こんにちは、ITプロマガジンです。
「フリーランスのWebマーケターになりたい」と考えているものの、働き方や年収が気になり一歩踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。また、未経験者の場合「IT・Web業界での十分な経験がないと案件が取れないのでは?」と感じている人もいるかと思います。
WebマーケターはWebサービスやWeb上のコンテンツがあふれる時代に、なくてはならない職業です。未経験でも挑戦がしやすく、実力次第では収入アップも見込めます。
この記事では、Webマーケティングでフリーランスとして活躍するための方法から必要スキル、年収目安、実際の案件例など幅広く解説します。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
Contents
フリーランスのWebマーケティング業務とは
Webマーケティングは、企業のホームページやサイト、SNSなどにユーザーを集客し、商品をより多く購入してもらうのが仕事です。ユーザーにとって魅力的な情報を発信したり、広告を作れる知識が必要になります。
仕事の種類は主に「広告運用」「SEO」「コンテンツマーケティング」「SNS運用」「データ分析」「Webディレクション」などがあります。インターネット広告の割合が高まっている現代において、どの企業においても必要不可欠になっているマーケティング手法です。
フリーランスとしてのWebマーケティング業務も、会社員の一般的なWebマーケティング業務と仕事内容は変わりません。ただしフリーランスの場合は即戦力が求められるため、特定の分野における専門的なスキルや包括的なマーケティング知識が求められます。
フリーランスWebマーケターの需要が高い理由
さまざまな企業で取り入れられているWebマーケティング戦略ですが、今後も需要が増すことが予想され、同時にフリーランス人材の需要も増すことが考えれます。
ここからは、フリーランスのWebマーケターは需要が高く稼げるという理由を紹介します。
インターネット広告の伸びに対してWebマーケターは不足している
2024年2月27日に、「2023年 日本の広告費」が発表されました。同調査によると、インターネット広告費は3兆3,330億円(前年比107.8%)と過去最高を更新しています。
総広告費におけるそれぞれの構成比は、マスコミ四媒体が31.7%、インターネットが45.5%、プロモーションメディアが22.8%となっており、インターネット広告がさらにシェアを伸ばしている状況です。
その一方でインターネット広告をはじめ、さまざまなコンテンツを手掛けるWebマーケターは未だに不足している状態です。内部にWebマーケターがいない企業も多く、フリーランスのマーケターを活用し始める企業も増えているのが現状です。
特にSNSや動画市場が拡大している
SNSや動画マーケティングのスキルがあるフリーランスマーケターは、さらに重宝されるでしょう。これは、インターネット広告への投資が年々増加する中、SNSや動画市場の需要がさらに高まると予想されるためです。
例えば、株式会社サイバーエージェントと株式会社デジタルインファクトの共同による「国内動画広告の市場調査」によれば、2024年の動画広告市場規模は6,856億円に達すると予測されています。
加えて、電通が調査した「2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」の「ソーシャル広告市場」の調査では、SNS系のソーシャル広告市場も拡大していることがわかりました。
これらのデータから、動画やSNS運用、分析ができるスキルを持っているフリーランスのWebマーケターは将来性があるといえます。既存のスキルに、SNSや動画マーケティングのスキルを加え、より需要のあるマーケターを目指してください。
ニッチな市場は狙い目
ニッチな市場には、Webマーケティングを全く実施していない企業もあります。このような企業や業界は狙い目で、Webマーケティングの提案をすると継続して仕事を依頼してくれるケースがあります。このようにマーケティングのニーズがある業界を的確に狙って提案できるWebマーケターは、安定して稼いでいると考えられるでしょう。
一方、Webマーケティングを実施していない企業にとって、これまで取り入れてこなかったWebマーケティングを導入することは、ハードルが高いともいえます。
仕事の依頼をしてもらうためには、魅力的で説得力のある提案が必要になってくることも理解しておきましょう。
AIの台頭は念頭に入れるべき
ただし、AIの台頭は念頭に入れる必要があります。近年では、AIを使って高度な文章を作成したり、絵を描いたりできるようになりました。マーケティング業界でも例外ではなく、AIを使ってユーザーの動向を調査するなどAIと一緒に仕事をすることが日常化してきています。
