フリーランスエンジニアはきつい?経験者の声と独立前にできる対策

こんにちは、ITプロマガジンです。

「フリーランスエンジニアに憧れているけど、きついという声を聞いて不安になった」という人も多いのではないでしょうか。フリーランスエンジニアが「きつい」と言われるのには、さまざまな理由があります。エンジニアとしての独立を目指すなら、その理由を把握したうえでしっかり対策を行うことが大切です。

本記事では、フリーランスエンジニアがきついと言われる理由と対策を解説します。現役フリーランスエンジニアの声やフリーランスエンジニアとして成功するコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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Contents

フリーランスエンジニアが「きつい」と言われる理由とは?

フリーランスエンジニアが「きつい」と言われているのには、さまざまな理由があります。

ここでは代表的な9つの理由を紹介するので、フリーランスエンジニアを目指している人は確認しておきましょう。

収入が不安定になる

フリーランスエンジニアの大きなデメリットとして、収入の不安定さが挙げられます。会社員の場合は毎月安定した給与が支払われますが、フリーランスエンジニアは案件の単価や数によって月収が大きく変動します。

案件が途切れてしまうと収入もなくなるため、常に不安定な立場であることを自覚しておかなければなりません。体調を崩して仕事を休むとその分収入も減ってしまうため、自己管理も必須です。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

自身で仕事を獲得しなければならない

フリーランスエンジニアは、自身で仕事を見つけなければならないのが会社員との大きな違いです。会社員は会社から仕事をアサインされますが、フリーランスの場合は自分から積極的に行動しなければ仕事を獲得できません。

スキルがあってもクライアントと出会えなければ仕事にはつながらないため、仕事をしながら営業活動にも取り組む必要があります。営業が苦手な人や、作業に多くの時間を取られて営業にまで手を回せていない人などは、「きつい」と感じるでしょう。

スキル不足では案件を獲得できない

フリーランスエンジニアに仕事を依頼したいと考えるクライアントは、基本的に即戦力を求めています。そのため、スキル不足ではそもそも案件を獲得できず、フリーランスエンジニアとして活動していくのは難しいでしょう。

フリーランスという働き方は人気で、ライバルも増えています。このような状況で安定して仕事を獲得するには、クライアントが求めるスキルや実績を持っていなければなりません。スキル不足が理由で仕事を獲得できず、きつい思いをしている人もいます。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

周りに相談できる人がいない

フリーランスエンジニアになると会社に所属せず個人として活動することになるため、周囲に相談できる人がいないのもデメリットです。特にフルリモートの案件では、仕事で困ったことやわからないことがあっても、基本的に自分ひとりで解決しなければなりません。

例えばプログラミングをしていてエラーやバグが出たとしても、自分だけで原因の特定や修正をして納期までに納品する必要があります。会社員なら上司や先輩に相談できますが、フリーランスエンジニアは周囲に頼れる人がいないのも「きつい」と言われる理由のひとつです。

ローンや賃貸契約などの審査が通りにくい

フリーランスは毎月の収入にバラツキがあるため、たとえ会社員と同程度の収入があったとしてもローンや賃貸契約などの審査に通りにくいのが現状です。そのため、お金のやりくりなどできついと感じることも。

例えば「もう少し家賃の安いところに引っ越したい」と思っても、賃貸契約の審査を通過できなければ引っ越しはできません。会社員と比べて社会的信用が低くなってしまうのも、フリーランスのデメリットです。

仕事の責任は自分で負う必要がある

仕事でなにかトラブルが起きた際、担当した業務については自分で責任を取らなければなりません。情報漏洩など大きなトラブルを起こしてしまうと、損害賠償を負わなければならないことも。

会社員の場合は社員個人が大きな責任を負わされることはほとんどありませんが、個人で活動するフリーランスはすべて自分の責任になってしまいます。自分の身を守るためにも、責任の所在や範囲などは契約時に明確にしておくことが大切です。

悪質なクライアントと遭遇することもある

残念ながら、「途中で連絡が取れなくなる」「納品したのに報酬が支払われない」など、悪質なクライアントに遭遇してしまうケースもあります。こういったクライアントの仕事を受けてしまった場合も、個人で活動するフリーランスエンジニアは自分ですべて対処しなければなりません。

