こんにちは、ITプロマガジンです。
この記事では、フリーランスエンジニアになる前に知っておくべき情報を詰め込みました。
フリーランスエンジニアは仕事選びや働き方の面での自由度が高く、スキルや実績があれば高収入を目指せますが、その一方で収入や仕事量が安定しないという側面があるのも事実です。実態を正確に把握した上で検討したいと考えられる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、どのように仕事を獲得し、どのように働いているのか、どんなメリット・デメリットがあるのかなどの基本情報に加え、実際にフリーランスとして活躍されている方のリアルな経験談も含めてわかりやすくまとめました。「フリーランスエンジニアって実際どうなの?稼げるの?」という漠然とした疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてください。
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エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
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目次
- 1 フリーランスエンジニアの働き方や仕事内容とは?
- 2 フリーランスエンジニアの年収事情
- 3 【独自調査あり】フリーランスエンジニアの実態とは?
- 4 フリーランスエンジニアになるメリット
- 5 フリーランスエンジニアがきつい・やめとけと言われる理由
- 6 フリーランスエンジニアになるには?具体的なステップを解説
- 7 フリーランスエンジニアの案件の探し方
- 8 フリーランスエンジニアが案件を探す時のポイント
- 9 フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴
- 10 未経験から独学でフリーランスエンジニアになれる?体験談と共に紹介
- 11 稼げるフリーランスエンジニアの定義とは?継続的に案件獲得するコツ
- 12 フリーランスエンジニアが悲惨な末路を辿ってしまうパターン・対策
- 13 フリーランスエンジニアに関するよくある質問と回答
- 14 まとめ
フリーランスエンジニアの働き方や仕事内容とは?
フリーランスエンジニアとは、特定の企業・組織に所属することなく、案件ごとにクライアントと契約しながら個人で仕事をするエンジニアのことです。まずはフリーランスエンジニアの働き方や、会社員エンジニアとの違いを見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの働き方と契約形態
一般的なフリーランスエンジニアの働き方として、主に次の3種類があります。
| 働き方 | 概要 |
|---|---|
| 常駐型 | ・クライアントのオフィスに常駐する ・準委任契約か請負契約を結ぶことが多い |
| リモート型 | ・自宅などオンラインで作業を行う ・準委任契約か請負契約を結ぶことが多い |
| 個人開発 | ・自分のプロジェクトを独立して開発する |
それぞれについて、以下に詳しく見ていきましょう。
常駐型
常駐型のフリーランスエンジニアは、クライアントのオフィスや現場に出勤して仕事をします。この場合、「準委任契約」を結ぶことが多いです。準委任契約とは、成果物に対する報酬ではなく、実際に仕事をした時間に応じて報酬を受け取る契約形態です。
基本的には常駐先に出勤する必要があり、働く場所や時間には縛りがあるため、自由度はさほど高くないでしょう。
リモート型
リモート型フリーランスは、クライアントから案件を請け負い、自宅やコワーキングスペースなどリモートワークで仕事を進めます。出勤する必要がなくなるため、出勤で体力を消耗しないことがメリットと言えるでしょう。正社員のリモートワークと同様に、出勤時間をプライベート時間に充てることができるというメリットがあります。
リモート型の場合も、前述した準委任契約を結ぶか、もしくは成果物を完成させて納品することによって報酬が生じる「請負契約」を結ぶ場合もあります。
なお、クライアント企業によって「フルリモート可」や「一部リモート可」など、どの程度の割合でリモートワークできるかに違いがあります。一部リモート可の仕事は「週3日はリモートで2日は出勤」のように、リモートワークと出勤が組み合わさることも少なくありません。
2024年現在、フリーランス界隈では北朝鮮のエンジニアが交じることがあり警察庁が注意喚起を行っています。厳格な企業であればリモートワークを禁止する傾向があります。選ぶことができる案件を増やすという観点では、フルリモートを絶対条件にしてしまうと不利になってしまう傾向があります。
個人開発
こちらは少しイレギュラーとなります。個人開発とは、クライアントから仕事を請け負うのではなく、自分で考案したアプリやサービスを開発・運営し、広告やユーザー課金などで収益化を目指す働き方のことです。この働き方をしているフリーランスエンジニアはほとんどの場合、自分で法人を持ってることが多いため、起業に近い働き方と言えます。
仕事の内容や進め方など全てが自分次第のため自由度が高く、ヒットすれば大きな収益が得られる可能性がある一方、売り上げが発生するまでには時間がかかるケースも多く、一定の初期投資が必要となることには覚悟が必要です。一方で自身で開発・運営したサービスやゲームなどを企業に売却してまとまった利益を得る方も居られます。
なお、個人開発として自身のサービスを運営しながら、クライアント企業から案件を請け負って働いているフリーランスもいます。
会社員エンジニアとフリーランスエンジニアの違い
会社員エンジニアとフリーランスエンジニアには、「働き方・収入」「社会保障・福利厚生」「トラブル発生時の責任」という3つの観点において、以下のような違いがあります。
| 会社員 | フリーランス | |
|---|---|---|
