こんにちは、ITプロマガジンです。
個人事業主として独立を検討する際、どんな職種・仕事が稼げるのか?気になる方も多いのではないでしょうか。個人事業主の稼ぎ方には、業務委託として仕事を請け負う、もしくは個人でビジネスを営むなど、選択肢があります。
成功すれば会社員として働くより多くの収入を得ることが可能ですが、そのためにはどんな職種で、どのように稼いでいくか?事前に考えておくことが必要です。
この記事では、個人事業主におすすめの職種と仕事内容、具体的な稼ぎ方を紹介します。職種ごとの収入目安も紹介するので、個人事業主としての仕事選びに悩まれている方はぜひ参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
個人事業主とは?個人で仕事をする手段
個人事業主とは、法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことです。税務署に「開業届」を提出して事業開始の申請をすれば、個人事業主として独立したことになります。
法人は法務局に法人登記をし、会社印や法定費用と資本金などを用意しなくてはなりませんが、それに比べると個人事業主の手続きは簡単です。
開業届は正確には「個人事業の開業・廃業等届出書」といい、国税庁のホームページからダウンロードし必要事項を記入して提出すれば個人事業主となることができます。
個人事業主になった後は、どのように仕事をすればよいのでしょうか?まずは、個人で仕事をする手段を紹介していきます。
業務委託契約で仕事を請け負う
フリーランスや個人事業主など個人で働く人の多くは、会社と業務委託契約を交わして仕事を請け負っています。業務委託では単発の仕事もあれば、毎月のように一定量が発注される仕事もあります。
ちなみに、業務委託というのは法律上の名前ではありませんが、会社が業務を外注する際の契約の総称として使われています。その業務委託には、法律的な業務を委任する「委任契約」、法律的ではない業務を委任する「準委任契約」、成果物に対して報酬が支払われる「請負契約」があります。
フリーランスとして業務委託の仕事をしていくことを検討されている方は、以下の記事も参考にしてください。
個人でビジネスを始める・開業する
業務委託以外には、起業をしてビジネスを行う方法もあります。個人でできるビジネスとしては「店舗を立ち上げて小売りを行う」「得意なジャンルを活用してオンライン講師をする」「税理士として事務所を構える」などがあります。
その際は会社(法人)を設立してビジネスを行う場合もありますが、手続きや資金の問題でハードルが高いという場合には、個人事業主としてビジネスをスタートさせることもできます。
【業務委託系】個人事業主の職種と収入目安
現在、業務委託としての仕事にはどのようなものがあるでしょうか。クラウドソーシングや弊社「ITプロパートナーズ」などの案件を見ながら、人気がある職種を紹介していきます。
職種 | 仕事内容 | 年収目安 | 難易度 |
---|---|---|---|
エンジニア | システムやWeb、アプリなどの設計・開発・運用を行う | 400万~800万円 | ★★★★★ プログラミングスキルや実務経験が重視されるため難易度は高め |
マーケター | マーケティングの専門職。 商品やサービスを売るための仕組みを作る | 500万~700万円 | ★★★★★ マーケティングの知識や経験が必要になります。リサーチ力・分析力なども求められるため難易度は高め |
ライター・編集者 | ライターは雑誌やWebメディアなどの記事執筆。 編集者は企画立案・スケジュール管理など | 200万~500万円 | ★★☆☆ 未経験者でも始めやすい職種です。正しい日本語とWebメディアの場合はSEOの知識も必要 |
デザイナー | Webや広告、プロダクトなどのデザイン業務 | 300万~500万円 | ★★★★☆ デザインの知識はもちろん、デザインソフトのスキル・操作経験が求められます。未経験者の仕事獲得は難しい |
事務職 | バックオフィス業務や電話代行。 総務・人事・経理などに分かれる | 300万~400万円 | ★★☆☆☆ パソコン操作やビジネスマナーを求められますが、未経験者可な仕事も多い傾向 |
カスタマーサポート | 顧客へのサービスや商品の説明、質問対応。 在宅による対応も可能 | 300万~450万円 | ★★★☆☆ パソコン操作やビジネスマナーは必須 |
運転・宅配スタッフ | 荷物の配送・集荷。 運送会社と業務委託契約を交わすことが多い | 330万~380万円 | ★★☆☆☆ 特別な技術は必要なく、仕事をこなした分だけ収入につながる |
翻訳 | 文章や映像などの外国語を日本語に訳す仕事。 文芸翻訳、映像翻訳、実務翻訳など種類がある | 350万~500万円 | ★★★★★ 語彙力や表現力が求められるため難易度は高め |
