Webディレクターフリーランスは高年収を稼げる?独立後の案件例も紹介

フリーランスWebディレクターの案件単価

こんにちは、ITプロマガジンです。

「Webディレクターとして独立したとして、将来も十分な年収を稼ぎ続けられるのだろうか…」このような不安を感じたことはありませんか?

Webディレクターの技量は定性的な判断をされるため、フリーランスとして長期的に稼いでいくにはさまざまなポイントがありますが、スキルや実務経験が豊富なWebディレクターはフリーランスになることで高年収を稼ぐことができます。

本記事では、フリーランスのWebディレクターの年収や、高収入を稼ぐために求められるスキル、安定して稼げるようになるための方法などを解説します。案件獲得方法や単価相場も紹介するので、独立を検討している方はぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Contents

フリーランスWebディレクターの年収相場

フリーランスWebディレクターの年収

結論、上記の通り、スキルや経験があればフリーランスWebディレクターは会社員と比べて収入アップする可能性が高いです。

job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))によれば、会社員Webディレクターの年収相場は、579.8万円。求人ボックスでは、平均年収の数値は470万円となっています。

一方、フリーランスWebディレクターの年収は公的なデータがありませんが、弊社ITプロパートナーズのWebディレクター案件から平均単価を抽出すると、平均でおよそ年収720万円、高単価な案件だと年収1000万円程度になります。ただし、上記のような単価の案件を獲得するには、Webディレクターとしての実務経験がおよそ3年以上は必要なので、その点は注意してください。

このようにフリーランスWebディレクターの場合、会社員よりも稼げる可能性はありますが、継続的に案件を獲得できるかどうかに依存します。また、年収を高めるためには、案件を複数掛け持ちするなどの工夫が必要です。

フリーランスWebディレクターの仕事とは?

フリーランスWebディレクターの仕事内容

Webディレクターは、Webコンテンツ制作のクオリティや締め切りに責任を持つ、Webサイトの作成に欠かせない職種で、フリーランスとしても需要が高いです。

まずは、フリーランスWebディレクターの仕事内容や、Webディレクターが仕事で関わることが多い職種を詳しく解説します。

フリーランスWebディレクターの仕事内容

フリーランスWebディレクターはWebサイト制作における責任者であるため、制作に関わるディレクションが基本的な仕事内容です。具体的な業務は以下の通りです。

  • Webサイトの戦略立案
  • Webサイトの制作
  • Webサイトの開発・保守
  • 納期の管理
  • メンバーの業務監督
  • コンテンツの品質管理
  • クライアントとの交渉

また、Webサイト制作を完了させるだけでなく、サイトの質や制作期間、制作コストなどの結果も求められます。そのため、Webディレクターがフリーランスとして案件を獲得するには、案件の規模感や実績の高さが重要になります。

特にベテランのWebディレクターが不足しているスタートアップ企業では、経験豊富なフリーランスのWebディレクターにプロジェクトのキーマンとしての役割を期待するケースもあります。

さらに、規模の大きなWebサイトの開発プロジェクトでは、複数のWebディレクターを設定して、仕事を分担していることが珍しくありません。プロジェクトを進めるうえで、他のWebディレクターを補う役割として、専門知識に強いフリーランスのWebディレクターを利用するケースもあります。

フリーランスWebディレクターが仕事で関わることが多い職種

Webディレクターは、他の職種と関わりながら業務を進めることが多いです。具体的に関わることが多い職種は、以下の通りです。

Webディレクターは主に上記のような担当者とも連携しながら、プロジェクトを推進していきます。そのため、フリーランスのWebディレクターにはコミュケーション力と各分野における専門知識が求められます。

フリーランスWebディレクターになる前に知っておくべきポイント

フリーランスのWebディレクターとして独立する前に、需要や役割・働き方についても確認しましょう。

Webディレクターの需要は多いが人員は不足している

Webディレクターの需要が増えている一方で、人員は不足していると言われています。インターネットが身近になり、Webページの開発に欠かせないWebディレクターの重要性が増しているものの、Webディレクターはあまり多く存在していません。

