フリーランスの仕事一覧!職種別の必要スキルや独立のステップ

こんにちは、ITプロマガジンです。

「そもそもフリーランスとは何か」「どんな仕事があるのか」と、フリーランスとして働くことに興味をもっている人も多いのではないでしょうか。フリーランスの仕事には多くの種類があり、自分のスキルや経験に合わせて仕事を選べます。

この記事では、今後ますますニーズが高まると予想されるフリーランスの仕事を一覧で紹介します。また、職種ごとの必要スキルや想定月収、独立までのステップも解説するので、これからフリーランスを目指す方はぜひ参考にしてください。

やまもとりゅうけんさん
起業家/フリーランスエンジニア
新卒でプログラマーとして就職した後、27歳でフリーランスエンジニアとして独立。現在は、ワンダフルワイフ株式会社の代表取締役に就任し、会員数5,000名を誇る複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」や「やまもとりゅうけん OFFICIAL BLOG」を運営。

SNS:やまもとりゅうけん

この記事の監修者
フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Contents

そもそもフリーランスとは?

フリーランスとは、企業や団体などで雇用されずに独立して働くことを指します。企業と請負契約や委任契約などを結び、契約内容を果たすことで報酬を得るのが一般的です。

ここでは、「フリーランスと個人事業主の違い」や「フリーランスと会社員との違い」を解説します。

フリーランスと個人事業主の違い

個人事業主とは税法上の区分のことです。所轄の税務署に開業届を出した人が個人事業主になります。そのため、開業届を出していなければ個人事業主は名乗れません。それに対してフリーランスはあくまで働き方の名称のことです。

個人事業主になると青色申告ができるようになるなど、税制面で優遇を受けられます。そのため、フリーランスとして働いている人のなかにも、開業届を出して個人事業主となっている人は多いです。

監修者
やまもとりゅうけんさん

9年くらい前は、自由になろう、しがらみから開放されようというのがモチベーションになる人が多かったと思いますし、自分もそうでした。

ですが今は、自分のスキルを正当に評価されて正当な報酬を得たいという人が、会社員から業務内容を変えずに業務委託にスライドする風潮になってきているように感じますね。

フリーランスと個人事業主の違いとは?メリット・デメリットを解説

フリーランスと会社員との違い

会社員は、会社と雇用契約を結んで働いています。1つのプロジェクトが終了しても、会社に雇用されている限り同じ環境で働き続けるのが大きな特徴です。

一方、フリーランスは、特定の会社に雇用されているわけではありません。会社と業務委託契約などを締結し、個別の案件ごとに仕事を進めます。

監修者
やまもとりゅうけんさん

フリーランスとはいえ、会社の一員になるという点では違いはありません。

即戦力扱いのため、1人称で仕事ができるスキルは最低限必要です。そしてそれと同じくらい求められているのが、会社に対する情熱だと思いますね。

例えば、業務改善に対して会社員よりも意欲的だったり、会社の業績のアップダウンに対して同じように一喜一憂できる姿勢など、会社員以上に会社のために動くことが求められています。

たとえば、スキルが200の人と100の人がいたとして、前者は業務に対する士気が低く後者が高い場合、熱量の高い人が採用される。この点は会社員であろうとフリーランスであろうと変わりませんし、従業員以上に従業員らしく振る舞うことは求められていると感じます。

フリーランスと経営者の違い

フリーランスは主に働き方を指すものであるため、従業員のいない個人経営と捉えるのであれば経営者と明確な違いはありません。ただし、フリーランスと経営者では求められるスキルやマインドが違います。

監修者
やまもとりゅうけんさん

個人事業主としてフリーランス的働き方をしている人は徐々に増えてきましたが、自ら事業を創り、回すといった経営的な動きをしているフリーランスの方はまだそこまで多くない印象です。

フリーランスと会社員では求められるスキルにそこまで差はありませんが、会社員と経営者では、求められるスキルがやはり異なってきます。ですので、フリーランスからスライドして経営者になるという人はあまり見たことがありませんね。

経営者に必要なのは、やりたいことが明確にあるかどうか。漠然とした目標でしたり、就職面接でビジョンを問われたときに芝居としてビジョンを語るのが一般的なような気がしますが、経営者にはそれが本当にある。必要なスキルももちろん異なりますが、一番の違いはそこではないでしょうか。

自分もフリーランスとして経験を積み、オンラインサロンを運営していく中で生まれた「こんなサービスがあったら良いのに」という強い想いから、今はeラーニングを誰でも開設できるSaaS系サービスをやっています。

フリーランスのメリットや人気の理由

近年の動向を観察すると、フリーランスの仕事をする人は今までよりも増えていることが分かります。クラウドソーシングサービスのランサーズが発表した「フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、2015年時点でのフリーランス人口が937万人だったことに対して、2021年10月時点では1,670万人となっています。

ランサーズが対象にしているのは「広義のフリーランス」であり、統計方法によって数値は若干異なりますが、フリーランスの数が増加しているのは事実でしょう。

上記のように、フリーランスが増加している要因となるメリット・人気の理由は主に以下の4つです。

  • 自由な働き方ができる
  • 実績やスキルに見合った報酬を得られる
  • さまざまな案件に携われる
  • 働く意思があれば長期間仕事ができる
  • 需要が増加している

それぞれ詳しく解説します。

自由な働き方ができる

フリーランスの仕事は、働く時間や場所の制約が少ないことが多いので、自由な働き方ができます。例えば、フリーランスのエンジニアやデザイナーの場合、午前中はカフェで働き、午後は自宅で作業するなど好きな場所で仕事ができます。また、早朝から仕事をして午後は家族と過ごすなど、家庭の事情に合わせたライフスタイルも実現可能です。

以下は、弊社ITプロパートナーズがフリーランスに実施した「独立した目的」についてのアンケートです。

収入アップや起業への足がかりとしてフリーランスになる方もいますが、ワークライフバランスの改善も含めた「自由な働き方」が最も重視されているのが分かります。

監修者
やまもとりゅうけんさん

フリーランスになった時には、これまでのやらされている感覚より、自分で自分の人生を作っているという感覚がありましたね。

フリーランスは指示する存在がいないからこそ、自分で自分をコントロールする必要があり、自分で人生を作るという感覚に初めてなれる機会だと思っています。

適切なスキルさえあればフリーランスとして働くことで報酬も増えていくため、心の余裕もでき、より挑戦しようという気持ちになっていきました。

実績やスキルに見合った報酬を得られる

フリーランスは、自分の実績やスキルをアピールして案件を獲得します。そのため、魅力的な実績や高いスキルがあれば、それに見合う好条件の案件を受注できる可能性があります。より高い報酬を得たい人は、実績やスキルを積んでフリーランスとしての活躍を目指すのも1つの手です。

監修者
やまもとりゅうけんさん

フリーランスのメリットは、やはり自分の実力がちゃんと報酬に反映されることです。

雇用が保証されないというリスクはありますが、そういうものだと認識を持っていれば特にデメリットには感じません。雇用のリスクを数%背負う代わりに、収入が2倍になるという感覚ですね。

さまざまな案件に携われる

フリーランスは案件ごとに契約を交わして仕事をします。1つのプロジェクトが終わればまた新しい仕事を契約していくため、フリーランスとして活動すれば自然にさまざまな案件に携わることが可能です。実績を重ねれば、幅広い経験を積めます。

働く意思があれば長期間仕事ができる

会社員は定年退職の年齢が定められていますが、フリーランスは自分の意思次第で何歳まででも働けます。将来必要なお金について心配している人も、フリーランスになればずっと収入を得続けることが可能です。

監修者
やまもとりゅうけんさん

私の周りでも、40歳近くでフリーランスとして働く人は結構いますし、40までやれている人は、他の現場でも必要とされるため続けられることが多いですね。

ちゃんと実力さえあればどのような現場でも使ってもらえるし、フリーランスであろうと会社員であろうと新しいことを身に着けていかないといけないのは変わらない。今の時代は会社員かフリーランスかで区別するほどのことはありません。

今後、よりフリーランスと会社員の境目は曖昧になっていくと思います。どちらが安定しているということはなく、信じられるのはやはりスキルのみだと感じますね。

需要が増加している

フリーランスとして働くことが注目されている理由として、需要の増加も要因の1つです。IT分野における例として、情報処理推進機構(IPA)が発表した「DX白書2023」では、IT分野の人材が不足していると指摘されています。

また、レバテックの「フリーランス市場レポート」によると、ITエンジニアやクリエイター向けの案件数や案件倍率が増加していると報告されています。

これらのデータを見ると、IT分野における人材不足や仕事の増加傾向が確認できます。この状況は、フリーランスとして活躍するのに有利です。その理由は、自分に合った仕事を見つけやすくなるからです。IT分野におけるフリーランスだけでなく、さまざまな案件の中から自分に適した仕事を選ぶことができ、自分のスキルや興味に合った活動をしやすくなります。

