フリーランスエンジニアの単価相場は?100万円目指す方法も紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスエンジニアは正社員エンジニアよりも収入が増える傾向にあり、単価100万円を1つの目標として考えている方も少なくありません。一方で、単価を上げるために必要な要素や、具体的なキャリアパスを描けていない方が多いのも事実です。

フリーランスエンジニアとして単価を上げていくには、まず単価の相場や決め方などを知り、キャリアパスについても具体的なイメージを持つことが大切です。

そこで本記事では、フリーランスエンジニアの単価相場を経験年数や言語別で紹介します。単価を上げるために必要な交渉術や100万円を目指すためのキャリアパスについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、まずフリーランスエンジニアの仕事内容や実態など基本情報を知りたい方は、以下の記事を併せて参考にしてください。

▶︎ フリーランスエンジニアとは?仕事内容や今から目指す人が知るべき実情

フリーランスエンジニアの
ドンピシャ案件の探し方

「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」

エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Contents

フリーランスエンジニアの単価相場

早速フリーランスエンジニアの単価相場を紹介します。エンジニアの単価は、下記のように扱うプログラミング言語や経験年数、職種によっても異なります。

  • フリーランスエンジニアの言語別相場単価
  • フリーランスエンジニアの経験年数別相場単価
  • フリーランスエンジニアの職種別相場単価

上記の通り、言語と経験、職種別に単価相場を紹介していきます。

※相場単価はあくまで弊社ITプロパートナーズの案件をもとに算出しております。

フリーランスエンジニア言語別の単価相場

以下に、フリーランスエンジニアの言語別の単価相場を示しました。

言語単価相場
Java65万円/月
PHP70万円/月
Ruby75万円/月
Python80万円/月
JavaScript65万円/月
Scala70万円/月
Swift75万円/月
Go80万円/月
C#65万円/月
C++65万円/月

ニーズが高い言語を使う案件は、高単価な傾向です。弊社ITプロパートナーズでは、GoやPythonの案件で、高単価なものが多く見られます。

Goは、Googleが開発したオープンソースのプログラミング言語です。Goは生産性向上を狙って開発された言語で、比較的シンプルなコードで表せます。また、GoはJavaやC言語と構造が似ている部分が多く、エンジニアにとって学習しやすい言語といえるでしょう。

Pythonは汎用性が高い言語です。近年各企業が注目するAI(人工知能)関連や、Webサイトの作成、データ分析・解析ツールなど、Pythonはさまざまな分野で使われています。

フリーランスエンジニアが稼げる言語は以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

フリーランスエンジニア経験年数別の単価相場

以下に、フリーランスエンジニアの経験年数別の単価相場を示しました。

経験年数単価相場
1〜2年40万〜50万円/月
3年65万円/月
4年70万円/月
5年80万円/月

フリーランスに成り立ての頃は実力が分からないため、クライアントとしてはどうしても高単価な案件を託せません。「実務経験3年以上」のような制限がある案件も多く、応募すらままならない場合もあるでしょう。

経験を重ねクライアントからの信頼が高まると、高単価な案件のチャンスが巡って来ます。また、経験が増えるほどスキルが充実するため、積極的に高単価な案件に応募しましょう。

フリーランスエンジニアの職種別の単価相場

以下に、フリーランスエンジニアの職種別の単価相場を示しました。

職種単価相場
フリーランスシステムエンジニア50万〜100万円/月
フリーランスWebエンジニア40万~65万円/月
フリーランスインフラエンジニア30万~65万円/月
フリーランスAIエンジニア50万~85万円/月
フリーランスPM・PMO40万〜100万円/月

上流工程の職種ほど、高単価を得られます。システムエンジニアが高単価を得られる理由は、システムの設計に携わるためです。システムエンジニアは、クライアントの要求をくみ取り、要件定義から設計、テストまで行います。

AIエンジニアが高単価を得られる理由は、ニーズに対してエンジニアの数が足りていないためです。AIエンジニアには機械学習や統計学など高度な専門性が求められ、戦力として認められるには長い時間を要します。努力して専門性を身につけた分、企業から好待遇を得られるでしょう。

マネジメントにかかわるPM・PMOの案件も、高単価です。PM・PMOは、異なる職種のエンジニアを取りまとめ、プロジェクトの成功に向けマネジメントします。

なお、下流工程に属する職種でも、経験やスキルによっては高単価な案件を獲得することが可能です。

フリーランスエンジニアの単価を時給や年収に換算すると?

