Webエンジニアがフリーランスになるには?独立メリットや年収相場

こんにちは、ITプロマガジンです。

「フリーランスに挑戦したいけど、安定した収入を得られるか不安」と感じているWebエンジニアの方もいるのではないでしょうか。特に会社員として働いている場合、どのようなフリーランス案件があるのかなど、気になるポイントが多いでしょう。

そこで今回は、Webエンジニアがフリーランスとして独立する方法や案件獲得方法について徹底解説します。正社員との働き方や年収の比較、独立するメリット・デメリットなども紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

なお、まずフリーランスエンジニアの仕事内容や実態など基本情報を知りたい方は、以下の記事を併せて参考にしてください。

▶︎ フリーランスエンジニアとは?仕事内容や今から目指す人が知るべき実情

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Contents

フリーランスWebエンジニアの働き方・仕事内容

フリーランスWebエンジニアの働き方は正社員とは大きく異なり、クライアントと契約を結んだうえで決められた期間、決められた範囲の仕事を行うのが特徴です。大きく分けると自分の好きな場所で働ける「リモート型」と、クライアントのオフィスや現場に出社して仕事をする「常駐型」があり、働き方は案件によって異なります。また、「週3日はリモートで2日は出社」のように、一部リモートワークの案件も珍しくありません。

仕事内容はコーディングやWebサービス開発など、多岐にわたります。業務内容という点では正社員のWebエンジニアと大きな違いはなく、フリーランスとして独立する際は会社員時代の経験を大いに生かせるでしょう。

フリーランスWebエンジニアの平均年収は?正社員との違い

求人ボックスのデータによると、正社員Webエンジニアの平均年収は約548万円です。一方、フリーランスWebエンジニアの年収は500万円から800万円程度が相場とされています。

ただし正社員の場合は、会社から与えられる仕事をこなしていれば毎月給与が入ります。一方でフリーランスWebエンジニアの場合は、自分で仕事を獲得する必要があり、それができなければ収入も得られません。

さらに福利厚生の面でも違いがあり、会社員であれば健康保険や厚生年金保険といった社会保険料の半分を会社が負担してくれます。一方でフリーランスは、国民年金や国民健康保険の保険料を全額を自分で支払わなくてはなりません。

収入額だけみればフリーランスのほうが高いものの、総合的な安定度でいえば会社員の方が上です。

実際のフリーランス案件の報酬はのちほど紹介しますが、単価の高い仕事を受注できればそれだけ年収アップできるのがフリーランスの特徴です。ただし、経験やスキルで受注できる案件の単価が大きく変わる点に注意してください。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

フリーランスWebエンジニアになるメリット

Webエンジニアがフリーランスになるメリットとして、以下が挙げられます。

  • 収入をアップできる
  • 働き方の自由度が高い
  • 興味のある分野・仕事内容を選べる
  • 人間関係のストレスを減らせる

それぞれの項目を詳しく解説します。

収入アップできる

フリーランスは、複数の案件を受注したり単価の高い案件を獲得したりすることで、収入アップが見込めます。

フリーランスは仕事の量や内容を自分で選べるのに加え、働く時間にも制限がありません。働けば働いた分だけ収入を得られます。さらに十分なスキルや実績があれば、より単価の高い高難度の案件を獲得できるため、稼働時間やスキルに見合った報酬を得やすい働き方だといえるでしょう。

会社員では仕事の量や難易度にかかわらず給与は一定です。昇給するとしても、いきなり倍になるような大幅アップは少ないでしょう。

先述のとおり、フリーランスWebエンジニアの平均年収は会社員よりも高い傾向があり、高収入を目指したい方におすすめです。

働き方の自由度が高い

働き方に関する自由度の高さも、フリーランスのメリットの1つです。案件を条件で選ぶことで、「週3日だけ働きたい」「夜間に作業したい」など、正社員ではできない働き方ができます。

さらにフリーランス向けの仕事は、全く出社する必要がないフルリモートの案件も少なくありません。時間や場所に縛られず、自分のペースで働きたい人にはうってつけでしょう。一方で、常駐型の案件を選ぶことで「出勤して規則正しい生活をしたい」という働き方も可能です。ワークライフバランスも実現しやすく、会社員という働き方とは根本的に違う魅力があります。