人員が不足している理由はさまざまですが、Webディレクターは担当領域が幅広く、負担が大きい職業であることが理由の1つとしてあげられます。

Webページの制作はまだまだ産業として未成熟な点が多く、状況によってはWebディレクターがPMや人材の採用をカバーすることもある、「とりあえず任せとけばよい」という立ち位置でWebディレクターに仕事が集中しがちです。

ある程度なんでも卒なくこなせるWebディレクターは重宝されやすく、より柔軟に対等できるフリーランスのWebディレクターに対する需要も増えています。

フリーランスWebディレクターの役割と働き方

従来は、1つのWebサイトを1人のWebディレクターが担当し制作を進めるのが一般的で、WebディレクターにはWebサイトの制作スキルだけが求められていました。

しかし現在では、従来のWebディレクターに求められるスキルとは別に、PMスキルや採用スキルなどを求められる仕事が増えています。必要なスキルがさまざまなので、専門スキルごとに担当を分け、1つの案件に複数のWebディレクターを配置することも珍しくありません。

特にフリーランスのWebディレクターを採用する場合は、複数のWebディレクターの1人としてチームに不足している専門的なスキルを補うことが多いようです。こういったケースでは、経験3年〜5年以上の経験豊富なフリーランスの方が求められており、スキルによっては報酬も高めに設定されています。

自社のWebディレクターの仕事をサポートしたり、業務の一部を分担したりする際は、経験の浅いフリーランスを採用することもありますが、報酬はそれほど高くはありません。

また、フリーランスのWebディレクターはフルリモートで働きやすい職種です。そのため、複数の案件を同時並行でこなしているWebディレクターもいます。フリーランスのWebディレクターになれば、仕事の状況や自分の都合に応じて柔軟な働き方を実現できる可能性が高いでしょう。

フリーランスWebディレクターの案件例・単価相場

フリーランスのWebディレクターとして働く場合、どのような案件があるのでしょうか。ITプロパートナーズで紹介している具体的な案件例と単価相場を紹介します。

業務内容別の案件例・単価相場

業務内容別の案件例と単価相場について紹介します。

制作ディレクション案件

案件名【Adobe XD/制作ディレクション/大規模】大規模サイトにおける開発ディレクターの方を募集
案件単価案件単価〜1,000,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルAdobe XD, 制作ディレクション,大規模
職種・ポジションWebディレクター

こちらの案件は、1億PVを超えるナイトレジャーサイトの運営に携わる開発ディレクターを募集しています。業務内容は、企画のミーティング、仕様の策定、ディレクション、進行管理などです。必要なスキルには、開発経験、Webディレクターとしての3年以上の経験、Adobe XD、Excel、PowerPointなどの使用経験が求められます。

オウンドメディアディレクション案件

案件名【開発仕様策定/要件定義】HR企業にて海外事業部のオウンドメディアディレクターの方を募集
案件単価案件単価〜1,000,000円/月
勤務地フルリモート
スキルフロントエンドエンジニア,バックエンドエンジニア
職種・ポジション開発仕様策定,要件定義

こちらの案件は、海外事業部メディアディレクターの募集です。業務内容には、依頼者ヒアリング、要件定義、プロジェクトの制作進行・管理などが含まれます。必須スキルは、Webディレクション実務経験2年以上、Microsoft OfficeやGoogleドキュメントの基本操作経験です。

稼働条件別の案件例・単価相場

続いて、稼働条件別の案件例と単価相場を紹介します。

週2・3日の案件例

案件名【PL】オウンドメディアにおける編集長の案件・求人
案件単価案件単価〜400,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル大規模なtoC向けメディアの編集長や記事チェック等のディレクション経験,柔軟なコミュニケーションスキル
職種・ポジションPL,Webディレクター

こちらの案件は、フリーランスエージェントサービスのオウンドメディアの編集長として、納品管理や記事チェック、コンテンツ制作のディレクションを行います。必須スキルは、大規模なtoC向けメディアの編集長や記事チェック等のディレクション経験、柔軟なコミュニケーションスキル、不確定要素のなかでも進められる能力です。

リモートの案件例

案件名【SEO/コンテンツマーケティング/KPI設計】起業家支援サイト改善におけるディレクターの方を募集
案件単価案件単価〜600,000円/月
勤務地フルリモート
スキルSEO,コンテンツマーケティング, KPI設計
職種・ポジションWebディレクター