エンジニア
エンジニアであれば、基本的にはインターネットにつながるパソコンがあれば作業ができるため、個人事業主の仕事に適しています。業務委託の案件も多く、例えばITプロパートナーズでは2024年4月時点では2,500件以上の案件を見つけられます。
個人でエンジニアとして仕事を請け負うのであれば、エンジニアとしての実務経験は必須です。中には未経験未経験可能な案件も見られますが、非常に珍しいです。目安として、3年以上のエンジニア実務経験があると、個人でも仕事をしていきやすいでしょう。以下は、弊社ITプロパートナーズで募集している個人事業主(フリーランス)向けのエンジニア案件例です。
案件名 | 【Swift/Node.js】新規アプリ開発におけるエンジニアの案件・求人 |
---|---|
エンジニアの案件単価 | 案件単価:〜800,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | Swiftの2年以上の実務経験/MVVMやクリーンアーキテクチャなどを用いた大規模アプリの開発経験/RxSwiftを用いたアプリの開発経験 |
職種・ポジション | アプリケーションエンジニア |
マーケター
マーケターは商品やサービスを売るためのマーケティングを行う仕事です。世の中のニーズをくみ取りデータを分析し、売るための最適な手法を選びます。以前は広告といえばテレビや紙媒体、イベントなどが主流でしたが、最近はWeb上におけるデジタルマーケティングが主流となっています。
求められるスキルとしては積極的に市場を調査する行動力や、世の中の動向をキャッチするリサーチ力、データの分析力などです。下記はITプロパートナーズで取り扱っているマーケターの案件例です。
案件名 | 【SNSマーケティング/SNS運用】キャリア支援事業においてのマーケター募集 |
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マーケターの案件単価 | 案件単価:〜900,000 円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | SNSマーケティング, SNS運用 |
職種・ポジション | マーケター |
ライター・編集者
自分でテーマを見つけて文章を発信する人もいますが、基本的にはクライアントや編集者から依頼を受けて文章を書くのがライターの仕事です。雑誌や新聞などの紙媒体のほか、近年はWebメディアで活躍するライターが増えています。
一方、クライアントと企画内容を調整し、スケジュール管理をしながらライターに発注するのが編集者の仕事です。あがってきた原稿のチェック作業もあります。ともに必要なスキルは、日本語に関する知識とSEOに関する知識です。
ITプロパートナーズでは、下記のようなライター・編集案件を取り扱っています。
案件名 | 【編集/ライティング/制作ディレクション/小規模】法律系新規メディア立ち上げディレクターの案件・求人 |
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ライター・編集者の案件単価 | 案件単価:〜700,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | 編集/ライティング, 制作ディレクション/小規模 |
職種・ポジション | ライター Webディレクター |
デザイナー
デザイナーには複数の種類があり、プロダクトをデザインする人や広告のデザインを専門とする人、雑誌などの紙媒体を得意とする人もいます。しかしやはり最近、募集が多いのがWebのデザイナーです。
Webデザイナーは文字や画像、動画などを組み合わせ、視覚的に商品やサービスをアピールしたり、各記事などを読みやすくしたりする工夫をします。IllustratorやAdobePhotoshopなどのグラフィックソフトを使いこなすスキルや、言語、SEOなどの知識を必要とします。
ITプロパートナーズでは、下記のようなWebデザイナー案件を取り扱っています。
案件名 | 【JavaScript/HTMLコーディング】タレントマッチングサービスにおけるデザイナーの案件・求人 |
---|---|
Webデザイナーの案件単価 | 案件単価:〜600,000 円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | JavaScript, HTMLコーディング |
職種・ポジション | Webデザイナー |
事務職
営業や販売などのフロントオフィスの仕事に対し、社内向けのバックオフィスの仕事を行うのが事務職です。
