独立開業しやすい仕事ランキング22選!業界・業種別におすすめを紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

働き方の多様化が進む近年、独立を目指す人が増えています。

しかし「どんな仕事が独立しやすいのだろうか」「初期投資が高額になる仕事は避けたい」などと悩む人は多いでしょう。独立・開業を成功させるには、独立しやすい職種選びも大切です。

この記事では、独立開業しやすい業界と仕事をランキング形式で紹介します。独立開業しやすい仕事の6つのポイントも解説するので、見ていきましょう。フリーランスとしての独立を検討している方は、「フリーランスの仕事一覧と年収目安」の記事も参考にしてください。

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目次

独立開業しやすい仕事の業界別ランキング

まずは、フリーランス白書2024で掲載されている「現在の主な収入源となっている職種」を抜粋して独立開業しやすい仕事の業界別ランキングを紹介します。

1位:クリエイティブ・Web・フォト系

クリエイティブ・Web・フォト系の職種には、Webマーケター、Webデザイナー、イラストレーター、動画クリエイターなどがあります。

クリエイティブ・Web・フォト系は、必要な開業資金や初期投資が少なく済み、オフィスなどの大掛かりなワークスペースも不要で1人で開業可能です。またIT人材の慢性的な不足で将来的な需要も予想されています。

2位:エンジニア・技術開発系

エンジニア・技術開発系の仕事は、エンジニアやプログラマーなどです。エンジニアには、システムエンジニアやアプリケーションエンジニア、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなどそれぞれ専門分野があります。

エンジニア・技術開発系が独立しやすい主な理由は、案件獲得の容易さです。フリーランスエージェントなどのプラットフォームが充実しているため、スキルと実績があれば、クライアントと直接つながり、案件を受注することが可能です。

加えて、外部人材の活用に積極的な企業が増加していることも、エンジニア・技術開発系の独立を後押ししています。

3位:出版・メディア系

出版・メディア系の職種には、Webライター、アフィリエイターなどが含まれています。出版・メディア系の職種は、比較的参入するハードルが低い傾向です。特にWebライターの場合、基本的な文章力があれば仕事を始められます。

未経験でもできる仕事が豊富なクラウドソーシングを利用すると、経験を積みながらスキルアップ可能。また、特定分野での知名度や、医療、看護、金融などの専門経験を持つ人は、専門性を活かして有利に仕事を獲得できる傾向があります。

4位:コンサルティング系

コンサルティングは、専門知識やノウハウを活用して、クライアントの課題解決を支援する仕事です。戦略、会計、財務、人事、ITなど、多岐にわたる分野でコンサルタントが活躍しています。

コンサルタントが独立しやすい主な理由は、初期投資の少なさです。自身の専門知識とノウハウ、そしてクライアントとのミーティングに必要な環境さえあれば、業務を開始できます。オンラインでやり取りすると、ミーティングのための場所を借りる必要もありません。

近年ではコンサルティング特化型のマッチングサービスも登場し、独立コンサルタントの仕事獲得がより容易になっています。

5位:通訳翻訳系

通訳翻訳系は、異なる言語を使う人々の意思疎通をサポートする仕事です。通訳翻訳系の仕事は、通訳系と翻訳系に大別されます。例えば、通訳系の仕事は、会議通訳、ビジネス通訳、観光ガイド通訳などです。翻訳系には、出版、産業、映像などの各メディアに特化した仕事があります。

通訳翻訳系が独立しやすい理由は、仕事の豊富さです。特に、定期的に起こる海外コンテンツブームは、この分野の仕事量を増加させる要因となっています。翻訳ツールも登場していますが、ニュアンスの微妙な違いや文化的背景を考慮できる点は、通訳者・翻訳者の強みといえるでしょう。

IT・Webスキルを活かして独立開業しやすい仕事ランキング

独立開業しやすい職種として、以下が挙げられます。

ほとんどの仕事がリモートで作業でき、知識やスキルを活かして自分のペースで働けます。SNSやポートフォリオサイトなどを通じて、さまざまな顧客にアプローチしやすいところも、独立しやすい理由です。

