フリーランスコンサルタントになるには?年収・単価相場も徹底解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

企業に変化が求められる今の時代、変化への対応をサポートできるフリーランスコンサルタントの重要性が増しています。変化に対応できるスキルと経験を持ち、自由な発想で事業をサポートできるのがフリーランスコンサルタントの強みです。

また、報酬が高いことも魅力ですが、どのようにしてフリーランスコンサルタント案件を獲得していけばいいのでしょうか?また、どんな案件の種類があり、どのような働き方をしているのでしょうか?

この記事ではフリーランスコンサルタントになりたい方に向けて、必要なスキルや実際の案件例、案件獲得方法などを解説します。フリーランスになるメリット・デメリットも紹介するので、お役立てください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる

などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

⇨ ITプロパートナーズの詳細を見る

Contents

フリーランスコンサルタントの働き方や報酬体系

まずフリーランスコンサルタントについて、仕事内容と働き方、そして報酬形態について解説します。

フリーランスコンサルタントの仕事内容

フリーランスコンサルタントは、専門分野の知識や経験を活かし、企業の課題を解決する仕事です。具体的な施策を提案し、時には適した人材を選抜する場合もあります。

企業の内部では解決できない課題を解決するにあたって、フリーランスコンサルタントには高い専門性と実績が必要です。顕在化している課題、潜在的な課題の両方を把握するためには、ヒアリング力や論理的思考力なども求められます。加えて、フリーランスであれば、自分で案件を獲得しなければいけません。営業スキルも重要といえるでしょう。

フリーランスコンサルタントの働き方

フリーランスコンサルタントの働き方は、常駐型とリモート型の2つに大別できます。常駐型は、クライアントの企業に直接出向いて働く方法です。クライアントと直接関わりながら提案やアドバイスをします。

それに対してリモート型は、クライアントの企業とは離れた場所から連絡を取って仕事を進める方法です。比較的自由度が高く、在宅でも仕事をこなせます。

特にIT系のコンサルタントはリモート型で働ける可能性が高いです。もちろん、企業によっては直接コンサル先の企業に出向く必要がある場合もあります。

フリーランスコンサルタントの報酬体系

フリーランスコンサルタントの報酬体系として、以下の3つがあげられます。

  • タイムチャージ
  • 定額方式
  • プロジェクト方式

それぞれの報酬体系について詳しく解説していきます。

タイムチャージ

タイムチャージとは「時給制」のことを指し、稼働した時間に応じて報酬が支払われます。比較的フリーランスとして駆け出しのコンサルタントは、この報酬形態になることが多い傾向です。

例えば「人月単価80万円、稼働率100%」という案件の場合であれば、週40時間(1日約8時間×週5日稼働)目安で80万円/月という報酬イメージに、「人月単価100万円、稼働率50%」であれば週20時間目安で50万円/月というイメージになります。

プロジェクトの規模感や仕事内容によって報酬は変わりますが、比較的駆け出しのフリーランスコンサルタントは、このタイムチャージ形態で契約を結ぶことが多いです。

定額方式

定額方式とは月額制のことを指し、毎月一定の報酬が発生します。顧問契約やアドバイザリー契約と呼ぶこともあります。

定額方式で契約できるコンサルタントはハイレイヤー層で、契約期間も数ヶ月から年単位になることが多いです。

当初想定していたタスクとは別で、追加作業が発生することもあり、その場合の報酬についてすり合わせすることが大切です。

プロジェクト方式

プロジェクト方式とは、プロジェクト単位で報酬が決まっており、ひとつのプロジェクトに対して一定の報酬が支払われます。

この場合の報酬は、契約時にすり合わせる月間稼働時間やポジション、責任範囲など、案件によって変わります。当然、稼働時間が長く難易度も高いプロジェクトであれば報酬は高くなりやすいです。

プロジェクトの終了と同時に、契約も終了することになります。

フリーランスコンサルタントの平均年収

コンサルタントは、フリーランスのなかでも報酬が高い職種です。フリーランス向けのエージェントの案件報酬から年収を推測すると、平均で1,000万円にも達します。

また、コンサルタントの報酬は人によって大きな差があるのも特徴です。例えば、高い報酬をもらう方は月に200万円以上受け取っており、年収3,000万円を超える方もいます。もちろん、業種によっても年収は大きく変わります。

なお、会社員コンサルタントの平均年収は、「求人ボックス」によると414万円のため、フリーランスコンサルタントになると大幅な収入アップが期待できます。

ただし、コンサルタントの案件は数が少ないことから、同業者と競合するケースがほとんどです。そのため、自分の得意分野を明確にし、差別化を図りながら活動する意識が大切です。

また、コンサルタントの仕事は景気の影響を大きく受けるため、安定して受注できるとは限りません。このように、フリーランスコンサルタントは高い報酬が期待できるもののリスクがあることも理解しましょう。

コンサルタントの年収は?種類・企業別で紹介!収入UPの方法も解説

業種別フリーランスコンサルタントの単価・年収相場

前述の通り、フリーランスコンサルタントの案件単価と年収の相場は、業種によって異なります。以下では、「High Performer Consultant(ハイパフォコンサル)」と「PERSAONA」に掲載中の案件を基に、業種別の月毎単価を比較しました。

