フリーランスのプロジェクトマネージャー(PM)になる方法と案件単価

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体のまとめ役である重要な存在であり、フリーランスに向いている仕事といえます。実務経験やスキルがあれば、会社員からフリーランスに転向してもやっていけるでしょう。会社員やフリーランスのエンジニアなどから、スキルアップしてフリーランスのプロジェクトマネージャーになる人もいます。

しかし、フリーランスのプロジェクトマネージャーとして独立し、案件を獲得していく流れのイメージがついていない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、現役PMやエンジニアがフリーランスのプロジェクトマネージャーになる方法や、仕事を獲得する方法、年収・単価相場、案件例などを網羅的に解説します。フリーランスとして知っておきたいデメリットも紹介するので、フリーランスのプロジェクトマネージャーとして独立を成功させましょう。

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フリーランスのプロジェクトマネージャー(PM)とは

PM(プロジェクトマネージャー)は、そもそもどのような仕事内容なのでしょうか。まず、プロジェクトマネージャーの仕事内容と、会社員とフリーランスの違いについて見ていきましょう。プロジェクトマネージャーとPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の違いも解説します。

そもそもPMの仕事内容とは?

まずはプロジェクトマネージャーの仕事内容を簡単に見ていきましょう。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを全体的にまとめあげる存在です。具体的にはプロジェクトの提案や立ち上げ、計画策定、遂行、進捗管理を実施します。

また計画された納入物やサービスの品質や予算、納期に責任を持つのもプロジェクトマネージャーです。プロジェクト計画策定から運用まで、幅広い業務の責任を負うため、プロジェクトのなかでも特に重要な存在となります。

会社員とフリーランスの働き方の違い

会社員とフリーランスでは、働き方に大きな違いがあります。会社員は雇用契約を結ぶため、基本的には会社の規定に従うことが求められるでしょう。そのため、決められた場所や決められた時間で働くことになります。

一方、フリーランスの場合は、企業と業務委託契約を結ぶのが基本になるため、会社員ほど大きな制約を受けることはありません。そのため、選ぶ案件によっては、働く場所や時間を自由に決められます。また、案件を選ぶという性質上、仕事の内容も比較的自由に決めることが可能です。

PMとPMOとの違い

上述したように、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を統括し、プロジェクトそのものについて責任を持つ重要なポジションといえます。対して、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、プロジェクトマネージャーを補佐する仕事です。

例えば、プロジェクトを複数のグループに分かれて進める時に、グループごとにプロジェクトマネジメントオフィスが配置される場合があります。プロジェクトマネージャーが1人で大きなプロジェクトをマネジメントすると、大変です。しかし、複数のプロジェクトマネジメントオフィスがサポートすると、細部まで目が届き、トラブルを見逃さずに済むでしょう。

プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトオーナーについても、理解しておきましょう。プロジェクトリーダーは、グループの代表者として内部課題を解決します。プロジェクトリーダーは、プロジェクトマネジメントオフィスよりも現場に近いポジションです。プロジェクトオーナーは、現場には直接関与せずに全体の意思決定を担います。

まとめると、プロジェクトマネージャーは、プロジェクトオーナーの決定に従って、プロジェクト全体を統括するポジションです。プロジェクトマネジメントオフィスとプロジェクトリーダーは、プロジェクトマネージャーを支えます。

PMOがフリーランスで働くメリット・デメリット、単価相場とは?

