こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。
多様な価値観や働き方が広がるなか、本業ありきでフリーランスとして副業で稼ぐ会社員が増えていますが、「本当に稼げるの?」「どう始めたらいいのか分からない」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、本業を持ちつつもフリーランスとして副業で稼ぐことは可能です。副業ができる環境があるのに会社員としてだけ働くことは、今の時代もったいないことだと言えるでしょう。ただし、注意点があるのも事実です。
そこで本記事では、会社員がフリーランスとして副業する時に知っておきたい情報全般をお届けします。フリーランスとしての働き方の基礎知識や仕事の見つけ方・稼ぎ方、そして注意点まで徹底的に解説していきます。ぜひ参考にしてください。
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Contents
副業フリーランスとは?
フリーランスとは「決まった勤め先を持たない働き方」を指しますが、その定義は人によって異なります。「フリーランス白書2020」では、以下のように定義されています。
「フリーランス白書2020」では、以下のように定義付けられています。
特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人
引用元:フリーランス白書2020
中でも副業系フリーランスは、「本業の傍らで、雇用されずに別の仕事をする」人のことを指します。具体的には、会社員・企業に勤めながら自分も事業を運営している経営者・アルバイトをしながら別の業務もしている主婦(主夫)・学生などです。
ランサーズの「フリーランス実態調査2021」によると、2020年まで減少傾向にあった副業・複業フリーランスが、2021年には104万人と急増しており、副業でフリーランスをする人は増加していることがわかりました。

急増したきっかけは、新型コロナウイルスの影響により「在宅ワークが増えたこと」と推測されています。通勤時間がなくなり、時間に余裕ができたことなどが原因といえるでしょう。
副業を解禁する企業が増えている
在宅ワークが増えたからといって、会社員が副業するのは簡単ではありません。会社の就業規則で副業が禁止されているケースがあるためです。しかし、2023年現在では副業を解禁する企業が増加傾向にあります。
パーソル総合研究所の副業に関する調査結果(企業編)によると、2021年では調査に協力した企業のうち副業を解禁している企業は55%、これは2018年の調査時より3.8%増という結果です。副業を解禁している理由では「従業員の収入補填のため」というのがもっとも多くなっています。
一方、副業ワーカーを受け入れる企業も増加傾向です。既に受け入れている企業は23.9%、受け入れを検討している企業は23.9%、半数程度の企業が「副業ワーカーの受け入れに前向き」という結果が出ています。理由としてもっとも多いのが「多様な人材確保が可能」という内容です。
売り手市場といわれている昨今では、自社にマッチした人材確保は簡単ではありません。副業ワーカーにとっても企業にとっても、副業はメリットがあるようです。
副業フリーランスの働き方パターン
それでは、副業フリーランスが具体的にどのように働くのか見ていきましょう。本業との兼ね合いもあり、人によって働き方に差がある点に注目したいところです。
スポット案件を請ける
スポット案件とは、単発のお仕事を指します。フリーランス向けの案件では、長期的に継続して仕事を受ける継続案件と、1回きりで仕事を受けるスポット案件があります。
スポット案件は、基本的に請け負った業務が1回で完了するため、スケジューリングしやすく、本業への影響も出にくいメリットがあります。ただし、単発で完結する単純な業務が多く、よほどのスキルがなければ大きな金額を稼ぐことができません。
週1〜2日・土日のみなどスキマ時間を活用
