こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。
近年、多くの企業で導入されているリモートワークですが、「リモートワークの仕事がしたい」「リモートワークの仕事で自分に合った仕事がないか知りたい」と考える人も多いのではないでしょうか。自分のスキルや資格、経験を活かし、自分に合ったリモートワークの仕事を選べば、理想の生活が実現しやすくなりますよね。
しかしリモートワークが可能な職種はある程度限られ、どのような仕事でもリモートワークできるわけではありません。
そこでこの記事ではリモートワークがしやすい職種9選から、リモートワーク出来る仕事の条件、メリットやデメリット、仕事の見つけ方まで解説します。さらに未経験から可能なリモートワークの職種も紹介します。ぜひ最後までご覧いただき、自分に合った働き方や仕事を見つける参考にしてください。
またフリーランスとしてリモートワーク等を検討している方は「フリーランスの仕事一覧と職種ごとの特徴や想定年収」も合わせて参考にしてください。
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Contents
リモートワークの定義とは?在宅ワーク・テレワークとの違い

リモートワークは、自宅やカフェなど、会社のオフィス以外の場所で働くことです。在宅ワークやテレワークなどの関連語も多く、知識を整理できていない方も多いでしょう。ここでは、リモートワークの定義や、類語との違いを解説します。
リモートワークの定義
リモートワークとは、「会社のオフィス以外の場所で働くこと」を指します。コワーキングスペースやカフェなどで働くのも、リモートワークの1つです。チャットやオンライン会議などのツールを駆使しているのが特徴で、自宅やカフェなどにいながら、オフィスと同じように働けます。
昨今では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、リモートワークを導入する企業も増えてきました。東京都の発表によれば、2021年210月の都内企業(社員30人以上)のテレワーク実施率は54.1%となっています。
在宅ワーク・テレワークとの違い
リモートワークに似た言葉として、「在宅ワーク(在宅勤務)」「テレワーク」があります。これらの意味に大きな違いはありませんが、厳密に表現の違いをまとめるとすると、以下の通りです。
- 在宅ワーク:自宅で働くこと。リモートワークやテレワークの1つ
- テレワーク:ICT機器などを使って、オフィス以外で働くこと。リモートワークとほぼ同じ意味で使われる
リモートワークのなかでも、特に自宅で仕事をすることを、在宅ワークと呼ぶのが一般的です。
リモートワークできる職種の5つの条件とは
どのような仕事でもリモートワークができるわけではなく、適した職種はある程度限られます。これらの条件を満たさないままリモートワークを実施すると、生産性が下がる可能性やクライアントとの揉め事などのトラブルになる可能性もゼロではありません。
そこでまずはリモートワークに適した職種の5つの条件を紹介します。
1.仕事の場所・時間を問わない
オフィスや職場から離れて仕事をするため、場所や時間を問わず働けることがリモートワークの大前提です。設備が必要であっても、設備の使用頻度が低ければ、部分的に導入できるケースもあります。
オフィスなしでもパソコンとインターネット環境があれば、1人で完結できる状態を作れるかどうかがリモートワーク導入のポイントです。
総務省の令和3年「情報通信白書」によれば、全体のテレワーク実施率は24.7%となっています(2020年11月調査)。業種ごとの実施率は以下の通りです。

「情報通信業」が最も多く、55.7%となっています。一方で最も低かったのは「医療、介護、福祉」です。患者に治療を施したり直接コミュニケーションをとったりする医療や福祉の現場は、リモートワークを導入しにくい環境にあるようです。
2.業務内容・成果物が明確
成果物や業務内容が明確であれば、リモートワークは導入しやすいです。これらが明確であると、リモートワークで何をするべきかがはっきりし、評価基準も分かりやすくなります。事務作業が代表的ですが、目に見えにくい業務が発生する場合はあまりリモートワーク向きとはいえません。
