こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。
働き方がますます多様化する昨今、「現在は会社員としてイラストレーションしているけれど、フリーランスになって自由に働きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
フリーランスとしての独立に成功すれば、場所や時間、人間関係などにとらわれることなく、イラストレーターとしての仕事に取り組めます。一方、自ら案件を獲得するスキルなど、会社員時代とは異なる力が求められるのも事実。独立後、あなたの実力を存分に発揮するには、独立前にしっかり知識を身に着け、準備を整えておくことが大切です。
そこで今回は、フリーランスのイラストレーターとして働くとはどのようなことなのか、会社員イラストレーターとは何が違うのかを解説します。仕事内容や収入、案件の例、独立にあたってやるべきことや成功のポイントまで、幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
なおイラストレーターを含め、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、併せてご覧ください。
弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。経験とスキルさえあれば、週2日から高収入案件をご紹介できます。まずは無料登録をして色々な案件を見てみてください。弊社からおすすめの案件をご紹介することも可能です。
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Contents
- 1 そもそもフリーランスのイラストレーターとは?
- 2 フリーランスイラストレーターの平均年収と単価相場
- 3 フリーランスのイラストレーターの案件例
- 4 イラストレーターがフリーランスになるには?始め方を経験別で紹介
- 5 フリーランスのイラストレーターになる際に準備しておくこと
- 6 フリーランスのイラストレーターの案件獲得方法
- 7 フリーランスイラストレーターが登録すべきおすすめサイト5選
- 8 フリーランスイラストレーターが登録すべきエージェント3選
- 9 フリーランスイラストレーターの仕事の進め方
- 10 フリーランスのイラストレーターとして成功するための8つのポイント
- 11 フリーランスのイラストレーターとして失敗しないための対策
- 12 フリーランスイラストレーターの需要と将来性
- 13 まとめ
そもそもフリーランスのイラストレーターとは?