継続案件でも、「平日夜の週1~2日のみ」「土日のみ」など本業の就業時間以外のスキマ時間を使って仕事を引き受けられます。
業務に当たれる時間は限られていますが、スポット案件よりも幅広い案件に長期的に携われます。作業時間を決めておけば、本業への影響もほぼないでしょう。契約期間中は安定して働けるため、収入を安定させやすいメリットがあります。
まとまった時間を確保し深くコミットする
「平日の夜に2日+土日」というように週4日程度、副業にしっかり時間を割いて働くことも可能です。業務に当たる時間が長いため、本業で残業がなく完全週休2日の働き方をしている人や、主婦・主夫でなければ難しい働き方といえます。
本業以外の時間はほとんど副業の仕事をしていることになるため、本業に影響が出ないよう注意が必要です。一方で副業に充てられる時間が長くクライアントにコミットできることから、安定してまとまったお金を稼ぎやすい働き方といえます。
在宅案件なら通勤が不要なため、限られた時間を有効活用できます。副業に充てる時間を少しでも長く確保したい場合は、在宅案件を選びましょう。
フリーランスとして副業に取り組むメリット

続いては、会社員が副業でフリーランスとして働く魅力について見ていきましょう。
- 収入が増える
- スキル・知識が増える
- 時間を有効活用できる
- 節税効果がある
- 独立・起業の基盤作りになる
- 働き方次第では本業に良い影響を与えられる
メリットは6つと多いので、順を追って詳細を解説します。
収入が増える
本業の給料とは別に副業の報酬を受け取れるため、必然的に収入はアップします。副業を始めたい人の多くは、収入アップが目的ではないでしょうか。
副業で受け取れる金額は業務内容や業務量によって異なります。しかし、月に5万円でも収入が上がれば生活費の足しになるだけでなく、将来のための貯金・自分磨き・投資など広くあてられます。
スキル・知識が増える
本業とまったく違った業務を選択すれば、新しいスキル・知識を習得できます。興味がある職業があっても転職する勇気がないという人も、お試し感覚で新しい仕事に挑戦することができます。
また本業と同様の仕事でも、働く場所や案件が変われば必要なスキルや知識が異なることがあります。幅広い経験を積むことで本業のスキルアップにもつながるでしょう。
時間を有効活用できる
副業を始めることで、時間を有効活用できるメリットもあります。
仕事から帰った後や週末に特別やることがなく、飲みに行ったり動画を観たりして、ダラダラ過ごしてしまうことはよくあるもの。しかし、副業でプライベートな時間がある程度制限されれば、メリハリのある生活を送れるようになるでしょう。
節税効果がある
雇用されずに働く場合、業務をするためにかかった費用は税申告をする際に必要経費として計上可能です。経費申告ができると、課税される所得を減らせるので、節税効果が期待できます。
たとえば、副業に使用するパソコンや書籍などで30万円かかった場合、その年の副業の収入から同額分を差し引けるのです。
独立・起業の基盤作りになる
個人事業主になったり、自分で企業を経営したりするためには、業務に必要なスキルや知識だけでなく、対人スキルやセールススキルなど幅広い能力が求められます。企業に勤めているだけでは学べる範囲が限られますが、副業をすることで独立・起業に必要な新たなスキル・経験を得られます。
副業で得た人脈が、独立・起業後に活用された例も多々あるため、将来的に自分で事業を運営したいという人にはよい基盤作りとなるでしょう。
働き方次第では本業に良い影響を与えられる
副業案件の内容によっては、副業で得たスキルや知識が本業に役立つことがあります。例えばプログラマの場合、「副業案件で扱った開発ツールを、本業の勤め先でも導入することになった」といったケースがあるでしょう。
そのほか、「副業でWebデザインに取り組んだら、本業で関わるWebデザイナーと意思疎通がしやすくなった」などのケースも考えられます。このように、副業によって知見が広がると本業にも良い影響があり、本業と副業の相乗効果が期待できます。
会社員がフリーランスとして副業をする際の注意点
