未経験からフリーランスエンジニアは可能?厳しさや最短の独立手順

こんにちは、ITプロマガジンです。

IT業界の人手不足が続き、フリーランスとしての働き方が広まっている昨今では、未経験からフリーランスエンジニアになりたい!と考えている人も多いのではないでしょうか?

結論から言うと未経験からフリーランスエンジニアになることは可能です。ただし、未経験からのフリーランスは当然厳しさもあります。スムーズに独立し、安定して案件を受けるためには、フリーランスエンジニアを目指すプロセスや案件の獲得方法を事前に把握しておくことが大切です。

そこで今回の記事では、未経験からフリーランスエンジニアを目指す際の注意点や独立の手順を解説します。記事の内容を参考にして、独立までの道筋を具体的にイメージしてみてください。

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エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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目次

未経験からフリーランスエンジニアを目指せる?

「未経験から本当にフリーランスエンジニアになれる?」と不安を感じている人もいるかもしれませんが、未経験からでもフリーランスエンジニアは目指せます。その理由は、以下のような背景があるためです。

  • IT人材の需要が伸びている
  • クラウドソーシングサービス市場が伸びている
  • 情報収集が容易になっている
  • フリーランス向けのインフラサービスも充実している
  • 実際に未経験からフリーランスとして活動している人もいる

上記5つの背景について、以下で詳しく見ていきましょう。

なお、まずフリーランスエンジニアの仕事内容や実態など基本情報を知りたい方は、以下の記事を併せて参考にしてください。

▶︎ フリーランスエンジニアとは?仕事内容や今から目指す人が知るべき実情

1.IT人材の需要が伸びている

あらゆる分野で情報技術が用いられるようになった現代では、IT人材へのニーズも高まっています。

みずほ情報総研の試算によれば、2018年時点で不足していたIT人材は約22万人。そして2010年代と同様の状況が今後も続けば、2030年には約16万人〜79万人のIT人材が不足するとの見込みです。

このように、IT人材市場では需要が供給を上回っています。そのため、未経験者が参入する余地は充分にあると考えられるのです。

2.クラウドソーシングサービス市場が伸びている

クラウドソーシングサービス市場の拡大も、未経験からフリーランスエンジニアを目指す人にとっての追い風となっています。

矢野経済研究所の調査にも見られるとおり、クラウドソーシングサービスの国内市場規模は成長を続けています。

電子契約の普及に伴い、コンプライアンス面での不安が払拭されれば、大手企業からの案件流通も増え、今後ますます市場が拡大することも期待できます。

3.情報収集が容易になっている

新・フリーランス統計調査2021-2022年版のデータを見ると、日本のフリーランス人口が大幅に増えていることがわかります。それに伴い、フリーランスとして働く人がインターネットなどで情報を発信することも増えました。

当事者が発信する情報を目にする機会が増えたことで、有益な情報を入手しやすくなり、フリーランスとしての働き方や、フリーランスになるまでのプロセスもイメージしやすくなっています。これは、未経験からフリーランスエンジニアを目指す人にとって大きなメリットでしょう。

フリーランスは増えすぎ?増加の背景や今後成功する為のポイント

4.フリーランス向けのインフラサービスも充実している

フリーランス人口の増加に伴い、補償や福利厚生などフリーランス向けのインフラサービスも充実してきています。例えば、賠償責任保険や所得補償保険、ビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスなど、サービスの種類は多種多様です。

個人として仕事を請け負うことにはさまざまなリスクがありますが、これらのサービスを活用すれば独立するハードルは下がるでしょう。このように、フリーランスエンジニアとして働きやすい環境が整ってきていることも、未経験から始めやすい理由のひとつです。

5.実際に未経験からフリーランスとして活動している人もいる

以下のように、事実として未経験からエンジニアになり、その後フリーランスになった人はいます。これは、未経験の人にとって大きな励みでしょう。

共通点としては、会社員時代にしっかりスキルを身につけていることです。今はエンジニア経験がなかったとしても、必要な準備を行えばフリーランスになれる可能性は十分あります。

未経験者が知っておくべきフリーランスエンジニアの実情や注意点

ここまで述べてきたとおり、現代の日本には未経験からフリーランスエンジニアを目指せる環境が整っています。しかし、もちろんその道のりは決して楽とはいえません。

「こんなはずではなかった」というギャップを減らすため、事前に知っておきたいフリーランスエンジニアの実情や注意点を解説します。

1.即戦力として期待される

エンジニアに限らず、フリーランスとして働く人は「即戦力」とみなされます。

求められる水準の仕事ができなければ、それ以降仕事を回してもらえないでしょう。途中で契約を解除されることもあります。いずれにせよ、クライアントがフリーランスに教育を施してくれることはほとんどないのです。

