フリーランスプログラマーになるには?必要スキルや案件獲得方法

こんにちは、ITプロマガジンです。

現在プログラマーとして働いている人やプログラミングを学んでいる方の中には、自由度の高い働き方を求め、将来的にフリーランスとして独立したいと考えている人も多いでしょう。しかし、「どの程度のスキルや経験が必要なのか」「会社員とフリーランスでどんな違いがあるのか」など、様々な疑問があるかと思います。

本記事では、フリーランスプログラマーのなり方やメリット・デメリット、求められるスキルなど、独立前に知っておくべきポイントを解説します。年収目安や案件獲得方法なども紹介するので、フリーランスを検討されている方はぜひ参考にしてください。

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Contents

フリーランスプログラマーとは?

フリーランスプログラマーとは、プログラマーとしてのスキルや経験を活かしながら、特定の企業に所属することなくフリーランスとして働く人のことです。

以下では、フリーランスプログラマーの具体的な仕事内容や、活躍しやすい年齢について解説します。

フリーランスプログラマーの仕事内容

プログラマーは、システムエンジニアが設計した内容に基づいて、プログラミング言語を活用しながらシステムやソフトウェアの開発を行います。ただしフリーランスプログラマーの場合、設計業務まで含めた開発工程全般を担当しているケースも多いようです。

特定の企業に所属していないため、就業規則や社内ルールなどの規定に縛られることなく自分のペースで仕事を進められます。そのため、複数のクライアントからの案件を掛け持ちしているフリーランスプログラマーも珍しくないほか、会社員を続けながら夜間や休日のみ働く副業のフリーランスプログラマーもいます。

フリーランスプログラマーとして活躍しやすい年齢

ITプロパートナーズで50名を対象に行った調査によると、フリーランスエンジニアとして活躍している人の平均年齢は39.2歳でした。実際の年齢の分布は以下の通りとなっています。

平均年齢:39.2歳
年齢人数
20代前半0人
20代後半3人
30代前半9人
30代後半12人
40代前半14人
40代後半12人

これを見ると、30~40代がボリュームゾーンとなっており、20代ではまだフリーランスプログラマーとして活躍している人が少ない傾向にあることが読み取れます。

また、この調査では最高年齢が49歳でした。基本的にフリーランスプログラマーに年齢制限はなく、クライアントとの信頼関係を築ければ長期間にわたって契約を継続することも可能です。定年もないため、工夫次第では会社員より長く働くこともできます。

フリーランスエンジニアに年齢の限界はある?年代別の実態と生存戦略

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フリーランスプログラマーになるために必要なスキルや実務経験

フリーランスプログラマーとして生計を立てていくには、必要なスキルを身につけなくてはなりません。会社員時代はさほど重要でなかったスキルが、フリーランスという立場になるとほぼ必須になることもあります。フリーランスプログラマーに必要なスキルや実務経験について解説します。

できれば3年以上の実務経験

フリーランスプログラマーになるには、3年以上の実務経験があると有利です。3年以上の実務経験があると、フリーランスになっても比較的スムーズに案件を獲得できます。

経験が少ない場合も、なるべく経験を積んだうえで独立することをおすすめします。例えば実務経験が1年以上あれば、簡単な副業案件を獲得できる可能性が出てくるでしょう。

フリーランスプログラマーは未経験からでも目指せないわけではないものの、独学でスキルや知識を身につけて独立するのは決して簡単ではありません。基本的には、実務経験を積んで準備を整えたうえで、フリーランスになることをおすすめします。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の単価相場

需要のあるプログラミング言語を扱うスキル

フリーランスプログラマーには、需要のあるプログラミング言語を扱うスキルが必要です。フリーランス案件では、応募条件として特定の言語に関するスキルや開発経験が求められるため、需要のあるさまざまな言語を扱えるようになることで、応募できる案件の選択肢が広がります。

また、フリーランスプログラマーは会社員のように先輩や周囲のメンバーを頼ることができません。1人で責任を持って仕事を進められるだけのレベルが求められることにも注意が必要です。

コミュニケーションスキル

フリーランスプログラマーといっても完全に1人で仕事をすることは少なく、複数のスタッフで結成されるプロジェクトチームの一員として働くのが一般的です。つまりプログラミングだけしていればよいというわけではなく、メンバーと情報を共有し、業務を円滑に進める工夫が求められます。

コミュニケーションスキルはそのために必要なものです。自分の仕事をこなすだけでなく、チーム全体のことも考えながら働く力を身につけておきましょう。また、営業をかけて案件を獲得する際にも必要になってきます。

リサーチスキル

IT業界では日々新しい技術が登場し、トレンドが激しく移り変わります。その変化に乗り遅れないためにも、リサーチスキルは必須です。特にフリーランスプログラマーは会社員と違って上司や先輩を頼れないため、全てを自分で調べる必要があります。

また、フリーランスプログラマーは税金・保険料についての事務処理や、確定申告なども自分で行わなくてはなりません。本業に関することだけではなく、フリーランスとして生活するために必要となる全ての事柄について、幅広くリサーチできるスキルが求められます。

セルフマネジメントスキル

セルフマネジメントスキルも、フリーランスプログラマーに必要となる重要なスキルの1つです。会社員のように就業規則や社内ルールに縛られることなく自由に仕事ができる反面、案件の量や進め方については自分で管理しなくてはなりません。特に、納期を守るためのスケジュール管理は必須といえます。