フリーランスの仕事一覧と職種ごとの想定年収・案件の探し方

フリーランスと一言でいっても、その仕事は多種多様です。仕事の種類によって、必要なスキルや稼ぎやすさ、そして案件の探し方が変わってきます。

例えばコンサルタント系やエンジニア系のような仕事は、必要とされるスキルのレベルは高くなりますが、その分高収入を狙えます。一方で接客系やデザイナー・ライター系の仕事は、それほど高い報酬をもらえるわけではありませんが、手軽に始められるのが魅力です。

ここではフリーランスの職種を次の7つに分類し、それぞれの具体的な仕事内容、想定される月収、そして主な案件の探し方について解説します。

  • ITエンジニア・プログラマー系フリーランス
  • マーケター系フリーランス
  • デザイナー・クリエイティブ系フリーランス
  • ライター系フリーランス
  • コンサルタント系フリーランス
  • 接客系フリーランス
  • その他新しいフリーランス

※想定月収はあくまで目安であり、経験やスキルレベルによって変動します。ご了承ください。

ITエンジニア・プログラマー系フリーランス

分類ITエンジニア・プログラマー系フリーランス
主な職種・システム開発エンジニア
・Web系エンジニア
・インフラ系エンジニア
・上流工程系エンジニア
・AI系エンジニア
・営業系エンジニア
想定月収20万円〜100万円以上
主な案件の探し方・フリーランスエージェント
・知人や取引先など人脈からの紹介
・クラウドソーシング(初心者向け)
案件例> フリーランスエンジニアの案件一覧を見てみる

ITエンジニア・プログラマー系フリーランスは、需要が高く高単価案件も豊富に存在します。主に上記の5つの職種に分けられます。それぞれの具体的な想定月収や将来性、難易度などを見ていきましょう。

システム開発エンジニア

具体的な職種・SE
・プログラマー
・アプリケーションエンジニア
・組み込みエンジニア
想定月収約20万〜80万円
高収入を目指せる
安定・将来性★★★★★
専門・上流スキルで安定
案件数★★★★★
案件数は多い
難易度★★★★★
多様なスキルが必要
必要スキル・プログラミングスキル
・コミュニケーションスキル
・マネジメントスキル

システム開発系エンジニアとは、システムの設計・開発・保守運用を行う仕事です。細かく分けると、プログラムの設計を行うシステムエンジニア、設計書に基づいて実際にプログラミングするプログラマ、プロジェクトマネージャー(PM)に分けられます。

要件定義や基本設計など上流工程に関わることも多く、平均年収はエンジニアのなかでも高めです。フルタイムや常駐の案件も多く、年収は300万〜700万円です。フリーランスとして月に3〜5件の案件に関わることもあります。

システム開発の知識に加え、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルも求められる仕事です。簡単になれるわけではありませんが、プログラマー職もあるほか、上流工程を経験してプロジェクトマネージャーとしてキャリアアップもできます。

フリーランスエンジニアに興味がある方は以下の記事も併せてご覧ください。働き方の実態や必要スキル、案件獲得できる人の特徴など詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアは稼げる?今から目指す人が知るべき実情とは

弊社ITプロパートナーズでは、SEはもちろん、PMやPdMなど上流工程の案件も数多くご紹介しています。エンド直案件が9割なので単価が高く、大半がフルリモート可能となっています。フリーランスエンジニアとして自由度の高い働き方を実現しつつ、スキルアップしたい、収入アップしたいと考えられている方は、ぜひ下記から登録して案件を閲覧してください。

Web系エンジニア

具体的な職種・プログラマー
・アプリケーションエンジニア
想定月収約20万〜90万円
高収入可
安定・将来性★★★★★
仕事数は増加傾向
案件数★★★★★
Web案件多数
難易度★★★☆☆
活躍には要専門スキル
必要スキル・プログラミングスキル
・コミュニケーションスキル

Web系のエンジニアとは、Web系サービスに関わるエンジニアです。主な仕事内容としてWebサービスの設計・開発・保守運用などがあります。

フロントエンジニアのように、Webデザイナーが作成したデザインをコードで反映させていく仕事や、WordPressエンジニアのようにWordPressを専門に扱う仕事もあるでしょう。大まかな年収は600万円ほど。プログラミングスキルは必須です。案件としては、週2日〜の案件があり、月に1〜3件の仕事に関われます。

Web系フリーランスエンジニアの働き方に興味がある方は、以下の記事も参考にしてください。Webエンジニアがフリーランスとして活躍するための実用的なアドバイスや、年収の実情についても詳しく解説しています。

Webエンジニアがフリーランスになるには?独立メリットや年収相場

インフラ系エンジニア

具体的な職種・ネットワークエンジニア
・サーバーエンジニア
・データベースエンジニア
・クラウドエンジニア
・セキュリティエンジニア
想定月収約30万〜80万円
高収入案件が多い
安定・将来性★★★★★
需要継続の見込
案件数★★★☆☆
専門性が高い
難易度★★★★☆
専門知識が必須
必要スキル・サーバーやネットワークの知識
・プログラミングスキル

インフラ系エンジニアとは、システムを動かす基盤であるサーバーやネットワークを扱うエンジニアで、サーバーの設計や構築、運用が主な仕事です。仕事としては扱う領域によって異なり、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、データベースエンジニアなどに分けられます。

サーバーやネットワークの知識が必須で、クラウドに関する知識も必要です。設計スキルや基礎的なプログラミングのスキルも欠かせません。

想定年収は30万~80万円ほどで、スキルによって年収は大きく変わります。週3〜4日の常駐が求められる案件が多数あります。以下は弊社で掲載しているフリーランス案件例になります。

フリーランスインフラエンジニアを検討している方は以下の記事も参考にしてください。フリーランスとしてのキャリアパスや収入の見通し、さらには案件の獲得方法についても詳細に説明しています。

インフラエンジニアがフリーランスになるには?独立後の年収や案件単価

上流工程系エンジニア

具体的な職種・プロジェクトマネージャー
・プロジェクトリーダー
想定月収80〜万円
高収入案件多数
安定・将来性★★★★★
安定した需要あり
案件数★★★★★
スキルと経験が必須
難易度★★★☆☆
難易度高く高収入
必要スキル・関連する分野の専門知識
・プログラミングスキル
・コミュニケーションスキル
・マネジメントスキル

上流工程系エンジニアとは、要件定義や設計など開発の初期段階の工程に関わるエンジニアです。

能力としては顧客の需要を読み取れるコミュニケーションスキルや円滑に業務を進めるマネジメントスキルが必要とされます。設計スキルやプログラミングのスキルに加えマネジメント力も重要です。

月収80万円ほどの仕事が豊富で、高収入が狙える仕事です。フリーランスとして月1〜3件ほどの案件に関わることが多いでしょう。上流工程に求められるスキルを満たしている人材は多くはないため、安定して仕事を獲得できます。以下は弊社で掲載している案件の一例です。

小規模なプロジェクトにおいては、プロジェクトマネージャーの役割もあり、経験を積むことで高単価なPM案件を獲得することも可能となります。フリーランスのPMとして独立を考えている方は以下の記事も参考にして下さい。

フリーランスのプロジェクトマネージャー(PM)になる方法と案件単価

AI系エンジニア

分類AI系エンジニア
具体的な職種・AI開発エンジニア
・機械学習エンジニア
・データサイエンティスト
想定月収74万円~75万円
安定・将来性★★★★★
高い需要が見込まれる
案件数★★★★
案件数が多い
難易度★★★★★
専門実績が必要
必要スキル・数学的な知識
・コンピュータサイエンスの知識
・機械学習やディープラーニングの知識
・Pythonを中心としたプログラミングスキル
・AIが及ぼす社会的影響について配慮する倫理観

AIエンジニアとは、AI(Artificial Intelligence)を使用したシステム開発や、データ解析などを行うエンジニアのことです。AI技術の発展にともない、その応用範囲は医療、金融、製造業など多岐にわたります。

フリーランスAIエンジニアは、多くの場合、個人の技術力だけでなく、プロジェクト管理能力やコミュニケーション能力も求められます。AIプロジェクトはしばしばチームで行われるため、他の専門家と協力し、プロジェクトを成功に導く能力もフリーランスのAIエンジニアには必要です。

AI系エンジニアの年収は高い傾向にあり、特に専門性が高く需要のあるスキルを持っている場合、年収1000万円以上を目指すことも現実的です。

AIエンジニア(機械学習)がフリーランスになるには?必要スキルや案件例

営業系エンジニア

具体的な職種セールスエンジニア
想定月収約30万〜80万円
高収入が可能
安定・将来性★★★★☆
今後に注目が集まる
案件数★★★☆☆
将来性あり
難易度★★★★★
顧客対応力が重要
必要スキル・関連する分野の専門知識と経験
・プレゼン力
・交渉力

営業系エンジニアとは、エンジニアの商品やサービスに関わる営業を行う仕事です。セールスエンジニアとも呼ばれます。営業サポートや導入支援、アフターサポートが主な仕事です。

エンジニアが関わる商品は高度な専門知識が必要なため、営業だけでは対応が難しい部分をフォローする役割があります。また、IT関連のアドバイス、システム導入支援を行うITコンサルの仕事もあります。

