ネットワークエンジニアにおすすめの資格一覧と難易度・取得メリット

こんにちは、ITプロマガジンです。

コンピューターネットワークの設計から構築、管理などを行うネットワークエンジニア。仕事内容が多岐に渡ることから、「ネットワークエンジニアになるためには資格が必要なのでは?」と思っている人も多いのではないでしょうか。

今回はネットワークエンジニアになりたい人や、すでにネットワークエンジニアとして働いている人に向けて、資格取得の必要性とおすすめの資格をご紹介します。

資格を取得するための勉強方法についても具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ネットワークエンジニアに資格は必要?

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ネットワークエンジニアは資格免許職ではないため、資格がなくても働くことはできます。

ネットワークエンジニアは、未経験でもネットワークの保守や運用、監視といった業務を担当しつつ、実績を積みながらキャリアアップするケースが多いです。しかし、資格を取得すれば、自身のスキルや実績を可視化できるため、信用につながります。

また、高収入を獲得しているネットワークエンジニアの多くは資格を取得しています。会社が指定する資格を取得することで特別手当を受給できるケースは少なくないためです。

転職するときも資格があると、採用担当者にどのような技術と知識を持っているか証明することができます。フリーランスへ転身する場合も、独立直後は好条件な案件を獲得するのは簡単ではありませんが、資格があれば条件のよい仕事を任せてもらいやすくなるでしょう。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格一覧と難易度

ネットワークエンジニアは、色々なケースで資格を持っていると有利になるということで、資格を取得したいと思っている人もいるでしょう。

ここでは、ネットワークエンジニアとして活動する際におすすめの資格とそれらの難易度をご紹介します。

おすすめの資格を国家資格と技術者認定資格、それぞれについて解説していますので、ぜひご覧ください。

ネットワークエンジニアにおすすめの国家資格

ネットワークエンジニアにおすすめの国家資格は以下の通りです。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は情報処理技術者試験の高度資格と位置付けられている国家資格です。合格率も10%を切り、一般的な資格の中でも難易度が高くなっています。

ネットワークの設計開発に関するスキルや、ネットワーク管理者としての能力を問われるのが特徴。取得することでネットワークエンジニアとして高い能力があることを証明できます。

受験資格なし
試験時期年1回春期(4月頃)
費用7,500円(税込)
公式サイトhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/nw.html

情報セキュリティスペシャリスト試験(情報処理安全確保支援士)

情報セキュリティスペシャリスト試験も、ネットワークスペシャリスト試験と同様に、情報処理技術者試験の中の高度資格と位置付けられている資格です。情報セキュリティスペシャリスト試験は、セキュリティに比重を置いた資格になりますが、ネットワークとセキュリティというのは切っても切れない関係にあるため、ネットワークエンジニアのスキルアップに適した資格として考えられています。

難易度はネットワークスペシャリスト試験と同じく難関資格です。

受験資格なし
試験時期年2回春期秋期(4月頃、10月頃)
費用8,250円(税込)
公式サイトhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sc.html

基本情報技術者試験

これも同じく、情報処理技術者試験の1つ。基本情報技術者試験は入門の位置付けにある試験です。難易度もそれほど高くなく、IT系の技術職として就職すると必ずと言っても良いぐらい、最初に目標として設定される資格です。

高度資格に比べると取得した時に得られる評価は高くありませんが、ネットワークスペシャリストやセキュリティスペシャリストの土台となる知識を学ぶことになるので、持っておいて損はない資格ではあります。

受験資格なし
試験時期年2回春期秋期(4月頃、10月頃)
費用7,500円(税込)
公式サイトhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html

ネットワークエンジニアにおすすめの技術者認定資格

ネットワークエンジニアにおすすめの技術者認定資格は以下の通りです。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、いわゆるベンダー資格と言われるもので、シスコシステムズの製品に関しての知識が問われる資格です。ネットワークの仕事をしているとシスコシステムズの製品を使うことはよくあるので、その場合に役に立つ資格です。特に業務経験の浅いネットワークエンジニアの場合は、資格によって知識レベルを認めてもらうしかないケースもあります。そんなとき、ネットワークエンジニアとしての仕事を得やすいと言えるでしょう。

