こんにちは。
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。
弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。
こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。
今回は、プログラマーの資格についてです。
なお、フリーランスプログラマーについての総合的な情報は「フリーランスプログラマーの実態とは?なり方や注意点、年収まで解説」でご紹介しているので、参考にしてみてください。
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目次
プログラマーが仕事をもらうには資格が必要って本当?
就職や転職を考えている方にとって、すぐに就職活動すべきか、ステップアップに資格取得してから就職活動すべきかは迷うところだと思います。
そもそも、資格取得を目指して果たして合格するのか、合格したところで仕事はあるのか。
プログラマーを目指す者にとって、資格取得を目指すのはリスクです。
なぜなら、簡単な資格はすぐ合格する反面、難関資格は学習時間が長くなり、その間はバリバリ仕事ができなくなるからです。
そして、合格したからといって年収1,000万円が即座に約束されるわけでもありません。
まして、合格すればまだ良いですが、長期間かけて勉強したにもかかわらず、いつまでも試験に合格できずに結局諦めたという話もよく聞きます。
試験というのは向き不向きがあり、どんなに勉強しても、いつまでも合格しない人というのが少なからずいます。
自分はそうじゃないよ!と、思いたいところでしょうが、こればかりはやってみなければわかりません。
そこで、資格試験のためにこれから勉強すべきかどうか、迷っている方は判断基準を知っておくと良いです。
難関資格に合格できるかどうかの基準として、以下の要件をひとつでも満たしている方は合格できる可能性が高いです。
- 旧帝大、早慶、東京六大学、GMARCHならびに関関同立以上のレベルの大学を、推薦なしの受験で合格している
- 大検に合格した
- 旧司法試験第一次試験(ないしは予備試験)、あるいは司法試験短答式試験に合格したことがある
- 中小企業診断士、行政書士、宅建士、簿記1級以上のレベルの資格を、ひとつ以上取得している
- 目指す資格の講師をしたい
要は、その試験に向けてコツコツ勉強でき、最後まで諦めない資質があるかということです。
他方、プログラマーの資格取得に向いていない人は以下のような方ではないでしょうか。
- 資格取得後、どういう仕事をしたいのか具体的に見えていない。
- 90分以上机に向かっていると発狂しそうになる。
- 勉強の合間の息抜きを15分以上取ってしまう。
- 資格といえば、車の免許くらいしか持っていない。
- ポケモンGOを通勤時間や移動中にプレイしている。
合格後の未来を想像するのは、資格試験を志す上で非常に重要です。
なぜなら、勉強というものは想像以上に大変であり、必ず途中一度は挫折するからです。
前記のように、難関大学に突破したか難関資格を取得した経験があれば、合格するまでの勉強の大変さを知っているので、最後まで駆け抜けられる可能性が高いのです。
この経験がないと、思った以上に大変で本当に驚きます。
プログラマーとして資格取得後のビジョンが明確に描けていれば、合格まで勉強のモチベーションを保ち続けることができます。
なので、なんのためにその資格を取得するのか、今一度考えてみて下さい。
自分が幸せになるために本当に必要なことが曖昧だと、必ず挫折します。
合格に必要なこととは?
資格取得後のなりたい自分を明確に想像することは、何度でも言いますが死ぬほど大事です。
では、絶対合格したい!と決めたら、まず何をすべきか。
本屋に行く。塾を探す。Udemyなどのオンライン学習に当該カリキュラムがあるか探す。色々あると思いますが、その前に必ずこれをやってみて下さい。
合格体験記を書いてみる
合格後の未来を想像できなければ合格できないのですから、合格した自分を想像して、合格体験記を書いてみましょう。
これをすることで、未来の理想の自分から現在に逆算でき、今自分が何をすべきかが見えてきます。
書くことがない、あるいは書けそうにないのならば、それはあなたにとって必要のない資格ですから、すぐやめましょう。
この作業をすることで、あなたの未来の指針が必ず見えますから、絶対やるべきです。
プログラマーの資格って何があるの?
- Oracle Certified Java Programmer
- ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer
- C言語プログラミング能力認定試験
- Ruby技術者認定試験制度
- IPA 基本 情報処理技術者試験
- IPA 応用 情報処理技術者試験
- マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD)
- CIW Web Development Professional Certification
- JSTQBテスト技術者資格認定
- 情報検定(J検)
たくさんありすぎて、どれを取ったら幸せになれるかわからないですね。そんなあなたは、迷わず全部取得しましょう。
ただし、あなたが年金暮らしで生涯学習が趣味の場合です。そうでない方は、厳選する必要がありますが・・・
プログラマーの資格で持ってると有利なおすすめ資格は?
プログラマーが資格の取得を考える時、結局今より良い生活=良いものを食うために考えているのだと思います。
なので、ひとつの考え方として、まず費用対効果の高い資格を選択すべきです。
- 勤めている会社から、資格手当が2万円/月以上出る場合。
- その資格取得のための費用を、会社が負担してくれる場合。
この場合、間違いなく取得していて損はないので、それを目指しましょう。勤務時間中に勉強させてもらって知識向上、言うことないからです。
しかしこの場合、当然難易度の高い資格が手当の対象となるのが一般的です。
なので、手当ての出る資格の中で、一番難易度の低いもので十分です。
会社が資格取得を奨励するのに、教育コストがかかる以上完全にムダなものはないはずですので。
費用も自腹、プライベートの時間を利用して自力取得する場合、上に挙げたもので筆者がおすすめの資格はズバリ「Oracle Certified Java Programmer Silver」です!