| 働き方・収入 | ・仕事内容は会社都合で決まることが多い ・収入は安定している | ・仕事は自由に選べる ・収入が不安定 |
| 社会保障・福利厚生 | ・社会保険料の半分が負担される ・住宅手当や育児休暇などの福利厚生が充実 | ・社会保険料は全額自己負担 ・基本的に福利厚生はない ・フリーランス新法の設定など制度も整いつつある |
| トラブル発生時の責任 | ・会社の責任 | ・すべて自己責任 |
働き方では、フリーランスは案件内容や働く時間・場所を自分で選べる一方、収入は案件次第で変動します。社会保障面では、会社員は保険料を会社が一部負担しますが、フリーランスは国民年金・健康保険を全額自己負担です。
また、トラブル発生時もフリーランスは自己責任となるため、契約確認や保険加入など事前の対策が欠かせません。
フリーランスエンジニアの年収事情
「フリーランス白書2023」によると、IT・エンジニア系フリーランスのうち、「年収200万〜400万円未満」が最も多く、このあたりが相場と言えそうです。
一方、弊社ITプロパートナーズが行った現役ITフリーランスへの独自調査結果によると、年収についての回答のうち割合が高いものは、「800万以上1,000万未満」が32.1%、「1,000万以上1,500万未満」が21.4%でした。このことから、半数以上の人が年収800万円以上を達成していることが分かります。

ただしこの額は、フリーランスとしての収入を含めた全体の収入であり、本業や自身の会社を持っているケースも含まれています。フリーランスエンジニアの年収に関してはこちらの記事もご覧ください。
職種ごとの年収目安
フリーランスとして活動できるエンジニアの職種は多岐にわたります。単価相場や案件数の目安は以下のとおりです。
▼この表は横にスクロールできます
| 職種 | 単価相場 | 年収 | 案件の数 |
|---|---|---|---|
| Webエンジニア | 40万〜70万円 | 480万~840万円 | 多い |
| システムエンジニア | 50万~80万円 | 600万~960万円 | 多い |
| インフラエンジニア | 50万~80万円 | 600万~960万円 | 多い |
| PM/PL | 70万~100万円 | 840万~1,200万円 | 増加傾向 |
| ITコンサルタント | 70万~100万円 | 840万~1,200万円 | 増加傾向 |
| ネットワークエンジニア | 60万~80万円 | 720万~960万円 | 多い |
| サーバーエンジニア | 60万~80万円 | 720万~960万円 | 普通 |
| データベースエンジニア | 50万~80万円 | 600万~960万円 | 普通 |
| テストエンジニア | 50万~70万円 | 600万~840万円 | 少ない |
| セールスエンジニア | 50万~70万円 | 600万~840万円 | 少ない |
| セキュリティエンジニア | 50万~70万円 | 600万~840万円 | 少ない |
| 保守運用エンジニア | 50万~70万円 | 600万~840万円 | 少ない |
※単価相場・年収はあくまで目安です。スキルや実績次第で大きく変動します。
特にフリーランス向けのニーズが高い職種は次の通りです。
- Webエンジニア:WebサイトやWeb上で稼働するサービスの開発・運用
- システムエンジニア:各種システムの開発・運用
- インフラエンジニア:ITインフラの設計・保守
- PM/PL:システム開発などのプロジェクトの統括
- ITコンサルタント:IT分野全般に関するコンサルティング
上記のような職種で従事している方は、エージェントに登録することで自分に合ったフリーランス案件が見つかるでしょう。弊社、ITプロパートナーズではITフリーランス向けに高単価な案件を紹介しています。どのような案件があるか気になる方は、以下から無料登録し、案件を閲覧してみてください。
実務経験年数別の年収目安
一方で、エンジニアとしての実務経験年数と、フリーランスになった場合の単価相場や年収目安は、以下表の通りです。
| 実務経験年数 | 単価相場 | 年収 |
|---|---|---|
| 1年程度 | ~50万円 | ~600万円 |
| 2年程度 | 50万円前後 | 600万円前後 |
| 3年以上 | 70万円前後 | 840万円前後 |
| 5年以上 | 80万円〜 | 960万円〜 |
なお、案件の規模や内容、使用するプログラミング言語などによって単価は異なるため、これらもあくまで目安としてお考えください。
フリーランスエンジニアの実務経験年数1年目の収入目安は?
DMM WEBCAMPによると、フリーランスエンジニアの1年目の収入は月給で30〜40万円、年収で400〜440万円と公開されています。ただし、スキルの差や関与する案件、経験年数によって年収は大きく変動するため、1年目の段階では実績を作ることが重要です。
開発経験だけでなく、社会人経験、リーダー経験などを積めることを考えると、急いでフリーランスエンジニアにならなくても良いのではないでしょうか。
【独自調査あり】フリーランスエンジニアの実態とは?
次に、フリーランスエージェントの弊社ITプロパートナーズが実施した現役フリーランスエンジニアに対する独自調査の結果も交えながら、フリーランスエンジニアの実態について紹介しましょう。
多くのエンジニアがフリーランスになる理由とは
弊社ITプロパートナーズの調査にて、「フリーランスとして独立した理由はなんですか?(複数選択可)」と聞いたところ、85%の方が「働き方の自由度を求めて」を選択しました。そのほか、「収入アップを求めて」「起業への足がかりの為」といった理由が上位を占めています。

そして、そのうち「93%」が独立した目的を果たせていると回答しています。

独立したことで、働き方の自由度を上げるという目的を叶えられているフリーランスが多いことがわかります。
フリーランスエンジニアになって感じたメリットは?
