がないと悩んでいる場合、無理にフリーランスにこだわる必要はありません。スキルや経験をアピールすれば、正社員に戻ることも十分可能です。もちろん、フリーランスとして働きたいという強い気持ちがあるなら、フリーランスとして頑張り続けてもよいでしょう。

しかし、仕事がないときに自分を追い込みすぎると、精神的なバランスを崩す恐れがあります。選択肢の1つとして、フリーランス以外の他の道もあると認識しておくと気持ちが楽になります。

フリーランスから正社員になるには?転職・再就職のコツと注意点

フリーランスで仕事がない人の特徴や原因5つ

仕事がない、という状況に陥るフリーランスは特徴や原因があります。あなたはこれらの特徴に当てはまっていないでしょうか?

まずは原因を知り、案件をスムーズに獲得できるフリーランスでいるために役立てていきましょう。

1.実績・スキル不足

フリーランスは、社員以上にシビアであると認識しておくことが大切です。

スキルがあれば契約延長や次の案件にも声がかかるところも、スキル不足と判断されれば単発で終わってしまう原因に直結します。

スキルを裏付けするだけの実績があるかどうか、これはフリーランスとして案件獲得の最低限の目安としてチェックされるもの。あまりにも実績がない、経験年数が短過ぎる、過去の案件での参画期間が短い、というのも嫌煙されてしまう原因になります。

参画期間が短いのがなぜ良くない評価に繋がるのかは、スキルや人格、就業態度に問題があるのではないかと懸念されるためです。個々の案件できっちりと結果をだし、着実にステップアップしながら、経験年数にみあったスキルやノウハウを身につけていくことが大切です。

フリーランスに必要なスキル一覧!基礎編/職種別に分けて紹介

2.提案力や営業力が弱い

フリーランスの仕事がなかなか得られない原因の1つとして、提案力や営業力の弱さがあげられます。

例えば、どの案件に対しても同じ提案文を送っている場合、クライアントに十分な魅力を伝えられず、他のフリーランスに依頼される可能性があります。提案文は案件ごとに作成し、クライアントのニーズを満たす提案を行いましょう。

また、営業活動が弱い=「受動的な態度」で構えているのはフリーランスとして活動する上でおすすめしません。

案件参画中には他のチームや元請けから参画している方と繋がれるよう意識したり、エージェント企業に登録しておく、SNSなどでポートフォリオを掲載するなど、案件獲得に繋がりそうな行動を積極的に取りましょう。

営業ができない・苦手なフリーランスでも使える案件獲得の方法とコツ

3.人脈が少なく特定の取引先に依存している

フリーランスにとって案件獲得は営業だけでなく、友人・知人や過去の取引先での繋がりなど、人脈がものをいうことも多くあります。

個人的な繋がりだけでなく、フリーランス向けエージェント企業との繋がりも、フリーランスにとって心強い人脈になり、カンファレンスなどに参加した時に知り合った方との繋がりで助けられることもあるでしょう。

仕事がない状況にならないためにも、日頃から人脈を獲得することに積極的になることはおすすめです。

以下の記事では、フリーランスの仕事の探し方と継続して案件を取る方法を紹介しているので、併せて参考にしてください。

フリーランスの仕事の探し方・取り方11選!案件を継続するコツも紹介

4.仕事を選びすぎている

仕事がなくなる原因が、仕事を取捨選択しすぎていることにあるケースも考えられます。

フリーランスとして自分の将来のビジョンを明確にもつこと、またそのために仕事を選ぶことも必要ですが、条件が厳し過ぎることはないか立ち止まって考えてみましょう。職種によっては案件数が少ない時期もあります。

また寄り道しすぎてしまったかもと思うような案件でも、思わぬ収穫が得られることもあるので、ある程度妥協した方が良いということも覚えておいてください。低単価な案件でも自分の実績や交渉次第で単価を上げることができるので、丁寧なコミュニケーションを心掛け、連絡を取りましょう。

5.目の前の仕事に囚われすぎている

フリーランスとしてコンスタントに収入を得るには、目の前の仕事を着実にこなす必要があります。ただし、目の前の仕事だけにとらわれていると、チャンスを掴み損ねる可能性もあります。たとえば、実績になる案件なら、単価が相場より低くても受注したほうがよい場合もあるでしょう。後から高単価な案件を得られるきっかけになるかもしれません。

