こんにちは、ITプロマガジンです。
在宅で働きたいと思っている人にとって、フリーランスという働き方は有力な選択肢となります。しかし、「どんな仕事なら在宅フリーランスとして働ける?」「未経験から在宅フリーランスは難しい?」など、疑問を抱いている人も多いかと思います。
そこでこの記事では在宅フリーランスになりやすい仕事24選を紹介します。在宅案件の獲得方法や、未経験から在宅フリーランスを目指す方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
在宅フリーランスの働き方とは?
フリーランスとは、個人で仕事を請け負う働き方のことを指しますが、そもそもフリーランスだからといって、必ずしも全員が在宅で働いているわけではありません。
例えばフリーランスエンジニアに多い「常駐案件」は、クライアント企業のオフィスに赴いて仕事をします。しかし、案件や働き方によっては在宅で働くことも可能で、近年では完全在宅で働くフリーランスも増えています。
在宅フリーランスの働き方は、主に以下の2つです。
- 業務委託で仕事をする
- 個人で事業を起こす
まずは、それぞれの働き方や在宅フリーランスの現状について解説していきます。
業務委託で仕事をする
業務委託とは、企業が外部の業者や個人に業務を委託することで、在宅フリーランスとして働く多くの人は、「業務委託契約」を結び仕事をしています。業務委託契約には、主に請負契約と準委任契約の2種類があります。請負契約は、成果物の納品に対して報酬が支払われる契約に対して、準委任契約は、働く時間に応じて報酬が発生します。
前述の通り、フリーランスとして業務委託契約を結ぶ際は、常駐型フリーランスとしてクライアント先のオフィスに赴いて作業する案件もあります。また、案件によってはフルリモート案件の他、「基本リモート、一部出社」のように、在宅と出社が混在するような案件もありますので、完全在宅で働きたいフリーランスは、働き方の条件をしっかりと確認するようにしましょう。
なお、在宅フリーランスが業務委託契約を結んでも、企業と雇用契約を結ぶわけではありません。フリーランスは会社員のように、有給や福利厚生は使えない点を知っておきましょう。
個人で事業を起こす
業務委託としてフリーランス案件を受ける以外に、自身で事業を起こし、在宅フリーランスとして働く方法もあります。
ECサイトの運営、アフィリエイトサイト運営、転売などが在宅で働きやすい事業例です。また、業務委託で在宅案件を受けながら、自身で事業を営むフリーランスも増えています。
起業は、スキルが必要でハードルが高いものですが、ビジネスが成功すれば多くの利益を得られます。もちろん、いきなり在宅で起業をしても上手くいくとは限りません。最初は在宅フリーランスとして働きつつ開業予定の仕事について学んだり副業から始めたりして、慎重に事業を大きくしましょう。
在宅フリーランスは増加傾向にある
フリーランス協会「フリーランス白書2023」によれば、「コロナ以前(2020年2月以前)と比べてリモートワークでのフリーランス業務が増えた」と感じている人は、62.0%でした。
客先常駐型であったり、対面で打ち合わせを行ったりしていたフリーランスが、在宅に切り替わっているようなケースも珍しくありません。働き方改革や多様性を意識する風潮もあり、今後もさらに在宅フリーランスが増えていくと予想できます。
在宅フリーランスにおすすめの仕事24選
フリーランスが在宅として働ける仕事にはどのような種類があるのでしょうか。下記の表で分野ごとに主な職種をまとめました。
分野 | 職種 |
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業務委託系 | ・ITエンジニア ・デザイナー ・イラストレーター ・ライター・編集者 ・翻訳 ・マーケター ・コンサルタント ・動画編集 ・テレアポ・営業代行 ・事務・秘書 ・データ入力 ・講師・家庭教師 ・ディレクター・プロデューサー |
インターネットビジネス系 | ・ECサイト運営 ・アフィリエイトサイト運営 ・SNS運用 ・転売 ・ハンドメイド販売 ・YouTuber ・ライバー |
開業・店舗系 | ・カメラマン ・エステ・ネイルサロン ・マッサージ・治療院 ・各種スクール・塾 |
ここでは、在宅フリーランスとして働ける職種について、仕事内容を必要スキルや年収と共に紹介していきます。
業務委託系:在宅フリーランスの仕事と年収目安
まずは、業務委託系の仕事を紹介します。
それぞれ順番に見ていきましょう。なお、各職種の年収目安はフリーランスエージェントやクラウドソーシングに掲載されている案件などを参照にして記載しています。
ITエンジニア
ITエンジニア | |
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必要スキル | ・プログラミングスキル ・システム構築・運用スキル ・ドキュメント作成スキル ・システムへの専門知識 ・コミュニケーションスキル |
年収目安 | 300万〜1,000万円程度 |
ITエンジニアは、システム開発や運用・保守などを手がけるエンジニアです。パソコンとネットワーク環境があれば働く場所を選ばないため、在宅で働きやすい職種といえます。
フリーランスエンジニアとして在宅案件を獲得するには、専門的なスキルとコミュニケーションスキルが必要です。また、ITエンジニアの年収は、専門分野やスキルの幅により変わります。
フリーランスITエンジニアの在宅案件なら、ITプロパートナーズを利用するのがおすすめです。弊社では、週3程度〜働ける月単価60〜100万円の在宅案件を抱えており、フレキシブルな働き方で高収入を目指すことができます。専属のエージェントが希望に沿った案件を提案させていただくので、まずは登録してみてください。
