フリーランスWebデザイナーになるには?厳しさや魅力も未経験向けに解説

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

企業でWebデザイナーとして働いている人や、これからWebデザイナーを目指す人のなかには、フリーランスでの活動を検討する人もいるでしょう。しかし、フリーのWebデザイナーとして完全に独立するかは、収入面やその後の生活を考えると簡単には決められないものです。

この記事では、フリーランスWebデザイナーを目指す人に向け、働き方や年収相場、未経験からなる方法、仕事の取り方などを紹介します。本やスクールなどWebデザインを学ぶ方法や、収入アップのポイントも解説するので、お役立てください。

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フリーランスWebデザイナーの仕事内容や働き方とは?

フリーランスWebデザイナーとは、会社や組織に雇用されず、個人でWebデザインの仕事を請けている人のことです。

そもそもWebデザイナーとは、企業などから依頼を受けてWebサイトをデザインする仕事のことを指します。フリーランスとは、組織に所属せずに個人で仕事を受注する働き方のことです。

Webデザイナーは1人で作業する時間が比較的長く、さらにパソコンとインターネット回線さえあればどこでも仕事ができます。働く場所を選ばないことから、フリーランスとして独立しやすいといえるでしょう。

実際フリーランスWebデザイナーは厳しい?やめとけと言われる理由とは?

インターネットには、フリーランスWebデザイナーに対して否定的な意見も多く見られます。以下では、その理由を詳しく紹介します。

稼働時間が長くなるケースがある

企業勤めの場合は就業時間や休日が決められていますが、フリーランスの場合は「いつ休むのか」「1日のうち何時間働くのか」といったことを全て自分で決めなくてはなりません。契約内容や納期によっては、タイトなスケジュールで業務を完了させなければならないこともあります。

例えば作業にかかる時間の見積もりが甘かったり、予期せぬ修正依頼が来たりすると、稼働時間が長くなりがちです。仕事を最優先すると、どうしても自分のペースを確保しにくくなってしまうでしょう。稼働時間が長くなって疲労が蓄積すれば、体調を崩してしまう可能性もあります。

デザインのインハウス化が進んでいる

Webデザインを外部へ発注するのではなくインハウス化(内製化)する企業が増えていることも、「やめとけ」と言われる理由に挙げられることがあります。

Webデザインのインハウス化には、企業にとって「WebデザインとWebマーケティングを社内で完結できる」「修正や更新をしたい時に外部と連携を取る必要がなく、迅速な対応が可能」などのメリットがあります。

Webサイトの制作や運用に専門人員を配置できる大手企業などでは、インハウス化を進めるケースが少なくありません。これにより、企業からフリーランスのWebデザイナーへの発注が減少して仕事を請けにくくなるという見方から、「やめとけ」と言われることがあります。

便利なツールの登場でWebデザインが簡単になった

Webデザインができる便利なツールの登場も、「Webデザイナーはやめとけ」という意見の理由に挙げられることがあります。

WordPressなど、専門的な知識を持たない人でもWebサイトが作れるツールが登場しています。そのため、シンプルなWebサイトであればWebデザイナーでなくとも制作できるようになり、自社で作ることのハードルが低くなっているといえるでしょう。

バナー制作なども、デザイン性の高いものを無料ツールで簡単に作れるようになりました。

Webデザインのハードルが下がれば、Webデザイナーの需要も減ることが想定されます。専門的な知識を身につけ、専門家ならではの価値を提供しなければ、フリーランスのWebデザイナーとして生き残っていくことが難しくなっているといえるでしょう。

収入が安定しにくい

成果報酬のデメリットとして挙げられるのが、案件の受注状況によって収入が変動する点です。

企業勤めの場合は、業務量が増えても収入が大きく変わらない代わりに、業務量が減った場合も収入は変わりません。一方で、フリーランスWebデザイナーの場合、仕事がなければ収入はゼロになってしまいます。

案件を受けたくても採用されない可能性もあり、必ずしも希望の報酬で希望の仕事ができるわけではありません。収入が安定しにくいことは、あらかじめ留意しておきたいところです。