また、同じく弊社の調査で「フリーランスになって良かった点はなんですか?」(自由回答)と聞いたところ、主に以下の点をメリットとして挙げる回答が目立ちました。
- ワークライフバランスの改善
- 収入が上がった
- 仕事や案件が自分で選べる
自分の意思で仕事の量や内容、働く時間などをコントロールできるうえ、工夫次第では会社員エンジニア以上の収入を得ることも可能なフリーランスエンジニアの特徴が、端的に現れていると言えるでしょう。
フリーランスエンジニアの不満・不安な点は?
フリーランスエンジニアになったメリットを感じている一方で、不満もいくつか散見されます。「フリーランスになって不満な点はなんですか?」という質問への回答としては、以下が多い傾向でした。
- 契約が切られる不安感
- いつまでエンジニアとして働けるのかという先行きの不安感
- 健康保険料の高さ
- 事務手続きが面倒なこと
このように、現役のフリーランスエンジニアの多くが自由度の高さを実感している一方で、将来への不安や金銭面の負担を感じている人が多くいることが分かります。
契約先企業の売上が低迷した際、調整弁としてフリーランス契約が終了することが少なからずあります。フリーランスエンジニアの方にはフリーランスエージェントを利用されている方が少なからず居られますが、営業の代行に相当します。継続的に案件を獲得するためにも早めに相談をしましょう。また、フリーランスエージェントの中には事務手続きについての講習などを実施しているところもありますのでチェックしてみましょう。
フリーランスエンジニアとして活躍できる年齢
「フリーランス白書2023」によれば、調査に回答したフリーランスのうち40代が37.1%、30代が25.5%でした。フリーランスエンジニアについても一定の経験・スキルや体力が求められることから30〜40代がボリュームゾーンになりそうです。
フリーランスエンジニアの年齢制限はありませんが、時に長時間労働が必要になることや新しい技術・知識にキャッチアップすることも考えると、現実的にシニア層になっても活動するのは難しい可能性があります。
弊社の独自調査の結果によると、フリーランスエンジニアが独立した時点の平均年齢は「35.2歳」でした。

30代で独立した人は45.6%と、およそ半数にのぼります。その一方、20代後半で独立した人は19.2%、40代前半で独立した人は15.8%と、いずれも少なくありません。
ただし今回のアンケートでは、50代以降に独立した人は該当者が存在しませんでした。多くの人が少なくとも40代までに独立を決めたことがうかがえます。今後は役職定年などを取り入れている企業の存在を踏まえると増加していく可能性があります。
フリーランスエンジニアの近年の需要・将来性
ギークス株式会社が2025年5月に発表した調査によると、案件を求めるITフリーランスエンジニア1名に対する企業案件の数を示す倍率は、2025年1月〜3月の平均で7.80倍となっています。これは、ITフリーランス1人に対しておよそ8件弱の案件がある状態を示しており、引き続き高い需要があることがわかります。
また、経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には少なく見積もっても約16万人、最大で約79万人のエンジニアが不足すると言われています。
つまり現状でも「フリーランスエンジニアの力を借りたい」と考える企業は多く、売り手市場だと言えるでしょう。DX推進の時流もあり、将来的に需要が低下する可能性も低いと推測されます。
なお、フリーランスエンジニアのリアルな現実をもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
フリーランスエンジニアになるメリット

フリーランスエンジニアになるメリットは、大きく分けて3つあります。
- 自由な働き方ができる
- スキルや実績次第で収入アップしやすい
- 契約する案件を自由に選べる
フリーランスは勤務時間や作業場所を自分で決めやすく、在宅ワークやリモート案件を活用すれば、ライフスタイルや家庭の事情に合わせた柔軟な働き方が可能になります。また、会社員のように年功序列に左右されにくく、専門性や実績が評価されることで高単価案件や継続案件の獲得につながります。
フリーランスエンジニアの単価について、詳しく知りたい方は以下の記事を確認しましょう。
契約する案件を自由に選べる点も魅力です。得意分野や挑戦したい分野に集中できるため、キャリアの方向性を自分で設計しやすく、スキルの強みを活かした働き方が実現できます。
フリーランスエンジニアがきつい・やめとけと言われる理由

フリーランスエンジニアは「きつい・やめたほうがいい」と言われることもありますが、それはどうしてなのでしょうか?