フリーランスのPMの年収・単価相場

弊社「ITプロパートナーズ」で扱っているプロジェクトマネージャー向けの案件を見てみると、月収60〜100万円程度の案件が中心となっています。この月収をもとに算出すると、フリーランスのプロジェクトマネージャーの平均年収は720〜1,000万円程度だといえます。

求人ボックス」によると、正社員として働くプロジェクトマネージャーの平均年収は618万円です。よって、プロジェクトマネージャーは会社員よりもフリーランスのほうが年収は高い傾向があると分かります。フリーランスになれば誰でも必ず高年収を得られるわけではないものの、一定以上のスキルや経験があれば自分の目標に応じて年収アップを狙えるでしょう。

フリーランスのPMの案件の種類

プロジェクトマネージャーには、システム開発からITアウトソーシング、保守、運用など、さまざまな案件があります。ここでは、フリーランスプロジェクトマネージャーの主な案件の種類・案件例を紹介いたします。

1.システム開発のマネジメント

システム開発は、ITシステムの提案や開発、保守などに関わる業務です。ITシステムの機能に必要なソフトウェアの開発や、ネットワーク環境などの構築も含む、ITシステム全般に関わるプロジェクトをマネジメントします。

プロジェクトマネージャーとしての経験はもちろん、何らかのプログラミング言語を用いたシステム開発の実績が必要になることもあります。扱う技術が先端的であったり、国際的なプロジェクトを経験したりしていると、より評価が上がるでしょう。

2.ITアウトソーシング

ITアウトソーシングは、クライアントの経営戦略を受け、ITシステムに関わるプロジェクトをマネジメントする業務です。あくまで外部組織として企画・設計や構築、保守、システム運用、サポート運用、業務運用などを行います。プロジェクトマネジメントのなかでも、ITアウトソーシングはやや専門性の強い業務です。

フリーランスとして働く際は、プロジェクトマネージャーとしての経験はもちろん、ITアウトソーシングの経験があるとなおよいでしょう。システムデザインやプロジェクト体制など、業務の複雑性によって評価が変わってきます。

3.ネットワークサービスの導入や管理

ネットワークサービスは、データ(LAN/WAN)や画像、映像などの通信環境の設計に関する業務です。これらの導入や管理に関わるプロジェクトを総合的にマネジメントします。クラウド型や家庭向け、店舗向けなどさまざまなネットワークサービスがあります。

クラウド型であればクラウド基盤の開発経験や、アーキテクト設計・構築経験など、エンジニアとしての高いスキルが求められます。

4.ソフトウェア製品開発のマネジメント

ソフトウェア製品開発は、文字通り不特定多数のユーザーを対象としたソフトウェアに関する業務です。ソフトウェア製品の企画や設計、開発、改良、保守をプロジェクトマネジメントします。

ソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントや、推進の実績などが必要とされます。またエンジニアとして要件定義から一貫して対応した実績や、特定の言語を用いて開発案件に携わった経験を求められることもあります。

5.企画・戦略

企画・戦略は、サービスやソフトウェア開発や展開における企画・戦略に携わる業務です。テクノロジーを駆使して、企業を成長させるための戦略を策定し、企画やマネジメントなどを行います。

ウェブサービス企業にかかわらず、コンサルティング企業や事業会社で、企画プロジェクトマネジメントをした実績が求められます。戦略や企画を論理的に構成し、企画資料に落とし込むスキルが必要となってくるでしょう。

6.保守・運用のマネジメント

保守・運用は、システムなどの稼働環境の設定や、その保守運用に関する業務です。これらのインターネット環境を含むシステムに関するプロジェクトマネジメントを行います。

ネットワーク管理の経験や、ネットワーク監視システムの構築運用など、保守・運用に関する実績が求められます。案件によっては、サーバーのオペレーション管理の経験なども必要になってくるでしょう。

フリーランスPMの案件例一覧

ここでは、実際の弊社ITプロパートナーズで募集しているフリーランスPM案件をいくつかご紹介します。

【PM】大手製造業グループ企業のバックオフィス業務の効率化をRPA開発を通じて行っていただけるRPA PM・エンジニアを募集

案件名【PM】大手製造業グループ企業のバックオフィス業務の効率化をRPA開発を通じて行っていただけるRPA PM・エンジニアを募集
PMの案件単価PMの案件単価:〜1,000,000 円/月
勤務地リモート
スキルプロジェクトマネジメント
職種・ポジションエンジニア