目先の利益だけでなく、将来のことも考えた行動をとらないと、フリーランスとしての生き残りは難しくなります。

現役フリーランスは仕事がない・途切れた時どうしてた?口コミを調査

フリーランスとして働いている人は、仕事がない時や途切れた時にどうしているのでしょうか。ここでは、口コミをもとに解説します。

プラス思考を保つ

仕事がないときは落ち込みやすいですが、プラス思考を保つことが大切です。後ろ向きな気持ちでいると、空回りするケースも少なくありません。たとえば、相場より安い単価の案件を受注して後悔したり、自分のスキルでは対応しきれない案件に無理に応募したりする恐れもあるでしょう。仕事がないときも、焦らず自分のペースで仕事探しに取り組むべきです。

情報発信を強化し自動化に注力した

仕事がなくて時間に余裕があるなら、情報発信に力を入れるのもおすすめです。たとえば、ポートフォリオの情報を増やしてSNSで発信すれば、仕事を依頼できるフリーランスを探している人の目にとまる可能性があります。すぐに効果が出なくても、情報発信を続けていると徐々に依頼が増えるかもしれません。さまざまな媒体を積極的に活用し、仕事を獲得するまでの流れを自動化しましょう。

人との繋がりをつくった

フリーランスが仕事を獲得するには、人との繋がりも重要です。人脈から仕事につながるケースはよくあります。仕事がないときこそ、人との繋がりを増やすチャンスであると捉えましょう。知り合ってすぐに仕事を紹介してもらえるとは限りませんが、仕事が発生した際に声をかけてもらえる可能性があります。

フリーランスとして「仕事がない」状態にならないための8つの対策

今後フリーランスとして「仕事がない」という状況に陥らないため、今からできること、準備しておくべきことについてポイントでまとめました。

1.常にスキルアップや情報収集を怠らない

フリーランスとして仕事をする上で、日頃からのスキルアップや情報収集は欠かせません。

近年IT分野を中心に技術革新が進んでいるため、最新情報に目を光らせながら自分の仕事に役立つスキルについて理解を深めましょう。

時代の流れにあった新しいスキルを身に着けていく、そのための情報をキャッチするアンテナを張っておくことも大切です。ベンチャーやスタートアップ企業がどのような動きをしているのか、海外ではどのような技術が求められているのかなど、定期的にチェックしていくことで時代に求められるフリーランスでいることができます。

2.人間関係や人脈を積極的に築いていく

フリーランスで仕事を長く続けるためには、人間関係や人脈を築いていきましょう。

フリーランス白書2020」(前掲)の統計によると、既存の取引先から高額の仕事を受注できるケースが多いと言われています。クライアントとは丁寧なコミュニケーションを行い、仕事の品質にこだわりましょう。

また人脈があれば仕事の依頼を増やせるだけでなく、悩みを相談できる仲間も得られる可能性があります。仕事につながる人脈を増やせるフリーランスコミュニティもあるため、気になるものがあれば参加してみてください。たとえば、以下のフリーランスコミュニティがあります。

フリーランス向けのコミュニティについて、さらに知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

フリーランスにおすすめのコミュニティ12選!選び方も紹介

3.仕事と並行して営業活動も進める・改善する

フリーランスとして活躍するには今後の仕事につながるよう、営業活動を意識した行動をとることも大切です。

案件に参画している間は今すべき業務に集中したくなってしまうものですが、それだけではフリーランスとしての活動は不十分です。

人脈がない、営業力が弱いと思っているのであれば改善すべく行動を起こしやすいのも案件参画中のタイミングであることを意識しておきましょう。

色々な人、多くの企業の方とつながりを作っておくことが容易にできる時間ですから、貴重な時間を無駄にしないようにしたいところ。

リアルなつながりだけでなく、今の時代だからこそともいえるSNSを拠点に営業活動することも視野にいれつつ、柔軟に行動していくこともおすすめです。

フリーランスの営業方法7選!案件獲得のコツや営業せず仕事を取る方法も

また忘れてはいけないポイントとして、常に今の仕事の次を考えておくべきということがあります。

今のあなたに限られた取引先しかないのであれば、案件獲得しやすくなるよう、フリーランス向けのエージェントに登録しておき、案件情報をチェックしたり、退出時にスムーズに次の案件に参画できるよう準備をすることも営業力強化といえます。