年収は400万〜1,000万円ほどで、同時に対応できるのは1〜3件ほどでしょう。現状案件数が豊富とはいえませんが、今後に注目が集まる職種です。案件数は現状まだ少ないものの、今後増えていくことが期待されています。

ITエンジニア系のフリーランス案件をもっと確認したいという方は、以下から無料登録して頂くことで、弊社ITプロパートナーズの案件を全て詳細までご確認頂けます。

マーケター系フリーランス

分類マーケター系フリーランス
主な職種・Webマーケター
・Webディレクター
・データサイエンティスト
・プロダクトマネージャー
想定月収30万円~100万円
主な案件の探し方・フリーランスエージェント
・知人や取引先など人脈からの紹介
・クラウドソーシング(初心者向け)
案件例フリーランスマーケターの案件一覧を見てみる

マーケター系フリーランスは、さまざまな職種があり、実績次第で高収入が狙えるうえ、週2日から働ける仕事もあります。具体的な想定年収や将来性、難易度について見ていきましょう。

Webマーケター

具体的な職種・SEOコンサルタント
・SNSコンサルタント
・Web広告運用担当者
想定月収約30万〜70万円
幅があるが高収入可能
安定・将来性★★★★★
需要が見込まれる
案件数★★★☆☆
高単価案件も多い
難易度★★★★★
専門性と実績が必要
必要スキル・マーケティングスキル
・コミュニケーションスキル
・分析力

WebマーケターはWebサイトを通じての集客と売上を伸ばすのが仕事です。クライアントのサイトの課題分析、改善策の立案、実行、結果を分析、評価までします。Web全般についての基本知識とディレクション力が求められる仕事です。フリーランスのWebマーケターは、会社員として経験がある人だけではなく、自分でサイトを運営し、マーケティングを行なった経験を活かしている人もいます。

フリーランスWebマーケターは数ヶ月単位で企業と契約するという形が多く、複数会社との契約も可能です。この仕事をするためには、Webライターやディレクターとしての経験や実績が求められます。年収は400万~800万円ほどです。

Webマーケティングでフリーランスとして活躍されたい方は、以下の記事も参考にしてください。フリーランスマーケターとして活躍するための方法から必要スキル、年収目安など幅広く解説しています。

Webマーケティングのフリーランスは稼げる?なり方や年収、案件例

Webディレクター

具体的な職種Webディレクター
想定月収約30万〜80万円
安定・将来性★★★★★
人材不足で需要高い
案件数★★★☆☆
制作系案件より少ない
難易度★★★★★
高度スキル・実績必須
必要スキル・関連分野の専門スキル
・マネジメントスキル
・コミュニケーションスキル
・データ分析スキル

Webディレクターとは、Webサイト・サービスを制作する際の責任者のことです。Webサイトの制作に関わるスタッフを管理したり、Webサイトの方向性をチェックしたりします。フリーランスのWebディレクターとして活躍するためには、クライアントやスタッフなどさまざまな相手とやり取りするためのコミュニケーションスキルが必要です。

フリーランスのWebディレクターの年収は、600万〜900万円程度が目安となっています。マーケターと同様に複数件の仕事に対応することも可能で、その分だけ年収も増やせるでしょう。この仕事に関わるには、ライターや編集としての実績が求められます。

フリーランスwebディレクターに興味がある方は、以下の記事が参考も参考にしてください。。必要なスキルから案件獲得方法まで網羅的に解説しています。

Webディレクターでフリーランスに!独立後の年収や案件獲得方法を解説

データサイエンティスト

具体的な職種・データエンジニア
・AIエンジニア
想定月収約40万〜80万円
安定した仕事が多い
安定・将来性★★★★☆
業界問わず需要あり
案件数★★★☆☆
増加傾向
難易度★★★★☆
専門知識が必要
必要スキル・統計や分析の知識
・ビッグデータの知識
・コミュニケーションスキルなど

データサイエンティストとは、データを適切に分析する仕事です。ITの発展によりAI(人工知能)の機械学習が誕生し、これまでできなかった膨大な量のデータ解析が可能になり、より詳細かつ高精度な分析が可能になりました。が可能になりました。データサイエンティストはそのようなITを活用し、必要な分析を行う仕事です。

データ活用はどのような業界でも求められ、データサイエンティストに対するニーズも高めです。年収相場は600万円程度となっています。フリーランスであれば同時に3件ほどの案件に関われる可能性があります。この仕事に関わるには、データ分析のスキルや実績が必須です。

フリーランスのデータサイエンティストを目指している方は、以下の記事を参考にしてください。独立する方法や年収目安などを具体的に解説しています。

データサイエンティストがフリーランスとして独立する方法と年収目安

プロダクトマネージャー

具体的な職種プロダクトマネージャー
想定月収約40万〜80万円
業界によって変わる
安定・将来性★★★☆☆
今後需要が高まる
案件数★★★☆☆
IT分野中心に需要あり
難易度★★★★★
実務経験が必要
必要スキル・コミュニケーションスキル
・マネジメント力
・プロダクトの生産に対する知識

プロダクトマネージャーは設定した目標や成果を実際のプロダクトに仕上げる仕事です。プロジェクトマネージャーと近いですが、具体的な商品の立案や生産に特化した仕事である点が違います。

年収は500万〜1,000万円ほどで、どのような商材に関わるのかで収入に違いが生まれやすいです。同時に複数案件に関われると、高収入も期待できるでしょう。対象プロダクトの生産知識やマネジメント力が求められます。

弊社ITプロパートナーズでは、150件以上のプロダクトマネージャーの案件を用意しています。掲載している案件のほとんどがフルリモートなので、自由度の高い働き方で、報酬アップが実現可能です。登録は無料なので、ぜひ下記からプロダクトマネジャーの案件をお探しください。

デザイナー・クリエイティブ系フリーランス

分類デザイナー・クリエイティブ系フリーランス
主な職種・Webデザイナー
・グラフィックデザイナー
・UI/UXデザイナー
・ロゴデザイナー
・イラストレーター
・動画編集者
・カメラマン
・フラワーコーディネーター
想定月収20万円~80万円
主な案件の探し方・フリーランスエージェント
・知人や取引先など人脈からの紹介
・クラウドソーシング(初心者向け)
・SNSやWebサイトで発信(並行して行うと◯)
案件例フリーランスデザイナーの案件一覧を見てみる

デザイナー・クリエイティブ系フリーランスは、デザインや動画編集、撮影などさまざまな分野があります。それぞれの仕事内容や想定月収、需要について解説します。

Webデザイナー

具体的な職種Webデザイナー
想定月収約30万〜50万円
標準的
安定・将来性★★★★☆
高収入は目指しにくい
案件数★★★★☆
需要あり
難易度★★★☆☆
高度案件は要スキル
必要スキル・デザインスキル
・ツールに関する知識
・Webマーケティングについての知識

Webデザイナーの仕事は、ホームページやブログなどWebサイトの文章やレイアウトを見やすくする仕事です。デザインがメインの仕事ですが、HTMLやCSSなどプログラミングのスキルもある程度必要です。

Webデザイナーの年収は300万~600万円くらいの人が多いでしょう。需要はありますが、単価はやや低単価です。

クラウドソーシングを利用すれば、初心者からできる案件もあります。ホームページの規模にもよりますが、同時に数件動かすことも多いです。デザインスキルだけではなく、顧客の要望を汲み取るコミュニケーションスキルも求められます。フリーランスWebデザイナーについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。

フリーランスWebデザイナーになるには?厳しさや魅力も未経験向けに解説

グラフィックデザイナー

具体的な職種グラフィックデザイナー
想定月収約30万〜60万円
安定・将来性★★★☆☆
Web系に流れる傾向
案件数★★☆☆☆
ネット上では少ない
難易度★★★★★
実務能力が必要
必要スキル・デザイン力
・提案力・ヒアリング力

グラフィックデザイナーは、クライアントのコンセプトに合わせてポスターやチラシなどをデザインする仕事です。フリーランスとして働く場合でも、基本的な仕事の流れは広告代理店やデザイン事務所で働く場合と変わりありません。

年収は実力によっても変化するため、300万~700万円程度と幅広いです。デザインの専門スキルが必要で、デザイン事務所などでの実務経験がなければ、独立するのは難しいでしょう。

フリーランスグラフィックデザイナーの仕事の取り方7選と案件単価相場

UI/UXデザイナー

具体的な職種UI/UXデザイナー
想定月収約30万〜60万円
実績次第で高収入も
安定・将来性★★★★☆
Web時代で将来性あり
案件数★★★☆☆
専門的だが大規模・Web系案件を中心に底堅い
難易度★★★★☆
上流工程スキルが必要
必要スキル・マーケティング力
・要件定義・設計スキル
・デザインや心理学などの知識

UI/UXデザイナーは、ユーザーインターフェース(UI)と、ユーザーエクスペリエンス(UX)をデザインする仕事です。UIデザイナーはユーザーがWebサイトやサービスをスムーズに操作しやすいボタンの配置やサイトの設計を考える仕事です。UXデザイナーはユーザー体験を向上させるためのコンセプト策定やサイト設計に関わります。