【PM】大手クライアント向けシステム開発のPM募集

案件名【PM】大手クライアント向けシステム開発のPM募集
PMの案件単価PMの案件単価:〜1,000,000 円/月
勤務地リモート
スキルプロジェクトマネジメント
職種・ポジションエンジニア

【PM】大手HR系企業が提供する適性テストHRサービスのPjM募集

案件名【PM】大手HR系企業が提供する適性テストHRサービスのPjM募集
PMの案件単価PMの案件単価:〜1,000,000 円/月
勤務地リモート
スキルプロジェクトマネジメント
職種・ポジションエンジニア

弊社ITプロパートナーズではこの他にも数多くのPM案件を扱っています。他エージェントと比べてフリーランスのPM案件が多いのは弊社の強みです。プロジェクトマネジメント経験豊富な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

フリーランスのPMになるメリット

ここからは、現役のプロジェクトマネージャーやエンジニアの人が、会社員ではなく、フリーランスのプロジェクトマネージャーとして働くメリットを紹介します。

収入が上がるチャンスがある

フリーランスのプロジェクトマネージャーになる大きなメリットとしては、収入面があります。フリーランスのプロジェクトマネージャーは、月収で100万円を超えることも多く、見込み年収が1,000万円を超える人もいます。

プロジェクトマネージャー(正社員)の平均年収が600万円程度であるのと比較すると、同じ仕事内容でも正社員以上に稼げる可能性があります。

自由な働き方ができる

フリーランスのプロジェクトマネージャーになることによって、仕事量や仕事内容を自分で決められるため、自由な働き方ができるのも大きなポイントです。ライフイベントによって稼働率を下げることも可能なため、プライベートとの両立がしやすいのもフリーランスの魅力でしょう。

自分のライフスタイルに合わせた自由な働き方で、ワーク・ライフ・バランスを実現することが可能です。

多様な案件に挑戦できる

プロジェクトマネージャーが会社の一員として仕事をするのであれば、会社に頼まれた仕事をしなければなりません。しかしフリーランスになることによって、自分で仕事内容を決められるため、多様な案件に挑戦できるというメリットがあります。

レベルアップを目指している場合は、より難易度の高い案件に挑戦することも可能です。

フリーランスのPMになるデメリット

フリーランスのプロジェクトマネージャーに転向したものの、思うように稼げない人や、トラブルに巻き込まれる人も少なくありません。ここでは、フリーランスのプロジェクトマネージャーになるデメリットを解説します。

収入が不安定になる

スキルが足りなかったり、応募した案件のニーズにマッチしなかったりすると、思うように仕事を獲得できません。上手く営業できずに収入が不安定になる人もいます。

詳しくはのちほど解説しますが安定的に案件を確保する仕組みを作ると、収入を安定させられるでしょう。また、収入の不安定さをカバーするためには、独立前にある程度貯蓄しておく必要があります。

仕事の責任は自分でとる必要がある

フリーランスはクライアントと雇用契約を結んでいる訳ではないため、成果を出せなければ契約解除になるかもしれません。契約内容によっては、クライアントに損害賠償を求められる場合もあります。

自分にできそうな案件か契約内容も含め精査してから、案件を受けましょう。契約内容で注意するポイントには、仕事内容に問題はないか、責任を負う範囲が広すぎないか、賠償額の上限が決められているか、などが挙げられます。

また、責任を持って誠心誠意仕事に取り組んでも、プロジェクトが失敗する可能性はゼロではありません。万が一に備えてフリーランス向けの賠償責任保険に入っておくと安心です。

フリーランスのPMを目指す3つの方法

フリーランスのプロジェクトマネージャーになるには、3つの方法があります。

  • 1.会社員PMからそのままフリーランスに転向する
  • 2.会社員エンジニア・マーケターがPM経験を積んでから独立する
  • 3.フリーランスエンジニアがスキルアップしてPM案件に参画する

