TypeScriptの案件・仕事・求人情報
NEW
-
募集職種
- エンジニア
-
想定月収
- 〜1,000,000 円
-
週稼働日数
- 週に3日勤務

TypeScriptのフリーランス求人・案件について
TypeScriptとは
「TypeScript(タイプスクリプト)」とは、2012年頃にWindowsやExcelなどのOSやOfficeアプリで有名なマイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語です。JavaScriptを拡張させたAltJS (Alternative JavaScript) であり、2017年にGoogle社内の標準開発言語として採用されてから注目を集めるようになりました。
従来のJavaScriptを使った大規模開発では、コードの冗長化・複雑化などが起きやすく、動作の重さやエラーの多発に悩まされていました。そういったJavaScript言語の欠点を補うために、TypeScriptが考案され今ではAltJSの代表格にまでなっています。
TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセット(上位互換)となっており、省略可能な静的型付けやオブジェクト指向などによって拡張されているのが特徴です。それらの拡張によって、TypeScriptはシンプルで可読性の高いコードを記述でき、大規模な開発でもエラーやバグが発生しにくい堅牢なWebアプリケーション開発を実現しています。
TypeScriptフリーランス案件・求人の特徴や動向
TypeScriptフリーランス案件・求人にはさまざまなものがあり、ECサイトやマーケティング分析ツールなどのWebアプリ開発・業務系システム開発・モバイルアプリ開発といったものから、最先端分野であるAIサービス開発・IoTサービス開発・NFTサービス開発といったものまで幅広い案件があります。
なかでも、TypeScriptは静的型付けゆえにエラーチェックがしやすいので、堅牢性が求められる中規模〜大規模なWebアプリ開発や業務システム開発に採用される傾向があります。特に、データ管理などに関係するバックエンド開発よりも、画面表示などに関係するフロントエンド開発の案件数の方が多いです。
動向としては、TypeScriptフリーランス案件・求人数は増加傾向にあり、今後も安定した募集を見込めるでしょう。理由としては、PHPやJavaなどのバックエンド言語と違ってTypeScriptはフロントエンド言語として棲み分けがなされていることや、案件の種類が多様で豊富なことなどが挙げられます。
TypeScriptフリーランス案件・求人の代表的な案件の種類
TypeScriptフリーランス案件・求人を大きく3つに分けてご紹介します。いずれの案件についても、保守・改修案件よりも新規開発案件の方が多くモダンな開発環境で働けるでしょう。
- Webアプリケーション開発
TypeScript案件のなかでWebアプリ開発の案件は多いです。TypeScriptを使用してWebアプリ開発の要件定義・設計から実装・テスト・運用までの開発業務のいずれかを担当します。例えば、動画プラットフォームやECサイト、訪日旅行者向けのプラットフォームなどの開発案件があります。
- 業務系システム開発
業務に使用されるシステムに異常が起きた場合、多大な損害につながる恐れがあるので、業務系システムでは特に堅牢性や保守性が求められます。そのため、堅牢性が高くチーム開発に向いているTypeScriptは業務系システム開発に採用されやすいです。具体的には、会員管理や経理管理や物流管理といった業務系システムに携わることが多いでしょう。
- NFTサービス開発
最近では、ブロックチェーン技術を利用しているNFTサービス関連の開発求人も多いです。NFT(Non-Fungible Token)を使うことにより、デジタルアートやマンガ、ゲーム内のアイテムといったデジタルデータの所有者を明確にできます。実際の求人では、アート業界やマンガ業界、ゲーム業界それぞれのデジタル資産を売買するNFTマーケットプレイスの開発などがあります。
TypeScriptフリーランス案件・求人を獲得する為に必要なスキルや経験
TypeScriptフリーランス案件・求人を獲得するためには、TypeScriptとJavaScriptを使った開発経験は必須といえます。案件の種類によって必要なスキル・経験はさまざまですが、多くの企業で3年以上のTypeScriptの開発経験が必要です。
フロントエンド寄りの開発の場合は、HTML/CSSやJavaScript/TypeScriptといった基本的なスキルの他に、Angular・React・Vueといったフレームワークを使った開発経験やSPA(Single Page Application)などの開発経験が求められます。フロントエンドエンジニアはサーバーエンジニアとWebデザイナー双方とのやりとりが多くなるので、コミュニケーション能力もあると開発がスムーズに進むでしょう。
バックエンド寄りの開発の場合は、上記のフロントエンドスキルに加えてインフラ全般のスキル・経験が求められます。具体的にはAWS/GCP/Azureといったクラウドの設計・運用経験をはじめ、Docker/Kubernetesを使用した仮想環境の設計・運用経験や、コードのテストからデプロイまでの自動化を行うCI/CDツールを用いたサービスリリース経験が必要です。
さらに、NFTサービスの開発を行う場合はプラスアルファのスキルが求められます。フロントエンド・バックエンド双方のスキルはもちろん、ブロックチェーン技術であるFlow・Ethereumなどの知識も必要です。NFTサービスは、デジタル画像やゲーム内アイテムを活用した売買サイトやゲームアプリを開発することが多いので、ECサイトやゲームアプリの開発経験があるとさらに良いでしょう。