年収は400万〜600円ほどで、Webデザイナーよりもやや高収入が目指せる仕事です。デザインの知識は必要ですが、それ以上にマーケティングやサイト設計の経験が必須です。以下、案件例となります。

フリーランスのUI/UXデザイナーとして独立を考えている方は以下の記事も参考にしてください。

UI/UXデザイナーがフリーランスとして案件獲得する方法や単価相場

弊社ITプロパートナーズでは、UI/UXデザイナーの案件を探している方に向けて、アプリ開発からWebサイトのリニューアルに至るまで、多岐にわたるプロジェクトを紹介しています。自社開発案件が豊富なため、スキルアップもしやすい環境です。

UI/UXデザイナーとして高単価な案件に契約したい、またはキャリアアップを目指すフリーランスの方は、下記から案件を閲覧してみてください。

ロゴデザイナー

具体的な職種ロゴデザイナー
想定月収約30万〜70万円
大企業など高単価案件も
安定・将来性★★☆☆☆
実力次第で安定受注も
案件数★★☆☆☆
デザイン系では少なめ
難易度★★★☆☆
スキルと実績が必要
必要スキル・デザインスキル
・コミュニケーションスキル

ロゴを専門に扱うデザイナーもいます。

ロゴはブランドのイメージに大きく関わり、経験や実績が欠かせません。ロゴの制作をするためには、ユーザーの要望を把握し、明確な形にできることが求められます。そのため、デザインセンスだけではなく、コミュニケーションスキルも必須です。

年収では400万〜1,000万円まで幅があり、大手企業からの案件だと、1件数100万円という場合もあります。未経験からでも始められるものの、実績がなければ活躍は難しいでしょう。

イラストレーター

具体的な職種イラストレーター
想定月収約10万〜50万円
安定定期な受注次第
安定・将来性★★☆☆☆
実力者は長期的に活躍
案件数★★★☆☆
デザイン系としては多め
難易度★★☆☆☆
スキルと実績が必要
必要スキル・デザインスキル
・ヒアリング力・提案力

イラストの需要は、ポスター、雑誌・パンフレットの表紙や挿絵、楽曲ジャケット、Webページの説明図など多彩です。絵画のような独立した作品としてのイラストもあります。企業のロゴやイベントのシンボルマークを手がけるイラストレーターもいるようです。

イラストレーターの年収は300万~700万円までさまざま。小規模な案件も多く、フリーランスであれば同時に数件から10以上件の案件に関わることもあるでしょう。スキルなしでも始められますが、活躍するためにはスキルや実績が求められます。

フリーランスのイラストレーターについて、さらに詳細を知りたい方は、以下の記事が役立ちます。仕事内容や収入、案件例といった独立にあたってやるべきことが解説されているので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスのイラストレーターになるには?案件の取り方や独立手順

動画編集者

具体的な職種動画編集者
想定月収約30万〜50万円
案件数次第で高収入
安定・将来性★★★★☆
将来性あり
案件数★★★★★
近年需要は多い
難易度★★☆☆☆
未経験からできる
必要スキル動画編集のスキル

動画編集者は、撮影された映像を編集して意図するイメージが伝わるように加工する仕事です。動画に対する需要は高まっているため、動画編集者への依頼も多くなっています。

最近では、インターネット上の広告に動画を使用するケースも増えてきました。依頼者によっても動画の利用方法はさまざまです。動画編集者には、動画を適切にカットしたり、テロップをつけたりする技術が求められます。

動画編集者の平均年収は約400万円です。需要があり、10件以上の案件を同時に進行させることもあります。未経験からでもでき、クラウドソーシングなどを利用すれば初心者向けの案件も探せるでしょう。

フリーランスの動画編集者の年収や案件相場、そして効果的な仕事の取り方について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

フリーランスの動画編集者は稼げる?年収や案件相場、仕事の取り方

カメラマン

具体的な職種カメラマン
想定月収約15万〜70万円
スキル次第
安定・将来性★★☆☆☆
スキルや実績の影響大
案件数★★★☆☆
ジャンル次第
難易度★★☆☆☆
未経験から可能
必要スキル・カメラの撮影技術
・コミュニケーションスキル

カメラマンは撮影があるのでWeb上で仕事は完結しませんが、受注・発注や納品は可能です。自身のWebサイトで営業活動を行うこともできます。

雑誌社や広告制作会社の社員カメラマンもいますが、多くはフリーランスです。撮影対象のジャンルは多彩で、人物から建造物、風景や商品に渡るまで豊富な案件があります。なにかの分野の業界内で名を知られるようになるのが年収アップのコツです。カメラマンの年収は200万~800万円まで、人によってさまざまです。

未経験からでもできますが、機材を揃える費用が必要なうえ、スキルや実績に年収が大きく左右されます。

フラワーコーディネーター

具体的な職種フラワーコーディネーター
想定月収約10万〜80万円
スキルと実績による
安定・将来性★★☆☆☆
スキルや実績の影響大
案件数★☆☆☆☆
季節によって波あり
難易度★★☆☆☆
実績必要
必要スキル・フラワー装飾の技術
・色彩や花に関する知識
・コミュニケーションスキルなど

フラワーコーディネーターは、クライアントの希望に沿って花を選んで組み合わせるのが仕事です。特に、ホテルやパーティー会場など華やかな場所で需要があります。

フラワーコーディネーターの年収は人によっても大きく異なり、100万〜1,000万円となっています。花に関する深い知識が必要であり、学歴よりも実際のスキルが重視されます。また、クライアントのニーズをしっかり汲み取るためには、コミュニケーションスキルも重要です。

ライター系フリーランス

分類ライター系フリーランス
主な職種・Webライター
・コピーライター
・ブロガー・アフィリエイター
・翻訳者
想定月収10万円~60万円
主な案件の探し方・クラウドソーシング
・SNSの活用
・自身のブログを開設

ライター系フリーランスの仕事は、継続的に案件を受注できれば安定した収入を確保できます。主な職種の仕事内容や想定月収、需要について見ていきましょう。

Webライター

具体的な職種Webライター
想定月収約10万〜50万円
テーマ・本数で高収入
安定・将来性★★★☆☆
継続案件があれば安定
案件数★★★★★
多い
難易度★☆☆☆☆
未経験〜專門向けも
必要スキル・ライティングスキル
・SEOに関する知識

WebライターはWeb上のコンテンツを作成するライターです。企業や特定のメディアから依頼を受ける、専属のライターとして働くなど、柔軟な働き方ができます。

Webライターの年収は100万~500万円まで人によりさまざまです。スキルなしからでも始めやすい仕事で、クラウドソーシングなどでは初心者向けの案件も募集されています。月10件以上の案件を受けることも少なくありません。ただし、読者を引きつけつつ分かりやすい文章を書く力がなければ、稼げるWebライターにはなれないでしょう。

フリーランスライターとしてのキャリアをスタートさせるための具体的な手順や稼ぎ方、案件の獲得方法について詳しく知りたい方は、下記の「フリーランスライターになるには?」の記事を参考にしてください。

フリーランスライターになるには?具体的な手順と稼ぎ方・案件獲得法

コピーライター

具体的な職種コピーライター
想定月収50万円〜
実績次第で高収入可能
安定・将来性★★☆☆☆
需要は底堅い
案件数★★☆☆☆
ライターよりは少ない
難易度★★★★☆
スキルや実績にシビア
必要スキル・コピーライティング
・マーケティングスキル

コピーライターとは、商品やサービスの魅力を簡潔に伝えるキャッチコピーを作る仕事です。主に広告業界で必要とされており、作ったキャッチコピーはさまざまな広告に掲載されます。

コピーライターの平均年収は、500万円程度です。ただしコピーライターとしてのスキルが高まればより高年収も狙えます。未経験からでも始められるものの、安定した仕事を取るためには、スキルと実績が必要です。

ブロガー・アフィリエイター

具体的な職種ブロガー・アフィリエイター
想定月収0〜100万円
結果が出ない可能性あり
安定・将来性★☆☆☆☆
収入が0の可能性も
案件数個人ビジネス
難易度★★★★★
スキルと労力が必要
必要スキル・サイト制作
・ライティング技術
・サイト分析の知識
・マーケティング知識

自身のブログやWebサイトにコンテンツ(記事)に関連した商品広告を掲載し、読者がそのサイトから商品を購入することで報酬を得るのがアフィリエイターです。PV数を伸ばすには、Google検索の上位にランクされなければなりません。サイトをTwitterやFacebookと連動させてこまめに情報発信することも重要です。

月100万円以上を目指すことも可能ですが、月5万円以上稼いでいる人が全体の5%ほどしかいないともいわれ、成果が出ている人と出ていない人で大きな差があります。未経験からでも始められますが、稼ぐまでは簡単ではありません。

翻訳者

具体的な職種・文芸翻訳
・実務翻訳
・映像翻訳
想定月収約20万〜50万円
テーマにより高収入も
安定・将来性★★★★☆
継続案件獲得が重要
案件数★★☆☆☆
執筆案件より少ない
難易度★★★☆☆
専門スキルが必要
必要スキル・翻訳技術
・語学力

