イラストレーターの中には企業に属して働く方もいますが、フリーランスとして独立している方もいます。働き方がますます多様化する昨今、「現在は会社員としてイラストレーションをしているけれど、フリーランスになって自由に働きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
フリーランスとしての独立に成功すれば、場所や時間、人間関係などにとらわれることなく、イラストレーターとしての仕事にのびのび取り組めます。一方、自ら案件を獲得するスキルなど、会社員時代とは異なる力が求められるのも事実。独立後、あなたの実力を存分に発揮するには、独立前にしっかり知識を身に着け、準備を整えておくことが大切です。
そこで今回は、フリーランスのイラストレーターとして働くとはどのようなことなのか、会社員イラストレーターとは何が違うのかを解説します。仕事内容や収入、案件の例、独立にあたってやるべきことや成功のポイントまで、幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
なおイラストレーターを含め、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、併せてご覧ください。
Contents
- 1 そもそもフリーランスのイラストレーターとは?
- 2 フリーランスのイラストレーターの平均年収と単価相場
- 3 フリーランスのイラストレーターの案件にはどのようなものがある?
- 4 フリーランスのイラストレーターになるには?
- 5 未経験からでもフリーランスのイラストレーターになれる?
- 6 フリーランスのイラストレーターの案件獲得方法
- 7 フリーランスのイラストレーターが登録すべきおすすめサイト5選
- 8 フリーランスのイラストレーターが登録すべきおすすめのエージェント3選
- 9 フリーランスのイラストレーターになる際にすべきこと
- 10 フリーランスのイラストレーターとして成功するための5つのポイント
- 11 フリーランスのイラストレーターの需要と将来性
- 12 まとめ
そもそもフリーランスのイラストレーターとは?

最初に、フリーランスとして働くイラストレーターの仕事内容や、会社員イラストレーターとの違いを確認しておきましょう。
イラストレーターの仕事内容
イラストレーターの仕事は、もちろん「絵を描くこと」です。アナログが当たり前だった昔は紙にイラストを描いていましたが、最近ではデジタルでイラストを描けることが必須になっています。
そのためIllustratorやPhotoshopなどのソフトが使えることがイラストレーターとして働くための必須条件です。さらにCRIPSTUDIOやSAIなどのソフトも使えると、イラストの精度を上げることができます。
ゲームキャラクターのデザイン
イラストレーターといったらまずここから始める人が多いでしょう。
小学生のころ、紙に絵を描いていた人も多いと思います。好きなキャラクターやヒーローなどを書き、みんなに褒められた経験から、イラストレーターになった人もいるでしょう。
企業・自治体向けのデザイン
イラストを描く仕事には、ある程度の経験とイラスト力が必要です。有名企業や自治体からの依頼も入ります。
自治体によっては、その自治体出身のイラストレーターや、ゆかりのあるイラストレーターに依頼をおこなうこともよくあります。もしこうした仕事がしたければ、自分が住んでいる自治体に行き、「自分はイラストレーターであり、何かイラストが必要な機会があれば協力する」という旨を伝えておけば、声がかかるかもしれません。
広告・パッケージのイラスト
企業広告やパッケージのイラストを手掛ける仕事もあります。ただしこうした案件では、有名イラストレーターにしか声がかからないでしょう。
大企業のイラストを担当することは、名誉なことで、しかも報酬も桁が一つ多くなります。日本でもトップクラスのイラストレーターになれば、必然的に声がかかるのではないでしょうか。
会社員イラストレーターとの違い
フリーランスのイラストレーターと会社員イラストレーターには、どういった違いがあるのでしょうか。代表的な違いを3つご紹介します。
報酬面
まず、フリーランスとして働くほうが、会社員として働くよりも高い報酬を得られる可能性が高いと言えます。ある一定以上の能力や技術があれば、会社員よりも収入は多いことがほとんどで、中には年収数千万円稼いでいるフリーランスも大勢います。
たとえば、フリーランスのイラストレーターがエージェント(詳しくは後述)から企業案件を引き受けた場合、仕事内容は会社員とほぼ同じですが、フリーランスで社会保険に入らない分、報酬は会社員よりも多い場合がほとんどです。
働き方
「イラストを描く」という部分はフリーランスも会社員も同じですが、その他の部分について、両者で大きな違いがあります。
一番の違いは、営業の有無です。会社員のイラストレーターなら、仕事は社内の営業担当が獲得してくれますが、フリーランスのイラストレーターは自ら営業して仕事を得る必要があります。
また、フリーランスの場合は仕事のスケジュールもすべて自分で管理する必要がありますし、経理も自分が担当します。自由に仕事ができる分、イラストを描く以外の部分もすべて自分の責任で管理することになるのです。
スキル
フリーランスとして独立すると、会社員時代よりもさらに独自性やセンスが求められるようになります。
ハッキリ言ってイラストのうまい人はいくらでもいます。多くのイラストレーターがいるなかで、わざわざあなたに依頼する理由をつくる必要があるのです。
「そつなくイラストを描ける」というのは、フリーランスのイラストレーターにとってはあくまでもスタートラインであり、そこから先の個性を磨くことが求められます。
フリーランスのイラストレーターの平均年収と単価相場
独立を考えるとき、やはり気になるのが収入面ではないでしょうか。
イラストレーター全体の平均年収は288万円、独立イラストレーターの年収は推定400万円以上となっています。
また、フリーランスにとっては「イラスト一枚につきどれくらいの報酬が得られるか」も重要です。日本イラストレーター協会によれば、フリーランスのイラストレーターの単価相場は、モノクロイラストで3,000〜5,000円、カラーイラストで5,000〜10,000円となっています。
もちろんこれらの数値は「平均」や「相場」であり、フリーランスの収入はその人の能力や営業方法、人脈などに大きく影響されます。
フリーランスのイラストレーターの案件にはどのようなものがある?
実際のフリーランス向け案件を見れば、独立して働くイメージが湧きやすくなるはずです。そこで、フリーランス向けのエージェントITプロパートナーズに掲載されている案件から、いくつかの案件をピックアップしてご紹介します。
弊社「ITプロパートナーズ」では、その他多くのフリーランスイラストレーターの案件・求人を取り揃えております。ぜひご相談ください!
フリーランスのイラストレーターになるには?