最初に、フリーランスとして働くイラストレーターの仕事内容や、会社員イラストレーターとの違いを確認しておきましょう。
イラストレーターの仕事内容
イラストレーターの仕事は、もちろん「絵を描くこと」です。アナログが当たり前だった昔は紙にイラストを描いていましたが、最近ではデジタルでイラストを描けることが必須になっています。
そのためIllustratorやPhotoshopなどのソフトが使えることがイラストレーターとして働くための必須条件です。さらにCRIPSTUDIOやSAIなどのソフトも使えると、イラストの精度を上げられます。
ソーシャルゲームキャラクターのデザイン
クライアントから指定されたソーシャルゲームのキャラクターデザインを作成する仕事です。スマートフォンやタブレットなどのデバイスが普及したことにより、ソーシャルゲームの人気が沸騰しました。それにより、ソーシャルゲームのデザインの需要が高くなっています。
スキルや経験により任される役割は異なりますが、主な仕事内容は背景やキャラクターのイラスト作成などです。
企業・自治体向けのデザイン
イラストを描く仕事には、ある程度の経験とイラスト力が必要です。有名企業や自治体からの依頼も入ります。
自治体によっては、その自治体出身のイラストレーターや、ゆかりのあるイラストレーターに依頼をおこなうこともよくあります。もしこうした仕事がしたければ、自分が住んでいる自治体に行き、「自分はイラストレーターであり、何かイラストが必要な機会があれば協力する」という旨を伝えておけば、声がかかるかもしれません。
広告・パッケージのイラスト
企業広告やパッケージのイラストを手掛ける仕事もあります。ただしこうした案件では、有名イラストレーターにしか声がかからないでしょう。
大企業のイラストを担当することは、名誉なことで、しかも報酬も桁が一つ多くなります。日本でもトップクラスのイラストレーターになれば、必然的に声がかかるのではないでしょうか。
フリーランスと会社員イラストレーターとの違い
フリーランスのイラストレーターと会社員イラストレーターには、どういった違いがあるのでしょうか。代表的な違いを3つご紹介します。
報酬面の違い
まず、フリーランスとして働くほうが、会社員として働くよりも高い報酬を得られる可能性が高いと言えます。ある一定以上の能力や技術があれば、会社員よりも収入は多いことがほとんどで、中には年収数千万円稼いでいるフリーランスも大勢います。
たとえば、フリーランスのイラストレーターがエージェント(詳しくは後述)から企業案件を引き受けた場合、仕事内容は会社員とほぼ同じですが、フリーランスで社会保険に入らない分、報酬は会社員よりも多い場合がほとんどです。
働き方の違い
「イラストを描く」という部分はフリーランスも会社員も同じですが、その他の部分について、両者で大きな違いがあります。
一番の違いは、営業の有無です。会社員のイラストレーターなら、仕事は社内の営業担当が獲得してくれますが、フリーランスのイラストレーターは自ら営業して仕事を得る必要があります。
また、フリーランスの場合は仕事のスケジュールもすべて自分で管理する必要がありますし、経理も自分が担当します。自由に仕事ができる分、イラストを描く以外の部分もすべて自分の責任で管理することになるのです。
必要スキルの違い
フリーランスとして独立すると、会社員時代よりもさらに独自性やセンスが求められるようになります。
ハッキリ言ってイラストのうまい人はいくらでもいます。多くのイラストレーターがいるなかで、わざわざあなたに依頼する理由をつくる必要があるのです。
「そつなくイラストを描ける」というのは、フリーランスのイラストレーターにとってはあくまでもスタートラインであり、そこから先の個性を磨くことが求められます。
また、高いコミュニケーションスキルも必要です。会社員イラストレーターの場合、クライアントとの折衝は営業やチームのリーダーなどが担当します。フリーランスは契約から作業までの工程を自分で進める必要があるため、クライアントの要望を理解したり、自分の考えを提案したりするスキルが求められます。
フリーランスイラストレーターの平均年収と単価相場
独立を考えるとき、やはり気になるのが収入面ではないでしょうか。
イラストレーター全体の平均年収は288万円、フリーランスとして独立したイラストレーターの年収は推定400万円以上となっています。
また、フリーランスにとっては「イラスト一枚につきどれくらいの報酬が得られるか」も重要です。日本イラストレーター協会によれば、フリーランスのイラストレーターの単価相場は、モノクロイラストで3,000〜5,000円、カラーイラストで5,000〜10,000円となっています。
もちろんこれらの数値は「平均」や「相場」であり、フリーランスの収入はその人の能力や営業方法、人脈などに大きく影響されます。
フリーランスとしてしっかり稼ぐには、案件の選び方も重要です。フリーランス向けのエージェントである弊社ITプロパートナーズには、たとえば以下のような案件があります。
この他にも高単価な案件を多く扱っています。フルタイムはもちろん、週2日・3日〜稼働可能な案件もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
フリーランスのイラストレーターの案件例
フリーランスのイラストレーターには、どのような案件があるのでしょうか。具体的な案件例を2つ紹介します。
YouTubeのイラスト業務の案件例

YouTubeアニメの本編イラストを担当する案件です。報酬は1枚あたり1,600〜2,200円で、1本のアニメで8万円以上になるとしています。
応募条件にポートフォリオも含まれているので、ある程度の経験が求められる案件です。PSDファイルでの納品としているため、Photoshopのスキルは必要になります。
キャラクターデザインの案件例

不動産サービス用の可愛くて親しみやすいキャラクターをデザインする、コンペ形式の案件です。不動産をイメージできるマンションや家でなくても、意味付けができれば特に指定はなく自由なデザインで応募できます。
キャラクターのイラストが採用されれば、33,000円の報酬になります。応募には、Illustratorのスキルが必要です。
イラストレーターがフリーランスになるには?始め方を経験別で紹介