語学力と文章力が要求されるのが翻訳者です。翻訳する文章は文学作品から製品取扱書、契約書まで多種多様です。AIの自動翻訳のレベルが向上しつつありますが不完全なケースもあり、近い将来に翻訳者の需要がなくなることは考えられません。

翻訳者は出版社や企業、翻訳仲介会社から仕事をもらいますが、クラウドソーソングにも多くの案件があります。翻訳者の年収平均は300万~500万円くらいです。翻訳スキルが必須ですが、翻訳の業務を会社で経験していれば始めやすいでしょう。

コンサルタント系フリーランス

分類コンサルタント系フリーランス
主な職種・ITコンサルタント
・Webコンサルタント
・経営コンサルタント
想定月収50万円~150万円
主な案件の探し方・フリーランスエージェント
・企業に直接営業する
・人脈や過去の顧客からの紹介

フリーランスコンサルタントの仕事は、専門性を磨きポジションを確立することで安定した収入を得られます。主な職種の仕事内容や案件の探し方、収入などについて紹介します。

ITコンサルタント

具体的な職種ITコンサルタント
想定月収約60万〜100万円
高収入可能
安定・将来性★★★★★
需要あり
案件数★★★☆☆
IT系案件は増加傾向
難易度★★★☆☆
スキルや実績が必要
必要スキル・ITに関するスキル
・コミュニケーションスキル

コンサルタントは広い意味では経営コンサルタントですが、ITを専門に扱うITコンサルタントも存在します。ITの技術をどのように活かせば企業の課題を解決できるかを考え、実際に提案する仕事です。

フリーランスのコンサルタントは、コンサルティングファーム(コンサル会社)で経験を積み、人脈を作ってから独立するというケースがほとんどとなっています。

年収の平均は600万円ほどです。エージェントなどを利用すれば高単価案件の獲得も目指せるでしょう。スキルや実績があれば、月100万円以上稼ぐこともできます。ただしITに関するスキルと実績は欠かせません。

ITコンサルタントがフリーランスで独立した際の案件例や案件獲得のコツについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスITコンサルタントになるには?独立後の年収や案件例

Webコンサルタント

具体的な職種Webコンサルタント
想定月収約60万〜100万円
高単価案件も多い
安定・将来性★★★★★
需要が高く今後も期待
案件数★★★☆☆
近年のトレンドに
難易度★★★☆☆
スキルや実務経験必須
必要スキル・Webに関するスキル
・SEOや広告に関する知識
・業界に関する知識
・コミュニケーションスキル

WebコンサルタントはWebサイト・サービスの開発や運営に関わり、より成果が出せるようサポートする仕事です。SEOや広告の知識、常に情報をキャッチする情報収集力などが求められます。

Webコンサルタントの年収の平均は700万円ほどです。Webコンサルタントはスキルや実績が必要で、会社で働いて実績を積んでからフリーランスになるパターンが多いでしょう。

フリーランスのWebコンサルタントとして魅力的な案件を見つけ、成功への道を歩みたい方は、以下の記事を参考にしてください。

フリーランスWebコンサルタントになって仕事を獲得する方法と案件例

弊社ITプロパートナーズは、約9割の案件がエンドユーザー直接取引であり、中間手数料が発生しないため、高単価なIT/Web系コンサルタント案件が獲得できます。また、約7割がリモート案件なので、ライフスタイルに合わせた働き方を実現できます。

フリーランスのIT/Webコンサルタントとして魅力的な案件をお探しの方は、以下からチェックしてみてください。

経営コンサルタント

具体的な職種経営コンサルタント
想定月収約50万〜100万円
高収入が可能
安定・将来性★★★★★
常に底堅い需要あり
案件数★★★☆☆
潜在需要の発掘が鍵
難易度★★★☆☆
専門性と実績が必要
必要スキル・経営に関する知識
・業界やトレンドに関する知識
・コミュニケーションスキル
・課題解決能力

経営コンサルタントは、経営に関する課題解決をサポートする仕事です。中長期の計画立案などを行います。企業の経営に関する知識に加え、幅広い知識、特に業界やトレンドに関する知識も必要です。人事や営業などの分野に関わります。

平均年収は400万〜800万円ですが、スキルや専門性によってはより高単価の案件も狙えます。実務経験や実績がなければ案件獲得は難しいでしょう。また、中小企業診断士の資格は、必須ではないものの取得しておくことをおすすめします。

営業・接客系フリーランス

分類営業・接客系フリーランス
主な職種・営業代行
・ヨガインストラクター
・スポーツトレーナー
・占い師
・カウンセラー
・美容師
想定月収10万円〜100万円
主な案件の探し方・専門エージェント/マッチングサイト
・自身のSNSやWebサイト
・知人など人脈からの紹介

営業・接客系フリーランスの仕事は、未経験から始められる職種や専門性が求められる職種など多岐に渡ります。それぞれの仕事内容や案件の獲得方法、報酬などを解説します。

営業代行

具体的な職種営業代行
想定月収10万〜100万円
営業スキル次第
高収入可能
安定・将来性★★☆☆☆
今後成長の余地あり
案件数★★☆☆☆
一定数は存在
難易度★★★☆☆
営業スキル・経験必須
必要スキル・営業スキル
・業界やトレンドに関する知識
・コミュニケーションスキル

営業代行とは商材の営業販売を代行する仕事です。専門知識を持っていても営業を苦手とする人は少なくありません。自分が得意とする分野であれば専門知識もあるため、営業スキルを磨くことで企業から求められる人材になるでしょう。

営業代行の年収は成果報酬と固定報酬に分かれており、自分の頑張り次第で収入をより伸ばすことが可能です。自身の営業スキルによっては年収1,000万円も目指せるでしょう。

フリーランス営業代行として独立を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。

営業代行のフリーランスになるには?年収・案件相場と求人の探し方

ヨガインストラクター

具体的な職種ヨガインストラクター
想定月収約15万〜50万円
認知度次第で高収入も
安定・将来性★☆☆☆☆
複数の収入源で安定
案件数個人ビジネス
難易度★★★☆☆
独学でも習得は可能
必要スキル・ヨガのスキル
・コーチングスキル

ヨガインストラクターはヨガを教える仕事で、副業からでも始められます。ヨガスタジオやフィットネスクラブなどと委託契約を結ぶ、個人などを相手に出張ヨガをする、プライベートレッスンをする、スタジオを開店するなど、さまざまなやり方があります。

ヨガインストラクターの年収の平均で見れば、200万〜300万円ほどです。人気のインストラクターになれば高収入も目指せます。ヨガのスキルや知識は必須ですが、必須の資格はないためヨガの経験があれば、独立はしやすいでしょう。

スポーツトレーナー

具体的な職種スポーツトレーナー
想定月収約15万〜50万円
契約次第
安定・将来性★★★☆☆
健康志向で需要は堅い
案件数★★★☆☆
一定の見込みあり
難易度★★★☆☆
分野の専門知識は必須
必要スキル・スポーツのスキル・専門性

スポーツインストラクターには、エアロビクス、ジャズダンス、筋トレ、格闘技系など幅広いジャンルがあります。これらのプログラムがあるスタジオと契約して得意ジャンルで何コマかを担当するのがフリーのスポーツトレーナーです。

1コマは1~2時間で、ギャラは3,000~7,000円。年収は300万円ほどです。未経験からでも始めやすい仕事です。しかし、専門性が高く書籍を出版しているようなインストラクターはギャラが高くなります。

占い師

具体的な職種・占星術師
・風水師
・手相家
・人相家
想定月収約10万〜40万円
知名度・人気次第
安定・将来性★☆☆☆☆
人気や集客戦略次第
案件数個人ビジネス
難易度★★☆☆☆
スキルなしから可
必要スキル・占いの知識
・コミュニケーションスキル

占い師といえば、ビルの一角にスペースを構えてお客を待つのが定番のスタイルでしたが、最近はZoomやSkypeなどを使ったリモートスタイルの占いも増えています。

フリーランスの占い師として稼げるようになるには、SNSなどの口コミで高い評判を得て、知名度を上げていくことが必須です。そのためには、揺れる心に指針を与えてほしくて来るお客にしっかりと対応できなくてはなりません。

1回30分ほどの占いの料金は500~3,000円まで人によってさまざまです。評判がよくなれば高収入も目指せるかもしれません。平均年収は100万〜300万円ほどです。未経験からでも始められます。

カウンセラー

具体的な職種・心理カウンセラー
・キャリアカウンセラー
想定月収約10万〜40万円
契約先で異なる
安定・将来性★★☆☆☆
固定客で安定
案件数★★☆☆☆
一定数は見込まれる
難易度★★★☆☆
要カウンセリング能力
必要スキル・カウンセラーのスキルや資格
・コミュニケーションスキル

カウンセラーは、悩みを抱える人の話を聞いてアドバイスする仕事です。カウンセラーにはさまざまな種類があり、それぞれ対応できる悩みの範囲が異なります。

そのため、自分自身のスキルや経験を活かして働けます。

フリーランスの場合は依頼ごとに報酬が発生するため、仕事を多く獲得できればより多く稼げる可能性もあります。年収は400万円ほどです。資格がなくても深い知識があれば、カウンセラーとして活躍できるケースも珍しくありません。