4.ブログ・SNSで情報発信をする

Facebookや Twitter、ブログなどを使いこれまでの実績をアピールすることで案件獲得に繋がるケースもあります。

すれば良いというものではなく、すれば必ず案件獲得に繋がるというものではありませんが、今は企業もSNSにより情報発信したり情報収集するのが盛んです。

こういったツールを活用することで人脈を広げ仕事を得やすくする効果も狙えますから、フリーランスとして仕事をするのならぜひチャレンジしていきたいところですね。

5.ポートフォリオを作る・充実させる

ポートフォリオを準備して自分を相手(企業)にとってより魅力的にみせることはことができれば案件獲得率もアップします。

ポートフォリオを作成する上で重要なのは「相手にわかりやすい」・「自分を採用することでどのようなメリットがあるかを理解してもらう」内容を意識すること。

フリーランスとして幅広く活躍したい、と考えるのであれば特定の業種や企業に向けたポートフォリオだけでなく、アピールしたい業種の企業にとってわかりやすく構成することも考えましょう。

これまでどのような実績があるのか、ということと合わせて作成した作品、エンジニアであればアプリやホームページ・システムなどで提示可能なものを掲載すると良いでしょう。

その上で自分だからできたとアピールできるポイント(開発期間が短い、特に注力した画期的な点があるなど)があれば、アピールしていくのも忘れないでください。

6.長期案件を獲得する

フリーランスとして安定的に働くには、長期案件の獲得がカギになります。同じクライアントから長期的に仕事を得られれば、その期間は収入も安定します。長期案件を獲得するには、信頼して仕事を任せられる人材だと判断されなければなりません。高いクオリティを発揮するのはもちろん、クライアントと接する際のマナーにも気をつけましょう。

フリーランスが長期案件に参画するメリットや注意点、獲得方法

7.体調管理を徹底する

フリーランスとして働くうえでは、体調管理も重要です。体調を崩して仕事ができなくなると、クライアントに迷惑がかかります。体調不良になるのはやむを得ない場合もありますが、何度も繰り返せば信頼を失う原因になるでしょう。

また、病気や怪我により長期的な療養が必要になれば、フリーランスとしての活動も長期間ストップします。そうなると、仕事を再開しようとしても、案件がなかなか見つからない可能性があります。過去に契約していたクライアントと再び契約できるという保証もないため、注意が必要です。

8.柔軟に働き方・職種を変える意識を持つ

フリーランスとして生き残りたいと考えるなら、働き方や職種にこだわりすぎないほうがよいでしょう。たとえば、フルリモート以外の仕事は受けないと決めてしまうと、案件の選択肢も極端に狭くなります。可能な範囲で、働き方の幅も広げる必要があります。

また、自分のスキルで対応できるなら、ほかの職種として働くことも検討しましょう。異なる職種で仕事を探せば、すぐに案件が見つかるパターンもあります。

稼げるフリーランスの仕事13選と稼ぎ方!平均年収や稼ぐ人の特徴も解説

仕事がないフリーランスが感じやすい不安とその解消法

フリーランスにとって仕事がない期間というのは、さまざまな不安を感じやすい時期です。

とはいえ、不安を感じているばかりでは良くありません。このような時に有効な行動をあらかじめ認識しておくことで不安を軽減し前向きな行動につなげていただけるのではないでしょうか。

仕事がないことで感じやすい不安と解消法について解説します。

この先もずっと仕事がないかもという不安

フリーランスとしてやっていきたい、でもこのまましばらく仕事がなかったらどうしよう…という不安を強く感じてしまうのもフリーランスならでは。

このような時にぜひしていてだきたいのはエージェントに登録することなのです。今すでに一つ登録しているのであれば別のエージェントにも登録してみましょう。

エージェントサービスには独自のツテから案件情報を得ていることもありますから、一つではなく複数登録する、というのがポイントです。まずはできることから案件獲得のために行動を起こしていきましょう。

時間を持て余してしまう不安

仕事がないということで時間を持て余す、無駄にしてしまうということに不安…このような精神状態にあるときにこそ、この機会をいかし時間を有効活用することで不安を解消できます。