1位.Webライター

Webライターは、Webサイト上に掲載される文章を書く仕事です。Webメディアに掲載される記事や電子書籍などを執筆します。指定された文章を執筆して納品すれば報酬が発生するため、働く場所や時間は自由です。最近は副業としても人気が出てきました。

Webライターは、正しい日本語で文章を書ける人なら誰でも目指せます。SEOの知識も必要ですが、勉強しながら取り組めばすぐに身につけることが可能です。クラウドソーシングサイトにはWebライター向けの案件が多くあるため、未経験から始めてもスムーズに仕事を見つけられます。

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2位.アフィリエイター

アフィリエイターは、Web上で商品やサービスを紹介し、広告収入を得る仕事です。自身のサイトやSNSなどで紹介した商品が購入されたり、広告がクリックされたりすると、成果に応じた報酬を受け取れます。

検索上位表示や多くのフォロワー獲得には、運営するメディアの継続的な更新はもちろん、SEOの知識や魅力的な文章力が必要です。

アフィリエイターとして独立する魅力は、初期投資が少なくて済む点にあります。パソコンとネット環境さえあれば始められ、自前の商品開発や在庫管理の手間もかからないため、比較的、独立のハードルは低いといえるでしょう。

3位.Webデザイナー

Webデザイナーは、WebサイトやWebサービスなどのデザインを担当する仕事です。単に美しいデザインを考えるだけでなく、WebサイトやWebサービスを利用するユーザーにとっての利便性を考慮したうえで、最適なデザインになるよう調整します。

Webデザイナーになるためには、デザインやコーディングなどのスキルが必要です。独学やスクールへの通学でスキルを身につけて独立している人も大勢います。場所や時間を問わず作業でき、独立のハードルも低めです。WebサイトやWebサービスに対する需要は伸びており、Webデザイナーへの依頼も多くなっています。

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4位.Webマーケター

Webマーケターとは、Webを介して商品やサービスを売るための仕組みを考える仕事です。商品やサービスを売るという最終的な目標を達成するため、見込み客へのアプローチ方法やリピーターの獲得方法などを検討します。Webマーケターの仕事内容は幅広く、例えばECサイトの運用、WebサイトのSEO、インターネット広告の運用などさまざまです。

インターネットが普及し、現在では多くの業界でWebの活用が重要な位置づけになっています。そのため、Webマーケターに対する需要は、さまざまな方面から高まり続けている状況です。

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5位.エンジニア・プログラマー

エンジニアやプログラマーは、WebサイトやWebサービスなどを構築する仕事です。エンジニアが仕様書を作成し、それに基づいてプログラマーがプログラムのコードを書きます。エンジニアやプログラマーとして独立するためには、プログラミングやデータベースなどの知識やスキルが必要です。

さまざまな企業がWebサイトやWebサービスなどを作っており、この流れは今後ますます加速すると考えられます。ITに関わる専門的な人材が不足している企業も多いため、エンジニアやプログラマーとして独立すれば、企業から依頼を受けるチャンスがあるでしょう。

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6位.イラストレーター

イラストレーターは、Webメディアやパンフレットなどに掲載されるイラストを描く仕事です。基本的に納期までに仕上げて納品すればよく、空いた時間に自分のペースで仕事ができるため、副業に向いています。

イラストの仕事をするには、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービス、「ココナラ」などのスキルシェアサイトを介して受注するといった方法があります。

また、SNSやブログ、創作物を販売できる「BOOTH」なども積極的に活用するとよいでしょう。

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7位.コンサルタント

コンサルタントは、専門知識を活かしてアドバイスする仕事です。幅広い知識とスキルがあると、独立してもさまざまな方面から仕事が舞い込みやすくなります。

例えばITコンサルタントとして独立する場合、特別な資格は必須ではありません。専門的な知識やスキルとともに実績があれば、スムーズに好条件の仕事を受けられる可能性が高いです。