また、高いパフォーマンスを発揮するための体調管理も重要です。さらに、1人で黙々と仕事を進めることが多いため、適度なストレス発散によるメンタルの管理も欠かせません。これらの適切なセルフマネジメントによって、心身の健康を常に良好に保っておく必要があります。

ロジカルシンキングスキル

ロジカルシンキングは「論理的思考法」とも呼ばれ、複雑な物事を各要素に分け、結論と根拠の論理的なつながりを踏まえながら思考することです。ロジカルシンキングスキルはどのような職種であっても重要ですが、目的を達成するために最適なロジックを組み立て、それをプログラムで具現化することが求められるプログラマーにとっては必須のスキルといえます。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

フリーランスプログラマーの年収や案件単価の目安

続いて、フリーランスプログラマーの年収や経験別の案件単価相場を紹介していきます。

フリーランスプログラマーの平均年収

Relane「【2023年版】フリーランスエンジニア白書」によれば、フリーランスプログラマー(エンジニア)の平均年収は約576万円です。

さらに同調査では、「専業フリーランスエンジニアとしての年商はいくらですか?」という質問に対して、最も多かった回答は「500万円以上800万円未満」(約29.1%)となっています。弊社ITプロパートナーズでの掲載案件でも、月単価で60万円前後の案件が多く見られます。

また、全体を俯瞰してみると、年収200万円未満の人から1,200万円以上の高収入を得ている人まで、ばらつきが大きいことが分かります。つまり、フリーランスは案件の規模や内容、携わる案件数などによって収入が変わってくるため、不安定になりやすい一方で、工夫次第では大きく稼ぐことも可能です。

プログラマーで年収1000万は可能!フリーランスが収入アップの近道?

フリーランスプログラマーの経験年数別の単価相場

フリーランスプログラマーの単価相場は、経験年数によって異なります。おおよその相場は以下の通りです。

経験年数月収年収
1年未満33万円前後390万円
1~2年39万円前後468万円
2~3年55万円前後663万円
3~5年65万円前後780万円
5年以上78万円前後936万円

これらはあくまでも弊社ITプロパートナーズの案件をもとに調査した目安であり、実際の単価はプロジェクトの分野や内容によって異なります。また、経験年数よりも、フリーランスプログラマーが担当する業務範囲やプロジェクトへの貢献度などのほうが、単価に与える影響が大きくなります。

フリーランスプログラマーの単価相場についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

フリーランスエンジニアの単価相場は?100万円目指す方法も紹介

フリーランスプログラマーの案件の傾向や実例

続いて、フリーランスプログラマーの案件の傾向や実際の例についても確認していきましょう。

ITプロパートナーズの公開案件よりいくつかピックアップして紹介していきます。

フリーランスプログラマーの案件例

ここでは3つの案件例を紹介します。

案件名C#】電子カルテの自社サービスにおけるエンジニアの案件・求人
案件単価〜700,000円/月
勤務地フルリモート
スキルC#言語によるプログラミング経験
職種・ポジションシステムエンジニア, プログラマー
案件名【Java/JavaScript】オンラインオーダーシステム開発におけるエンジニアの案件・求人
案件単価〜700,000円/月
勤務地フルリモート
スキル・Java, JavaScriptでのプログラミング経験がある方
・Linuxでの開発経験がある方
職種・ポジションシステムエンジニア, プログラマー

どちらもプログラミング経験と指定のプログラミング言語を求められますが、エンド直の高単価案件です。クライアントと直接仕事を進めるので、改善点や提案をしながら開発に携われるので、スキルアップにもつながるでしょう。

他にもさまざまなプログラミング案件があるので、ぜひチェックしてみてください。

案件が多いプログラミング言語

ボスアーキテクト株式会社プレスリリースによれば、案件が多いプログラミング言語は、「Java」「SQL」「JavaScript」の3つです。

言語案件数
Java21,284件
SQL20,393件
PHP17,369件

「Java」は、C言語をベースとして開発されたプログラミング言語です。汎用性が高く、大規模な開発にも対応できるため、案件が増加傾向にあります。

「SQL」は、「構造化問い合わせ言語」と訳され、データベースとのやり取りを可能とする言語です。デジタルデータの流通量が増加していることに加え、Excelなど身近なツールと連携して効率化を図ることもできるため、多くの現場で活用されています。

「JavaScript」は、Webサイトに動きを加えるには欠かせない言語の1つです。ブラウザのみで実行できるうえ、Web系フロントエンドの開発においてはトップレベルのシェアを維持しており、今後も需要は安定するでしょう。

単価が高いプログラミング言語

またレバテックフリーランスのプログラミング言語別単価ランキング(2022年6月〜2023年5月集計)では、「Go」「Swift」「Ruby」の3つが、単価が高いプログラミング言語として紹介されています。

言語案件数
Go872,969円
Swift851,862円
Rudy851,365円

「Go」は、Googleが開発したプログラミング言語です。処理速度が速く、大規模なシステム開発にも向いているため、今後も導入企業が増える可能性があります。

「Swift」は、Appleが開発したプログラミング言語です。iPhoneアプリ・iPadアプリなど、iOSを利用したシステムの開発に適した言語であり、今後も多くの活用が見込めます。

「Ruby」は、日本人技術者であるまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。シンプルに記述できるオブジェクト指向言語であることから、高い人気を集めています。これらの言語は、需要が多い一方で経験豊富なエンジニアが不足しているため、単価が高く設定されているものと考えられます。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