「AIに仕事を取られてしまうのでは…」と考えがちですが、実際にはAIを活用して素早く情報を集めたり、時間がかかっていた業務をAIに任せて他の業務に時間を割けるようになるなど、メリットが多いです。AIができない部分のスキルをアップさせておけば、フリーランスになってもWebマーケターの仕事の需要がなくなることはないでしょう。
フリーランスWebマーケターの働き方の特徴やメリット
Webマーケターは会社に所属して働く場合と、フリーランスで働く場合があります。フリーランスのWebマーケターとはどのような働き方をしているのでしょうか?特徴を見ていきましょう。
特定の業務領域・フェーズに特化している
WebマーケターはWebサイト・コンテンツ制作会社やデザイン事務所などから依頼を受けて仕事を行います。また、クライアントから直接、案件を受注する場合もあります。
会社員である間は会社から指示のあった幅広い業務に携わることがありますが、フリーランスの場合は「SNS運用専門」、「立ち上げフェーズ専門」、「上流工程専門」など、特定の領域のスキル・知見を武器に活躍することが多いようです。そのため、はっきりと自分の強みは何か伝えられると、依頼者も発注しやすくなります。
働き方の自由度が高い
フリーランスの多くは会社と業務委託契約を交わします。業務委託は会社に所属する正社員やパートタイマー、派遣社員などと異なり、自由度の高い働き方です。「ミーティングのために週1日のみオフィスに行く」などと、拘束時間も少なっています。
また、フリーランスのWebマーケターの場合は、インターネットにつながるパソコンなどのデバイスがあれば働けるため、リモートワークで十分働けます。
副業で活躍するケースも多い
会社員としてWebマーケティングの本業をこなしながら、その知見を副業で生かすという働き方もあります。上述のようにWebマーケターの仕事は時間の使い方について自由度が高く、会社員としての時間以外にフリーランスとして働くことも可能です。副業として活躍することで実績を得やすく、将来フリーランスになる際に自分の強みにできます。
ただし、気を付けなくてはいけないのが長時間労働です。体を壊さないように、しっかりと自己管理しながら働くことがポイントです。
フリーランスWebマーケターの年収や案件単価
フリーランスで働くうえで最も気になるのが収入です。Webマーケター収入が比較的高いともいわれていますが実際にはどの程度なのでしょうか。それぞれ詳細にみていきましょう。
フリーランスWebマーケターの年収目安
株式会社イールドマーケティングが運営している情報メディア「イールドマーケのデジマブログ」が全国20代〜60代フリーランスのWebマーケター300人を対象に実施した年収や働き方などの実態調査では、下記のようなデータがでています。
フリーランスのWebマーケターの年収は300〜400万円の人が多く、収入としては会社員で働いている年収と同じくらいであることがわかります。
フリーランスの場合は、プロジェクトの規模や、クライアントが設定した予算、引き受けた案件数などによっても大きく異なります。しかし、年収では1000万を稼いでいる人もいるため、需要や将来性を考えると、今後さらに稼げる可能性もあるでしょう。
フリーランスWebマーケティング案件の単価相場
案件単価はプロジェクトにより異なるため一概にはいえませんが、IT起業家・フリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービス「ITプロパートナーズ」を見てみると、月にフル稼働した場合で50万~90万円前後のものが多くなっています。しかし、未経験であればまずは月に20万円程度を稼ぐことを目標とすると、無理がなく挑戦ができます。
なお、フリーランスの場合には会社で働くのとは異なり、仕事場の光熱費や通信費などの経費は、自分が持つことがほとんどです。その経費分について念頭に置いておいた方がよいでしょう。
フリーランスとして独立し、安定した収入を得たい方は弊社ITプロパートナーズにご登録ください。弊社では、50万〜90万円前後の案件を提供しており、約7割の案件がリモート案件となっています。具体的にどのような案件があるか知りたい方は、以下から無料登録して案件を閲覧してみてください。
フリーランスWebマーケティングの仕事の種類・案件例
Webマーケターの業務のなかには、広告運用に関することや、WebコンテンツのSEOなど、さまざまな分野があります。それぞれの業務内容を理解し、どの分野を専門に行いたいのか、まずは考えてみることが大切です。主に以下のような仕事があります。
仕事 | 月収目安 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