フリーランスのイラストレーターになるには、経験者と未経験者で方法は異なります。次では、それぞれにおけるフリーランスのイラストレーターのなり方を解説しましょう。
経験者はすぐに独立してフリーランスになる
会社員のイラストレーターなどで経験がある人は、すぐに独立してフリーランスになれる可能性があります。自分で案件を獲得して納品できるだけのスキルがあるなら、フリーランスとして活躍できるでしょう。
ポートフォリオに載せられるような実績がある場合、フリーランスエージェントやクラウドソーシングでの案件獲得もスムーズになります。
未経験者はスキルや実績をつけてからフリーランスになる
未経験からでは受けられる案件がほとんどないので、スキルや実績を付けたうえでフリーランスを目指しましょう。未経験からフリーランスになるまでの具体的なステップを説明します。
1.実務経験を積む
イラストレーターの中には、イラストレーターとして働く前から絵を描くのが得意だった方も多いかもしれません。しかし、やはりフリーランスとして独立する前に、「イラストレーターとしての経験」を積んでおくことは大切です。
仕事を依頼するクライアントの立場からすると、同じお金を出すのなら、きちんと実績を積み重ねているイラストレーターにイラストを描いてほしいと思うのは当然のことではないでしょうか。
もしあなたがこれまで一度もイラストレーターとして働いたことがないなら、一度企業でイラストレーターとして働いてから独立することも選択肢に入れましょう。最低でも3年以上の実務経験を積む必要があるでしょう。もちろん、会社に所属するイラストレーターとしての実績も、実務経験に含めて構いません。
2. スクール・独学でスキルアップする
先ほど、フリーランスのイラストレーターには個性やセンスが求められると書きました。
個性やセンスは、がむしゃらに努力すれば鍛えられるものではありません。多くの本を読み、多くの名作を味わい、多くの場所を旅し、いろいろな人と会う中で、磨かれてゆくものだと思います。
イラストの練習も大切ですが、それ以外の分野で多くを経験することも、後々のセンスや独自性につながります。いろいろなことにチャレンジして、自分の感性を刺激してあげましょう。
イラストのスキルアップに役立つスクールとしては、WinスクールやAVIVAなどがあります。IllustratorやPhotoshopなど、イラストやデザインに必須のソフトの使い方を学べます。スキルをしっかり身につけ、フリーランスとして活躍するための土台を整えましょう。
3.フリーランスとして独立する
実務経験を積んだり、スキルアップを図ったりすれば、フリーランスとして独立しやすくなります。フリーランスのイラストレーター向けの案件を探し、実際に受注してみましょう。最初から高単価な案件を獲得できるとは限りませんが、積極的に挑戦していくとリピーターを獲得できたり、評判を聞き付けたクライアントから依頼が舞い込むようになったりする可能性もあります。
フリーランスのイラストレーターになる際に準備しておくこと

フリーランスのイラストレーターになると決めたら、事前に準備しておきたいことがあります。以下で具体的に解説します。
開業届の提出を忘れずに行う
フリーランスとして活動するにあたって、必ず開業届を出しましょう。所得税法上、開業届は開業した日から1カ月以内に提出しなければなりません。
開業届を提出しなくても罰されることはありませんが、青色申告して控除を受けるためには、開業届の提出が必須です。
開業届の提出はそれほど難しくありませんので、忘れずにおこないましょう。書類は、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。
税金・保険の知識を得ておく
フリーランスになると、お金まわりの管理もすべて自分でやらなければなりません。まず、毎年の納税や確定申告のために、フリーランスに関係する税金のことをあらかじめ学んでおくのは必須でしょう。
さらに、フリーランスになると保険についても考える必要があります。病気やケガはもちろん、納品物のミスやパソコンへのウイルス感染などでクライアントに損害を与えてしまうリスクにも備えなければなりません。
加えて、請求書の発行方法もマスターしておく必要があります。これらお金の問題については、ぜひ独立前に理解しておきましょう。
資金に余裕を持っておく
フリーランスとして独立したあと、順調に仕事が舞い込むとは限りません。クライアントとの信頼関係を築き、安定した収入を得られるようになるまで、時間がかかるケースもあります。
仕事を受けられない時期がある程度続いても生活に困らないよう、十分な資金を用意しておきましょう。
名刺をつくっておく
フリーランスのイラストレーターになるなら、自分の名刺を作っておきましょう。名刺があれば、営業活動や交流会などで自分自身を売り込みやすくなります。名刺がない場合、それだけで仕事の依頼を受けるチャンスを失う可能性があるため注意が必要です。
名刺はIllustratorやPhotoshopなどで作れます。素敵で分かりやすい名刺を作成すれば、名刺そのものが自分をアピールする材料にもなるでしょう。
ポートフォリオを作成しておく
フリーランスのイラストレーターとして仕事を受ける際は、過去の作品をポートフォリオにまとめて提示する必要があります。クライアントはポートフォリオを参考にして依頼するかどうか決めるからです。よって、ポートフォリオは、フリーランスのイラストレーターとして仕事を受注するうえで重要なものです。これまでに制作した作品を分かりやすくまとめ、自分のスキルや実績をしっかり伝えましょう。
人脈をつくっておく
フリーランスとして活動するなら、人脈をつくっておくのも必要な準備です。人脈が広がれば、案件を受けられる経路を増やせる可能性があります。自分の人柄やスキルを理解した人から仕事を受けられるので、ミスマッチも防げます。
また、同じ分野で活躍している人に相談できるのも大きなメリットです。仕事の相談はもちろんですが、フリーランスでは前述したように開業や税金手続きなど、会社員では経験しない慣れない作業もあります。独立したてでこれらを相談できるのは心強いことです。
フリーランスのイラストレーターの案件獲得方法