フリーランスプログラマーのメリットや魅力

フリーランスプログラマーとして働く場合、正社員として働いていた頃にはなかったメリットが得られます。

今回は特に多くの方が該当する4つのメリットを紹介していきます。

働く時間や場所の自由度が高い

働く時間・場所を自分で決められることはフリーランスプログラマーの大きなメリットです。

案件によって業務時間や場所を指定されるケースもありますが、その案件を引き受けるかどうかは自分で決められます。

正社員の場合は週5日企業に通勤するという働き方が一般的ですが、フリーランスプログラマーであればフルリモート勤務はもちろん、週2,3日だけの出勤や時短勤務などの働き方を実現しやすい点も魅力の1つです。

働く時間の例として、下記は一般的な会社員の方に近い勤務体系ではありますが、休憩を長めに取ったり昼寝を挟んで生産性を上げるなど、自分に合った働き方を選択できるのもフリーランスならではの魅力です。

ちなみにフリーランスプログラマーの方のなかには、夜の22時頃から朝5時頃の間をメインの作業時間にしている人もいます。

仕事を選べる

フリーランスプログラマーの場合、時間や場所だけでなく、仕事内容についても自分で選択することが可能です。

正社員の場合、企業から支持された仕事は基本的に断れないため、自分の希望に沿った仕事ができるとは限りません。

一方でフリーランスプログラマーの場合、案件の内容・使用するプログラミング言語・担当する工程など、自分が望む働き方に近い案件を探し受注できます。

人間関係の悩みが減る

企業で働く場合、人間関係に悩みを抱えている方は多く、仕事の内容や待遇よりも転職の原因となるケースも少なくありません。

フリーランスプログラマーになったからといって、人間関係の悩みが完全になくなるわけではありませんが、自分の決断で状況を変えやすいメリットがあります。

プロジェクトが自分に合わなければ短期間で変更することも可能ですし、苦手な企業や担当者と無理に付き合う必要もないため、結果として会社員として働いている頃よりも人間関係の悩みが減る傾向にあります。

仕事内容や価値観が合う人と付き合うことで、精神的に安定した人間関係を築くことができます。

収入アップの可能性がある

収入アップの可能性が広がることも、フリーランスプログラマーのメリットの1つです。

会社員は、毎月の固定給が保証されている反面、その上昇には限界があります。多くの成果を残しても、必ず昇給につながるとは限りません。一方で、フリーランスであれば成果が収入に直結するため、経験を積み重ねてスキルを磨きながら高い成果をあげることで、収入をアップさせていくことが可能です。

また、異なるクライアントの案件を同時にこなすことで、複数の収入源を確保することもできます。

需要が高く将来性がある

近年、プログラマーを始めとするIT人材は、深刻な不足状態に陥っています。そのため、フリーランスプログラマーの需要は高く、将来性は明るいといえるでしょう。経済産業省の試算によれば、2025年時点で36万人、2030年には45万人のIT人材が不足するとされています。

このような状況を踏まえれば、フリーランスプログラマーとなり、需要の高いプログラミングの最新スキルを身につけることで、多くの企業から必要とされる存在になることが可能です。また、クラウド技術を始め、AI(人工知能)やブロックチェーンなどの新しいテクノロジーが日々登場している現在では、それらに関する専門知識を身につければ、より自分の市場価値が高まると考えられます。

プログラマーに将来性や需要はある?今後必要なスキルと併せて解説

経費計上を工夫して節税できる

フリーランスになると自分で確定申告をする必要がありますが、その際に会社員では経費にできなかった出費を経費として計上できます。経費にできる項目の一例はこちらです。

  • 家賃
  • 光熱水費(電気・ガス・水道など)
  • 通信費(インターネットの接続料金やスマホの月額料金など)
  • 事務用品代(コピー用紙・プリンターのインク・文房具代など)
  • 書籍代

こういった出費をきちんと帳簿を付けて管理することで、節税できる可能性があります。

フリーランスエンジニアが経費にできるものは?項目例や平均経費率

フリーランスプログラマーになるデメリット

フリーランスプログラマーとして働くうえでは、メリット以上にデメリットを認識しておくことが重要です。安易に独立すると失敗してしまう可能性もあります。

フリーランスとしての活動を始める前に、ここで紹介する4つのデメリットは最低限把握しておきましょう。

正社員のような福利厚生・保障がない

フリーランスプログラマーは、福利厚生や保障について、会社員のように手厚い制度があるわけではないため注意が必要です。基本的に労働保険の対象外となるほか、トラブル時も会社に守ってもらえないため、自己責任で対応しなければなりません。

また、年金が国民年金に切り替わり、将来受け取れる金額が減ってしまうため、老後の保障についても検討する必要があります。さまざまな特典が用意された福利厚生サービスや、十分な保障を備えたフリーランス向けの保険に加入するなど、対策しておくことをおすすめします。

フリーランス向け福利厚生サービス12選一覧!特徴や選び方も解説

確定申告などの事務手続きが必要

フリーランスプログラマーは、税金・保険料に関する事務手続きや確定申告などを自分で行わなければなりません。会社員であれば専門の担当者が代行してくれますが、フリーランスプログラマーは全てが自己責任となります。

また、取引先との契約手続きや請求書の作成といった日々の事務作業も、全て自分で実施する必要があります。本業以外のさまざまな作業で手間や時間がかかることは、念頭に置いておきましょう。