総務、人事、会計などに関する業務があります。テレワークが進み電子印鑑、電子書類のシステムも発達したため、業務委託として個人にテレワークで任せたりすることも増えています。医療事務や金融事務など専門性の高いクライアントの事務をする場合には、ある程度の業界ごとの知識、スキルが必要です。
しかしデータ入力のように未経験者でも可とする案件も比較的多くあり、実際の案件例は以下のとおりです。
カスタマーサポート
電話やチャット、メールなどを使い、企業の顧客に対してサービスや商品の説明、質問対応などを行うのがカスタマーサポートの仕事です。カスタマーサポートセンターで働くこともありますが、最近は個人に業務を発注し、在宅でできるようにしているところもあります。
クラウドソーシングでの募集案件を見ると、フルリモート可とするカスタマーサポート案件を見つけることができ、案件例は以下のとおりです。
カスタマーサポートに必要とされるスキルは、基本的なパソコンの操作やビジネスマナーなどがあげられます。
運転・宅配スタッフ
人々の買い物のスタイルとして通信販売、ネット販売が多くなってきているなか、運転・宅配スタッフの需要が高くなっています。従来は運送会社で雇われるというスタイルが中心でしたが、最近は軽自動車を使い、運送会社と業務委託契約を交わして働くスタイルも増えています。
運転・宅配スタッフは、好きな日、好きな時間に働くことが可能です。単発での仕事もありますが、信用を得ると定期的に仕事を任されやすくなります。
翻訳
翻訳は、主に文章や映像などの外国語を日本語に訳す仕事です。海外の小説などを日本語に訳す文芸翻訳、海外映画やドラマなどを訳す映像翻訳、外国語で書かれたビジネス文章を日本語に訳す実務翻訳などのさまざまな種類があり、案件例は以下のとおりです。
単純に直訳するのではなく、作者の意図や作品の背景を理解した日本語の言い回しや表現が必要です。そのため、作業には理解力や調査力、語彙力などが求められます。クライアントからもらったデータを受け取り翻訳するので、リモートで対応できる案件も少なくありません。
【個人ビジネス系】個人事業主の職種と収入目安
上述の仕事は個人での仕事とはいえ、業務委託契約を結びつつ働くスタイルでしたが、ここからは、個人で商品やサービスなどをやり取りするビジネスとして働きやすい職種について紹介していきます。
職種 | 仕事内容 | 年収目安 | 難易度 |
---|---|---|---|
講師 | スキル・知識を活かしてセミナーや講義を行う。 自分でスクールを開設するほか、講師として業務委託する方法もあり | 300万~600万円 (スキルや講義の内容によって変動) | ★★★★☆ 保有するスキルの経験年数やコミュニケーションスキルが必要 |
小売販売 | 店舗やECサイトで商品を販売する | 600万円程度 (季節や需要の変化に影響を受けやすい) | ★★★☆☆ 取り扱う商品によって専門知識や資格が必要。また、宣伝力や接客スキルも必要 |
飲食業 | レストランやカフェなど飲食店の経営 | 350万~ (ジャンルによって年収も異なる) | ★★★☆☆ 資格や営業許可の取得が必要。さらに店舗や設備などに費用がかかるため、まとまった資金が必要 |
不動産業 | 不動産の仲介や売買 | 400万~800万円 | ★★★★★ 難易度が高いといわれる宅地建物取引士の取得が必須 |
投資家 | 株や不動産などに投資し、利益や配当金を得る | マイナス〜1000万円以上 | ★★★★★ 投資のための費用や金融商品に関する知識が必要。リサーチ力・分析力なども不可欠 |
カメラマン | 写真や動画の撮影。写真のレタッチや補正をする場合もある | 300万~400万円 | ★★★☆☆ カメラや写真に関する知識はもちろん、集中力や根気強さが必要 |
コンサルタント | 課題解決のために戦略の立案や提案をする | 300万~1000万円 (職種によって異なる) | ★★★★☆ 業界や業種などジャンルごとの知識、さらに独立するためには実務経験が必要 |
各種サロン | 美容やリラクゼーション系のサロン経営 | 300万~ (規模やサービス内容によって異なる) | ★★★☆☆ 設備や宣伝広告に初期費用がかかります。また、サロン継続のために集客の知識も必要 |
トレーナー・インストラクター | ヨガ・スポーツなどの技術指導やサポート | 300万~400万円 | ★★☆☆☆ スポーツの経験や知識、体力が必要です。身体作りの知識があればなお可 |
ブログ・アフィリエイト | 自身のブログに貼った広告から収入を得る | 1万~1000万円以上 | ★★☆☆☆ アクセス数を稼げれば収益化できる可能性有り。ただし、時間がかかる |
動画配信 | 動画サイトに動画を配信して広告料を稼ぐ | 1万~1000万円以上 | ★★☆☆☆ 動画配信自体は難しくないが、収益化には再生回数を稼ぐ必要がある |