イラストレーター
イラストレーター | |
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必要スキル | ・デザインスキル ・クリエイティブな思考力 ・Webデザインツールを扱うスキル ・コミュニケーションスキル |
年収目安 | 300〜700万円 |
イラストレーターは、手書きやデザインツールを活用して、本や雑誌、広告などでイラストを描く仕事です。それに対しデザイナーは、雑誌や新聞の広告、カタログなどの平面デザインで情報やメッセージを伝えることが一般的な仕事内容です。
フリーランスイラストレーターは、鉛筆やペン、絵具などのアナログ手法だけでなく、PhotoshopなどのWebツールを利用して仕事を行うこともあります。クリエイティブな思考をお持ちの方や絵を書くことが得意な方は向いている職種と言えるでしょう。
デザイナー
デザイナー | |
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必要スキル | ・デザインの知識 ・デザインツールのスキル ・コーディング・プログラミングスキル ・Webマーケティングの知識 |
年収目安 | 300万〜700万円程度 |
デザイナーは、Webサイトやバナー、グラフィックなど多くのものをデザインする仕事です。デザイナーもツールが入ったパソコンがあれば、どのような場所でも働けます。ただしAdobe Photoshopなどのソフトは比較的重いため、一般的なPCよりも高いスペックのものが必要です。環境さえ整っていれば在宅で完結するため、フリーランスとしても活躍しやすい職種といえます。
フリーランスデザイナーには、デザインやWebマーケティングの知識やスキルが必要です。デザインは抽象的な部分もあるので、クライアントの要望を知るためコミュニケーションスキルも磨きましょう。扱えるプログラミング言語を増やす、Web制作について勉強するなどスキルの幅を広げると高収入を得られます。
ライター・編集者
ライター・編集者 | |
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必要スキル | ・ライティングスキル ・編集スキル ・校正・校閲スキル ・コミュニケーションスキル ・ツールを使いこなすスキル |
年収目安 | 300万〜600万円程度 |
ライターは主に執筆を行い、編集者はクライアントとのやり取りやスケジュール調整、企画、校正・校閲など幅広い内容を手がけます。ライター・編集者も、エンジニアやデザイナーなどと同じようにPCおよびインターネット環境があれば、在宅フリーランスとして働けます。特にライターの場合は、文章を作成する仕事なので、PCのスペックも特に要求されません。
フリーランスライター・フリーランス編集者には、専門スキルに加え、コミュニケーションスキルが必要です。また、GoogleドキュメントやWordなどの基本ツールに加え、キーワード選定ツールや推敲ツールなども使いこなせると記事の質を高められます。
執筆分野の専門性も重要です。クライアントの求める記事を書き、年収アップを目指しましょう。
翻訳
翻訳 | |
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必要スキル | ・外国語の語学力 ・日本語の語学力 ・外国の文化や習慣への知識 ・専門分野の知識 |
年収目安 | 200万円~500万円程度 |
小説や雑誌などの出版物や、専門書、字幕やSNSの投稿など、翻訳者の請け負うジャンルはさまざまです。英語など外国語を日本語にすることもあれば、反対に外国語への翻訳も求められる場合があります。
翻訳も在宅フリーランスに向いている職種といえます。クリエイター職と同じく、翻訳を在宅でこなすためには、テキストエディタの入ったPC(インターネット環境)が必須です。ただしこちらも文章入力が基本になるため、PCに高いスペックは求められません。
日本語・外国語両方に精通していないと、スムーズな翻訳はできません。また専門分野やニッチな言語になるほど高単価になります。
マーケター
マーケター | |
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必要スキル | ・論理的思考力 ・分析スキル ・企画・提案スキル ・マネジメントスキル |
年収目安 | 300万〜800万円程度 |
マーケターは、商品やサービスを売るための仕組みを考えます。論理的にデータを分析し、クライアントと連携して企画を考えられれば、在宅フリーランスで働くことは十分に可能です。
フリーランスマーケターの年収は、専門分野や経歴によって左右されます。企画や提案を通すためのプレゼンテーション力や資料作成能力、他部門のスタッフをまとめるマネジメント能力を身につけていくと、年収が向上するでしょう。
コンサルタント
コンサルタント | |
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必要スキル | ・論理的思考力 ・コミュニケーションスキル ・業界・分野への専門知識 ・リサーチスキル ・分析スキル |
年収目安 | 500万〜1,200万円程度 |
コンサルタントは、企業の課題を解決し、ビジネスを推進させる仕事です。コンサルタントは実務をこなさずに済むため、在宅フリーランスとして働けます。コンサルタントには深い専門知識と多くの実務経験が必要です。また、その業界で働いた経験を武器にできれば、現実的な提案につながるでしょう。