フリーランスエンジニアのデメリットやきついと言われる理由について、弊社が行った調査結果も交えながら紹介していきます。
収入が安定しない
フリーランスエンジニアがきつい、やめとけと言われる大きな理由の一つが、収入の不安定さです。
エンジニアは売り手市場といわれる一方で、スキルのアップデートやトレンドへの対応を怠ると、案件を獲得できなくなるリスクがあります。実際に「将来も案件を確保し続けられるか不安」「クライアント次第で明日から仕事がなくなる可能性がある」といった声も多く聞かれます。
会社員のように長期的な雇用が保証されていない点は、大きな不安要素といえるでしょう。
孤独になりやすい
フリーランスエンジニアは、会社に所属せず一人で業務を進めることが多いため、孤独を感じやすい傾向があります。
困ったときに同僚や上司へ気軽に相談できず、悩みや不安を抱え込みやすい点はデメリットです。また、組織に属さない働き方では、チームでの調整や後輩育成など「リーダー経験」を積む機会も減りやすくなります。その結果、年齢を重ねて正社員に戻ろうとした際、企業が求めるリーダー経験が不足し、転職の選択肢が狭まる可能性があります。
将来を見据えたキャリア設計が重要でしょう。
税金・経理などの手続きが面倒
エンジニアに限らず、フリーランスは諸々の事務作業をすべて自分でこなさなくてはなりません。フリーランスエンジニアは、本業である案件をこなす一方で、請求書や納品書の作成、契約書の取り交わし、年金・保険料の支払い手続き、確定申告の準備・申告なども自身で対応する必要があります。そのため、金銭管理や税金に関する一定の知識を持っておくことが重要です。
専用ツールの導入や外注によって作業負担を軽減することは可能ですが、その分コストが発生します。
本業を安定して続けるためにも、案件対応と並行してこれらの雑務を効率的にこなせるよう、手続きの流れや基本的な知識を事前に身につけておくことが求められます。
仕事と休みの境目が曖昧になる
セルフマネジメントができていないフリーランスエンジニアは、休息日を作れないことがあります。さらに前述のような将来に対する不安感があると、「休むと収入が減るような気がして不安」と感じ、心が休まらないケースも散見されます。
フリーランスエンジニアは自由度が高いからこそ、スケジュール管理が苦手な人や、休みを取ることで逆に不安が増してしまう人にはきついと感じられるでしょう。弊社の調査のうち、フリーランスエンジニアの稼働時間に関する回答では、「週40時間前後」が49.1%と圧倒的多数でした。

しかし「70時間以上」も10.5%と、長時間労働をこなしている人も一定数存在することが分かっています。
フリーランスエンジニアがきついと言われる理由について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も確認しましょう。
社会的な信用が低い
フリーランスエンジニアは、会社に所属しない働き方であるため、社会的な信用が低く見られやすい点がデメリットです。
例えば、住宅ローンや賃貸契約、クレジットカードの審査では、収入が不安定と判断されやすく、会社員に比べて不利になるケースがあります。また、実際の収入が高くても、直近の実績や継続性を重視されるため、独立直後は特に信用を得にくい傾向があります。
そのため、フリーランスとして活動する前に貯蓄を増やしておく、必要な契約を会社員のうちに済ませておくなど、事前の準備が重要です。
フリーランスエンジニアになるには?具体的なステップを解説

フリーランスエンジニアになるための基本的なステップは、次の通りです。
- 実務経験を積む
- ポートフォリオやスキルシートを作成する
- 案件の受注経路を計画する
- 開業届の提出や必要書類を作成する
- 国民健康保険や国民年金へ加入する
- 副業でフリーランス案件を契約してみる
- フリーランスとして案件獲得する
以下、それぞれについて順に解説します。
1.実務経験を積む
まずはエンジニア職で就職や転職をし、雇われながら実務経験を積みましょう。すでに解説した通り、フリーランスエンジニアは実績や経験が重視されるからです。
フリーランスエンジニア必要な実務経験年数は最低でも1年以上、できれば3年以上は欲しいところです。5年以上実務経験がある場合は、即戦力として案件を獲得しやすいです。
将来、歳を重ねたときに正社員に再び戻ってくることを想定すると、リーダー経験やマネージャー経験も積んでおくことをお勧めします。
需要の高いプログラミング言語には、Java、PHP、Python、Ruby、Swift、Objective-C、JavaScriptなどがあります。また、単価が高い案件を狙うのであれば、GO、Scala、Kotlin、TypeScriptなど、扱えるエンジニアが比較的少ないプログラミング言語の実務経験があると有利でしょう。おすすめのプログラミング言語についても確認しておくといいでしょう。
2.ポートフォリオやスキルシートを作成する
独立する前に、それまでの実績をポートフォリオやスキルシートなどにまとめておきましょう。フリーランスとして独立した際、営業をかけて案件を獲得するために必要になるからです。記載する情報は、実務経験年数や扱えるプログラミング言語、開発に携わったアプリやサービスの一覧、プロジェクトでどのような業務を担当したかといったことです。
受託開発やSESなどでは顧客の名前が守秘義務の対象になります。コンプライアンス面でマイナス評価になる可能性もあることから、注意して記載しましょう。
フリーランスエンジニアのポートフォリオについてはこちら、スキルシートの書き方についてはこちらで詳しく紹介しています。
3.案件の受注経路を計画する
スムーズに独立できるかどうかは、受注経路を確保し安定的に案件獲得できるかどうかがポイントになります。案件のリサーチや営業スキルに自信があれば、自力で探す方法をメインに計画を立てるとよいでしょう。営業力やPR力に自信がなければ、希望に添った案件を紹介してくれるエージェントに登録しておくのがおすすめです。
弊社、ITプロパートナーズもITフリーランス向けのエージェントです。高単価な案件やフルリモート案件など、さまざまな条件のIT向け案件を紹介しています。どんな案件があるか気になる方は、以下から無料登録し、案件を閲覧してみてください。
4.可能であれば独立前に副業を行う
