フリーランスエンジニアの現実を経験10年プレイヤーが丸裸にしちゃいます

フリーランスになるか検討中の皆さん、フリーランスになることで不安に感じる部分はありませんか?

私は過去に正社員を経てフリーランスエンジニアとして働いていました。

合計10年ほど仕事をしてきた中で、他のフリーランスエンジニアの方や様々な会社に属しているエンジニアの方とお会いする機会もありました。

フリーランスならではの良さと厳しさ、正社員でいることのメリット・デメリットなど肌で感じた部分と、就業前に何となくのイメージしていたのと違うフリーランスエンジニアの現実についてまとめていきます。

freelance

フリーランスエンジニアの現実

誤認されてしまっている部分も多いエンジニア業界。

転身を考え「フリーランスってどうなんだろう?」と考えていらっしゃる方のために、エンジニア歴10年の筆者が肌で感じたことからお伝えしてみます。

  • 年齢層はどんな感じ?歳をとったらもうできない?
  • 実際の年収額・手取りは高いの?安いの?
  • フリーランスエンジニアの将来性は?

年齢層はどんな感じ?歳をとったらもうできない?

目立つ年齢層は20代後半から40代、40代も少なくはありませんが40代後半となると少し人数が減ってきます。

”40歳定年説”なんていうものがまことしやかに言われていたのも「歳をとったら働けない?」と考えさせられる理由でしょう。

実際に50代以上となると人数が限られてくるのは確かで、大半は規模の大きな企業の役職付の方だったりしてポジション的にもかなり上です。

なぜ40歳定年説が出たのか、実際に働く人数が限られてくるということだけではないのでは…と私が感じたポイントがあります。

進化のスピードの早いこの業界で、しかもフリーランスとして仕事を継続的に受注するためには、「自分も進化しつづけること」が必須になってくるのです。

これができない人は必然的に仕事が減ってしまう、別の業界にいってしまうということがあるのではないでしょうか。

フリーランスとして仕事をするためには、自分の強みを持ち取引先企業とのコミュニケーションをとりながらアピールしていくことも必要。

それができるかどうか、というところがポイントになるのかもしれないと考えています。

実際の年収額・手取りは高いの?安いの?

2020年3月時点でCREATIVE JOBによればフリーランスエンジニアの平均年収は636万円と記載があります。

またエンジニアの働き方についてまとめているPe-BANKによれば、一番多い年収層は600~700万円。

実際フリーランスとして働いて他のフリーランスエンジニアの方とも関わる機会があった私の感覚としては…これはあくまで安定して継続的に仕事を受注できていれば、であるとお伝えしておきます。

現実的にはフリーランスエンジニアになったことで年収400万円をきってしまった(安定して仕事がもらえなかった)という方もいないわけではありません。

逆にフリーランスになったことで人脈も駆使して安定してよいポジションの仕事を得続けることができれば、年収1000万円も現実的になってきます。

申告の内容次第で青色申告の結果も変わってきますから、手取り額については一概には言えませんが月収ベースで50~80万円を得ているフリーランスエンジニアは多くいます。

フリーランスエンジニアの将来性は?

将来性というところになるとこれこそ個人差が大きいと言わざるを得ません。

AIがもっと普及すればプログラマはかなり需要が減るという予想もあります。システムエンジニアにも同じことが言えるでしょう。

将来性のあるフリーランスエンジニアになるためには、新しい言語も早いスピードで排出されるこの業界ですから貪欲に新しい技術を身に着けていくハングリーさ、そしてAIでは代用の利かないエンジニアを目指す必要もあるかもしれません。

そのためにはできるだけ専門性のある知識と技術を身に着けておくのも有効です。

フリーランスエンジニアが正社員より現実的には厳しいって本当?

フリーランスエンジニアが正社員より現実的に厳しいかどうか、これはどういったことを厳しいと感じるか価値観次第にもなってしまうかもしれませんが…。

ですがフリーと名前につくだけあり、自由と引き換えに正社員以上の努力が求められる部分も多くあります。

例えば安定して仕事を得るためにはスキルやノウハウの面で評価されることも必要ですがそれだけではありません。

現場に出ているときには契約継続や次の案件にアサインしてもらいやすくなるよう、人間関係や現場での立ち振る舞いに気を使います。

現場を出ることが確定したら、自ら動いて通常通り仕事もこなしながら次の案件を探さなくてはなりません。

そのためにはフリーランスエージェントを活用する方法もありますが、過去の取引先とのつながりがあれば個人的に営業をかけたりすることもあります。

自分で仕事を得なければ仕事がない、仕事を受注するためには日頃の努力は必須…これが正社員よりフリーランスエンジニアに求められているということを厳しいととらえる方もいるのかもしれませんね。

そもそもフリーランスエンジニアと正社員の違いは?