フリーランスエンジニアの報酬は案件単位で決まることも多いですが、効率よく稼ぐためには時給換算・年収換算して考えてみることも重要です。

フリーランスエンジニアの単価を時給や年収に換算するとどれくらいになるのか、解説します。

時給換算のフリーランスエンジニアの単価

Anotherworks Journalによると、経験年数別にフリーランスエンジニアの単価を時給換算した金額は以下の通りです。

3年未満2,000~3,000円
3~6年未満3,000~4,000円
6年以上4,000円~

求人ボックス 給料ナビ」の情報をもとに会社員エンジニアの平均時給を計算すると約2,900円なので、フリーランスエンジニアのほうが時給が高いことが分かります。

会社員に比べて経験やスキルが報酬に反映されやすいことや、業務効率・作業スピードの向上に伴いより多くの仕事量をこなしやすくなることが影響しているでしょう。

なお、弊社ITプロパートナーズでは、時給換算で約4,285円以上の案件を紹介しています。

フリーランスの時給相場を職種別で紹介!決め方のポイントも解説

年収換算のフリーランスエンジニアの単価

フリーランスエンジニアの単価を年収換算した金額は、以下の通りです。

年収割合
200万円未満21.80%
200万~400万円未満29.40%
400万~600万円未満17.50%
600万~800万円未満11.20%
800万~1,000万円未満8.70%
1,000万円以上8.80%
無回答2.50%

上記を見ると200万~400万円がボリュームゾーンになっています。しかし、弊社のサービスである「ITプロパートナーズ」で扱っているフリーランスエンジニア向けの案件単価はおよそ40万〜80万円となっているため、これをもとにするとフリーランスエンジニアの平均年収は600万円程度といえます。

正社員の年収との比較も見てみましょう。「求人ボックス」によると、正社員のITエンジニアの平均年収は480万円です。平均だけを比較するとフリーランスエンジニアの方が年収水準が高く見えます。しかし、先述の通り、フリーランスの年収事情は経験や言語で大きく変わります。

フリーランスとして独立する際には、一般的・平均的な年収の話も参考にしつつ、自分の経験やスキルセット、分野も踏まえてどれくらい稼げるのか考えてみてください。

フリーランスエンジニアの年収についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。ここでは触れていない「職種別」のフリーランスエンジニアの年収についても記載しています。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

フリーランスエンジニアの単価別の必要スキル・経験年数

月単価ごとに、フリーランスエンジニアに必要なスキルや経験年数は変わります。目安となるスキルや経験年数を紹介するので、単価アップに向けて参考にしてください。

月単価50万円の必要スキル・経験年数

月単価50万円のレベルには、多くのエンジニアが実務経験3年程度で到達するでしょう。月単価50万円のエンジニアは、システムの基本設計から詳細設計、テストに至るまで、中堅レベルのスキルで対応します。中堅レベルのスキルとは、案件に用いる言語を使いこなせて、1人で仕事ができるイメージです。

月単価80万円の必要スキル・経験年数

月単価80万円には、実務経験5年以上が求められます。上流工程を経験し、クライアントに積極的な提案ができるレベルになると、月単価80万円が見込めるでしょう。プロジェクト全体を俯瞰し、必要な部分をサポートできる人も重宝されます。

月単価100万円以上の必要スキル・経験年数

月単価100万円以上になるにも、概ね実務経験5年以上が必要です。月単価100万円ともなると、複数の職種を経験し、PM・PMOの経験がある人も多いと考えられます。クライアントへのヒアリング、部下への指導、費用や進捗の調整などができるように経験やスキルを高めましょう。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験や、経験年数別の単価について以下の記事でも詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の単価相場