いきなり会社員の立場を手放して独立するのは、リスクが高いと言わざるを得ません。まずは会社勤めをしながら副業向けの案件をこなすことをおすすめします。クラウドソーシングであれば、土日や終業後の時間でこなせる案件が見つかりやすいでしょう。
すでにある程度のスキルと実績を持つ会社員エンジニアであれば、エージェントに副業向けの案件を紹介してもらうのもよい方法です。エンジニアが副業で稼ぐ方法は以下でも解説しています。
5.開業届の提出や必要書類を作成する
フリーランスのエンジニアとして働く場合、開業届も提出するようにしましょう。開業届は必ずしも出さないといけない訳ではありませんが、提出することで青色申告ができたり税務上でメリットがあります。
開業届は、税務署の窓口または国税庁のWebサイトから入手可能です。以下の情報を開業届に記載したうえで最寄りの税務署に提出してください。
- 事業の内容
- 事業の所在地
- 開業年月日など
6.国民健康保険や国民年金へ加入する
フリーランスのエンジニアとして独立すると、社会保険の適用外となり、国民健康保険や国民年金への加入が必須となります。
国民健康保険は、病気やけがで医療を受ける際に医療費の一部を補助する制度です。加入するには、居住地の市区町村役場に加入申請を行う必要があります。また、保険料は収入によって変動します。
国民年金は、老後の生活を支えるための制度です。年金の種類には「第一号被保険者」、「第二号被保険者」、「第三号被保険者」とありますが、フリーランスの場合は「第一号被保険者」に該当します。加入手続きは市区町村役場で行います。
7.フリーランスとして本格的に案件獲得する
副業などを経て、独立の準備が整ったらいよいよフリーランスとして本格的に案件を獲得しましょう。案件を獲得する方法は、人脈の活用や知人の紹介などさまざまな方法がありますが、自己ブランディングが必要となります。
多くの方にとってまずはフリーランスエージェントへの登録をすることになるでしょう。フリーランスエージェントなら、働き方や報酬、仕事内容など希望に合った案件をスピーディーに紹介してくれます。
また、フリーランスとして初案件を獲得した後は、継続的に案件を獲得するための努力を続けなければなりません。例えば、スキルアップして扱える言語を増やしたり、クライアントと信頼関係を築くために積極的にコミュニケーションをとったりすることが大切です。
フリーランスエンジニアとして独立するためのステップなどは以下の記事で更に詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
フリーランスエンジニアの案件の探し方
実際にフリーランスエンジニアとして仕事をこなしている人は、どのように案件を獲得しているのでしょうか?ここでは、フリーランスエンジニアの主な仕事の探し方や取り方を、弊社の独自アンケートによる調査結果も交えながら紹介します。
エージェントサービス
近年、フリーランスエンジニアが案件探しをする際に活用されているのがエージェントサービスです。IT系エージェントのなかだけでも「副業フリーランス向け」「本業フリーランス向け」などさまざまな種類があり、エンジニアの案件探しをサポートしています。
ここでは、3つのエージェントについて紹介します。
ITプロパートナーズ

弊社「ITプロパートナーズ」はIT業界に特化したフリーランス向けのエージェントです。主にITエンジニアを中心として、Webデザイナーやマーケターなどの案件も扱っています。エンド直で高単価の案件が多く、実績やスキルのあるエンジニアであれば大幅な収入アップも実現可能です。また、フルリモート案件が7割で、週3日〜の案件も多数紹介しています。
さらにクライアントにはトレンドの技術を取り入れた企業も多く、エンジニアとしてのやりがいを持って働けるのに加え、新しい分野への挑戦やスキルアップも可能。これまでの経験を活かして週5日しっかり働きたい人はもちろんのこと、フリーランスとして独立したばかりの人、副業を始めたいという人にもおすすめです。
レバテックフリーランス

「レバテックフリーランス」はITエンジニア向けのエージェントです。取り扱っている案件数は業界トップクラスで、エンジニアやPM/PLなど、さまざまなポジション向けの仕事が掲載されています。利用者の平均年収は881万円、累計契約社数は5,000社以上、利用者満足度は92.6%と実績は申し分ありません。
また、首都圏エリアの案件だけでなく関西・東海・九州での仕事もあり、地方で働きたいというニーズにも対応しています。
Midworks

「Midworks」はフリーランスITエンジニア向けのエージェントで、手厚い福利厚生を備えているのが大きな特徴です。仲介された仕事を受注することで、賠償責任補償や各種優待が付いてくる「フリーランス協会」の年会費が無料になるほか、仕事が途切れてしまった時のための「報酬保障サービス」や経理支援のプログラムも用意されています。
案件数も豊富で、「週3日からOK」「リモート可能」など、自分に合った働き方が選べます。
クラウドソーシング
「フリーランス白書2023」では、案件獲得の手段として「クラウドソーシング」と回答した人は18.8%という結果でした。「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービスが代表的です。
初心者向けの低単価案件が多いこともあり、駆け出しフリーランスエンジニアが実績作りのために利用することが多いです。
人脈や過去・現在の取引先
「フリーランス白書2023」によれば、フリーランスエンジニアが案件を獲得する経路として最も多かったのは「人脈」(70.6%)、次いで「過去・現在の取引先」(64.7%)という結果が出ています。
この結果から、人づてに仕事が舞い込むケースが最も多いことがうかがえます。
具体的に人脈による案件獲得には、「同業者からの紹介」や「事業を立ち上げた知人からの依頼」など、さまざまなケースがあります。そのため、日頃からSNSなどを活用して情報発信を行い、つながりを広げておくとよいでしょう。
また、過去・現在の取引先に誠実な仕事ぶりや成果が評価されれば、再依頼や新規プロジェクトへの参画につながる可能性が高まります。ひとつ一つの案件で確実に成果を出していくことで、安定的な案件獲得につながると言えます。
フリーランスエンジニアが案件を探す時のポイント
エージェントサービスやクラウドソーシングでは数多くの案件から自分に合ったものを検索できますが、その際は次のポイントを基準にするのがおすすめです。
- 言語で絞り込む
- 職種名で検索する
- 業界名で検索する