こちらの案件は、起業家支援サイトの改善を目的としたディレクター職で、主にウェブサイトやメディアサイトのABテスト、Googleツールを活用したアクセス数等のKPI改善を担当します。必須スキルには、ページ数の多いサイトディレクション経験、ABテスト経験、Googleツールの知見があります。人材業界のドメイン知識があれば尚可です。

客先常駐の案件例

案件名【WordPress/デザインディレクション】サイト改修におけるWeBディレクターの方を募集
案件単価案件単価〜600,000円/月
勤務地出社かリモート相談可能
スキルWordPress, デザインディレクション
職種・ポジションWebディレクター

こちらの案件は、WordPressを使用したサイト改修プロジェクトでのWebディレクター職です。仕事内容は、キャンペーンLPのディレクションやコーポレートサイトの改善ディレクションなどです。必須スキルにはウェブディレクション経験、デザイナーやエンジニアへのワイヤー作成経験、WordPressを用いたウェブサイト構築の知見が含まれます。

フリーランスのWebディレクターが稼ぐために必要なスキル

先ほど紹介したように、ベテランのフリーランスのWebディレクターなら、年収1000万円が可能です。しかし、経験の少ない方はなかなかそこまでは稼げません。これからフリーランスのWebディレクターとして稼ぎたいと考えている方は、稼げるスキルを学び経験を積んで顧客から信頼されるようになりましょう。

ここでは、フリーランスのWebディレクターに必要なスキルをご紹介します。

Web制作全般の知識・経験

Webディレクターとして活躍するには、Web制作全般に関する知識や経験が必要です。WebディレクターはWebサイトの制作に関する知識やスキルがあればよいと考える人も多いでしょう。しかし、実際はWebサイト制作に付随する幅広い仕事を任されるため、さまざまなことを理解している必要があります。

例えば、以下のようなスキルが求められます。

  • WebデザインとUI/UXの原則
  • プログラミングと開発
  • SEOとマーケティング戦略
  • コンテンツ管理
  • データ分析

これらの知識は、Webサイトの制作スケジュールや人員の調整・確保を含むマネジメントにも直接関連しています。チーム内のデザイナーやプログラマーへの適切な指示を出すためにも、これらの領域における深い理解が必要です。

マネジメントスキル

フリーランスのWebディレクターが稼ぐためには、マネジメントスキルも重要です。マネジメントスキルとは、組織やプロジェクトを効果的に管理・運営するための技術です。人材管理やリソース配分、プロジェクトの計画など、さまざまな業務でマネジメントスキルが役立ちます。

例えばWebディレクターの場合、マネジメントスキルを活かして複数のプロジェクトやタスクを効率的に管理し、限られた期間のなかで品質の高い成果物を作ります。プロジェクト進行中に何か問題が発生したら、スムーズに対処するのもマネジメントの一環です。

コピーライティングの知識

フリーランスのWebディレクターがWeb制作を統括する役割を果たすうえでは、コピーライティングについても正しい知識を持たなければなりません。

どのようなWeb制作Webサイトにおいても、キャッチコピーやタイトル、ディスクリプションなど、必ず文字を用いてユーザーに伝えるものがあります。デザインや使い勝手の良さだけでなく、コピーライティングの質も重視されるため、基本的なライティング知識を身につけておきましょう。

Webディレクターとしてコピーライティングに関する知識を身につけていれば、コピーライターに作業の指示を出す際も説得力のある説明ができるでしょう。

コミュニケーションスキル

フリーランスのWebディレクターが稼ぐためには、コミュニケーションスキルも重要です。冒頭でもお伝えしたとおり、特にWebディレクターは、職業の性質上、成果が直接見えにくくスキルの評価が難しい場面もあります。コミュニケーションスキルを活かして信頼を構築すれば、継続的に仕事を任せてもらえるかもしれません。

非エンジニア系の人とエンジニアの人の間に立つことも多いため、双方の架け橋になるようなコミュニケーションスキルを身につけたり、要件を察知・整理するスキルを磨いたりするのも重要です。コミュニケーションスキルを向上させると、他のWebディレクターとの差別化、ひいては単価アップにつながります。