業種月毎単価想定年収
ITコンサルタント100万円~150万円1,200〜1.800万円
Webマーケティングコンサルタント100万円~200万円1,200〜2,400万円
経営戦略コンサルタント100万円~200万円1,200〜2,400万円
財務戦略コンサルタント100万円~170万円1,200〜2.040万円
人事戦略コンサルタント100万円~150万円1,200〜1,800万円
M&Aコンサルタント100万円~170万円1,200〜2,040万円

それぞれの具体的な仕事内容や単価相場について詳しく解説していきましょう。弊社ITプロパートナーズで扱っている実際の案件例も合わせて紹介していきます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、システム開発やソリューションの導入など、ITを活用して顧客の課題を解決する職種で、月単価100〜150万円が相場です。

例えば弊社ITプロパートナーズでは、以下のようなフリーランスITコンサル案件を扱っています。

案件名【PM/コンサルタント】大手不動産DX子会社におけるPMの案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル基幹システム開発およびリプレイス案件を担当した経験5年以上,開発ベンダーと事業会社の間に入りプロジェクトを推進した経験
職種・ポジションプロジェクトマネジメント,コンサルタント

ITコンサルタントの多くは、システム構築プロジェクトのサポートで顧客への開発提案や、開発を請け負う企業との調整などを担当します。システムエンジニアが担当する仕事も含むことからステップアップし、ITコンサルタントになられた方もいます。

フリーランスのITコンサルタントについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみるといいでしょう。

フリーランスITコンサルタントになるには?独立後の年収や案件例

Webマーケティングコンサルタント

Webマーケティングコンサルタントは、クライアントの経営戦略に基づくWeb開発や制作、運営に関するコンサルティングを行う仕事で、月単価は100〜200万円が相場です。

Webマーケティングコンサルタントの実際の案件例は、以下のとおりです。

案件名【マーケティング戦略立案/市場調査/分析】自社サービスにおけるSEO/マーケ戦略の案件・求人
案件単価90,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルメディアの0→1グロース経験,事業戦略やマーケティング戦略の立案経験,SEOにおける戦略立案から実行経験
職種・ポジションマーケター,マーケティングコンサルタント

この案件では、自社サービスの成長を牽引し、2025年までに業界シェアNo.1を目指すための事業戦略やマーケティング戦略の立案を担当します。具体的には、ターゲティング、市場調査・競合調査、事業戦略・マーケティング戦略の立案、そして戦術と施策への落とし込みが主な業務内容です。

Webマーケティングコンサルタントについて、より詳しく知りたい方は以下の記事もおすすめです。

フリーランスWebコンサルタントになって仕事を獲得する方法と案件例

経営戦略コンサルタント

経営戦略コンサルタントはフリーランスコンサルタントのなかでも最上流に位置し、顧客企業の経営戦略の構築から実行にも関わる職種であり、月単価100〜150万円程度が相場です。

業務改革とM&Aで顧客の企業がこれまでやったことが無い改革を指導しているため、フリーランスコンサルタントのなかでも最も報酬の高い職種と言えるでしょう。

経営戦略コンサルタントの案件例は、以下のとおりです。

案件名【コンサルタント】BtoB向けマーケティングコンサルの案件・求人
案件単価〜700,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル5年以上のマーケティング経験,専門的なマーケティング知識,コンサルティング支援経験
職種・ポジションマーケター,コンサルタント

こちらの案件は、BtoB企業向けのマーケティングコンサルタントとして、経営戦略や事業戦略の立案支援、マーケティングやCRM戦略の策定、プロジェクトマネジメントなどを行う仕事です。具体的には、BtoB企業のビジネスやマーケティングの支援を通じて、企業価値の最大化や顧客提供価値の最大化を目指します。

財務戦略コンサルタント

財務戦略コンサルタントは財務・会計の観点から経営課題の解決を支援するコンサルタントであり、主に数字に関するさまざまな業務を実施します。

具体的にはM&A案件の検討・資金調達や投資戦略の立案・経営戦略の立案・不正調査・業務プロセス改善などを行い、月単価は月単価は100〜170万円程度となっています。

財務戦略コンサルタントの案件例は、以下のとおりです。

案件名【コンサルタント】SAP又は業務システムにおけるコンサルの案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル会計システムの経験,金融知識,DX関連のPJ参画経験
職種・ポジションコンサルタント

こちらの案件は、SAPコンサルタントまたは業務コンサルタントのいずれかの役割を担い、スキルに応じて作業を遂行するのが業務内容です。

人事戦略コンサルタント

人事コンサルタントは、企業の人事システムの改革を指導するのが仕事内容で、月単価は100〜150万円程度が相場です。

企業の課題に合わせて人事評価制度や組織改革を指導するコンサルタントや採用や人材育成を指導するコンサルタント、海外の人材活用を指導するコンサルタントなどと細分化されています。