もちろんこのようなクライアントは多くありませんが、もし遭遇してしまうとかなりきつい思いをすることになります。

会社員時代の働き方とのギャップに後悔してしまう

フリーランスになる目的や理由を明確にしないまま勢いで独立してしまうと、会社員時代とのギャップを感じたり「こんなはずではなかった」と後悔したりすることも。フリーランスエンジニアと会社員は働き方が大きく異なり、どちらにもメリットとデメリットがあります。

フリーランスエンジニアへの憧れが強いと、どうしてもフリーランスのメリットや会社員のデメリットに目が向きがちです。しかし、独立してから後悔しないために、フリーランスのデメリットや会社員のメリットもしっかり把握したうえで独立するかどうかを検討しましょう。

フリーランスエンジニアが感じやすい後悔と対策については、以下の記事でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

フリーランスエンジニアになって後悔した事例10選【独立前にチェック】

40代・50代になると案件の受注がしづらい

フリーランスエンジニアの案件は年齢制限が設けられているケースも多く、40代や50代になると獲得できる案件が減ってしまうリスクがあります。年齢を理由に足切りされるケースもあり、年齢を重ねてからのことも考えておかなければなりません。

会社員の場合は基本的に年齢を重ねるほど収入が上がっていく傾向にあるため、40代以降に収入が減ってしまうフリーランスエンジニアを「きつい」と感じる人も多いでしょう。

フリーランスエンジニアに年齢の限界はある?年代別の実態と生存戦略

現役フリーランスエンジニアはどんな事にきついと感じてる?口コミを調査

これからフリーランスエンジニアを目指すなら、現役フリーランスエンジニアの声も参考にしてみてください。以下は、SNSに投稿されたフリーランスエンジニアとして働く人が「きつい」と感じているポイントです。

これらの投稿を見ると、年齢を重ねてからの働き方や、未経験から目指すことを「きつい」と感じるようです。

また、弊社ITプロパートナーズがITフリーランスを対象に実施した調査では、独立してから以下のような不満を感じているという声が見られました。

  • 契約が切られる不安感
  • いつまでエンジニアとして働けるのかという先行きの不安感
  • 怪我や体調不良になったときへの不安感
  • 健康保険料が高いこと
  • 社会的信用が低いこと
  • 人脈の構築に苦労していること
  • 事務手続きが面倒なこと

特に「将来への不安」を感じている人が多く、フリーランスエンジニアとして精神面でも安定して活動するためには独立前にスキルや実績を培つつ、貯蓄なども計画的に行う必要があるといえます。

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由と実情とは?

フリーランスエンジニアとしてきつい思いをしないための対策

フリーランスエンジニアが「きつい」と言われる理由をご紹介しましたが、しっかり対策を行えば回避できるものも多いです。

ここでは、フリーランスエンジニアとしてきつい思いをしないための5つの対策を紹介します。

独立前に貯蓄や必要な契約は済ませておく

収入の不安定さや社会的信用が低くなるのは事前にわかっていることなので、独立前に貯蓄や必要な契約を済ませておくことが大切。

独立直後は思うように仕事を獲得できない人も多いので、家賃や食費、光熱費といった生活に必要な資金を半年から1年程度まかなえる貯金があると安心です。引っ越しや住宅ローンを組むことを検討しているなら、審査に通りやすい会社員であるうちに済ませておきましょう。

フリーランスエージェントを積極的に活用する

フリーランスエンジニアが安定して仕事を獲得するためには、フリーランスエージェントの活用が欠かせません。フリーランスエージェントはスキルや実績、希望に合う案件を紹介してくれるサービスで、自分で営業する必要がない点や個人では獲得が難しい高単価案件を紹介してもらえる点がメリットです。

エンジニア案件をお探しの人には、弊社ITプロパートナーズがおすすめ。間に仲介会社を挟まないので高単価な案件が多く、週3日の稼働でも生活に十分な収入が得られます。フルタイムはもちろん、週2〜3日稼働やリモート可能の案件も多く扱っているので、ぜひお気軽にご相談ください。