また、仕事を教えてくれる上司や仲間がそばにいません。請け負った仕事は自分の力で完成させなければならない、という厳しさがあります。

フリーランスエンジニアになるのであれば、即戦力として活躍できる十分なスキルが必要になります。必要スキルにについては以下の記事で解説しているので合わせて参考にしてください。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

2.実務経験がないと案件獲得が難しい

フリーランスになったからといって、自動で仕事が舞い込んでくるわけではありません。フリーランスになると、自分を売り込んで案件を獲得する必要があります。ほかでもない自分に仕事を依頼してもらえるよう、クライアントにアピールしなければならないのです。

そして多くのクライアントが注目するのが「実務経験」です。実務経験があまりにも少ないと、どうしても案件獲得が難しくなります。もし実務経験が少ない状態で案件を獲得できたとしても、単価が低くなりがちです。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の案件単価目安

3.ライバルも増えている

フリーランス人口が増えているということは、それだけライバルも多くいることを意味します。長くエンジニアとして働いてから独立する人もいるため、未経験から始める場合はライバルに負けてしまい、思うように案件を獲得できないことも。

独立後に安定して活動を続けるためには、しっかりとスキルを磨かなければなりません。独立はゴールではなくスタートで、ライバルが多いなかでいかに継続して案件を獲得していくのか戦略を立てておくことが大切です。

4.実績を積むまで時間がかかる

上記のことから、実務経験を積むほど案件を獲得しやすくなるといえます。しかし、「実務経験を積む」と言葉でいうのは簡単ですが、実際に実績を積むまでにはある程度の時間がかかるのが現実です。

未経験からフリーランスとして活躍できるようになるまでには時間がかかるということを理解しておきましょう。特に未経験者の場合は、すぐに仕事が軌道に乗ると思い込まず、着実に経験を積んでいくことが大切です。

【フリーランスエンジニアの現実】現役フリーランスのリアルな声を紹介

未経験からフリーランスエンジニアになるためのステップ

続いて、未経験の状態からフリーランスエンジニアになるまでのプロセスを順に説明します。

1.独立までの準備期間を設定する

まずは、独立までにどのくらいの準備期間を設けるのか決めておきましょう。必要な期間については、現在のスキルや勉強にかけられる時間・コストなどによって変わってきます。

未経験の場合、特にスキル習得に時間がかかるため、しっかりと計画を立てておくことが大切です。例えば今の仕事が忙しく勉強にかけられる1日あたりの時間が少ない人は、スキル習得までに多くの期間が必要になるでしょう。

準備期間に加えて、リスクヘッジについても考えておきましょう。独立してすぐに安定した収入が得られるとは限らないため、生活費の確保や会社員に戻るプランの検討などもしておくと安心です。

2.フリーランスとしての方向性を決める

フリーランスエンジニアといっても、仕事内容はさまざまです。具体的な行動に出る前に、これから進んでいく方向を決めておく必要があるでしょう。

まず、どういった仕事がしたいかを考えます。エンジニアには、以下のように多彩な職種があり、職種によって必要なスキルも異なります。

  • Webエンジニア
  • システムエンジニア
  • フロントエンジニア
  • アプリケーションエンジニア
  • 機械学習エンジニア

自分がどのエンジニアを目指すのか、その職種ではどういったスキルが求められるかを、今一度把握しておきましょう。

やりたいことがはっきりしたら、そのためにどの言語を学ぶべきかを考えます。例えば、Webサービスを作るならHTML・CSSやRuby、人工知能を開発するならPythonなど、開発対象によって使われる言語は異なります。また、どの言語が使われるかは時代によっても変わるので、最新情報をもとに判断することも重要です。

具体的な学習方法も決めておきましょう。プログラミングスクールに通うのか、独学するのか、独学するとすればどういった手段を取るのかなど、自分のライフスタイルや性格に合った方法を考えてください。

最初に方向性を決めておくことで、キャリアプランがブレてしまうのを防ぎます。プランが曖昧なままでは学習すべき内容も定まらないので、しっかり専門性を身につけられるようにこの時点で方向性を決めておきましょう。

