未経験やスキルなしからフリーランスになれる仕事おすすめ10選と始め方

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスという働き方に興味があるものの、希望の職種・業界は未経験という状態で、「未経験ではフリーランスになるのは難しいのか」「未経験からスキルを身につけてフリーランスとして独立するまでには、具体的に何をすればよいのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、未経験やスキルなしの状態からでもフリーランスとして独立することは可能ですが、すぐに収入を安定させるのは難しいのが現実です。

この記事では、未経験やスキルがない状態からフリーランスになって仕事を獲得する手順や、未経験者でも案件を獲得しやすいおすすめの職種を紹介しています。また、職種の選び方や仕事の探し方といったフリーランスとして活動する際に重要なポイントのほか、独立してからの失敗を防ぐ対策についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。

やまもとりゅうけんさん
起業家/フリーランスエンジニア
新卒でプログラマーとして就職した後、27歳でフリーランスエンジニアとして独立。現在は、ワンダフルワイフ株式会社の代表取締役に就任し、会員数5,000名を誇る複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」や「やまもとりゅうけん OFFICIAL BLOG」を運営。

SNS:やまもとりゅうけん

この記事の監修者
フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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目次

未経験・スキルなしからフリーランスは難しい?

現在会社員として働いているなか、将来的に現在とは違う仕事でフリーランスとして働きたいと考えている人もいるでしょう。

未経験やスキルなしの状態でフリーランスになることは可能ですが、あまりおすすめはできないのが事実です。多くの案件が経験者を求めているうえ、未経験・スキルなしでは安定した収入が望めないからです。難しいとされる理由について、以下で詳しく解説します。

即戦力を期待されることが多い

フリーランス向けの案件はさまざまですが、多くは即戦力人材が求められます。即戦力人材とは、経験者のなかでも特に実務経験や知識が豊富で、高いパフォーマンスを発揮できる人です。「スキルがそれほどない人」や「独学で知識やスキルを磨いてきたものの実務経験が乏しい」というフリーランスはアピール材料が少ないため、即戦力を募集する案件に応募しても、受注できることはそうないでしょう。

受注できたとしても、クライアントに納得してもらえなければ次回につながらない、あるいは途中で契約解除もありえます。安定した案件獲得ができなければ、フリーランスとして稼ぐことも難しいでしょう。

単価が低くなりやすい

フリーランス向け案件のなかには、未経験・スキル不要でOKなものも見られますが、希望者が多いこともあり、単価は低めです。しかし、単価が低くても一定のクオリティは求められるのが一般的な傾向にあります。

労働時間に対して収入が低いと、フリーランスとして生計を立てていくことは難しいでしょう。また、単価が低い案件は自身のスキルアップにつながりにくく、今後の単価アップも期待できないと考えられます。

例えばこちらは、初心者や主婦向けの案件で、仕事内容は「3,000〜5,000文字の記事を作成する」というものですが、文字単価は0.2円であり1,000円以下の報酬しか見込めません。ここまで単価が低いことは珍しいですが、それでも未経験向けの案件は単価が低いことがほとんど。

フリーランスとして稼ぐためには、優良案件・高単価案件を獲得する必要がありますが、難易度が高い業務には豊富な経験・知識が求められることがほとんど。未経験・スキルなしでも応募はできますが、受注はかなり難しいでしょう。

フリーランスになるなら月収は最低いくら必要?目安額と現実

フリーランスとして働くライバルが増えている

フリーランスとして働く人が増えていることからも、スキルや経験なしで独立することが難しいとされています。

ランサーズが公開した「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、フリーランス人口は1,577万人と過去最大であり、2018年と比べて全体で400万人の増加です。コロナ禍で在宅勤務が多くなったことにより、働き方を見直す人や隙間時間を活用する人が増えたことが要因と考えられます。

またコロナ禍以降もフリーランスという働き方が一般化し、インターネットなどでノウハウを見つけやすくなったことで、競合が増えている傾向にあるのです。

このようにフリーランス同士の競争が激しいなか、案件を獲得するためには差別化が求められています。未経験の場合は差別化できないのが普通のため、案件獲得は簡単ではないでしょう。

人脈を使った仕事探しができない

人脈を使って案件を獲得できないという点も、不利なポイントです。

フリーランスは仕事仲間や過去の取引先といった人脈から新しい仕事を受注するケースが少なくありません。仮に実務経験や業界経験があれば、その業界の知り合いから仕事の紹介を受けることも可能ですが、未経験の場合はそういったチャンスは少ないでしょう。

仮に人脈がない場合でも、エージェントサービスで案件を探せる職種であれば案件を獲得できる可能性はありますが、エージェントサービスがカバーしていない職種や業界の場合は、仕事探しに苦労するケースもあります。

未経験・スキルなしからフリーランスになるには?