興味のある分野・仕事内容を選べる

フリーランスは、仕事内容を自分で選べるのもメリットです。得意な分野の仕事だけをこなすだけでなく、「フロントエンド開発だけでなく、バックエンド開発にも携わってみたい」「興味ある分野にチャレンジしてみたい」など、自分の意思や希望を優先することもできます。実務を通じてスキルアップしやすいのがメリットだといえるでしょう。

基本的には仕事を選べる立場であり、案件を受注するかどうかも全て自分次第。どのような仕事をして収入を得るかを自分で決めることで、モチベーションアップにもつながります。

人間関係のストレスを減らせる

フリーランスのWebエンジニアには、業務のほとんどを1人で完結させられるスキルが求められます。裏を返せば常に誰かの指示を仰いだり、業務の進め方を細かく指定されたりすることは少なく、人間関係に悩まされることは減るでしょう。大切なのはクライアントが求める成果物を完成させることであり、必要最低限のやりとりだけを済ませれば問題ないともいえます。

会社員の場合、基本的には毎日同じメンバーと顔を合わせて仕事をするため、それがストレスになるケースが少なくありません。人間関係のもつれは退職や転職を決意させる原因にもなります。フリーランスであれば、合わない人とは二度と取引をしないという選択も可能です。

フリーランスWebエンジニアになるデメリット

一方、フリーランスには次のようなデメリットもあります。

  • 収入が不安定になりやすい
  • クレジットカードなどの審査で不利になることがある
  • 仕事以外の事務作業もしなければならない
  • 孤独を感じることがある

それぞれの項目を詳しく解説します。

収入が不安定になりやすい

フリーランスWebエンジニアのメリットとして収入アップできることをお伝えしましたが、それは安定して案件を受注できた場合に限ります。「個人のスキルが不足している」「景気の悪化で事業がストップした」「ケガや病気で入院した」など、さまざまな要因により仕事が途絶えてしまえば、収入を得ることができません。

このように、自分の都合のみならず外的要因によっても収入が不安定になる可能性があるのは、大きなデメリットです。自由度が高いゆえにリスクも伴うことを覚えておきましょう。

クレジットカードなどの審査で不利になることがある

Webエンジニアに限ったことではありませんが、収入が不安定になる可能性があるフリーランスは、会社員よりも社会的信用が低く、クレジットカードやローンの審査で不利になることがあります。これは会社員時代から収入が上がったとしても例外ではなく、審査に落ちることも珍しくありません。会社員から独立する場合は、会社を辞める前にクレジットカードやローンの手続きを済ませておくのがおすすめです。

仕事以外の事務作業もしなければならない

こちらもフリーランス全般の話題として、フリーランスになれば請求者の発行や毎日の帳簿付け、確定申告の準備や手続きなどの事務作業を全て自分でこなさなくてはなりません。こまごまとした事務はそれなりに時間も手間もかかるうえ、会計や税金に関する知識も求められます。事務作業が苦手な人やノウハウを持たない人は、苦労する可能性が高いでしょう。

作業をある程度自動化できるツールを導入したり、外注したりすれば手間は少なくなりますが、その分だけ費用がかかります。

孤独を感じることがある

フリーランスのWebエンジニアは基本的に1人で黙々と仕事をすることになるため、孤独感がストレスになることがあります。特に「仕事の合間のおしゃべりが楽しみ」「人と話すことが息抜きになる」という人は、なるべく孤独を感じないための工夫や意識的なストレス発散が必要になってくるでしょう。自分が孤独に強く黙々と1人で作業することを苦にしないタイプなのか、それともコミュニケーションを必要とするのかも知っておくことをおすすめします。

フリーランスWebエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

フリーランスWebエンジニアには、どのような人が向いているのでしょうか。ここでは、向いている人と向いていない人の特徴について解説します。

フリーランスWebエンジニアに向いている人の特徴 

フリーランスWebエンジニアに向いている人の特徴をあげると、以下のとおりです。

  • 実務経験やスキルがある
  • 主体性がある
  • 責任感がある

フリーランスWebエンジニアは専門的な知見が必要な職種であるため、実務経験やスキルも求められます。また、フリーランスは個人で働くので、自ら仕事を進めていく主体性も必要です。さらに、請け負った仕事を着実に遂行するには責任感がなければなりません。