統計・データ分析の知識

統計・データ分析の知識も、フリーランスのWebディレクターの単価アップにつながるスキルです。昨今のWeb開発に携わるWebディレクターは、ただコンテンツ制作を管理するだけではなく、「アクセスの傾向を分析してWebコンテンツを改善する」といった専門的なスキルも求められています。

例えばWebサイトで大きな収益を生み出すためには、集客やユーザーエンゲージメントの向上に関する施策を効果的に実施しなければなりません。Googleアナリティクスはもちろん、TableauなどのBIツールの活用、APIを使ったデータ収集などができると単価アップにつながる可能性があります。

マーケティングのスキル

フリーランスのWebディレクターが稼ぐためには、統計・データ分析の知識に加えて、マーケティングのスキルも必要です。マーケティングのスキルとは、顧客の関心を引き、販売を促進するための技術を指します。ターゲットとなる市場を理解し、そのニーズや動向を分析できれば、より高品質な成果物を制作できます。

例えばWebコンテンツのデザインを検討する場合、Webディレクターにマーケティングのスキルがあるかどうかで、内容が大きく異なる可能性があります。統計・データ分析の知識と同様、必須級とまではいきませんが、他のWebディレクターとの差別化につながる要素です。

法律の知識

フリーランスWebディレクターにとって、法律の知識はビジネスを円滑に進めるうえで欠かせない要素です。特に契約書の作成や知的財産権の管理、プライバシーポリシーといった法的側面は、プロジェクトの安全性と信頼性を保証するために大切です。クライアントとの契約において、適切な契約条項を設定し、リスクを管理する能力は、プロとしての信頼性を高めます。

また、Webサイト制作における著作権や肖像権などの知識も必要です。クライアントから提供されるコンテンツが第三者の権利を侵害していないか、また自身が制作したコンテンツの権利管理についても理解しておく必要があります。

法律知識は、ビジネスの持続可能性を支える基盤となります。契約の交渉や法的問題に自信を持って対応できることは、クライアントからの信頼を勝ち取るうえで大きな利点となるでしょう。

フリーランスWebディレクター案件を獲得する方法

フリーランスのWebディレクターとして案件を獲得する方法は、さまざまあります。具体的には以下です。

  • フリーランスエージェントを活用する
  • クラウドソーシングを活用する
  • 直接営業する
  • 知人から案件を受ける

それぞれの獲得方法について詳しくみていきましょう。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスWebディレクター案件を獲得するには、フリーランスエージェントの活用がおすすめです。フリーランスエージェントとは、案件を探しているフリーランスと、業務を依頼したい企業を仲介するサービスです。

フリーランスが持っているスキルに応じて案件が紹介されるため、自分で案件を探す手間が省けます。基本的には即戦力が前提となるため、提示できるスキルがない実務未経験者には不向きです。しかしその分、単価の高い案件が豊富で、フリーランスとして大きく稼ぎやすくなります。

フリーランスWebディレクターとして案件を見つけたい場合は、高単価で働きやすい案件を多く扱っている「ITプロパートナーズ」をぜひご利用ください。

クラウドソーシングを活用する

フリーランスのWebディレクター向けの案件は、クラウドソーシングでも見つけられます。クラウドソーシングは、仕事を依頼したい人と受注したい人をインターネット上で結びつけるためのサービスです。募集されている案件に応募して交渉が成立すると、そのまま案件を受注できます。

クラウドソーシングで募集されている案件は、初心者や未経験向けの案件も多いため、単価の相場が低い場合もあります。ただし、なかには条件の良い案件もあるため、詳細をよく確認したうえで応募しましょう。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

直接営業する

フリーランスとして仕事を獲得するには、直接営業するのも効果的です。メールや電話を活用したり、直接訪問したりする方法があります。Webディレクターを必要としていそうな企業を探し、自分のスキルや経験をアピールしましょう。