人事戦略コンサルタントの案件例は、以下のとおりです。

案件名【マーケティング/SaaS】各種施策/育成におけるマーケアドバイザーの案件・求人
案件単価〜90,000円/月
勤務地フルリモート
スキルWeb広告の経験,コンテンツマーケティング及びtoBSaaSの経験etc
職種・ポジションマーケティングコンサルタント

こちらの業務内容は、プロパーの育成と各種マーケティング施策へのアドバイスです。具体的には、Webマーケティング(Web広告運用、SEO、サービスサイトやオウンドメディアの運営・分析など)とコンテンツマーケティング(コンテンツ制作、サイト流入分析・運営、SEO分析・企画など)に関するアドバイスを行います。

M&Aコンサルタント

M&Aコンサルタントの業務には、戦略策定、M&Aの候補企業の調査や選定、相手企業の資産価値判断、買収金額や各種条件の交渉、契約や統合のサポートなどが挙げられます。月単価報酬は、100〜170万円程度です。

M&Aコンサルタントの案件例は、以下のとおりです。

案件名【コンサルタント】M&A事業におけるアドバイザーの案件・求人
案件単価〜500,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルM&A仲介事業の営業経験,調整,交渉力がありクライアント状況に応じて柔軟に稼働できる方
職種・ポジションコンサルタント

こちらの案件では、M&A仲介事業を展開する企業でのアドバイザーとしての役割を担います。主な業務内容は、M&Aプロジェクトの基本合意から調整・交渉等の推進です。具体的には、自走しながらプロジェクトをリードし、売り手に対して1人、または正社員と2名体制で業務を行います。

レベル別フリーランスコンサルタントの単価相場・年収

コンサルタントは、レベルによっても月毎単価が異なります。以下に、「High Performer Consultant」と「FreeConsultant.jp」に掲載中の案件を参考に、フリーランスコンサルタントのレベル別に月毎単価を比較しました。

レイヤー月毎単価想定年収
アナリスト100万~130万円1,200〜1,560万円
コンサルタント120万~150万円1,440〜1,800万円
マネージャー130万~180万円1,560〜2,160万円
パートナー100万~220万円1,200〜2,640万円

アナリスト、コンサルタント、マネージャー、パートナーの順にレベルアップして、月毎単価が高くなる傾向です。こちらもそれぞれの仕事内容や年収について詳しく解説していきます。

アナリスト

アナリストはコンサルタントのサポート役として市場調査やアンケート調査、インタビュー調査などの実施、財務分析や統計分析などの実施及びデータ分析などを行います。

ジュニアスタッフと呼ばれることもあり、新卒や第二新卒の方が入社して最初のポジションになることが一般的ですが、フリーランスの場合の月単価は100〜130万円程度となっています。

コンサルタント

コンサルタントは、アナリストに求められる基本的なコンサルスキルを身につけていることを前提として、プロジェクトの実務を担当するポジションです。

アナリストのように細かく指示を受けるのではなく、一定の裁量をもち自ら課題解決の進め方を考え、スケジュール管理をしながら業務を進めていきます。月単価報酬は、120〜150万円程度になります。

マネージャー

マネージャーはプロジェクトの責任者としての役割を担います。プロジェクトの計画や立案、実行をしたり、コンサルタントに指示や指導、評価などを行うのが業務内容で、月単価報酬は、130〜180万円程度です。

パートナー

パートナーは、コンサルタントとしての最高職位で、コンサルティングファームでいうところの共同経営者的なポジションを指します。具体的には、新規事業の開拓やクライアントとの関係構築、ファームの運営管理及び人材育成が業務内容になります。

パートナーの月単価報酬は、100〜220万円程度です。

コンサルタントがフリーランスになるメリット・デメリット

コンサルタントがフリーランスとして独立する場合、メリットとデメリットの両方があります。ここでは、具体的なメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。

コンサルタントがフリーランスになるメリット

コンサルタントがフリーランスになるメリットは以下の4つです。

  • 自分の得意に集中して働ける
  • 働く場所・時間を自由に決められる
  • 適正な単価で受注できる
  • コンサルファーム出身の人は独立しやすい

フリーランスになるメリットについてそれぞれ詳しく解説します。

自分の得意に集中して働ける

会社員であれば、会社に割り当てられた案件に従事しなければいけません。一方、フリーランスコンサルタントは、自分が得意とする仕事のみを選べます。気が進まない、クライアントの要望を叶えられるかどうか分からない、キャリアの向上に繋がらないなどの理由があれば、案件を断っても大丈夫です。

得意な仕事を選べば効率的にスキルを高められ、クライアントからの評価を得られるでしょう。

働く場所・時間を自由に決められる

上述したように、フリーランスコンサルタントの働き方は、常駐型とリモート型に分かれます。働く場所や時間に柔軟性を持たせたければ、リモート型で働ける仕事を選びましょう。

会社員とは異なり、フリーランスコンサルタントは就業ルールを自分で決められます。案件にも寄りますが、月の前半にまとまって仕事をして、後半は旅行やプライベートを充実させるといった働き方も可能です。