専門的な立場からアドバイスを受けたいと思っている人はたくさんいます。コンサルタントにもさまざまな種類があるため、需要を考慮したうえで選ぶことが大切です。

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8位.動画クリエイター

商品PRやCM、YouTubeやSNS向けコンテンツ、社内研修・セミナー資料、ブランディング動画など、動画クリエイターはさまざまな動画制作にかかわる仕事です。動画コンテンツの需要が急増するなか、動画クリエイターの重要性が高まっています。

独立を成功させるには、多彩なスキルが必要です。具体的には、BGMやテロップの挿入といった基本的な編集技術をはじめ、企画立案力、演出力、シナリオ作成能力、そしてクライアントとの円滑なコミュニケーション能力が求められます。

仕事を受注する際は、クラウドソーシングやスキルシェアサービス、フリーランスエージェントを活用するとよいでしょう。

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9位.ネットショップ

BASE」などのネットショップ作成サービスや、「minne」などハンドメイド販売サイト、「楽天市場」「Amazon」といったECモールを使えば、手軽にネットショップを始められます。

副業としてネットショップを始めるのであれば、卸サイトから仕入れたものを売ったり、オリジナルグッズやハンドメイド作品を販売したりと、取り組みやすい方法を探してみましょう。独立開業を見据え、オリジナル商品の開発やプロデュースを手がけるのもおすすめです。

資格や免許必要な独立開業しやすい仕事ランキング

独立開業しやすい職種として、以下が挙げられます。

士業で独立開業するためには、国家資格を取得するための勉強が必要不可欠ですが、その分継続的な収入が見込めて、利益率が高く、少人数でも事業ができるという点が魅力です。カウンセラーには資格は必須ではありませんが、取得しておくと顧客から信頼され安定的に仕事を獲得できるでしょう。

また、建設業や職人も、独立開業しやすい仕事です。常に一定の需要があるため、顧客がついたり仕事を回してもらえる人脈が形成できたりすれば、継続的な収入が見込めます。

1位.公認会計士

公認会計士は、会社経営に欠かせない会計や監査の専門家です。医師・弁護士と並んで3大国家資格といわれる資格ですが、特別な受験資格は必要ありません。学校に通わなければならない医師や弁護士よりは目指しやすいといえるでしょう。

合格に必要な勉強時間は、2,500~3,000時間ほどといわれています。独立する場合はまず監査法人に就職し、3つの要件を満たしたのちに日本公認会計士協会の名簿に登録する必要があります。会社という仕組みが存続する限り求められる資格であり、将来性は抜群に高い資格です。

2位.税理士

税理士は税金の専門家です。税理士になるには、税理士試験をパスするルートが一般的。受験資格が細かく規定されているため、チャレンジするにはまず資格があるかどうかを確認しましょう。取得難易度は公認会計士と同程度か、やや易しい程度だといわれています。

実際に税理士として登録されるには、試験に合格するだけでなく実務経験が必要です。顧客は主に中小企業や個人事業主で、業務をAI(人工知能)に取って代わられるという考えもあり、受験者数や合格者数は減少傾向。公認会計士を目指す人も増えています。

3位.行政書士

行政書士は、最も身近な法律の専門家です。遺言書や車庫証明書の作成など、日常生活に必要な行政手続きを行います。

取得難易度は公認会計士や税理士よりは低めで、必要な勉強時間は500~1,000時間程度だといわれています。合格率は例年10%前後です。行政関係の書類や手続きは、専門家でない人から見ると煩雑なものも多く、一定の需要がある仕事だといえます。

4位.カウンセラー

カウンセラーは、顧客の悩みを聞いて解決のために支援する仕事です。現代では多くの人がストレスや悩みを抱えているため、カウンセラーに対するニーズは高くなっています。資格は必須ではないですが、取得しておくことで信頼されやすいでしょう。