フリーランスのイラストレーターになるために、事前にやっておきたいことを3つご紹介します。
実務経験を積む
イラストレーターの中には、イラストレーターとして働く前から絵を描くのがうまかった方も多いかもしれません。しかし、やはりフリーランスとして独立する前に、「イラストレーターとしての経験」を積んでおくことは大切です。
仕事を依頼するクライアントの立場からすると、同じお金を出すのなら、きちんと実績を積み重ねているイラストレーターにイラストを描いてほしいと思うのは当然のことではないでしょうか。
もしあなたがこれまで一度もイラストレーターとして働いたことがないなら、一度企業でイラストレーターとして働いてから独立することも選択肢に入れましょう。
スクール・独学でスキルアップする
先ほど、フリーランスのイラストレーターには個性やセンスが求められると書きました。
個性やセンスは、がむしゃらに努力すれば鍛えられるものではありません。多くの本を読み、多くの名作を味わい、多くの場所を旅し、いろいろな人と会う中で、磨かれてゆくものだと思います。
イラストの練習も大切ですが、それ以外の分野でも多くの経験をすることが、後々のセンスや独自性につながります。いろいろなことにチャレンジして、自分の感性を刺激してあげましょう。
コミュニケーション能力・営業力を高める
イラストレーターに限らずフリーランスは、自分で仕事を進めなければいけません。そのため、フリーランスにはコミュニケーション能力が必要不可欠です。条件提示や細かいイラストの提案など、電話やチャットで連絡することが多いため、いくらリモートワークで人と会わずに働けるといっても、打ち合わせの場ではコミュニケーション能力が試されます。
また、フリーランスには営業力も必要です。いくらイラストがうまくても、独自性があっても、仕事をくれるクライアントがいなければ仕事はできません。
基本的なコミュニケーションスキルを磨き、その上で、自分の魅力をクライアントに伝わる形で提示する営業スキルを高めましょう。営業力向上の方法にはいろいろありますが、ほかのイラストレーターと比べて自分の強みはどういった部分にあるのか、クライアント目線で言語化してみるのがおすすめです。
未経験からでもフリーランスのイラストレーターになれる?