メリットの一方、会社員がフリーランスとして副業をする際には、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
特に以下の要素は会社員として副業を続ける際に注意しておきたい部分になります。
- なかには副業でパンクする人も
- 会社によっては副業がバレたら首になる企業も
- 稼働や成果物の責任は個人が負う
- 機密情報は慎重に扱う
- 怪しい詐欺情報・サイトには注意
- 確定申告を忘れずに
実際にフリーランスとして活動する前にチェックしましょう。
なかには副業でパンクする人も
会社員としてフリーランスの副業を始めると、慣れない業務に追われてパンクしてしまう人も多いです。
副業が忙しくなったせいで十分な休養が取れず、結果的に本業の仕事に支障が出てしまうというケースは決して珍しくありません。
そのためフリーランスの副業に慣れないうちは、ある程度仕事の量をセーブしてパンクしないように気を配るのがポイントです。
精神的に疲れて心が折れてしまうと、副業がダメになるだけでなく、本業も辞めたり休職したりといったことが必要になる可能性があるでしょう。
本末転倒となるため、副業で生活がパンクしないように、少しずつ仕事を増やすような形を意識しましょう。
会社によっては副業がバレたら首になる企業も
会社のルールによっては、副業が解雇の理由になる可能性もあります。
副業禁止の企業で仕事をしつつ副業をしていたけれど、バレて問題になったという事例は多いです。最悪の場合には首になる可能性も捨てきれないので、会社に隠れて副業を行うことはおすすめされません。
副業禁止の会社の場合には、上司などに直談判をして解禁できないか相談してみることも考えられます。
近年は副業推進の流れがあり、特に2020年はコロナウィルスの影響でリモートワークを含めた会社員の副業が全体的に推奨され始めています。そういった時代の流れがあるために、企業側も社員の副業をしたい意思を無下にはできないでしょう。
会社の副業禁止のルールを変えるような運動を、この機会に始めてみることも検討してみてはいかがでしょうか。
稼働や成果物の責任は個人が負う
フリーランスとして働く場合に注意しておきたいのが、受けた仕事に関する責任は全て自分にあることです。会社勤めでは進捗の遅れやミスの責任を個人が負うことはそう多くありません。
しかし、個人で仕事を受ける場合は、責任の所在は自分にあります。たとえ割に合わない作業量であっても、成果物を完成させ業務が完了するまでは仕事をやりきる必要があります。クライアントから理不尽な要求をされた場合、交渉できるのは自分だけ、という点にも留意しておきましょう。
機密情報は慎重に扱う
本業や副業で知り得た機密情報は、当然ながら慎重に取り扱わなくてはなりません。特に本業と関連する副業案件に取り組む場合、技術情報や顧客情報などを流出させてしまうと、損害賠償請求や懲戒処分にまで事態が発展する恐れがあります。
情報流出や利益相反が起こらないように、同業他社との副業を禁止している企業もあり、トラブルを避けるために情報の取り扱いには十分注意しましょう。
怪しい詐欺情報・サイトには要注意
副業に興味を持つ人が増え、インターネット上には副業に関するたくさんの情報が溢れかえっています。しかし、すべてが信頼できる情報であるとは限りません。なかには怪しい詐欺情報やサイトもあるため、安易に情報を信用しないことが大切です。
特に「誰でもできる」「簡単作業」などと謳いながら高額な報酬が得られると宣伝しているものは、詐欺である可能性が高いです。クラウドソーシングサイトのスカウトやSNSのメッセージにも怪しい情報が届くことがあるので、簡単に返信しないようにしましょう。
副業についての情報を収集するときは、複数の情報源を確認して多角的に情報を集めることが大切です。
確定申告を忘れずに
会社員としてフリーランスの副業をする際には、確定申告は絶対に忘れないようにしましょう。
基本的に会社員は、会社が税金の問題などを取り扱ってくれますが、フリーランスの場合は全て個人で解決しなければなりません。
フリーランスとして副業の収入があるのに、確定申告をせずにいると、脱税として指摘される可能性があります。