カウンセラーは長期的に顧客をサポートするため、継続的な収入につながりやすいです。評判がよければ口コミで新しい顧客が増える可能性もあります。カウンセリングはオンラインでも対応できるため、場所を確保しなくてもサービスを提供できる点も大きなメリットです。

5位.建設業・職人

建設会社に雇用されることなく大工職人、塗装職人、配管工、造園家、溶接工などの「一人親方」として働く職人もいます。

例えば、大工職人は、設計図をもとに建物を作り上げる仕事です。1,500万円以上の建築一式工事といった一定以上の工事を請ける場合は建設業許可がいりますが、軽微な建設工事を請け負うだけなら不要なので、許可なしでも独立は可能です。

塗装職人は、塗装工事を専門に請け負う仕事。建物の見栄えに影響するため、美しい仕上がりを実現できる塗装職人は高いニーズが見込まれるでしょう。

知り合い同士で声を掛け合う文化があるため、建設業や職人の世界では、一般的に、会社でスキルと人脈を培ってから独立します。

店舗・スクール系の独立開業しやすい仕事ランキング

独立開業しやすい職種として、以下が挙げられます。

店舗やスクールを開いて独立する場合、賃料が心配になる人もいるでしょう。自宅の一部を活用すれば賃料はかかりません。また、リモートで教えるオンラインスクールの形でオープンすることでさらなるコストカットが可能です。

1.学習塾

学習塾では、生徒を集めて勉強を教えます。生徒に通学してもらう場合も、自宅で開業すれば賃料をかけずに運営可能です。インターネットを活用し、オンラインで指導するケースも増えています。

塾の運営や生徒への指導がはじめての場合は、フランチャイズで学習塾を始めるのも1つの方法です。フランチャイズなら未経験でも事業を軌道に乗せやすくなります。

2.オンライン講師

自分自身の知識やスキルを活かし、語学やプログラミングなどを指導するスクールを開くのも1つの方法です。スキルシェアサイトの「ココナラ」やスクール開講システムを提供する「ストアカ」を利用すれば、誰でも手軽に講座を開講できます。SNSやブログ、YouTubeなどを使って集客するという方法もあります。

オンラインスクールは、「教えてもらいたい」という一定のニーズがあればどのようなジャンルでも成り立つ仕事です。メイクや筋トレ、コミュニケーション、囲碁・将棋など、自分の特技を活かして開業したい人に向いています。

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3.個人サロン

専門的な技術がある場合、個人サロンをオープンして顧客にサービスを提供する方法もあります。一度に一人を施術するなら、確保できるスペースが狭くても問題ありません。自宅の一部を店舗にすれば、余計なコストをかけずに済みます。

最近では、マッサージ、エステ、ネイルなどの個人サロンをオープンして独立している人も多いです。資格は必須ではないものの、取得しておくと正しい技術の習得や顧客との信頼構築のために役立ちます。例えば、エステならエステティシャンセンター試験(認定エステティシャン)、ネイルならネイリスト技能検定試験などの資格がおすすめです。

4.占い師

占い師は、占星術などの技法を用いて、相談者の悩みにアドバイスをする専門家です。占い師として生計を立てるには、占術の専門知識に加え、優れた対人スキルが不可欠。話に真摯に耳を傾け、心に響くアドバイスを提示するスキルが求められます。同時に、占いの場では個人的な内容も話題になるため、高い倫理観とプライバシーへの配慮が必要です。

占い師の人数は少なくないため、独立後の成功には、ほかと差別化できる独自のアプローチの確立がポイントとなります。占いをする場所の確保が課題となりますが、電話やオンラインを介してサービスを提供するなら、比較的手軽に開業できるでしょう。