適正な単価で受注できる

フリーランスコンサルタントは、個人で案件を請け負います。そのため、コンサルファームよりも低単価での提案が可能です。クライアントとしては、同じパフォーマンスを発揮してくれるのであれば、より低単価で働けるコンサルタントと契約したいものです。クライアントを満足させ、ビジネスチャンスを増やしましょう。

コンサルファーム出身は収入も上がりやすい

コンサルファームでの実務経験が評価されると、クライアントから高単価な仕事を任されやすくなります。コンサルファームでは、資料作成やプロジェクトを管理するスキルなどを学べ、数々のジャンルに関わる案件を経験可能です。しかも、独立後は月給制ではなくなるため、同じような仕事をしていても、より高収入を得られるでしょう。

コンサルタントがフリーランスになるデメリット

コンサルタントがフリーランスになるデメリットは以下になります。

  • 自分で仕事を獲得しなければならない
  • 社会的信用が低い
  • 労働時間が長くなる可能性がある
  • 報酬や契約が景気に左右される場合もある

フリーランスコンサルタントのデメリットについて具体的にみていきましょう。

自分で仕事を獲得しなければならない

フリーランスコンサルタントにはライバルが多く、スキルに自信があっても簡単に仕事を得られるとは限りません。フリーランス以外では、副業でコンサルタントを始める人も増えています。仕事を獲得するためには、クライアントに実績をしっかり提示できるようポートフォリオを用意しておき、提案力を身につけておきましょう。のちほど仕事獲得方法については詳しく解説するので、上手く営業できるか心配な人は参考にしましょう。

社会的信用が低い

コンサルタントに限りませんが、フリーランスは社会的信用が低くなりがちです。収入が不安定であるとして、クレジットカードの審査に通らなかったり、ローンを組めなかったりする恐れがあります。車や家のローンなどの予定があれば、可能な限り独立する前に済ませておきましょう。

労働時間が長くなる可能性がある

会社の後ろ盾がないフリーランスは、労働時間が長くなる恐れがあります。長時間働いたとしても、目標を達成できなかった、スキルが低すぎるなどの言い分で、報酬を支払ってもらえないケースも少なくありません。

仕事を始める前には必ず契約書を作成し、労働時間や報酬に対し、不利にならないようにしましょう。フリーランスの休みの取り方や休日事情について気になる方は、以下の記事を確認しましょう。

フリーランスの休日事情は?賢い休みの取り方とコツを紹介

報酬や契約が景気に左右される場合もある

不景気になると、フリーランスコンサルタントは報酬や契約に影響が出る恐れがあります。
フリーランスコンサルタントの月毎単価は一般的な会社員の給料よりも高く、コスト削減の対象となりやすいためです。

継続案件が打ち切られる、新規案件が見つからないといった状態になると、収入が大幅に減ってしまうでしょう。複数のクライアントに仕事を分散させる、貯蓄を用意しておく、などのリスク対策をしておきましょう。

フリーランスコンサルタントになるには?

フリーランスコンサルタントになる際は、コンサルファーム出身者か、もしくは他の企業で得た専門的なスキルを武器にコンサルタントとして独立するのか、によってルートが変わっています。

コンサルファーム経験者の場合

コンサルファーム経験者の場合、基本的にコンサルタントとしてのスキルや経験はあるので、独立しても問題なく業務を遂行できるでしょう。

しかしフリーランスの場合、コンサルファームのような会社員時代とは異なり、自ら営業活動を行い案件を獲得する必要があります。そのため人や組織を指導するようなコミュニケーション能力だけでなく、交渉や自分を売り出すセルフプロモーションスキルが重要です。

現時点でコンサルティング会社に就業している方は、幅広いプロジェクトに参画し柔軟な対応力や専門性を磨いたり、ポートフォリオ作成したり、資格を取得するなどし、独立する準備をしておくといいでしょう。

コンサルタント未経験の場合

コンサルファーム出身ではなくとも、事業会社でPM経験があったり、何かしら専門性の高いスキル・ノウハウなどを持っていれば、それを武器にフリーランスコンサルタントとして独立し、案件を獲得することも可能です。

ただし、基本的にはコンサルタントとしての実務経験をもつ人材に依頼する企業が多いため、コンサル未経験では案件受注のハードルは高いことを覚えておきましょう。

なお、コンサルタントとしての経験が浅く、独立に不安を感じている方は、まずは副業から初めてみるというのも一つの手です。副業コンサルティングの始め方は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

副業コンサルタントの始め方とおすすめサイト5選!単価相場も紹介

フリーランスコンサルタントになるために必要なスキル・経験は?