士業 | 弁護士や行政書士など専門性が高く、国家資格を有する仕事 | 300万~1,000万円 (職種によって異なる) | ★★★★★ 国家資格の取得が必要。職種によっては実務経験がなくても独立可能 |
講師
特技、特別な知識などがある場合、講師として手広くビジネスをすることができます。学習塾やおけいこの教室を自宅やレンタルオフィスで開設するほか、最近はオンラインでセミナーや講義を行っている人もいます。
もちろん、塾やスクールの講師として業務委託という形で働いている人が多くいます。案件募集では週1日授業1コマ~というものもあり、スキマ時間で働くことも可能です。
弊社ITプロパートナーズでは、エンジニア講師に関する以下のような案件を掲載しています。
案件名 | 【コンサルタント】社内研修におけるエンジニア講師の案件・求人 |
---|---|
講師の案件単価 | 案件単価:〜100,000円/月 |
勤務地 | 神泉 |
スキル | Java,C#,Pythonいずれかを利用した開発経験/マネジメント経験 |
職種・ポジション | コンサルタント |
小売販売
実店舗を持つほか、Web上にショップを持って通信販売をするという方法もあります。店舗の規模によって、1人で運営や接客をする人もいれば、スタッフを雇って行っている人もいます。
求められるスキルとしては扱う商品への知識と、仕入れを効率よく行う技量、そして販売をするための宣伝力や接客スキルなどです。
成功をすれば多くの利益を得られますが、場合によっては多くの在庫を抱えることもあるので注意が必要です。
飲食業
レストランや居酒屋、カフェ、ラーメン店など飲食店で修業を積む人にとって、独立して自分の店を持つのは夢の1つです。
飲食業を始めるには店舗スペースや設備、資金の準備のほか、資格の取得も必要となります。その1つが「食品衛生責任者」で、食品衛生協会で講習を受けることで取得ができます。また、店舗の収容人数が30名以上の場合には日本防火・防災協会が講習を実施している「防火管理者」の資格が必要です。
不動産業
不動産の仲介や売買、不動産投資を行う仕事です。開業するためには「宅地建物取引業」の免許と「宅地建物取引士」の資格が必要になります。
さらに、宅地建物取引業の申請には事務所が必要となるため、あらかじめ事務所を構えていなければなりません。自宅を事務所とする場合でも、事務所専用の出入り口や応接スペースなどが必要になります。
個人事業主としての不動産業では、取引額が大きいほど得られるリターンも大きく、高収入を狙える点がメリットです。ただし、営業力や交渉力、マーケティング知識などが必要になります。
投資家
個人で株式や不動産、FXなどに投資する仕事です。投資商品を扱う会社では、インターネット上で売買できる環境が整備されているので、投資を始めること自体のハードルは高くありません。ただ、安定して利益を生むには、ある程度の自己資金が必要です。
投資家は、投資だけで生計を立てる専業投資家と、投資以外にも収入がある兼業投資家に分けられます。また、投資には売買で利益を生み出すキャピタルゲインと、保有することで利益を得るインカムゲインがあります。
情報収集などには時間をかける必要もありますが、場所を選ばないため、比較的自分の求める働き方ができる仕事です。
カメラマン
クライアントや編集者の要望を受け撮影をするのがカメラマンの仕事です。最近は誰でも気軽に写真を撮れますが、カメラマンはプロとしてよりきれいな写真を撮影することが望まれます。また、撮影後はAdobe Photoshopなどを使って、色味などの微調整も行います。
写真に対する知識が求められるのはもちろん、多くの機材を持ち歩く体力も大切です。また、クライアントのさまざまな要望に応えるために、柔軟に撮影プランを提案できる力も必要です。
コンサルタント
コンサルタントとして独立するには、まずはコンサルティングファームなどで働き実績を積んでから独立するのが一般的です。コンサルタントには経営コンサルタント、ITコンサルタント、医療コンサルタントなどがありますが、コンサルタントとして活動するにはそれぞれのジャンルに対する豊富な知識が必要です。
また、経営コンサルティングであれば、公認会計士や税理士などの資格を取得することで信頼を得ることができ顧客獲得につながります。ITプロパートナーズ掲載のコンサルタントに関する案件例は、以下のとおりです。
案件名 | 【コンサルタント】DXコンサル事業におけるコンサルタントの案件・求人 |
---|---|
コンサルタントの案件単価 | 案件単価:〜900,000円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | コンサルティングファームでの従事経験/DXやITコンサルタントとしての経験 |
職種・ポジション | コンサルタント |