フリーランスWebエンジニアに向いていない人の特徴

フリーランスWebエンジニアに向いていない人の特徴は、以下のとおりです。

  • 主体性がない
  • フリーランスになる明確な目的がない
  • 常にスキルアップする意欲がない

すでに触れたとおり、フリーランスWebエンジニアには自分で仕事を進めていく力が求められているため、主体性がない人には向いていません。また、フリーランスとして活躍し続けるには努力や工夫が必要です。フリーランスになる明確な目的がないと長くは続けられないでしょう。

さらに、Webエンジニアに必要なスキルや技術は日々変化しており、常にスキルアップする意欲がない人が活躍するのは難しいです。

フリーランスWebエンジニアの案件例と単価相場

ここでは、フリーランスWebエンジニアの案件例と単価をみていきましょう。紹介する案件は、いずれも弊社ITプロパートナーズで掲載されているものです。

週2、3日の案件例・単価相場

サービス開発とLPのコーディングを担当するマークアップエンジニアを募集する案件です。サービスに搭載する機能について、メンバーと協力しながら効果的なUI/UXの立案から実装までを担当します。想定されている稼働日数は週3日です。月収の目安は50万円となっています。

週2〜週3のフリーランス案件は意外と多い!案件例と獲得方法を解説

在宅OKの案件例・単価相場

スタートアップの自社サービスの開発に携わる案件です。さまざまな経験をもつエンジニアが在籍しており、レベルの高い環境で刺激を受けながら働けます。週5日の勤務予定で、リモートでの対応も可能です。月収100万円が想定されています。

客先常駐の案件例・単価相場

客先常駐により、さまざまな経験を積める案件です。経験に合わせて常駐するクライアントが決定されます。将来的には正社員への転向も目指せます。週5日の勤務で、月収は50万円です。

Webエンジニアがフリーランスになるために必要なスキル

フリーランスのWebエンジニアには、次のようなスキルが必要です。

  • プログラミングなどの基本スキル
  • 自己管理力
  • コミュニケーション力
  • セルフブランディング力
  • 事務スキル

それぞれどのようなスキルが必要なのか、詳しくみていきましょう。

プログラミングなどの基本スキル

フリーランスは基本的に1人で案件に取り組むので、Webエンジニアとしての基本スキルは必須です。フロントエンドとバックエンドのどちらを担当するかにもよりますが、プログラミングやデータベースに関する知識・スキルは持っておきましょう。

そのほか、LAMPといわれるWeb開発環境を使いこなせれば、Webエンジニアとして一通りのことができるとみなされます。

自己管理力

フリーランスは納期や工数を考慮して、受注する案件を自分で調整しなければなりません。自己管理力がなければ、仕事を受けすぎて過労で倒れてしまったり、作業が間に合わず納期遅延を起こしてしまったりするケースがあるので注意してください。

会社員のように1つの案件を誰かと分担することはできないので、自分で自分を管理し、スケジュールや体調に無理が生じないようにすることが大切です。

コミュニケーション力

フリーランスは1人で仕事をするイメージがあるかもしれませんが、コミュニケーション力も求められます。基本的にどのような案件でもクライアントとのやりとりは発生し、場合によっては納期や報酬についての交渉も必要です。

チームで開発するような規模の大きい案件では、ほかのWebエンジニアと一緒に仕事をすることもあります。このように、フリーランスでもコミュニケーション力が必要なシーンは少なくありません。

セルフブランディング力

フリーランスとして仕事を獲得するには、セルフブランディング力も重要です。高い技術や豊富な経験があっても、それを周囲にうまく伝えられなければ好条件の仕事はなかなか獲得できないからです。自分のスキルを活かせる仕事を得るには、自分自身の魅力をアピールする力をつけなければなりません。

たとえば、営業活動の一環としてHPやSNSなどを利用するうえでは、過去の実績を分かりやすく示す必要があるでしょう。また、クラウドソーシングを利用する際もプロフィールの魅せ方について工夫が必要です。

事務スキル

フリーランスになれば、Webエンジニアとしての業務だけでなく、事務作業にも自ら対応する必要があります。たとえば、経理業務に自分で対応しなければなりません。請求書の発行や帳簿付けなどを適切に行うには、あらかじめ一定の知識を身につけておくことが大切です。