ココナラ」などのスキルシェアサービスや、地域密着型の掲示板サービス「ジモティー」などが、プラットフォームとして役立ちます。

フランチャイズで独立開業しやすい仕事ランキング

独立開業しやすい職種として、以下が挙げられます。

スムーズな独立を目指すなら、フランチャイズへの加盟も検討しましょう。詳細は後述しますが、フランチャイズに加盟すると、独立のハードルを大きく引き下げられます。

1位.コンビニ

コンビニといってもさまざまな種類がありますが、どのコンビニも高い知名度があります。そのため、フランチャイズでコンビニを開業すれば、最初のうちから多くの顧客が来店する可能性が高いです。コンビニのサービスは日々進化しており、フランチャイズなら常に最新のサービスを提供できます。ルールに沿って経営すれば自然と顧客にとって便利な状態を維持できるため、初めての独立でも安心です。

コンビニのフランチャイズは長期契約の場合が多いため、長期的な目線で検討しましょう。経営を軌道に乗せるにはブランド力に頼るだけでなく、接客にも力を入れる必要があります。

2位.飲食店

飲食店を開いて独立したいと考えている場合も、フランチャイズはおすすめです。加盟金に店舗を作るための費用が含まれているケースもあり、開業にかかる費用を少なく抑えられる可能性があります。

また、フランチャイズの飲食店はすでに世の中に知られており、売上も安定しやすいです。ただし、売上が増えれば支払うべきロイヤリティも多くなる可能性があるため、ロイヤリティの条件や割合もよく確認しましょう。

3位.高齢者向けサービス

日本では高齢化の影響により、高齢者向けサービスに対する需要が今後さらに拡大すると考えられています。そのため、高齢者向けサービスで独立すれば、高い需要を見込めるでしょう。

高齢者向けサービスの種類は豊富です。例えば、高齢者のもとを巡回して安否を確認したり、必要に応じて生活をサポートしたりするサービスもあります。高齢者が趣味を楽しめるよう、ニーズに応じた娯楽を提供するのも1つの方法です。また、高齢者向けに食事を提供するサービスにも注目が集まっています。

4位.家事代行サービス

近年、家事代行サービスの重要性が急速に高まっています。仕事や子育てで多忙な人や、加齢により家事が困難になった人々にとって、家事代行サービスは日々の生活を支える重要な存在といえるでしょう。

家事代行サービスの範囲は多岐にわたり、オリジナリティをアピールするポイントといえます。調理、洗濯、清掃といったサービスは基本として、育児のサポートや介護補助、ペットのケアなど、自身の強みを活かしたサービスを考えましょう。また、依頼を継続してもらうには、顧客の期待するレベルを丁寧に把握し、柔軟に対応する必要があります。

くらしのマーケット」や「CaSy(カジー)」といった生活関連のマッチングサイトを活用すると、家事代行の仕事を見つけやすいでしょう。

女性が独立開業しやすい仕事とは?

女性が独立を目指す場合は、自分自身の状況に応じて無理なく働ける仕事を選ぶことが大切です。特に、育児と両立したい場合は時間に融通が利き、自宅で取り組める仕事が適しています。例えば、WebライターやWebデザイナーなら、働く場所や時間が自由である場合が多いです。育児や家事と並行して仕事を進めやすいため、継続的に取り組めます。

また、最近では、家事代行サービスやベビーシッターに対する需要も高まっている状況です。家事のスキルや育児の経験を活かして質の高いサービスを提供できれば、多くの依頼が舞い込む可能性があります。

女性フリーランスにおすすめの仕事は以下の記事で一覧紹介しているので、チェックしてみてください。

女性フリーランス向けの仕事一覧!未経験から始める注意点や手順とは

独立開業しやすい仕事の6つのポイント

まずは、独立しやすい仕事の特徴を6つ紹介します。

  1. 必要な開業資金・初期投資が少ない
  2. 場所が必要でない
  3. 一人で開業できる
  4. 継続的に収入が見込める
  5. 利益率が高い
  6. フランチャイズ展開ができる