フリーランスは基本的に、自分で仕事を探さなければいけません。ここでは、フリーランスのイラストレーターが仕事を探す方法を説明します。
クラウドソーシングを利用する
ランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングサイトには、フリーランスや複業する人が取り組める多種多様な仕事が掲載されています。こうしたサイトでイラスト募集の依頼を探す方法があります。
クラウドソーシングでの仕事探しはほかの方法に比べて手軽ではありますが、個人からの依頼も多く、一般的には1回きりの契約です。企業案件などほかの手段で得られる仕事に比べて報酬は低く、しかもメッセージを数回交換する必要もあるので、初心者で経験を積みたいならともかく、本気で稼ぎたいなら他をおすすめします。
コンテストに応募する
世の中では、たくさんのイラストコンテストやイラストコンペが開催されています。条件やルールが設定されているコンテストが多く、入賞するとイラストが商品化されたり、賞金がもらえたりします。
コンテストでの入賞・入選をプロフィールに記載することで、クライアントからの注目度も高まり、ほかの仕事にもつながるでしょう。
現在どのようなコンテスト・コンペが実施されているかは、各種コンテスト情報サイトで簡単に確認できます。
ストックイラストを始める
「ストックイラスト」とは、PIXTAやAdobe Stockのようなストック素材サイトで配布されているイラストのことをいいます。こうしたサイトに向けてイラストを制作・販売するのも、フリーランスのイラストレーターが収入を得る手段の一つです。
1回の利用で受け取れる報酬は通常の仕事よりも少ないのですが、その後もイラストが利用されるたびに利用料が支払われます。働いていない時間にも収入が積み重なっていくのがストックイラストのメリットです。
マッチングサイトを利用する
クライアントの要望に合わせてイラストレーターを紹介するマッチングサイトでも、仕事を得られます。
クリエイター向けのマッチングサイトにはポートフォリオを作成する機能が搭載されていることが少なくありません。そうした機能を利用すれば、自分の作風を気に入ってくれるクライアントと出会える可能性が高まるでしょう。
ホームページ・SNSで情報発信する
フリーランスとして働いていくにあたって、積極的な情報発信は欠かせません。自分のホームページを設置して、実績や過去の作品を掲載しましょう。
また、SNSでの情報発信も効果的です。InstagramのハッシュタグやTwitterのリツイート機能などを活用すれば、これまでリーチできなかった層にも自分の存在を知ってもらえます。
知人・友人の紹介
フリーランスとして仕事を得る手段として、意外に多いのが知人からの紹介です。
フリーランス同士のイベントや、講演会、勉強会などに参加し人脈を広げていけば、将来的に仕事に困ることはなくなるでしょう。
フリーランスの中には、仕事をするだけではなく依頼している方も多く、知り合いになれば仕事の話は自然に来るので、仕事が欲しい方は人脈を広げることも有効です。
クリエイター向けのイベントに参加する
クリエイター向けのイベントに参加するのも案件獲得につながる方法です。
イラストレーターを対象とした勉強会や交流会、セミナーなどのイベントには同じ仕事をしている人たちが集まっているので、情報交換が活発に行われています。積極的に参加すれば、案件の獲得につながる可能性があります。
エージェントを活用する
エージェントは、イラストレーターの仕事を紹介してくれる会社です。エージェントを利用して仕事を受けた場合、報酬から10%~20%の手数料が引かれます。
エージェントが紹介する仕事にもさまざまな形態があります。会社員と同じように週5で働くケースもあれば、リモートワークとして好きなところで働いて、週1で会社に行くケースもあります。
フリーランスイラストレーターが登録すべきおすすめサイト5選
フリーランスのイラストレーターとして働く方が登録しておきたいサイトを5つご紹介します。
クラウドワークス