未経験でも、「フリーランスのイラストレーター」を名乗ることはできますが、実際に仕事を受けて活躍しようと思うと、ある程度の実務経験が必要になります。最低でも3年以上の実務経験を積む必要があるでしょう。もちろん、会社に所属するイラストレーターとしての実績も、実務経験に含めて構いません。
クラウドソーシングなどでは経験の少ない人でも受けられるロゴ作成などの案件もありますが、それらの案件は単価が低い傾向にあるためそれだけで生計を立てるのは難しいと思われます。イラストレーターとして働いた経験が全くない場合は、これらの事実を理解しておきましょう。
フリーランスのイラストレーターの案件獲得方法

フリーランスは基本的に、自分で仕事を探さなければいけません。ここでは、フリーランスのイラストレーターが仕事を探す方法を説明します。
クラウドソーシングを利用する
ランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングサイトには、フリーランスや複業をする人が取り組める多種多様な仕事が掲載されています。こうしたサイトでイラスト募集の依頼を探す方法があります。
クラウドソーシングでの仕事探しはほかの方法に比べて手軽ではありますが、個人からの依頼も多く、一般的には1回きりの契約です。企業案件などほかの手段で得られる仕事に比べて報酬は低く、しかもメッセージを数回交換する必要もあるので、初心者で経験を積みたいならともかく、本気で稼ぎたいなら他をおすすめします。
コンテストに応募する
世の中では、たくさんのイラストコンテストやイラストコンペが開催されています。条件やルールが設定されているコンテストが多く、入賞するとイラストが商品化されたり、賞金がもらえたりします。
コンテストでの入賞・入選をプロフィールに記載することで、クライアントからの注目度も高まり、ほかの仕事にもつながるでしょう。
現在どのようなコンテスト・コンペが実施されているかは、各種コンテスト情報サイトで簡単に確認できます。
ストックイラストを始める
「ストックイラスト」とは、PIXTAやAdobe Stockのようなストック素材サイトで配布されているイラストのことをいいます。こうしたサイトに向けてイラストを制作・販売するのも、フリーランスのイラストレーターが収入を得る手段の一つです。
1回の利用で受け取れる報酬は通常の仕事よりも少ないのですが、その後もイラストが利用されるたびに利用料が支払われます。働いていない時間にも収入が積み重なっていくのがストックイラストのメリットです。
マッチングサイトを利用する
クライアントの要望に合わせてイラストレーターを紹介するマッチングサイトでも、仕事を得ることができます。
クリエイター向けのマッチングサイトにはポートフォリオを作成する機能が搭載されていることが少なくありません。そうした機能を利用すれば、自分の作風を気に入ってくれるクライアントと出会える可能性が高まるでしょう。
ホームページ・SNSで情報発信する
フリーランスとして働いていくにあたって、積極的な情報発信は欠かせません。自分のホームページを設置して、実績や過去の作品を掲載しましょう。
また、SNSでの情報発信も効果的です。InstagramのハッシュタグやTwitterのリツイート機能などを活用すれば、これまでリーチできなかった層にも自分の存在を知ってもらうことができます。
知人・友人の紹介
フリーランスとして仕事を得る手段として、意外に多いのが知人からの紹介です。
フリーランス同士のイベントや、講演会、勉強会などに参加し人脈を広げていけば、将来的に仕事に困ることはなくなるでしょう。
フリーランスの中には、仕事をするだけではなく依頼している方も多く、知り合いになれば仕事の話は自然に来るので、仕事が欲しい方は人脈を広げることも有効です。
エージェントを活用する
エージェントは、イラストレーターの仕事を紹介してくれる会社です。エージェントを利用して仕事を受けた場合、報酬から10%~20%の手数料が引かれます。
エージェントが紹介する仕事にもさまざまな形態があります。会社員と同じように週5で働くケースもあれば、リモートワークとして好きなところで働いて、週1で会社に行くケースもあります。
フリーランスのイラストレーターが登録すべきおすすめサイト5選
フリーランスのイラストレーターとして働く方が登録しておきたいサイトを5つご紹介します。
クラウドワークス