各種サロン
エステ、ネイル、まつエク、マッサージなど美容やリラクゼーション系のサロンで働いた後に独立して開業するという手もあります。自分のイメージしたサロンを運営できるのが魅力です。
ただし、ある程度の資金力と、トレンドに合わせた技術やセンスを持ち合わせることが大切です。さらにネイルのように人気のあるジャンルの場合、アクセスが便利か、周囲にライバル店がないかなど、サロンを開く立地についても慎重になる必要があります。
トレーナー・インストラクター
トレーナーは、顧客の身体作りやスキルアップをサポートする仕事です。栄養指導やメンタルケアなどを含め、顧客の健康・体調管理を行います。
実力次第ではプロ選手の専属トレーナーも考えられるでしょう。スポーツトレーナーの資格はありませんが、柔道整復師や理学療法士など医療系の国家資格を保有している人が多いようです。
インストラクターはヨガやダンス教室、パーソナルジムなどで技術指導を行います。正しい運動のやり方やトレーニング方法、運動メニューの作成などが主な内容です。
ブログ・アフィリエイト
自分でブログを立ち上げ、広告収入を得る人も多くいます。また、ブログに商品のリンクを貼り、ユーザーがそのリンクを経由して企業などのサイトにアクセスした場合に報酬を得ることができるアフィリエイト広告で収益を得る方法もあります。
組織に縛られることなく自分発信でできる仕事ですが、アクセス数が伸びず収益を得られないことがあります。いきなり専業とはせず、副業として始めるのがいいかもしれません。
動画配信
YouTubeなどを活用し動画を配信して広告料を稼ぐという方法もあります。内容は美容、教育などさまざまに考えられます。
ただし、現在はかなりの数のライバルが存在することから、再生数を稼ぐのは難しいと考えたほうがよいかもしれません。動画の撮影や配信の知識のほか、再生数を稼ぐための対策についても、常に知識を仕入れておくことが大切です。
また、企業から依頼を受けエンジニアとして動画配信の技術を提供するビジネスを行う人もいます。
士業
士業とは〇〇士といわれるような職業のことを指します。専門性が非常に高い職業が多く、多くは国家資格を取得しないとなることができません。なかでもよく知られている種類には以下のものがあります。
- 弁護士
- 司法書士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
- 税理士
- 公認会計士
- 社会保険労務士
- 土地家屋調査士
- 不動産鑑定士
- 中小企業診断士
資格を取得していることから、法人化することなく個人でも事務所を開設して働きやすい職業です。もちろん企業に勤めながら資格を生かしている人もいます。必要なスキルは、それぞれの高い専門性です。
【目的別】個人事業主おすすめの職種一覧
個人事業主におすすめな職種を目的別で紹介すると、以下のとおりです。
目的 | 職種 |
---|---|
高収入を狙える | ・エンジニア ・マーケター ・不動産業 ・投資家 ・コンサルタント ・士業 |
主婦や女性におすすめ | ・Web系(デザイナー・ライターなど) ・事務職 ・サロン系 ・店舗経営 |
スキルなしでも始めやすい | ・オンラインショップ運営 ・Webライター ・ペットシッター ・家事代行 |
ここでは、それぞれの職種について具体的に紹介します。
高収入を狙える個人事業主の職種
高収入を狙いたい人におすすめの職種は、以下の通りです。
- エンジニア
- マーケター
- 不動産業
- 投資家
- コンサルタント
- 士業
エンジニアやマーケターは、人材不足により需要が高まっているため報酬単価が高い傾向です。一定のスキル・実務経験があれば仕事も獲得しやすいといえます。
個人事業主の不動産業は前述した通り、取引額が大きいほど得られるリターンも大きいため成約できれば高収入が期待できるでしょう。さらに投資の知識と元手となる資金があるならば、投資家も高収入を狙える職業です。元手が多ければその分大きな収益が望め、安定した収益が期待できます。
コンサルタントや士業は、もともと報酬単価が高い職種です。専門知識が必要になるため難易度は高くなりますが、将来性があるといえるでしょう。
主婦や女性におすすめの個人事業主の職種
主婦や女性個人事業主におすすめなのは、以下の職種です。
- Web系(デザイナー・ライターなど)
- 事務職
- サロン系
- 店舗経営
出産や子育てがある女性の場合、在宅で仕事ができるWebライターやデザイナーなどWeb系の仕事や、スキルや知識を活かして自宅で顧客に対応するサロン系と習い事系もおすすめです。ある程度自分や子どもの事情に合わせて対応できるので、続けやすい働き方といえるでしょう。
自己資金は必要ですが、ショップやカフェなどの実店舗を経営する働き方もあります。ただ、実店舗は固定費もかかるので、ネットショップを開設できるサービスを利用する方法もおすすめです。