最新情報のキャッチアップが大変

最新情報の勉強が大変という理由から「Webデザイナーはやめとけ」と言われることがあります。

WebやIT関連の業界では、トレンドが常に変化し続けます。美しいデザインの最新トレンドだけでなく、最新の技術やUI/UXについても学び続けなければなりません。

また、変化のスピードも目まぐるしく、一度勉強すれば終わりというものではないのも事実です。働きながら最新の情報も追いかける必要があり、デザインの他にマーケティングやSEOなどといった幅広い分野のことを知っておく必要があります。

ライバルが増加している

Webデザインの仕事そのものに需要があっても、それ以上にフリーランスのWebデザイナーが増加し、飽和状態になっているという見方もあります。

事実、2019年に「レバテッククリエイター」が行った「フリーランスWebクリエイター人材・案件動向調査」によると、同サイト登録者のなかではWebデザイナーを希望する人の割合が最も高いという結果が出ています。

とはいえ、このことは裏を返せば需要の高さの表れでもあります。他のフリーランスWebデザイナーとの差別化や継続的なスキルアップを意識していれば、引く手あまたのWebデザイナーとして安定収入を得ることも十分に可能だといえます。

フリーランスWebデザイナーの将来性について詳しくは、当ページの「将来性・ニーズの安定が見込める」をご参照ください。

営業や事務作業の手間がかかる

フリーランスになると、Webデザイン以外の業務に時間を取られる点にも注目しなければなりません。

企業勤めの場合は、営業・労務・事務作業など業務ごとに役割分担されており、自分は割り振られた仕事さえしていれば、その他の業務はそれぞれの担当者が対応してくれます。一方、フリーランスになると、案件を獲得するための営業活動やクライアントとのやり取り、経理や税申告などの事務作業も全て自分で行わなければなりません。

もちろんアウトソーシングすることもできますが、外注には費用や手間がかかります。また、クライアントとトラブルになった時も、自己責任で解決する必要があります。Webデザイン以外の幅広い知識やスキルが求められる点は、必ず把握しておきましょう。

フリーランスWebデザイナーの魅力

Webデザイナーがフリーランスとして働く場合、企業勤めのWebデザイナーと比較して以下のような魅力があります。

  • 自由な働き方ができる
  • 収入が増えることがある
  • 多様な案件に挑戦できる
  • 女性もライフステージの変化に対応しやすい
  • 将来性・ニーズの安定が見込める

順番に詳しく見ていきましょう。

自由な働き方ができる

フリーランスのWebデザイナーは、誰にも雇用されないため、働く時間・休日・業務量・作業手順・仕事場所を自分で決めることができます。

企業で雇用されている場合、勤務場所や勤務時間は決まっているのが一般的です。そのため、育児や介護をしたり、平日の昼間に病院や役所に行ったりと、仕事の合間にプライベートな時間を挟むのは難しいものです。

一方、フリーランスであれば、早朝や深夜、祝日など働く時間や曜日、自宅やカフェなど作業場所の制約がありません。もちろんクライアントとの契約内での自由とはなりますが、企業に勤めるよりかなり融通が利きやすいでしょう。

収入が増えることがある

Webデザインの案件は成果報酬なので、案件を受ければ受けるほど収入が上がる可能性があります。

企業勤めの場合は、一般的に月給が決められているため、業務量や仕事内容が増えても毎月の収入に大きな変化はありません。また、雇用されると、売上の一部は企業に入るため、どうしても従業員への配分は減ってしまうもの。フリーランスとしてクライアントとの直接取引すれば、中抜きされないため受け取る報酬は高くなります。

スキル次第では高単価の案件を受注することもできるため、人によっては大幅な収入アップが期待できるでしょう。

多様な案件に挑戦できる

案件のジャンルや業務内容、難易度を自分で選べる点もフリーランスのWebデザイナーの魅力です。

企業勤めの場合は、企業が受注した案件しか担当することができません。職場によっては、業務が細分化されており、一部の業務しか携われず、幅広いスキルが身につかないこともあります。