TypeScriptフリーランスエンジニアにおすすめのフレームワーク
フレームワークを利用することによって、開発時間を著しく短縮できたり、コードに統一性やセキュリティ性を持たせることができます。
以下では、TypeScriptのおすすめのフレームワークを3つご紹介します。いずれもJS(JavaScript)フレームワークですが、互換性があるTypeScriptも使用可能です。
- Angular
「Angular(アンギュラー)」は、Googleが中心となって開発したフレームワークで、TypeScriptが推奨言語となっています。企業向けの大規模なアプリケーション開発に向いていて、業務管理アプリやSPAといったものを開発することが得意です。学習コストが高いのがデメリットですが、フロントエンド開発に必要な機能が一通り揃っているフルスタックフレームワークなので、一度習得したら高い生産性を実現できます。
- React
「React(リアクト)」は、Meta(旧Facebook)が中心となって開発したJSライブラリであり、世界的にも人気が高くInstagramやNetflixなどの有名なサービスに採用されています。Angularの次に学習コストが高いですが、優れたUIライブラリが多くユーザーにとって快適な画面を簡単に実現できます。また、React Nativeを使うことによってReactとほぼ同じ原理を用いてモバイルアプリを開発できるのが特徴です。
- Vue
「Vue(ビュー)」は、元Googleエンジニアのエヴァン・ヨーによって開発されたJSフレームワークの一つです。シンプルなゆえ学習コストが低く、自由度も高いので小規模なアプリから段階的に中規模なアプリまでグロースさせることができます。Vueは大規模なアプリも開発できますが、AngularとReactの方が、最初から必要な機能が組み込まれているので生産性が高いです。
TypeScriptフリーランス案件・求人に役立つおすすめ資格
TypeScript専門の資格試験は現状ありませんが、互換性があるJavaScriptのスキルや経験があればTypeScriptフリーランス案件・求人に採用されやすくなります。そのため、TypeScriptエンジニアとしてのスキルを証明するためにもJavaScript関連の資格を取得しておくとよいでしょう。
- CIW JavaScript Specialist
Certification Partnerが運営している国際的な資格です。この資格を取得することによって、世界標準のJavaScriptスキルがあることを証明できるので、海外案件やブリッジエンジニアを志望している人にはおすすめといえます。ちなみに日本語での試験は実施されていないので、試験の際には英語などの語学力も必要となってきます。
- HTML5プロフェッショナル認定試験
LinuC(Linux技術者認定資格)で有名なLPI-Japanが運営実施している資格試験です。この資格試験を勉強することによって、HTML/CSSやJavaScriptといったWeb制作における幅広い知識やスキルを身につけられます。試験自体はレベル1とレベル2に分かれていて、レベル1では主にHTML/CSSの知識が問われ、レベル2ではJavaScript独自の問題も出題されます。
TypeScriptの習得方法や難易度
TypeScriptは、JavaScriptと比べて書き方自体はあまり変わりませんが、変数の型を意識する静的型付けの言語なので少しだけ難易度が高いといえるでしょう。また、TypeScriptはクラスベースのオブジェクト指向のため、慣れていない人は最初は戸惑うかもしれません。
プログラミング経験者の場合は、Web上にある情報や書籍から必要な情報だけを素早く手に入れられるので、それらを使って学習していくのが習得の近道といえます。その際、JavaScript経験者ならば、基本構文がほぼ同じであるTypeScriptをスムーズに習得できるでしょう。また、TypeScriptと言語設計が似ている静的型付けのC系言語や、オブジェクト指向のJava言語などに経験がある人も習得しやすいです。
プログラミング未経験者の場合は、自学自習スタイルで調べていくよりも、動画や講義形式で学習する方がわかりやすいことが多いです。TypeScriptにまつわる静的型付けやオブジェクト指向といった概念は初学者には理解しにくい部分があるので、質問やメッセージなどで疑問点をすぐに解決できるオンライン学習サイトやプログラミングスクールを活用してみるとよいでしょう。
TypeScriptフリーランスエンジニアの将来性
昨今、フロントエンド主導の開発が隆盛を極めているなか、TypeScriptエンジニアの需要や将来性は高いといえるでしょう。
まず挙げられる理由として、TypeScriptと互換性があるJavaScriptの人気の高さです。2022年4月に発表されたW3Techsの調査によると、Webサイトのクライアントサイド言語のシェア率はJavaScriptが97.9%となっており、ほぼ独占状態となっています。また、同サイトの2022年5月に発表されているサーバーサイド言語のシェア率においてもJavaScriptは6位にランクインしていて、人気の高さがうかがえます。
さらに、TypeScriptはMicrosoftという巨大テック企業にサポートされていることやGoogleの標準開発言語として採用されていること、Angular・React・Vueなどの人気JSフレームワークにサポートされていることといった理由から安心性が高く今後もニーズが高まっていくと予想できます。
ITテクノロジーの急速な進歩やエンジニアの高齢化などによるITエンジニア不足が叫ばれている現在、TypeScriptエンジニアになることができればWebアプリ開発やスマホアプリ開発から、AI関連開発やNFT関連開発といった幅広い案件をこなすことができるでしょう。