3.プログラミングを勉強する

フリーランスとしての方向性や学習すべき内容が決まったら、実際にプログラミングの勉強を始めます。具体的な学習方法には、以下のようなものがあります。

  • 学習サイト・書籍
  • 勉強会・セミナー
  • プログラミングスクール

学習サイトや書籍を使った独学は自分のペースで勉強を進められて、かかるコストが少ない点がメリットです。独学では不安な人は、勉強会やセミナーの活用がおすすめ。わからないところがあれば、周囲の人に質問できます。

短期間で効率よく学習を進めたい人は、プログラミングスクールの活用も検討してみてください。現役エンジニアが実践的な内容を教えてくれるスクールや、案件獲得をサポートしてくれるスクールもあるので、独立までの近道になります。

どの学習方法が合っているかは人それぞれなので、学習にかけられる時間やコスト、現在のスキルなどに応じて自分に合ったものを選びましょう。フリーランスエンジニアに人気の言語は以下の記事で紹介しています。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

4.エンジニアに転職して経験を積む

次に、転職して会社員エンジニアとしての経験を積みましょう。

エンジニアとしての経験を積める企業は数多くありますが、中でも転職におすすめの企業は、自社開発に取り組む企業や元請け企業です。一般的にはこうした企業のほうが、レベルアップに適しています。

会社でできた仲間や先輩には、独立後も何かとお世話になることも多いでしょう。会社員として働く期間には、スキルと経験を積み重ねるのはもちろん、良好な人間関係も構築しておくことをおすすめします。

5.ポートフォリオを作成する

クライアントが案件を依頼するかどうか決めるひとつの判断材料に、ポートフォリオがあります。これまでの実際の経験をポートフォリオにまとめておくと、自分がどのような経験やスキルを持っているのかクライアントにわかりやすく提示できます。

ポートフォリオがなければクライアントがスキルレベルを判断できず、案件獲得のチャンスを逃してしまうかもしれません。ライバルが充実したポートフォリオを作成している場合、ポートフォリオを用意していないばかりに負けてしまう可能性もあります。

独立後の営業ツールのひとつとして、ポートフォリオを作成しておくことをおすすめします。

フリーランスエンジニアがポートフォリオを作るメリットと作成方法

6.エンジニアとして副業案件に取り組む

会社員エンジニアでいるうちに、副業として個人での仕事をスタートさせます。

いきなり会社を辞めてフリーランスになると、お金の心配からあまり興味のない案件を引き受けたり、焦って低単価な案件や悪質な案件を受けてしまったりするおそれがあります。いっぽう、会社員として一定の給与が入ってくる状況だと、お金の心配をせず、本当に自分が取り組むべき案件のみを受けることができるでしょう。

会社員として働きながら、個人として仕事を受ける経験を積み、独立後のイメージを掴みましょう。

エンジニアにおすすめの副業は?案件獲得サービスや稼ぐコツも紹介

7.本格的にフリーランスとして独立する

ここまで来たら、いよいよフリーランスとして独立します。会社を退職し、開業届を出して個人事業主としての活動を始めましょう。

独立したばかりの時期には、なかなか自分で案件を獲得するのが難しいかもしれません。そこで活用したいのが、クライアントから案件を獲得してフリーランスに紹介してくれる「エージェント」です。

エージェントにこれまでの経験や希望条件を伝えれば、おすすめの案件を紹介してもらえます。今後のキャリアについて相談できたり、福利厚生サービスを利用できたりするエージェントもあるので、自分に合ったエージェントを活用しましょう。

ITプロパートナーズではフリーランスエンジニア向けにエンド直の高単価案件をご紹介しています。自社開発案件も豊富なので、エンジニアとしてスキルアップも実現できます。案件を探されている方はぜひお気軽にご相談ください。

未経験からフリーランスエンジニアを目指しやすい職種と言語

未経験の場合、職種や言語選びに迷ってしまう人も多いでしょう。未経験からフリーランスエンジニアを目指すなら、以下の職種がおすすめです。

  • Webエンジニア
  • テストエンジニア
  • プログラマー

それぞれの職種の特徴とよく使われる言語について、以下で解説します。

Webエンジニア

WebエンジニアはWebサイトやWebアプリケーションの設計や開発を行う仕事で、未経験可の求人も見られて経験を積みやすいのが特徴です。Webエンジニアは、ユーザーの目に触れる部分を開発するフロントエンドエンジニアと、サーバーなどユーザーには見えない部分の開発をするバックエンドエンジニアの大きく2種類にわかれます。