未経験・スキルなしのままフリーランスになろうとしても、生計を立てるのは難しいでしょう。ここでは、現実的にフリーランスになるために考えられる方法を4つ紹介します。

特殊なスキルがいらない職種を選ぶ

1つは、専門的スキルがいらない職種を選ぶ方法です。職種によっては未経験OKの案件を探せます。

マニュアルに沿って作業する仕事が多く低単価ですが、経験を積みながらスキルアップを目指せる点がメリットです。詳しくは後述しますが、ライターや事務、在宅コールセンターなどは、一般的なビジネススキルがあれば始められるでしょう。

フリーランスの仕事一覧は以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

フリーランスの仕事一覧!職種別の必要スキル・年収・案件の探し方

副業などで実績を作る

職種が決まったら、まずは副業案件などで実績を作りましょう。

前述の通り、フリーランス案件を受注するうえでは実務経験・スキルが最も重視されます。実際の案件のなかで自身の責任を果たしたり、何らかの成果物をアウトプットしたりした経験があれば、クライアントに対してアピールできる材料になるのです。

また、独学して知識やスキルを身につけてきたつもりでも、実際に仕事をしてみると自分の力不足や、より必要なスキルに気づけるという側面もあります。

このように未経験からフリーランスになる場合は、まずは副業で実務経験を積み、クライアントにアピールできる実績を作ることが大切です。

副業フリーランスの始め方は?メリット・注意点とおすすめ職種

人手不足の業界を狙う

フリーランスが増えている状況のなか、あえて人手不足の業界を選ぶことも1つの手です。専門性が高い仕事や若手が少ない仕事は、人材不足になりやすい傾向にあり、経験が浅いフリーランスにもチャンスがあります。

特にIT業界は市場規模の拡大に伴い、慢性的な人材不足の状態です。経済産業省によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると公表しています。

少子化・IT技術者の高齢化による、労働力の減少や市場規模の拡大などが原因と言われています。

このようななか、人材の不足を埋めるためにフリーランスに頼りたいというクライアントのニーズは多く、未経験あるいはスキル習得中のフリーランスを募集するクライアントもいます。

異動・転職して経験者になる

フリーランスを目指したい分野の職種に就き、まずは経験を積むことからスタートしてフリーランス独立を目指すという手もあります。例えばエンジニアなどは、即戦力を求められるフリーランスとして契約は難しいかもしれませんが、社員なら未経験でも採用されやすい職種です。あるいは社内のなかで該当の職種への異動を申し出るのもよいでしょう。

このように会社員という立場で該当の職種に就くことで、スキルを習得でき、副業で案件を請け負える可能性もあります。遠回りかもしれませんが、フリーランスの向き不向きを把握できるため、リスクを最小限に抑えられる方法です。

未経験からフリーランスを目指せる仕事10選

未経験からフリーランスを目指せる仕事は、スキルの有無によって異なります。

未経験・スキルなしからフリーランスを目指せる仕事スキルがあれば未経験でもフリーランスを目指しやすい仕事
・ライター/編集者
・事務スタッフ
・在宅コールセンター
・SNS運用代行
・動画編集者
・ITエンジニア
・Webデザイナー
・イラストレーター
・Webマーケター
・オンライン講師

それぞれの仕事内容や収入目安、必要スキルについてみていきましょう。

未経験・スキルなしでもフリーランスを目指しやすい仕事5選

ライター/編集者

Webライターは、特に未経験から始めやすい仕事で、男性・女性を問わず多くの方が活躍しています。

WebサイトやECサイトなどの文章を執筆することが主な業務内容です。経験がなくても得意な分野があれば高単価案件を受けられる可能性があります。

未経験でも始めやすい反面、低単価の案件も多く、収入目安は年収100万~500万円とかなり幅があります。

Webライターからステップアップし、記事制作全体の進行やディレクションを行うフリーランス編集者になれば、収入アップが目指せます。編集者の平均年収は340万円程度ですが、フリーランス編集者は500万円以上の収入を目指すことも十分可能です。

ライターや編集者として活躍するためには、以下のスキルが必要です。

  • 情報収集スキル
  • ライティングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル

フリーランスライターになるには?具体的な手順と稼ぎ方・案件獲得法

事務スタッフ

事務スタッフは、クライアントの事務作業を代行する仕事です。書類作成・スケジュール管理・電話対応など業務内容はさまざま。ある程度の経験が必要とされることもあります。

以下のように在宅・リモートワークOKな案件も多く、基本的なビジネススキルがあれば対応できます。事務の実務経験を積んでいれば仕事を獲得しやすいでしょう。

月額固定報酬や時給制による契約が多く見られ、時給2,000円程度として月100時間稼働すると、月額20万円程度は見込めます。

  • 実務経験
  • ビジネススキル
  • PCスキル
  • コミュニケーションスキル

在宅コールセンター

在宅コールセンターは、自宅用端末を用いて顧客からの問い合わせ対応、あるいは営業電話を行う仕事です。なお、コールセンター業務を行うのは女性が多いという印象を持っている人も多いかと思われますが、最近では男性も増えています。