求職しながらスキルアップをするというのも、この時期だからこそできること。

  • 新しい言語を学ぶ
  • ポートフォリオを充実させるため制作する
  • オンラインセミナーを受講する

スキルアップは案件獲得にも有利に働きますから、仕事がなく時間があるときだからこそ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

仕事を断ると次がないかもという不安

求職しているとはいえ、あまりにも安い単価や内容的に請られないと感じるような案件を相談されることもあるでしょう。

「こんな時にまで仕事を断っていては次がないのではないか…」と不安に感じてしまいがちなタイミングですね。妥協が必要なタイミングもありますが、妥協するべきではない時もあります。

どのように判断すべきか理解することでこの不安は解消できますから、以下のポイントを参考に検討してみてください。

  • 今回の取引先と今後に繋がる可能性はあるか
  • 業務内容と単価が見合っているか
  • 自分のキャリアにとってプラスになる案件か

今後の可能性の広がりが期待できる場合には妥協もありですが、そうではない場合は妥協すべきではないと線引きすると簡単に考えることができます。

フリーランスには必然ともいえる仕事のない時期の悩みですが、案件が動きにくい時期というのもありますので、ネガティブ思考にならないですむような考え方と行動を意識しましょう。

フリーランスが抱えやすい不安とは?原因や解消法を解説

仕事がないフリーランスが気をつけるべき事

フリーランスとして活動していると、時にどう努力しても案件を獲得できない時期を越えなければならない時もあります。

案件が動き出す時期を前に運悪く案件が終了してしまったり、退出せざるを得なくなってしまった場合に受注条件を見直すべきなのかどうかを判断するのも難しいですよね。

ここでは皆さんが迷ってしまったときにどのようにして判断し行動していけば良いか解説していきますので、目を通してみてください。

無闇に単価を下げすぎない

無闇に見境なく単価を下げる事はやめておきましょう。

もちろん、切羽詰まっている時は「安くてもいいから仕事が欲しい」と思う事もあるでしょう。少しでも収入源を作りたくなりますよね。

しかし、単価が下がりすぎると今後のキャリアにもよい影響を及ぼしません。ですから単価を下げるにしても無理のない範囲で、「これ以上は絶対に下げない」というラインを決めておきましょう。

余りに低すぎる単価で安売りしてしまうと、モチベーションも低下しますし、今後同じ顧客から案件獲得の機会があるときにも単価の低い状態で請ける地盤をつくってしまうことにもつながります。

フリーランスの単価の決め方は?注意点や単価の上げ方も紹介

焦ってたくさんの案件に応募しない

仕事がないからといって、焦ってたくさんの案件に応募しないようにしましょう。無計画に案件を受注すると、仕事が増えすぎてキャパオーバーになるリスクがあります。受注した案件にきちんと対応できない場合、信用が下がる原因になります。その結果、より仕事を得にくい状況になる恐れがあるため、注意が必要です。

単価交渉をしっかりする

単価を下げることを前提に話をすすめないようにする、というのがここでお伝えしたいポイントです。

単価交渉をしっかりする、ということはあなたの請ける業務の内容や範囲に見合った単価だと納得できるものにするために必要なこと。

業界として見ても不景気の波が来ている、というような状況であればある程度の単価の見直しは必要ですが、案件獲得に躍起になりすぎ、低すぎる単価で業務を請け負ってしまうことは後々あなたの首をしめる要因となってしまうのです。

フリーランスエンジニアの単価交渉のやり方と4つのコツ【例文付き】

関連性の低い副業は避ける

仕事がない状態にあると、普段自分がしていないような副業をしてしまいがちです。しかし、自分の本業と関連性が低い副業やアルバイトは避けた方が良いでしょう。今後のスキルアップに繋がらず、単価アップや収入の向上には繋がりにくいためです。

副業での仕事を獲得できない原因を分析した上で、関連性があるものや今後のスキルアップに繋がるものを選択しましょう。

ネガティブな情報発信は避ける

フリーランスとして活動するうえでは、SNSやブログによる情報発信も効果的です。しかし、情報発信する際は、ネガティブな内容にならないよう注意しましょう。

たとえば、仕事がないことに対する不満をもらしたり、何でもいいから仕事が欲しいと書き込んだりすると、信用を落とす恐れがあります。反応がないからといって誰も見ていないとは限りません。情報発信する際は、なるべくポジティブな内容を心がけてください。