クラウドワークスには、イラストだけでなく多様な仕事の依頼が集まります。キャラクターイラスト、商品やサービスのイメージイラスト、バナーやロゴなどさまざまな仕事があり、ほとんどはコンペ方式です。
ココナラ

ココナラは、自分の得意スキルを手軽に販売できるスキルマーケットです。サービスの販売はすべてネット上で行えるため、場所にとらわれずに利用できます。イラストの出品者は多いため、オリジナリティを意識して出品することがポイントです。
BASE

BASEは、無料でオンラインショップを制作できるサービスです。自分の描いたイラストを売ることはもちろん、自作イラストを使ったオリジナルのTシャツやスマートフォンケースを作って販売できる機能もあります。
GIKUTAS

GIKUTASは、イラスト・マンガの制作に特化した制作代理サービスです。作画監督クラスのスキルを持ったアートディレクターが在籍し、5,000名以上のクリエイターがチームを組んで依頼に対応しています。
MUGEN UP

MUGEN UPも、クライアントとイラストレーターを結ぶサービス。制作パートのすべてを引き受けることはもちろん、「キャラデザ」「線画」「塗り」「背景」など得意な部分のみを選んで引き受けることもできるのが特徴です。
フリーランスイラストレーターが登録すべきエージェント3選
続いて、フリーランスのイラストレーターが登録しておきたいエージェントをご紹介します。
ITプロパートナーズ

最初におすすめするエージェントは、弊社ITプロパートナーズです。仲介会社を挟まずエンドクライアントと直接契約しており、中間マージンが取られないので、単価の高い案件が豊富に見つかります。
また、ITプロパートナーズの魅力として、「週2〜3の稼働でOK」「リモートワークOK」の案件が多いことも挙げられます。柔軟な働き方が叶うので、フリーランスとして独立したあとはもちろん、副業可の会社であれば独立前の力試し・スキルアップにも活用できるでしょう。
また、保険・税金・契約など、法律関係の不安を取り除けるサポートサービスも充実しています。
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT・Web系フリーランス向けのエージェントです。
特別価格で税理士に確定申告代行を依頼できる税務サポートや、人間ドックの優待サービスなど、さまざまな角度からの支援が受けられます。また、スキルアップや交流ができる懇親会も開催されています。
Midworks

最後にご紹介するのはMidworksです。Midworksの特徴は、正社員同様の保障パッケージが用意されていることです。
仕事がない期間が生じても、Midworksとの契約期間中ならお金を受け取りながら仕事を探せる制度があります(審査あり)。また、生命保険の負担軽減制度も設けられています。
フリーランスイラストレーターの仕事の進め方

フリーランスのイラストレーターは、どのように仕事を進めるのでしょうか。ここでは、具体的な仕事の進め方を解説します。
1.見積もりの相談
クライアントから仕事の相談を受けたら、どのくらいの費用がかかるかについて見積もりを提示する必要があります。クライアントは予算も考慮しながら依頼するかどうか決めるため、見積もりで具体的な金額をしっかり示すことが大切です。見積書を作成し、総額だけでなく内訳も分かるようにしましょう。
2.契約締結
クライアントが見積もりを確認して双方が納得すれば、契約を締結できます。契約書の内容をチェックし、問題がないか検討しましょう。契約書の内容を把握しておかないと、後からトラブルにつながる恐れもあります。後から契約を変更するのは簡単ではないため、不明点があればきちんと確認をとるべきです。
3.ヒアリングする
クライアントの要望をヒアリングします。なるべく具体的なイメージを聞き取るようにすると、イラストを制作しやすくなります。クライアントが考えていることを理解しないまま納品すると、何度も修正対応しなければなりません。クライアントによって前提条件が異なる場合も多いため、先入観を持たずに細かい部分まで確認しておきましょう。
4.ラフ案を提出する
ヒアリングの内容をもとにイラストのラフ案を作成しましょう。ラフ案は、イラストの具体的なイメージを共有するための下書きです。ラフ案の描き方に明確な決まりはありませんが、完成した時のイメージが伝わるようにすることが重要です。分かりやすいラフ案を提出すれば、イラストの制作に入ってから修正が発生する回数を減らせます。
5.イラスト制作をする
クライアントと共有したイメージをもとに、イラストを制作します。自分のスキルを発揮し、丁寧に作業して完成させましょう。
6.納品
完成したイラストをクライアントへ納品します。場合によっては、クライアントから細かい部分について修正を依頼される可能性もあります。修正を依頼されたら速やかに対応して再び納品しましょう。クライアントの最終確認が済めば、イラストレーターとしての一連の仕事が完了します。
フリーランスのイラストレーターとして成功するための8つのポイント