マニュアルに沿って対応するため、基本的に資格や専門的スキルは必要ありませんが、電話による接客がメインとなることからコミュニケーションスキルは必須でしょう。

受電単価が1件50円とし、1時間に10件~20件受けられるとすると、週5日8時間勤務なら月額8万〜16万円は見込めます。必要なのは以下のスキルです。

  • コミュニケーションスキル
  • PCスキル
  • ビジネススキル全般

SNS運用代行

SNS運用代行とは、クライアントが保有・運営しているSNSアカウントの運営業務を担う仕事です。例えば、SNSで投稿するコンテンツの企画・制作や、SNS上でのブランディング戦略、またユーザーの反応などのアナリティクス(分析)などの仕事を代行します。

SNS運用代行の仕事は多岐にわたり、コンテンツの投稿やユーザーからのコメントへの返信といった比較的簡単な業務もあり、未経験・初心者でも取り組むチャンスがあります。

一方で、分析業務やマーケティング戦略の企画立案といった高度な業務もあり、こういった仕事もできるようになれば、収入アップも期待できる仕事です。

SNS運用代行フリーランスの始め方!単価相場や副業から稼ぐ方法も紹介

動画編集者

動画編集者は、撮影済みの動画を編集し、発注者のイメージに合う動画に仕上げます。動画サイトが人気を集めていることから、動画マーケティングの需要も高まっており、動画編集の仕事は増加傾向です。

動画編集では、不要なシーンのカットやテロップ、効果音の挿入が主な業務内容となります。動画編集にはその他にもさまざまな業務内容があり、基本的な編集作業なら未経験でも始めやすい点が特徴です。動画編集ソフトの操作に慣れる必要はありますが、基本的なPCスキルがあれば難しくはありません。

さらに活躍するためには、指示通りに動画を作成するスキル以上に、掲載する媒体やターゲットユーザー、動画の目的などに合わせて動画を作成するセンスが求められます。

スキルや実績にもよりますが、年収は400万円程度を目指せるでしょう。最低限求められるスキルは下記の3つです。

  • 動画編集スキル
  • 動画編集ソフトウェアの操作スキル
  • コミュニケーションスキル

フリーランスの動画編集者は厳しい?年収や単価相場、始め方を解説

スキルがあれば未経験でもフリーランスを目指しやすい仕事5選

ITエンジニア

ハードルが高そうなITエンジニアの業務も、簡単な業務であれば未経験でも従事することが可能です。

ITエンジニアは10種類以上あり、それぞれ業務内容が異なります。ただし、いずれもプログラミングスキルが求められることから、未経験者OKの案件ではITエンジニアの補助やネットワークサポート、テスト業務などを行うことになります。

本格的にITエンジニアとして活躍できるようになれば、年収400万~600万円程度は目指せるでしょう。マネージャーレベルの案件が受けられるようになると年収1,000万円も夢ではありません。

ITエンジニアとして活躍するためには、下記のようなスキルが必要となります。案件をこなすなかで身につけていきましょう。

  • 基礎的なIT・パソコン知識
  • プログラミング言語とプログラミングの知識・スキル
  • コミュニケーションスキル

上記のスキルを身につけると、以下のような案件を受注できます。

案件名【Python/GitHub】セールスのデジタル化を推進するバックエンドの案件・求人
案件単価〜1,000,000 円/月
勤務地出社かリモート相談可能
スキル・Python
・GitHub
職種・ポジションバックエンドエンジニア,データベースエンジニア

なお、以下の記事ではフリーランスエンジニアの仕事内容や実態を解説しているので、併せてチェックしてみてください。

フリーランスエンジニアとは?稼げるのか?実態を紹介

フリーランスエンジニアって実際どう?今から目指す人が知るべき実情とは

Webデザイナー

Webデザイナー職も未経験で参加できる見込みがあるものの、ある程度の潜在的なスキルが求められる仕事です。

Webデザイナーの主な業務は、Webサイトのデザインやレイアウトの調整。未経験者案件ではそれほど高度な技術は求められません。しかし、Webデザイナーとして活躍していくためには、プログラミングスキルやUI/UXデザイン・レスポンシブWebデザインの知識、マーケティングスキルなど幅広い能力が求められます。

年収は300万~600万円とスキルによって幅広く、人気デザイナーになると1,000万円以上稼ぐ人もいます。未経験者案件をこなしつつも、下記のスキルは身につけておきましょう。

  • デザイン理論の知識
  • グラフィックソフトウェアの操作スキル
  • コミュニケーションスキル

上記のスキルを身につけることで、以下のような案件獲得を目指せます。

案件名【デザインディレクション/デザイン制作】HPフルリニューアルにおけるデザイナーの案件・求人
案件単価〜900,000 円/月
勤務地フルリモート
スキル・リードデザイナー経験(2件以上)
・ビジュアルアイデンティティ制作の経験(3年以上)
・ロゴ制作の経験と能力
・Webデザインの実務経験(5年以上)
職種・ポジションUI・UXデザイナー,Webデザイナー

フリーランスデザイナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

フリーランスのデザイナーになるには?仕事の取り方や年収・案件単価

イラストレーター

キャラクターデザインや広告・パッケージイラスト、企業向けのデザインなどを描くイラストレーターは、独自性やセンスが求められる仕事です。手書きやデータ化といった納品方法もありますが、デジタルを求められることも多いため、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使えることが望ましいでしょう。

日本イラストレーター協会によると、作品1点あたりの固定報酬が一般的でモノクロで3,000〜5,000円、カラーで5,000〜10,000円が相場。年収事情は、実力や営業方法などに影響されると考えられます。

主に必要なのは以下のスキルです。

  • グラフィックソフトウェアの操作スキル
  • オリジナリティ
  • コミュニケーションスキル

上記のスキルを身につけることで、以下のような案件獲得を目指せます。

案件名【Adobe XD/figma】エンタメ領域におけるイラストレーターの案件・求人
案件単価〜900,000 円/月
勤務地フルリモート
スキル・イラスト作成ツール用いたデザイン経験
・メタバース/アニメーションへの興味
職種・ポジションイラストレーター

フリーランスのイラストレーターについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

フリーランスのイラストレーターになるには?始め方や案件獲得の流れ

Webマーケター

Webマーケターは、スキルがあれば未経験から高収入を目指せる職種です。

主な仕事内容はWebサイトやSNSなどを活用し、マーケティング活動の全般を行います。例えば、SEOやリスティング広告、SNS運用、動画制作などが挙げられます。

300万〜600万円程度が平均年収であり、必要なスキルは以下の通りです。

  • 情報解析スキル
  • 企画力
  • コミュニケーションスキル
  • 情報収集能力
  • データ分析スキル

上記のスキルを身につけることで、以下のような案件獲得を目指せます。

案件名【マーケティング戦略立案/マーケティング】予約来店型店舗における運営コンサルの案件・求人
案件単価〜1,000,000 円/月
勤務地出社かリモート相談可能
スキル予約来店型店舗(脱毛・美容医療・パーソナルジムなど)の拡大期を店舗運営の立場で見ていた経験
職種・ポジションマーケター,マーケティングコンサルタント

フリーランスのWebマーケターについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

フリーランスWebマーケティング案件の種類ごとの単価相場

フリーランスWebマーケティングは稼げる?年収・なり方・案件例

オンライン講師

オンライン講師とは、チャットツールやメール、ビデオ会議ツールなどを通して、あるテーマで生徒に講義・レクチャーをする仕事です。テーマはさまざまで、プログラミングやマーケティング、デザインといった専門スキルが必要なものを扱う場合もあれば、ビジネスマナーやコミュニケーションといった普遍的なテーマを扱う場合もあります。

オンライン講師は、生徒からの需要があるかどうかがポイントになり、双方の都合や報酬金額が折り合えば柔軟に仕事ができる点が魅力です。仮に専門性の高い内容を扱う場合は、高い報酬が見込めることがあり、特にグループ研修といった形態の場合は単価も上がる傾向にあります。

必要なスキルは以下の通りです。

  • コミュニケーションスキル
  • プレゼンテーションスキル
  • 扱うテーマへの専門知識・経験

フリーランスの講師業は稼げる?仕事内容や単価目安、案件の取り方

未経験・スキルなしの状態からフリーランスとして成功するまでの6ステップ

未経験なうえ、受ける仕事の知識がゼロという状態では、フリーランスとして仕事を獲得することはできません。ここからは未経験者でもフリーランスの仕事を獲得、あるいは稼げるようになるまでの流れを紹介します。

1.やりたい仕事・方向性を決める

まずは、どのジャンルでフリーランスとなるのか、方向性を決めましょう。例えば「在宅で仕事したい」「ライターになりたい」「エンジニアの仕事がしたい」など、自分が「どのような働き方で何の仕事がしたいか」を考えましょう。大まかな方向性が決まらなければ、最低限把握しておくべき知識や習得を目指すスキルも分からないままになります。

ただし、方向性を決めたからといって、すぐ業務に従事できるわけではありません。フリーランスとなる3ヶ月以上前から準備期間を設けるようにしましょう。

2.会社員のうちにできるだけ準備をする

会社員のうちにしかできない準備をしておくこともポイントです。主に以下の2点が挙げられます。

  • クレジットカードの作成
  • 人脈作り

フリーランスとして独立した直後は、必ずしも信用が高くなく、審査で不利になる可能性があります。収入が安定している会社員のうちにクレジットカードを作っておく方が有利でしょう。

また、人脈づくりはどのような業種においても重要です。フリーランスは知人・友人を介して新たな仕事を獲得することが少なくありません。仮に会社員時代とは異なる職種で独立する場合でも、どのような経路から仕事の話が来るかは分からないので、なるべく人脈は大切にすることをおすすめします。