成果物や業務内容が明確でない場合、リモートワークでは仕事の評価が適切にできないため、課題が残ります。職務内容を記載した「ジョブディスクリプション」があると仕事内容が分かりやすくなり、スムーズな業務が行いやすいです。
3.遠隔でもコミュニケーションが可能
遠隔コミュニケーションで業務が行えるかどうかもリモートワーク導入のポイントです。リモートワークは他の社員や顧客とコミュニケーションがリアルタイムに取りにくくなります。
メールやチャットなどで必要なコミュニケーションが可能な仕事であれば、リモートワークが導入しやすいです。その反面、顔を合わせることがメインの仕事や対面で話し合わなければできない業務がある場合は、リモートワークに向いていません。
4.勤怠・業務管理システムが整備済み
リモートワークの導入に欠かせないのが、勤怠・業務管理システムです。クラウドツールによりオンラインで勤務状況が確認できる打刻システムや、業務に必要な情報を社員同士で共有できるシステムなどがあります。
2017年、厚生労働省により「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置」についてのガイドラインが発表されました。ガイドラインに沿っていない会社や、勤怠・業務管理システムが導入されていない会社でのリモートワークは避けた方がよいでしょう。
5.人事評価が可能
リモートワークでは、勤務態度やプロセスなどを評価しにくいため、導入前と同じ人事評価制度は通用しません。オンラインでも公平に評価できる評価体制がある企業を選びましょう。評価体制ができてないと、社員間で不平等になり、不満が出やすくなります。
特に成果物に明確な基準を設定しにくいリモートワークでは、人事評価が整備されているかどうかは重要です。業務による成果が目に見えやすくなっており、成果のポイントが明確にされていれば、公平性が高い人事評価が期待できます。
リモートワークできる職種12選と仕事内容

では、ここからはリモートワーク・リモートワークが可能な職種とその仕事内容を具体的に紹介していきます。
- 1.ITエンジニア
- 2.Webデザイナー
- 3.マーケター
- 4.ライター・編集者
- 5.事務
- 6.コンサルタント
- 7.営業・セールス
- 8.カスタマーサポート
- 9.カウンセラー
- 10.プロジェクトマネージャー
- 11.データサイエンティスト
- 12.その他クリエイター
主な職種は上記となります。具体的な仕事内容や必要なスキルを見ていきましょう。
1.ITエンジニア
ITエンジニアは、リモートワークができる代表的な職業です。リモートワークのしやすさとニーズの高さから案件数が多く、報酬や業務内容も幅広いのが特徴といえます。
プログラムの仕様やシステムの方針を決めるための打ち合わせは必要ですが、それ以外の作業のほとんどはパソコンで行います。そのため、リモートワークに移行する場合の変化も最小限で済む点が特徴です。
必要スキル
ITエンジニアに求められるのは、主に下記の3つのスキルです。
- 基礎的なIT知識
- プログラミング言語とプログラミングの知識・スキル
- コミュニケーションスキル
ただし、ITエンジニアの仕事は種類が豊富です。業務内容によっては特定のソフトウェアに精通している必要があったり、プロジェクトの管理スキルやマネジメントスキル、書類作成能力が問われたりすることもあります。また、アプリケーション開発、Webサイト運用、システム構築など、業務内容で求められるプログラミング言語の知識やスキルは異なります。
これからITエンジニアを目指す場合、資格は不要ですぐに始められますが、言語の種類や職種によって業務内容から収入まで変わるため、どの言語を学ぶべきかは検討した方がよいでしょう。
平均年収
ITエンジニアの年収は、520万円程度が平均で、フリーランスでも同様またはそれ以上は可能です。ただし、ITエンジニアの種類や業務内容によって金額は変わるもので、求められる知識やスキルが高くなく難易度が低い案件だと、報酬も低くなります。アプリケーション開発やシステム導入などであれば400万円台が平均ですが、マネージャーやIT戦略も担当できるようになると600万円以上も目指せます。
収入アップを目指す場合は、使えるプログラミング言語を増やしたり、幅広い業務経験を積むことが重要となるでしょう。