美容師

具体的な職種美容師
想定月収約15万〜50万円
案件数次第
安定・将来性★★★★☆
美容需要は底堅い
案件数★★★☆☆
潜在需要の掘り起こしが鍵
難易度★★★☆☆
国家資格・技術は必要
必要スキル・美容師としてのスキル
・コミュニケーションスキル

美容師の資格があれば、サロンに雇用されるだけでなくフリーランスとして働くことも可能です。例えば、自宅で開業したり、出張サービスとして技術を提供したりできます。

フリーランスの美容師として活躍するためには、効率的に施術したり、実力を磨いて知名度を高めたりすることが重要です。ブログやSNSを活用してファンを増やすのも1つの方法となります。美容師の場合、情報発信能力とカリスマ性が年収を決定すると言っても過言ではありません。技術力や人気にもよりますが、フリーランスの美容師になると収入アップも狙えます。

実際の収入はあまり公開されていませんが、フリーランスになる前の倍になったという人から月15万円ほどの人までさまざまな声があるようです。始めるために、美容師のスキルは欠かせません。

その他新しいフリーランス

分類その他新しいフリーランス
主な職種・ユーチューバー
・ライブ配信
・インスタグラマー
・インフルエンサー
想定月収0円~数百万円以上
主な案件の探し方・SNS
・専門プラットフォーム

YouTubeやライブ配信、SNSの普及により、上記のような新しいフリーランスの職種が生まれています。これらの職種では、SNS上での知名度が収入と案件獲得に大きく影響します。知名度が高ければ広告収入や企業案件、自身の商品の制作・販売につながりますが、人気がなければ収益を得ることは難しいです。

例えばYouTuberは登録者数や再生回数に応じて収入を得られますが、広告収入は1再生あたり0.1円ほどと言われており、登録者数1万人を超えたあたりでようやく収益が発生します。

インスタグラマーやインフルエンサーも、圧倒的な影響力がある人は1投稿で10万円を超えるような場合もありますが、そのような人は一握りと言えます。

総じて、このような新しいフリーランスの職種で稼ぐためには、企画力やマーケティング力、そして継続力が必要と言えるでしょう。成功すれば収入は青天井ですが、​​人気が出なければ収益が0になる可能性も高いことを理解しておく必要があります。

フリーランスとして始めやすい仕事を目的別で紹介

フリーランスの仕事は多種多様で、難易度も異なります。なかにはスキルや実績が必須のものもあり、自分の目的や状況に合った仕事選びが大切です。

未経験やスキルがなくても始めやすいフリーランスの仕事

フリーランスの仕事のなかには、スキルゼロかつ未経験からでも始められる仕事もあります。具体的には以下の仕事などがあるでしょう。

  • ライター
  • ブロガー
  • アフィリエイター
  • YouTuber

上記の仕事は未経験・スキルなしでも始められますが、基本的なタイピングスキルやIT知識などがあると、スムーズに仕事を進められます。他には、「企画・構成力」や「ライティング力」、「文書や動画を作る経験」などがあれば、成果を出しやすくなるでしょう。

向いている人の特徴は、細かい作業が得意な方や文章を書くのが好きな方、地道に継続できる方などです。まずは企画構成力やライティング力をつけたい場合、クライアントからフィードバックを得られるライター業でスキルを高め、ブログやアフィリエイトに挑戦するなどの戦略も考えられます。

監修者
やまもとりゅうけんさん

エンジニアにおいては、現実的に未経験からフリーランスになることは難しいです。

フリーランスは即戦力が求められるので、基本的に何かしら専門的なスキルを持っていることが前提としてあります。

ITプロマガジン編集部
どうしても未経験からフリーランスエンジニアになりたい場合は、どうすれば良いのでしょうか?
監修者
やまもとりゅうけんさん

未経験からフリーランスエンジニアになりたいのであれば、一度ちゃんと勉強をして、正社員として就職してからでないと難しいということを啓蒙する必要があると感じますね。

スキルを持っていない人は、「未経験でもできます」といった広告に釣られてオンラインスクールに入ってしまう方も多いので、注意が必要です。

ITプロマガジン編集部
エンジニア以外の職種では、いかがでしょうか?
監修者
やまもとりゅうけんさん

例えばwebデザイナーや動画編集者、アドマーケターなどの広告運用、ライターなどの職種に関しては、3,4ヶ月しっかりと集中して勉強することができれば、未経験からでもフリーランスになれる可能性はあります。

ですが、その際にも大事なのがソフトスキル。会社の一員として入るので、そこに馴染む必要があります。専門スキルさえあればやっていけるものではなく、話しかけやすい雰囲気であったり適切なビジネスコミュニケーションなどはフリーランスとして大事な要素です。

ITプロマガジン編集部
初めはスキルが足りないからこそ、ソフトスキルが重要になるのですね。やまもとさんはフリーランスになりたての頃はどうだったのでしょうか?
監修者
やまもとりゅうけんさん

自分もフリーランスとして働き始めた頃は正直スキルは足りませんでした。面談時にスキルが足りていませんと言われたこともあり、「でも、一緒に働きたいと思える人物でした」という評価をもらえて採用が決まりました。

そのあとは、現場を転々としていくなかでスキルも上がり、継続的に仕事を確保できるようになりましたね。

技術や専門知識などのハードスキルと同じくらいに、コミュニケーション能力やスタンスなどの信頼を勝ち取るソフトスキルの重要性は、ぜひ意識していただくと良いと思います。

未経験・スキルなしからフリーランスになるには?おすすめの仕事と注意点

女性が始めやすいフリーランスの仕事

女性は出産などのライフイベントの際に、柔軟な対応が求められることがあります。そのため、女性がフリーランスとして仕事をするなら、隙間時間などでも始めやすい以下のような仕事がおすすめです。

  • 事務職
  • サービス職(インストラクターなど)
  • Webデザイナー
  • イラストレーター
  • ライター
  • 写真家
  • エンジニア

職種によって求められるスキルは異なりますが、使用するツールの操作スキルや特定の分野に特化したスキルなどがあるとよいでしょう。また、女性ならではの視点を活かした提案や優れた美的センスなども役立ちます。

向いている人の特徴は、クリエイティブな発想が得意な方や、クライアントや顧客のニーズを汲み取れる方などです。「クリエイティブな発想は苦手」という方は、事務職を検討してみるとよいでしょう。

女性フリーランスに人気の仕事や働き方って?未経験でも大丈夫?

副業で始めやすいフリーランスの仕事

記事の序盤でも解説したように、フリーランスには「会社員をしながら副業するパターン」があります。また「業務委託案件や個人ビジネスなど複数の仕事で生計を立てるパターン」も鉄板です。副業フリーランスが始めやすい職種は以下の通りです。

  • ライター
  • Webデザイナー
  • ITエンジニア
  • 動画編集
  • YouTuber
  • コンサルタント
  • ネットショップ運営

これらの職種に副業で取り組む場合、スケジュールや仕事時間を管理するスキルや、短い時間で成果を出せる専門知識が求められます。自己管理ができず副業に時間をかけすぎると、本業に支障が出るかもしれません。

また、上記の副業に向いている人は、隙間時間でも効率よく作業できる方や、本業の知見を活かせる方です。副業は限られた時間を活用するので、効率のよい作業が得意だったり、本業に関連している職種だったりすると無理なく続けられます。

このように隙間時間を活用してできる仕事が、副業フリーランスの職種として向いているといえます。

副業フリーランスの始め方は?メリット・注意点とおすすめ職種

在宅で作業ができるフリーランスの仕事

フリーランスの仕事は自分のペースで取り組みやすく、在宅で作業できるものも多いです。在宅で作業ができるフリーランスの仕事をあげると、以下の通りです。

  • ライター
  • ブロガー
  • アフィリエイター
  • YouTuber

これらの仕事は時間帯を気にせず作業できるため、自分が働きたい時に自宅で働けます。求められるスキルは、ライターなどのクライアントワークであれば、「テキストでのコミュニケーションスキル」、ブロガーなどの個人ビジネスの場合は、「分析力や継続力」が挙げられます。

フリーランスとして在宅で仕事をするのに向いている方は、スケジュール通りに作業できる方や、1人でもコツコツと作業できる方です。

いずれの職種も未経験からチャレンジできる仕事なので、自分の特性や興味に合ったものを選択しましょう。

フリーランスが在宅ワークできる仕事24選!職種ごとの必要スキルも紹介

フリーランスとして仕事を始めるステップ

フリーランスとして仕事を始めるには、以下のステップを踏みましょう。

  • フリーランスになる準備を行う
  • フリーランスとしての仕事を決める
  • フリーランスとして必要な手続きを行う
  • 仕事探しを開始する

各ステップのポイントを詳しく解説していきます。

1.フリーランスになる準備を行う

まずは、フリーランスになるための準備を整えましょう。フリーランスになるには、開業の用意が必要です。仕事を進めるうえで必要となる備品もそろえなければなりません。また、そもそもどのような目的により自分がフリーランスになるかについて、改めて確認しておくことも大切です。