Webエンジニアがよく扱う言語は、PHP・Python・Rubyなどです。PHPはやや難易度が高いものの、文法がシンプルなPythonや日本人が開発したRubyは初心者でも学習しやすいと言われています。

Webエンジニアがフリーランスになるには?独立メリットや年収相場

テストエンジニア

テストエンジニアは、プログラムが意図した通りに動作するかどうかなどをチェックする仕事です。Webエンジニアと同様に未経験者を受け入れる企業が多く、派遣やバイトで経験を積みやすいのが特徴。テストエンジニアとしてスキルを磨けば、プログラマーやシステムエンジニアにキャリアチェンジすることも可能です。

実際にプログラムを修正する案件では、テスト対象の開発に用いられている言語を扱えなければなりません。案件によって使われている言語が異なるため、幅広い案件に対応するにはPythonやJavaScriptなど需要の高い言語の習得を目指すのがおすすめです。

プログラマー

プログラマーは、用意された仕様書に基づいてプログラミングを行う仕事です。プログラミングは学習サイトやスクール、書籍などで学習しやすく、YouTubeなどでも多くの情報が見つかります。そのため、未経験でもお金をかけずに学びやすいのがメリットです。

必要なプログラミング言語は案件によって異なります。PythonやJavaScript、Rubyなど需要が高いとされている言語を学習しておくとよいでしょう。

フリーランスプログラマーになるには

フリーランスプログラマーになるには?必要スキルや案件獲得方法

未経験からフリーランスエンジニアになる際に活用できるおすすめスクール

未経験から効率よくフリーランスエンジニアを目指すなら、スクールの活用がおすすめです。おすすめのスクールを3校紹介するので、チェックしてみてください。

COACHTECH

引用元:COACHTECH

COACHTECHは実践的なスキルを習得するためのカリキュラムや学習サポートを用意している、未経験から最短でフリーランスエンジニアを目指すスクールです。カリキュラムのなかで実際の案件に携われるため、学習期間中に開発実績を獲得できます。

TECH CAMP

引用元:TECH CAMP

TECH CAMPには、未経験に特化した学習環境や学習プログラムが用意されています。プログラミング講師・ライフコーチ・キャリアアドバイザーの3名のスタッフが手厚くサポートしてくれるので、初心者でも安心して学習を進められます。

tech boost

引用元:tech boost

tech boostは、「未経験からフリーランスエンジニアを目指すためのプログラミングスクール」を謳っています。転職支援や独立支援サービスとの連携を行っていて、スキル習得だけでなくキャリアアップや独立までサポートする体制が整っています。

フリーランスを目指せるおすすめスクール21選【職種・スキル別】

未経験からフリーランスエンジニアになって案件を獲得する方法

フリーランスエンジニアとして仕事の依頼を受ける方法のうち、代表的なものを3つご紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソーシングには常に多くの案件が掲載されていて、未経験可の案件を見つけやすいのが特徴です。大手サービスのクラウドワークスランサーズにはシステム開発や運用の案件が多く掲載されているので、「未経験」「初心者」といったキーワードで案件を検索してみてください。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

フリーランス専門エージェント

フリーランス専門エージェントでは、自分のスキルや経験に合った案件を紹介してくれます。エージェント案件は難易度が高く即戦力を求めていて、目安としては3年程度の実務経験が必要です。

おすすめのフリーランスエージェントは、弊社ITプロパートナーズです。仲介会社を挟まないので高単価案件をご紹介でき、自社開発案件も多数取り扱っているため、スキルアップを目指したい人にもおすすめ。さらに、週2、3日稼働やフルリモートなど働きやすい案件もあるため、自身の希望にマッチした案件を探したい人はぜひ弊社にご相談ください。

友人・知人の紹介

友人・知人の紹介は、フリーランスが仕事の依頼を受ける方法としてメジャーです。人は誰しも、信頼の置ける人に仕事を頼みたいと思うもの。友人や知人はあなたのことをよく知っているので、依頼や紹介のハードルが下がるのです。

また仕事を受ける側としても、信頼性の高い仕事を紹介してもらいやすいというメリットがあります。

HPやSNSで情報発信する

HPやSNSで自分のスキルや実績について発信していると、それを見たクライアントから仕事の依頼が来ることがあります。フリーランスエンジニアとして活動するなら、仕事用のHPやアカウントを持っておくのがおすすめです。

未経験からフリーランスエンジニアになれる人の特徴は?