その他のポイントとしては、必要資金の貯金や、税金や経費処理についてあらかじめ調べておくといった準備が挙げられます。

3.スキルを身につける

現職で関連スキルを習得できそうなら、積極的に新しい業務にチャレンジしましょう。今の職場で必要なスキルや知識を得られないのであれば、スクールの利用や資格取得、独学といった方法が有効です。最近は無料で学べる学習サイトがありますし、書籍や参考書も販売されています。

ただ、独学は費用が抑えられる反面、疑問点などを解消しにくく、サポートも受けられないため挫折しやすい手段です。スクールを利用して確実にスキルを習得し、資格を取得すれば実務経験がなくとも有利になると考えられます。

フリーランスに必要なスキル一覧!基礎編/職種別に分けて紹介

4.ポートフォリオを作る

またポートフォリオも作っておきましょう。ポートフォリオとは、実績をアピールするための作品集です。自身の実績・スキルをクライアントにアピールする際に使用します。通常は、参加したプロジェクトや作成経験のあるサービスなどを掲載しますが、未経験の場合は示せるものがありません。

エンジニアやデザイナー、イラストレーターを目指す場合は特に重要となるため、自主制作のWebサイト・イラスト作品などをまとめておくとよいでしょう。イラストレーターなら自主制作したイラストを、Webデザイナーなら自分がデザインしたWebサイトのスクリーンショット・URLなどをまとめて掲載します。

5.未経験者歓迎の案件から始める

最低限のスキル・知識が習得できたら、実際に案件を受けて実務経験を積んでいきましょう。

案件にチャレンジする際は、未経験者歓迎の案件から探してみるのがおすすめです。特に職種未経験の場合、会社を辞めてからスタートすると、大きな収入を得るのが難しく、そもそも案件を獲得できないケースもあります。このようなリスクを避けるためには、本業がある状態で副業として仕事を始めるのが無難です。

仕事を探す際に、未経験者・初心者におすすめなのは「クラウドソーシングで案件を探す」方法です。クラウドワークスやランサーズなどで取り扱っている案件は、経験不問なものが多く、未経験者でも受注しやすいのが特徴です。フリーランスエージェントや求人サイトでも案件は探せますが、経験者向けのものが多いため、ある程度実績がある状態で活用することが推奨されます。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

6.実績が増えたら単価アップを目指す

ある程度の実績ができれば、もう「未経験者」ではありません。既存のクライアントに単価交渉をするか、もしくは経験者向けの高単価な案件に挑戦しましょう。

実績があるなら、案件の探し方を変えるのもおすすめです。初心者向けの案件が多いクラウドソーシングではなく、経験者向けの案件が中心であるフリーランスエージェントを試してみるという方法が考えられます。

フリーランスになるには?手順や始め方をどこよりもわかりやすく解説

未経験・スキルなしからフリーランスとして仕事を獲得する方法

未経験やスキルがない状態から、フリーランスとして仕事を獲得する方法は4つあります。

  • 知人からの紹介
  • クラウドソーシング
  • 求人サイト
  • エージェント

ここでは、それぞれの方法について具体的に紹介します。

知人からの紹介

知人から紹介を受ける方法は、未経験でも受注につながりやすい探し方の1つです。知り合いによる紹介は、新規営業と比較するとすでにある程度信頼関係が築かれている状態なので、話が進みやすいでしょう。友人や過去の取引先など、仕事の紹介につながりそうな人がいないか探してみることをおすすめします。

ただし、周囲に案件を依頼してくれる友人がいなければこの方法は成立しません。フリーランスとして独立する場合、日頃から人脈を作ることを意識してください。

クラウドソーシング

また、クラウドソーシングを活用する方法もおすすめです。クラウドソーシングとは、仕事を依頼したいクライアントが不特定多数のワーカーに対して募集を行い、双方が合意すれば契約するという仕組みです。

クラウドソーシングでは、動画編集やWebライティング、データ入力といった未経験でも始めやすい案件を多数募集しており、フリーランス経験が浅くても仕事を獲得できる可能性が高いです。

しかし多くのワーカーが利用しており競合も多いので、低単価案件や募集人数の多い業務をこなし評価を増やし、徐々に高単価案件に挑戦するとよいでしょう。

クラウドソーシングの主なサービスとしては、以下が挙げられます。

ここではそれぞれのサービスについて特徴を紹介していきます。

クラウドワークス

クラウドワークスは、代表的なクラウドソーシングサービスの1つです。

業務委託契約の仕事をプラットフォーム上で契約し、報酬のやりとりまで行えます。案件のジャンルは、ライター/編集者や一般事務、動画編集、システム開発など、さまざまな種類があります。