女性におすすめの仕事は以下の記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
スキルなし・未経験でも始めやすい個人事業主の職種
スキルなしでも始めやすいおすすめの職種は、以下のとおりです。
- オンラインショップ運営
- Webライター
- ペットシッター
- 家事代行
オンラインショップの運営やWebライターは、オンライン上でも行うことができ基本的なWeb知識やタイピング、文章能力があれば始められます。実店舗を必要とせず、初期費用もパソコンとWi-Fi環境があれば問題ないでしょう。
またペットシッターや家事代行は、基本的な家事の技能やペットの世話に関する知識があれば始められます。しかし、自宅を訪れたり家族のような大切な存在をケアするため、信頼性と責任感が非常に大切です。
個人事業主はどうやって稼ぐ?高収入を得るポイント
個人事業主として高収入を稼ぐには、どうすればよいのでしょうか。業務委託で働く場合と個人でビジネスを始める場合に分けて解説します。
業務委託で働く場合
個人事業主が業務委託で高収入を得るポイントは、以下の通りです。
- 専門スキル・資格を身に着ける
- 需要の高い稼げる職種を選ぶ
- 上流工程で活躍できる職種を選ぶ
- 自分に合う仕事探しの方法を選ぶ
それぞれ解説します。
専門スキル・資格を身に着ける
クライアントなどへアピールする際、専門性や資格などを持っていると仕事につながりやすくなります。エンジニアであれば言語に関する資格を、事務系であれば簿記の資格などを取得しておくようにします。
現在、個人で働くのに習得しておくと仕事になりやすいのが、プログラミングスキルです。IT系エンジニアの需要が非常に高く、募集案件も多くなっています。
需要の高い稼げる職種を選ぶ
個人事業主として働ける職種は多くありますが、需要が高く稼げる仕事を選ぶのもポイントです。例えば、以下などのITやWeb系の仕事が挙げられます。
- エンジニア
- マーケター
- デザイナー
これらの職種は、エージェントやクラウドソーシングなどを活用すれば、比較的案件を受けやすい職種です。また、スキルや知識によっては高単価の報酬を狙えます。実績を重ねれば、継続的に高単価の案件を受けられるでしょう。
上流工程で活躍できる職種を選ぶ
需要だけでなく、上流工程で業務を遂行できるような職種を選ぶといいでしょう。
一般的に上流工程での仕事では、計画立案や戦略構築、マネジメントなどの業務を行い、事業の核に携わるため比較的高単価で受注できます。例えばフリーランスエンジニアの場合、 システムエンジニアやPMが上流工程としての役割を担い、プログラマーが下流工程として業務に携わります。
求人ボックスによると、それぞれの役割における年収は以下のとおりです。
この通り、当然PMなどの職種は年収が高い傾向にあります。上記は正社員の年収目安ですが、フリーランスとして業務委託案件を受ける場合、上流の案件では「月単価100万円以上」という案件も珍しくありません。
このような案件を取るには、経験年数だけでなく、専門性に長けた幅広いスキルを習得し、自分の実績を企業に売り込むことが大切です。
自分に合う仕事探しの方法を選ぶ
仕事探しの方法は「営業」「知人の紹介」「クラウドソーシング」「エージェント」などさまざまです。
営業は仕事獲得において基本的な方法ですが、飛び込みで行うのは苦手だという人は多いかもしれません。その点、クラウドソーシングやエージェントであれば営業の必要がありませんが、手数料がかかります。
どの仕事の探し方が自分に合っているか?は、選ぶ職種や業界によっても違いますが、まずはどれも試してみることが大切です。
個人でビジネスを始める場合
個人事業主が個人でビジネスを始めて高収入を得るポイントは、以下の通りです。
- 需要のあるビジネスに取り組む
- 初期費用・固定費を抑える
- マーケティングスキルを磨く
- 広報・営業の仕組みを作る
それぞれ解説します。
需要のあるビジネスに取り組む
個人でビジネスに取り組む場合、具体的に何に取り組むかについては、需要を考慮して決める必要があります。たとえ自分の専門性が高い分野があっても、需要がなければ収入につながりません。自分のスキルだけでなく、市場や世の中の動向にも注目しながらより多くの人が求めているものを提供する必要があります。
初期費用・固定費を抑える
個人でビジネスを成功させるには、初期費用や固定費を抑えることが大切です。初期費用や固定費を抑えられれば、たとえビジネスが思うようにうまくいかなくても損失を最小限にできるからです。
特に店舗ビジネスは初期費用がかかりやすいため、注意しましょう。利用できる補助金がある場合は積極的に活用するのがおすすめです。