難易度はCCNA、CCNP、CCIEの順に上がります。CCNAは入門的な位置付け、CCNPはCCNAより知識やスキルが専門的になり、CCIEはネットワークの試験のなかでも取得が難しい試験とされています。

受験資格CCNA:13歳以上
CCNP:なし
CCIE:18歳以上
試験時期随時
費用CCNA:36,960円(税込)
CCNP:86,240円(税込)
CCIE:270,600円(税込)
公式サイトhttps://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams.html

オラクルマスター

オラクルマスターは日本オラクルの認定資格です。Oracle Databaseの管理スキルを証明することができます。「オラクルマスターブロンズDBA」「オラクルマスターシルバーDBA」「オラクルマスターゴールドDBA」「オラクルマスタープラチナ」と4つの段階が用意されています。

ブロンズはデータベースの入門編でITエンジニア担当の資格、シルバーはインスタンスの管理やネットワークの設定など、実践的な内容を問われる運用担当者の資格、ゴールドはデータベースの構築や運用スキルが求められるデータベース管理者の資格、プラチナはデータベースのエキスパート担当で最高難易度の資格です。

受験資格ブロンズ:なし
シルバー:なし
ゴールド:10g以降のSilver資格
プラチナ:10g以降のGold資格
試験時期随時
費用37,730円(税込)※4つの試験共通
公式サイトhttps://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

LPIC(エルピック)

LPICというのは、Linux Professional Instituteによって運営されているLinux技術者のための認定資格です。レベルがLPIC-1・LPIC-2・LPIC-3の3段階に分かれており、難易度の低いものから受験していくことができます。Linux関連の技術に触れることがあるネットワークエンジニアの方にはおすすめの資格です。

難易度はLPIC-1は暗記のみで解ける問題が多く、LPIC-2は実務経験がないと資格の取得は難しいでしょう。LPIC-3はLPIC-2よりさらに難易度が高く、専門的な知識が問われます。

受験資格LPIC-1:なしLPIC-2:LPIC-1の認定資格LPIC-3:LPIC-2の認定資格
試験時期随時
費用16,500(税込)※3つの試験共通
公式サイトhttps://www.lpi.org/ja

LinuC(リナック)

LinuCは、LPI-Japanが独自に作ったLinuxに関する技術者認定資格です。レベル1から3までの3段階に分かれており、取得することでクラウド時代の即戦力エンジニアであることを証明できます。

レベル1では、物理や仮想Linuxサーバーの構築と運用に関する知識、レベル2では仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステムや、ネットワークの設定・構築に関する知識、レベル3では各分野で最高レベルの技術力をもつ専門家としての知識が必要です。

難易度はレベル1であればIT業界未経験者でも集中的に勉強することで3ヵ月ほどで取得できるとされています。レベル2は構築経験の無い人には難しく、レベル3はLinuxを扱う業務に精通していても、資格取得に1年ほどの時間を要する難関資格とされています。

ネットワークエンジニアの場合、アーキテクチャに基づいた導入や管理ができることを証明できる、レベル2まで取得するのがおすすめです。

受験資格レベル1:なし
レベル2:レベル1の認定資格
レベル3:レベル2の認定資格
試験時期随時
費用16,500円(税込)※3つの試験共通
公式サイトhttps://linuc.org/
Linuxの資格「LinuC」「LPIC」とは?試験の難易度から勉強法まで調査!