コンサルタントファームで働いた経験のある方なら、コンサルタントに必要なスキルや経験とはどのようなものかご存じでしょう。

しかし、社員として働くこととフリーランスとして働くこととは違います。その違いを理解していないと、フリーランスコンサルタントとして長く働くことはできません。ここからはフリーランスコンサルタントに必要なスキルや経験について詳しく解説していきます。

コンサルタントとして3年以上の実務経験

基本的にはコンサルタントとして3年以上の実務経験を積んでおきましょう。

コンサルタントファームに所属していると会社のネームバリューで仕事ができます。つまりあなたの提案は会社のネームバリューのバイアスがかかった状態で、顧客に届いていると理解してください。

しかし、同じ提案をあなた個人の名前で出した場合顧客がどれだけ注目してくれるでしょうか。フリーランスコンサルタントとして働くためには、顧客にどうやって自分の話を信じてもらえるかが重要です。

その信頼を得るのに最も有効なのが実務経験です。例えば、あのコンサルタントファームに所属しこれだけの企業のコンサルタントを担当したといった実務経験があれば、顧客はきっとあなたを信用してくれます。自分の実務経験を振り返り、新しい顧客にアピールできるようにしておきましょう。

コミュニケーション能力

コンサルタントの仕事は、顧客の問題点の本質を聞き出しそれを解決する方法を提案して、顧客に実行してもらい問題点を解決することです。問題点を聞き出す際には、仕事の様々なシーンでコミュニケーション能力が必要です。

なお、個人で行動することの多いフリーランスコンサルタントは特に、顧客企業の経営者と密接にコミュニケーションを取らなければなりません。そのためビジネスマナーはもちろんプレゼン能力など、経営者を意識したコミュニケーション能力を鍛えておきましょう。

さらに、コミュニケーション能力とは聞いたり話したりするスキルだけではありません。特に1人で全て担当しなければならないフリーランスコンサルタントには、顧客に対して要点を的確に使える文書や報告書などを短時間で仕上げる能力も必要です。

こういった総合的なコミュニケーション能力を身につける事がフリーランスで活動するためには極めて重要となってきます。

論理的思考力

フリーランスコンサルタントとして働くうえでは、論理的思考能力も重要です。コンサルティングでは、クライアントが抱える課題を整理し、それを解決するための道筋を考える必要があります。課題を解決に導くには、どのような要素が何に影響しているか正確に理解するための論理思考能力が必要です。

論理的に物事を考えられれば、現状をもとに高い効果を期待できる対策について根拠をもって選択できます。クライアントにもきちんと説明できるため、納得を得やすいです。

営業力

フリーランスコンサルタントとして仕事を獲得するには、営業力が必要です。自分のスキルや実績をしっかり伝える能力が重要になります。

会社員としてコンサルティングの仕事をしている場合、コンサルティングのスキルや実績を積めばどんどん活躍できるでしょう。しかし、フリーランスになるなら、実力をしっかりアピールするための営業力がないとなかなか案件を獲得できません。営業活動を行っても必ず仕事を獲得できるとは限らないため、断られてもめげずに行動し続ける必要があります。

情報収集力

ビジネスを取り巻く環境は日々変化しているため、フリーランスコンサルタントとして最適なアドバイスや提案をするには、常に最新情報をキャッチしておく必要があります。

会社員として働いている場合は、企業を通してさまざまな情報を得られるでしょう。しかし、フリーランスになれば自ら情報を集めにいかないとトレンドに乗り遅れるリスクがあります。

情報をうまく収集できていないとコンサルタントとしての信頼が落ち、仕事が減る恐れもないとはいえません。フリーランスコンサルタントになるなら、常にアンテナを張って情報収集に務めるべきです。

自己管理力

フリーランスコンサルタントとして活躍し続けるには、自己管理力が必要です。フリーランスは自由度が高いため、自分を律することができないと業務に支障が出る可能性があります。

たとえば、フリーランスなら休みを自由に設定できますが、休みすぎると得られる報酬も少なくなるでしょう。反対に、仕事を詰め込みすぎれば体を壊して働けなくなり、クライアントに迷惑をかける恐れもあります。自己管理し、常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにしなければなりません。

フリーランスコンサルタントの仕事獲得方法

フリーランスコンサルタントとして仕事を獲得する方法は以下のとおりです。

  • フリーランスエージェントを利用する
  • コンサル専門のマッチングサイトを利用する
  • クラウドソーシングサービスを利用する
  • 友人や昔の同僚から業務委託で仕事を貰う
  • SNSで案件を募る
  • 直接営業する

ただし、自身の経験やスキルレベルによって、おすすめの案件獲得方法は変わってきます。それぞれの仕事獲得方法について解説していきましょう。

フリーランスエージェントを利用する

コンサルティングファームから経験を軸にフリーランスになる場合、よく利用されるのが「フリーランス向けのエージェント」です。エージェントは、数多くの案件の中からスキルや経験の合う仕事を紹介してくれる上に、契約などの面倒な手続きも代行してくれます。

なお、フリーランス向けのエージェントの中にはコンサルタントの仕事を扱っている会社もあります。そして、フリーランスとして独立するなら、そのようなエージェントを利用するのが非常に簡単な方法です。

例えば弊社ITプロパートナーズでは「コンサルタント」と検索すると2024年3月時点で273件と多くの案件を掲載しています。60〜100万円と高い月単価報酬も数多く用意しているので、確認してみてください。

コンサル専門のマッチングサイトを利用する

コンサル専門のマッチングサイトに登録すると、コンサル案件に絞って仕事を紹介してもらえます。マッチングサイトを選ぶ際は、マッチングサイトが得意とする業種や、報酬の相場、取り扱い案件数、サポートなどに注目しましょう。