Oracle Certified Java Programmer Silver
ORACLEのJava資格は、ブロンズ/シルバー/ゴールドとオリンピックみたいに3段階あって、ゴールドが最上位資格です。
が、資格の費用対効果面では、とりあえずシルバーで十分です。
ブロンズはネコでも受かるので、価値はほぼゼロです。なのに、受験料は高いです。
ゴールドは、シルバーを保有していないと受験すらできません。難易度的にも、1番のおすすめがシルバーです。
シルバーがあれば、とりあえずJavaは扱えるよという証明になります。
難易度別プログラマー資格一覧
難易度 A
・Oracle Certified Java Programmer Gold
・マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD)
・IPA 応用 情報処理技術者試験
難易度 B
・Oracle Certified Java Programmer Silver
・C言語プログラミング能力認定試験 1級
・IPA 基本 情報処理技術者試験
・Ruby技術者認定試験制度 Gold
難易度 C
・C言語プログラミング能力認定試験 2級
・CIW Web Development Professional Certification
・Ruby技術者認定試験制度 Silver
・JSTQBテスト技術者資格認定
難易度 D
・Oracle Certified Java Programmer Bronze
・C言語プログラミング能力認定試験 3級
・情報検定(J検)
プログラマーって資格がないと仕事貰えないの?
関係なくもらえます。
逆に、資格があっても業務実績ゼロだと仕事は少ないか、あっても単価が低いです。
有能なプログラマーというのは、話しているだけでできる人かそうでないかが概ねわかります。
スラスラと難しいことを言えるとかでなく、論理的思考力が高いかどうかです。
プログラムは、基本的に上から下に処理していきます。
なので、論理的思考力が高い人は、簡潔で短いプログラムを書けるのです。
結局プログラマーの資格って持ってたほうがいいの?
結論から言うと「不要」です。以下に理由を述べます。
- スポーツでも試合という本番の場数が必要であり、どんなに練習だけしても(知識を入れても)いきなり試合をして勝てる選手はいない
- 開発の現場は納期や他メンバーとのコミュニケーションが重要であり、マイペースで学習できる資格試験とはそもそも状況が違いすぎる
- 資格を勉強している間は稼げないだけでなく、教材や塾など金がかかる(機会損失)
- まして、ベンダー資格(ORACLE Goldとか)は死ぬほど金がかかる
- 資格試験は暗記などのテクニックが合格要素であり、エンジニアとして現場で問われることとは別の資質
- 試験で問われる知識の内容が古い(場合が多い)
- そして現時点で最新の資格を取ったところで、バージョンアップでまたすぐ古くなる。
- そもそも勉強している時間がムダ
つまり、難易度の高い試験は勉強に時間がかかり時間のムダだし、難易度の低い資格はそもそも持っていても無意味です。
それどころか、「P検持ってます!」などとドヤ顔で宣伝しようものなら、その人のスキルはそれが精一杯で小さい奴と周囲は評価します。
なので、下位資格ならば当然言わない方が良いです。そして言えない資格なら、取得する必要もありません。
以前、持っている資格をすべて名刺に書き込んでいる人(4ptくらいのフォントで)に会ったことがありました。
老眼なら、肉眼で判読すらできない名入りカードです。
筆者の経験上、資格自慢をしている人に有能な人はいなかったです。
それはとりもなおさず、勉強が得意ということと、実務で要求される能力とは別の資質ということを示唆しています。
じゃあなんで、世の中にプログラマー向けの資格試験があるのか・・・?それは、ベンダーや試験団体が儲かるからです。
ただ例外もあって、中学生や高校生がプログラマーの資格を持っていれば、それなりな有能性を示すことができますから、ベンチャー企業などでのアルバイトができるでしょう。
また、新卒の就職活動には少し有利です。
資格試験というのは、そもそも実務家の登用試験であるべきはずなのですが、いわゆる代表的な難関国家資格である司法試験、公認会計士試験、税理士試験などの士業資格と、プログラマーの資格は性質がまったく異なります。
弁護士、検察官などの法曹、公認会計士、税理士、弁理士などの士業は、そもそもその資格がなければ当職に就くことすら許されません。
他方、プログラマーは、いわゆる「プログラマー士」のような資格はありませんから、別になくても仕事はできます。
ゆえに、プログラマーは誰でも名乗ることができます。
System.out.println(“Hello World!”);で、Hello World!を出力できるようになったよ!
これだけで、資格なしに今日から「僕、プログラマー!」と名乗ることができるわけです。
なので、プログラマーは能力の差が大きいといえます。
プログラマが週2日でできる案件を数多く取り揃えております。まずは弊社(ITプロパートナーズ)ノサービスにご登録し、案件をお確かめの上ご相談ください!
まとめ
仕事をしながら合格できるのか?
前記のように、プログラマーにとっては資格があまり大きな意味を持ちません。
とすれば、社会人プログラマーにとって資格の勉強はリスクなのです。そのリスクを少しでも回避する努力はすべきです。
なので、どうしても資格取得を目指すなら仕事をしながら目指すべきで、それができないのなら資格は不要です。
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