フリーランスであれば、新たなジャンルや高難易度の案件への挑戦も自分で決められるため、Webデザイナーとしてのキャリアアップを目指せるでしょう。

女性もライフステージの変化に対応しやすい

そもそも、Webデザイナーはリモート環境で働きやすい職業です。フリーランスであれば、働き方の自由度が増すため、出産や育児など女性のライフステージの変化に対応しやすいこともメリットです。例えば、子どもと一緒の時は仕事の段取りを考えておいて、時間に余裕ができた時に一気に作業を進める人もいます。

将来性・ニーズの安定が見込める

Webデザイナーには、今後も高いニーズが見込まれます。以下は、2030年までに想定されるIT人材の不足数を表しています。この図からも分かるように、今後もWebデザイナーを含むIT人材はどんどん需要が伸びていくことが想定されます。

引用元:経済産業省

インターネットやキャッシュレス決算の普及によって、企業活動の中心はWeb上になりました。そのため、企業の成長には、効果的なWebマーケティングが欠かせません。そして、そのWebマーケティングの中核を担っているのが、Webデザイナーが作るWebサイトです。

一方で、Webサイト・サービスは飽和状態で、ユーザビリティ向上や差別化のためにデザインの重要性は高まっています。

前述の通り、需要の増加に伴ってWebデザイナーの人数も増えていることは事実ですが、企業が求める「優秀なWebデザイナー」は決してそうではありません。むしろ、高い水準で仕事をこなせる人材は不足しています。Webサイト制作に精通したプロフェッショナルなWebデザイナーは、安定した需要が見込めるのです。

フリーランスのWebデザイナーの年収や案件単価の実態

フリーランスを目指すうえで特に気になるのが、「どの程度収入アップできるのか」という点ではないでしょうか。

フリーランスWebデザイナーは、業務委託案件またはコンペ案件のいずれかに応募し、採用されることで報酬を受け取ります。スキルや実績にもよりますが、求人系サイトによると年収目安は300万〜600万円程度。企業勤めの場合、年収300万~500万円が一般的なので、プラス100万円程度は収入アップが期待できます。

Webデザイナーの平均年収は?収入アップにはフリーランスが近道?

下記では、業務委託案件とコンペ案件について、それぞれの単価や年収について掘り下げていきます。

業務委託案件の場合

業務委託案件は、週5日業務するとして、300万円(週1日稼働・月収5万の案件を月に5本)~1,200万円(週1日稼働・月収20万の案件を月に5本)が年収相場となります。

業務委託案件とは、「成果物を完成させることで報酬が発生する」または「成果物を納めなくても、定められた業務に従事することで報酬が発生する」という仕事です。

弊社「ITプロパートナーズ」では下記のような案件があります。

この業務委託案件では、「週に○時間または○日の稼働で、報酬は○円」と決まっています。例えば、「週に2日勤務で、報酬は月収10万円」「週に5日勤務で、報酬は月収40万円」など。稼働を週1日とした場合、案件単価は月収5万~20万円が相場となります。

コンペ案件の場合

コンペ案件は、一定の課題に対して複数の応募者を募り、優秀な作品のみが採択される仕事を指します。経験やスキルにかかわらず大型案件に挑戦できる一方で、いくら手をかけたデザインであっても、採用されなければ報酬が受け取れません。

コンペ案件では、「採択されれば、報酬○円」と決まっています。例えば、「企業サイトのトップページデザインで5万円」「ブログのヘッダーデザインで1.5万円」などです。ただし、制作するサイトの規模や業務量が案件によって異なるため単価を出しにくく、平均的な相場はありません。

ネット上では、1.5万~50万円程度で募集が行われています。報酬が発生しないこともあるため、コンペ案件だけで生活するのは難しく、年収の目安を断定することができません。

フリーランスWebデザイナーの必須スキル

フリーランスのWebデザイナーは、自分のスキル・経験・実績などを武器に、営業をかけ、仕事を獲得する必要があります。そのため、下記のスキルは最低限求められます。

  • デザインスキル
  • マーケティングスキル
  • Web系のプログラミングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 営業・広報スキル