営業しても必ず依頼をもらえるとは限りませんが、Webディレクターが必要になったタイミングで連絡をもらえる場合もあります。

フリーランスの営業方法7選!案件獲得のコツや営業せず仕事を取る方法も

知人から案件を受ける

フリーランスのWebディレクターとして活躍している人は、知人から案件を紹介してもらっているパターンもよくあります。会社員として働いていたときの同僚やフリーランスとして活動するなかで築いた人脈から案件を獲得する方法です。

知人からの紹介であれば、クライアントも安心して案件を任せられます。そのため、スムーズに案件の契約が進む場合が多いです。

フリーランスのWebディレクターになるメリット・デメリット

フリーランスのWebディレクターには、さまざまなメリットがあります。ただし、デメリットといえる部分もあるため注意が必要です。フリーランスのWebディレクターになるメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

フリーランスのWebディレクターになるメリット

フリーランスのWebディレクターになるメリットをまとめると、以下の通りです。

  • 収入アップが期待できる
  • 自由な働き方を実現できる
  • 仕事を通してスキルを磨ける

このようにフリーランスは、会社員という働き方では難しいことも実現できます。ここでは、それぞれのメリットについて確認しましょう。

収入アップが期待できる

フリーランスのWebディレクターになるメリットは、収入アップが期待できることです。フリーランスの世界は良くも悪くも「実力主義」で、成果が収入にそのまま直結するため、多くの成果を出せば高収入につながります。

特にWebディレクターは、フリーランスの職種のなかでも、高単価な案件が見つかりやすい職種です。フリーランスエージェントの活用などで、継続的に案件を獲得できれば、会社員時代の収入を超えるのも難しくないでしょう。

フリーランスの平均年収は?職種別の給料相場と収入アップのコツ

自由な働き方を実現できる

フリーランスのWebディレクターは、フレキシブルな働き方で仕事ができます。

案件の多くはリモートワークが可能であり、自宅やコワーキングスペースなど遠隔から業務を遂行できます。

また、距離的な制約がないだけでなく、業務時間もレギュレーションに沿っていればその範囲内で自分のタイミングで仕事ができます。そのため、スキルや実績があれば、家事や育児で忙しい方でもフリーランスとして働けると言えるでしょう。

仕事を通してスキルを磨ける

フリーランスのWebディレクターとして仕事をすれば、さまざまな案件に携われます。1つの会社のなかで仕事をこなすよりも幅広い経験ができる可能性があり、自分のスキルをさらに磨くことが可能です。

また、スキルアップすることで、参画する案件を選ぶこともできるようになります。自分が取り組む案件を選べることもフリーランスの大きなメリットと言えるでしょう。

フリーランスのWebディレクターになるデメリット

フリーランスのWebディレクターになるデメリットは、以下の通りです。

  • 必ず仕事を獲得できるとは限らない
  • 雑務も自分で対応する必要がある
  • 福利厚生が自己責任になる

このようにフリーランスという働き方はスキルや経験が不足していると、リスクが生じる可能性があります。それぞれの内容について確認しましょう。

必ず仕事を獲得できるとは限らない

フリーランスのWebディレクターになるデメリットは、必ず仕事を獲得できるとは限らない点です。会社員であれば、何らかの理由で退職しない限りは、会社からタスクが与えられ収入も途切れません。

しかしフリーランスの場合は、案件を獲得できないと収入が不安定になる可能性があります。例えばプロジェクトが終わって契約終了になると、次の案件が見つかるまで無収入の期間が発生するケースも珍しくありません。フリーランスエージェントを使って営業を代行してもらい、契約終了前に新しい案件を紹介してもらうなど、安定して案件を獲得するための工夫が必要です。

雑務も自分で対応する必要がある

雑務も自分で対応する必要があるのも、フリーランスのWebディレクターになるデメリットです。会社員であれば、経理・総務・営業など各部門が独立しており、Webディレクターとしての業務に集中できます。

しかしフリーランスとして独立すると、上記の業務も自分でこなさなければなりません。具体的には会計ソフトの使い方や、確定申告のやり方など、仕事以外で勉強することも多くあります。「確定申告の作業を税理士に任せる」など、他の人に雑務を頼む方法もあるため、どのようなスタンスで仕事をするかあらかじめ考えておくとよいでしょう。