1.会社員PMからそのままフリーランスに転向する

すでに経験があれば、比較的スムーズにフリーランスへ転向できるでしょう。フリーランス向けの案件の多くは「プロジェクトマネージャーの経験○年」というように、実務経験を重視するためです。即戦力となる現役のプロジェクトマネージャーなら、フリーランス案件を獲得しやすいと考えられます。

2.会社員エンジニア・マーケターがPM経験を積んでから独立する

会社員エンジニアやマーケターのなかには、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの経験を積んでから、独立を目指す人もいます。現在プロジェクトマネージャーの経験がないなら、会社員時代に経験しておきましょう。

3.フリーランスエンジニアがスキルアップしてPM案件に参画する

現役フリーランスエンジニアの場合は、スキルアップしてからプロジェクトマネージャー案件へチャレンジしましょう。狙い目は、あまり実務経験がなくても応募できる案件です。特定のジャンルに詳しい人、幅広い専門性がある人などは、エンジニアとしての経験を評価されてプロジェクトマネージャーになれる可能性があります。

未経験からフリーランスのPMになる方法

フリーランスのプロジェクトマネージャーになるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。未経験からいきなりフリーランスになれるわけではありません。ここでは、フリーランスのプロジェクトマネージャーになる方法を解説します。

PMの実務経験を積む

これはプロジェクトマネージャーに限った話ではありませんが、未経験からいきなりフリーランスになることは非常に難しいといえます。なぜならほとんどの案件で、プロジェクトマネージャーとしての実務経験が要求されるからです。

そのため、未経験からプロジェクトマネージャーを目指すのであれば、まずは正社員として実務経験を積むようにしましょう。独学をするという方法もありますが、実務経験がないのにプロジェクトマネージャーになるのは現実的ではありません。

副業フリーランスとして経験を重ねる

会社員として働きながら、副業などでフリーランスとしての経験を積み重ねていきましょう。フリーランスと会社員では、働き方や仕事内容が異なります。副業やパートとしての業務をこなしながら、フリーランスとして働く感覚を掴んでいくのがおすすめです。

プロジェクトマネージャーとして業務経験を積むのも重要ですが、いきなりフリーランスとして活動すると、面食らってしまう部分も多くあるでしょう。あらかじめフリーランスの経験を重ねておくことは、非常に有効です。

PM(プロジェクトマネージャー)の副業は稼げる?案件獲得のポイント

スキル・経験を身につけ独立する

スキルと経験を身につけ、フリーランスとして独立しましょう。独立のためには、実務を通して感覚的に仕事が分かっていることはもちろん、プロジェクトマネージャーとしての知識を整理しておく必要もあります。

プロジェクトマネージャー試験」などの資格試験を活用したり、動画学習サイトで知識・スキルを磨いておきましょう。経験を積み重ね、知識もしっかりと整理できれば、フリーランスとして独立する準備は完了です。

PM(プロジェクトマネージャー)に資格は必要?おすすめの資格を調査!

PM(プロジェクトマネージャー)の資格試験一覧と取得するメリット

フリーランスのPMになるための必要スキルや経験

実際にフリーランスのプロジェクトマネージャーになるためには、どのようなスキルや実績が必要になってくるのでしょうか。総合的なマネジメント力が求められる仕事ではありますが、フリーランスとして独立するために、特に重要とされるスキルについて解説します。

多様な案件でのPM経験

最も重要になってくるのは、多様な案件でのプロジェクトマネージャー経験です。フリーランスとして働くためには、何よりもプロジェクトマネージャーとしての実績が必要になります。

依頼する企業から見ても、未経験の人にプロジェクトマネジメントを任せるより、具体的な実績を積んだ人に業務を任せた方が安心でしょう。特に近年は大規模案件や新規開発案件の経験が注目される傾向にあり、クラウドやデータサイエンスに詳しい経験者が必要とされています。

プロジェクト管理能力

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを総合的に管理する仕事なので、当然プロジェクト管理能力が要求されることになります。