実績やスキルを身につけておく

即戦力が求められるフリーランス案件を安定して獲得するには、実績やスキルが必要不可欠です。どのようなスキルが求められるかは案件によってさまざまですが、その分野での実務経験3年程度がひとつの目安になります。

未経験や実務経験1年程度で案件を獲得するのは困難なので、フリーランスエンジニアとして活動したい分野の実務経験を3年程度積むことを独立前の目標にしてください。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の単価相場

交流会やネットなどで人脈を作る

交流会やネットなどで人脈を作っておくと、困ったときに相談できたり孤独感を回避できたりするのでおすすめです。同じようにフリーランスエンジニアとして活動している人たちと横のつながりができれば、業界のトレンド情報を共有できたり案件を紹介してもらえたりするのもメリット。

SNSやブログなどで情報発信しているフリーランスエンジニアも多いので、人脈作りには積極的に取り組みましょう。

常にスキルのアップデートを図る

フリーランスエンジニアとして長く活躍するには、常にスキルをアップデートする姿勢が大切です。年齢を重ねると案件獲得が難しくなるため、PMやコンサルタントとして案件に参画できるようにスキルアップを目指しましょう。これらの職種は高いスキルや豊富な経験が求められるためライバルが少なく、若手よりも経験を積んだ40代・50代が選ばれる可能性も十分あります。

また、IT業界は新しい技術やツールが次々と登場するため、時代の移り変わりによってこれまでのスキルが通用しなくなるかもしれません。フリーランスエンジニアは常に最新情報をチェックして、新しいスキルを身につける姿勢が求められます。

フリーランス支援サービスを活用する

フリーランスとして働く人が増えていることもあり、フリーランスを支援するサービスも登場しています。有名なフリーランス支援サービスのひとつが、「フリーランス協会」。会員向けに多種多様なサービスを提供しているので、ぜひチェックしてみてください。

そのほか、フリーランスの資金繰りを支援する「フリーナンス」などもあり、フリーランスとして活動しやすい世の中になってきているといえるでしょう。

フリーランスエンジニアとして働くメリット・魅力

フリーランスエンジニアにはデメリットもありますが、もちろんメリットもたくさんあります。ここでは、フリーランスエンジニアとして働くメリットや魅力を4つ紹介します。

収入アップが期待できる

フリーランスエンジニアは案件をこなすほど多くの収入が得られるため、しっかりとしたスキルや実績があれば会社員時代よりも収入をアップさせられる可能性は十分あります。会社員が毎月の給与を短期間で大幅にアップさせるのは困難ですが、フリーランスエンジニアは案件次第で収入額をどんどん伸ばしていけるのが大きな魅力です。

好きな案件・仕事に参画できる

フリーランスエンジニアは、案件を受けるかどうか自分で自由に決められます。苦手な分野の案件や報酬に納得できない案件などを無理に受ける必要はありません。好きな案件・仕事を選んで参画できるのも、フリーランスエンジニアのメリットのひとつです。

得意分野や興味のある技術に関わる仕事なら、モチベーションが上がって働くのが楽しく感じられるでしょう。会社員はアサインされた仕事を断れないケースも多いため、自分で仕事を選びたい人はフリーランスエンジニアがおすすめです。

働く場所・時間の自由度が高い

フリーランスエンジニアは多くの場合、クライアントと業務委託契約を結びます。業務委託契約は雇用契約と違って働く場所や時間などが定められないため、自由度の高い働き方ができるのも魅力。

ただし、クライアントの職場に出社しなければならない客先常駐案件もあるため、具体的な働き方については案件を受ける前に確認してください。「フルリモートで期日までに納品すればよい」という案件なら、好きな時間に好きな場所で働けます。

人間関係のストレスが軽減される

フリーランスとして個人で活動するようになると、人間関係のストレスが軽減されるのもメリットのひとつです。リモート可能な案件ならそもそも人との関わりが減りますし、もしクライアントとの相性が悪かったとしても案件が終われば関係も終了します。

会社員のように「相性が悪い上司と長く同じ部署で働かなければならない」といった状況は起こりづらいため、人間関係のストレスに悩まされている人にとっては特に魅力を感じるポイントでしょう。

フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

フリーランスエンジニアに向いているのは、以下のような人です。

  • スキルアップや勉強が苦にならない
  • 営業力や人脈がある
  • 1人で作業するのが好き

一方、以下のような人はフリーランスエンジニアには向いていないでしょう。

  • 十分なスキルや経験がない
  • 自分から積極的に行動するのが苦手
  • 自己管理が苦手

自分がどちらに当てはまるのか、改めてチェックしてみてください。向いている人の特徴に当てはまる部分が多いなら、フリーランスエンジニアとして活躍できる可能性があります。

フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴は以下の記事でより詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

フリーランスエンジニアのなり方

フリーランスエンジニアになるには、以下のステップで進めましょう。

  1. 必要なスキルを習得する
  2. 実績や実務経験を積む
  3. フリーランスエンジニアとして独立する

それぞれのステップで取り組むべき内容を、以下で解説します。

1.必要なスキルを習得する

まずは、案件を獲得するために必要なスキルを習得しなければなりません。エンジニアを目指す人のためのスクールや学習サイトは豊富にあるので、希望するスキルが習得できるスクールやサイトを探してみてください。転職支援や独立支援を実施しているスクールもあるので、学習内容以外のサービスもチェックして選ぶのがおすすめ。

フリーランスを目指せるスクールを以下の記事で紹介しているので、スクール選びに役立ててください。

フリーランスを目指せるおすすめスクール21選【職種・スキル別】

2.実績や実務経験を積む

フリーランス案件は実務経験が必須なので、スキルを習得したらエンジニアとして働ける企業への転職や副業などで実績を積みましょう。実務経験が3年以上あれば、多くのフリーランス案件に対応できるようになります。独立前に、副業で案件の獲得や個人での仕事の進め方を経験しておくのもおすすめです。

3.フリーランスとして独立する

実務経験を積んで、貯蓄など必要な準備を整えたら、独立してフリーランスエンジニアとしての活動を始めましょう。スムーズな案件獲得を目指す人は、フリーランスエージェントに登録するのがおすすめ。案件を獲得できたら、あとはフリーランスエンジニアとして日々の仕事をこなしていきましょう。

フリーランスエンジニアになるためのステップや必要なスキルについては、以下の記事でも解説しているのであわせてチェックしてください。

フリーランスエンジニアになるには?具体的な流れと最適なタイミング

フリーランスエンジニアとして成功するためのコツ

最後に、フリーランスエンジニアとして成功するためのコツを3つ紹介します。

スキルアップして差別化を図る

フリーランスエンジニアは増えているため、長く活躍するには他のエンジニアとの差別化が必要です。さまざまな案件に対応できるよう、常にスキルアップを目指す姿勢も重要。複数の分野のスキルを習得したり、最新技術にいち早く対応したりして、クライアントから求められるエンジニアを目指しましょう。年齢を重ねたときのことを考えて、マネジメントなど上流工程の経験を積んでおくのもおすすめです。

クライアントと信頼関係を築く

クライアントと信頼関係を築ければ、案件の継続依頼や別のクライアントを紹介してもらえるなど、安定した案件獲得につながります。フリーランスエンジニアはいかに安定して案件を獲得できるかどうかが重要になるため、すべての案件に誠実に取り組んで多くのクライアントと長くお付き合いができるように努力しましょう。

継続案件を獲得する

単発案件が多いと案件が終了するたびに次の仕事を探す必要があり、収入が途切れてしまうリスクが高くなります。フリーランスとして安定して活動するためには、継続案件を獲得して収入の土台を作っておくことも大切。複数の継続案件があれば、ひとつの案件が終了したとしてもすぐに収入がなくなることはありません。

フリーランスエンジニアとして案件を獲得・継続できる人の6つの特徴

まとめ

フリーランスエンジニアが「きつい」と言われるのには多くの理由があり、その大変さから独立したものの再度会社員に戻る人もいます。しかし、きついと言われる理由を把握してしっかり対策を行えば、会社員時代より収入を伸ばすなど大きく成功することも可能です。

フリーランスエンジニアを目指している人は、本記事の内容を参考に独立前の準備に取り組んでみてください。

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