1.広告運用 | 600,000円前後 | ・リスティング広告の運用 ・CVRをアップさせる |
2.SEO | 400,000円前後 | ・検索エンジンで上位表示されるように運用 ・競合サイト分析 |
3.コンテンツマーケティング | 700,000円前後 | コンテンツの企画と運用 |
4.SNS運用 | 600,000円前後 | ・いいねやフォロワーを増やす ・アカウントの運営 |
5.データ分析 | 800,000円前後 | データをもとにクライアントに施策を提案 |
6.Webディレクション | 700,000円前後 | ・プロジェクト全体の監督や管理 ・Webコンテンツのディレクション |
7.Webコンサルタント | 700,000円前後 | ・売上アップを支援 ・Webサイトを調査・分析・改善策の提案 |
→表は横にスクロールできます
どれもフリーランスとして活躍できる仕事になります。まずはそれぞれの仕事内容をおさらいしましょう。具体的な案件例と共に仕事内容を詳しく解説していきます。
1.広告運用
Web上にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など、さまざまな広告があり、それらのCVR(コンバーション率)を上げることはフリーランスのWebマーケティング業務の中心的な仕事です。
LPO(ランディングページ最適化)などに関する知識や、どの広告がよくクリックされるかなどを割り出す分析力が必要です。そして、クライアントの要望、目的、予算を考慮しながら配信します。
例えば弊社ITプロパートナーズでは、下記のような案件を取り扱っています。
案件名 | 【広告運用】不動産投資型のクラウドファンディング事業を運営している当社にて、広告運用マーケターを募集! |
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案件単価 | 〜600,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | ・運用予算額月数百万円ほどで、toC集客の広告運用の経験 ・リスティング広告/ディスプレイ広告/Facebook広告/Instagram広告等の運用経験 |
職種・ポジション | マーケター |
もしフリーランスとして広告運用を検討しているなら、以下の「Web広告運用のフリーランスに必要なスキル」に関する詳しい記事をご覧ください。こちらでは、成功するための具体的なスキルセットや、案件獲得のコツ、さらには収入の見通しについて解説しています。
2.SEO対策
SEO対策も、広告運用と並んでよくある案件になります。
主に、クライアントのWebサイトが検索エンジンの上位に表示されるための対策をします。競合サイトを分析しつつ、Webサイトの認知度を上げ、顧客の獲得を図ることが重要な役割です。ユーザー像を明確化しながら、専用ツールを使用して検索率の高いキーワードを設定しコンテンツを構築することが求められます。デザインではCTAボタンなどのユーザーインターフェイスの変更などを行います。
ライティングだけでなく、外部施策やコンテンツの企画などの幅広い提案ができる人材が求められています。また、ライターの管理も任せられるため、マネジメント経験があると有利です。
ITプロパートナーズで取り扱っているSEO対策の案件例としては、以下のものが見つかりました。
案件名 | 【SEO/コンテンツマーケティング/マーケティング】OEMにおいてのSEOマーケター募集! |
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案件単価 | 〜400,000 円/月 |
勤務地 | 大塚 |
スキル | ・toBの集客においての幅広い知見とご経験 ・SEOの豊富なご経験方 など |
職種・ポジション | マーケター |
SEOコンサルタントとしてフリーランスで活動することを考えている方は、「フリーランスのSEOコンサルに必要なスキルと案件の取り方」の記事が役立ちます。この記事では、フリーランスとしてSEOコンサルタントとして成功するために必要なスキル、効果的な案件の獲得方法、そして実際の収入見込みについて詳しく解説しています。
3.コンテンツマーケティング
SNSやホワイトペーバー、Webサイトの作成や動画配信など、さまざまな企業コンテンツの企画から運用まで携わります。プロジェクトや人員の体制次第で関わる範囲は異なりますが、新規企画の立ち上げや、個々の記事構成などで活躍することが多いです。場合によっては、文章や素材を自らが制作する場合もあります。その場合には文章力もあると役立つため、Webライターや編集の経験があると有利になるでしょう。
ITプロパートナーズが取り扱っているコンテンツマーケティングの案件例としては、以下のものがあります。