- リモートワークOKなど働き方で探す
- 仲介業者が少ない案件を選ぶ
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
言語で絞り込む
まずは、実務経験のあるプログラミング言語で案件を絞り込んでみましょう。ほとんどのエージェントサービスやクラウドソーシングでは、案件で求められるプログラミング言語を検索条件として指定できるようになっています。JavaやPHPなど昔から馴染みのある言語は現在でも数多くの需要があるほか、昨今ではAIの普及によりPython案件も増加傾向にあります。
検索結果の案件内容をしっかりと確認のうえ、指定した言語のスキルが「必須」であるのか、もしくは「尚可」であるのかといった詳細までチェックすることが重要です。
職種名で検索する
扱えるプログラミング言語が複数あるフリーランスエンジニアは、職種名で検索するのもおすすめです。エンジニアの職種は、システムエンジニア、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニア、AIエンジニアなど数多く存在するため、経験のある職種名で検索することで自分に合った案件に絞り込めます。
業界名で検索する
情報・通信業はもちろん、製造業、農業、運送業、サービス業など、エンジニアが必要な業界は多岐にわたります。そのため、業界名で検索してみるのも、フリーランスエンジニアが自分に合った案件を探す1つの方法です。プログラミング言語や職種が同じ案件でも、業界が異なれば仕事内容も変わることがあります。
また、単に業界名を指定するだけではなく、そのなかでも特に仕事として携わってみたい特定の分野があれば、関連するキーワードで検索してみるのもおすすめです。
リモートワークOKなど働き方で探す
リモートワークか、常駐か、一部出勤か、といった働き方から選ぶこともできます。
自分にあった働き方ができるとモチベーションにもつながります。労働条件を絞って自分にあった案件を探すのもおすすめです。
弊社ITプロパートナーズでは、フルリモート案件を多く扱っており、一部出社のリモート案件も含めると全体のおよそ7割を占めています。また、フルタイム案件はもちろん、週3日稼働の案件も数多く扱っています。
仲介業者が少ない案件を選ぶ
フリーランスエンジニアが案件を探す際には、仲介業者が少ないもの、できればクライアントから直接仕事を請け負うエンド直案件を選ぶことをおすすめします。
エンド直案件は、仲介業者がないために中間マージンが発生せず、高単価の案件になりやすいのが特徴です。また、クライアントと直接仕事ができるために意思の疎通がスムーズで、裁量が大きくなりスキルアップにつながりやすいというメリットもあります。
一方で、2次請け・3次請けといった多重下請け構造の案件では、各仲介業者に支払うマージンが発生するため単価が低くなるうえ、コミュニケーションや仕事の裁量に制限が発生する傾向があります。例外的に大手SIerに近い契約があり、営業力が高い形で契約ができていれば単価が高いことがあります。
ITプロパートナーズは、フリーランスのエンジニア向けに案件を紹介するフリーランスエージェントです。ほとんどがエンド直案件で、高単価な案件を多数扱っています。高単価の案件やスキルアップできる案件を探している人は、ぜひ登録してみてください。
フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴
フリーランスエンジニアに向いている人、向いていない人の特徴は以下の通りです。
| 向いている人 | 向いてない人 |
|---|---|
| ・自己管理スキルがある人 ・高いスキルと実績がある人 ・コミュニケーション力が高い人 | ・安定した収入を求める人 ・主体性がない人 ・勤怠が悪い人 |
それぞれの内容について具体的に確認しましょう。
フリーランスエンジニアに向いている人
フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、一般的に以下があげられます。
- 自己管理スキルがある人
- 高いスキルと実績がある人
- コミュニケーション力が高い人
フリーランスエンジニアは、自分自身の作業を計画し、管理する自己管理能力が必要です。また、当然ですがフリーランスの案件獲得は過去の実績に左右されるため、専門的なスキルや豊富な実績が求められます。
さらに、フリーランスエンジニアは仕事上でもさまざまな人とコミュニケーションを取りますし、基本的に案件獲得も自身で行う必要があるため、コミュニケーション力が求められます。
フリーランスエンジニアに向いていない人
フリーランスエンジニアに向いていない人には、以下のような特徴があげられます。
- 安定した収入を求めてる人
- 主体性がない人
- 勤怠が悪い人
フリーランスエンジニアに向いていないのは、金銭的な不安を抱えやすく、安定した収入を求める人です。特に家族を支える責任がある場合、収入の不安定さは大きなストレスになり得ます。また、自発性が欠けている人もフリーランスには不向きです。仕事獲得から遂行に至るまでの全工程を自ら主導しなければならないため、主体的に行動できない人にはフリーランスのキャリアは難しいでしょう。
また、勤怠が悪い人も向いていません。約束の時間を守れない、連絡がつかない状態が続くと契約が切られます。フリーランスエージェントからしても継続した依頼が難しいと判断されやすいため、避けたほうが良いでしょう。
エンジニアに限った話ではなく、フリーランスに向いている人・向いていない人の特徴を知りたい方は、以下の記事を確認しましょう。
未経験から独学でフリーランスエンジニアになれる?体験談と共に紹介
「これから独学で勉強してフリーランスエンジニアを目指したい」と考えている人もいるかもしれません。ここでは、未経験からフリーランスエンジニアを目指す人が知っておくべきポイントを紹介するので、参考にしてください。
独学でも目指せるが決して簡単ではない
まず、未経験から独学でフリーランスエンジニアを目指すことは不可能ではありませんが、決して簡単ではないことを理解しておきましょう。なぜなら、フリーランスエンジニアに仕事を依頼するクライアントは、すでにスキルや実務経験を持った即戦力となれる人材を求めているからです。
フリーランス案件を多く取り扱うエージェントでも、未経験の人に紹介できる案件は基本的にありません。