双方で成果物やスケジュールを決めるプロジェクト形式の募集のほか、幅広い応募者のなかから採用者を選ぶコンペ形式の案件もあり、イラストレーターやデザイナーといった職種でフリーランスになることを目指す人にもおすすめです。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズも、代表的なクラウドソーシングサービスの1つです。クラウドワークスと同様、さまざまなジャンルの案件が募集されており、プラットフォーム上で契約から納品まで全てこなせます。

クラウドワークスにはない案件が出ているケースもあるため、クラウドワークスとランサーズの両方に登録すると仕事を獲得できるチャンスを増やせます。

自分のスキル・サービスを「パッケージ」として出品するスキルシェアの機能もあるので、実績が増えてきたら試してみるとよいでしょう。

ココナラ

ココナラは、スキルシェア機能をメインとするクラウドソーシングサイトです。ビデオチャットや電話を介してサービスを提供する方法もあり、オンライン講師が顧客を募集する際にも使えます。

イラストやデザイン、動画編集といった幅広いスキルやサービスを希望の金額でサービスとして出品できます。クラウドワークスやランサーズでは案件が少ないイラスト、漫画、デザインなどの分野でも、ココナラでは受注しやすいです。

また、特定分野でプロフェッショナルとして活躍すると、ココナラから「PRO」として認定され、さらに仕事が受注しやすくなります。

求人サイト

indeedなどの求人サイトでも、フリーランスとして仕事を探せます。

求人サイトは、正社員やパート・アルバイトといった雇用契約の募集だけでなく、フリーランス向けの業務委託の仕事も豊富です。「業務委託」という検索条件で絞り込むと、多くの案件が探せます。

さまざまな業界やスキルのレベルに対応した多種多様な案件を掲載しており、未経験の場合でも自分のスキルに合った仕事を見つけやすいです。また、クラウドソーシングと比較すると企業による依頼掲載が多いため、案件の単価自体も高く一定の報酬を得られるのもメリットと言えます。

フリーランスのおすすめ求人サイトが知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。

フリーランス向け案件・求人サイト

フリーランスにおすすめの案件・求人サイトランキング30選!仕事探しに最適

フリーランスエージェント

実務経験や実績を積んだら、フリーランスエージェントがおすすめです。フリーランスエージェントを活用すると、フリーランスとして安定的に案件を獲得しやすくなり、活動を軌道に乗せやすくなります。

フリーランスエージェントとは、クライアントとフリーランスを仲介し、案件探しや契約の締結などを支援するサービスです。フリーランスが登録すると、自分のスキル・実績、希望する条件にマッチする案件の紹介を受けられます。フリーランスはメインの仕事のみに注力できるため、業務の負担を軽減できるメリットがあります。

ただ、フリーランスエージェントは実務経験が求められることが多く、未経験の段階で利用するのは難しいですが、単価が高い案件が豊富なため、一定のスキルや経験が身についたタイミングで利用を検討することをおすすめします。

ITプロパートナーズでは、週2〜3日から働ける案件を多数掲載しており、月単価60万〜100万円/月といった高単価案件が豊富です。専属エージェントが利用者に適した案件を紹介するので、興味のある方はぜひ登録してみてください。

未経験・スキルなしからフリーランスを目指せるスクール5選

未経験・スキルなしからフリーランスを目指すなら、スクールを活用するのも1つの方法です。ここでは、おすすめのスクールを紹介します。

TechAcademy

引用元:TechAcademy

TechAcademyは、プログラミングやWebデザインなどを学べるスクールです。現役のエンジニアが実践的なスキルを教えています。「はじめての副業コース」や「Webエンジニア転職保証コース」があり、個人で仕事を獲得して収入を得る方法についても学べます。勉強を終えた後は実際に仕事を紹介してもらえるため、フリーランスとして働くための第一歩を踏み出すことが可能です。

WEBMARKS

引用元:WEBMARKS

WEBMARKSは、Webマーケティングのスキルを学べるスクールです。オンラインでSEOをはじめWebマーケティングに関する実践的な専門知識を学べます。特徴的なのは、フリーランスの独立支援に力を入れているところです。ポートフォリオや提案資料の作成について、現役のWebマーケターからサポートを受けられます。また、卒業後もグループチャットに参加でき、Webマーケティングに関する最新情報を受け取れます。

ワンダフルコード

ワンダフルコードは、Webサービス開発に必要なスキルを身につけられるエンジニアリング講座を提供するサービスです。

6ヶ月のサポート期間で現役エンジニアが週1回メンタリングを行います。100本以上の動画コンテンツを用意しており自習できるのも便利です。「就職して終わり」ではなく、現場で通用するプロのエンジニアになるために必要な、RubyやRuby on Rails、AWSといったハードスキルやソフトスキルを習得できます。

6ヶ月間のサポート期間中、現役エンジニア講師に直接質問が可能です。また、「ワンダフル・ジョブ」との連携もあるため、転職やフリーランス案件への紹介を受けられる可能性もあります。