案件名 | 【SEO/コンテンツマーケティング/制作ディレクション/広告】素材メーカースタートアップでのコンテンツマーケ! |
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案件単価 | 〜700,000 円/月 |
勤務地 | 要相談 |
スキル | ・事業会社または代理店での、コンテンツマーケティング、およびWebマーケティングによるリード獲得の実務経験 など |
職種・ポジション | マーケター |
4.SNS運用
SNS運用は近年需要が増えています。企業のTwitterやInstagram、Facebook、LINEなどのSNSアカウントにおいて、「いいね」や「リツイート」の獲得率を高めたり、フォロワーを増やしたりすることが求められます。
良質の情報を発信し続けることでユーザーのエンゲージメントを高めたり、キーワードを分析し、より検索されやすいタグや文章を付けたりすることが重要です。初期フェーズから関わる場合はユーザーのペルソナ設定から行っていきます。
ITプロパートナーズで取り扱っているSNS運用の案件としては、以下のように週2日で対応できるものもあります。
案件名 | 【SNSマーケティング/インフルエンサーマーケティング】インフルエンサーにおけるマーケ支援の案件・求人 |
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案件単価 | 〜600,000 円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | ・InstagramAPIの知見 ※APIを用いた機能開発の知見があれば実装経験なしでもOK |
職種・ポジション | マーケター/マーケティングコンサルタント |
フリーランスとしてSNSマーケティングに挑戦しようと考えている方は、「SNSマーケティングの副業で稼ぐには?フリーランス案件も紹介」という記事も参考にしてください。こちらではSNSマーケティングの副業で稼ぐ方法からフリーランスとして案件獲得する方法まで詳しく解説しています。
5.データ分析
企業にとって大切なのは流入数やPV数を増やし、商品購入などのコンバージョンにつなげることですが、その判断の元となるデータを分析しグラフなどによって可視化して提供します。
KPI(重要業績評価指標)の提案に加え、各プラットフォームでの目標と現状との乖離がないか、専用ツールを用いて追跡することも行います。グラフ作成のためのソフトを使いこなす力も必要です。
例えば、ITプロパートナーズでは以下のような案件があります。
案件名 | 【SQL/Tableau】国内最大規模グルメサイトにおけるデータ分析の案件・求人 |
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案件単価 | 〜800,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | ・SQL、Tableauを用いたデータの集積や可視化の経験 ・自ら作業の進捗を能動的に連絡出来る方 |
職種・ポジション | データサイエンティスト, データアナリスト |
6.Webディレクション
Webディレクションは、クライアントとクリエイターの間で橋渡しをする大切な役割です。プロジェクト全体の監督や管理をしつつ、Webコンテンツやプロジェクトをどのような形に仕上げるかディレクションします。
具体的には、クライアントの要望を的確に把握し、方向性を設定した後、外部のクリエイターを含む現場スタッフへの指示出しです。チーム全体のスケジュール管理やコンテンツの品質管理をする能力が求められます。
例えば、ITプロパートナーズで取り扱っているWebディレクションの案件には、以下のようなものがあります。
案件名 | 【プロジェクトマネジメント/HTMLコーディング】ECサイト管理運用/改善におけるディレクターの案件・求人 |
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案件単価 | 〜700,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | ・ECサイトのWebディレクション経験 ・HTML、CSSの理解 など |
職種・ポジション | Webディレクター |
Webディレクションにおけるフリーランスとしてのキャリアを目指す方には、「Webディレクターがフリーランスとして独立する方法」の記事もチェックしてみてください。この記事では、Webディレクターとして独立するためのステップ、収入の見込み、現実的な案件の例について具体的に解説しています。
7.Webコンサルタント