フリーランスコンサルタントの年収は、担当する分野に左右されがちです。高収入な分野には、経営コンサルタントやM&Aコンサルタント、セキュリティコンサルタントなどが挙げられます。
動画編集
動画編集 | |
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必要スキル | ・ソフトを使いこなすスキル ・動画撮影の基礎知識 ・映像制作スキル ・マーケティングスキル |
年収目安 | 300万〜600万円程度 |
YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツの人気に伴い、動画編集の需要が高まっています。動画編集も、パソコンに動画編集ソフトが入っていれば在宅で取り組めます。作業効率を上げるなら、スペックが高いパソコンを用意しましょう。在宅案件も豊富なので、在宅フリーランスとして活躍しやすい職種です。
フリーランス動画編集者は、動画へのアクセス数などマーケティングに役立つ分析スキルもあると高収入につながります。トランジションや効果音のバリエーションを増やす、サムネイル作成も巻き取るなどすると、高単価の仕事を請け負えるようになるでしょう。
テレアポ・営業代行
テレアポ・営業代行 | |
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必要スキル | ・コミュニケーションスキル ・データ入力スキル ・営業トークスキル |
年収目安 | 200万〜500万円程度 |
テレアポと聞くと、出社して働くイメージが強いかもしれませんが、在宅で仕事をする案件も多く存在します。クライアントから渡された見込み客リストをもとに自宅から電話をかけ、様々な案内をしたり、商談の日程を設定したりします。年収面で見るとあまり高くはありませんが、特別なスキルを必要としない仕事のため、誰でも簡単に始めやすいという特徴があります。
また、テレアポのワンランク上の在宅ワークとして、フリーランス営業代行という仕事もあります。ただマニュアルに沿って見込み客にアプローチするテレアポ業務とは違い、営業代行の場合は、その場その場の状況に合わせた営業トークスキルが求められます。営業の成功率によって年収が大きく変わるため、営業トークに自信のある方は営業代行の方が向いているでしょう。
事務・秘書
事務・秘書 | |
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必要スキル | ・パソコンスキル ・コミュニケーションスキル ・スケジュール管理スキル ・経理・事務処理スキル ・ビジネスマナー・文書作成スキル |
年収目安 | 250万〜400万円程度 |
事務・秘書というと、雇い主の身近で働くものと思っている人もいるかもしれません。リモートワークが普及するにつれ、事務・秘書も在宅で働くようシフトしています。事務・秘書の在宅案件もあるため、在宅フリーランスとして働くことも十分に可能です。PCに高いスペックは求められませんが、ミーティングなどの回数も多くなるため、カメラ付きのノートPCもしくはWebカメラを別途用意するとよいでしょう。
オフィスで求められるスキルに加え、Web会議ツールやチャットツールの操作方法も取得しておくと、柔軟なコミュニケーションが可能です。また、秘書検定や簿記などの資格があれば採用率が高まり、高収入が見込めるでしょう。
データ入力
データ入力 | |
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必要スキル | ・データ入力スキル ・基本的なパソコン操作スキル |
年収目安 | 200万〜400万円程度 |
データ入力は、資料をもとに定められたフォーマットに従ってデータを入力していく仕事で、フリーランス初心者が取り組みやすい在宅ワークの代表格だと言えます。
データ入力の仕事には、主に以下のようなものがあります。
- 顧客情報の入力
- 商品情報の入力
- アンケート結果の入力
基本的には、タイピングやパソコンの基本知識があればこなせる仕事ですが、中には「アンケート結果を図表化する」「ExcelでVLOOKUP関数を使ったデータ抽出が必要」といったやや高度な仕事もあるため、自分のスキルに見合った案件を選ぶようにすべきでしょう。
講師・家庭教師
講師・家庭教師 | |
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必要スキル | ・指導スキル ・コミュニケーションスキル ・教えるジャンルに関する知識 ・メンタルマネジメントスキル |
年収目安 | 300万〜600万円程度 |
従来までの家庭教師は、「各家庭に出向いて生徒に学習指導を行う」という形が一般的でしたが、コロナ渦やオンライン環境の発展によって、今ではオンライン家庭教師の案件も増えています。仕事内容としては訪問型の家庭教師と同じですが、ZoomなどのWeb会議アプリを使って指導するため、ミスコミュニケーションが発生しないように細心の注意を払わなければなりません。
また、いろいろな生徒がいるため、「なかなか理解してくれない」「わがままを言われる」といったストレスがあるかもしれませんが、そういったストレスを上手くコントロールするメンタルマネジメントに関するスキルも重要となります。
なお、学業に関する家庭教師だけでなく、プログラミングやWebデザインなどのスキルを育てるオンライン講師案件も少なくありません。仕事の獲得に直結するスキルが身に付く講師案件の場合、案件単価が高くなりやすい傾向にあるので、スキルや指導力に自信のある方は、フリーランスの講師業に挑戦してみるとよいでしょう。