そうなれば脱税行為をした社員に対して、会社側も厳しい措置を取ることも考えられます。
会社を首になったり、副業を禁止されたりといったリスクも考えられるので、確定申告の準備は必ずしておきましょう。
副業フリーランスはどれくらい稼げる?収入の実態

実際に会社員がフリーランスとして副業した場合はどれくらい稼げるのでしょうか?ここでは週1〜2日程度、フリーランスとして副業した場合の収入実態を紹介します。
週1〜2日のフリーランスの副業平均月収は20万〜30万円程度
実務経験のある領域で、週1〜2日で働いた場合のフリーランスの副業平均月収は、20万〜30万円程度に収まります。
特に需要の高いIT系の資格・能力・経験を持っている人は、安定して副業の案件を請け負いやすいので、平均月収だけでも会社員の給与レベルを実現可能です。現在はフリーランスに案件を紹介しているエージェントサービスが多数あるため、それらを上手に利用することで週1日〜2日だけでも平均月収を高めることができるでしょう。
エージェントを利用しない場合、自分で副業の案件を探し単価交渉などを行わなければならないため、仕事に集中してリソースを割けなくなります。そのためエージェントを活用することが、会社員のフリーランス副業で平均月収を高めるポイントになるでしょう。
また当然ですが、実務経験が無い領域で副業した場合は収入は下がる可能性が高いです。収入ではなく、スキルアップなどを目的にしている場合はチャレンジしてみるといいでしょう。
週2日の副業で月に70万円以上稼ぐ人も
会社員として副業を行っている人のなかには、週2日の業務でも月に70万円以上稼ぐ優秀な方もいます。
IT技術やコンサル関係の知識やその他特殊な資格を必要とする業務に携われる人は、副業だけで十分な収入を確保することも可能でしょう。また会社員として働いている人は、これまで培ってきた経験や知識・技術があるため、それを上手に活用していくことで高い副業収入を得ることができます。
現代はリモートワークの普及によって会社員向けの副業案件も増えてきているため、需要のあるスキルや経験を持っていれば、月収70万円以上も決して夢ではないのです。
土日の2日間×4週間だけで70万円以上を稼げる可能性がある現代の副業事情は、特に会社員にとって魅力的なものとなるのではないでしょうか。
副業フリーランスにおすすめの職種

副業は魅力が多い働き方ですが、全ての職業が副業に向いているわけではありません。ここでは、副業に向いているおすすめの職業を7つ紹介します。
- ITエンジニア・プログラマー
- デザイナー
- ライター・編集者
- 動画クリエイター
- 講師
- 翻訳
- 職人系
少し勉強をすれば最低限必要なスキルを得られる職業もあるため、ぜひ確認してみてください。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアやプログラマーは自宅でも作業でき、かつニーズも高いことから、副業フリーランスにはぴったりの仕事です。
ITエンジニアはさまざまな種類があり、Webサイト・Webサービス・アプリケーションの開発やバグの調査・修正などを行います。プログラマーはITエンジニアの1つで、システムエンジニアが設計したシステムをプログラミ言語で記述・修正する職業です。いずれもプログラミング言語を使用します。比較的独学がしやすいので、本業がITエンジニア・プログラマーではないという人でも、数ヶ月勉強すれば簡単な案件を受けられるようになるでしょう。
デザイナー
デザイナーも、自宅で作業ができるため、副業フリーランス向きの仕事といえます。
現在、特にニーズが高いのは、Web系のデザイナーです。Webサイトのデザイン・レイアウトのほか、ユーザーの使いやすさを追及するUI/UXデザイン、異なるデバイスでの利用を想定したレスポンシブWebデザインなど、Webサイトやアプリケーションの開発に欠かせない存在です。こちらもデザインやマーケティングなど専門スキル・知識が必要となるため、これから目指す人はまずは技術の習得を目指す必要があります。