状況に応じてフリーランス支援制度を受けよう

フリーランスは、業績の悪化や売り上げの低下などさまざま状況において、独自の支援制度を受けられることがあります。

  • IT導入補助金
  • 小規事業者持続化補助金
  • 住宅確保給付金
  • 国民年金保険料の免除制度・猶予制度

それぞれの支援制度の特徴や魅力について、紹介します。

IT導入補助金

IT導入補助金とは、フリーランスを含む中小企業や小規模事業者向けにさまざまな経営課題を解決するためのITツール導入支援の補助金です。

目的に合わせて申請できる枠は、以下の5つです。

申請可能枠特徴
通常枠自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化・売上アップをサポート
インボイス枠(インボイス対応類枠)インボイス制度に対応した会計ソフトや受発注ソフト、決済ソフト、PC・ハードウェア等を導入し労働生産性の向上をサポート
インボイス枠(電子取引類型)インボイス制度に対応した受発注システムを商流単位で導入する企業をサポート
セキュリティ対策推進枠サイバー攻撃の増加に伴う潜在的なリスクに対処するため、サイバーインシデントに関する様々なリスク低減策をサポート
複数社連携IT導入枠サプライチェーンや特定の商圏で事業を営む「商業集積地」に属する複数の中小企業・小規模事業者が連携してITツールを導入し、生産性の向上を図る取り組みをサポート

IT導入補助金を活用することで、ソフトウェア費やクラウド利用料などの補助を受けることができます。申請枠によって異なりますが、最大450万円が補助金となるので、積極的に応募してみましょう。

小規模事業者持持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、フリーランスのような小規模事業者が直面する働き方改革やインボイス導入などの制度変更等に対応するため、経営計画を作成したり販路開拓の取り組みなどの経費の一部を補助するためのものです。

IT導入補助金と同様、さまざな枠が設けられており、それぞれの上限補助額は以下のとおりです。

申請可能額補助額上限
通常枠50万円
賃金引き上げ枠200万円
卒業枠200万円
後継者支援枠200万円
創業枠200万円
インボイス枠100万円

具体的な支援内容や申請手順はガイドブックを確認し、自分に合った枠に応募しましょう。

住宅確保給付金

住宅確保給付金は厚生労働省で行われている特例貸付です。

お住まいの自治体により上限額が変わりますが、生活保護で支給される住宅費を上限に、家賃額を原則3か月(延長は2階まで可能で最大9か月)支給してもらえるもの。

支援を受けるには以下4つの条件をクリアすることが求められます。

  • 主たる生計維持者が離職廃業後2年以内、もしくはそれと同等に収入が減少していること
  • 直近月の世帯収入が市町村民税非課税の1/12相当の額と家賃の合計額を超えていないこと
  • 世帯預貯金額が100万円未満かつ各市町村で定められている基準額6月分を超えていないこと
  • 廃業中の場合ハローワークに登録し熱心に求職活動する、そうでない場合には生活再建支援プランに沿った行動をとる

条件をクリアできる人は申請してみると良いでしょう。

国民年金保険料の免除制度・猶予制度

フリーランスの仕事がないときは、国民年金保険料の支払いが難しくなる場合もあるでしょう。収入が減少している場合、国民年金保険料の免除または猶予ができる可能性があります。ただし、免除または猶予を適用するには申請が必要です。条件を満たしていなければ、申請しようとしても認められません。細かい条件が定められているため、以下から詳細を確認したうえで検討してください。

参考:国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度

まとめ

フリーランスは特に独立直後は仕事の獲得が難しく、仕事がないことに悩みがちです。そのような場合は、人脈獲得やスキルアップを通じて、仕事を獲得する必要があります。それでも心配が尽きないような場合は、単価を確保するよう努力をしつつ、必要に応じて支援制度を利用することも選択肢です。

ITプロパートナーズ」は高単価の案件が豊富で、スキルや実績があれば独立直後からでも高単価の案件を獲得可能です。フリーランスの賠償責任保険や所得保障制度の用意、保険に関するトラブル対応、アドバイスまでサポートしています。フリーランスの仕事獲得にお悩みであれば、ぜひご登録ください。

フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
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