以下ではそれぞれ順番に解説していきます。

デザインスキル

デザインスキルとは、主に基礎的なWebデザイン能力、トレンドデザインの知識、デザインソフトの操作スキルを指します。

Webサイトでは、優れた美的センスに匹敵するほど、ユーザビリティを向上させるレイアウトも重要です。Webデザインのトレンドは流動的で、マテリアルデザインなど新しいデザインの研究も欠かせません。

フリーランスとして活動するためには、基礎的なデザインスキルと最新のデザインスキルの両方が求められるでしょう。もちろん、イメージを形にする「Photoshop」や「Illustrator」などのグラフィックソフトのスキルも必須です。

マーケティングスキル

Webデザイナーには、マーケティングスキルも欠かせません。

Webサイトの制作・運営の目的は、企業活動の支援です。そのため、消費者心理や市場動向を掴み、集客やブランド力の向上、あるいは結果としての収益アップなどクライアントのコンバージョンにつながるWebデザインが求められます。

特に、SEOやコンテンツマーケティングなどWebマーケティングと、多彩なデジタルメディアを活用するデジタルマーケティングの基礎は理解しておきましょう。

Web系のプログラミングスキル

複数の職種が共同作業するWeb制作においては、最低限のプログラミングスキルが求められます。

Webデザイナーが設計したデザインをコーディングするのはWebコーダーなので、高度な知識が必要なわけではありません。しかし、HTML/CSS、JavaScript、PHPといった、基本的な言語や技術の基礎は理解しておきましょう。

Web系のプログラミングスキルの知識がなければ、多職種の人との打ち合わせで用語が分からず、作業に支障が出る可能性があります。知識があれば他職種の人との連携もスムーズになるため、理解が深ければ深いほどアドバンテージとなるでしょう。

コミュニケーションスキル

Webデザイナーにとって、コミュニケーションスキルは非常に重要な能力です。

Webデザイナーはクライアントの要望や、企業の雰囲気をデザインに落とし込む必要があります。抽象的なイメージや印象を形にするためには、Webデザイナーがクライアントにヒアリングし、上手く意図を汲み取らなければなりません。

また、デザインに詳しくないクライアントに対しても、分かりやすくコンセプトを説明・提案して、理解してもらうことも重要です。円滑な共同作業にはこまめな報告・連絡・相談も不可欠なので、できるだけ高いコミュニケーションスキルを身につけておきましょう。

営業・広報スキル

先述の通り、フリーランスになれば自分で自分を売り込まなければなりません。そのため、新たな案件を得るための営業スキルと、自分の認知度を上げる広報スキルも必要となります。

成果やデザインを発信できるよう、ポートフォリオの作成はもちろん、SNSアカウントも充実させたいところです。勉強会やイベントに足を運び、人脈作りや営業活動も積極的に行いましょう。

フリーランスデザイナーの営業方法とは?営業せず仕事を取る方法も紹介

未経験からフリーランスWebデザイナーになるには?独立までの3ステップ

基礎的なスキルと実績がなければ、案件の獲得は厳しいものです。運良く仕事を得ても、クオリティしだいではクライアントを失望させるかもしれません。

以下では、未経験からフリーランスWebデザイナーになるまでのステップを紹介します。

1.スキルを磨く

まずはWebデザイナーに必要なスキルや知識を身につけましょう。スキルを身につける方法はいくつかありますが、未経験の状態であればまず独学やスクールで基礎的な知識を学び、その後Web制作会社に就職して実務経験を積むのがおすすめです。詳しくは「未経験からWebデザインのスキルを磨く3つの方法」の段落で解説します。

すでにWebデザイナーとして企業に勤めている人でも、フリーランスになるためにスキルアップが必要な部分があるかもしれません。SEOやWebマーケティングなど、スキルの幅を広げておくと、受注できる案件の選択肢を増やせます。

2.副業で実績を作る

かけだしのフリーランスは収入が不安定になりがちです。まずは副業としてWebデザインの仕事を始めましょう。会社に属していれば給料がもらえるため、経済面を心配せずWebデザインの仕事を受けられます。