上記を踏まえて、未経験からフリーランスエンジニアを目指すには、しっかりと道筋を描いて計画を立てることが重要です。「スキルを習得して独立するまでどのくらいの期間がかかるのか」「どのようなエンジニアになりたいのか」「そのためにどのようなスキルが必要か」など、なりたいイメージと必要なステップを考えてみてください。
フリーランスエンジニアを目指せるスクール
未経験からフリーランスエンジニアになるためのスキルを習得したいなら、プログラミングスクールの利用を検討するのもよいでしょう。ここでは、おすすめのスクールを以下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| スクール名 | 受講料(税込) | 学習期間 | 受講形式 |
|---|---|---|---|
| TECH CAMP | 65万7,800〜87万7,800円 | 10週間~半年間 | 通学またはオンライン |
| DMM WEBCAMP | 16万9,800〜33万4,800円 | 4~16週間 | オンライン |
| RUNTEQ | 65万7,000円 | 5〜9ヶ月 | オンライン |
| RaiseTech | 28万8,000〜49万8,000円 | 4ヶ月 | オンライン |
| ポテパンキャンプ | 44万円 | 5ヶ月 | オンライン |
なお金額はいずれも2026年1月時点のものです。
稼げるフリーランスエンジニアの定義とは?継続的に案件獲得するコツ
フリーランスエンジニアとして生きていくには「案件を継続的に確保できるかどうか」が大きな課題となります。コンスタントに案件を獲得していくために必要なことを解説します。
需要のある言語を扱える
需要のあるプログラミング言語が扱えると比較的稼げるようになります。需要がある言語を扱えると、求人数が多く安定して案件を受注できたり、高単価な案件に巡り合うことが可能です。
求人数の多いプログラミング言語だと、Java、JavaScript、PHP、Python、Rubyなどがあげられます。収入でみると、GO、Scala、Python、Kotlin、TypeScriptなどが、比較的収入が高いプログラミング言語です。
これから新しい言語を習得する予定がある人は、需要のある言語をリサーチして学ぶことをおすすめします。
複数の受注経路を確保する
フリーランスとして、1つのクライアントに依存するのはリスクが高いと言わざるを得ません。クライアント側が新しい案件を紹介しないと決めれば、いきなり仕事がなくなってしまいます。
また、事業や会社そのものが消滅する可能性もゼロではありません。受注経路は複数確保し、1ヶ所が断たれても別の経路で仕事を獲得できるようにしておくと、さまざまなリスクに対応できます。
もし、突然の契約終了など、次の案件を早急に探さなければならないような事態に陥ってしまった場合には、フリーランスエージェントを活用するのもおすすめです。スキルや経験に見合った案件を探してくれるのはもちろん、エンジニアとしてのキャリアに関するさまざまな相談をすることもできます。弊社ITプロパートナーズでも、随一のスタッフがフリーランスエンジニアの活動を支援しています。ぜひお気軽にご相談ください。
スキルアップし続ける
フリーランスエンジニアとして、案件を獲得し続けるには、スキルアップを続け自己研鑽することが大切です。
IT業界は、技術の進歩や新サービスの登場によってトレンドが目まぐるしく移り変わる世界であり、エンジニアの仕事は常に進化し続けています。そのため、現状のスキルや知識に満足していると、すぐに時代の流れに取り残されてしまうでしょう。
フリーランスとして安定的に案件を受注するためには、技術力だけでなく、ロジカルシンキングスキルやコミュニケーションスキルも欠かせません。課題を整理し、原因と解決策を筋道立てて説明できる力や、クライアントの要望を正確にくみ取り、認識のズレを防ぐ力は、信頼関係の構築に直結するのです。
フリーランスエンジニアに必要なスキルは以下の記事を参考にしてください。
付加価値を提供する
フリーランスエンジニアが継続的に案件を獲得するには、付加価値を提供できる人材であることも重要です。求められていることをこなすだけでなく、プラスアルファの価値を提供できるフリーランスでなければなりません。
例えば自ら課題やその解決策を提案したり、正社員以上のコミットができたり、経営視点を持って業務にあたるなど、付加価値の生み出し方はさまざまです。
クライアントのビジネスに必要となる付加価値を常に考え、それを提供できるエンジニアであれば、貴重な人材として重宝され、継続して案件の依頼をもらえるようになるでしょう。
フリーランスエンジニアが悲惨な末路を辿ってしまうパターン・対策

フリーランスエンジニアのなかには、悲惨な末路を辿ってしまう人もいるのが現実です。ここでは、悲惨な末路の例と、それを回避するための対策についてみていきましょう。
案件が途中で途切れてしまう
フリーランスエンジニアの悲惨な末路の1つは、クライアントの需要に満足に応えられず、契約期間の満了を待たずして、案件が途中で途切れてしまうパターンです。これを防ぐには、常にスキルを磨き続け、クライアントに付加価値を提供できる人材になる必要があります。また、業界のトピックや技術トレンドなど、最新の情報を収集する努力も怠らないことが大切です。
体調不良で働けなくなってしまう
フリーランスエンジニアは、基本的に全てが自己責任です。体調不良で働けなくなった際でも、会社員のように他のメンバーがフォローしてくれるような仕組みはなく、ただただクライアントに迷惑をかけ、信頼を損なうのみとなります。
このパターンを防ぐには、普段から自己管理をしっかりと行い、健康に気を配っておくことが重要です。高収入を目指すためにあまりに多くの案件を掛け持ちしてしまうと、働き過ぎで体調を崩し、本末転倒となる恐れがあります。請負契約において長期の体調不良などは訴訟リスクにつながることもある点にも注意しましょう。
景気が悪くなって仕事がなくなってしまう
フリーランスエンジニアの悲惨な末路には、景気が悪くなって仕事がなくなってしまうというパターンもあります。こればかりは個人の力ではどうしようもないため、前述したように複数の受注経路を確保しておき何とか仕事を探す、万が一に備えて生活防衛資金を蓄えておく、などの対策が必要です。
フリーランスエンジニアに関するよくある質問と回答
最後に、フリーランスエンジニアにまつわるよくある疑問と回答をまとめました。
フリーランスになる時に必要な手続きは?