なお、現在フリーランスとして活動されている方や、今後独立を検討しているエンジニア、デザイナー、マーケターなどIT系の職種に就かれている方は、フリーランスエージェントである「ITプロパートナーズ」をご利用ください。スキル次第でフルリモート案件や週2日40万以上などの案件を獲得できる可能性があります。専属エージェントがあなたの要望や経験に合わせて最適な案件をご紹介させて頂きます。ぜひ理想の働き方を実現してください。
2.Webデザイナー
webデザイナーは、会社のロゴやホームページ、広告などのデザインを行う仕事です。顧客と打ち合わせしながら、色や模様、フォント、レイアウトを整えるなどの仕事を行います。
個人スキルが求められる仕事で、労働環境が成果物に影響を与えやすいため、理想の環境を作れるリモートワークとの親和性が高いです。ただし、コミュニケーションが重要な仕事なので、リモートワークの場合はチャットやオンライン会議などでの打ち合わせが欠かせません。
必須スキル
Webデザイナーに求められるのは、主に下記の4つのスキルです。
- デザイン理論などデザインの基礎知識
- ITやWebマーケティングの基礎知識
- デザインツールの操作スキル
- ヒアリングスキル
そのほか、コーディングやプログラミングスキルがあると重宝されます。ITエンジニアと同様、ポジションによってはプロジェクトの管理スキルやマネジメントスキルが求められることもあります。資格は不要ですが、「Adobe Illustrator」をはじめとしたデザインソフトを使える必要があります。顧客の求めるものを形にするデザインスキルや経験も大切です。
平均年収
Webデザイナーの平均年収は450万円程度です。ただし、デザイナーも業務内容やこれまでの成果によって受け取れる報酬は変わります。現在、特にUI/UXデザイナーの需要が高く、平均で600万円程度と年収も大幅に上がります。
そのほか、マネジメント系のスキルを磨き、フリーランスとしてプロジェクトリーダーやマネージャーを受けられるようになると1,000万円と高収入も狙えるでしょう。
3.Webマーケター
Webマーケティングの仕事は、一言でいえば「Webを使って物を売る仕組みを作ること」です。ターゲットの顧客層を分析してアプローチ方法を検討し、さまざまな施策を提案・実行、そして検証・改善していきます。
Webマーケティングはそれらの仕事を文字通りwebを通して仕事を行うため、リモートワークしやすい職種といえます。
必須スキル
Webマーケターに求められるのは、主に下記の4つのスキルです。
- 戦略立案力
- データ分析力
- マネジメントスキル
- その他Webマーケティングスキル
マーケターの大きな役割は、市場調査や調査データを企業活動に活かすことです。特に必須スキルながら身につけるのが難しいのが収集・分析したデータを必要な形で活用できる戦略立案力です。コンサルタントと同様に、携わる企業やプロジェクトが大きくなればなるほど、優れた人柄や主体性、強いメンタルなどが求められるようになります。
平均年収
会社員のwebマーケターの平均年収は500万円程度で、フリーランスでもそれ以上を目指せます。広い知見が求められるマーケターは、スキルや実績で年収に大きな差が出ることがあり、1,000万円以上も夢ではありません。
4.Webライター・編集者
WebライターはWebサイトや雑誌の記事作成をする仕事で、編集者はライティングに関わる企画や構成作成、校正などをします。取材や情報収集ができる環境があれば、メインの執筆作業はパソコンで行うため、リモートワークでの対応が可能で、フリーランスにもなりやすい職種です。
必須スキル
webライター・編集者に求められるのは、主に下記の3つのスキルです。
- 情報収集スキル
- ライティングスキル
- SEOの知見
ライターを始めるには特別な資格は不要ですが、WebであればSEOや記事作成分野の専門知識はあった方がよいでしょう。始めるハードルは低いものの、稼ぐためにはライティングスキルや経験は必要です。そのほか、携わる案件の業界や案件の専門知識が求められることも多く、何かの分野に精通しているとステップアップしやすくなります。
平均年収
会社員のライター・編集者の年収は450万~490万円程度となっています。フリーランスとしては、活動を始めやすい一方で低単価案件も多く、年収400万円以下の人も数多くいます。