Webデザインは、案件のレベルがさまざまです。初心者でも取り組める難易度の案件から始め、徐々に実績を積みましょう。案件を受ける前に、クライアントにポートフォリオとして実績公開可能か確認しておくとよいでしょう。

Webデザイナーの仕事を副業で始める際は、以下の記事も併せて参考にしてください。

Webデザイナーの副業の始め方!月収や案件の取り方を初心者向けに解説

3.フリーランスとして独立する

スキルを伸ばして副業で実績を積んだら、いよいよフリーランスとして独立しましょう。会社員をやめると、健康保険や年金の切り替えの手続きが必要です。また、確定申告も自分で行う必要があります。分からない手続きがあれば、役所や税務署に確認しましょう。

また、会社員とは異なり、フリーランスは仕事を獲得するための努力が必要です。以降では、フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方を紹介するので、参考にしてください。

未経験からWebデザインのスキルを磨く3つの方法

Webデザイナーとしてのスキルが全くない状態では、フリーランスとして独立することはほぼ不可能です。ここでは、Webデザインのスキルを磨く方法を3つご紹介します。

会社でスキルを磨く

企業で働けば、給料をもらいながら勉強できるため、生活を心配することなくWebデザイナーとしてスキルアップできます。

先輩Webデザイナーから指導を受けることで基礎をしっかり学べるだけでなく、周りのWebデザイナーと切磋琢磨することで一層スキルを磨ける点もメリット。Web系の会社には、WebマネージャーやWebコーダーといった技術職の人やマーケター、営業職の人もいるためデザイン以外のスキルを磨きやすいという魅力もあります。

自分がデザインしたWebサイトが増えるほど、フリーランスになった時にアピールできる実績が増えるのも嬉しいポイントです。

スクールで学ぶ

Webデザインが学べる専門学校は全国にあります。近くにWeb制作会社がない場合や、通学できる専門学校がないという場合でも、オンラインスクールを利用すれば場所を問わず、基礎から実習までWebデザインの勉強が可能です。

スクールに在籍していれば講師に質問できるため、分からないことをすぐに解決でき、努力次第で一気に成長することもできます。授業料を支払っていることから、積極的に学ぶ姿勢になりやすい点も魅力です。

以下に、おすすめのスクールを2つご紹介します。

インターネット・アカデミー

インターネット・アカデミー」はWebデザインをはじめ、Webマーケティングやコーディングなどについて学べるオンラインスクールです。リアルタイムの「ライブ授業」、24時間好きなタイミングで受けられる「オンデマンド授業」、インストラクターと1対1の「マンツーマン授業」という3つのスタイルがあり、校舎や自宅で幅広いカリキュラムを受講できます。

Web制作会社が運営しているため、現場で必要とされる知識を身につけられるのも大きな魅力です。

プログラミング学習に最適なインターネット・アカデミーの特徴や魅力を独占取材

シーライクス

シーライクス」は、WebデザインやWebマーケティングなど、全32種類のコースが受講し放題の学習コミュニティサービスです。学びたいスキルや不足しているスキルを選んで受講できます。

利用者の約8割がIT業界未経験で、「PC操作に自信がない」などの初歩的なレベルからでも利用できます。月1回のコーチングに参加できたり、分からないことをティーチング・アシスタントに質問できたりと、サポートも充実。「Illustrator」など、Webデザインに欠かせないツールの使い方についても学習できます。

SHElikes(シーライクス)の評判・口コミは?料金プランや失敗談も紹介

独学で知識・スキルをつける

Webデザインの知識やスキルを、専門書やネット上の記事や動画から身につける方法です。時間をかければ独学自体は可能なので、今の仕事を続けながら学びたい人や、スクールに通うお金はないという人に向いています。

ただし、講師に質問したり、デザインを評価してもらったりできないため、スキルアップが難しい傾向があります。自己流のデザインになりやすく、余計な癖がつきやすい点にも注意が必要です。おすすめの学習サイトは以下になります。