フリーランスエンジニアの単価の決め方・交渉のコツ

フリーランスとして活動する以上は、自分で単価の妥当性を判断したり、単価アップを試みたりするべきです。

相場以下の単価で損をせず、単価アップの交渉をしながら収入を上げていくためのポイントを解説します。

市場の適正価格を理解しておく

市場の相場を知り、自分のスキルに応じた適正価格を把握しておきましょう。エージェントなどが掲載している案件をいくつか比較してみると、案件の相場が分かります。

特に単価交渉する際は、相場への理解が重要です。スキルに見合った単価を提示しなければ、クライアントからの信頼を損ねる恐れがあります。

フリーランスの単価の決め方は?注意点や単価の上げ方も紹介

発注者視点に立って考える

自分が望む金額は確かに大事ですが、発注者(クライアント)の視点で考えることも意識してください。

同じ単価を提示しても、発注者によって受け止め方は変わるためです。コストを抑えたいからそれほど質は求めない、と考える発注者なら、単価交渉が難しい場合があります。場合によっては他の案件を探した方が、スムーズに単価を上げられるかもしれません。

単価交渉するタイミングを見極める

単価交渉はタイミングが重要です。以下のタイミングで単価交渉を切り出し、単価アップを成功させましょう。

依頼される仕事量が増えた時

仕事量の増加は、クライアントからの信頼の高まりを意味します。そのため、単価交渉のタイミングとして、適切と考えられるでしょう。

仕事量が増えると納期までに多くの時間を割く必要があります。「他の案件のボリュームを減らして、御社の案件に時間をかけたい」という内容なら、単価交渉の理由として自然です。

スキルアップした時

スキルアップして、自分の価値を明確にクライアントに説明できる時も、単価交渉のタイミングです。スキルアップしたと実感していても、クライアントに認められなければ交渉に失敗してしまいます。スキルアップした結果クライアントにどのようなメリットを提供できるか、考えをまとめてから交渉に臨みましょう。

契約を更新する時

契約を更新する時も、単価交渉しやすいタイミングといえます。更新するということは、単価に見合った仕事をしている、今後さらによい働きをしてくれるかもしれない、などと、エンジニアをポジティブに評価している可能性が高いためです。

単価交渉の具体的な交渉術やメールの文章例を知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。

フリーランスエンジニアの単価交渉のやり方と4つのコツ【例文付き】

フリーランスエンジニアが単価を上げるためのポイント

フリーランスエンジニアが単価を上げるためには、スキルを磨くことはもちろん、クライアントと良好な関係を築いたり案件探しの方法を工夫したりすることも重要です。

具体的なポイントを解説していきます。

幅広い分野のスキルを身につける

単価が高い案件を狙う際は、需要の高い言語でかつ高いスキルを持っていることが条件となってきます。

需要の高い言語は常に変化するため、トレンドをキャッチし積極的に新しいスキルを身につけることで、継続的に高単価案件を受注しやすくなるのです。

また、幅広い分野のスキルを身につけ「フルスタックエンジニア」として活動できるようになれば、複数のスキルが求められる高単価案件も獲得しやすくなります。

フリーランスエンジニアであれば実際の開発経験、特に流行りのサービス開発経験が非常に重要視される傾向にあります。ただ多くのスキルを学ぶだけでなく、学んだスキルを積極的に使って実績も作っていきましょう。

フリーランスエンジニアのスキルアップ方法6選とその重要性

クライアントと信頼関係を築く

「単価を上げてもよいから、このエンジニアとの関係を続けたい」と思ってもらえるように、クライアントとの信頼関係を築きましょう。

扱える言語やツールを増やす、資格を取ってスキルアップする、質の高い提案をするなど、クライアントにプラスとなる行動を取ると、信頼関係を築けます。

クライアントが安心して仕事を任せられるように、コミュニケーションの頻度や伝え方にも配慮しましょう。

エージェントの力を借りる

どのように単価交渉してよいか分からないという人は、エージェントに交渉を任せるという手もあります。エージェントは、クライアントとエンジニアをマッチングさせるサービスです。単価交渉以外に、スキルや希望を考慮した案件紹介や、トラブル時の対応もエージェントに相談できます。

案件ごとの適正価格を把握しているエージェントなら、無謀な交渉をせずに済むでしょう。クライアントとの関係性を壊さなくて済むため、安心して単価交渉を依頼できます。

弊社ITプロパートナーズでは、フリーランスエンジニア向けに様々な案件をご紹介しています。エンド直案件が豊富なため、高単価を実現できており、自社開発案件などエンジニアにとって魅力的な案件も数多く取り揃えております。ぜひお気軽に案件を閲覧してみてください。