ライター・編集者
Web系のライター・編集者は、特別なスキル・知識がなくても始めやすい副業です。
Webライター・編集者は、WebサイトやWebサービスに欠かせないコンテンツ、特に文章を作ります。「記事を作成する」というと難しく聞こえますが、求められる文章力や表現方法は案件によって異なり、初心者でライターとしてすぐに携われる仕事も存在します。本職に関わる記事作成であれば、本職のスキル・知識・経験を生かすこともでき、単価アップもしやすいのでおすすめです。
動画クリエイター
動画投稿サイトの人気が高まるなか、事業者の多くが動画作成に力を入れています。そこで活躍するのが動画クリエイターです。
動画クリエイターとは、映像制作に関わる職業で、カメラマンや動画編集者、CGデザイナーなどを指します。映画やテレビ制作の仕事をいきなりフリーで受けることは困難ですが、動画投稿サイトに投稿する動画の編集や動画広告の作成であれば、フリーランスでも受けられる仕事が見つかるでしょう。未経験の場合は、動画制作・編集のスキル・知識の習得から始めてください。
講師
ハードルが高いと思われがちな講師業も、フリーランスの副業であれば気軽に始められます。
「講師」と聞くと、学校で学術的な知識を提供する先生を想像する人も多いでしょう。しかし、ビジネスにおいては自分の持つスキル・知識・経験を共有してくれる人材は、全員が講師となり得ます。たとえば、英語・プログラミング・動画編集・ライティング・美容など、何でも構いません。本業で培ったスキルや経験が多くあれば、講師業で生かせるでしょう。
翻訳
翻訳は豊富な経験や高いスキルが必要と思われがちですが、未経験でも需要のある副業です。初期費用をほとんどかけずに始められます。
翻訳は、日本語を外国語へ、外国語を日本語へ変換する仕事です。仕事内容は、ITや経済・金融・医療分野などの文書を翻訳する「実務翻訳」、海外の書籍や雑誌を翻訳する「出版翻訳」、そして映像作品を翻訳する「映像翻訳」などがあります。もちろん翻訳スキルは必須です。ただ、未経験からでも始められるので「未経験OKの案件」などで経験や実績を重ねれば、徐々に高単価案件を受けられるようになります。
職人系
職人系は美容師や作曲家、デザイナーなど職人スキルを活かして案件をこなす副業です。
例えば美容室なら出張サービス、デザイナーならオリジナルデザインの提供、作曲家なら個人向けに曲作りを請け負うなどの副業ができます。本業を抱えていても空いた時間で上手に副業すれば、効率的に収入を得られるでしょう。
初心者や未経験でも始めやすい副業フリーランスの職種は?
「個人として仕事を受注する」と聞くと、高いスキルやしっかりとした経験が必要な印象を受けるかもしれませんが、職種によっては初心者や未経験者でも始めやすいものもあります。例えば、先ほど紹介した職種のなかでは、ライターやデザイナーがおすすめです。
ライターは、初心者・未経験可の案件が比較的見つけやすい職種です。デザイナー案件の難易度はさまざまですが、初心者でも学習しやすいHTML・CSSを身につければコーディング案件の獲得が目指せます。
副業フリーランスの始め方
副業フリーランスを始めるには、以下の流れで進めましょう。
- 1.副業の目的を明確化する
- 2.副業に必要な準備を行う
- 3.副業の仕事内容を決める
- 4.案件を獲得する
それぞれのステップで具体的にどのような対応が必要なのか、以下で詳しくみていきましょう。
1.副業の目的を明確化する
はじめに、副業を始める目的を明確にしましょう。例えば「月5〜10万円の副収入を得たい」という人は、案件の獲得しやすさや単価相場を考慮して仕事内容を選ぶ必要があります。一方、「スキル磨きのために副業を始めたい」という場合は、報酬よりも仕事内容を重視して案件を選ぶことが大切です。
このように、目的によって選ぶべき仕事内容や案件が変わってきます。目的を明確化しないまま副業の職種や案件を選んでしまうと、本来の目的を達成できない可能性があるため、はじめに「なぜ副業をしたいのか」を改めて考えてみてください。
2.副業に必要な準備を行う