Udemy

Udemy」は、2022年11月時点で21万3,000以上もの講座が用意されているオンラインの動画学習プラットフォームです。買い切り型で、1度購入した講座はいつでもどこでも視聴できます。

Webデザインやプログラミングなど、多彩なコースがあり、自分の学びたい分野や興味のある分野をピンポイントで学習できるのが魅力です。

1本ごとに価格が設定されている有料サービスですが、無料のコースもいくつか用意されています。雰囲気を掴みたい時などは、まず無料コースを受講してみるとよいでしょう。

Adobeラーニング

Adobeラーニング」では、Webデザインの現場でよく使われる「Photoshop」や「Illustrator」をはじめ、Adobe社のツールの操作方法を学べます。テキストや動画で分かりやすくまとめられたチュートリアルを、インターネット上でいつでも無料で利用できます。

Adobe社のツールの多くは機能の豊富なプロフェッショナル用のツールであり、知識ゼロの状態から独学で使い方を身につけていくのは難しいでしょう。Adobe社が公開しているラーニングシステムを活用して、効率的に学習するのがおすすめです。

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方

しっかりとWebデザイナーとしての価値を高めてからフリーランスになったら、下記を利用して案件を獲得しましょう。

  • フリーランス向けエージェント
  • クラウドソーシング
  • ブログ・SNS
  • コンテスト・コンペ
  • 知人・友人などの人脈
  • 公開ポートフォリオ

さまざまなチャンネルを使うことで、新規案件をゲットできるチャンスを作ることができます。

なお、フリーランスデザイナーの仕事の取り方やコツをもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方8選と案件獲得のコツ

フリーランス向けエージェント

フリーランス向けエージェントは、Webデザインを依頼したいクライアントとWebデザイナーを仲介するサービスです。担当者がクライアントとWebデザイナーの間に入って案件やWebデザイナーを紹介してくれます。

仲介が入ることで、自分に合う案件を獲得しやすく、クライアントとのトラブルを防ぎやすい点も魅力です。積極的に自分で営業する必要がないため、一定のスキル・経験がある人なら、安定して高収入を得ることができます。自分に合わない案件は断ることもできるため、登録だけでもしておくとよいでしょう。

サービスを提供する企業は複数ありますが、100件以上の案件が掲載されている弊社「ITプロパートナーズ」では、絞り込み機能が充実していることもあり、自分に合う仕事を見つけやすいのが特徴です。

もちろん登録は無料。フリーランスへの支援サービスも提供されているため、これからフリーランスのWebデザイナーとして活動するなら、お気軽にご登録ください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、Webデザインを希望するクライアントとWebデザイナーをつなぐサービスです。

仲介者がいるわけではなく、登録したクライアントとWebデザイナーがマッチングするプラットフォームのみが提供されています。そのため、クライアントが応募をかけて、Webデザイナーが応募するのが一般的です。

こちらはフリーランスエージェントと比較して案件単価は低い傾向ですが、初心者でも案件を獲得しやすいのが魅力です。

代表的なサービスとしては、「クラウドワークス」や「ランサーズ」が挙げられます。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

ブログ・SNS

成果物や実績、プロフィールなどをまとめた個人ブログ・SNSを通じて案件を獲得する方法です。クライアント側から案件の相談があることが多く、Webデザイナー側がクライアントに営業しなくても、安定して案件を獲得しやすいという特徴があります。

また、ファンを増やすことができれば、ブログ・SNS自体が「できるWebデザイナー」として売り込む武器となります。ブログ・SNSを作り込むことで、Web制作のスキルアップにも効果的。現在はクリエイターが集まるSNSやカスタム自由度の高いサイト制作ツールを無料または低価格で利用できる環境があるため、ローコストで高い効果が期待できます。

コンテスト・コンペ

コンテストやコンペは、応募条件を満たせば、実力にかかわらず誰でも応募することができます。ただし、採択されなければ報酬が得られない方法なので、実績作りや知名度アップの一環と捉えて、期待しすぎないようにしましょう。