以下の記事ではフリーコンサルタント向けのマッチングサイトを紹介しているので、合わせて参考にしてください。

フリーコンサル向け案件紹介マッチングサイト・エージェントおすすめ27選

クラウドソーシングサービスを利用する

フリーランス向けの仕事を探すなら、クラウドソーシングサービスを利用するのも方法の1つです。ただし、コンサルタントのような信頼を必要とする仕事をクラウドソーシングサービスのような誰でもアクセスできる環境で探すのはおすすめできません。

また、もし条件の良い案件があったとしても多くのライバルがいると考えてください。さらに、仕事を依頼している業者が全て信用できる会社という訳ではありません。

もしクラウドソーシングサービスを利用するなら、このような特徴を理解した上で利用してください。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

友人や昔の同僚から業務委託で仕事を貰う

フリーランスとして独立した方が仕事を探す方法として昔から使われている方法は、それまで働いていた会社から仕事を紹介してもらうか、先にフリーランスになった先輩や友人などから仕事を紹介してもらう方法です。

この方法では、エージェントやクラウドソーシングサービスのような手数料がないため、報酬を全額手にできます。しかも、依頼者はあなたのスキルや経験を把握しているので、あなたに合った仕事を紹介してくれるなど、メリットの多い方法です。

しかし、知り合いからの依頼だけにその期待を裏切ることはできません。また、コンサルタントの場合は同じ分野の専門家として先輩や元の同僚がライバルになりやすいのが特徴です。そのあたりのしがらみをクリアに進められる人にはおすすめの方法です。

SNSで案件を募る

最近は、SNSを介して仕事を募集しているフリーランスの方も増えています。ただし、SNSを利用するにはある程度の知名度が必要なので、誰でもできる方法ではありません。

例えば、自分のWebサイトを持ちそこで情報発信しつつ、案件を募るフリーランスもいます。また、セミナーなどで講師を担当し自分の名前を知ってもらってSNSで発信もしている方もいます。

また、過去の仕事の評判が高ければ、その顧客から指名されるケースがあります。さらに、SNSでもそのような口コミが広がり次の仕事につながりやすくなるでしょう。

直接営業する

企業の公式サイトやSNSを通じて、直接売り込むことも可能です。セミナー・交流会などで築いた人脈から仕事に繋げたり、自分のブログやYouTubeを立ち上げ、実力をアピールしたりする人もいます。

直接営業をすると、公開されていない良質な案件を得られるかもしれません。専門分野・得意分野がはっきりしており、自分と契約するメリットをしっかり訴求できる人は、直接営業に挑戦しましょう。

フリーランスコンサルタントの案件の取り方については、以下の記事でも解説しています。

フリーコンサルタントの案件の取り方5選と継続して案件獲得するコツ

フリーランスコンサルタントにおすすめのエージェント・マッチングサイト

フリーランスコンサルタントが利用できるエージェントやマッチングサイトは、複数あります。ここでは、特徴ごとにおすすめのエージェントやマッチングサイトを紹介します。

IT系案件が多いエージェント・マッチングサイト

エージェントやマッチングサイトの中には、IT案件を中心に扱っているところもあります。以下でおすすめを紹介します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT関連のフリーランスや起業家向けの案件を扱うエージェントです。フルタイム案件はもちろん、週2、3日稼働など柔軟な働き方を実現でき、IT関連のコンサルタントの案件も豊富に扱っています。

最大の特徴としては、クライアントと直接契約しているため、高単価な案件の紹介を実現している点です。スタートアップやベンチャーの案件も多数あり、幅広い経験を積みたい人にもおすすめです。

BTCエージェントforコンサルタント

BTCエージェントforコンサルタントは、フリーランスITコンサルタントに特化しているエージェントです。IT業界で活躍している20~40代のコンサルタントが主な対象となっています。エンジニアからコンサルタントへのステップアップをサポートしているところも大きな特徴です。

コンサルフリー

コンサルフリーは、マーケティング、DX、事業開発などを扱うコンサルティング人材とクライアントをマッチングしているサービスです。フリーランスと企業を結びつける役割を果たしています。登録すると人材データベースに登録され、クライアントからスカウトが届く場合もあります。

SAP系案件が多いエージェント・マッチングサイト

SAP系案件を多く扱っているエージェント・マッチングサイトもあります。以下でおすすめを紹介します。

グランパスエージェント

グランパスエージェントは、SAPを扱うフリーランス専門のエージェントです。大手コンサルティングファームやSlerに直接営業して案件を確保しており、高単価な案件が豊富です。案件の紹介を受けた後も、キャリアに関する相談やクライアントからの評価に関するフィードバックなどを受けられます。フォローが手厚いため、安心感があります。

SAPフリーランスジョブズ

SAPフリーランスジョブズは、SAPに特化して高単価の案件を紹介しているサービスです。JSUGプラチナサポーター企業として唯一フリーランスコンサルタントに案件を紹介しています。JSUGとはSAPユーザーが自ら運営しているコミュニティで、約600社が加盟しています。SAPに関する情報発信や技術研修にも力を入れている点が特徴的です。