Webコンサルタントとは、クライアントのWebサイトの売上アップを支援する仕事です。クライアントのWebサイトを調査・分析し、改善策を提案します。具体的には、「市場調査」「サイト制作・分析・改善」「集客のためのSEO対策・マーケティング対策」などの業務があります。
Webコンサルタントは、クライアントの売り上げに直結する大切なポジションです。業務内容も幅広いため、案件を受注するにはWebに関する広範な知見や、第一線で事業を展開した経験が求められます。
ITプロパートナーズで取り扱っている案件には、以下のようなものがあります。
案件名 | 【Webコンサル/フルリモート】DX事業でのWebコンサルティング募集! |
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案件単価 | 〜700,000 円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | ・Webコンサルタント/アナリスト/ディレクター等の経験者 ・Webサイト分析→課題整理→UI/UX、CVR改善の提案を実際に行った経験 など |
職種・ポジション | コンサルタント |
Webコンサルタントとして独立を考えている方には、「フリーランスWebコンサルタントになって仕事を獲得する方法と案件例」という記事も参考にしてください。この記事では、フリーランスとして成功するための戦略、仕事を獲得するためのノウハウ、さらには実際に利用可能な案件例について詳しく解説しています。
フリーランスWebマーケターに求められる5つのスキルや要件
正社員として働く間は収入が安定していますが、フリーランスとして長く活躍して収入を得ていくには、最低でも以下のような要件が必要となります。
- Web業務への専門性・スキルがある
- マーケティングスキルを持つ
- スムーズなコミュニケーションが取れる
- コンサルティング能力がある
- 稼働が確保できる
ここではそれぞれ詳しく解説します。
1.Web業務への専門性・スキルがある
企業は自分たちが持っていないスキルを求めて外注するため、Webマーケターは分野ごとの専門的な知識を持つことが重要です。たとえば、SNS運用ならフォロワー獲得施策などに、コンテンツマーケティングであれば制作工程やスケジュール管理などに精通していなくてはなりません。
また、自身も日ごろからSNSやブログを運営したり、インターネット上の媒体を楽しむことでユーザーの気持ちや動向を理解したりもしておきたいところです。
2.マーケティングスキルを持つ
フリーランスWebマーケターにもっとも必要なのが「マーケティングスキル」です。下記の表にまとめたものはマストで身につけておきましょう。
スキル | 内容 |
---|---|
基本的なPCスキル | ・エクセルやスプレッドシートを用いてデータ処理などができる ・グラフなどを用いてレポーティングが作れる |
情報収集のスキル | 最新のトレンドやそれに対するユーザーの反応などについて積極的に情報収集できる |
広告運用の知見とスキル | ・広告運用の基本的な知識と運用経験 ・効果測定および改善経験 |
SEOの知見とスキル | ・SEOの基本的な知識と実践経験 ・効果測定および改善経験 |
目標の設定と分析能力 | ・目標(KPI)の設定ができる ・アナリティクスを用いて分析ができる ・ロジカルシンキングができる |
サイト作成や機能の実装 | ・WordPressなどのサイトを動かせる ・新しい機能を実装できる |
マーケティングの基礎的な知識やインターネット業界の最新の動向を常に学び、高いスキルを手に入れようとする向上心も大切です。アクセス解析におけるGoogleアナリティクスやアドエビスなど、各ツールを使いこなすことは必須といえるでしょう。
また、Webマーケティングには、ロジカルシンキング(論理的思考力)も必要です。多くのデータを元にロジカルに分析・思考ができていなければクライアントの理解を求めることはできず、マーケティングの成果を得ることも難しくなります。そこから得た数字を元に、企画・実行する力も大切です。
3.スムーズなコミュニケーションが取れる
Web業界の仕事では黙々と行えばよいというイメージがありますが、周囲と円滑にコミュニケーションを取れることが望まれます。クライアントの要望を読み取る理解力や、提案を伝えるプレゼンテーション力も大切です。
また、Webマーケターは1人きりでやる仕事ではなく、現場スタッフやプロジェクトのリーダー、クライアントの担当者との連携も大切なので、仕事を進めるための「報告、連絡、相談(報・連・相)」も忘れないでおきたいところです。
4.コンサルティング能力がある
Webマーケティングで成果を出すためには、クライアントの現状を分析して課題を見つけ、解決策を提案できるコンサルティング能力も求められます。課題を解決して目標を達成するために必要となる具体的な施策を提案し、実行の支援も行います。クライアントに満足してもらうためには、コンサルティング能力を身につけて的確な提案ができなければなりません。