フリーランスエンジニアが単価100万円を目指すためのキャリアパス

フリーランスエンジニアが単価100万円を目指すには、以下のようなキャリアパスを描くことがポイントです。

  • 特定の技術・分野での強みを持つ
  • PM/PLといったマネジメント職を目指す
  • 実績を積みポートフォリオに盛り込む
  • 案件探しや単価交渉にも力を注ぐ

順番に解説します。

特定の技術・分野での強みを持つ

単価100万円の案件となると、高度なスキルや深い知識が求められることがほとんどです。難易度が高くなるので、特定の技術や分野に強みを持つことが重要です。

ここでいう技術とは特定の言語や「フロントエンド/バックエンド」といった領域のこと、分野とは「ECサイト」や「決済システム」といったビジネス分野のことを指します。

これまでの経験や適性も踏まえ、どの技術・分野を強みとするか考えてみましょう。

PM/PLといったマネジメント職を目指す

案件単価は上流工程になるほど高くなる傾向にあるので、単価100万円を狙うならPM/PLといったマネジメント職を目指していきましょう。

この際、開発経験を積んできた同言語で、類似しているビジネスモデルを軸としたPM/PL業務を請け負っていくとスムーズに単価が上がりやすいです。

PM/PL業務ではプロジェクトを引っ張るリーダーとしてのスキルも必要なので、マネジメントスキルや対人スキルも意識的に身につけていきましょう。フリーランスエンジニアのキャリアパスについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

実績を積みスキルシートやポートフォリオを充実させる

単価100万円を目指すには、スキルシートをきちんと作成することや、実績を積み、その実績をアピールするためのポートフォリオを充実させることも重要です。

高単価案件になるほど、クライアントは「高い報酬を支払う価値のあるエンジニアか」「高額な報酬に見合った成果を出せるのか」という部分をシビアに判断します。

クライアントに信頼してもらえるようなポートフォリオ作りを意識しましょう。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作るメリットと作成方法

案件探しや単価交渉にも力を注ぐ

単価100万円の案件はどこにでもあるものではありません。そのため、効率的に高単価案件を探す方法を見つけたり、交渉によって単価を上げたりするなどの工夫が必要です。

案件探しでは、高単価案件を多く扱うエージェントを使ったり、高単価が見込める分野を選んだりすることがポイントです。

単価交渉では自分の強みや実力を適切にアピールするとよいでしょう。

高単価なフリーランスエンジニア案件を探すならエージェントを利用

フリーランスエンジニアが案件を探す方法はさまざまありますが、高単価案件を狙うならフリーランスエージェントの活用がおすすめです。

自力では見つけられないような高単価案件に出会えるうえ、エージェント側から案件を紹介してもらえるため案件探しの手間が省けます。

弊社ITプロパートナーズでは、高単価案件を豊富に取り扱っています。エンド直案件が9割を占めるため、2次請け、3次請けのように複数社に報酬を中抜されない高単価な案件をご紹介しています。

また、週2日・3日~の案件やリモート案件など働きやすい案件の案件も豊富に揃っています。フリーランスエンジニアとして質の高い案件をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。弊社エージェントがあなたに最適な案件をご紹介致します。

高単価なフリーランスエンジニア案件例

ここでは、実際に弊社ITプロパートナーズで取り扱っているフリーランスエンジニアの高単価案件を紹介します。

こちらの案件では、大手経済メディアのバックエンドエンジニアを募集しています。想定月収から単純計算すると年収は1,200万円です。週に4日の勤務なので、残りの日に別の案件を入れるとさらに稼げます。

スキル・経験の目安でいうと、Webサービスのサーバーサイド開発経験が3年以上必要です。また、JavaやKotlinでの開発経験があれば優遇されます。

こちらの案件も、年収1,000万円以上が見込める案件です。

応募にあたっては、AWSの開発経験やスクラム開発の経験など、複数の条件をクリアしなくてはなりません。「検証・設計〜構築を1人で完結できるレベルの要員」「開発やセキュリティにおけるリーダーシップ経験」など、高単価に見合う高いレベルが求められます。