自ら営業して仕事を獲得する必要がある

フリーランスプログラマーは、上述した事務手続きや日々の事務作業に加え、営業して仕事を獲得する活動も必要です。会社員であれば専任の営業担当者が仕事を受注してくれますが、フリーランスプログラマーは案件探しから条件交渉、契約手続きまで、全てを自己責任で行わなければなりません。

なお、そもそも営業が苦手な人、忙しくて営業する時間が確保できない人は、案件獲得を全般的にサポートしてくれるフリーランスエージェントサービスなどを活用する方法もあります。いずれにしても、仕事を獲得するための営業活動は、フリーランスプログラマーが継続して収入を得るためには不可欠です。

与信審査で不利になることがある

収入が常に変動するフリーランスプログラマーは、安定した収入がある正社員と比べると「返済能力が低い」とみなされ、社会的信用が低くなりがちです。このため、住宅ローンや車のローン、クレジットカードなどの審査に落ちてしまうことがあります。

今後、会社員を辞めてフリーランスとして独立するつもりの人は、できれば会社勤めをしている間にローンやクレジットカードの申し込みを済ませておきましょう。

フリーランスプログラマーに向いている人・向いていない人

フリーランスプログラマーに向いている人と向いていない人がいるというのも事実です。

自分がどちらのタイプかを客観的に確認してみてください。

フリーランスプログラマーに向いている人

フリーランスプログラマーに向いているのは、以下の特徴をもつ人です。

  • スケジュール管理が得意な人
  • 新しいことに挑戦することが好きな人
  • メリハリが付けられる人

それぞれについて、以下で詳しく見てみましょう。

スケジュール管理が得意な人

フリーランスプログラマーに限った話ではありませんが、フリーランスとして働く場合は、自分で仕事のスケジュールを管理する必要があります。状況に合わせてスケジュールを決めたうえで、それに沿って作業を進めなければなりません。スケジュール管理が苦手な場合、予定通りに作業できずクライアントに迷惑をかける可能性があります。

新しいことに挑戦することが好きな人

新しいことに挑戦するのが好きなことも、フリーランスプログラマーに向いている特徴の1つです。案件ごとの契約となるフリーランスでは、クライアントが頻繁に変わることも珍しくなく、その都度、仕事の内容や進め方などの新しいことを覚える必要があります。そういった変化を楽しめる人であれば、フリーランスプログラマーとして活躍しやすいといえるでしょう。

また、IT業界はトレンドの移り変わりが激しく起こります。そのような状況に追従していくためにも、常に最新情報を入手し、新しいことを勉強する姿勢が求められます。

メリハリが付けられる人

フリーランスは、働く時間や場所が自由な場合も多いです。しかし、自由だからこそ、自分でメリハリを付けられないと仕事とプライベートが曖昧になります。フリーランスとしてライフワークバランスを保ちながら働くには、自分自身でメリハリを付けながら働くことが重要です。働く時はしっかり働き、休む時は思い切り休むという切り替えができる人は、フリーランスプログラマーにも向いているでしょう。

フリーランスプログラマーに向いていない人

フリーランスプログラマーに向いているのは、以下の特徴をもつ人です。

  • 自己管理が苦手な人
  • コミュニケーションが苦手な人
  • 責任感が薄い人

それぞれについて、以下で詳しく見てみましょう。

自己管理が苦手な人

フリーランスとして働き続けるには、自己管理ができるかどうかが大きなカギになります。自己管理ができないと、仕事に使う時間を十分に確保できなかったり、無理をしすぎて体調を崩したりする恐れがあるでしょう。自己管理が苦手であれば、フリーランスの仕事そのものに支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。

特にフリーランスプログラマーの場合は、プロジェクトの進行によって、とても忙しくなる時期があります。無理をしてしまう頻度が増え、体調を崩してしまう人も珍しくありません。こうしたなかでも、自己管理をできるかどうかが、自分自身のパフォーマンスや他者からの評価につながってくるでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

フリーランスとして活躍するには、コミュニケーションのスキルも重要です。フリーランスは個人で働くというイメージが強いため、人と関わる機会が少ないと思われがちです。しかし、実際は、営業活動や条件交渉のためにクライアントとやり取りする機会があります。また、参画するプロジェクトにおいてスムーズに業務を進めるには、どのような相手とも意思疎通できる必要があります。コミュニケーションが苦手な人がフリーランスになると、苦労する可能性があるでしょう。

特にフリーランスプログラマーの場合は、「話す」部分もそうですが、「聞く力」がとても重要とされています。特にキャリアのなかで、プロジェクトマネージャーのような立場を目指している人であれば、「聞く力」を中心としたコミュニケーションのスキルは必須です。

一人での作業を孤独に感じる人

会社などの組織に所属しないフリーランスは、基本的に1人で作業することが多くなります。また、会社員であっても、プログラマーはコーディングして動作確認するという地道な作業を1人で黙々と繰り返すことが大半です。そのため、1人での作業に孤独感や苦痛を覚えてしまう人は、そもそもプログラマーという職種自体が向いていない恐れがあります。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

フリーランスプログラマーになるには?独立する3つのパターン

ここからはフリーランスプログラマーになる主なパターンとして、具体例を3つ紹介していきます。

いずれの方法でも、最低限のプログラミングスキルが必要であることは認識したうえで、ご自身に合った手段を検討してみてください。

1.正社員プログラマーを経て独立

フリーランスプログラマーになる一般的な方法は、正社員プログラマーとして数年経験した後に独立する方法です。

フリーランスは即戦力が求められることから、求人案件にも実務経験3年以上などと記載されていることが少なくありません。数年のキャリア形成が必要な分、実務経験のあるプログラマーの方であれば、フリーランスとして案件の選択肢は大きく広がります。