ライターは高収入を目指しにくい職業ですが、ライターとして有名になる、または編集者やマネージャーにキャリアアップができれば、年収1,000万円を得ることも可能です。専門的知識を身につけ、成果を積み上げることが報酬アップのカギとなります。
5.事務
事務業務のIT化が加速したことから、事務系のリモートワーク案件数も非常に増えています。事務と一言でいっても、以下のような職種に分かれます。
- 人事
- 経理
- 総務
それぞれ求められるスキルや資格は仕事内容によって変わります。
必須スキル
事務スタッフに求められるのは、主に下記の3つのスキルです。
- 基礎的なパソコンの操作スキル
- 書類整理・作成スキル
- コミュニケーションスキル
そのほか、法務系なら法律や税制度、金融系なら帳簿や会計の知識、貿易系なら外国語など、業務内容によっては専門的知識が求められることもあります。多くの業務でパソコンを使用するため、基礎的なIT知識を身につけておくことで、受けられる案件の幅を広げることができるでしょう。
経理であれば簿記などを取得しておくと評価されやすいです。ただしリモートワークの場合、会社側が成果物の確認方法や評価体制を整えていないと、給料が思うように上がらない可能性もあります。
平均年収
事務スタッフの年収は、一般事務・医療事務なら300万円、貿易事務なら360万円、不動産事務なら380万円、IT事務なら420万円程度が目安です。どのような事務作業をするのかで年収はかなり変わります。
やはり、専門的知識があるほうが高単価の案件が受けやすくなります。高収入を目指すのであれば、事務系職でも平均年収が高い、人事事務や経理事務、IT事務の案件を受けられるようスキルや知識を身につけるのがよいでしょう。
6.コンサルタント
コンサルタントは企業の課題を浮き彫りにし、その改善策を提案していく仕事でリモートワークも可能な職種となっています。特にITコンサルタントはビジネスチャットツールやWeb会議ツールを用いて打ち合わせや会議を行うことが多いので、リモートワークしやすいといえるでしょう。
ただし、案件内容によっては現地訪問が求められることもあります。必要なスキルや経験は多いですが、成功すればフリーランスになることでかなりの高収入を目指せる職種です。
必須スキル
コンサルタントに求められるのは、主に下記の4つのスキルです。
- 論理的思考力
- コミュニケーションスキル
- 観察力
- 担当する業界についての専門的な知識
コンサルタントは、プロジェクトの要となる重要なポジションです。時には、クライアントが抱える問題点を指摘したり、予算アップの交渉を行ったりすることもあります。より経営に近い領域を担当することになれば、ネゴシエーションスキル・セールススキルなどに加え、強いメンタルや体力も必要となります。
平均年収
正社員のコンサルタントの平均年収は、430万円程度です。フリーランスのコンサルタントの年収目安は600万円程度なので、独立することで大幅な年収アップが期待できます。
ITコンサルタントは600万~800万円の年収が期待できます。PMOコンサルタントや経営戦略に携わるコンサルタントであれば、年収1,000万以上が目安です。
7.営業・セールス
営業・セールスは商品やサービスを紹介し、販売や契約までつなげる仕事です。具体的な業務内容は業界や会社によっても変わります。個人業務がほとんどで顧客とのやりとりが主な仕事のため、顧客とオンラインでの打ち合わせが可能であればリモートワークでも働けます。特に法人営業の場合はリモートワークが導入しやすいでしょう。
リモートワークによって移動時間がなくなれば、その時間を別の業務に充てられるため、業務効率が改善する可能性があります。
必要スキル
営業に求められるのは以下3つのスキルです。
- コミュニケーションスキル
- 判断力
- セールススキル
営業そのものに必要な資格はありませんが、成果を出すためには営業スキルや経験が欠かせません。
平均年収
会社員の場合、営業の年収は380万円程度です。
営業の年収は数字的にはそれほど高くありませんが、実力によってかなりの年収差があることが予想されます。「代理店販売で商品・サービスを売りまくる」または「営業力を極め企業の営業コンサルティングができる」ということで年収1,000万円以上のフリーランス営業は数多くいます。
8.カスタマーサポート
カスタマーサポートは顧客からの問い合わせに対応する業務です。メールや電話での対応が主になるため、電話やパソコン、雑音が入らない作業空間、リモートワーク導入のために欠かせない問い合わせツールなどを整えれば、リモートワークを実施できます。