5.稼働が確保できる
「クライアントが求める成果を出すために必要な稼働を確保できるか」ということも、常に念頭に入れてスケジュールを組み立てなくてはなりません。
正社員としての本業がある場合は、副業のクライアントからフルコミットを求められても物理的に難しいことがあります。そのような場合には、きちんと物理的に困難であることを伝えることも必要です。一方、効率よく時間を管理し、身軽に稼働することも心掛ける必要があります。
未経験からWebマーケティングのフリーランスで独立する方法
Webマーケターになるには特別な資格や、絶対に必要な学歴というものはなく、誰でも未経験から目指せます。未経験からフリーランスのWebマーケターになるには、以下のステップを実践してみてください。
- Webマーケティングの知識・スキルを身につける
- 会社員として実務経験を積む
- 副業で実務経験を積む
- フリーランスとして独立する
それぞれのステップでどのようなことに取り組むのか、以下で詳しくみていきましょう。
1.Webマーケティングの知識・スキルを身につける
Webマーケターとして仕事をするためには、Web系の知識やスキルが必要です。SEOやWeb広告、SNS運用など、チャレンジしたい仕事の種類に応じた知識・スキルを身につけましょう。
最近ではマーケティングについて発信しているWebメディアも多いため、独学で習得を目指す人は活用してみてください。独学以外には、スクールに通うという方法もあります。おすすめのスクールは下記です。
スクール名 | 料金 | 学習方法 | 主なコース |
---|---|---|---|
マネキャン | 入学金:3.3万円+ 学習コース ・戦略8週プラン:33万円 ・実務4週プラン:16.5万円 ・実務9週プラン:27.5万円 転職コース:33万円 | ・完全オンライン ・戦略8週プラン:現役Webマーケターによる集団講義 ・実務4週プラン:現役Webマーケターから個別指導 ・実務9週:プラン現役Webマーケターから個別指導 ・転職コース:現役Webマーケターの専属サポート | ・学習コース ・転職コース |
デジプロ | 入学金:3.3万円+ ・通学および集団オンライン:38.5万円 ・マンツーマン:49.5万円 | 通学またはオンライン講座 | ・転職コース ・副業コース※ |
Wannabeアカデミー | ・入学金:6.6万円 ・授業料:29.7万円〜 | ・週1のリアルタイムオンライン講座 ・オフライン講座 ・動画学習 | Webマーケティングコース |
※副業コースの場合一部サービスが受けられません
学習コースや副業コースなど、スキルを身につける目的のコースの場合、比較的費用は抑えられますが、フリーランスとして活躍するほどの実践的なスキルを身につけるのは少し難しいかもしれません。そのため、金銭的に余裕がある人は、転職コースを受講するのも検討して良いでしょう。転職コースなら、実務経験に特化した授業や、初めての案件受注を確約してくれるスクールがあり、フリーランスとして独立しやすくなります。
2.会社員として実務経験を積む
実務経験がゼロではフリーランス案件を獲得するのは難しいため、フリーランスになる前に会社員として実務経験を積むことをおすすめします。1〜3年ほどの実務経験を積んでから、独立を検討しましょう。
会社員マーケターとして1年ほど経験があれば、アシスタントレベルの副業案件を獲得できる可能性があるため、チャレンジしてみるのもよいかもしれません。
もし、現在の職業からWebマーケティング業界に転職が難しい場合、アルバイトでアシスタントとして入社して実務経験を積む方法もあります。この場合も1〜3年ほど実務経験を積むことを意識してください。
3.副業で実務経験を積む
フリーランスになる前に、副業に取り組むのもおすすめです。個人として仕事を受注する経験ができ、案件の探し方やクライアントとのやりとりなどを経験できます。個人として仕事を受けた実績やクライアントとの関係性を作っておくと、フリーランスへの足がかりにもなります。
また、自分でブログを運営し、webマーケティング の実務経験を積む方法もおすすめです。未経験でwebマーケティングの仕事を獲得するのは中々難しいですが、ブログならすぐにすぐに始められます。また自分でブログを運営すれば、「どうすれば結果が出るのか」を試行錯誤し、マーケティングを実践で学べるメリットがあります。
4.フリーランスとして独立する
1〜3年以上の実務経験があればフリーランス案件の獲得が目指せます。ただし、独立をする場合は、
- ある程度安定した収入を確保できている
- 前職のクライアントから仕事をもらえる
- 案件の経路が確保できている