フリーランスとして案件を獲得する際、実務経験が大きなアドバンテージとなることは多いため、正社員プログラマーを経てから独立する方法は最もおすすめできるパターンです。

ただし正社員とフリーランスでは、仕事の進め方が異なります。正社員であれば営業や事務作業は他のスタッフが担当するのが一般的ですが、フリーランスは営業やクライアントとの交渉・契約、進行管理、確定申告などを全て自分でこなさなくてはなりません。できれば会社員時代に副業をして、個人で仕事をすることに慣れておくとよいでしょう。

2.プログラミングスクールを経て独立

プログラミングスクールを活用する主なメリットは、プロフェッショナルからプログラミングを体系的に教えてもらえることと、案件探しに必要となるポートフォリオなどの成果物がスクールの証明の下で完成することです。また、フリーランスプログラマーとして独立するためのサポートまで行ってくれるスクールもあります。

初心者におすすめのプログラミングスクールを2つ挙げると、「COACHTECH」「Tech Acdemy」があります。

COACHTECHは、フリーランスとして独立することに特化したスクールです。プログラマーとしてスキルアップしつつ、案件獲得といった最終目標までのサポートが受けられます。Tech Acdemyは、豊富な教育実績を持ち、多彩なカリキュラムが用意されているのが特徴です。授業料が比較的リーズナブルなこともポイントといえます。

フリーランスを目指せるおすすめスクール21選【職種・スキル別】

3.独学から独立

厳しい道のりではありますが、独学でプログラミング技術を身につけ、フリーランスプログラマーを目指すことも不可能ではありません。近年では、インターネット上に優秀な学習素材も多く、独学でも時間と労力さえ掛ければ実務でも通用するスキルは十分に得られます。

ただしフリーランスとして働く際には、勉強していたというだけでは企業からの信頼を得ることは難しく、ポートフォリオやWebサイト・アプリを作成するなどして客観的に実力を証明することが必要です。初心者におすすめの学習サイトとしては、「Progate」「ドットインストール」の2つがあります。

Progateは、およそ260万人ものユーザーが利用しているWebプログラミング学習サービスです。イラストを使ったスライド学習が基本で、プログラミングに馴染みがない人でも取り組みやすくなっています。初級レッスンは無料になっているため、お試しで利用したい人にもおすすめです。

ドットインストールは、再生時間が3分以内の短い動画でプログラミングを学べるWebサービスです。Progateと同様、初心者向けのコンテンツであれば無料で利用できます。「音声も使って勉強したい人」「隙間時間を有効活用したい人」におすすめです。

フリーランスプログラマーの主な案件獲得方法

前述の通り、フリーランスになると自身で案件を獲得する必要があります。ここではフリーランスプログラマーの定番の仕事獲得方法として、下記の5つの方法を紹介します。

  • フリーランスエージェント
  • クラウドソーシング
  • 人脈
  • 自身のHPやSNS
  • 直接営業

順番に見ていきましょう。

フリーランスエージェント

1年以上実務経験を積んでいれば、フリーランスエージェントサービスの利用がおすすめです。専任の担当者が自分のキャリアやスキルに合った案件を提案してくれるため、直接クライアントに営業せずに案件確保が可能です。

エージェントサービスで募集されている案件は、信頼性が高く高単価な企業案件が多いのも魅力。案件選びの失敗は収入に大きく影響するため、フリーランスになったらぜひ登録しておきたいサービスです。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

ITプロパートナーズでは、フリーランスエンジニア・プログラマーにさまざまな案件をご紹介しています。エンド直案件がほとんどなので高単価の案件が多く、フルリモートや週2〜3の案件も豊富です。

自社開発などのスキルを磨くことができる案件を見つけられるので、エンジニア・プログラマーの仕事を探している人はぜひチェックしてみてください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングの活用も、フリーランスプログラマーが仕事を獲得する方法として有効です。クラウドソーシングとは、企業がインターネットを介して案件を公開し、条件がマッチしたフリーランスなどのワーカーに作業を依頼できるサービスを指します。「クラウドワークス」や「ランサーズ」が代表的です。

プログラミング案件も豊富に掲載されているほか、初心者が取り組める案件も数多くあります。そのため、まずは実績を積み上げたい独立したてのフリーランスプログラマーや、副業として気軽に利用したい方にもおすすめです。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

人脈

前職の同僚や取引先、友人など、これまで築いてきた人脈は積極的に活かしたいものです。自分の人間性やスキルを理解している人から紹介を受けることで、自分に合った仕事を得やすく、勤務条件も柔軟に調整しやすいメリットがあります。

一方で、知人だからこそ、一度取引を始めると簡単にやめづらかったり、曖昧な条件で契約がなされる面もあります。

事前にしっかりとすり合わせを行い、お互い納得したうえで契約を行うと良好な関係を保ちながら柔軟な働き方が実現できるでしょう。

自身のHPやSNS

活躍しているフリーランスプログラマーのなかには、自身のHPやSNSから仕事を獲得している人もいます。インターネットを介して仕事を得るには、HPやSNSで自分の実績やスキルをアピールすることが大切です。発信を始めてすぐに反響がなくても、続けていけば後から仕事の相談が舞い込む可能性があります。フリーランスプログラマーとしての自分の強みが伝わるよう、クライアントの目線を意識して投稿しましょう。