フリーランスになる目的を明確にした上で、ある程度の貯金をしてからフリーランスに転向しましょう。フリーランスでは収入が不安定になりやすいです。特に開業初期は、案件獲得が難しいことが多いため、最低でも3ヶ月分の生活費が賄えるだけの貯金をしておくことをおすすめします。

フリーランスはいくら貯金するべき?独立前後や老後に分けて紹介

また、フリーランスとして活動して収益を上げていくには、業務の効率化も欠かせません。例えばフリーランスエンジニアであれば、プロジェクト管理に役立つツールなどを導入するなども選択肢の一つです。ミロジャパンの提供しているアジャイル開発ツールなどが例として挙げられます。

2.フリーランスとして働く職種を決める

すでに説明した通り、フリーランスの仕事としてはさまざまな種類があります。そのなかでどの仕事に取り組むのか決める必要があります。自分の得意なことや持ち合わせている知識などを考慮して仕事を決めましょう。フリーランスとして活躍するには、新しいスキルの習得が必要になる場合もあります。以下で仕事を決める際のポイントを解説します。

自分のスキルや経験で仕事ができそうか

フリーランスとして活躍するためには、スキルや経験が欠かせません。未経験でできる仕事もありますが、案件に応募する条件としてスキルや実績の提示を求められることも多々あります。

自分のスキルや経験を活かせる仕事であれば実績として提示でき、案件獲得もしやすくなるでしょう。スキルがない場合は案件獲得までのハードルが上がり低単価の案件が増えてしまうため、収入が安定しにくいです。

フリーランスに必要なスキル一覧!基礎編/職種別に分けて紹介

自分の目指す収入を得られそうか

フリーランスの仕事のなかには、高単価を狙いやすい仕事とそうではない仕事があります。高単価が狙いにくい分野でも数をこなすことで高収入を目指すことは不可能ではありませんが、並大抵の努力では実現できません。

目指す収入があるのであれば、まずは案件を探す前に、興味がある分野ごとの年収相場を調べるとよいでしょう。

フリーランスの時給相場を職種別で紹介!決め方のポイントも解説

長く続けられそうか・興味が持てるか

フリーランスは自己管理が必要で、自分が長く続けられる仕事選びは大切です。自分のモチベーションが仕事の生産性に影響することもあり、例えば興味があり長く続けられそうな仕事であればフリーランスとして活動を続けやすいでしょう。

ただし、案件の内容にこだわりすぎてしまうと、自分の仕事の幅が広げられなくなってしまいます。仕事を始めたばかりの頃は、やったことがない分野の案件でもやってみて、どのようなものか知っておく経験も大切です。

3.フリーランスとして必要な手続きを行う

フリーランスとして仕事をするには、開業や保険に関する手続きが必要です。それぞれの手続きについて以下で解説します。

開業に関する手続き

フリーランスになるには、開業の手続きを行う必要があります。ただし、管轄の税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するだけで済むため、手間や費用はほとんどかかりません。青色申告を希望している場合は、合わせて青色申告承認申請書も忘れずに提出しましょう。

保険に関するの手続き

会社員を辞めてフリーランスになる際は、健康保険を変更するための手続きが必要です。ただし、新しく国民健康保険に入るだけでなく、会社員として加入していた保険を任意継続する方法もあります。家族が加入している健康保険の扶養に入る方法もあるため、状況に応じて最適な方法を選びましょう。

また、年金については、国民年金へ加入するための手続きが必要です。保険に関する詳しい手続きについては後述します。

4.仕事探しを開始する

フリーランスが仕事を探す方法は多岐に渡ります。自分のスキルレベルや職種を考慮して最適な方法を選択することが大切です。

ここでは、「主な案件獲得方法」や「案件獲得サイトを利用する際のポイント」を詳しく解説します。

主な案件獲得方法

フリーランスとして働くための準備や手続きが整ったら、実際に仕事探しを始めましょう。フリーランスが仕事を探す方法はたくさんあるため、まずは自分に合う方法を模索する必要があります。フリーランスが仕事を探す方法としては、例えば以下のものがあります。

特にフリーランスの独立直後は仕事の獲得で苦労しやすいです。そのため、これらの方法を試しながら、自分のやり方を模索しましょう。

フリーランスの仕事の探し方・取り方11選!案件を継続するコツも紹介

案件獲得サイトを利用する際のポイント

初心者や未経験者が独立したばかりの頃に案件を獲得するには、特にクラウドソーシングを利用するのがおすすめです。なかでも、クラウドワークスランサーズなどは、未経験可の案件もあり、初心者でも仕事を獲得しやすいでしょう。また、1つのサイトだけで仕事を探すのではなく、複数のサイトを使ったほうが案件を見つけられる可能性が高くなります。

フリーランスは業務に関するスキルも重要ですが、仕事探しの効率や受注確率の向上も非常に重要です。気になるサイトに複数登録して、効率よく仕事を獲得しましょう。

より高単価な案件をスムーズに獲得するには、フリーランスエージェントの利用が特におすすめです。フリーランスエージェントとはクライアントとの仲介をしてくれるサービスで、自分が営業をしなくてもスキルや実績があれば、高単価案件の受注も可能です。

例えば、弊社ITプロパートナーズでは仲介会社を挟まないエンド直案件が9割を占めており、高単価な案件獲得が可能です。掲載している案件の約7割がリモート案件で、週3日から働ける案件も豊富なので、柔軟な働き方を実現することができます。

さらに、登録すると案件の閲覧が可能となり、エージェントとの無料相談もできます。下記のボタンから登録を行い、無料相談を受けてみませんか?

フリーランスとして仕事を始める際の注意点

ここではフリーランスの仕事を始める際の注意点を、以下の3つのトピックに分けて解説します。

  • 安定して仕事を獲得するための工夫が必要
  • フリーランスに向いていない人もいる
  • クレジットカードの審査で不利になることがある
  • 自己管理能力が問われる
  • 収入が安定しない場合もある

安定して仕事を獲得するための工夫が必要

フリーランスが安定して仕事を獲得するには、「案件獲得の経路を増やす」「常にスキルアップを意識する」などの工夫が必要です。

すでに紹介した通り、フリーランスが仕事を探す方法はたくさんあります。いくつかの方法でなかなか案件を獲得できない時は、積極的にほかの方法も試してみましょう。案件獲得の経路を増やせれば、その分だけ仕事を得られる可能性も高くなります。

また、スキルや能力が低ければ、いくら営業活動に力を入れても依頼は来ません。スキルや能力を再確認し、不足している部分があればスキルアップを目指しましょう。仕事を得るためには、高いスキルや能力を身につけたうえで実績を増やす必要があります。

フリーランスに向いていない人もいる

フリーランスの仕事に向いていない人の特徴は以下の通りです。

  • 専門的なスキルがない
  • 1人で仕事を進めるのが苦手
  • 経理が苦手
  • 環境の変化が苦手

フリーランスには、クライアントが依頼したくなるような専門スキルが必要です。また、1人で仕事を進めることが多いので、能動的に考えて行動できることが求められます。経理に関しては、請求書や納品書の管理、確定申告の知識なども必要です。さらに、フリーランスはさまざまな仕事に関わり、その都度適切な業務の進め方を確立しなければならないので、環境変化への対応も重要になります。

以上のようなことが難しいのであれば、フリーランスには向いていない可能性があります。挑戦する前に、自分が向いているのか自己分析してみるとよいでしょう。

監修者
やまもとりゅうけんさん

自分は基本フリーランスになるほうが良いと思っていますが、やはり無謀な挑戦はしないほうが良いですね。例えば、今の会社でうまくやれず逃げるようにしてフリーランスになり、フリーランスになれば能力が覚醒して上手くいくんだ!と考えている人も一定います。

あくまで会社員として一定以上活躍していて、急にいなくなったら現場が困るくらいのレベル感であれば、フリーランスになっても良いと思っていますね。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

クレジットカードの審査で不利になることがある

フリーランスはクレジットカードの審査で不利になることがあるので注意が必要です。特に会社を辞めて独立する場合、どうしても社会的な信用が落ちてしまうことがあるので、クレジットカードを作りにくくなる場合もあります。

副業として活動をするのであれば問題ありませんが、独立を考えているのであれば、会社員のうちにクレジットカードを作っておきましょう。

自己管理能力が問われる

フリーランスには、自己管理能力が求められます。会社員と違って上司や同僚からの直接的な指導や指示がないため、自分自身でスケジュールを組み、タスクを優先順位付けし、時間を管理しなければなりません。また、体調を崩すと収入に直接影響するため、適度な休息と適切な飲食、運動を通じての自己管理が必要となります。

過剰な仕事量はストレスを生み、健康や作業品質に影響を及ぼす可能性があるため、自分自身がこなせる仕事量を見極めることが大切です。

収入が安定しない場合もある

フリーランスとして働く一方で、収入が安定しないことも考慮する必要があります。収入を安定させるためには、常に新たな仕事を獲得し続けなければなりません。仕事を獲得するためには、自身のスキルを継続的に向上させ、クライアントとの信頼関係を築くことが重要となります。