クイックフロー

クイックフローは、高単価なSAP案件を紹介しているプラットフォームです。通常は報酬の発生から入金まで時間がかかりますが、クイックフローには即払いの制度があります。よって、締め日から最短1日で報酬の入金が可能です。これから独立する人や独立したばかりの人向けのプランもあり、金銭面に関する不安を払拭しやすくなっています。

戦略系案件が多いエージェント・マッチングサイト

戦略系案件の受注を目指す場合も、豊富な案件の紹介を期待できるエージェントやマッチングサイトがあります。以下でおすすめを紹介します。

ハイパフォーマーコンサルタント

ハイパフォーマーコンサルタントは、フリーランスコンサルタント向けに案件を紹介しているサービスです。運営会社は東証グロース市場へ上場しています。上場企業や外資企業など幅広い案件を扱っており、戦略系案件も豊富です。運営実績が約20年あり、登録者数は33,000人を超えています。

Strategy Consultant Bank

Strategy Consultant Bankは、ハイクラスなコンサルタントを対象とするサービスです。戦略ファーム出身者の人脈を活かして案件を紹介しており、戦略系案件を多く扱っています。登録、面談、クライアントへの提案などのプロセスを徹底的にサポートしているため、マッチングの精度が高いです。オーバーワークが発生した際の調整にも対応しており、無理なく働ける環境が整っています。

SENJIN Platform

引用元:SENJIN Platform

SENJIN Platformは、 戦略系案件やBizDev案件に特化しているエージェントです。対象は、戦略・総合コンサルファーム出身のフリーランスコンサルタントです。常に100件以上の案件がプールされており、スキルや希望に応じて最適な案件を紹介しています。報酬水準は150万円以上(※100%稼働)となっており、なかには180万円以上の案件も存在します。

フリーランスコンサルタントがエージェントやマッチングサイトを選ぶ際のポイント

フリーランスコンサルタントがエージェントやマッチングサイトを選ぶ場合、何をチェックすればよいのでしょうか。ここでは、フリーランスコンサルタントがエージェントやマッチングサイトを選ぶ際に確認したいポイントについて解説します。

案件の種類・得意領域

エージェントやマッチングサイトによって扱っている案件の種類は異なります。また、好条件の案件を紹介できる得意な領域にも違いがあります。幅広い案件の中から自分に合うよりよい案件を獲得するには、エージェントやマッチングサイトが扱っている案件の種類や得意領域を確認しましょう。

フリーランスコンサルタント向けの好条件な案件を多く紹介しているエージェントやマッチングサイトもあるため、有効活用してください。

単価相場

エージェントやマッチングサイトごとに、扱っている案件の単価相場にも違いがあります。フリーランスコンサルタントとしての活躍を目指すうえでは、単価相場が高めのエージェントやマッチングサイトを積極的に利用しましょう。もちろん、単価が高い案件は難易度も高い可能性がありますが、手数料の金額や割合によって単価に影響が出ている場合もあります。単価を上げるための工夫に力を入れているエージェントやマッチングサイトもあるため、そのようなサービスを利用するのがおすすめです。

勤務地・リモート案件の有無

案件によって勤務地やリモートの可否などには違いがあります。たとえば、特定の勤務地を希望するなら、その勤務地の案件を多く扱っているエージェントやマッチングサイトを利用すると案件探しがスムーズです。また、エージェントやマッチングサイトによってはリモート案件を豊富に扱っているところもあります。リモートで働きたい場合は、そのようなエージェントやマッチングサイトを中心に利用しましょう。

サポート体制

エージェントやマッチングサイトを利用するうえでは、サポート体制も確認しておきましょう。サポートが充実していると、自分に合う案件を探しやすくなったり、仕事に関する幅広い相談ができたりします。たとえば、キャリアプランのアドバイスを受けたり、契約について分からないことを確認したりできます。フリーランスにはさまざまな悩みがつきものであるため、サポートをうまく活用できると心強いです。

フリーランスコンサルタントとして活躍するポイント

フリーランスコンサルタントとして活動するうえでは、さまざまなポイントがあります。

  • 得意分野を明確にする
  • 見込み顧客とコンタクトをとっておく
  • 無料・有料コンサルの線引きをしておく

ここでは、活躍するために必要なことについて具体的に解説します。

得意分野を明確にする

フリーランスコンサルタントとして効率的に仕事を獲得するには、自分の得意分野を明らかにすることが大切です。コンサルティングの分野は幅広く、ITやマーケティングなどさまざまな分野があります。自分が専門的に扱っている分野が分かりにくいと、顧客側も依頼しにくくなるでしょう。

なるべく多くの案件を獲得するために、あえて対応範囲を広げるケースもあるかもしれません。しかし、分野を広げすぎると専門性が低下し、クライアントが満足するようなアウトプットができなくなる恐れがあります。長くフリーランスコンサルタントとして活躍するためには、得意分野に集中して取り組むのがおすすめです。

見込み顧客とコンタクトをとっておく

独立する前に、顧客になりそうな知人などに声をかけておきましょう。会社に属していないフリーランスにとって、案件を確保できる手段は大いに超したことはありません。

いったんコンタクトを取っておけば、自分を印象づけられます。本当に案件を回してもらえそうか、手応えも感じ取れるでしょう。本格的に仕事を引き受ける際も、面識があったほうがやりやすくなります。