Linuxのおすすめ資格「LinuC」「LPIC」の難易度や受験料を徹底解説

CompTIA Network+

CompTIA(コンプティア)認定資格は、業界のエキスパートによって開発された、IT業務における実践力や応用力を評価する認定資格です。コンプティア認定資格のなかで代表的なCompTIA Network+を取得すれば、基本的なネットワークの概念やセキュリティ、トラブルシューティングといった、ネットワーク関連業務を9ヵ月行ったのと同等のスキルを身につけているという証明になります。

CompTIA Network+は国内外問わず知名度があるため、取得することで多数の企業へのアピールにつながるでしょう。

難易度はネットワーク関連の資格のなかでも初級レベルとされています。

受験資格なし
試験時期随時
費用46,284円(税込)
公式サイトhttps://www.comptia.jp/certif/core/comptia_network/

 ネットワークエンジニアが資格をもつメリットとは?

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ネットワークエンジニアにおすすめの資格についてご紹介しましたが、資格をもつ具体的なメリットとは一体何なのか、見ていきましょう。

スキルアップになる

資格を取得する時に得られるメリットとして、資格の勉強によってスキルアップができることです。

実際の現場の業務だけだと体系的な知識が得られないため、一般的にどうなのかや、全体的な知識が得られません。

その穴埋めを資格を取るための勉強によってすることが可能です。

スキルの証明になる

エンジニアの仕事というのはネットワークエンジニアに限らず、スキルがあるかどうかで評価されるべきです。

ですが、実際には一緒に働いてみるまではどれぐらいのスキルがあるのかが面談等だけでは分かりません。

その時に、客観的な指標として資格を持っているかどうかが利用できます。

逆に言うと、資格を持っていることで、ネットワークエンジニアとしてどの程度のスキルを持っているのかを客観的に証明することができます。

転職に有利になる

ネットワークエンジニアの場合、転職する際には今までの経歴はもちろんのこと、どんな資格を持っているのかも見られることが多いでしょう。

先ほどの話と重複するのですが、転職時の人事の人もどの程度のスキルを持っているのかを判断するために資格の有無、どんな資格を持っているのかを見ます。

全く資格を持っていない場合と、高度な資格を持っている場合では、やはり転職のしやすさにも影響してきます。

年収が上がりやすい

会社の評価制度として資格の有無が入っている会社も多くあります。

ネットワークエンジニアの場合も同様に、資格を持っていることで、会社内での評価も上がりやすく、それに伴って年収も上がりやすいと言えます。

ネットワークエンジニアの年収は?年代・企業・工程別の給料事情

ネットワークエンジニアの資格を取得するための勉強方法

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ネットワークエンジニアが資格を取得するためには、独学で勉強する、スクールに通うといった方法があります。資格取得に向けて、ご自身に合った効率的な勉強方法を見つけてみてください。

書籍を活用して独学で勉強する

資格取得のために、書籍を活用して独学で勉強することも可能です。独学で勉強すればコストを大幅に削減することができますし、通勤時間や休憩時間といった隙間時間で勉強できるため、スケジュールが多忙な人も勉強を続けやすいでしょう。

ただし、わからないことがあっても質問できず、自分で解決へ導く必要があります。

スクールに通う

独学で学ぶのはハードルが高いという人は、スクールへ通うことを検討してみましょう。専門のスクールに通えば、専門の知識をもった講師の指導や講義を受けられるので、効率的に学習を進めることができます。

スクールによっては転職のサポートを受けられるところもありますが、独学と比べて時間や費用などコストがかかってしまうというデメリットもあります。

オンラインの学習講座を利用する

独学は挫折しそうで不安だけど、スクールに通うのは時間や費用などコスト面の負担が大きいという人は、オンラインの学習講座を利用するのがおすすめです。オンラインの学習講座なら、自分の好きな時間を使ってマイペースに学ぶことができます。また、動画による学習のため、スクールと同等レベルのカリキュラムを利用できるのも魅力的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はネットワークエンジニアの人にとって資格を取ることによるメリットについてお話ししました。

エンジニア系の仕事の場合、どちらかというと職人的な仕事になるため、今までの経験がモノを言う仕事なのですが、それに資格をプラスすると、スキルアップや周りの評価のアップにもつながります。

転職を考えている人の場合は、本当に資格を持つことが有利に働くケースも多いので、ぜひ資格にチャレンジしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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