大手クラウドソーシングサイトであるクラウドワークスには、イラストだけでなく多様な仕事の依頼が集まります。キャラクターイラスト、商品やサービスのイメージイラスト、バナーやロゴなどさまざまな仕事があり、ほとんどはコンペで方式です。
PANDA GRAPHICS

PANDA GRAPHICSは、イラスト制作に特化したクラウドソーシングサイトです。ゲームのキャラクターイラストに関する案件が多く、大手企業の案件や版権作品に携わる機会もあります。
BASE

BASEは、無料でオンラインショップを制作できるサービスです。自分の描いたイラストを売ることはもちろん、自作イラストを使ったオリジナルのTシャツやスマートフォンケースを作って販売できる機能もあります。
GIKUTAS

GIKUTASは、イラスト・マンガの制作に特化した制作代理サービスです。作画監督クラスのスキルを持ったアートディレクターが在籍し、5,000名以上のクリエイターがチームを組んで依頼に対応していています。
MUGEN UP

MUGEN UPも、クライアントとイラストレーターを結ぶサービス。制作パートのすべてを引き受けることはもちろん、「キャラデザ」「線画」「塗り」「背景」など得意な部分のみを選んで引き受けることもできるのが特徴です。
フリーランスのイラストレーターが登録すべきおすすめのエージェント3選
続いて、フリーランスのイラストレーターが登録しておきたいエージェントをご紹介します。
ITプロパートナーズ
最初におすすめするエージェントは、弊社ITプロパートナーズです。仲介会社を挟まずエンドクライアントと直接契約しており、中間マージンが取られないので、単価の高い案件が豊富に見つかります。
また、ITプロパートナーズの魅力として、「週2〜3の稼働でOK」「リモートワークOK」の案件が多いことも挙げられます。柔軟な働き方が叶うので、フリーランスとして独立したあとはもちろん、副業可の会社であれば独立前の力試し・スキルアップにも活用できるでしょう。
また、保険・税金・契約など、法律関係の不安を取り除けるサポートサービスも充実しています。
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT・Web系フリーランス向けのエージェントです。
特別価格で税理士に確定申告代行を依頼できる税務サポートや、人間ドックの優待サービスなど、さまざまな確度からの支援が受けられます。また、スキルアップや交流ができる懇親会も開催されています。
Midworks

最後にご紹介するのはMidworksです。Midworksの特徴は、正社員同様の保障パッケージが用意されていることです。
仕事がない期間が生じても、Midworksとの契約期間中ならお金を受け取りながら仕事を探せる制度があります(審査あり)。また、生命保険の負担軽減制度も設けられています。
フリーランスのイラストレーターになる際にすべきこと
「フリーランスとして独立しよう」と決意したら、まず以下の3つを済ませておきましょう。
開業届の提出を忘れずに行う
フリーランスとして活動するにあたって、必ず開業届を出しましょう。所得税法上、開業届は開業した日から1カ月以内に提出しなければなりません。
開業届を提出しなくても罰されることはありませんが、青色申告をして控除を受けるためには、開業届の提出が必須です。
開業届の提出はそれほど難しくありませんので、忘れずにおこないましょう。書類は、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。
税金・保険の知識を得ておく
フリーランスになると、お金まわりの管理もすべて自分でやらなければなりません。まず、毎年の納税や確定申告のために、フリーランスに関係する税金のことをあらかじめ学んでおくのは必須でしょう。
さらに、フリーランスになると保険についても考える必要があります。病気やケガはもちろん、納品物のミスやパソコンへのウイルス感染などでクライアントに損害を与えてしまうリスクにも備えなければなりません。
加えて、請求書の発行方法もマスターしておく必要があります。これらお金の問題については、ぜひ独立前に理解しておきましょう。
資金に余裕を持っておく
フリーランスとして独立したあと、順調に仕事が舞い込むとは限りません。クライアントとの信頼関係を築き、安定した収入を得られるようになるまで、時間がかかるケースもあります。
仕事を受けられない時期がある程度続いても生活に困らないよう、じゅうぶんな資金を用意しておきましょう。
フリーランスのイラストレーターとして成功するための5つのポイント

