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PHPのよくあるQ&A

• PHPの月額単価相場はいくらですか？

  63万円です。※ITプロパートナーズで募集中の案件の平均月額単価

• PHPの案件数はどのくらいありますか？

  266件です。（ITプロパートナーズで掲載中の案件数です）

• PHPのリモートワーク可能な案件はありますか？

  あります。PHPの案件のうち91%がリモートワーク可能です

PHPのフリーランス求人・案件について

• PHPとは

  「PHP（ピー・エイチ・ピー）」とは、動的なWebページを生成するのが得意なサーバサイドのプログラミング言語です。正式名称は「PHP HypertextPreprocessor」。

  HTMLに直接埋め込むことが可能で、静的なWebページにPHPを組み込むことによってリアルタイムで情報を更新したり、ユーザーが入力した情報に合わせた情報を画面に表示することなどができます。SNSでも多く使われており、新規投稿するたびに投稿内容が自動的に更新されるのはPHPを使っているためです。

  Webサイトのサーバーサイドの開発に使用する言語としてのシェアが高いこと、他の言語に比べコードの記述量が少なく習得が容易なことなどから、PHPは人気が高いプログラミング言語です。

• PHPフリーランス案件・求人の特徴や動向

  PHPはWebサービスのサーバーサイド開発やWordPressを使ったWebサイトの構築、SNS開発などのWeb開発案件で使用されることが多く、PHPを扱えるエンジニアの需要も高いといえます。

  オープンソースのプログラミング言語であるPHPは、開発環境を整えるのも容易なため、どこでも仕事がしやすいという特徴があります。ITプロパートナーズで掲載している案件においても、PHP案件はリモート可となっている案件も多く、在宅で案件に参画できる点がPHP案件の魅力の一つです。

  動向としては、RubyやPythonなど他のプログラミング言語の開発案件も徐々に増えてきてはいますが、やはり圧倒的なシェアを誇るPHPの案件数には及びません。新規の開発はもちろん、PHPで開発された既存のWebサイトの改修などの案件も豊富なため、PHP案件は今後も安定した募集があることが予想できます。

• PHPフリーランス案件・求人の代表的な案件の種類

  PHPフリーランス案件・求人で代表的な案件例をいくつかピックアップしてご紹介します。いずれの案件もバックエンド・フロントエンド両方の対応が求められることが多く、PHPだけではなくフロントエンド言語の実務経験もあると有利です。

  - Webサイト開発

  PHPを使用してWebサイト設計、開発、保守などを行います。PHPはWebサイトに必要なシステムの多くをカバーできる言語のため、Webサイトには必要不可欠な存在となっています。PHPで構築されたWebサイトが多いことから、サイトの改修案件でPHPエンジニアが求められることもあります。

  - 業務システムの開発

  業務をスムーズに行うためのシステム開発案件も多く存在します。例えば商品の在庫管理システムの要件定義からリリース、保守開発まで一貫して担当するなど、PHPのスキルを用いながら幅広い領域を任される案件もあります。

  - ソーシャルゲーム開発

  スマートフォンやパソコンで遊ぶソーシャルゲームの開発案件についても、PHPエンジニアが求められています。インフラの設計・構築、ゲーム内のログの取得、データベースの設計などPHPを用いた業務に携わります。

• PHPフリーランス案件・求人を獲得するために必要なスキルや経験

  PHPフリーランス案件や求人を獲得するためには、PHPを用いた開発経験はマストです。案件にもよりますが、多くの企業で2〜3年以上のPHP開発経験が必須になっています。

  加えて、フロントエンド言語の知識・経験も求められます。実際のPHPエンジニアの求人案件を見ても、HTMLやJavaScript、CSSといったフロントエンド言語の知識・経験を必須条件にしている企業は多いです。

  さらにPHPはWebページの生成に使用されるので、Webサイトのデザインやサイト設計、サーバなどに関するスキルがあると尚良いです。他言語と組み合わせた開発案件がほとんどのため、PHPの習得だけでは高単価の案件を獲得するのは難しいかもしれません。

  また、コミュニケーションスキルも磨いておきたいところです。PHPエンジニアは開発チームの一員として所属しながら、チームリーダーやプロジェクトマネージャー、他のエンジニアたちといった多くの人たちとコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。さまざまな人たちと円滑なコミュニケーションを取りながら、スムーズに業務を進めることも重要なスキルの一つです。

• PHPフリーランスエンジニアにおすすめのフレームワーク

  PHPのフレームワークを使用すれば、システムをどのように開発するかの方向性が決まりやすくなります。開発に必要な機能を一から揃えなくていいので、開発時間を大幅に短縮できるメリットもあり作業効率もUPします。