プロジェクトの提案はもちろん、リスクやリソースを管理することもプロジェクトマネージャーの仕事です。予算の管理なども含め、全体の管理をしっかりと行うことで、スムーズにプロジェクトを進められます。

コミュニケーション能力

プロジェクトマネージャーにとって欠かせないスキルが、コミュニケーション能力です。プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体をまとめ上げるポジションであり、チームメンバーやクライアント、パートナー企業との綿密なコミュニケーションが必要になります。

また必要に応じてチーム外のスタッフと関わることもあります。高いコミュニケーション能力があれば、チームにもまとまりが生じるでしょう。

アーキテクトスキル

アーキテクトスキルとは、要件定義に従って、さまざまな角度から検討してシステムを構築するスキルのことです。プロジェクトには技術面・予算面などさまざまな課題があり、プロジェクトマネージャーは、幅広い知識やスキルを駆使して課題解決に取り組まなくてはいけません。

また、試行錯誤したうえで課題解決が難しそうと思われる時は、クライアントに要件やスケジュールの見直しを打診した方がよい場合があります。

交渉力・調整力

コミュニケーション能力にも関連しますが、交渉力や調整力なども重要になります。クライアントとしっかり交渉し、無理のない範囲でプロジェクトを遂行できるようにするのが、プロジェクトマネージャーの大きな役目です。

クライアントとの折衝や、スケジュールなどの調整力によって、プロジェクトをより安全に進めていけます。

システムへの理解

フリーランスの案件では、システム開発の経験を必須と定めているものも多くあります。プロジェクトマネージャーは、実際にシステムを開発するわけではありませんが、システムへの深い理解が必須です。

システムを理解できれば、現場に対する指示も的確になり、しっかりとチームメンバーをまとめられます。

経営に関する知識

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの全体に責任を持つ重要なポジションです。そのため、経営の視点を持ってクライアントと同じ立場からプロジェクトを捉える必要があります。そのような見方ができればクライアントにとってより有益な提案が可能になり、意義のあるプロジェクトを展開できるでしょう。

経営に関する知識があれば、企画の段階からクライアントに対して適切なアドバイスができます。また、戦略やスケジュールを考えるうえでも、クライアントの目的を達成するためにベストな条件を設定できるようになります。

英語力

グローバルに展開するプロジェクトが多くなっているため、プロジェクトマネージャーとして仕事を進めるうえでは英語力も重要です。英語の資料を確認するだけでなく、実際に英語でコミュニケーションを取らなければならないケースもあります。英語を使ってビジネスを進められるスキルがあれば、より幅広い多くの案件に対応できる可能性があります。

単に英語力を証明する資格やスコアを示すだけでなく、実際に英語を使ってプロジェクトを進めた経験があるとより信頼されるでしょう。

フリーランスのPMが仕事を獲得する方法

フリーランスのプロジェクトマネージャーが仕事を獲得する方法としては、以下の4つが主になります。

  • フリーランスエージェントを活用する
  • クラウドソーシングを利用する
  • 営業活動を行う
  • 人脈を活かす

案件をスムーズに獲得するために、それぞれの方法を把握しましょう。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントは、フリーランスのさまざまな職種に対して案件を紹介しており、プロジェクトマネージャー向けの案件を扱っているエージェントも多くあります。登録すると、専属エージェントに相談しながら自分に合う案件を見つけることが可能です。

案件獲得には豊富な実務経験やスキルが必要ですが、その分、想定月収80万円以上など高単価な案件も多くあります。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

クラウドソーシングを利用する

プロジェクトマネージャー向けの案件は、クラウドソーシングでも探せます。クラウドソーシングとは、仕事をしてほしい人と仕事したい人を結びつけるためのサービスです。基本的にオンラインで仕事が完結します。クラウドソーシングとしては、たとえば「クラウドワークス」や「ランサーズ」などが有名です。これらのサイトに登録して案件を探せば、より簡単に仕事を見つけられます。