トップレベルのWebデザイナーでない限り、コンテスト・コンペだけで生活するのは難しいため、基本は他の方法を主軸にするのがおすすめです。

知人・友人などの人脈

Web会社で勤務経験があるWebデザイナーや、スクールに通ったという方であれば、元同僚やクラスメイトなどの人脈を使って仕事を得ることができます。Webサイトの制作は、業界を問わず必要となるため、前職や知人がWebに関係ない仕事であっても、元同僚・取引先を通じて仕事が舞い込むことがあります。

また、過去案件のクライアントが、他の案件を紹介してくれることも珍しくありません。

何が案件獲得につながるかはあらかじめ分からないものです。勉強会やイベントへの参加をはじめ、普段利用するお店で名刺を配ったり、前職の上司やスクールのクラスメイト、地元の友人との関係を維持したりと、広い人脈作りに注力しましょう。

公開ポートフォリオ

ポートフォリオは、成果物や実績をまとめた作品集で、Webデザイナーのスキルやセンス、魅力が顕著に現れます。クライアントが発注するか決める判断材料となるため、ビジュアルクオリティはもちろん、ユーザビリティにも十分配慮して、最高のデザインに仕上げてください。

ただし、トラブル防止のため、あらかじめクライアントにポートフォリオサイトに掲載する許可を取っておきましょう。

以下は、人気Webデザイナーのポートフォリオサイトです。工夫を凝らしたデザインは、これから仕事をする人にとって参考になるでしょう。

  • 「UNDERLINE」:徳田優一氏(Webディレクター・Webデザイナー)
  • 「S5-Style」:田渕将吾氏(アートディレクター・Webデザイナー・空間デザイナー)
  • 「Mana」:Mana氏(Webデザイナー)

こちらの記事でも魅力的なポートフォリオをご紹介しています。

フリーランスのWebデザイナーが参考にすべきポートフォリオ15選

フリーランスWebデザイナーにおすすめのエージェント

以下では、フリーランスWebデザイナーにおすすめのエージェントを紹介します。

Webデザイナー向けのフリーランスエージェントについて詳しくは、以下の記事でも解説しています。

デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント8選【比較表付き】

ITプロパートナーズ

2022年11月時点で、弊社「ITプロパートナーズ」に登録されているWebデザイナー向けの公開案件は141件。内容はさまざまで、リモート案件や、週2日から働ける案件が充実しています。案件の内容は、ベンチャー向けから、トレンドの技術に関するものまで幅広い傾向です。

無料登録することで、掲載案件を詳細まで全て閲覧することができるので、今の自分でどんな案件が獲得できるのか気になる方はお気軽にチェックしてみてください。

レバテッククリエイター

2022年11月時点で、「レバテッククリエイター」に登録されているWebデザイナー向けの案件は79件(公開案件)。案件参画中に、継続の意向確認をしてもらえるためブランクが発生しません。マイページでは、他のフリーランスから寄せられた企業や案件に対する口コミを閲覧可能です。

レバテッククリエイターの評判は?リアルな口コミや案件例を調査

Midworks

引用元:Midworks

2022年11月時点で、「Midworks」に登録されているWebデザイナー向けの案件は72件(公開案件)。フリーランス協会のベネフィットプランが無償提供され、福利厚生や保険・税務のサポートが好評です。コンサルタントのサポートが手厚く、スキルと個性を考えて案件を提案してくれます。

Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミは?利用者の声を公開

フリーランスWebデザイナーとして長く活躍し続けるためのポイント

上記で紹介したようにフリーランスWebデザイナーに対して厳しい意見もあります。では、長く活躍し続けるためにはどうすればよいのでしょうか?フリーランスWebデザイナーとして成功するためのポイントを以下にまとめました。

  • 実績を積み重ねる
  • 知名度を高める
  • 人脈を大切にする
  • 仕事を選ぶ
  • 複数のサービスを活用する
  • デザイン以外のスキルも伸ばす