GitHubQiitaといった、ソースコード共有サイト、ノウハウ共有サイトを経由して仕事を獲得することもできます。

例えばGitHubであれば、自分のアカウントで公開しているソースコードを見せることで、スキル・経験を示すことができます。企業にもよりますが、GitHubを使いこなせること自体が評価につながるケースも珍しくありません。

直接営業

クライアント候補を洗い出し、直接営業をするといった方法もあります。契約につながった場合は、当然企業との直接契約になるため、エージェントやクラウドソーシングのように手数料がかからないのが大きなメリットです。

ただしクライアント側の視点で考えると、単なる個人と契約を結ぶのはリスクが高いため、なるべく信頼できる相手に絞って契約をするのが基本になります。直接営業を成功させるには、フリーランスプログラマーとしての高いスキルに加えて、営業力や事務処理スキルが必要です。

フリーランスの営業方法7選!案件獲得のコツや営業せず仕事を取る方法も

フリーランスプログラマーになって仕事を獲得するまでの6ステップ

ここからはフリーランスプログラマーになって仕事を獲得するまでの過程を、6つのステップに切り分けて紹介していきたいと思います。

自分の現在の立ち位置を確認しながら、どのステップのスキルや準備が必要か確認してみてください。

1.ポートフォリオを作成する

フリーランス案件を獲得する際、依頼企業がスキルを判断する方法として「経歴」と「ポートフォリオ」の2つが挙げられます。

実務経験がない人の場合、ポートフォリオの作成は必須と考えた方がよいでしょう。実務経験がある方の場合でも、ポートフォリオは用意しておくに越したことはありません。

作成するポートフォリオ自体に決まりはないのですが、模写サイトなどよりもオリジナルのサイトやアプリを作成する方が企業から関心を示してもらいやすくなります。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作るメリットと作成方法

2.SNS・エンジニア交流サイトで発信・交流をする

FacebookやX(旧:Twitter)などのSNSアカウントを持っていないのであれば、作っておきましょう。SNS上に経歴やレジュメを掲載したり、同業者と交流を持ったりすることで、仕事の獲得やコネ作りにつながる可能性があります。

この他にもSNSは、業界の情報を仕入れたり、実際にフリーランスプログラマーとして働いている人の生の声を見られたりと、情報収集にも役立ちます。さらに人脈を作っておくことで思わぬところから声がかかる可能性もゼロではありません。

先述のように、GitHubやQiitaといった、エンジニアの情報シェアサイトでの発信もおすすめです。

3.小さな仕事から始め実績を作る

フリーランスプログラマーになるには、まずは実務経験を積み、実績を作ることが重要です。いきなりフリーランスになるのではなく正社員プログラマーとして勤務したり、プログラミングスクールから案件の紹介を受けたりすることで、小さな仕事であっても実績を作ることが第一歩となります。また、前述したクラウドソーシングを活用し、初心者向けの案件を探してみるのも有効です。

なお、自らオリジナルのサービスを開発するという自主開発も1つの実績にはなりますが、できる限りクライアントから依頼された仕事としての開発実績を作ることをおすすめします。

4.フリーランスエージェントなども活用する

ある程度の実務経験を積んだら、フリーランスエージェントに登録のうえ、案件獲得のサポートをしてもらうのもおすすめです。フリーランスエージェントは基本的に経験者向けのサービスですが、必ずしも豊富な経験は必要なく、少しでも実務経験があればそれに合わせた案件を紹介してくれます。

また、案件紹介だけではなく、カウンセリングなどの幅広い内容に対応してくれるのも特徴です。自分のスキルに不安がある場合など、フリーランスプログラマーとしてのキャリアに関するさまざまな相談をするために、フリーランスエージェントを活用するのも有効といえます。

弊社ITプロパートナーズでも、随一のスタッフがあなたのフリーランス活動を支援しております。無料でご相談に乗りますので、まずはお気軽にご相談ください。

5.独立・開業に必要な手続き・準備をする

フリーランスプログラマーとして独立する際には、下記のステップで独立を進めましょう。

  • 案件を確保する
  • 税務署に開業届・青色申告承認申請書を提出する
  • 仕事用の口座を作る
  • 会計ソフト・ツールを導入し複式帳簿に対応する
  • 仕事環境・名刺や印鑑を整える
  • クレジットカードを作る
  • 国民年金・国民健康保険に加入する

フリーランスとして独立する前には、まずは案件を確保し収入の見通しを立てることが最も大切です。いきなり独立をせず、正社員として安定収入を得ながら副業からスタートするとよいでしょう。

また、名実ともにフリーランスになるには、開業届を提出する必要があります。活動開始後1ヶ月以内に、青色申告承認申請書とともに、最寄りの税務署に提出をしましょう。青色申告では、複式帳簿での確定申告が必要です。「freee」や「マネーフォワードクラウド」など、収支管理や申告書の作成が容易になる会計ソフト・ツールの導入を済ませておきましょう。

個人事業主、特に独立当初は正社員時代よりもローンやクレジットカードの審査に通りにくくなるといわれています。必要なクレジットカードやローンの申請は独立前に済ませておくとよいでしょう。

その他にも、国民年金・国民年金保険への加入など、正社員の時には会社がやってくれていた手続きを自分で行う必要があります。

フリーランスになるには?必要な準備や手続き、独立までの流れ

6.資格取得も考慮する

IT系の資格は取得する意味が無いという声もありますが、実績のない状態では有効なスキルを証明する方法の1つです。

必ずしも資格が必要な業界ではなく、実績や経歴が重要視される傾向にあることも事実ですが、何もないよりは資格でスキル証明できた方が当然案件獲得の確率も上がります。

特に自分のスキルを証明する方法が他にない場合など、必要に応じて資格取得を検討してみるのもよいでしょう。

プログラマーに資格って必要なの?