ディレクター・プロデューサー
ディレクター・プロデューサー | |
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必要スキル | ・企画・提案スキル ・マネジメントスキル ・財務・進捗管理スキル ・コミュニケーションスキル ・分野への専門知識 |
年収目安 | 300万〜800万円程度 |
ディレクター・プロデューサーは、Webディレクションや企画・戦略立案から、関係者のマネジメントまで携わります。プロジェクトのまとめ役のような仕事ですが、コミュニケーション能力が高ければ在宅フリーランスとして活躍することも可能です。
リモート環境では、明確で具体的な指示が求められます。相手の状況が見えにくいため、察するスキルも必要です。マーケティングや事業の分析スキルなどもあると、安心してプロジェクトを任せられるでしょう。なお、フリーランスWebディレクターからプロデューサーにキャリアアップすると年収が上がります。
インターネットビジネス系:在宅フリーランスの仕事
次に、インターネットビジネス系の仕事を紹介します。
それぞれどのような仕事か確認していきましょう。
ECサイト運営
商品を仕入れたり自分で作ったりして、ECサイトを運営するのも1つの方法です。ECサイト運営は、基本的に作業がインターネット上で完結するため、在宅を中心に活動できます。
さらに「ECサイトの運営」に関するスキルを持って、さまざまな案件を受けることも可能です。画像作成といった細かい作業から、ECサイト運営そのものを任されることもあります。自分でサイトを運営するだけでなく、在宅フリーランスとして活躍する選択肢も魅力的です。
アフィリエイトサイト運営
アフィリエイトとは、広告を自分のサイトに掲載して、訪問者が広告をクリックしたり広告経由で購入したりした場合に、成果報酬を得るというビジネスです。アフィリエイトサイト運営も、「取材のために写真を撮りに行く」などの一部のケースを除けば、基本的に自宅での作業になります。PCのスペックも、そこまで高いものは求められません。
報酬を得られる条件は企業によってさまざまであるほか、広告をクリックしてもらうための文章術やサイト設計も重要になります。
アフィリエイトサイト運営ができれば、ライターとしての仕事につながる可能性もあります。SEOと呼ばれる、検索エンジンのアルゴリズムを意識した書き方も身につくため、通常のライターよりも高い収入を期待できるでしょう。ライターは在宅ワークとの相性が良いため、在宅フリーランスとしての道も開かれます。
SNS運用
SNSでは、会員登録したユーザー同士でやりとりをしたり、情報発信をしたりできます。仕事用のSNSアカウントを保有していると、業務の相談が来る可能性があるでしょう。
SNS運用も、PCやスマートフォンなどのデバイスを使った作業になるため、在宅フリーランスとして活動することになります。動画などの容量が重いコンテンツを使う場合、アップロードなどの関係上、比較的速いインターネット回線を使うのが望ましいでしょう。
また、フリーランスSNS運用代行という仕事もあるため、SNSに慣れておけば別の仕事の依頼につながることもあります。TwitterやFacebook、LinkedInのほか、日本ではWantedlyも有名です。ビジネス向けのSNSとして、企業が求人を募集しています。
転売
転売とは、仕入れサイトなどで割安な価格で仕入れたものを、相場または少々割高な価格で販売する仕事です。仕入れ価格と販売価格の差が利益となり、多くの商品をさばいたり、低価格で仕入れられたりすると儲けが増えます。
転売は、実店舗で商品を仕入れるケースもあるため、全てが在宅で済ませられるわけではありません。ただし上記のように仕入れサイトを活用するなど、オンラインに特化した転売であれば、インターネット環境とPCだけで作業ができます。転売で稼ぐにはトレンドを把握し、相場感覚を養うのが重要です。
転売に関する案件はあまりないため、転売関連のスキルを持ったフリーランスとして活動するよりは、在宅開業一本で収入を得るイメージです。
ハンドメイド販売
ハンドメイド販売とは、自宅でアクセサリーやバッグ、小物などを制作してオンラインで販売する仕事です。販売する際は、フリマアプリやハンドメイド専用の販売アプリなどが役立ちます。なお、収入アップには、商品の質やデザインもさることながら、集客スキルや魅力的なコメント・写真を用意するスキルも重要です。
継続して利益を得るためには、コツコツと丁寧に作業し続ける必要があります。根気強さがある人もハンドメイド販売に向いているといえるでしょう。
ハンドメイド販売は、ECサイト運営と同じように、ほとんど全ての作業が在宅で済ませられます。フリマアプリの種類も豊富なので、活動のスタイルによっては、スマートフォンだけで完結します。フリマアプリの扱い方に詳しくなるため、アプリのアカウント管理などの案件を受ける方法もありますが、在宅開業系のフリーランスとして活動するのが基本です。
YouTuber
撮影の際は外出する必要があるものの、撮影機材や編集ソフトがあればYouTuberも在宅で作業できます。ただし動画編集は、コンテンツ内容によっては高いスペックのPCが必要になります。例えばフルHDの動画を作るのであれば、CPUはCore i5-12400、Ryzen5 5500などが目安です。メモリも、複数のソフトを走らせるのであれば16GBは必要になります。