エンジニア以外のフリーランスの単価相場

ここからは、エンジニア以外の以下のフリーランスの単価相場を紹介します。

  • デザイナー
  • マーケター
  • コンサルタント

上記フリーランスの単価相場を見れば、エンジニアがフリーランスとして稼ぎやすい職種であることが分かると同時に、エンジニアからさらなるキャリアアップを考える際のヒントも得られます。確認していきましょう。

フリーランスデザイナーの単価相場

フリーランスデザイナーの単価相場は、以下の通りです。

グラフィックデザイナー・1案件:2万5,000~12万7,000円
・年収:300万~500万円
Webデザイナー・1案件:1万〜15万円程度
・年収:300万~600万円
UI/UXデザイナー・1案件:40万~100万円程度
・年収:480~840万円

デザイナーの1案件あたりの単価相場はエンジニアのものよりも低いことがほとんどです。しっかり稼ぐためには、エンジニア以上に複数の案件を並行して獲得しこなしていくことが求められます。

フリーランスマーケターの単価相場

フリーランスマーケターの単価相場は、弊社ITプロパートナーズで扱っている案件をもとにすると50万~90万円です。

イールドマーケのデジマブログ」による調査では、年収は200万~500万円がボリュームゾーンであり、なかでも300万~400万円が最も多いという結果になっています。

上記の年収を踏まえると、フリーランスマーケターの単価相場は実際のところ50万~90万円よりも低いことも多いと考えられます。

フリーランスコンサルタントの単価相場

フリーランスコンサルタントの1ヶ月あたりの単価相場は、以下の通りです。

ITコンサルタント
人事戦略コンサルタント
100万~150万円
財務戦略コンサルタント
M&Aコンサルタント
100万~170万円
経営戦略コンサルタント100万~200万円

上記をもとに考えると、年収の相場は1,000万円以上です。

エンジニアでも、知識やスキル、上流工程の経験を積めばITコンサルタントへの転身が視野に入ってきます。

キャリアアップの道として考えてみるのもよいでしょう。

フリーランスエンジニアの単価に関するQ&A

単価について、多くのフリーランスエンジニアが悩みがちな疑問を解説します。

フリーランスエンジニアの単価が高いのはなぜ?

フリーランスエンジニアが高単価を得られる理由は、スキルや実績に見合った金額を受け取れるためです。仕事が振るわなくても安定した収入を得られる点は、正社員の強みです。しかし、スキルや実績に自信がある人ならフリーランスに転身した方が稼げる場合があります。

また、雇用契約を必要としない点も、フリーランスエンジニアが高単価である理由の1つです。正社員を雇うと、企業には社会保険の負担が発生します。一方、フリーランスには社会保険の負担がかからないため、単価を引き上げることが可能です。

単価100万円の場合手取り額はいくらになる?

月単価100万円のフリーランスエンジニアの手取額は、約71万6,411円です。以下に差し引かれる費用の内訳を示しました。また、フリーランスエンジニアの条件は以下の通りです。

  • 年齢:29歳
  • 未婚、扶養家族なし
  • 生命保険未加入
  • 東京都江戸川区在住
  • 必要経費は収入の3割
  • 青色申告(青色申告特別控除65万円適用者)
  • フリーランス独立1年目
月収100万円
所得税13万9,341円
復興特別所得税121円
個人事業税0円
消費税0円
住民税6万1,000円
国民健康保険料6万6,607円
国民年金保険料1万6,520円
その他(生命保険など)0円
手取り金額71万6,411円

個人事業税が発生する業種は法律で決められており、多くのエンジニアは該当しません。ただし、仕事内容によっては課税対象と判断される場合もあるので、納税通知書がきた場合は個別に対応しましょう。

消費税は、「前々年の課税売上高が1,000万円を越える」と発生します。今回はフリーランス独立1年目と仮定しているため、消費税はかかりません。フリーランスエンジニアの手取りや具体的な計算方法について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

フリーランスエンジニアの手取りは?計算方法と共に年収・月収別で紹介

まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアの単価相場や単価100万円を目指すためのキャリアパスについてご紹介してきました。

フリーランスエンジニアの単価相場は選ぶ言語や経験年数、職種によっても変わってくるため、稼げる言語・職種で経験を積むことが単価アップにつながります。

ただし、いくらスキルがあり経験年数が長くても、そもそも高単価案件を見つけ出せなければ意味がありません。

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