副業を始める場合、以下のような準備や手続きが必要です。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
- 帳簿作成のソフトや知識
- 会社への申告
これらは「すぐに対応が必要」というものばかりではありませんが、継続して副業に取り組む予定なら手続きをスムーズに進められるように事前に準備しておきましょう。それぞれの準備や手続きについて、以下で紹介します。
開業届
事業を新設した際に提出が必要になる書類です。所得の種類や事業の概要の説明、屋号などが必要になります。
青色申告承認申請書
確定申告では「白色申告」と「青色申告」が選べますが、青色申告の方が最大65万円の節税が行えるので、副業で稼ぐつもりなら早めに青色申告への申請を行うことがおすすめです。
帳簿作成のソフトや知識
事業内容の帳簿付けは必須の業務になるので、「freee」や「マネーフォワード」といった専用ソフトの準備、および帳簿を書くための簡単な知識を持っておきましょう。
請求書や領収書などの保存
フリーランスとして副業をした際に、相手の企業に送った請求書、事業の経費として使った領収書などは保存しておきましょう。
会社への申告
会社の規定によっては、フリーランスとして副業をする際には事前に申告が必要な場合があります。会社内のルールを確認して、副業をする際に届出等をすべきなのかをチェックしましょう。
3.副業の仕事内容を決める
副業を始める目的や持っているスキルなどに応じて、副業の仕事内容を決めます。「本業のスキルを活かせる分野を選ぶ」という人もいれば、「本業とは違う業種にチャレンジしてみたい」という人もいるでしょう。
仕事内容によって報酬相場も変わってくるため、月に稼ぎたい金額を考慮することも大切です。後ほど副業フリーランスにおすすめの職種も紹介するので、そちらも参考に副業の仕事内容を検討してみてください。
4.案件を獲得する
副業の仕事内容を決めたら、実際に案件の獲得を目指しましょう。案件を獲得する方法はいくつかあるので、職種や案件の内容に適した方法を選ぶことが大切です。例えば、クラウドソーシングサイトは案件数が豊富で難易度が低めの案件もあるので、初心者や未経験の分野にチャレンジしたい人におすすめです。一方、専門エージェントはある程度のスキルや経験のある、即戦力となれる人が対象となっています。
本記事の後半では副業フリーランスの案件の探し方も詳しく紹介しているので、そちらもチェックしてみてください。
副業フリーランスの案件の探し方

それではフリーランスの副業案件はどこで探せばよいのでしょうか?具体的には以下のような探し方があります。
- クラウドソーシング
- 求人サイト・求人検索サイト
- 専門エージェント
- 知人・友人からの紹介
それぞれの案件獲得方法について詳しく解説します。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を発注したいクライアントと、仕事を受けたいフリーランスのマッチングサービスです。クラウドソーシングのサービス上で、クライアントは不特定多数の人に業務委託、フリーランスは案件に応募できます。
大型のクラウドソーシングサービスでは、かなりの案件数が揃っている一方で、比較的安価な案件が多い特徴もあります。未経験や経験浅でも受けられる案件もあるため、新しい分野で副業したい人やスポット案件を受けたい人に特におすすめです。
求人サイト・求人検索サイト
一般的な求人サイト・求人検索サイトでも、フリーランス向けの案件が掲載されています。求人サイト・求人検索サイトを利用する場合は、「業務委託」で案件を絞り込むのがポイントです。
求人サイト・求人検索サイトの場合、業務委託案件でも通常の求人と同様に応募後に本人確認やWeb面接が行われることが多く、継続案件が多い傾向があります。ただし、業務内容や報酬が明記されていない案件も多く、契約前に条件をよく確認することが重要です。
専門エージェント
フリーランス専門のエージェントは、独立系・副業系に関係なくフリーランスに案件を紹介してくれる仲介業者です。エージェント側がクライアントのニーズや求める人材、フリーランスのニーズやスキル・経験を把握したうえで、企業とフリーランスをマッチングさせてくれます。