YouTuberの主な収入源は、広告収入です。「チャンネルの登録者数が500人以上」などの条件を満たすと、動画再生数に応じて広告収入が支払われます。知名度が高まれば、イベント出演、グッズ販売、企業とのタイアップなどでさらに高収入を得られるかもしれません。当初はフリーランスとして活動し、後に法人化する人もいます。
ライバー
ライバーは、ライブ配信アプリを使い、不特定多数の人に向けてライブ配信を行う人のことを指します。収入についてはバラバラであり、長年続けていてもまったく稼げない人もいれば、短期間で年収数千万円という規模にまで到達する人もいます。タレント性やトークスキルなどによって成功率が大きく左右されるので、チャレンジする前に、自分に適性があるかどうかについてじっくり考えるべきでしょう。
また、コメントなどで誹謗中傷を受けやすいため、メンタル管理に自信がなければあまりおすすめできません。
開業・店舗系:在宅フリーランスの仕事
次に、開業・店舗系の仕事を紹介します。
それぞれどのような仕事か確認していきましょう。
カメラマン
カメラマンは、人物を撮影するだけではありません。最近ではオンラインショップを開設する企業が増えてきているため、宣伝用の洋服やコスメの写真を撮影する仕事も増えてきています。
基本的にカメラとパソコンがあれば開業できるため、気軽に始めやすい仕事です。撮影した写真をストックフォトなどのサイトに登録して購入してもらう方法もあるので、稼働していなくても収入を獲得したい人にもおすすめです。
エステ・ネイルサロン
エステやネイルサロンを自宅で行う方法もあります。一人で開業すれば、お店のコンセプトを決められたり、お客様一人一人に対して丁寧な接客ができます。ネイルサロンの場合は、ネイルチップを作ってオンラインで販売ができるのも魅力です。
マッサージ・治療院
マッサージや治療院も在宅開業できる仕事の1つです。自宅の一角を使用する方法のほか、事務所を借りて開業する方法もあります。
マッサージや治療院は、資格を取得して一度スキルが身につけば、長期的に働けるのも魅力です。
各種スクール・塾
自分の持っている知識を生かして、スクールや塾を開業する方法もあります。ZoomやYouTubeなどのツールを利用すれば、オンライン上で事業が完結できるため、気軽に始めやすいでしょう。
部屋を借りてスクールをオープンする方法だけでなく、ココナラなどのスキルを販売できるクラウドソーシングを使えば、オンラインで講義を開催することもできます。
未経験から在宅フリーランスになれる仕事はある?
未経験からであっても、在宅フリーランスになることは可能です。例えば、未経験から在宅フリーランスを目指せる職種としては以下が挙げられます。
- ITエンジニア
- デザイナー
- ライター・編集者
- 動画編集
- YouTuber
中でもライター・編集者や動画編集、YouTuberなどは、未経験から在宅フリーランスとして活躍しやすいです。
ITエンジニアやデザイナーなど専門性が必要な職種であっても、独学やスクールを活用し、スキルを身につけることで、未経験からでも在宅で仕事を獲得できます。
もちろん、最初のうちは単価が低くなりやすいですが、クラウドソーシングなどをうまく活用し、初心者向け案件から実績を積み重ねていくことで、在宅フリーランスへの道を切り開いていける可能性があります。
また、未経験の状態からいきなりフリーランスになるのではなく、会社員時代から副業フリーランスとして活動し、ある程度稼げるようになったタイミングで独立する人も多くいます。
未経験から在宅フリーランスになるのは簡単ではありませんが、少しずつスキルと実績を積み重ねていきましょう。未経験からフリーランスを目指したいと考えている人は、以下の記事も参考にしてください。
フリーランスが在宅案件を獲得する方法
続いて、在宅フリーランスが案件を獲得する方法を4つ紹介します。
- フリーランスエージェント
- 求人サイト
- クラウドソーシング
- 知人の紹介やSNSの活用
それぞれの特徴を以下で詳しく解説していきます。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントとは、発注者と受注者の間に入り、案件のマッチングをしてくれるサービスのことを指します。エージェントを使えば、ヒアリングの内容をもとにスタッフから最適な案件を紹介してもらったり、サービスの中にある案件を自分で探したりすることも可能です。
弊社「ITプロパートナーズ」もエージェントの1つです。専任エージェントがあなたにぴったりの案件をご紹介致します。
ITプロパートナーズは、クライアントと直接契約しているため、高単価な案件が多い点が特徴です。また、7割がフルリモート案件となっており、週2〜3の案件も扱っているので、在宅で仕事がしたい人や稼働時間が少なめの人にもおすすめできます。
もしエージェント選びに迷ったら、是非弊社のサービスをご利用ください。
求人サイト
一般の求人サイトでも在宅フリーランスの仕事はあります。最近ではリモート可能な求人も多く、検索機能で条件として絞り込むことも可能なサイトもあります。求人サイトから案件をフリーランス向けの在宅案件を獲得したいなら、「indeed」や「求人ボックス」がおすすめです。
求人の雇用形態はさまざまで、アルバイトや業務委託での採用の場合もあります。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事の発注者と受注者をつなぐマッチングサービスです。不特定多数に向けて求人が募集されており、依頼内容も多種多様です。
クラウドソーシングには、比較的短期間で終了するプロジェクトが多くあります。そのため、副業を気軽に始めたい人におすすめです。