フリーランスエンジニアについて気になるポイントを解説してきましたが、では正社員との違いは何なのか、というところを明らかにしていきましょう。

大きくは以下の3つの違いが挙げられます。

  • 収入の安定の違い
  • 案件選択の自由度の違い
  • トラブルなど有事の時の違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

収入の安定の違い

正社員なら案件に参加していない時でも収入が得られますが、フリーランスは案件に参加しなければ収入はありません。

働いた翌月、ではなく翌々月に収入になるケースも珍しくないということも特徴でしょう。

努力次第で安定して収入を得ているフリーランスエンジニアもいますし、逆に年に2か月は休んで海外を旅したい!というアクティブなエンジニアも。

やりたいことと仕事のどちらも取ることができるのもフリーランスならではです。

案件選択の自由度の違い

正社員ではなかなか「この案件は絶対大変だから行きたくないなぁ…」と思っても断ることはできないことがほとんど。

ですがフリーランスなら面談を受ける時点でも自分の希望で選べますし、面談でOKが出たとしても受けるかどうかは自分で決定できます。

時には案件数が少なくてわがままを言える状況ではない、ということもありますが、自分の希望で選びやすいのはフリーランスのメリットです。

トラブルなど有事の時の違い

正社員のエンジニアが現場で何かトラブルを起こしてしまった時は、本人だけでなく会社として所属会社が一緒に対処にあたります。
(※システム開発的な面ではなく取引先とのコミュニケーション面)

ですがフリーランスの場合、基本的に個人で対処しなくてはなりませんのでそのあたりのリスクを考えた行動をする必要もあります。

最悪の場合賠償問題に発展しても自分で責任をとる必要もありますから責任ある行動をとるようにしましょう。

フリーランスエンジニアのメリット・デメリット

フリーランスエンジニアにもメリットデメリットがあります。

正社員との違いも踏まえ、メリットデメリットそれぞれいくつかか解説するのでチェックしてみましょう。

  • フリーランスエンジニアのメリット
  • フリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスエンジニアのメリット

フリーランスエンジニアとして働くことの最大のメリットは、「自分が働いた分ダイレクトに収入になる」ということでしょうか。

正社員ではどうしても所属する企業での運営にかかわるコストや利益といったものを計上したうえで、それぞれに定められた金額を給与としてえる形になっています。

フリーランスならエージェントを利用したり、間に仲介企業が入ればマージンが必要になりますが、それ以外に引かれるものはありません。(税金は正社員同様必要ですが)

そのほかにも例えば、まとまった休みをとって留学したい!海外に行きたい!そんな時には契約終了時を目処に次の案件を入れずにおけば、長期休暇期間にすることもできます。

正社員との違いでも上げていますが、案件をある程度自由に選択できるというのもメリットといえるでしょう。

フリーランスエンジニアのデメリット

デメリットの筆頭はやはり「収入が安定しない」ということでしょう。

希望して長期休暇にすることもできる反面、休みたくない時でも案件がなければ休み、収入になりません。

それもすぐにまた働ける補償があるわけではありませんから、最悪数か月以上その状況が続くことも考えられます。

もう一つはトラブルなどが起こってしまった時。

会社員なら会社が後ろ盾になってくれますが、フリーランスならそうはいきませんからこれも気を付けておきたいポイントです。

正社員エンジニアのメリット・デメリット

さて続けて正社員エンジニアのメリットデメリットも見ていきましょう。

  • 正社員エンジニアのメリット
  • 正社員エンジニアのデメリット

正社員エンジニアのメリット

案件に入っていない時期には、自社勤務に切り替えられたり自宅待機でも収入になるのが正社員でいることで得られる最大のメリット。

フリーランスを一度でも経験すればこのメリットは特に大きく感じられる部分でしょう。

会社次第にもなりますが何かあった時にも、会社がサポートしてくれるというのも強み。

さらにはスキルアップのための資格取得などにも費用面でサポートが受けられる場合もあります。

もう一つ、自分で仕事を探すというところを苦に感じるタイプの方にとっては、会社が案件を探してくれることもメリットになるでしょう。

正社員エンジニアのデメリット

正社員でいることのデメリットは「案件を選べない」というところが一番大きいのではないでしょうか。

多くのエンジニアが「炎上するのがわかっててこんな案件はいりたくない…」とい思いを抱えて参入した経験があるはず。

他にも「この案件絶対大変って噂だから行きたくないな…」と思っていても、会社がこれというのなら面談を受けざるを得ない状況になることも多いです。

そのため、自分の望むとおりにキャリア形成していけるとは限らないというのも所属する企業にもよりますが、デメリットになる場合もあります。

フリーランスエンジニアに向いてる人ってどんな人?