マーケティングスキルを磨く
ビジネスを着実に成功させるには、マーケティングスキルも不可欠です。マーケティングスキルがなければ、魅力的で価値あるビジネスを始めてもなかなか顧客を確保できない恐れがあります。利益を得るには多くの人にサービスや商品を知ってもらう必要があります。どのような分野でビジネスに取り組むとしても、必ずマーケティングスキルを磨きましょう。
広報・営業の仕組みを作る
ビジネスを広めて軌道に乗せるには、広報や営業の仕組み作りにも取り組むべきです。たとえば、Webサイト、SNS、ブログなど、インターネットを活用して情報発信する方法があります。ビジネスに関する内容について投稿を続ければ、それがきっかけとなってビジネスに興味をもってくれる人が増える可能性があります。
また、営業活動にも力を入れましょう。そのうえでは、自分の商品やサービスの魅力をしっかり説明できるようにする必要があります。
個人事業主として活動を開始する手順
個人事業主として活動を開始する手順は、以下の通りです。
- 仕事の種類・参入分野を選ぶ
- スキルを習得する
- 開業に必要な準備を行う
- 仕事を獲得する
それぞれ順を追って解説します。
1.仕事の種類・参入分野を選ぶ
個人事業主として開始する仕事・分野を選びます。自分が得意な仕事や過去のスキル・経験から活かせそうな分野をリサーチしてみましょう。
例えば、エンジニアでもシステムエンジニア・AIエンジニア・インフラエンジニアなどに分かれます。飲食業やコンサルタントでも、人によって得意とするジャンルは異なるはずです。
スキルや知識を活かしながら、自分が興味・関心のある分野に参入するのも1つの方法です。
2.スキルを習得する
自分がやりたいことに必要なスキルを確認し、習得しましょう。具体的には、書籍を読んだり、オンライン学習サイトで勉強したりする方法があります。また、スクールに通って講師から直接指導を受けると、その場で質問しながら効率よくスキルを磨けます。
なお、業務委託で案件を受注するなら、実務経験が求められるケースも多いです。そのため、基本的なスキルを身につけて就職や転職をし、まずは実務経験を積んでから独立を目指す人も少なくありません。
3.開業に必要な準備を行う
個人事業主になるなら、さまざまな準備が必要です。開業届を管轄の税務署に提出しましょう。青色申告特別控除を受けるには、あわせて青色申告承認申請書も提出する必要があります。
また、会社員から個人事業主になる場合、年金や健康保険などの切り替えが必要です。それぞれの窓口で手続きを行いましょう。
4.仕事を獲得する
仕事を獲得する方法としては、複数あります。具体的には、以下の通りです。
- フリーランスエージェント
- クラウドソーシング
- 人脈 など
フリーランスエージェントは、さまざまな企業の案件を個人事業主に紹介しています。高単価な案件も多い傾向があります。たとえば、ITプロパートナーズでは、エンド直の案件が9割となっており、高単価案件が豊富です。また、週3日から働ける案件やリモート案件も多く扱っています。
クラウドソーシングは案件をマッチングするサービスであり、初心者でも利用しやすいでしょう。また、個人事業主は人脈から仕事につながるパターンもよくあります。
なお、自分でビジネスを始めるなら、収入をきちんと確保できるよう、入念な計画を立てて取り組む必要があります。
個人事業主として仕事をするメリット
個人事業主として仕事をするメリットは、以下4点です。
- 人間関係のストレスが少ない
- 在宅で仕事ができる
- 副業としても取り組める
- 開業手続きが比較的簡単
それぞれのメリットについて解説します。
人間関係のストレスが少ない
個人事業主には、人間関係のストレスが少ないというメリットがあります。もちろん、誰とも関わらず完全に1人で仕事をするわけではありません。ただ、個人事業主は自分で人間関係を選べます。
会社のように上司や部下という関係性もありません。社内の人事評価などを気にせずに自分の裁量で仕事をすることができます。人間関係を自らコントロールできるので、ストレスを抑えた働き方ができるでしょう。
在宅で仕事ができる
個人事業主は、仕事によっては在宅で仕事ができることもメリットです。個人事業主が利用できるエージェントサービスやクラウドソーシングなどでは、パソコンで対応できる多くのリモート案件があります。また、自宅を使って顧客対応できる仕事も少なくありません。
在宅での仕事なら、スケジュールの都合によって作業量を調整できます。ネット環境とパソコンで対応できる仕事なら、自宅でなくても場所を選ばずに働くことも可能です。そのため、会社員よりも自由な働き方ができます。
副業としても取り組める
個人事業主としての活動は、会社員の副業として取り組むことも可能です。会社員でも、開業届を提出すれば個人事業主になれます。本業以外の時間に案件に取り組めば、副業としての収入を得られます。