福利厚生が自己責任になる

福利厚生が自己責任になるのも、フリーランスのWebディレクターになるデメリットです。Webディレクターに限らず、フリーランスは基本的に会社員のような福利厚生がなく、自己責任で整える必要があります。

近年ではフリーランス人口の増加もあり、フリーランス向けの「福利厚生サービス」も見られるようになりました。民間の保険や上記のようなサービスを活用しつつ、福利厚生を整備しましょう。

未経験からフリーランスWebディレクターになる方法

未経験からフリーランスのWebディレクターになるには、どのようなプロセスを辿ればよいのでしょうか。ここでは、未経験からフリーランスのWebディレクターになるための具体的な流れを解説します。

1.Webディレクションのスキル・知識を習得する

まずは、Webディレクターとして必要なスキルや知識を習得しましょう。フリーランスのWebディレクターに必要なスキルや知識は、努力すれば独学でも身につけられます。より確実かつスムーズに勉強したい場合は、スクールに通って基本的な内容を学ぶのもおすすめです。講師に質問できるため、分からない部分があってもつまずく心配がありません。例えば、以下のようなスクールがおすすめです。

必要なスキルや知識を身につけた後は、自分でWebサイトを運営すると実践的な経験を積めます。

2.企業に転職して3年以上の実務経験を積む

Webディレクターに必要な最低限のスキルを積んだら、転職をしてWebディレクターとしての実務経験を積みましょう。Webディレクターの人材は不足しているため、未経験であってもスキルを得ることで採用してもらえる可能性があります。

企業で3年以上の実務経験を積めば、フリーランスとして独立するために必要なことを学べるでしょう。なお、未経験ならまずはアシスタントとして転職し、Webディレクターを目指す方法もあります。

3.副業からスタートとして独立する

フリーランスのWebディレクターを目指すなら、会社員のうちに副業として案件を受けてみましょう。Webディレクター向けの案件のなかには、副業として取り組みやすいものもあります。難易度が低い案件から受けてみれば、フリーランスのWebディレクターとしての仕事内容や働き方をイメージしやすくなるでしょう。

Webディレクターとしてまず副業を始めようと思っている方は、以下の記事を参考にしてください。

Webディレクターが副業で稼ぐには?必要スキルや案件獲得方法

フリーランスのWebディレクターが年収を上げるためのキャリアパス

フリーランスのWebディレクターとして稼げるようになるにはスキルや案件を獲得する方法なども重要ですが、同時にキャリアパスを考えることも大事です。

フリーランスのWebディレクターが年収を上げるためには、以下のようなキャリアパスが挙げられます。

  • PMやWebプロデューサーなどのジェネラリスト
  • 得意スキルを極めてスペシャリスト
  • 会社を設立

PMやWebプロデューサーなどのジェネラリスト

まずジェネラリストとしてのキャリアパスがあります。ジェネラリストのポジションでは、プロジェクトマネージメント(PM)やWebプロデューサーなどがあります。これらの役割では、複数のスキルを活用し、プロジェクト全体の指揮を執る能力が大切です。

例えば、自社のシステムを作るプロジェクトでは、Webディレクターは中間管理職のような立場となります。さらに、プロジェクト全体を統括する管理職として、Webプロデューサーやプロジェクトマネージャーの役割もあります。

このような組織におけるWebディレクターが目指すキャリアパスとしては、当然プロジェクトマネージャーやWebプロデューサーが挙げられるでしょう。

PMやWebプロデューサーは、経営陣に対してプロジェクトの有効性を説明して開発予算を獲得し、開発スケジュールを立案、実行していきます。その計画どおりに開発を進めることで、プロジェクトの成功を果たせるようなポジションを担うことができれば、高額な報酬が期待できます。

得意スキルを極めてスペシャリスト

フリーランスのWebディレクターとして年収を上げる別のアプローチは、特定のスキルを極めてスペシャリストになることです。スペシャリストとしての道を選ぶ場合、特定の分野で深い専門知識と技術を身につけることが求められます。

例えば、データ分析が得意な場合、企業や組織のデータを分析し、意思決定支援のための報告書を作成できる、データアナリストとして活躍できます。

スペシャリストとして成功するためには、継続的な学習と実践が不可欠です。高い専門性を維持するには、常に最新情報をキャッチアップし、他のWebディレクターと差別化を測る必要があります。