成功しているフリーランスとそうでないフリーランスは、何が違うのでしょうか?
フリーランスとしての活動を成功させているイラストレーターの多くは、次にご紹介する5つのポイントを押さえています。ぜひ、参考にしてください。
1.継続案件を受注する
1つめのポイントは、「継続案件」を受けることです。
フリーランスとして独立することのデメリットは、多くの人がイメージしているとおり、「収入面での安定性に欠けること」です。しかし、継続して発注される案件を受けることができれば、そのデメリットを補えます。
一つでも継続案件を受注していれば、精神的にも余裕ができて、残りの時間で新しいチャレンジがしやすくなるというメリットもあります。
2.スケジュール管理を徹底する
フリーランスとして働く上で不可欠なのが、徹底したスケジュール管理です。スケジュールを適切に管理できず、納品が遅れてしまうと、クライアントからの信頼を損ねてしまいます。
また、必要以上に多くの仕事を受けすぎたり、特定の時期に仕事が重なりすぎたりして、体調を崩すことも避けなければいけません。
フリーランスを目指すのであれば、自分で自分をマネジメントする能力をしっかり身につけていきましょう。
3.人脈を広げる
先にも述べたとおり、フリーランスのイラストレーターとして活動するにあたって、人脈づくりは非常に重要です。人脈が広いと案件を獲得する機会が増えるだけでなく、さまざまな分野に対する知見が広がり、スキルアップにもつながります。
既存の人間関係を大切にすることはもちろん、交流会や勉強会に参加して、積極的に人脈を広げていきましょう。
4.クライアントの求めるものを作成する
クリエイターとして、自分の作りたいものを作る楽しみはもちろん大きなものですが、仕事ではあくまでも「クライアントのニーズに応えること」を優先する必要があります。
たしかにイラストレーター個人の独自性やセンスは重要なのですが、まずはクライアントの要望をしっかり聞き取って、それに応える過程で自分のセンスをにじませることが大切です。
5.資格を積極的に取得する
イラストレーターとしての手腕をアピールするために、資格を取得するのも効果的です。イラストレーターにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustrator CC | Adobe Certified Associate(アドビ認定アソシエイト)
フリーランスのイラストレーターの需要と将来性
最後に、フリーランスのイラストレーターにはどの程度需要があるのか、そしてどの程度将来性があるのかを解説します。
イラストレーター全体に言えることですが、紙媒体での需要は減り、デジタル媒体での需要が増えています。最近では、特にスマートフォンゲームやアプリで使われるイラストへの需要が高まっている印象です。そうした媒体でのイラストとして、万人受けするキャラクターイラストを描くスキルがあると、活躍の場が増えるでしょう。
ただ、近年ではデジタルイラストを描けるツールが手に入りやすくなったことで、プロだけでなく、アマチュアでイラストを描く人も増えました。プロのイラストレーターとして生き残っていくためには、ただ絵が上手いだけでなく、クライアントのニーズにいかに応えられるか、ビジネスの視点からいかに的確な提案ができるかが試されるでしょう。
将来性を考えると、ただクライアントから依頼を受けてイラストを描くだけでなく、自分のイラストを使ったオリジナルグッズを制作・販売することもおすすめです。加えて、Webデザインのような隣接する分野のスキルも身につければ、より重宝される人材となるでしょう。
まとめ
今回は、フリーランスのイラストレーターについて幅広く解説しました。フリーランスとして成功すれば、自由な働き方が実現し、会社員イラストレーターよりも高い収入を得られるでしょう。
独立後に成功するためには、実務経験を積むことやスキルアップ、人脈づくりなど、事前の準備も重要です。この記事で紹介したポイントをしっかり押さえて、ぜひフリーランスとしての輝く未来をつかんでください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
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