ただし、クラウドソーシングは、ほかの仕事獲得方法と比較すると単価が低い場合も多いためご注意ください。案件を探す時は、相場と比較して単価が低すぎないかチェックしましょう。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

営業活動を行う

フリーランスとして案件を獲得するために自ら営業活動する人も多いです。プロジェクトマネージャーを必要としていそうなクライアントを見つけ、自分のスキルや経験をアピールします。アピールしても必ず仕事を依頼されるわけではないため、積極的にさまざまな相手へ営業をかけることが大切です。

魅力的なスキルや経験があれば、営業活動を通じてスムーズに案件を獲得できます。一方、プロジェクトマネージャーとしてのスキルや経験が不足している場合、営業活動してもなかなか受注できない可能性があります。最初からうまくいくわけではないため、少しずつスキルや経験を積みながら受注を目指しましょう。

人脈を活かす

フリーランスは人脈を活かして案件を受注するケースも多いです。例えば、過去に携わった仕事で一緒に働いた人から新しい案件を紹介してもらう場合もあります。案件を終えてクライアントから高く評価されれば、クライアントが別のクライアントを紹介してくれる可能性もあるでしょう。

人脈を通じて仕事を紹介してもらえるなら、自分のスキルや経験がある程度以上は評価されているといえます。信頼できる相手からの紹介であればクライアントも安心でき、スムーズに仕事を進められる可能性が高いです。

フリーランスのPM案件獲得におすすめのエージェント

フリーランスのPM案件獲得におすすめのエージェントを、3つ紹介します。

ITプロパートナーズ

弊社「ITプロパートナーズ」は仲介業者を挟まずクライアントと直接契約しているため、特に高単価案件が豊富なフリーランスエージェントです。また、週2~3日の勤務で対応できる案件が非常に多いので、柔軟な働き方を実現できます。新しい技術を取り入れているクライアントの案件も多く、フリーランスとしてさまざまな経験を積みたい人にもおすすめです。

今の自分でどのようなPM案件を獲得できるのか?確認したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

PE-BANK

引用元:PE-BANK

フリーランスのプロジェクトマネージャー向けの案件は、都心部に多く見られます。「PE-BANK」は、2023年5月現在、全国に12の拠点を展開中です。そのため、地方の案件を多く紹介でき、フルリモートの案件に絞って検索することも可能。地方で働きたいフリーランスのプロジェクトマネージャーにとって、ぜひ利用したいエージェントといえるでしょう。

ハイパフォコンサル

ハイパフォコンサル」は、フリーランスコンサルタント向けの案件紹介サービスです。ハイパフォコンサルでは、一部上場企業・外資企業などの案件を多く取り扱っており、自分では応募が難しい案件にもチャレンジできます。

フリーランスのPMが高単価案件を獲得するための必要な経験

高単価案件(月80万円以上)の募集によく見られる、プロジェクトマネージャーに必要な経験を解説します。

チームビルディングやリーダーシップの実務経験

チームビルディングとは、個々のチームメンバーのスキルや経験を存分に発揮させ、チームとして目標達成に取り組むことです。また、チームビルディングに必要な要素の1つが、リーダーシップ。リーダーシップとは、チームメンバーと良好な関係を築き、目標達成のための行動を促すことです。

プロジェクトマネージャーは、エンジニア個々のスキルを組み合わせて、プロジェクトを推進します。複数のグループをまとめる可能性がある、中規模・大規模プロジェクトのリーダー経験があれば、特に高単価な案件を獲得しやすくなるでしょう。

要件定義から保守運用までの一連の開発経験

システム開発で一連の作業経験があると、あらゆる視点から物事を考えられ、プロジェクトを成功に導けます。

また、一連の開発経験があれば、それぞれの工程における役割や仕事の進め方も理解できるでしょう。基礎的な内容を理解していれば、それぞれのプロセスを担当するメンバーと円滑にコミュニケーションを取れ、上手くチームビルディングできると考えられます。