フリーランスのプログラマーにおすすめのエージェント3選

前述の通り、フリーランスプログラマーとして案件を獲得するには、エージェントを利用する方法があります。エージェントに登録すると仕事を紹介してもらえるため、自分で営業をする必要がありません。実務経験があれば、高単価案件を獲得できる可能性が高いのでおすすめです。

ここではフリーランスプログラマーにおすすめのエージェントを紹介していきましょう。

1.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ」は、IT業界の案件に特化したエージェントです。プログラマーやIT系エンジニアをはじめ、Webデザイナーやマーケター、ディレクターなど、幅広い職種向けの案件を取り扱っています。

想定月収は平均50万円ほどと高めで、なかには月収100万円に届くような高額案件もあります。すでにプログラマーとしてのスキルを持っている人や確かな実績がある人なら、大幅な収入アップも難しくありません。さらに「週に2~3日稼働」「フルリモート稼働」といった、自由度の高い働き方を実現できる案件も豊富です。

また、9割がエンド直案件ということもあり、高単価なだけでなく、自社開発などにも携われ、仕事を通してスキルアップを目指すこともできます。収入アップを目的に独立したい人や、身につけたスキルを活かして一定の収入を確保したい人におすすめです。

2.レバテックフリーランス

レバテックフリーランス」は、プログラマーやITエンジニア、Webエンジニア向けの案件を取り扱っているエージェントです。非常に多くの案件を扱っていることで知られ、プログラマー向けのものだけでも538件の案件が公開されています。(2023年12月時点)。上級者向けの高額案件も豊富で、プログラマーの最高単価は100万円を超えています。

また、案件倍率や平均単価など、最新の市場動向が分かるのも特徴です。実務経験の積み上げにより自信がついてきたフリーランスプログラマーが、市場動向と自分の立ち位置を照らし合わせながら、より高単価案件を目指して次のステップに進むのに有効なサービスといえるでしょう。

3.PE-BANK

引用元:PE-BANK

PE-BANK」は1989年に設立されたITエンジニア向けのエージェントサービスです。業界内では老舗であり、早くから全国展開してきたため、東京や大阪だけでなく、名古屋・福岡・札幌・仙台・広島などにも拠点を構えています。そのため他のエージェントよりも地方の案件が多く、東京以外でフリーランスプログラマーとして生計を立てたい人におすすめです。

また、30年を超える実績から、国内大手企業やその関連会社の案件も多く、報酬も高め。ジャンルはWeb系や開発系のみならず、少ないながらも組込系などを扱っているため、他のエージェントとはカラーの異なる案件と出会える可能性があります。

プログラマーはフリーランスの前に副業から始める選択肢も

プログラマーとしていきなりフリーランスになるのではなく、まずは副業から始める選択肢も検討しておきたいところです。

フリーランスには一定のリスクが伴うため、副業で案件や収入の見通しを立ててから独立しても遅くはありません。ここではプログラマーの副業からのステップアップでフリーランスを目指すメリットを解説します。

土日に副業するプログラマーが増えている

副業・兼業の促進に関するガイドライン」の策定に伴い、社員の副業を解禁する企業が増えています。

エンジャパンの調査では「現在、副業を希望していますか?」という問いに対し、2022年は60%の回答者が「希望している」と回答。2020年と比較し、副業を希望する人が約10%増えています。

引用元:エンジャパン

実際、フリーランスを目指すだけでなく収入アップやスキルアップを図るため、平日の夜や土日など、オフタイムを活用して副業を行うエンジニアやプログラマーも増えています。

また、他社の業務に触れることで、新たな可能性が見出せるかもしれません。最初から独立を目的とせずとも、まずは気軽に副業を始めてみましょう。

週末プログラマーとして副業するメリットや案件獲得に必要なスキル

リスクを最小限に収入・スキルアップができる

雇用された状態で副業をすることで、毎月一定の給与を得つつ、新たな収入源を得ることができます。副業収入が給与と同等か、それ以上が見込めるタイミングで独立することで、下記のようなフリーランスにありがちな収入面のリスクを回避することが可能です。

  • 毎月決まった金額が得られるとは限らない
  • 案件・契約が突然途絶える可能性がある
  • 病気や体調不良の休業が収入源に直結する

また、副業では他社の業務に触れたり、より専門性の高い業務にチャレンジしたり、勤務先では得られない経験を積むことも可能です。

副業は収入不足を補う目的だけでなく、独立後の収入源・クライアントの確保、スキルアップなど、フリーランスとしての準備にも有効です。

副業プログラマー向けの案件は豊富にある

弊社「ITプロパートナーズ」には、フリーランスのエンジニア・プログラマー向けの案件が2,061件掲載されています。(2023年12月時点)

他にも業界や言語、業務内容などさまざまな案件が募集されているため、案件内容をチェックしてみるとよいでしょう。プログラマーにおすすめの副業案件をもっと知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。

プログラマーにおすすめの副業7選!稼ぐコツと案件獲得サイトも紹介

副業プログラマーとして働く際の注意点

副業プログラマーとして働く際は、まず会社の就業規則を見て、「そもそも副業が可能かどうか」を確認しましょう。就業規則で禁止されているのにもかかわらず、無断で副業をした場合、懲戒処分の対象になる可能性もあります。

さらに副業プログラマーであっても、フリーランスと同様、確定申告が必要になる場合があります。いくらの収入から確定申告が必要となるかなど、副業プログラマーの確定申告について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

フリーランスの確定申告はいくらから必要?専業・副業など働き方別で紹介

フリーランスプログラマーがやめとけといわれる理由は?