フリーランス側には一定のスキル・経験が求められるものの、エージェントが案件を紹介してくれるため自分で仕事探しをする必要がありません。また、信頼性の高い専門エージェントを選べばエージェントの信用に応じて高単価な案件も集まるため、経験者なら好条件の案件を獲得できるでしょう。
弊社「ITプロパートナーズ」では、週2〜3日稼働やリモート可能など、副業でも取り組みやすい案件を多く取り扱っています。IT関連の職種で副業を始めようと考えている方は、ぜひ活用してください。
知人・友人からの紹介
フリーランスの副業案件は、知人や友人から紹介してもらう方法もあります。紹介がきっかけで副業を始めたという人も少なくありません。また知人や友人などの人脈を活かして、フリーランス案件を受けている人も多いようです。
フリーランス協会「フリーランス白書2020」では、仕事を見つける方法でもっとも多いのが「人脈」という結果も出ています。
例えばベンチャー企業などでは人手不足のため、副業ワーカーを知人の伝手を頼って探しているケースも珍しくありません。知人の紹介を活かしコツコツと信用を得れば、収入を上げられる可能性もあります。
副業フリーランスをしたい人におすすめのサイト
副業フリーランスをしたい人におすすめのサイトはこちらです。
- ITプロパートナーズ
- シューマツワーカー
- クラウドワークス
それぞれ詳しく紹介します。
ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、エージェント型のフリーランス求人サイトです。週2〜の案件を取り扱っているので、本業と合わせて少ない稼働時間で副業を始めてみたい方に向いています。また、サイトに登録するとエージェントが希望に沿った案件を紹介してくれるため、クライアントに自分で営業して案件獲得する手間がかからないのも魅力です。
ただし、取り扱っている案件は経験者向けのものが多いため、初心者には向いていません。初心者の方は、クラウドワークスなど初心者向けのサービスを利用するか、経験を積んでから応募しましょう。
シューマツワーカー

シューマツワーカーは、案件の99%がリモートワークのため、自宅で仕事をしたい方に向いています。また、税金について質問できる「税理士サポート」やスキルアップや副業の情報交換ができる「コミュニティー」、確定申告セミナーなどの「勉強会」など副業でフリーランスになりたい人に向けた嬉しいサービスです。
コンシェルジュが着くので、クライアントとの交渉や仕事のマッチングについても相談にのってもらえます。ただし、こちらのサービスもITプロパートナーズ同様、スキルがないと案件が獲得できない場合がありますので事前に注意しておきましょう。
クラウドワークス

クラウドワークスは、短期間や長期間などさまざまな種類の案件を取り扱っています。ITプロパートナーズやシューマツワーカーとは違い、専属のエージェントがつかないので、自分のペースで案件を探せたり、仕事を受注してからスタートするまでのスピードが早いのが魅力です。
ただし、エージェントがつかない分、自分で積極的に行動しないと案件が獲得できないことがあります。クライアントから仕事を任せてもらえるように「プロフィールに経歴や稼働でできる時間帯を記入する」「即レスで返信を返す」といった工夫も必要でしょう。
副業フリーランスが高収入を得るためのポイント
案件の獲得方法やおすすめの専門エージェントが分かったところで、高収入を得るためのテクニックを紹介します。
自分の強みが生かせる案件を選ぶ
自分の強みを発揮できる案件に取り組むことが大切です。どの媒体で仕事を得るにしろ、自分の強みを生かせる案件ほど収入につながりやすいものはありません。
不得意な仕事を無理に受けて悪い評価を受ければ、再度依頼を受けることも単価が上がることもないでしょう。作業に当たれる時間が限られている副業だからこそ自分の強みを生かして成果が出せそうな案件を厳選し、信頼の獲得や将来的な単価アップを目指してください。