以下では、それぞれ解説していきます。

実績を積み重ねる

フリーランスWebデザイナーにとって、実績は最大のアピールポイントです。多くの実績を提示できると、クライアントが「十分なスキルを持っているのか」「どのようなデザインが得意なのか(自社のコンセプトに合うのか)」を判断することができます。

独立後は、高単価にこだわりすぎず実績作りをしっかり行うことで、将来的な高単価案件の獲得につながります。

知名度を高める

個人ブログ・SNS・ポートフォリオを作り込み、知名度を上げることで、見込み顧客に見つけてもらいやすい状態を作れます。知名度があるだけで、クライアントの信頼も大幅にアップするものです。

「お気に入りのクリエイターが携わるサイトを訪問したい」というファンもおり、集客効果が期待できるため、好条件の案件を受注しやすくなるでしょう。

人脈を大切にする

先述の通り、何が案件の獲得につながるか分かりません。どのような人脈であっても、仕事と関係ないと思わずに、今ある人脈を大切にしてください。

新たな人脈を作る方法が分からないという人は、趣味の集まりやイベントで新しい友人を作ったり近所づきあいを積極的にしてみたりするなど、身近なところから始めてみましょう。フリーランスになったら営業力も必要となるため、独立前から練習しておくのがおすすめです。

仕事を選ぶ

実績がない、あるいは経験が浅いWebデザイナーの場合は、低単価の案件や採算が合わない案件も積極的に受けて、実績作り・スキルアップするのがおすすめです。しかし、実績や経験が十分にある場合は、割が合わない案件を受けるとデメリットの方が大きくなってしまいます。

経済的に苦しい期間が長くなりスキルアップもできず、フリーランスWebデザイナーとして成長できないため、割に合わない案件は思い切って断る姿勢を持ちましょう。

複数のサービスを活用する

フリーランスエージェントやクラウドソーシングなどを大いに活用して、案件を獲得しましょう。登録するサービスが増えるほど、応募できる案件が増えます。また、ライバルが多いため、新規媒体も常にチェックしてください。

サービスごとに特徴や得意分野は異なります。自分に合ったサービスを知るためにも、複数のサービスに登録しましょう。

デザイン以外のスキルも伸ばす

Webデザインのスキルが同等であれば、スキルの幅が広い人が採用されます。自分の市場価値を高めるため、デザイン以外のスキルも伸ばしましょう。

高収入が見込めるディレクターにキャリアップするためには、マネジメントスキルが求められます。ディレクターにキャリアップする方法については、以下の記事も参考にしてください。

Webディレクターがフリーランスとして独立する方法や年収、案件例

フリーランスWebデザイナーとして働く際の注意点

業務範囲を明確にしないと、クライアントとトラブルになる恐れがあります。コーディングだけか、画像の準備まで仕事に含まれるかなど、細かく業務範囲を確認しましょう。また、契約書に自分に不利な文言がないか必ず調べてください。

更に、制作物を無許可でポートフォリオとして公開してしまうと、トラブルの原因になってしまうため必ずクライアントに確認をとりましょう。

フリーランスとして長期的に働いていくには、クライアントとの関係性は非常に重要です。逆にいえば、クライアントから信頼を獲得できると新しい案件を紹介してもらえる可能性も十分あるので、信頼関係の構築に努めていきましょう。

まとめ

Webデザイナーがフリーランスとして独立を目指すうえで、必要な情報や気になる情報をまとめて解説しました。Webデザイナーは今後も需要が見込まれる職種で、フリーランスとして活躍できれば、企業勤めよりも自由に働きながら収入アップが期待できます。

一方で、フリーランスになると、収入が安定しなかったりデザイン以外のスキルが求められたりするなど、企業勤めのWebデザイナーにはない注意点も存在するのは事実です。

「収入を安定させたい」、「収入を増やしたい」という人や、「Webデザインにフォーカスしたい」という人は、今回紹介した「ITプロパートナーズ」の活用をぜひ検討してみてください。専属の担当者が、しっかりと各Webデザイナーに合ったサポートを提供してくれます。

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この記事を書いた人
ITプロパートナーズ編集部
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「アトオシ」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。