「仕事の受注や報酬のやり取りが全てオンラインで解決する」のも、クラウドソーシングの大きな特徴です。インターネットの環境があれば、在宅フリーランスとして活動できます。
クラウドソーシングで受注する仕事によっては、機材や設備が追加で必要になることもあります。例えば4Kの動画編集になると、ハイスペックのPCが必須です。さらにクラウドソーシングの場合、極度に単価の低い案件や、悪質な案件が見られることがあるため、案件の獲得時には注意が必要だといえます。
知人の紹介やSNSの活用
本業に関係する副業を始める場合、知人からの紹介やSNSを活用などし、仕事を獲得できることもあるでしょう。
知人の紹介であれば、信頼性の高い仕事を獲得しやすいメリットがあります。
また、SNS経由でも仕事を獲得できる場合があります。X(Twitter)などの匿名SNSのほか、FacebookやLinkedIn、Wantedlyなど実名のSNSでも仕事をもらえることがあるでしょう。
在宅フリーランスになるには?具体的なステップ
在宅フリーランスになるには、何から取り組めばよいのでしょうか。ここでは、在宅フリーランスになるための具体的なステップについて解説します。
1.職種を選ぶ
まずは、在宅で働ける仕事を選びましょう。この記事で紹介している通り、在宅フリーランスにおすすめの仕事は数多くあります。
業務委託による案件の受注やインターネットを活用したビジネなどがあるため、自分に合うものを選びましょう。基本的には、会社員時代に得た経験やスキル、もしくは自分の得意なことを軸に職種を選ぶと、よりスムーズに仕事を始められます。
フリーランスの仕事は以下の記事で一覧紹介しているので、参考にしてください。
2.スキルを磨く
会社員時代に培った豊富な経験やスキルがあるなら、そのスキルを活かしてそのまま在宅フリーランスとして活動することも可能です。しかし、未経験の場合やスキル不足を感じている場合は独立前にしっかりと磨いておく必要があります。
スキルを磨く方法としては、書籍で独学できるスキルもありますが、スクールやオンライン学習サイトなどを活用するとより効率的です。以下はおすすめのスクールや独学サイトの例となります。
おすすめスクール | ・COACHTECH ・TECH CAMP ・デジハリオンライン |
おすすめ学習サイト | ・Udemy ・Progate ・ドットインストール |
3.十分な実務経験を積む
フリーランスは基本的に即戦力を求められます。従って、在宅フリーランスとして安定して案件を獲得していくには、十分な実務経験を積んでおくことをおすすめします。
もし、十分な実務経験を積めていない状態でフリーランスを検討しているのであれば、前述の通りスクールなどに通って、最低限スキルアップしてから独立するようにしましょう。
4.副業からスタートして独立する
在宅フリーランスとしての活動は、副業から始めるのがおすすめです。企業で実務経験を積んだとしても、いきなり独立するとうまくいかない可能性が高いです。まずは企業で働きつつ、副業として在宅フリーランスの仕事を小規模で始めましょう。
慣れてきて実績も増えれば、複数の案件を獲得できるようになります。在宅フリーランスの仕事のみで十分やっていける状態になったタイミングで独立しましょう。副業フリーランスの始め方は以下の記事で紹介しています。
在宅フリーランスとして稼ぐためのポイント
ここでは、在宅フリーランスとして稼ぐためのポイントを4つ紹介します。
- 専門的なスキルを身につける
- ツールをフル活用する
- 関係者からの信頼を獲得する
- 自分を売り込む習慣をつける
高収入を得るために必要となるそれぞれのポイントについて、以下で解説します。
専門的なスキルを身につける
報酬が同じなら、クライアントは、なるべく専門性の高い在宅フリーランスに依頼したいと考えるはずです。会社員時代にあらゆる経験を積んでおく、独立後にオンライン学習サイトや勉強会に参加するなどして、専門的なスキルを磨きましょう。
また、世の中の状況は刻々と変わっていくので絶えず勉強する姿勢も大切です。フリーランス向け交流会、コミュニティなどに参加すると、さまざまな知見や最新情報に触れられます。積極的に参加し、スキルアップに役立てましょう。
フリーランスに必要なスキルは以下の記事で解説しています。
ツールやアプリをフル活用する
在宅フリーランスとして効率的に稼ぐには、ツールやアプリなどの活用も重要です。さまざまなツールやアプリがあり、うまく取り入れると作業をスムーズに進めやすくなります。たとえば、ビジネス向けのチャットツールであるSlackやChatworkなどがよく利用されています。クライアントか連絡用のツールを指定される場合もあるため、すぐに対応できるよう準備しておくとよいです。
また、ファイルを共有する際はDropboxが便利です。メールを作成していちいち文章を添える必要がなく、素早くデータをやりとりできます。
関係者からの信頼を獲得する
関係者からの信頼を獲得するのも重要なポイントです。フリーランスは、会社のブランドや社会的信用といった後ろ盾が存在しないため、自分の力で信頼を積み上げていかなければなりません。
特に在宅フリーランスは、クライアントと顔を合わせないことが多いため、普段のコミュニケーションから十分に注意する必要があります。丁寧なコミュニケーションやクオリティの高い成果物など、徹底して関係者の信頼を獲得できれば、継続的に仕事が来るようになるでしょう。
関係者からの信頼を獲得すると、「仕事が途切れにくい」「より単価の高い案件を紹介してもらいやすくなる」といった理由で、結果的に稼ぎやすくなります。「クライアントとの信頼関係は在宅フリーランスの基本」であることを意識しておきましょう。