必要スキル
カスタマーサポートに求められるのは、主に下記の3つのスキルです。
- コミュニケーションスキル
- 判断力
- 事務処理能力
カスタマーサポートに資格は不要ですが、商品知識の深さ、コミュニケーション能力、高い判断力が求められます。クレームやトラブルの対応も、カスタマーサポートが担当することが多いため、強いメンタルも必要といえるでしょう。
平均年収
会社員の場合、カスタマーサポートの年収は500万円程度、フリーランスでもこの水準が目安となるでしょう。
9.カウンセラー
カウンセラーは、仕事のキャリアや人間関係など、悩みを抱えている人々をサポートする仕事です。「心理カウンセラー」と「産業カウンセラー」の2つに大別され、特に後者はリモートワークがしやすい職種とされています。
必要スキル
カウンセラー関連の資格は多く、どのような働き方をするのかによって、必要なスキル・知識が異なります。
心理カウンセラーとして活躍するための国家資格としては、「公認心理師」があります。民間資格であれば、「臨床心理士」「メンタル心理カウンセラー」「キャリアカウンセラー」などが代表的です。
産業カウンセラーとして働くためには、「産業カウンセラー」の資格が役立ちます。
平均年収
一般的なカウンセラーの年収は、370万円程度が平均であり、フリーランスでも同等かそれ以上の収入を得られます。ただしカウンセラーの種類は豊富なので、「どの現場で働くのか」「どのような業務を行うのか」によって、収入は多少前後するでしょう。持っている資格を増やしたり、転職をしたりすることで、年収増加が見込めます。
10.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ITプロジェクトの中心的役割を果たす職種です。プログラマーやSE、デザイナーなどのチームメンバーをまとめ、目標達成に向けてリソースを管理します。スケジュールを立てて、全体の進捗を管理する役割もあります。
必要スキル
プロジェクトマネージャーに必要なスキルは、一定のテクニカルスキルやマネジメント能力です。
テクニカルスキルについては担当するプロジェクトの分野での専門スキルが必要ですが、マネジメント能力については分野・業種に関係なく何らかの管理職経験があればアピールになるでしょう。
平均年収
プロジェクトマネージャーの正社員の平均年収は、660万円程度です。人材としての希少性が高いため、IT職全体を見ても、比較的高い年収を得られる職種となっています。フリーランスとして活躍する人も一定数おり、正社員より高い年収を得ることも可能です。
11.データサイエンティスト
データサイエンティストは、データの収集や解析を行う職種です。企業の課題解決や目標達成のために、ビッグデータの活用などを通して、意思決定を後押しします。パソコンを使う仕事なので、環境を整えられればリモートワークも可能です。DX人材が注目されていることもあり、将来性のある仕事として人気があります。
必要スキル
データサイエンティストに欠かせないのは、統計学に関する専門知識や、AI(人工知能)・ビッグデータを活用するためのITスキルです。例えばビッグデータを解析する場合は、PythonやRなどのプログラミング言語を使用するため、それらを習得していることが必須となります。加えて、マーケティングスキルなど、ビジネスに関するスキルも必要です。
平均年収
データサイエンティストの平均年収は、690万円程度となっています。専門性が高く、多彩なスキルを求められることもあり、他の職種に比べて高い水準です。一定の経験を積んでプロジェクトマネージャーになったり、研究職に進んだりと、キャリアパスによっても年収が異なります。
12.その他クリエイター
ライターやデザイナー以外の、動画編集や楽曲制作などのクリエイターもリモートワークの適性が高い仕事です。成果物をインターネット上で共有できる仕事であれば、評価もされやすく、自由な環境で仕事ができることで、仕事の質が上がる可能性もあります。
クリエイターは資格こそ不要ですが、その職種ごとのスキルや経験は必要です。
なお、リモート・在宅ワークのなかでも特に稼げる可能性のある仕事を知りたい方は以下の記事も併せて参考にしてください。
未経験でも可能なリモートワークの職種は?