実績・スキルをしっかりアピールする
十分に経験のある業務を受ける場合は自分の実績・スキルをしっかりアピールして、好条件の案件獲得を狙いましょう。特に本業と同様の仕事を受ける時は、本業でのポジションや責任についてアピールすることで、自分の市場価値を上げられます。
また、本業に関係ない仕事を副業にする場合でも、本業についてはアピールしておくのがおすすめです。たとえば、ライターならライティング経験が浅くても、特定分野に精通している人であれば高単価案件を獲得しやすくなります。
自分の実績・スキルはどこで案件獲得につながるのか分からないので、積極的に売り込んでいきましょう。
条件を確認し交渉する
ある程度フリーランスとしてオファーが来るようになったら、受ける案件を選りすぐって、必要に応じて条件を交渉してみましょう。
この時役に立つのが、前項で紹介した実績・スキルです。希少な実績・スキルを持った人材であれば、発注側も「ぜひこの人を獲得したい!」と考えます。場合によっては、単価を上げて契約できるでしょう。より好条件で仕事を受ければ、その他の案件の交渉でも自分の価値をアピールしやすく、さらなる単価アップも期待できます。
副業から本格的にフリーランスを検討する際のポイント

副業から本格的にフリーランスを目指すなら、以下のポイントを意識して検討しましょう。
- 実績と人脈をつくっておく
- フリーランスのインフラサービスを活用する
- 本業以上の収入を稼いでから独立する
- 複業・兼業の選択肢もあり
それぞれのポイントについて解説します。
実績と人脈をつくっておく
フリーランスとして独立する前に、副業を通じて実績と人脈をつくっておきましょう。
いくらスキルや知識があっても、実績のないフリーランスでは良い案件を受けることはできないので、独立しても仕事も収入も安定しません。副業のうちに、小さな案件を繰り返し信用や実績を重ねてから独立することが重要です。実績を重ねておけば人脈もできるので、安定して仕事を受けられる環境ができます
フリーランスのインフラサービスを活用する
フリーランス向けのインフラサービスを活用するのもポイントです。
フリーランスのインフラサービスとして有名なのは「フリーランス協会」です。利用することで以下のメリットがあります。
- フリーランスDBにプロフィールを掲載できる
- 保険の加入や福利厚生
- 会計サポートサービス
フリーランスDBにプロフィールが掲載されれば、信用のあるフリーランスと認識されるため仕事を依頼されやすくなります。独立後に不安な確定申告や保険なども、しっかりサポートしてくれるのも魅力です。
本業以上の収入を稼いでから独立する
フリーランスを目指すなら、副業で本業の収入を上回るくらい稼いでから独立しましょう。
フリーランスには多くメリットがありますが、仕事や収入が安定しないというデメリットもあります。そのため、副業で本業以上の収入を得る前に独立するのはリスクでしかありません。自分が月にどのくらい稼げば本業を辞められるのか、具体的な金額を設定し上回ってから独立を検討しましょう
複業・兼業の選択肢もあり
フリーランス1本に絞るのではなく、複業(パラレルワーク)や兼業として継続して本業を持ちながら活動する選択もできます。
1つの仕事に依存しないため、収入源を複数構築できるのが特徴です。多くの仕事に関わるため人脈が広がり、新しい分野の仕事に携われる可能性も高められます。
まとめ:会社員もフリーランスとして副業をする時代になっている!
今回は、副業を考えている会社員が知っておきたいフリーランスに関する情報を幅広く解説しました。政府が副業・兼業を推進していることもあり、徐々に多様な働き方が認められるようになっています。
副業フリーランスとして活躍するためには、自分の強みを生かした案件獲得が重要です。ある程度経験を積んだ分野で副業を始める場合は、まずはITプロパートナーズに登録して、自分のスキル・経験・実績に合う好条件の案件を受けるところから始めてみましょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!