Webエンジニアとしての専門知識だけでなく、フリーランスとして必要な事務スキルについてもしっかり身につけましょう。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

フリーランスWebエンジニアの案件獲得方法

フリーランスWebエンジニアが仕事を獲得する方法はいくつかあります。まずはどういった方法で案件を獲得できるのかを把握し、そのうえで自分に合った方法を模索しましょう。ここでは、

  • 知人など人脈からの紹介
  • クラウドソーシングの活用
  • フリーランスエージェントの利用

という三つの案件獲得方法をご紹介します。

知人など人脈からの紹介

Webエンジニアとしての人脈を生かし、知人や同業者から仕事を請けるというのはフリーランスにとってよくあることです。クライアントと直接取引することになるため、「市場のニーズをダイレクトに知ることができる」「良い条件で契約しやすい」といったメリットがあります。さらに仕事ぶりが評価されれば、人づてに次の案件を紹介してもらえる可能性もあります。

クラウドソーシングの活用

クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービスには、さまざまな難易度の案件が集まります。なかにはWebエンジニアとしての経験が浅い人や初心者が取り組める案件もあるため、実績を積みたい人やスキルを磨きたい人におすすめです。もちろんベテラン向けの高難度の案件も掲載されています。

クラウドソーシングでは自分で営業をかけて案件を獲得する必要があるため、営業力のある人に向いています。

フリーランスエージェントの利用

フリーランスエージェントとは、フリーランスに仕事を依頼したい企業とフリーランスとして働く人を仲介するサービスです。

エージェントに希望や実績を伝えれば、条件に合う案件を紹介してもらえるため、自分で営業する必要がありません。営業に自信がないのであれば、フリーランスエージェントの利用がおすすめです。自分で積極的に営業活動ができる場合でも、エージェントを活用したほうがより効率的に仕事探しができるでしょう。

また、エージェントなら、個人では契約できないような大規模案件や高単価案件を受注できる可能性もあります。それまで得られなかった貴重な経験ができたり、次の仕事につながる実績を積んだりできます。フリーランスWebエンジニアとしての成長を目指すうえでも、エージェントを利用した案件の獲得はおすすめです。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

フリーランスWebエンジニアの案件獲得に役立つおすすめエージェント

エージェントでの仕事探しは、フリーランスWebエンジニアにとって大きなチャンスにつながります。ここでは、おすすめのエージェントを紹介します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、週2日から働けるフリーランス向けの案件を扱っているエージェントです。仲介会社を挟まずにクライアントと契約し、高単価を実現しています。スタートアップやベンチャーの案件も多く、新しい技術に触れられる案件が豊富です。専属エージェントに相談しながら案件を探せるため、自分のスキルや希望に合う仕事を見つけられます。

Midworks

引用元:Midworks

Midworksは、フリーランスエンジニア向けに案件を紹介しているエージェントです。幅広い言語の案件を扱っており、質の高いコンサルティングにより最短1日でプロジェクトへの参画を決定できます。また、案件が途絶えた際に報酬をサポートする保障もあります。

クラウドテック

クラウドテックは、エンジニアやデザイナーなどのフリーランスに特化したエージェントです。扱っている案件の大半がリモートで対応できます。週3~4日で対応できる案件が中心となっており、仕事とプライベートを両立して自分らしく過ごしたい人にも向いています。

フリーランスWebエンジニアが高単価案件を獲得するためのコツ

フリーランスを目指している方は、どうすれば高単価案件を獲得できるのかも気になるポイントでしょう。

ここでは、フリーランスWebエンジニアが高単価案件を獲得するためのコツを紹介します。

複数の言語を扱えるようにする

Webエンジニアがフリーランスとして収入をアップさせるための近道は、複数の言語を扱えるようにすることです。フリーランス向けの案件では、「JavaとPythonが扱える人」のように複数の言語を扱えることが前提のものが多々あります。Web制作に必要とされる言語を複数扱えることで業務の幅が広がり、より高度な仕事を請けられるようになるのはいうまでもありません。選択肢が増えることで、年収アップが期待できます。

特にフルスタックエンジニアを目指す場合、複数言語の習得は必須ともいえることです。まずは自分が扱える言語に構文が似ているものにチャレンジしつつ、より多角的なスキルを身につけておきましょう。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