このような状態を作ってからにしましょう。準備できていないと、フリーランスで独立しても生活が厳しくなったり、仕事がなくなってしまうこともあります。
フリーランスWebマーケターが案件を獲得する方法
いきなりWebマーケターの仕事をしようと思っても、案件の獲得方法が分からなければ何もできません。どうしたらWebマーケターとなり、収入を得られるのでしょうか。
フリーランスエージェントに相談する
実務経験があるWebマーケターであれば、フリーランスエージェントに登録するのが最もおすすめです。自分で営業する時間と手間がなく、実務に専念できますし、スキルを求められる分、高単価な案件を獲得することができます。
また、個人ではなかなか出会えないようなクライアントからの依頼の紹介もあり、仕事の幅を広げることも可能です。また、カウンセリングやコンサルタントによるサポートが受けられるのも強みです。マーケティング系案件を多く扱うエージェントも多くあるので、検討してみてもよいでしょう。
特にIT系やWeb系の案件に興味がある場合は「ITプロパートナーズ」がおすすめです。IT・Web系の案件を豊富に抱えているのに加えて、専門スタッフが登録者のプロフィールや希望を元に最適な案件を紹介します。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、企業がフリーランスなどに業務を発注する業務形態のことです。具体的には、「クラウドワークス」や「ランサーズ」のようなサイトを指し、企業がサイト上で仕事を発注してフリーランスが受注する、といった形で仕事を進めます。
さまざまな業務委託の募集案件を探すことができ、自分に合った案件に応募できます。案件は小さなものから大きなものまでさまざまで、比較的経験が浅い人でも仕事を受注しやすいのが魅力です。未経験からフリーランスWebマーケターを目指す場合、まずはクラウドソーシングで経験を積んでいくのがおすすめです。
ただし、単価が安すぎたり質の悪い案件もあるので、受注する際には注意は必要です。クラウドソーシングにはシステム状、ユーザーが受注したクライアントの評価ができるようになっており、クライアントの評価が低い場合は、受注しない方が良いでしょう。
求人サイトで探す
IT系の募集案件を多く抱える求人サイトでも、数多くのWebマーケターの募集を見つけられます。例えば「indeed」や「求人ボックス」などが有名です。
求人サイトでは雇用形態として正社員が多いイメージですが、業務委託やアルバイトも豊富にあります。想定される稼働日も週2日程度からフル稼働のものまでさまざまです。面接についてはリモート可としていることが多数となっています。募集内容としてはSNSのマーケター、Webマーケター、自社ブランディングのためのマーケターなど、幅広く紹介されています。
下記の記事で、フリーランスが登録すべきサイトをまとめて紹介しているので、こちらも併せてチェックしてみてください。
過去のクライアントや知人経由で仕事をもらう
知人経由などで仕事の紹介を受けるのは最も一般的な案件獲得方法でしょう。会社員の時代に付き合いのあったクライアントから直接依頼が来ることもあれば、同じようなWeb関連の仕事をする人からの紹介で依頼が舞い込むケースもあります。
また、実績もでき信頼も得るようになると、クライアントの紹介で新しい仕事を受注できる可能性もあります。常に誠実に、成果を求めて仕事に当たるようにしましょう。
SNSでの情報発信して仕事を依頼してもらう
近年は、SNS経由で仕事の依頼が来ることもあります。日頃から自分の実績やスキルについて発信していたり、プロフィールにポートフォリオを掲載していたりすると、クライアントの目に留まって仕事につながるかもしれません。また、自身のポートフォリオを紹介するサイトなどを作ってSNS上で宣伝したり、ビジネスSNSなどに登録したりしておけば、それを目にとめたクライアントから依頼が来る場合もあります。
SNSでの案件獲得を目指す場合は、稼働していることがわかるように定期的に情報発信を続けましょう。また、Webマーケティングといってもさまざまな仕事があるため、自分がどんなスキルを持っているのかをわかりやすく発信しましょう。
直接営業する
Webマーケティングのニーズがありそうな企業に営業するのも効果的です。クライアントになりそうな一般企業に営業するのも方法のひとつですが、多くのクライアントを抱えるSEO会社や広告代理店がWebマーケターを探しているケースもあるので、営業先の候補に入れてみてください。
営業に行く場合、問い合わせフォームや企業のメールでアポイントを取るのを忘れないようにしましょう。
ただ、基本的に直接営業して仕事を取るのは難易度が高いです。そのため、他の方法で仕事を獲得しながら、新規開拓のために直接営業に挑戦する、ようなイメージを持っておくと良いでしょう。
より高単価なWebマーケティング案件を獲得するには?