未経験からリモートワークで働きたいという方もいるのではないでしょうか?ここでは未経験でもリモートワークは可能なのか?可能なのはどのような職種なのか?を解説します。
全くの未経験だと難しい
正社員の場合、基本的に全くの未経験からリモートワークで働くのは難しいといえます。近年の新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークを導入している企業は多くありますが、たとえ導入していたとしても、適用されるのは「経験者のみ」ということも多いようです。
未経験からリモートワークを目指すのであれば、自分のスキルを活かせる仕事を探すか、副業等でスキルを身につけた後からリモートワークにシフト、あるいはリモートワーク可能な会社に転職するのがよいでしょう。
副業としてであれば未経験からリモートワークが可能な仕事も数多くありますよ。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
IT系の職種は微経験があれば可能な事も多い
IT系の職種は人材不足という事や、冒頭で紹介した通りそもそもリモートワークしやすい業態であることから、微経験程度であってもリモートワーク可能な場合が多くなっています。
例えば今回紹介した職種でいうと、
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- Webマーケター
- Webライター
この辺りの職種は比較的リモートワークできる可能性が高いので、少しでも経験がある・スキルがある方は求人をチェックしてみることをおすすめします。
また、Webライターについては、全くの未経験でもリモートワークできる可能性が高いです。ITエンジニアなどと比べると必要なスキルの習得難易度はそこまで高くなく、且つリモート案件の求人数も非常に多いです。
ただ、正社員Webライターの場合は未経験だとリモート案件はかなり減るため為、まずは副業などから始め、一定の経験とスキルを得た後、リモートワーク可能な会社へ転職するとよいでしょう。
もしくは、フリーランスのwebライターとしてであれば、完全リモートワークが可能なので、フリーランスとしての独立を考えてもよいかもしれません。ただし、その際はフリーランスの注意点も理解したうえで独立するようにしましょう。
多くの職種に共通するリモートワーク時の必須スキル

リモートワークで必要なスキルとして代表的なのは、以下の4つです。
- 職務遂行能力
- 自己管理能力
- コミュニケーション能力
- ビジネスマナー
それぞれ、なぜ必要なのか、具体的にどのようなスキルが求められるのかを以下に解説します。
職務遂行能力
リモートワークの場合、自力で職務を遂行できる能力が求められます。オフィスや現場で働いている場合は誰かに質問できますが、リモートの場合、コミュニケーションの制約が大きいです。コミュニケーションに時間がかかるため、業務遂行能力が低いと生産効率が悪くなってしまいます。
自己管理能力
リモートワークは自分1人という環境で自分で自分をコントロールすることが大切です。スケジュールの管理ができず、遊びすぎてしまうこともあります。逆に仕事を詰め込みすぎてしまい、残業や休日労働が避けられないケースもあるでしょう。また自分1人での作業で孤独を感じる人もいます。
自己管理が上手くできない人の場合、生産性が下がってしまう場合もあるでしょう。
コミュニケーション能力
リモートワークはコミュニケーションが難しくなるため、導入前よりコミュニケーションの質が大切になります。対面であれば伝えられることでも、電話やメールのように顔が見えない状態でのやりとりになると、上手く伝えられないケースも珍しくありません。
文面や声から相手の考えや意図を正確に読み取る能力が必要です。また、相手に対して自分の考えや指示を分かりやすく伝える能力も求められます。
ビジネスマナー
リモートワーク時に限った話ではありませんが、ビジネスマナーも欠かせません。ビジネスマナーには、「社内でのマナー」と「社外でのマナー」の2種類があります。
社内でのマナーとは、リモートワークに関する会社の規定を守ることです。例えばリモート会議への出席方法や、チャットツールの使い方など、会社で定められたルールを把握して守る姿勢が求められます。
職種によっては取引先など社外の人とリモートワークでコミュニケーションすることもあるでしょう。リモートワークでの印象は、自社と取引先との信頼関係に影響する場合もあります。お互いが顔の見えない状態で仕事をすることが多いリモートワークでは一層の注意が必要です。「メールやチャットにはできるだけ早く返答する」「丁寧な言葉遣いを心がける」などの取り組みを徹底しましょう。
リモートワーク可能な職種・仕事を選ぶ際に意識すべきポイント

リモートワークはまだ普及途中の働き方のため、仕事や職種選びに失敗すると思うように働けずストレスになってしまいます。ここではリモートワークの仕事選びで大切なポイントを見ていきましょう。
業務形態の種類に注意する
リモートワークでは業務形態が自由なため、どのような業務形態なのか確認しましょう。会社に雇用される正社員やパートだけではなく、フリーランスとして業務委託を受けて行う場合もあります。