自分を売り込む習慣をつける
自分を売り込む習慣をつけるのも、稼ぐためには欠かせないポイントです。在宅フリーランスは、自分を売り込む習慣をつけておくと、「継続的な仕事」や「単価の高い仕事」を獲得しやすくなります。
もし高度なスキルを持っていたとしても、それがクライアントに知られていなければ、仕事につながりにくくなります。マーケティングの考え方と同じように、自身を適切にプロモーションしつつ、常に仕事の依頼が来るような仕組み作りをするのが重要です。
「直接営業をかける」「SNSのアカウントで積極的に活動する」など、自分を売り込むための方法はさまざまです。高い営業力を持っていると、仕事を手に入れやすくなるため、安定して稼げるようになります。
在宅フリーランスとして働くメリットとデメリット
フリーランスとして在宅で働くのはメリットもある一方、デメリットもあり、実際に仕事を始める際はよく理解しておくことが大切です。ここではフリーランスが在宅で仕事をするメリットとデメリットを紹介します。
在宅フリーランスとして働くメリット
在宅フリーランスとして働くメリットは、以下の通りです。
- 会社のような上下関係がない
- 基本的に通勤は不要
- 仕事の時間を自由に決められる
- 仕事に必要なものは経費に入れられる
それぞれについて解説します。
会社のような上下関係がない
在宅フリーランスは個人で仕事を進めることが多いため、会社のように上下関係に悩むことはありません。会社員は職場の人間関係に悩むケースも少なくないですが、在宅フリーランスならそのような悩みは基本的に生じないでしょう。
ただし、在宅フリーランスでも案件によってはチームで仕事を進めることもあります。他者と全く関わらないわけではないので、その点は理解しておきましょう。
基本的に通勤は不要
在宅フリーランスは自宅で働くため、通勤は必要ありません。通勤そのものだけでなく、通勤のための準備も必要ないため、時間を有効活用できます。また、新型コロナウイルスの流行後はリモート会議も一般的になっており、クライアントとの打ち合わせも外出せずに対応できるケースが多いです。
仕事の時間を自由に決められる
契約において働く時間の取り決めがない限り、在宅フリーランスは自由な時間に働けます。請負契約であれば、提出する成果物に対して報酬が支払われるため、いつ作業するかについて制限はありません。たとえば、早朝や夜中など、一般的には働いている人が少ない時間帯に作業してもよいです。休日の取得も自由なため、平日に休んで土日に作業するという人もいます。
ただし、稼働した時間に応じて報酬が決まる準委任契約の場合、一定時間はコアタイム内で働くことをもとめられることが多いので注意しましょう。
仕事に必要なものは経費に入れられる
在宅フリーランスの場合、仕事に必要なものを購入すれば経費として計上できます。たとえば、パソコンの購入代金や電気代のうち仕事に使った分などが該当します。経費を計上すると節税につながるため、きちんと対応することが大切です。経費の計上を正しく行うには、簿記や確定申告などのルールをよく理解しておく必要があります。
在宅フリーランスとして働くデメリット
以下の点が在宅フリーランスの主なデメリットです。
- 自分から動かなければ仕事・収入は発生しない
- オンとオフの切り替えがしにくい
- 良くも悪くも成果で評価される
- 有給休暇・特別休暇や各種手当がない
それぞれについて解説します。
自分から動かなければ仕事・収入は発生しない
基本的にフリーランスは収入が不安定になりやすい働き方です。会社員とは異なり、毎月固定の給与を受け取れるわけではありません。在宅フリーランスとして働くなら、自分から積極的に動いて仕事を獲得する必要があります。
収入が思うように伸びないリスクを理解しておき、独立前に心の準備をしておきましょう。また、具体的な対策として、営業方法の工夫や当面の生活費の貯蓄などにも取り組むべきです。
オンとオフの切り替えがしにくい
自宅で働くとなると、オンとオフの切り替えも難しくなります。仕事を終えてリラックスしたいと思っても、つい仕事について考えてしまう人もいます。また、在宅フリーランスは働く時間も基本的に自由なため、つい長く働き過ぎてしまう恐れもあるでしょう。
また、1人で自由に働ける反面、孤独になりやすい点にも注意が必要です。たとえば、オンラインサロンに加入したり、コワーキングスペースを活用したりし、適度に人と関わる機会も作るとよいでしょう。
良くも悪くも成果で評価される
在宅フリーランスは成果で評価されるため、仕事の過程でどんなに努力しても、成果が出なければ報酬にはつながりません。たとえば、たくさんの時間をかけて作業しても、成果物の質が低ければ評価は下がるでしょう。
在宅フリーランスは、成果で評価される分、働く時間や場所などの自由度が高い働き方です。しかし、思うように成果を出せない場合のデメリットもある点を理解しておきましょう。
有給休暇・特別休暇や各種手当がない
在宅フリーランスは、会社員のような有給休暇や特別休暇はなく、各種手当もありません。休みを自由に設定できますが、働かなければ収入は一切発生しない点に要注意です。どうしても急に休む必要が生じた場合も、自分の責任で仕事の調整をする必要があります。
会社員として働いていると有給休暇や手当などは当たり前に思えますが、フリーランスになるとそのような制度を利用できなくなるため、事前に対策を考えておくべきです。
フリーランスとして在宅ワークする上での注意点
フリーランスとして在宅ワークをする際には、会社員とは違った注意点があります。
- 確定申告を行う
- 環境の構築が必要
- 法律関係のトラブルに注意する