成功しているフリーランスとそうでないフリーランスは、何が違うのでしょうか?
フリーランスとしての活動を成功させているイラストレーターの多くは、次にご紹介する8つのポイントを押さえています。ぜひ、参考にしてください。
1.継続案件を受注する
1つめのポイントは、「継続案件」を受けることです。
フリーランスとして独立することのデメリットは、多くの人がイメージしているとおり、「収入面での安定性に欠けること」です。しかし、継続して発注される案件を受けられれば、そのデメリットを補えます。
一つでも継続案件を受注していれば、精神的にも余裕ができて、残りの時間で新しいチャレンジがしやすくなるというメリットもあります。
2.スケジュール管理を徹底する
フリーランスとして働く上で不可欠なのが、徹底したスケジュール管理です。スケジュールを適切に管理できず、納品が遅れてしまうと、クライアントからの信頼を損ねてしまいます。
また、必要以上に多くの仕事を受けすぎたり、特定の時期に仕事が重なりすぎたりして、体調を崩すことも避けなければいけません。
フリーランスを目指すのであれば、自分で自分をマネジメントする能力をしっかり身につけていきましょう。
3.人脈を広げる
先にも述べたとおり、フリーランスのイラストレーターとして活動するにあたって、人脈づくりは非常に重要です。人脈が広いと案件を獲得する機会が増えるだけでなく、さまざまな分野に対する知見が広がり、スキルアップにもつながります。
既存の人間関係を大切にすることはもちろん、交流会や勉強会に参加して、積極的に人脈を広げていきましょう。
4.クライアントの求めるものを作成する
クリエイターとして、自分の作りたいものを作る楽しみはもちろん大きなものですが、仕事ではあくまでも「クライアントのニーズに応えること」を優先する必要があります。
たしかにイラストレーター個人の独自性やセンスは重要なのですが、まずはクライアントの要望をしっかり聞き取って、それに応える過程で自分のセンスをにじませることが大切です。
5.資格を積極的に取得する
イラストレーターとしての手腕をアピールするために、資格を取得するのも効果的です。イラストレーターにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustrator CC | Adobe Certified Associate(アドビ認定アソシエイト)
6.売れっ子イラストレーターを分析する
売れっ子イラストレーターのイラストを参考に、売れるイラストとは何か分析するのもポイントです。画力や芸術性の高さも大切ですが、ビジネス的な視点を踏まえて多くの人に受け入れられやすいイラストを描く必要もあります。
フリーランスのイラストレーターとして生き残るためには、作品を売らなければなりません。どのようなイラストが「売れる傾向があるのか」「世間に受け入れられているか」を分析すれば、ニーズの高い作品に近づけられます。
また、売れっ子イラストレーターの仕事獲得方法やどのような人脈があるのかなども参考にするといいでしょう。
7.ニッチ市場を開拓して差別化を図る
ニッチ市場を開拓することも重要です。市場規模の大きなジャンルでは多くの競合を相手に狭き門を争うことになります。比較的市場規模の小さいニッチな市場をターゲットにすれば、競合も少ないため売れる可能性を高められます。
ニッチ市場では、固定のファンが付きやすいのも特徴です。自分のイラストに固定ファンが付けば、継続的な安定収入につなげられます。
8.アートディレクターになる
アートディレクターとして高単価案件を受ける方法もあります。アートディレクターとは、プロジェクトのクリエーターチームをまとめるリーダーです。
進捗や納期、スケジュールの確認、クライアントやメンバーとの打ち合わせなど、制作ではなくプロジェクトを円滑に進めるための業務を担当します。マーケティングやコミュニケーションスキルも求められる責任ある立場なので、イラストの制作よりも報酬が高くなる傾向があります。弊社ITプロパートナーズでも、以下のようなアートディレクターの高単価案件を取り扱っています。
フリーランスのイラストレーターとして失敗しないための対策
フリーランスのイラストレーターになりたいと思っていても、「失敗したらどうしよう」と心配している人もいるかもしれません。ここでは、失敗しないための対策を解説します。
フリーランスとしての活動プランを明確にしておく
フリーランスのイラストレーターになるなら、事前に活動プランを考えておきましょう。一口にイラストレーターと言っても、働き方や対応範囲は人によって異なります。自分自身がどのようなイラストレーターになりたいのかイメージし、それを実現するために何が必要か考えることが大切です。
副業からスタートする
フリーランスは収入が不安定であるため、いきなり独立すると失敗する可能性も高くなります。まずは副業として取り組み、軌道に乗ってきたら独立するのがおすすめです。スモールスタートで取り組み始めれば、たとえうまくいかなくても軌道修正しやすくなります。
案件獲得経路を増やす努力をする
継続的な安定収入を得るには、案件獲得経路を増やす努力が必要です。1つの経路に頼ってしまうと、収入源が途切れてしまう恐れがあります。
例えば、エージェントやクラウドソーシングなどの案件獲得サービス、人脈による案件の依頼、SNSやブログからの依頼など、幅広く仕事を受けられる環境づくりを進めておきましょう。
納期を厳守する
イラストレーターにとって納期を守るのは大切なことです。納期遅れで迷惑をかけるのは当然ですが、フリーランスは信用を失うと仕事を失ってしまうので注意が必要です。
フリーランスには、スケジュールや体調など自己管理能力も求められます。自分の制作物の納期遅れは、プロジェクト全体のスケジュールに影響を与えることです。しっかり自己管理して、納期を厳守できる環境を整えましょう。
未経験からいきなり独立しようとしない
未経験からいきなり独立するのは、失敗につながります。クライアントがフリーランスのイラストレーターに仕事を依頼するときに重視するのは実績です。そのため、未経験のフリーランスでは仕事を受けられません。
前述したように未経験からフリーランスなら、イラストレーターの仕事ができる企業で働いたりスクールで基礎を学んだりする必要があります。スキルを身につけつつ、実績を重ねたうえでフリーランスを検討しましょう。
イラスト以外のスキルを身につける
フリーランスのイラストレーターは、イラスト以外にもできることがあると強みになります。たとえば、イラストはWebデザインと相性が良いので、両方に対応できると、受注できる仕事の幅も広がります。より多くのチャンスに巡り会えるようになるため、フリーランスとして成功しやすくなるでしょう。
フリーランスイラストレーターの需要と将来性