PM・Webディレクターを経験する

もう1つの収入アップへの道は、PMやWebディレクターといったマネジメントを担当する立場になることです。進行管理や品質管理、メンバーのとりまとめ、手配や交渉などを担当しプロジェクト全体をまとめるマネジメント職のスキルは、プログラミング言語のように勉強すれば身につけられるというものではありません。

仕事を滞りなくこなすには、相応の経験が必要です。つまり誰でもできる仕事ではなく、だからこそ案件の単価も高い傾向にあります。収入アップを目指すのであれば、Webエンジニアとして働いているうちからディレクションについても学んでおきましょう。

単価交渉を積極的に行う

フリーランスWebエンジニアとして高収入を得るには、単価交渉を行うのも1つの方法です。案件の募集ではあらかじめ単価が提示されている場合が多いですが、クライアントが納得する交渉ができると単価を上げてもらえる可能性があります。

たとえば、付加価値を提供できることをアピールして単価アップを求めれば、クライアントが交渉に応じてくれるかもしれません。そのためには、クライアントが何を求めているか理解したうえで、自分が提供できる価値を考えることが大切です。また、相手が必要としていることを実現するための高いスキルや技術も身につけておく必要があります。

フリーランスエンジニアの単価交渉のやり方と4つのコツ【例文付き】

未経験からフリーランスWebエンジニアになる方法

フリーランスWebエンジニアになるには、Webエンジニアとして就職してから独立するのが一般的な流れです。

ここでは、未経験からフリーランスエンジニアになる方法を紹介するので、Webエンジニアの経験がない方はチェックしてみてください。

1.スキルを身につける

未経験からフリーランスWebエンジニアを目指すなら、まずはエンジニアとしてのスキルを身につけなければなりません。一口にWebエンジニアといっても仕事内容はさまざまなので、具体的にどのような仕事をしたいのかを明確にしてから勉強を始めましょう。例えば、バックエンドの分野に興味があるならデータベース系の知識が必要です。フロントエンドの分野に携わりたいのであれば、HTMLやCSS、JavaScript、フレームワークなどについて知っておきましょう。

スキルを身につけるには、書籍や学習サイトを利用した独学のほか、プログラミングスクールに通うなどの方法があります。なかには、就職をサポートしてくれる所もあります。たとえば、以下のプログラミングスクールがおすすめです。

TECH CAMPは、未経験からITエンジニアを目指すためのスクールです。通学プランとオンラインプランがあり、自分の生活スタイルに合わせて選択できます。また、tech boostは、未経験からフリーランスエンジニアになるためのスキルや知識を学べるスクールです。卒業後も、フリーランスとして活躍するためのサポートを受けられます。

また、企業に就職して実務経験を積みながらスキルを磨くのもおすすめです。実際の現場には、仕事の進め方やトラブルの対処方法など、スキル以外にも学ぶべきことがたくさんあります。働いた期間が実務経験としてカウントできるのも大きいでしょう。

2.ポートフォリオを準備する

ポートフォリオとは、過去に開発したサービスや携わったプロジェクトについてまとめた資料です。フリーランスWebエンジニアとして仕事を獲得するには、ポートフォリオを作って実績をアピールする必要があります。たとえば、案件への応募時にクライアントへポートフォリオを見せると、その内容をもとに依頼を検討してもらえます。自分の実力を示す根拠になるため、情報をしっかり盛り込みましょう。

たとえ仕事としての開発経験がなくても、自分でサービスやアプリを作ってポートフォリオに掲載することが可能です。開発に取り組んだうえでソースコードを公開すれば、スキルを判断してもらいやすくなります。開発意図、言語や技術の選定理由、制作時間なども分かりやすくまとめましょう。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作るメリットと作成方法

3.転職・副業で実務経験を積む

Webエンジニアとして必要なスキルをひと通り身につけたら、仕事を通して実務経験を積みましょう。ただし、いきなりフリーランスとして独立するのではなく、まずは転職や副業で実務経験を積むことをおすすめします。そうすれば、フリーランスに向いていないと感じたり、案件の獲得が思うようにいかなかったりした時に保険がきくからです。

すでに触れたとおり、プログラミングスクールの中には転職をサポートしているところもあります。相談しながら転職活動を進めれば、未経験でも会社員としてWebエンジニアの実績を積むことが可能です。