また、個人事業主として独立し、メインの仕事以外に副業として取り組むのも1つの方法です。複数の分野の仕事をすれば、収入アップやリスクヘッジにつながります。
開業手続きが比較的簡単
法人化に比べると、個人事業主の開業手続きはかなり簡易的です。許認可が必要のない業種であれば、2種類の届け出で完了します。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
いずれも税務署へ届け出ますが、青色申告承認申請は青色申告を希望する場合のみ必要です。青色申告は最大65万円の特別控除が受けられるため、提出しておくことをおすすめします。
また、法人設立手続きには登記手数料や定款認証手数料が必要になりますが、個人事業主では郵送代などの雑費を除いて手数料はかかりません。
個人事業主として仕事をする際の注意点
自分らしく働くことができ、成功すれば報酬アップが望める個人事業主ですが、どのような仕事もそうであるように決してよいことばかりではありません。注意しなくてはいけないポイントについて紹介します。
全て自己責任
個人で仕事をする場合には全てが自分の裁量となり、最終決定は自分でしなくてはいけません。当然、責任も自分で負う必要があります。
例えばクリエイターが他人の著作権に触れてしまった場合は仕事を切られるだけではなく、訴訟などに発展する可能性もあるので注意が必要です。
法律面にも注意する
個人事業主として独立する際は、以下のような法律の観点にも気をつけなければいけません。
- 特定商取引法
- 電子契約法
- 著作権法
- 医薬品医療機器等法(旧薬事法)
オンラインビジネスでは、顧客の個人情報を取り扱ったりするため透明性や公平性を保つための「特定商取引法」や「電子契約取引法」が重要です。
また、著作物の無断コピーや利用を阻止できる「著作権法」は、サイト制作やデザインを行う職種は知る必要があるのでしょう。化粧品や医薬品を販売する際には、「医薬品医療機器当法」などの法律を知らなければ、トラブルを招く可能性があります。
自己管理を徹底する
個人で仕事をするうえでもっとも大切なことが体調の管理です。自宅などで働いているとつい深夜でも仕事をして、体調を崩してしまうことがあります。しかし体調を崩して働けなくなってしまえば、その間の収入がなくなります。もちろん、企業のような有給休暇はありません。
しっかりと自分ができる量を考えながら仕事を引き受けることが大切です。
確定申告を行う
個人事業主として利益を得たら、確定申告による納税が必要です。確定申告は1月1日から12月31日までの所得について、翌年2月16日から3月15日までの間に行います。期限が明確に定められているため、毎年忘れずに対応しましょう。
仕事の幅を狭めない
仕事の話があった時、それが自分の得意分野でなくても、すぐにできないとはせずにまずは「本当にできないだろうか。できる方法はないだろうか」と考えてみることが大切です。
最初は難しいと思っても、やってみることで仕事の幅が広がることがあります。また、現在の仕事をいつまで継続できるかも不明確です。安定して収入を得るためにも、仕事の幅を広げて複数の収入源を確保しておくことをおすすめします。
常に変化していく世の中のニーズをキャッチするためにも、簡単に幅を狭めず、まずは考えましょう。
個人事業主の仕事に関するQ&A
ここでは、個人事業主の仕事についてよくあるQ&Aを紹介します。
個人事業主としての仕事がない時はどうすれば良い?
個人事業主としての仕事がない時にできることをあげると、以下の通りです。
- 自分に合った仕事なのか一度向き合ってみる
- 人からアドバイスをもらう
- 必要な知識を身につける
まずは仕事について改めて考え、本当に自分に合っているか考えましょう。人に相談し、客観的な意見をもらうのも効果的です。
知識・スキルが足りないせいで仕事がうまくいかないケースもあるため、必要に応じて勉強や情報収集にも力を入れてください。
個人事業主として複数の仕事を掛け持ちできる?
個人事業主は、複数の仕事を掛け持ちできます。たとえば、すでに触れたとおり、会社員の副業として個人事業主の仕事をすることも可能です。また、個人のビジネスに取り組む場合も、収入を安定させるためにビジネスと並行して業務委託案件も受ける方法もあります。
まとめ
個人で働くには業務委託や、個人事業主としてビジネスを始めるなどの方法があります。現在は個人事業主として働ける職種は増え、特にエンジニアは人気の職種となっています。
また、個人事業主向けに企業が仕事を発注する機会も増え、それらを紹介するエージェントに登録することで豊富な案件に出会うことができます。
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