フリーランスエンジニアに向いているのはどんな人物なんだろうというところもそろそろ気になってきているころではないでしょうか。

正社員との違いも踏まえたうえで、現実的にどんな人がフリーランスエンジニアに向いているのか解説してみます。

  • 人脈形成が得意な人
  • 積極的に新しいスキルも習得するハングリーな人
  • 技術力もあり責任ある行動をとれる人

それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。

人脈形成が得意な人

フリーランスということで、現場で同じ会社の先輩や同期がいるということもありません。

その環境で仕事をこなしていくことになりますから、正社員以上に現場での人脈形成が得意な人は現場でも活躍することができるでしょう。

それだけではなく、仕事を継続して得られる、安定した生活をするうえでも人脈形成が得意だというのは大きなポイントになります。

積極的に新しいスキルも習得するハングリーな人

フリーランスとして活躍し続けるためには、時代の変化も柔軟に取り入れていくことが求められるのがこの業界です。

特にWEB系システムの開発では、どんどん新しい言語も開発され、それを使いこなせるエンジニアの需要が出てくる時代。

安定して仕事を受けられるエンジニアでいるためにも、積極的に新しいスキルを習得していくことができるかどうかがポイントです。

技術力もあり責任ある行動がとれるコミュニケーション力の高い人

システムエンジニアは技術職。ですから当然技術力が求められるのは言うまでもありません。

それだけではなく、フリーランスの特性として自分の身を自分で守る、信頼に足るエンジニアでいるためにも行動に責任を持てるように考えて動くことも求められます。

また技術者だから人と接することはないと思われていることもありますが、現実はそうではありません。

自分の作業を円滑に進めるためにも、チームで案件を成功させるためにも、また仕事をスムーズに得るためにもコミュニケーション能力は必要です。

これを軽視してしまうと、長くフリーランスエンジニアとして活躍し続けることは難しいでしょう。

フリーランスエンジニアになる際の注意点

まとめに入る前に、フリーランスエンジニアになることを検討中の皆さんに、これだけは注意しておくべきかなと思えるポイントをお伝えしたいと思います。

  • 自立したスキルが必要
  • 未経験エンジニアだと難しい

それぞれどういうことなのか、続けて解説していくのでチェックしてみてください。

自立したスキルが必要

常にわからないことを人に聞いて解決していたり、バグが発生したときに一人では解決できないというのが日常茶飯事という方にはフリーランスエンジニアは不向きです。

フリーランスは基本的に一人で現場に参入していくことが多く、正社員のように会社内でチームを組んで現場に出るということはまずありません。

自分である程度のことができていて、何かあった時には自分でどうしたらよいのか判断し、質問しなくてはいけない時には誰に聞くべきかも判断できるくらいのスキルは必要です。

助け合いという言葉の美しい面ばかりを強調して正当化するのは、自立とは言えません。

特にフリーランスとして活躍したいと考えるのであれば自分で行動し、行動に責任を持てるように意識しておくべきでしょう。

未経験エンジニアだと難しい

中には募集要項に「未経験OK」となっている求人広告もありますよね。

ですが現実的には、フリーランスを未経験でというのはかなり厳しいといわざるを得ません。

現場に出るのは基本的に一人であるということと、フリーランスと聞けばある程度能力が高い即戦力がくることを期待されがちという事情もあるからです。

またフリーランスの良さは収入の高さでもありますが、未経験でフリーランスとなると収入もそれほど見込めません。

そのうえで正社員なら受けられる保証もなく、安定もしないので案件が終了すればすぐに生活が成り立たなくなる可能性も否定できません。

フリーランスエンジニアは自由と引き換えに求められるものも大きくなるという現実

ここまでフリーランスエンジニアの現実をご理解いただくために、実体験も含めたお話しをまとめてきました。

正社員との違いは何なのか、フリーランスと正社員それぞれのメリット・デメリットはどんなものがあるのか、フリーランスになる際に気を付けて欲しいポイントもお伝えしましたね。

今フリーランスを検討中の皆さんが後悔のない選択をしていただく材料になれば幸いです。

bn04

もし、今あなたが

・フリーランスになるか悩んでる
・自分に合った案件があるのか不安
・そもそも何から始めればいいのか分からない

などお困りであれば、ぜひ弊社ITプロパートナーズのサポート内容を確認してみてください!

登録後、専属エージェントに無料相談もできますよ!

※週2日 / 30万〜のフリーランス案件を紹介中です
※ご経験やご希望によっては案件を紹介できない場合がございますのでご了承ください。


よく見られてる関連案件

b80c977483d024c14549510e194361fe 2_anken 3_anken
The following two tabs change content below.
株式会社ITプロパートナーズ

株式会社ITプロパートナーズ

「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を運営。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
freelance