副業で取り組む場合も、クラウドソーシングを利用すれば初心者でも案件を獲得しやすいです。いくつか実績を積んで自信が出てきたら、フリーランスエージェントを活用してより好条件の案件獲得を目指すとよいでしょう。

Webエンジニアは副業で稼げる?案件獲得方法と未経験者の始め方

4.独立する

会社や副業などで十分な実務経験を積んだら、フリーランスとしての独立も可能です。ただし、フリーランスとして活躍するには、独立後もスキルアップに励み続ける必要があります。求められる技術や知識が変化していく可能性が高いため、常に最新情報にアンテナを張ることが大切です。

また、フリーランスとしての活動を通して実績が増えたら、ポートフォリオを随時更新しましょう。自分の強みをアピールできる実績を優先的に掲載するのがポイントです。

フリーランスWebエンジニアが孤独にならない対処法

Webエンジニアのみならず、Webデザイナーやディレクターなど、IT系フリーランスとしての働き方は広まってきています。

このようなIT系フリーランスの方々からよく耳にする話として「ずっと1人で仕事していて寂しい」という点があります。

ここでは、フリーランスWebエンジニアが孤独にならないための対処法を3つ紹介するので、参考にしてください。

勉強会やイベントに参加する

1つ目は、同業者や他業種のフリーランスが集まる勉強会やイベントに参加することです。同じような立場の人と交流し、お互いの話に共感したり情報を共有したりすることは大きな励みになります。

また、こういった集まりで知り合った人から仕事が回ってくることも少なくありません。さらに自分が困った時や行き詰まった時に相談に乗ってもらえることもあります。人脈づくりという点でも有効でしょう。

チーム開発できる案件を探す

2つ目は、チーム開発ができる案件を選択することです。在宅可能な案件でも、開発の規模が大きくなるほど関係者の数も増えて、人と関わりながら仕事ができる案件もあります。

雑談などを楽しみたい方は、常駐スタイルの案件を選ぶのもよいでしょう。

コワーキングスペースを利用する

3つ目は、コワーキングスペースなどを利用することです。

コワーキングスペースとは、不特定多数の人が利用できるオフィス空間のことです。Wi-Fiや電源、プリンターやレンタルディスプレイなど仕事に必要なものが揃っているため、ノートパソコンなどを持ち込めばオフィスや自宅にいる時のように仕事ができます。

作業用エリアや会議用スペースのほか、ユーザー同士がコミュニケーションを取れる交流スペースを設けているコワーキングスペースもあり、人脈づくりに役立つことが少なくありません。なかには人脈形成を目的に利用する人もいるため、ビジネス上のつながりを得やすいのが魅力です。

リモートで仕事をする時は積極的にコワーキングスペースに行くようにすると、同じような働き方の人と知り合いになれるかもしれません。

フリーランスWebエンジニアの需要・将来性

経済産業省が公表しているIT人材需給に関する調査では、今後IT人材が不足していくと予測されています。

上記グラフによると、IT人材の需要の伸びを低めに仮定しても2030年には約16万人の需給ギャップが生じるという試算結果が出ています。そのため、フリーランスWebエンジニアの需要は高く、将来性もあるといえるでしょう。

実際にフリーランス向けの案件は数多く、エージェントサービスやクラウドソーシングサービスには幅広い種類の仕事が掲載されています。とはいえ、需要はスキルや扱う言語によっても異なるため、求められる人材になることが大切です。常に情報収集をしつつ、トレンドに取り残されないよう変化に対応していくことを心がけましょう。

今のスキルが5年後、10年後にも必要とされ、通用するかどうかは誰にも分かりません。フリーランスとして生きていくには、日々アンテナを張り、市場のニーズに柔軟に対応する姿勢が求められます。可能性を広げるためにも、複数の技術・言語を扱えるようにしておくとよいでしょう。

まとめ

Webエンジニアがフリーランスになると、収入アップや自由度の高い働き方など、メリットが多くあります。Webエンジニアに限らず、IT人材は今後も需要があると予想されているので、フリーランスになっても将来性があるといえるでしょう。

ただし、本記事で紹介したようなデメリットもあるので、注意してください。収入や案件獲得について不安がある人は、エージェントを活用するのも1つの方法です。情報収集や副業などで準備をしっかり行ってから、独立にチャレンジしてみましょう。

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