「フリーランスプログラマーになるのはやめとけ」という否定的な声もあります。その理由は主に次の4つです。

  • 収入が安定しない
  • 保険や福利厚生の問題
  • 自己管理の難しさ
  • 競争の激しさ

いずれも、会社員とは違ったフリーランスの厳しさを示すもので、現実的な問題といえます。ただし、工夫次第で対処することが可能です。例えば、収入の減少や不安定な状況に備えて独立前にある程度の貯蓄をしたり、民間のフリーランス向け福利厚生サービスを活用したりするなど、それぞれのリスクを低下させる対策は多くあります。

なお、「フリーランスプログラマーはやめとけ」といわれる背景や、それを踏まえて成功するためのポイントなどについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由と実情とは?

フリーランスプログラマーのよくある質問と回答

フリーランスのプログラマーが気になるポイントについて紹介します。独立に伴う疑問や不安を解消しましょう。

完全未経験からでもフリーランスプログラマーになれる?

IT業界の発展とフリーランスが自由な働き方というイメージから、プログラム未経験の方がいきなりフリーランスプログラマーを目指すというケースも増えてきています。

完全未経験の状態からフリーランスプログラマーになれるのかという疑問には、結論として可能です。

ただし、フリーランスのプログラマーは基本的に「教育や研修が必要ない即戦力」としての活躍が求められます。第三者の指導やサポートがなければ仕事をこなせないような人では、案件を獲得できません。

フリーランスとして案件を獲得するにあたっては、基本的なプログラミングスキルが必須なのはもちろんのこと、現場の開発経験があることが前提です。そのため、最初は会社員プログラマーとして働くか、システム開発に関わる仕事に就くなどして、実務経験を積んでおくと有利だといえるでしょう。

フリーランスプログラマーを目指すのであれば、段階を踏みながら少しずつ必要なスキルを身につけることが大切です。

完全未経験からフリーランスプログラマーになるための方法や注意点などについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

未経験からフリーランスエンジニアは可能?厳しさや最短の独立手順

フリーランスプログラマーにありがちな失敗と対策は?

フリーランスプログラマーにありがちな失敗としては、例えば以下のことがあげられます。

  • 体調を崩して仕事ができない
  • スキルが不足している
  • 自分の方向性を見失う
  • 悪質なクライアントに遭遇してトラブルに悩む

フリーランスとして働く場合、基本的に自分で全ての責任を負う必要があります。そのため、問題が生じても自分で解決しなければなりません。なるべく問題が発生しないようにするには、あらかじめ以下の対策を取っておきましょう。

  • フリーランスになる目的を明確にする
  • 実務経験をしっかり積む
  • クライアントは契約前に吟味する

フリーランスプログラマーとして活躍するには、自分の目的を意識して経験を積むことが大切です。また、さまざまなクライアントがいるため、新しいクライアントと契約する際は相手についてよく検討する必要があります。

プログラマーが独立に失敗しない為の必要スキルや年収の目安とは?

プログラマーがフリーランスになる前に習得するべき言語は?

フリーランスとして独立する前に、プログラマーは一般的に需要のある言語を身につけておきましょう。具体的には、案件の多い言語としてすでに紹介した「Java」「SQL」「JavaScript」の3つのうちいずれかを習得し、実務経験を積んでおくのがおすすめです。

ただし、IT業界は状況が変化するスピードが速いため、プログラミング言語のトレンドも移り変わる可能性があります。今後の動向には常に気を配っておくことが重要です。

フリーランスプログラマーになるには何年かかる?

プログラマーがフリーランスとして独立する際には、会社員として少なくとも1年、できれば3年以上は実務経験を積んでいることが理想です。また、ある程度の実務経験を積んだらいきなり独立するのではなく、会社に勤めながら副業として少しずつクライアントを開拓しておくなど、リスクを抑えながら準備を整えることも重要です。決して急ぐことなく、時間をかけて慎重に段階を踏む姿勢で臨むことをおすすめします。

まとめ

これまで見てきた通り、フリーランスプログラマーとして独立するには、相応のスキルを身につけたうえ、メリットやデメリットも考慮しながら適切な準備を進めることが重要です。また、そもそもフリーランスプログラマーに向いていない人もいるため、自身の適性を見極めながら慎重に検討する必要があります。本記事の内容を参考に、ぜひご自身に合ったキャリアプランを計画してみてください。

なお、ITフリーランス向けエージェントサービスのITプロパートナーズでは、高単価かつ柔軟な働き方ができる案件を多数掲載しています。フリーランスプログラマーが活躍できる良質な案件も豊富にありますので、ぜひご活用ください。ご登録をお待ちしています。

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