最後に、フリーランスのイラストレーターにはどの程度需要があるのか、そしてどの程度将来性があるのかを解説します。
イラストレーター全体に言えることですが、紙媒体での需要は減り、デジタル媒体での需要が増えています。最近では、特にスマートフォンゲームやアプリで使われるイラストへの需要が高まっている印象です。そうした媒体でのイラストとして、万人受けするキャラクターイラストを描くスキルがあると、活躍の場が増えるでしょう。
ただ、近年ではデジタルイラストを描けるツールが手に入りやすくなったことで、プロだけでなく、アマチュアでイラストを描く人も増えました。プロのイラストレーターとして生き残っていくためには、ただ絵が上手いだけでなく、クライアントのニーズにいかに応えられるか、ビジネスの視点からいかに的確な提案ができるかが試されるでしょう。
将来性を考えると、ただクライアントから依頼を受けてイラストを描くだけでなく、自分のイラストを使ったオリジナルグッズを制作・販売することもおすすめです。加えて、Webデザインのような隣接する分野のスキルも身につければ、より重宝される人材となるでしょう。
まとめ
今回は、フリーランスのイラストレーターについて幅広く解説しました。フリーランスとして成功すれば、自由な働き方が実現し、会社員イラストレーターよりも高い収入を得られるでしょう。
独立後に成功するためには、実務経験を積むことやスキルアップ、人脈づくりなど、事前の準備も重要です。この記事で紹介したポイントをしっかり押さえて、ぜひフリーランスとしての輝く未来をつかんでください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
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