無料・有料コンサルの線引きをしておく

顧客を獲得するための手段として、一部の相談を無料で受け付けている人もいるでしょう。ただし、無料でコンサルティングを提供する場合は、有料のコンサルティングとの線引きをはっきりさせておくことが大切です。

線引きが曖昧だと、本来は有料のコンサルティングまで無料で対応してしまう恐れがあります。また、相手によって無料の範囲が異なれば不公平となり、顧客が不満をもつリスクもあるでしょう。無料相談を実施するなら、必ず最初に対応範囲を明確に定めるようにしてください。

フリーランスコンサルタントとして年収を上げるポイント

フリーランスコンサルタントが年収を上げるためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • 顧客と中長期的な付き合いをする
  • 常にスキルアップをする
  • 健康管理を徹底する
  • エージェントを活用する

それぞれのポイントについて、具体的に解説していきます。

顧客と中長期的な付き合いをする

フリーランスコンサルタントとして年収を上げていくには、顧客との中長期的な関わりを持てるよう意識しましょう。

継続的に案件を獲得するためには、クライアントと良好な関係を築く必要があります。良好な関係ができていれば、新しいプロジェクトについてコンサルティングを依頼される可能性があるでしょう。

また、顧客の根本的な課題解決に取り組み、期待以上の成果をあげることで、契約更新や単価アップに繋がる可能性も高まります。さらに、その実績が新たな案件獲得に繋がり、結果的に年収アップにも繋がるでしょう。

常にスキルアップをする

コンサルタントに限りませんが、フリーランスは常にスキルアップを心がけるべきです。フリーコンサルタントがスキルアップすると、マネージャーレベルの案件を受注でき、高収入を得られるようになります。

ただし、マネージャーレベルになるには、専門性を高めるだけでは不十分です。クライアントとやり取りしたり、コンサルタントに役割を分担したりするマネージャーには、コミュニケーションスキルが求められます。

また、時代の流れを読んで、ニーズが高い分野のスキルを磨くとよいでしょう。例えばDX化の進行に対応するため、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)、SAPなどを勉強するフリーランスコンサルタントもいます。

健康管理を徹底する

フリーランスコンサルタントは、労働時間を会社に管理してもらえません。自分で労働時間を決めるなどして、健康管理を徹底する必要があります。また、働く時間を自由に選べる場合もありますが、規則正しい生活をした方が、健康を保てるでしょう。

フリーランスコンサルタントが体を壊しても、会社員のように有給休暇や各種手当は使えません。収入を減らさないためにも、健康には気をつけましょう。

また、コンサルタントが独立する際にありがちな失敗パターンや対策について以下の記事で解説しているので、チェックしてみてください。

コンサルタントが独立する際に失敗しないためのポイントや必要準備

エージェントを活用する

エージェントを活用することで、フリーランスコンサルタントはより年収を上げられる可能性があります。

多くのエージェントは、企業との豊富なネットワークを活かして、フリーランスコンサルタント個々のスキルや経験に合った高単価案件を紹介してくれるためです。

またエージェントは、案件探しや営業活動、契約交渉などの事務作業を代行してくれるため、自身は業務に集中でき、効率的に収入を得られます。

実際にITプロパートナーズでは、仲介会社を挟むことなく直接クライアントと契約しているので、高単価な案件が多いです。詳細は、以下のページより確認してみてください。

フリーランスコンサルタントの将来性

フリーランスコンサルタントは、基本的に将来性のある仕事です。さまざまなビジネスがあり、自社の経営状況を改善したいと考えている企業は常にたくさんあるからです。

特に、ITやWeb系は今後ますます発展していく分野であると考えられるため、コンサルタントに対する需要は高いと言えます。ITやWeb系を得意分野として実績を積んでいけば、将来的にも第一線で活躍できる可能性が高まるでしょう。

まとめ:積極的にフリーランスコンサルタントを目指そう!

これまで説明したように、IT業界ではコンサルタントは最も報酬の高い職種で、フリーランスコンサルタントになれば、年収1000万円を超える方も珍しくありません。

しかし、案件そのものが少なく競合するケースが多い点も特徴の1つです。もし、フリーランスコンサルタントとして長く働きたいなら、その実績から企業からの指名を受ける信頼されるコンサルタントでなければなりません。さらに、その実績をどうやってアピールするかも重要です。

ぜひ、フリーランスとして多くの企業を成功に導くコンサルタントを目指してください。

手前味噌ですが、弊社サービス「ITプロパートナーズ」では週2日〜週3日でこなせるITコンサル案件を数多く取り扱っています。ぜひご相談ください!

フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
  • 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
  • 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
  • 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい

そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!

フリーランスの方に代わって高額案件を獲得
週2日、リモートなど自由な働き方ができる案件多数
専属エージェントが契約や請求をトータルサポート

まずは会員登録をして案件をチェック!

この記事を書いた人
アバター画像
ITプロマガジン
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「ITプロマガジン」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。