また、収入が少ない時期は蓄えておいた資金で生活できるように、計画的に資金管理をすることが求められます。

フリーランスの平均年収と収入アップのコツ

ここでは、フリーランスで働こうと考えている方に向けて、平均年収と収入アップのコツを紹介します。

フリーランスの平均年収

フリーランスの平均年収について、フリーランス白書2023によると、全体の年収は「200万〜400万円未満」が27.9%と最も多く、「400万〜600万円未満」が20.9%、「200万円未満」が19.5%と続きます。

エンジニアや技術開発系の分野に限定すると、年収400万円未満が22.2%、年収400万円以上が77.0%でした。詳細は、以下の記事で解説しています。フリーランスになりたい人や独立を検討している人は参考にしてください。

フリーランスの平均年収は?職種別の給料相場と収入アップのコツ

収入アップのコツ

フリーランスの収入を増やすためには、いくつかのコツがあります。

  1. 専門性を高める
  2. 定期的に単価を見直す
  3. ポートフォリオを充実させる
  4. 既存のクライアントとの関係を深める
  5. 同業者や業界関係者とのネットワークを広げる

専門性を高める

フリーランスとして成功するためには、専門性を高めることが大切です。例えば、フリーランスのエンジニアであれば、プログラミングのスキルを磨くことが収入アップに直結します。特定の分野で深い知識と経験を持つことで、より高単価の案件を獲得しやすくなります。

定期的に単価を見直す

フリーランスの仕事では、時間とともに技術が進化し、市場の需要が変化します。そのため、定期的に自身の単価を見直し、業界の標準に合わせて適切に設定することが大切です。自身のスキルアップや業界の需要を反映させることで、収入を最大化できます。市場に適した単価を知りたい場合は、無料相談を提供するフリーランスエージェントに登録し、面談を利用すると良いでしょう。

フリーランスの時給相場を職種別で紹介!決め方のポイントも解説

ポートフォリオを充実させる

フリーランスとしての実績を示すポートフォリオは、収入アップを目指す上で大切です。質の高いポートフォリオを作成し、自身のスキルや実績を明確に示すことで、信頼性を高め、より良い案件獲得に近づきます。

質の高いポートフォリオには、エンジニアであれば、過去の実績や開発したシステムの概要、開発環境などを含めることが推奨されます。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作るメリットと作成方法

既存のクライアントとの関係を深める

既存のクライアントとの関係を深めることも、フリーランスにとって収入をアップする方法の一つです。長期的な関係を築くことで、クライアントは自身を信頼し、より多くの仕事を委託する可能性が高くなります。

信頼関係は、質の高い仕事の提供や期限の厳守、クライアントのニーズへの注意深い耳を傾けること、そして積極的なコミュニケーションによって築かれます。また、クライアントのビジネスが成長する支援の提案を行うことも、関係を深める有効な方法です。

フリーランスが継続案件を獲得する為のコツと必要な要素

同業者や業界関係者とのネットワークを広げる

同業者や業界関係者とのネットワークを広げることは、新たな案件を発掘し、スキルや知識を広げる機会になります。同業者や業界関係者との仕事を紹介し合ったり、協力してプロジェクトを進めたりする可能性があります。また、業界の最新動向や技術を学ぶことも可能になり、自身のサービスを改善し、より競争力のあるフリーランスになるための知識を得られるでしょう。

同業者や業界関係者とつながりを広げるなら、業界のイベントやセミナーに参加したり、SNSで積極的に関わったりすることで、同業者とのつながりを深められます。

フリーランスにおすすめのコミュニティ12選!選び方も紹介

フリーランスが「やめた方が良い」と言われる理由は?

フリーランスの仕事について調べていると、「やめた方が良い」や「フリーランスになって後悔した」という言葉をインターネットで見かけることもあるでしょう。フリーランスをやめた方が良いと発信されている理由は、以下の通りです。

  • 社会的信用が低下する
  • 景気悪化による業績低下が契約解除の原因となることがある
  • 確定申告の手続きに時間が取られる
  • クライアントの探索や案件獲得のための営業活動が厳しい

フリーランスは収入が不安定であるため、返済能力が低いと見なされ、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。また、景気悪化により業績が落ちたとき、企業がすぐに契約を解除する可能性もあるため、フリーランスになる際はこれらの点を考慮しなければなりません。

さらに、フリーランスは確定申告の準備や手続きに時間を取られます。手続きを怠ると、罰則の対象になる可能性もあるため、注意が必要です。これらのような理由から、フリーランスには気を配るべきポイントが多く、「やめた方が良い」との意見が出ることもあるのです。

しかし、当然フリーランスには会社員には得られないメリットもたくさんあります。フリーランスのメリット・デメリットは以下の記事でまとめているのでぜひ参考にして下さい。

フリーランスのメリット・デメリットとは?独自調査と共に紹介

監修者
やまもとりゅうけんさん

よく早い段階でフリーランスになってしまうと「スキルの切り売りになり将来性がないのでは?」という声を聞きますが、自分は全く逆だと考えています。

フリーランスは良くも悪くも同じ現場に長くはいません。長くても2年以内で現場を転々とすることが前提となります。

そして、新しい現場に参画してからの半年が一番成長したりします。新しいことをたくさん学び、ノウハウも知識も経験も一番身につき、それ以降は成長が鈍化していくケースが多いです。

もちろん長くいたからこそ得られる成長機会もあると思いますが、現場を転々としていたほうが同じ現場に5年も10年もいるよりもスキルが身につくケースは往々にありますし、キャリアにプラスになることも多いです。

なので、自分は若い時ほどフリーランスを目指したほうが良いと考えていますね。

フリーランスの仕事に関するよくあるQ&A

フリーランスとして働くとなると、分からないこともたくさんあるのではないでしょうか。保険や手続きの流れ、必要な準備などよくある質問をまとめました。

フリーランスとして仕事をするうえで必要な手続きはある?

フリーランスとして仕事をする場合に必要な手続きは開業届です。開業の際は、納税地の税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出しなければなりません。

この手続きは費用がかからず簡単にできます。開業届の後で青色申告承認申請書を提出することで青色申告ができるようになり税制面で優遇を受けられます。独立している場合、開業届を早めに提出した方がメリットが大きいでしょう。

フリーランスになるには?必要な準備や手続き、独立までの流れ

フリーランスが増えすぎって本当?

新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」をランサーズ株式会社が独自に調査した結果、フリーランスの数は2015年の調査開始時の640万人から、今回の調査では1,577万人と、約2倍に増加していることが明らかになりました。この増加は主にコロナ禍によりフリーランス市場が拡大したことが要因とされています。

フリーランスは増えすぎ?増加の背景や今後成功する為のポイント

フリーランスの社会保険や税金はどうなる?

先ほども少し触れましたが、フリーランスになると健康保険や年金などの手続きが必要です。退職日の翌日から14日以内に居住の市区町村で手続きをする必要があります。

フリーランスが加入する保険は主に以下の4パターンです。

  • 国民健康保険
  • 国民健康保険組合
  • 親族の健康保険(被扶養)
  • 会社員時代の保険(任意継続)

任意継続の場合、扶養家族の保険料の負担がなくなるため、家族がいる場合は任意継続の方がお得になることが多いでしょう。ただし任意継続は2年間までという期限があります。

健康保険に加え、国民年金の加入手続きも必要です。国民健康保険の加入と同時に手続きできるため、加入する場合は一緒に手続きするとスムーズに進みます。また必須ではありませんが、小規模企業共済制度に加入すると廃業時に生活費の補填ができます。

さらに、確定申告も必要になるので、手続きの仕方や税金の計算方法なども学ばなければなりません。確定申告をきちんとしておかないと、無申告加算税や延滞税が課せられる可能性があります。経理の負担をできるだけ軽くしたい方は、確定申告ソフトを活用したり税理士に相談したりするとよいでしょう。

会社員のうちにどのような準備をしておくべき?

会社員からフリーランスになる場合、必須ではないものの、あらかじめやっておくとスムーズなことがいくつかあります。例えば以下のものがあるでしょう。

  • クレジットカードの契約
  • 不動産の賃貸契約
  • 仕事用銀行口座の開設
  • スキルアップ
  • 仕事のつながりを作っておく
  • 生活費の貯蓄

クレジットカードや不動産の契約をしておいた方がよい理由は、フリーランスになると審査が通りにくくなることがあるからです。また、仕事用の銀行口座を開設すると、「会計管理がしやすくなる」「クラウド型会計ソフトと同期して有効活用できる」などのメリットがあります。

スキルアップや仕事のつながりを持つこと、生活費の貯蓄は、フリーランスとして早く成果を出すことや、長期的に求められる人材になるために重要です。

これらの準備を整えておくと、いざフリーランスになった際に慌てずに対処しやすくなります。

まとめ

フリーランスの仕事の種類は非常に多く、求められるスキルも異なるため、自分の現状のスキルにマッチした仕事選びをすると独立後の成功率が高まります。そのうえで、事前に健康保険や国民年金の準備を進めておくと、安心してフリーランス活動ができるでしょう。

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