SHElikes

引用元:SHElikes

SHElikesは、Webデザイン、Webマーケティング、ライティングなどのスキルを身につけ、時間や場所にとらわれず働けるようになることを目指す女性向けスクールです。38種類の豊富な職種について学べます。月1回のコーチングや質問の機会が設けられており、サポートを受けながら着実にスキルを身につけることが可能です。実際の仕事にも挑戦できるため、フリーランスを目指している人に向いています。

SHElikes(シーライクス)の評判・口コミは?料金プランや失敗談も紹介

webfree

引用元:webfree

webfreeは、未経験からフリーランスになるために必要なスキルを学べるスクールです。

スタートミーティングやコーチングにより、自分の方向性を確認しながら勉強できます。分からないことを質問したり不安を相談したりしながら取り組めるため、着実にスキルアップできるでしょう。また、専門的なスキルだけでなく、案件を獲得するために必要な営業方法についても学べます。

フリーランスを目指せるおすすめのスクールについてさらに知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

フリーランスを目指せるおすすめスクール21選【職種・スキル別】

未経験・スキルなしからフリーランスを目指す際に必要なマインドセット

ここでは、未経験やスキルなしからフリーランスを目指す人が前提として押さえておくべきマインドセットを紹介します。

成功例・失敗例から学ぶ

成功例や失敗例を集め、自分なりにうまくいくやり方とそうでないやり方を知っておくことが大切です。

フリーランスとして成功するためには、仕事探しの方法やクライアントへのアピール方法、信頼関係を構築するために意識すべきポイントなど、さまざまな要素があります。

未経験から仕事を始める場合、このようなノウハウや心構えを知らないことが普通です。それをカバーするためには、他の人の成功例や失敗例を勉強することがおすすめです。

成功例や失敗例は、近くにフリーランスの人がいれば参考できますし、インターネット上でもさまざまな情報を見つけることが可能です。

フリーランスで成功する人の特徴と秘訣9選!成功率や事例も紹介

投資できるものにはしっかりお金をかける

なんのスキルもない状態からフリーランスになるためには、投資できるものには惜しまずお金をかけましょう。例えば、スキルを習得したいなら、内容が充実している教材を購入したりスクールに通ったりする必要があります。専門的な知識やスキルを身につければ、フリーランスとして活躍するための武器になるでしょう。

学んだことや人からのアドバイスは即アウトプットを心掛ける

未経験なら、仕事について自分のやり方や思い込みは基本的に通用しません。新しく学んだことや人からのアドバイスがあれば、素直に自分の取り組みに活かしましょう。新しい知識や気付きを得るたびにアウトプットする癖をつけると、仕事に役立つスキルやノウハウなども効率的に身につけられます。

可能な限り人的ネットワークを構築しておく

未経験・スキルなしの人は、仕事を通して積極的に人脈を広げましょう。人的ネットワークによるつながりが増えると、そこから新しい案件を受けられる確率も高まります。互いに協力して仕事ができる可能性もあるでしょう。すぐに仕事につながらなくても、相談したりアドバイスをもらえたりするケースもあります。人脈を活用し、フリーランスとしての仕事のチャンスを増やしてください。

未経験・スキルなしからフリーランスになる人が知っておきたい注意点

未経験・スキルなしからフリーランスになるなら、気をつけるべきこともあります。ここでは、特に意識したい注意点について解説します。

安定収入を得るまで時間がかかる

未経験からフリーランスになる際は、安定的に収入を得られない可能性もあります。そのため「収入が少ない」あるいは「計画通りにいかない」ことを前提に準備を進めましょう。

例えば、会社員のうちに必要資金を貯めておくのが手です。余裕資金として生活費も含め、最低でも3ヶ月、できれば6ヶ月分ほどの金額が目安となります。

また、独立後に少しでも早く安定的に収入を得られるように、独立してから仕事探しをするのではなく、会社員時代に副業としてスタートし、案件確保の道筋をつけておくのもよいでしょう。

フリーランスはいくら貯金するべき?独立前後や老後に分けて紹介

経験が浅いとスケジュール管理で失敗しやすい

フリーランスは依頼された仕事内容を遂行すればよいため、働く時間は自由です。時間の制約が少ない反面、特に未経験者や初心者は、つい案件を多く受けすぎてオーバーワークになってしまうパターンもめずらしくありません。過度な負担がかかると体調を崩したり仕事が思うように進まなくなったりする恐れがあります。

また、そもそも「仕事にどれくらいの時間がかかるか」という見積もりも難しく、納期を遅れてしまうリスクもあります。

たとえ見積もりが万全だったとしても、想定外の事態が発生する可能性もあるため、余裕がある計画を立てましょう。フリーランスとして働くなら自己管理の徹底が重要です。副業で始めるなら本業に支障が出ない範囲で行う意識が欠かせません。