会社を設立する

フリーランスのWebディレクターが年収を上げるために、会社を設立する方法もあります。会社を設立する、つまり起業するとは、何かしらの事業を立ち上げることです。フリーランスのような請負業務をメインとする会社もありますが、特定の商品・サービスをリリースしてそこから収益を得るところもあります。

フリーランスの請負業務は、働いた分が収入に直結するため、どうしても稼げる額に上限があります。しかし会社を設立する場合、例えば商品・サービスがヒットすれば、自分が働いた分を超える大きな収入が得られるかもしれません。当然リスクもありますが、年収を大きく上げるチャンスでもあります。

フリーランスWebディレクターの将来性

さまざまな企業がWebコンテンツを運営しており、Webディレクターに対するニーズは増しています。そのため、フリーランスのWebディレクター向けの案件は、今後も多く見つかる可能性が高いです。

ただし、ライバルもたくさんいるため、生き残るには他の人材との差別化も必要です。自分ならではの強みや専門分野を作れば、好条件な案件も勝ち取りやすくなります。また、他の人材より優れたスキルや経験をアピールできるよう、実力を磨いていきましょう。さまざまな案件を受注しながら、常に自己研鑽に励むことが大切です。

Webディレクターはなくなると言われる4つの理由と将来性の実態

フリーランスWebディレクターに関するよくある質問

最後にフリーランスWebディレクターに関するよくある質問に回答します。

フリーランスWebディレクターはどんな人に向いている?

フリーランスWebディレクターは、以下のような人に向いています。

  • 自主的に動ける人
  • スケジュール管理ができる人
  • コミュニケーションスキルがある人
  • さまざまなスキルを習得する意欲がある人
  • 新しい環境や状況に柔軟に対応できる人

これらに該当する人であれば、フリーランスWebディレクターに向いています。

基本的には、「Webディレクターに必要な素質を持っているかどうか」に加えて、「フリーランスに向いているかどうか」がポイントです。

フリーランスで活躍する人が多い他の職種は?

Web関連のスキルがあれば、Webディレクターの他に、「フリーランスコンサルタント」として独立する方法もあります。ただしWeb制作などに関する専門知識や、「この人にならコンサルティングを依頼しても大丈夫」といった信頼が必要です。

「Webライター・編集者」「Webデザイナー」などのクリエイティブ職も、フリーランスとして活躍している人が多くいます。上記の職種は、リモートで対応できる案件もあるため、ワークライフバランスを確保したい方にもおすすめです。

フリーランスになるときに必要な手続きは?

Webディレクターに限らず、フリーランスとして独立する際は、開業届の提出を忘れないよう注意しましょう。提出方法は、以下の3つです。

  • 税務署の窓口に提出する
  • 郵送する
  • e-Taxを使って提出する

開業届と一緒に、所得税の青色申告承認申請書を提出すると、青色申告ができるようになります。他にも、国民年金・国民健康保険への切り替えや、各種制度の加入検討が必要です。

独立する年齢に限界はある?

結論からいうと、独立する年齢の限界は「40代」と考えられます。弊社の独自調査によると、独立した年齢として最も多いのは30代です。調査には50代の回答が含まれていないことから、独立する限界は40代ごろが目安です。

フリーランスのWebディレクターとして独立した後に何歳まで活躍できるかは、「クライアントとの信頼関係を構築できるか」「継続的に知識をブラッシュアップできるか」が重要です。定年の制度がないため、工夫次第で会社員より長く働き続けられます。

まとめ

Webディレクターは、会社員だけでなく、フリーランスとしても活躍できる職種です。統計・データ分析の知識や、マーケティングスキルなど、プラスアルファのスキルを持っていると収入アップにつながりやすくなります。年収を上げるには、PM・プロデューサーなどの管理系職を目指したり、得意スキルを磨いてスペシャリストになったりする方法が有効です。

フリーランスは、継続的に案件を受注できるかどうかで、収入が大きく変わります。案件を探している場合は、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。「ITプロパートナーズ」は、「エンド直」の高単価案件を多く取り扱っておりますので、ぜひご利用ください。

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