全てのポイントを満たしていなくても、当てはまるものがあれば、独立開業しやすい仕事といえます。

1.必要な開業資金・初期投資が少ない

開業資金や初期投資が少ない仕事は、事業を始めるハードルもリスクも低いことから、独立開業しやすい仕事といえます。

事業を始めるにあたって多くのお金が必要となれば、資金集めに時間がかかる可能性が高くなります。また、多額の開業資金や初期投資を要する場合、一般的には金融機関や知り合いから融資を受ける必要があるものです。このような場合、事業に失敗してしまえば借金だけが残ることになり、開業後のリスクを考えると簡単には始められません。

必要な開業資金・初期投資が少なく独立開業する時のハードルとリスクの両方が低い仕事は、始めやすいうえ、事業が上手くいかなくても損失を最小限に抑えられるのです。

独立開業時の資金調達については、下記のページで解説しています。

起業の際の資金集め(資金調達)の方法6選!手順と注意点も解説

2.場所が必要でない

コストや管理の手間などを少なくするためには、特定のスペースを用意しなくても取り組める仕事であることもポイントです。例えば、ビルの1室を借りて事務所や店舗を設けるとなると、初期費用や毎月の賃料が発生します。場所を確保するためにかかる費用は高額なため、できれば省くべきです。事業が上手くいかなければ、初期費用や毎月の賃料を回収できない可能性もあります。

どうしても場所が必要な場合は、自宅の一部を活用するのも1つの方法です。ただし、事務所や店舗として利用するためには、改装や設備導入の工事費用がかかります。毎月の賃料はかからないものの、初期費用は発生するため要注意です。

例えばオンラインで完結するIT系の仕事や、Web会議ツールなどを使ってリモートでサービス提供できる仕事であればオフィスを構えなくても自宅やコワーキングスペースなどで足りることがあり、向いているといえます。

3.一人で開業できる

人を雇用せず、一人でも開業・運営できる仕事も、独立するハードルが低い仕事といえます。

一人で始められれば、従業員を募集・教育する時間や採用にかかる費用、人件費がかからないため、時間的コストと金銭的コストの両方を抑えられます。独立開業後に軌道に乗るまでは、売上よりも出費のほうが多くなることも珍しくありません。この時に、従業員を雇用するとなると、さらに負担が大きくなることが考えられます。

一人で始められる仕事であれば、独立開業のハードルは低くなります。一人で開業できる仕事については下記ページで詳しく解説しています。

一人で開業できる仕事20選一覧!起業で成功するポイントも紹介

4.継続的に収入が見込める

継続的に安定した収入を得られる見込みがあるか否かも、独立開業しやすい仕事の大きなポイントです。安定した収入が見込めるということは、つまり世の中に一定以上の需要がある分野であるといえます。

また、安定した収入には、リピーターが付く事業内容であることも重要です。新規の顧客を探し続けるには時間と労力がかかるうえ、ターゲットとなる顧客の数にも限りがあります。リピーターが増えれば、本業務に集中できるだけでなく、新しい顧客を探さなくても収入を得ることが可能です。

ビジネスを取り巻く環境は急激に変化している時代なので、開業後も世の中の需要を満たす商品・サービスが提供できるよう、常にアンテナを張って事業に反映する必要があります。

5.利益率が高い

利益率が高い仕事なら、少ない労力で効率的に収入を得られます。利益率が高い事業は提供する商品やサービスの単価が高いのに対し、コストは低めです。具体的には、物理的な商品を売るよりも、サービスを提供したほうが利益率は高くなるといわれています。物理的な商品を売るには材料費がかかるため、どうしてもコストが高くなるからです。

利益率が低い仕事は、数をこなさないとまとまった利益を得られないため注意が必要です。利益率が高い仕事なら、取引回数が少なくても黒字を目指せます。

6.フランチャイズ展開ができる

フランチャイズとして展開できる仕事は、独立のハードルが特に低いです。フランチャイズにはブランド力があり、独立当初から高い認知度を期待できます。本部から事業を進めるうえでのノウハウも共有されるため、独立するのが初めてでもスムーズに取り組める可能性が高いです。フランチャイズによっては、独立資金の支援を受けられる場合もあります。