それぞれ詳しく解説します。
確定申告を行う
専業・副業にかかわらず、収入が発生した場合には確定申告が必要です。副業の場合には、副業分のみ自分で経費や報酬を計算し、確定申告をします。
会社員からフリーランスとして独立する場合には、確定申告だけでなく開業届の提出や人によっては青色申告の申請が必要です。また、社会保険の手続きや税金の納付などを全て自分で行う必要があります。節税対策も勉強しましょう。
在宅フリーランスなら、家賃や光熱費を家事按分して経費計上すると節税できます。また、長期間フリーランスを続けるなら、小規模企業共済への加入もおすすめです。
環境の構築が必要
在宅フリーランスとして働く際は、会社のような仕事環境を自分でつくる必要があります。パソコンやスマートフォン、タブレットなどを購入したり、デザインのソフトや動画編集ソフトなども自分で購入したりする必要があります。
また、リモートで打ち合わせが行われる場合には、カメラやマイクのほか、安定したインターネット環境も必要です。
法律関係のトラブルに注意する
法律関係のトラブルにも注意しましょう。在宅フリーランスは個人として活動するため、法律関係のトラブルに巻き込まれやすくなります。例えばECサイト運営をする場合、特定商取引法に基づき、各項目の表記をしなければなりません。他にも、電子契約法や医薬品医療機器等法などもECサイト運営で注意すべき法律です。
サイトやメディアに携わる場合は、著作権法や景品表示法などの法律もチェックしておきたいところです。
さらに在宅フリーランスでは、契約時にトラブルに発展することもあります。例えば業務委託契約では、「請負契約」と「準委任契約」があり、両者で全く働き方が異なるので注意が必要です。他にも、報酬の未払いといったトラブルがあります。
もしトラブルに巻き込まれてしまった場合は、厚生労働省・第二東京弁護士会が管理・運営している「フリーランス・トラブル110番」など、フリーランス向けの相談窓口に連絡をするとよいでしょう。
在宅フリーランスに関するよくある質問
ここでは、フリーランスの在宅ワークに関するよくある質問について解説します。
女性におすすめの在宅フリーランスの仕事は?
女性におすすめの在宅フリーランスの仕事は、以下の通りです。
- 事務・秘書
- ハンドメイド販売
- エステ・ネイルサロン
臨機応変で細やかな気配りができる人には、事務や秘書がおすすめです。在宅であれば男性と直接かかわる機会が少ないため、心理的に安心して働ける人もいるでしょう。
また、手先の器用な人、オリジナルのデザインに自信がある人は、ハンドメイド販売が向いています。子ども用アイテムなど、自分の経験を活かせるジャンルを選ぶと売れやすい商品を作りやすいでしょう。
女性フリーランスに人気の仕事や働き方について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
高収入を稼げる在宅フリーランスの仕事は?
高収入を稼げる在宅フリーランスの仕事は、以下の通りです。
- ITエンジニア
- コンサルタント
- マーケター
- ディレクター・プロデューサー
上記の職種は、弊社ITプロパートナーズの場合、月単価80〜100万円といった高収入を目指すことができます。
在宅フリーランスになるために必要なスキルは?
在宅ワークのフリーランスになるためには、受注する案件によって異なりますが、最低限下記のスキルは習得しておきましょう。
- WordやExcelの基本操作
- Googleスプレッドシートやドキュメントを扱うスキル
- 基本的なタイピングスキル
- zoomやmeetなどオンラインミーティングの基本操作
在宅ワークの場合は、オンラインでコミュニケーションを取ることが基本なので、オンラインミーティングに必要なツールは使えるようにしてください。
また、最近ではGoogleスプレッドシートやドキュメントを使って仕事をするケースが多いので、アカウントを事前に用意して、簡単な操作はできるようにしましょう。
フリーランスが在宅でできる副業は?
フリーランスが在宅でできる副業は下記です。
- Webライター
- 動画編集
- 事務職
- コールセンター
- 営業サポート
- データ入力
- Web制作
- プログラミング
フリーランスで在宅で働いている場合、本業で抱えている案件が片付くと、次の仕事まで時間が空いてしまった、というケースがあるかもしれません。その場合、Webライターやデータ入力、動画編集などの隙間時間でできる単発系の仕事がおすすめです。
フリーランスの平均年収は?
「フリーランス白書2023」によれば、現在の年収について最も多い層は「200万〜400万円未満」(回答率27.9%)でした。
年収 | 割合 |
---|---|
200万円未満 | 19.5% |
200〜400万円未満 | 27.9% |
400〜600万円未満 | 20.9% |
600〜800万円未満 | 11.3% |
800〜1,000万円未満 | 8.9% |
1,000万円以上 | 10.0% |
「フリーランスは稼げないのでは」と思う方も多いかもしれませんが、「1,000万円以上」と回答した人も10%います。在宅勤務を含めて、自分の裁量で仕事が決まりやすい分、フリーランスの年収には大きなばらつきがあるようです。
まとめ
今回は、在宅フリーランスについて、フリーランスになる前に知っておきたいことを中心に紹介しました。フリーランスになる際に一番心配なのは、おそらく「仕事があるのか」ということではないでしょうか。
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