会社員を辞めてフリーランスになる場合に必要な手続きは以下の通りです。
- 国民年金と国民健康保険への加入(市区役所または町村役場、年金事務所)
- 開業届の提出(税務署)
- 青色申告承認申請書の提出(税務署)
- 仕事環境の整備
- 事業用銀行口座の開設
このうち早急に手続きをする必要があるのは「国民年金と国民健康保険への加入」です。退職したらすみやかに手続きをしてください。「開業届の提出」は事業を開始した日から1ヶ月以内が原則です。「青色申告承認申請の提出」は必須ではありませんが、控除が受けられるというメリットがあります。
フリーランスに名刺は必要?
リモート案件を中心に受注しようと思っている人は「名刺は不要」と思うかもしれませんが、名刺を準備しておいて損はありません。セミナーや勉強会、フリーランス仲間とのオフ会など、名刺を配ることでチャンスを広げられる場がいつ訪れるかわかりません。
独立したら、ポートフォリオのURLやSNSアカウントなどを入れた名刺を作っておくことをおすすめします。
フリーランスエンジニアは「やめとけ・後悔する」と言われるのはなぜ?
フリーランスエンジニアが「やめとけ・後悔する」と言われることがあるのは、収入が安定しないなど本記事で紹介したようなデメリットがあるためです。独立すれば必ず成功できるとは限らず、実際に案件を獲得できず会社員に戻る人もいるため、周囲に独立を反対されるケースも少なくありません。
フリーランスになってから後悔しないように、本記事で紹介したデメリットや向いていない人の特徴を理解したうえで、スキル習得や副業でのシミュレーションにしっかり取り組んでから独立することをおすすめします。
フリーランスエンジニアのきつさや厳しさに関しては、こちらの記事もご覧ください。
フリーランスエンジニアは資格を取っておくと有利?
フリーランスエンジニアにとって、資格は必ず取得しなければならないものではありません。資格の有無よりも実務経験や実績が重視されます。ただし一定のスキルがあることの証明になるのは間違いなく、資格取得に向けて勉強することがスキルアップにもつながるでしょう。
フリーランスエンジニアの仕事に役立つ資格には、次のようなものがあります。
- 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
- 情報セキュリティスペシャリスト試験(情報処理安全確保支援士)
- マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)
フリーランスエンジニアに年齢の壁はある?
フリーランスエンジニアは、定年の概念がないため、「働きたい」と思う限り何歳まででも活躍できます。30〜40代の年齢層がボリュームゾーンになりますが、50歳以降でも活躍している人がいるのは事実です。
スキルや経験を積み上げていて実績が豊富な人なら、年齢を重ねてもコンスタントに仕事を獲得できるでしょう。ただし、年齢が上がると体力に限界がきて長時間の仕事に耐えられなかったり、新しいことを覚えにくくなったりと衰えを感じることもあります。だんだんと新規の案件が獲得しにくくなってきてしまうでしょう。
そのため年齢を重ねたら、豊富な経験を活かしてコンサルティング系の職種にシフトするなど、自分の変化に合わせた戦略を立てて働き続けることが大切です。
まとめ
これまで見てきたように、フリーランスエンジニアには「働き方の自由度が上がる」「工夫次第で収入アップできる」といった会社員エンジニアにはないメリットがある一方で、「収入が安定しない」「税金や経理などの手続きを全て自己責任で行わなければならない」などのデメリットもあります。
そのため、フリーランスエンジニアになることを志した際には、まずフリーランスエンジニアの実態を把握し、自分の適性をしっかりと見極めることが重要です。そのうえで、1つひとつのステップを慎重に進め、さまざまなリスクを回避するための準備を確実に行う必要があります。失敗のないフリーランス生活を送るために、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
なお、ITフリーランス向けエージェントサービスのITプロパートナーズは、高単価かつ柔軟な働き方ができる案件を多数掲載しているほか、フリーランスエンジニアが抱えるさまざまな相談に乗ることも可能です。ぜひ有効にご活用ください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
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