ただし、フランチャイズでは、ロイヤリティの支払いが必要です。経営に関する細かいルールがあるため、全てが自由になるわけではありません。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、フランチャイズを選ぶかどうか決めましょう。

独立開業して成功するための5つのポイント

仕事で独立して成功するためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは、押さえておくべき具体的な5つのポイントについて解説します。

1.副業から開始する

いきなり会社を辞めて独立しても、失敗してしまう可能性もあります。まずは副業として小規模な事業を始め、軌道に乗ってきたら独立を検討するのがおすすめです。本業があれば基本的に毎月安定した収入を得られるため、副業に取り組むうえでも心に余裕をもてます。よって、無理なくスムーズに事業を拡大しやすいでしょう。

例えばWebライターなら、クラウドソーシングを利用するとすぐに副業を始められます。さまざまな案件の募集があるため、興味があるものを選んで応募してみましょう。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

2.専門スキルを身につける

専門スキルがないと対応できない業務もありますが、専門スキルがあれば、より高単価の仕事を獲得しやすくなります。専門スキルを磨くためには、実務経験を積むことも重要です。コツコツ仕事を受注し、実績も増やしましょう。

独立後に資格を取得するのは時間的にも金銭的にも難しくなるため、できるだけ会社員時代に専門スキル・業界知識を身につけておくことが重要です。また、将来的にクライアントにアピールできる実績も積むことができればベターでしょう。

もちろん、独立後もトレンドや市場環境・競合の情報をキャッチしたうえでスキル・知識をアップデートすることが欠かせません。

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3.人脈を広げる

独立開業の成功に欠かせない要素として、人脈の拡大が挙げられます。フリーランス白書2024によると、「直近1年間で仕事獲得につながったもの」という質問に対し、最も多く挙げられたのが「人脈」でした。建設業や職人の世界をはじめとして、多くの業界では人脈を介した仕事の獲得が一般的です。

幅広い人脈は、事業に行き詰まった時や重要な決断を迫られた時に、貴重なアドバイスを得る機会にもなります。独立後は相談できる上司や同僚がいなくなりますが、豊かな人脈があれば、経営について相談できる相手を見つけられるでしょう。

4.貯金をしておく

独立を成功させるには、開業資金に加え、当面の生活を支える貯金も不可欠です。独立直後は顧客獲得や安定した仕事量の確保が難しいケースが多く、収入の変動に備える必要があります。しかも、会社員時代のような福利厚生がなくなるため、病気やケガなどで働けなくなった時の経済的リスクが高まりがちです。

特に、家計の主な担い手となる人にとっては、将来の生活を見据えた余裕のある貯蓄が重要です。

フリーランスはいくら貯金するべき?独立前後や老後に分けて紹介

5.フリーランスエージェントを活用する

独立して仕事を探す方法は、自分から営業を行ったり、SNSやブログで情報発信したりするなどたくさんあります。なかでも、WebやITの仕事の場合は、フリーランスエージェントを利用すると仕事を見つけやすくなります。自分のスキルや実績にマッチする案件を紹介してもらえるため、効率的な仕事探しが可能です。

例えば、「ITプロパートナーズ」では、フリーランス向けの案件を豊富に扱っています。

フリーランスとして独立を考えている人で、安定的に仕事を獲得したい人、自分のスキルを活かして高単価案件を獲得したい人はぜひご相談ください。弊社エージェントがあなたの案件獲得を全力でサポートさせて頂きます。

独立開業する際に共通して必要なスキル

独立開業を考えている人にとって、必要なスキルを理解し、それらを磨くことは成功への重要なステップです。ここでは、経営・会計スキル、プロジェクト管理スキル、マーケティング・営業スキルという、独立開業する際に共通して必要とされるスキルについて詳しく解説します。

経営・会計スキル

独立開業する際には、ビジネスの運営に必要な経営戦略の立案と会計の基本的な知識が必要です。具体的には、ビジネスモデルの作成、財務管理・分析、予算作成・管理などが挙げられます。