Webマーケティングの世界で案件の単価はクライアントやプロジェクトによりまちまちです。より高単価な案件を獲得するには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
高い専門知識・スキルを身につける
Webリテラシーや制作に関する知識、マーケティング能力はもちろん、業績管理やマネジメントスキル、コンサルティングスキルも必要です。プロジェクトの規模によっては複数のスタッフで動くため、ポジションが上がれば、業務全体の管理能力が必要となります。
そのため、早めにマネジメントスキルを磨いておくことが大切です。また、クライアントに対するコンサルティングスキルもなくてはなりません。的確なデータを提出し施策提案をすることはWebマーケターにとって重要です。
スキルの掛け合わせを意識する
一つのスキルを身につけるというより、複数スキルを掛け合わせて持っておくことで、高単価な案件に挑戦しやすくなります。例えば、「SEO×Webサイト運用」「マーケティング×SNS」「SNS×動画編集」のようなイメージです。
単体で知識を身につけるのではなく、スキルを掛け合わせることで、Webサイトの集客だけでなく、SNS運用の仕事もできるようになった、など仕事も増やせます。
実績を積み重ねる
実績がなければクライアントにアピールできません。案件を獲得するためには、クライアントにアピールできる実績が欲しいところです。実績はスキル・能力の裏付けとなり、それを見ればクライアントとしても安心して仕事を任せられます。
そのため、専門性を高めながら豊富な案件を受注し、実務経験を多く積んでいくことが大切です。また、実績については手掛けたコンテンツのPV率や集客率などを数値化するなどし、常にアピールできるようにしておくようにします。
強みを活かせる案件を選ぶ
未経験からのスタートの場合は、まずはさまざまなことにチャレンジして、自分の得意分野を探していくのがよいでしょう。
しかし、ある程度、実務に慣れてきたら、自分の得意分野の仕事を重点的に探すようにするのがおすすめです。データ分析やSNSの運用など、専門領域があるならその分野の案件を選ぶようにすると、高い評価を受け収入アップにもつながりやすくなります。また、実績を積むことで次の高単価の案件獲得の可能性も大きくなります。
再現性のある施策を見つけて横展開する
Webマーケティングでより高価な案件を獲得したり、仕事を増やしたりするには、再現性のある施策を見つけて横展開することが大切です。
Webマーケティングの施策は、業界やサービスが異なっていても、応用して活用できるケースが多いです。他の業界やサービスでも再現できる施策を見つけて、提案・実行することができれば、仕事の幅を広げることができます。今以上に高単価の案件に巡り会うこともできるでしょう。
弊社ITプロパートナーズでは、Webマーケティングの実務経験がある方向けにフリーランス案件をご紹介しています。また、無料のキャリア相談も行っており、案件紹介に加えて今後のキャリアについての相談も可能です。下記から無料登録していただき、ぜひ案件をご覧になってください。
フリーランスwebマーケターの失敗例と対策
ここでは、フリーランスwebマーケターの失敗例と対策を紹介します。フリーランスで独立を考えている人は、失敗例を把握しておきましょう。
独立に十分な準備ができていない
独立する場合、マーケティングの仕事だけをしている訳にはいきません。事務仕事や営業などやることは豊富にあります。独立する前に自分は何を準備すべきかを把握し、十分な資金を用意していなかったため、失敗してしまったというケースがあります。
この失敗への対策は、「資金がない状態で独立しない」「クライアントワークか自社サービスの提供か決める」「何にどれくらいお金がかかるのか把握する」ことです。計画を立てて行動すれば、失敗する確率がグッと減ります。
知識やノウハウが不足している
知識やノウハウが不足し、失敗してしまうケースもあります。この失敗例への対策は、「フリーランスで働き独立の準備をする」「本を読んだりセミナーに参加して勉強し続ける」ようにしましょう。
万が一、知識やノウハウが足りないと感じる場合は、もう一度会社で働き、土日のみ副業でマーケティングの仕事をするのも一つの手です。会社に入ると、普段の仕事を通して知識やノウハウを積み上げられるので、独立したけど上手く行かない…という方は会社に戻ることも視野に入れてみましょう。
案件を抱えすぎてしまう
フリーランスのWebマーケターになったばかりの頃は、どの程度案件を受注すれば良いかわからず、案件を抱えすぎてしまうケースがあります。自分が対応しきれないほどの案件を抱え込んでしまうと「納期に間に合わなかった」「納品したものの質が低くなってしまった」などのデメリットもあります。
そのため、フリーランスで独立したばかりの方は、自分が月にどれくらい稼働するのか、いくつの案件を受注するのかを事前に決めておくと良いでしょう。また、それぞれの案件は、納期までに2〜3日ほどゆとりを持って仕事を完了させるのがおすすめです。
まとめ
各企業とも良質なデジタルコンテンツやWebサービスを提供して顧客獲得を目指すなか、Webマーケターの役割が大きくなっています。その業務には広告運用やSNS運用などがあり、それぞれのWebマーケターが得意な分野を持ちながら活躍しています。一般的にフリーランスのWebマーケターは収入が高いといわれ、なかには年収1000万円程度を稼ぐ人もいます。
まずは、Webマーケターの求人が豊富なサイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。「ITプロパートナーズ」なら幅広い求人案件を比較検討して応募できます。
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