正社員やパートの場合は副業がOKなのかどうかも確認すると、隙間時間に副業をして稼ぐなどの働き方が可能です。
リモートワークの度合いを確かめる
リモートワークは大まかに以下の3種類があります。
- フルリモート
- 一部リモート
- 対面期間のちリモート
フルリモートの場合は会社への出社が不要ですが、それ以外の場合、出社する必要が出てくる場合があります。出社の頻度がどのくらいか、どのような場合に発生するかはあらかじめ確認しておきましょう。
スキル・経験を活かせるか検討する
リモートワークの場合、成果物がメインの評価基準になるため、成果を出せる分野で働くことが大切です。自分のスキル、経験、資格などを確認し、その会社で自分が活躍して成果を出せるようになっているか確認しましょう。
成果物だけで評価される
リモートワークは作業のプロセスや途中経過が見えにくく、成果物で評価されやすいです。そのため、アウトプットや成果物の質が悪ければ、そのまま低い評価に直結してしまいます。
やる気や業務態度は評価に影響しにくく、リモートワークの場合、結果重視の実力主義的な人事評価になりやすいです。リモートワークをする場合、自分でしっかりと成果が出せるよう取り組む必要があります。
セキュリティ意識が要求される
リモートワークではオフィスのような特定の空間ではなく、各個人が別々の場所で仕事を行うため、1人ひとりがセキュリティについての意識を持つ必要があります。特に外出先で仕事をする場合、ID・パスワードや資料を不用意に扱うようなことは避けなければなりません。
高いセキュリティ意識を持つことは、会社だけでなく自分を守ることにもつながります。リモートワークはお互いの様子が見えませんが、だからこそ情報を慎重に扱う姿勢が重要です。
リモートワーク可能な職種・仕事を探す方法

リモートワークの仕事を探す方法はいくつかあります。種類がいくつかあり特徴も異なるため、それぞれの特徴を把握しておくことが理想の仕事を探す近道です。次で詳しく解説します。
転職エージェントや求人サイトで探す
まず会社員としてリモートワークできる仕事を探すのであれば、最も一般的な方法は求人サイトや転職エージェントの利用でしょう。
求人サイトや転職エージェントの場合は大手や中堅企業の案件が多く、収入や労働環境の面で安心しやすい点が特徴です。その反面、リモート可能な求人は一般的に少なく、希望条件を満たす案件も限られるケースがあり、理想の求人を見つけるには時間と労力がかかります。
もしあなたが、リモートワークで働きやすいIT・インターネット業界などでの就業を考えているのであれば、そのような業界の求人を多く持っているサイトやエージェントを利用するのがよいでしょう。
クラウドソーシングを利用する
副業であれば、クラウドソーシングの利用もおすすめです。クラウドソーシングとは、インターネットで不特定多数の人が業務のアウトソーシングや受注を行う場所のことです。
案件数が多く、プロフィールや実績が充実していればクライアントから声がかかることもあります。そのため、仕事を探しやすい点はメリットでしょう。代表的なサービスには、クラウドワークスやランサーズがあります。
しかし、こちらは先ほど伝えた通り、正社員として仕事を探せる訳ではなく、あくまで副業やフリーランス向けになります。また、単価や条件が案件ごとに異なり、条件に合う案件探しは簡単ではありません。
初心者の人が副業として、実績を積みたい場合や幅広い仕事から選びたい場合はおすすめです。特にデータ入力系の仕事は初心者でも受注しやすく、在宅でも働きやすいでしょう。
フリーランスという働き方を検討する
フリーランスとして独立するという選択肢もあります。フリーランスであれば、働き方の自由度が非常に高まるので、スキルや経験さえあればリモートで働ける可能性がぐっと上がります。
ただし、もちろんフリーランスという働き方に対しては、少なからず安定性という面で不安を感じる方もいるでしょう。
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ITプロパートナーズではIT系フリーランスエンジニア、デザイナー、マーケターをメインとして、リモート可能な案件を数多く扱っています。スキルや実務経験がある方は理想な働き方を実現できます。興味がある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
リモートワークとは何か、リモートワーク向きの職種からリモートワークができる仕事の条件、メリット、デメリットまで解説しました。
リモートワークは今多くの企業で導入されており、仕事も見つけやすくなっています。しかし、リモートワークは成果主義になりやすく、自分のスキルや希望にマッチしたものを選ぶことが大切です。
「ITプロパートナーズ」なら、フリーランスのITエンジニア向けに、リモートワーク案件も含め登録者の希望に合う案件を提案します。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
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