独立開業後は経営管理や財務管理を自身で行う必要がありますが、これらのスキルがあれば、独立開業後もビジネスを計画的に成長させ、適切な財務管理を行うことができるでしょう。

プロジェクト管理スキル

プロジェクトの計画、実行、監視、終了を効率的に行う能力も、独立開業には欠かせません。具体的には、プロジェクトの目標設定、タスクの割り当てとスケジューリング、プロジェクトの進行状況の可視化・調整などが挙げられます。

プロジェクト管理スキルが欠けていると、プロジェクトが遅延したり、予算を超過したり、目標を達成できない可能性があります。一方、このスキルを確立することで、プロジェクトの効率的な運営や目標達成に役立ち、独立開業して自身のプロジェクトを安定的に進められるのです。

マーケティング・営業スキル

製品やサービスのブランディングや販売促進を行うスキルも、独立開業に必要なスキルの1つです。例えば、ターゲット市場の選定、製品やサービスの価格設定、販売戦略の立案・実行などが挙げられます。

マーケティング・営業のスキルが欠けていると、自身のスキル・経験の価値が適切に市場に認知されず、事業が低迷する可能性がありますが、このようなスキルを持つことで、自身の製品・サービスの価値を顧客候補に伝え、受注・販売につなげられます。

独立開業に向いている人の特徴

独立開業に向いている人の特徴を解説します。独立は挑戦的な取り組みです。明確な目的を持ったうえで、自己管理と金銭管理能力、コミュニケーション能力に長けた人が独立に適しています。

独立する明確な目的がある人

独立するとさまざまな試練が降りかかるため、目的が不明確では持続が困難です。「なぜこの道を選んだのか」という原点を常に意識し、自身の信念や情熱をキープし続けることが成功のポイント。明確な目標があれば、自己の考えや他者からの助言を冷静に評価し、適切な判断を下せます。

自己管理・金銭管理ができる人

独立後は、本業に営業活動、人脈構築、経理関係の処理、各種手続きを自分1人で手がける必要があります。そのため、厳しく自身を管理できる能力が不可欠です。

特に金銭管理は重要で、適切な資金繰りができなければ、事業の円滑な運営が困難になるだけではなく、個人の生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。

コミュニケーション能力がある人

コミュニケーション能力がある人も、独立を成功させやすいでしょう。広範な人脈を構築し、維持するためには、コミュニケーション能力が欠かせません。また、営業活動においても、顧客の視点に立ち、複雑な情報を分かりやすく伝える能力が求められます。

独立開業に関するQ&A

独立開業について、多くの人が悩みがちな疑問とその答えを解説します。

1人での独立なら個人事業主・法人どちらがいい?

多くの人が、手続きが簡単な個人事業主として独立しています。個人事業主なら、開業届の提出だけで事業を開始可能。売上が拡大した時点で、節税の観点から法人化するのもよいでしょう。法人化のメリットには、経費計上の柔軟性による節税効果や、社会的信用度の向上などが挙げられます。

フリーランスが法人化する7つのメリットと最適なタイミングの目安

未経験から独立する場合どれくらい時間がかかる?

未経験からの独立には、職種によって準備期間が大きく異なります。専門的な実務経験や資格が必要な分野では、3年以上の準備期間を要する場合もあり、長期的な計画が不可欠です。

一方、占い師や家事代行サービスなど、個人のスキルや強みを直接活かせる分野の場合は、比較的短期間で独立できる可能性があります。

未経験・スキルなしからフリーランスになるには?おすすめの仕事と注意点

まとめ

独立を目指すうえでは、独立しやすい条件がそろっている仕事を選ぶことが重要なポイントです。独立しやすい具体的な仕事としては、さまざまな種類があります。ジャンルや働き方も幅広いため、自分のスキルや状況に合わせて最適なものを選びましょう。

また、いきなり独立するのではなく、まずは副業として少しずつ取り組むとスムーズです。スキルや実績を積みながら、着実に独立を成功させられるよう準備しましょう。

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