  PHP案件のなかには、条件に「Laravelを使用した開発経験〇年以上」などと、特定のフレームワークの経験を求めている企業もたくさんあります。

  以下では、PHPのおすすめのフレームワークを4つご紹介します。

  - Laravel

  「Laravel（ララベル）」は、開発初心者にも優しい使い勝手の良さとハードルの低さが特徴のWeb開発用のオープンソースフレームワークです。PHPに必要な機能があらかじめ全て用意されているフルスタックフレームワークで、幅広い領域で利用しやすくなっています。使いやすさから、世界中で人気となっているフレームワークです。

  - CakePHP

  「CakePHP（ケイクピーエイチピー）」は、日本で人気のフレームワークです。2005年に誕生したCakePHPは、他のフレームワークに比べ歴史が長く日本語ドキュメントが豊富なため、学習しやすいという特徴があります。国内でのシェアが高いため、CakePHPのスキルが必須となる案件数も豊富です。

  規約が細かいため開発には手間がかかりがちですが、その分統一性を保持しやすく、多人数での開発が必要な大規模案件に適しています。

  - FuelPHP

  「FuelPHP（フューエルピーエイチピー）」は、高速で動作することが特徴のフレームワークです。他のフレームワークに比べて自由度の高いコーディングが可能ですが、他のフレームワークに比べコーディングの量は多め。規約が少なくコードの統一性をはかるのが難しい一面があるので、小規模や中規模のシステム向きのフレームワークです。

  - Symfony

  「Symfony（シンフォニー）」は、Ruby用のフレームワーク「Ruby onRails」の影響を強く受けているフレームワークです。開発効率が高いのが特徴で、拡張性にも優れています。そのため、大規模な開発に向いているフレームワークです。

• PHPフリーランス案件・求人に役立つおすすめ資格

  - PHP技術者認定試験

  PHP案件を扱うエンジニアにおすすめの資格は、PHP技術者認定機が運営する「PHP技術者認定試験」です。この資格をもつことで、PHPエンジニアとしての実力を証明でき、PHP案件も探しやすくなります。

  PHP技術者認定試験は難度によって初級、上級、認定ウィザードと3つのグレードに分けられます。

  「初級」は学生やWebデザイナー、新人プログラマーを想定した難易度に設定されています。「上級」はPHPの基本的な情報に加え、実用的でハイレベルなプログラミングテクニックをもつ上級者を想定した内容です。試験の最高位は「認定ウィザード」です。3つのなかで唯一、研究論文を提出する必要があります。合格者なしの年度があるなど、非常に難度が高い試験となっています。

  - Zend PHP Certification

  海外の案件獲得も視野に入れるのであれば、アメリカのZend社が主催する国際資格の「Zend PHPCertification」もおすすめです。

  PHP技術者認定試験の初級と上級の中間程度の難易度とされていますが、試験は全て英語表記のため、英語の習得も併せて必要となる試験です。

• PHPの習得方法や難易度

  PHPは数あるプログラミング言語のなかでも比較的難度が低く、初心者でも習得しやすいものとして知られています。PHPの構文はシンプル、変数や配列などの制約が少ないなどの特徴から難易度が低いとされています。

  PHPはC言語やJavaなどの言語に似ていると言われており、これらの言語の知識がある人の場合は、書籍やWeb上にある情報を元に勉強し、習得することも可能です。

  プログラミング未経験の場合は、独学での習得は難しいのでプログラミングスクールやオンライン学習サイトなどの活用がおすすめです。プログラミングスクールは週30〜40時間程度の確保が必要だったり、数十万円の費用がかかりますが、講師へ直接質問ができ不明点を残さずに習得が可能です。

  オンライン学習サイトは基本無料のものも多く、動画でわかりやすく解説してくれるサービスもあります。コストを抑えながらPHPを習得したい人は、まずオンライン学習サービスを活用してみて、さらに学習を深めたい場合はスクールの活用への移行を検討しても良いかもしれません。

• PHPフリーランスエンジニアの将来性

  PHPの需要と将来性は依然高いといえるでしょう。

  2022年2月に発表されたW3Techsの調査によると、Webサイトのサーバサイド言語のシェア率は、Rubyが6％、Javaが3.9％、JavaScriptが1.9％、Pythonが1.4％であるのに対し、PHPは77.7％と圧倒的な1位です。

  既存のWebサイトの多くがPHPによって開発されていることを意味します。つまりそれらのサイトをこの先改修していく際も、PHPが必要になります。よってPHP開発経験は今後も需要が高く、どこへいっても求められるスキルといえます。

  また、ニッチな言語を利用するよりも、習得難易度が低くシェア率の高いPHPを使って開発することで、案件に参画できるエンジニアの母数が多くなります。よって仕事を発注する企業側としても、大規模なプロジェクトでエンジニアを集めやすい利点があります。

  その点からも、今後もしばらくはPHPの需要は高まり続けると推測できます。

  さらに詳しい情報は「2022年最新！PHPフリーランス案件の種類や動向・単価相場を解説 -アトオシ by ITプロパートナーズ」をご覧ください。