アジャイル・スクラム開発での実践経験

アジャイル開発やスクラム開発などの実績もあると、評価されやすくなります。アジャイル開発は、小さいサイクルでプロジェクトを進めてスピーディに開発する手法です。スクラム開発はアジャイル開発の一種であり、チームのメンバーと協力してコミュニケーションを取りながら作業を進めます。

フリーランスのPMとして独立する際の注意点

「フリーランスとして独立すること」は、「会社という組織を離れること」でもあります。今まで会社がやってくれていた、さまざまな業務を自分でこなす必要があります。プロジェクトマネージャーが独立する際の注意点を確認していきましょう。

常に情報収集する癖をつける

これはフリーランスに限ったことではありませんが、常に情報収集する癖をつけておくようにしましょう。技術の進化やトレンドの変化は著しく、持っている情報を日常的にアップデートする必要があります。

日頃から最新の情報にアクセスできる環境を整えておき、プロジェクトをマネジメントする立場として、後れを取らないように気をつけましょう。

幅広く人脈を構築しておく

フリーランスのプロジェクトマネージャーにとって重要なのが、幅広い人脈です。特にフリーランスとして独立した当初は、案件を獲得するのが比較的難しいといえます。その時に役に立つのが、会社員時代の人脈です。

幅広い人脈を構築しておけば、必要なメンバーをアサインしたり、技術的なサポートを得ることも可能です。

必要な手続きを済ませる

会社員を退職してフリーランスになった場合、税金や社会保険など、身の回りのことは自分でやらなければなりません。開業届や青色申告承認申請書の提出など、必要な手続きを確実に済ませておきましょう。

社会保険料は、会社員であれば会社と折半でしたが、フリーランスであれば全額自分で払わなければなりません。社会保険などの手続きも行っておきましょう。

安定的に案件を確保する仕組みを作る

会社員であれば、会社から仕事をもらえますが、フリーランスであれば自分で案件を探さなければなりません。多方面に営業をし、安定的に案件を確保する仕組みを構築しましょう。

営業だけでなく、エージェントやポートフォリオ、SNSや人脈などを活用するのも有効です。なるべく案件が途切れないように、リスクを分散させておきましょう。

都心部を活動拠点とする

上述したように、フリーランスのプロジェクトマネージャー向けの案件は、都心部に集中しています。よって、地方でフリーランスのプロジェクトマネージャーとして活動しようとすると、なかなか案件を獲得できないかもしれません。

たとえば、「フリーランススタート」で案件を探してみると、東京なら2,784件ヒットします(2022年7月11日現在)。都心部には案件が豊富にあるため、都心部を活動拠点にするとスムーズに案件を獲得できるでしょう。

フリーランスのPMの需要・将来性

IT業界は、今後さらなる発展が予想されています。プロジェクトマネージャーが果たす役割は大きいため、需要はますます高くなる見込みです。ただし、フリーランスのプロジェクトマネージャーとして案件を獲得し続けるには、常に勉強や努力を重ねることが大切です。

株式会社ネオマーケティング」が実施した「プロジェクト推進に関する意識調査」によれば、プロジェクトマネージャーのスキルが不足していると感じている企業は多いようです。

よって、プロジェクトマネージャーとして活躍するには、常に最新の情報に触れつつスキルを磨く必要があります。プロジェクト管理能力や経営的視点などを身につけ、プロジェクトをスムーズに成功へ導けるようにしましょう。

まとめ

フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)について見てきましたが、メリットがある反面、注意点もあることが分かりました。会社員の方が恵まれているところもあれば、フリーランス独自の強みもあります。独立の道を選ぶ時は、事前にしっかりと準備しておきましょう。

特に、良質な案件を見つけることと、ブランクを空けずに仕事を受け続けることはとても重要です。働きやすい案件や、高単価の案件を探している人は、「ITプロパートナーズ」の求人をぜひご覧ください。

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この記事を書いた人
ITプロパートナーズ編集部
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「アトオシ」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。