税金面の知識が求められる

会社員は勤め先が税金の計算や納税をしてくれるため、自分で確定申告などをする必要はありません。しかし、フリーランスは税金の計算や納税なども全て自分で対応する必要があります。税金については専門知識がないと理解しにくいため、苦戦している人も多いです。フリーランスとして独立するなら、なるべく事前に税金についてしっかり学んでおくとよいでしょう。

未経験・スキルなしからフリーランスを目指すのに向いている人・向いていない人の特徴

未経験・スキルなしでもフリーランスは目指せますが、人によっては難しい場合もあります。ここでは、未経験・スキルなしからフリーランスを目指すのに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。

向いている人の特徴

未経験・スキルなしからフリーランスになるのに向いている人は以下です。

  • 主体性がある
  • 明確な目的があってフリーランスを目指している
  • 自己管理ができる
  • 1人で作業するのが苦ではない

フリーランスは1人で対応しなければならないことが多く、常に主体的に行動する必要があります。明確な目的があれば、たとえ困難な状況が発生しても乗り切れるでしょう。

また、フリーランスは働く場所や時間が自由な分、自己管理を徹底しなければなりません。基本的には1人で黙々と作業する場面がほとんどであり、それを苦に感じないかどうかも重要なポイントです。

向いていない人の特徴

以下の特徴に当てはまる人は、未経験・スキルなしからフリーランスになるのに向いていない可能性があります。

  • 主体性がない
  • 明確な目的がないのにフリーランスを目指している
  • 長期的な視点で行動できない
  • 孤独が苦手

すでに触れた通り、フリーランスは主体的に動ける人が向いています。明確な目的がないと、うまくいかない時にすぐ諦めてしまう恐れがあります。

また、フリーランスになってもすぐに案件を獲得できたり高収入を得られたりするとは限りません。短絡的な行動しかできなければ、フリーランスとして成功するのは難しいでしょう。

フリーランスは1人で作業する場合が多いため、たくさんの人と一緒に働きたいという人もあまり向いていません。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

未経験・スキルなしからフリーランスになって失敗してしまう例と対策

未経験・スキルなしからフリーランスになり、失敗してしまったという人もなかにはいます。ここでは、失敗の事例とともに対策について説明します。

現状把握ができずに無理をしてしまう

自分自身の現状を正しく把握できていないと、無理をしてうまくいかなくなる可能性があります。例えば、インターネット上にはフリーランスの仕事に関するさまざまな情報がありますが、そのまま鵜呑みにすると危険です。正確かどうか分からない情報に振り回された結果、自分に合わない仕事を選んでしまう可能性もあるでしょう。

そのような状況に陥らないためには、自分ができることやしたいことを正確に捉えておく必要があります。自身の方向性をはっきりさせ、それに適した行動を心がけてください。

ライバルが多くて案件を獲得できない

フリーランスを目指す人は増えており、未経験・スキルなしから始める人も多くなっています。そのため、比較的難易度が低い未経験向けの案件は、応募が殺到します。応募してもなかなか仕事を獲得できない可能性が高いです。

ライバルが多くても着実に仕事を得るには、自分ならではの強みを持たなければなりません。差別化を意識し、他の人にはないスキルや経験を積んでいくことが大切です。

フリーランス初心者におすすめの案件と初案件を受ける際の心得

低単価案件から抜け出せない

未経験向けの案件は低単価なものが多いです。最初のうちは実績を積む必要があるため、低単価案件から始めても問題はありません。しかし、そのまま自分自身のスキルを磨こうとしないと、いつまでも低単価案件しか受けられなくなる恐れがあります。

フリーランスとして成功するには、なるべく早く低単価案件から抜け出す必要があります。そのためには、常に実績とスキルを磨き、積極的に高単価案件にチャレンジしていくことが重要です。

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孤独に耐え切れない

フリーランスは基本的に1人で働きます。上司や同僚などはいないため、人によっては働きながら孤独を感じる場合もあるでしょう。1人で作業するのが嫌いな人や複数人で話し合いながら仕事を進めたい人は、フリーランスの働き方に不安を感じるかもしれません。

フリーランスになって孤独を感じないようにするためには、仲間を作っておくとよいです。さまざまな場所で出会う相手と積極的にコミュニケーションをとり、人脈を広げましょう。

フリーランスになって後悔することは?実際の声や対策方法

まとめ

本記事では、未経験の状態でフリーランスとして仕事をすることについて、その実態やおすすめの仕事、成功のポイントなどを網羅的に紹介してきました。

結論として、未経験の状態からフリーランスになることは可能ではありますが、特に最初の段階では苦労することが多いでしょう。フリーランスの案件では原則として実務経験や実績が求められます。未経験向けの案件も存在しますが、競争が激しく、獲得するのは簡単ではありません。

希望の職種について経験やスキルがない場合は、まずスキルを習得して副業などの形で実務経験を積み、強みを確立することが大切です。また、案件探しの方法についても、まずは人脈やクラウドソーシングなどで実績を積み、実務経験やスキルが蓄積できたらエージェントを活用するという流れがよい可能性があります。

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