ここでは、未経験からフリーランスエンジニアになれる人・挫折しやすい人のそれぞれの特徴を紹介するので、自分がどちらに当てはまるのかチェックしてみてください。

未経験からフリーランスエンジニアになれる人の特徴

未経験からフリーランスエンジニアになれるのは、以下のような人です。

  • IT技術に興味・関心がある
  • 自分で問題を解決する力がある
  • 効率よく業務をこなせる
  • 忍耐力がある

IT技術に興味がある人なら、楽しみながら学習できて効率よくスキルを習得できるでしょう。フリーランスになると問題が発生してもすべて自分で対処する必要があるため、問題解決力がある人も向いています。

エンジニアは多くの作業をこなさなければならないため、業務効率のよさも重要です。また、地味な作業も多いので忍耐力も求められます。

挫折しやすい人の特徴

独立までに挫折してしまいやすいのは、以下のような人です。

  • フリーランスになる目的が曖昧
  • 独学で難易度が高い言語を習得しようとしている
  • 学習計画が甘く十分な時間を確保できていない

フリーランスになる目的が曖昧だと、勉強の途中で挫折してしまう可能性が高いです。独学では学習につまずいたときに頼れる人がいないため、難易度が高い言語の習得を目指すならスクールや勉強会を活用したほうがよいでしょう。

また、学習に十分な時間を確保できなければ、スキルが身につかずいつまでも独立できません。

挫折せずにプログラミングスキルを身につけるには?

ここでは、挫折せずにプログラミングスキルを身につけるための3つのポイントを紹介します。

1.難易度の優しいWeb制作から始める

初めからいきなり難易度の高いものに手をつけると、わからないことばかりで挫折してしまう可能性があります。初心者は、比較的簡単なWeb制作から始めるのがおすすめです。

たとえば、Twitter社が開発したBootstrapを学ぶのもよいでしょう。Bootstrapは、あらかじめ用意されたテンプレートを自分の書いたコードでカスタマイズできる「Webフレームワーク」の一種です。白紙からWebサイトを作る必要がないので、初心者でも取り組みやすいといえます。

ほかに、WordPressを用いたホームページ作成、Photoshopを用いた画像編集などのスキルを身につけるのもおすすめです。

2.相談できる仲間をつくっておく

プログラミングをしていると、疑問点や不明点が出てくるものです。そのようなときに相談できる相手をつくっておきましょう。

勉強会に参加したりコミュニティに入ったりして、積極的に知り合いをつくっておくと、仕事の幅を広げることにも役立ちます。

フリーランスにおすすめのコミュニティ12選!選び方も紹介

3.学習と実践を繰り返す

学習だけに励んでいれば、スキルが上がるというわけではありません。エンジニアのスキルには、実務をこなす中で身につけられることも多いです。

ある程度インプットができたら実践の場へと漕ぎ出して、技術や知識を磨いていきましょう。

未経験からフリーランスエンジニアになる際のよくある質問

最後に、未経験からフリーランスエンジニアを目指す際のよくある質問を3つ紹介します。

未経験からフリーランスエンジニアを目指せるのは何歳まで?

未経験から独立を目指すなら、20代から遅くとも30代が限度です。40代になると年齢的に厳しい可能性が高いので、フリーランスエンジニアになりたいと思ったらできるだけはやく行動を開始するのがおすすめです。

未経験から独立するまでどのくらい時間がかかる? 

スキル習得に半年から1年、実務経験を2〜3年積むことを考えると、おおよそ3年はかかると思ってください。フリーランスエンジニアには実務経験が必要なので、スキルを習得したからといってすぐに独立して活躍できるわけではありません。学習を始めてから独立まで数年はかかるとみておきましょう。

フリーランスエンジニアの年収目安は? 

現在エージェントに登録されている案件を参考にすると、想定月収は週3日案件で30万〜40万円、週4日案件で40〜60万円程度。年収に換算すると、週3日で360万〜480万円、週4日で480万〜720万円ほどになる計算です。

つまり、日本全体の平均年収である約436万円(令和元年・国税庁調べ)を上回るケースもあるのです。もちろん、経験を積むほど収入も上がっていくと予想できます。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

まとめ

今回は、未経験からフリーランスエンジニアになりたい方に向けて、独立までのプロセスや注意点などを幅広くご紹介しました。

IT人材へのニーズが高まっている現代で、未経験からフリーランスエンジニアになることは不可能ではありません。独立までのプロセスを事前に把握し、計画的に歩みを進めることで、フリーランスエンジニアになるという夢を実現させましょう。

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