【フリーランスエンジニアの現実】現役フリーランスのリアルな声を紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

自由な働き方ができ、収入アップも目指せるフリーランスエンジニアですが、「独立して本当にやっていけるのか」という不安を感じている人も多いのではないでしょうか。実際、フリーランスエンジニアになることで理想の働き方を実現できる人がいる一方で、シビアな現実にぶち当たる人もいます。

この記事では、現役フリーランスエンジニアに聞いたリアルな現実を紹介します。フリーランスエンジニアを検討している方は、この記事を読んで現状を把握し、独立の判断材料にしてください。

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目次

フリーランスエンジニアの現実は厳しい?

エンジニアが独立を目指す場合、「実際のところフリーランスエンジニアは厳しいのか」という部分が最も気になるポイントでしょう。結論から言うと、「メリットは多いもののシビアな面もある」のが現実です。

詳しくは後述しますが、フリーランスエンジニアになると働きやすさなどメリットが多くあります。しかし、以下のような理由から「フリーランスエンジニアはやめとけ」という意見も少なくありません。

  • 収入が不安定になる
  • スキルや実績がないと案件を獲得できない
  • 会社の福利厚生を利用できない
  • 事務処理や確定申告などの業務が増える
  • 孤独を感じる場合がある
  • トラブルなど有事の際は自己責任となる

現在フリーランスエンジニアとして活躍している人の多くは、上記のようなデメリットを受け入れ、乗り越えていると考えておきましょう。

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由については、以下の記事でも詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてください。

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由と実情とは?

現役フリーランスエンジニアに聞いたリアルな現実とは

ここからはフリーランスエンジニアのリアルな現実や実態を紹介します。以下7つの観点について、現実を現役フリーランスの方へのインタビュー調査も踏まえて解説していきます。

  • 活躍しやすい年齢層
  • 収入・手取り金額
  • 稼働時間
  • 自由度
  • 案件の種類
  • 案件の獲得方法
  • 将来性

順番に見ていきましょう。

1.フリーランスエンジニアとして活躍できる年齢層は?

フリーランスとしての働き方には年齢制限がありません。経験やスキルが不足している20代でも、クライアントによってはポテンシャルを見込まれて採用に至るケースがあります。

30代や40代になると即戦力として、継続的に案件を受注できる人が多くなります。50代以上の場合も、豊富な実績とスキル、長い経験に基づく的確な判断力などが見込まれたエンジニアは案件を受注できます。

ただし、高齢の場合は案件内容によっては体力や気力が追いつかないケースも考えられるため、相当な実績やスキルがないと、案件を獲得できる可能性が低くなるのも事実です。実際、50代以上となると人数が限られてくるのは確かで、大半は規模の大きな企業の役職付の方だったりと、ポジション的にもかなり上です。

なお、弊社ITプローパートナーズで活躍されているフリーランスエンジニアの年齢層は以下の通りです。

※調査対象は57名です。

平均年齢は「39.4歳」となりました。1つの参考にして頂ければと思います。

20代の方もいますし、50代の方もいますが、進化のスピードの早いこの業界で、しかもフリーランスとして仕事を継続的に受注するためには、「自分も進化しつづけること」が必須になってきます。

フリーランスエンジニアに年齢の限界はある?年代別の実態と生存戦略

2.フリーランスエンジニアの収入・手取り額は?

2020年3月時点でCREATIVE JOBによればフリーランスエンジニアの平均年収は636万円と記載があります。

これはあくまで安定して仕事を受注できた場合の金額であると思われ、現実的にはフリーランスエンジニアになったことで年収400万円を切ってしまった(安定して仕事がもらえなかった)という方もいないわけではありません。

逆にフリーランスになったことで人脈も駆使して安定してよいポジションの仕事を得続けることができれば、年収1,000万円も現実的になってきます。

申告の内容次第で青色申告の結果も変わってきますから、フリーランスエンジニアの手取り額については一概には言えませんが月収ベースで50万~80万円を得ている人は多くいます。

また、上述した内容を参考に、弊社ITプロパートナーズがフリーランス57名を対象に独自調査したところ、「フリーランスとしての年収はいくらですか?」との質問に対しての回答は以下の通りです。

最も多かった回答が「800万〜1,000万円」(18人、31.6%)となり、このあたりの金額がボリュームゾーンになっているようです。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

3.フリーランスエンジニアの稼働時間は?

フリーランスエンジニアの働き方は、「クライアント企業に常駐するケース」と「在宅(リモート)で仕事をするケース」の2つに大別されますが、両者の稼働時間に大きな違いはないようです。

クライアント企業に常駐するフリーランスの場合は、基本勤務時間が9~18時、もしくは10~19時といった現場が多く、休憩を除いて1日8時間(週40時間)、1ヶ月20日間勤務で160時間の稼働となります。

在宅(リモート)フリーランスの場合も、多くの場合は1日6~8時間を基本としているようです。ただし、始業・終業の時間については自由というケースも多いため、スキルを高めることによってより短い稼働時間で成果を残すことも可能といえます。

こちらも弊社ITプロパートナーズの独自調査では、「フリーランスとして週何時間業務を行っていますか?」との質問に対して最も多かった回答が「40時間前後」(49.1%)で、ほぼ半数が上述した一般的な稼働時間と同程度という結果になりました。

次いで多かったのが「30時間前後」で全体の15.8%、「50時間前後」が12.3%で、このトップ3で全体のほぼ8割を占めます。先ほどの年収に関する調査を踏まえて、時給換算で比較してみると、会社員時代よりも高い収入を実現している人々が多いと予想されます。

フリーランスエンジニアの労働時間はどれくらい?実態を実例付きで紹介

4.フリーランスエンジニアになると自由度は上がる?

フリーランスエンジニアになると自由度は上がるのでしょうか?弊社ITプロパートナーズの独自調査では、「フリーランスとして独立した理由はなんですか?(複数選択可)」との質問に対し、「働き方の自由度を求めて」という項目を選択した方が約85%に達しました。

企業の就業規則や社内ルールなどに縛られることのない、自由な働き方を求めてフリーランスになる人はやはり多いようです。

また、「フリーランスとして独立した目的は果たせていますか?」との質問も設けましたが、これに対して「十分果たせている」「どちらかというと果たせている」と答えた方が合わせて90%以上でした。

この結果から、働き方の自由度を求めてフリーランスになった方のほとんどが、実際に自由度の向上を感じているようです。フリーランスエンジニアは働き方だけでなく、案件を自分で選べることもあり、自由度は高いと言えます。

5.フリーランスエンジニア案件の種類は?

フリーランスエンジニアの案件の種類は、業務方法や契約の方法によってそれぞれいくつかに分けられます。

まず業務方法という点では、「客先常駐」「フルリモート」「一部リモート」の案件に分けられます。常駐案件は客先が指定するオフィスなどの開発現場に出向いて仕事をする方法で、従来、フリーランスであってもこの業務方法が一般的でした。しかしコロナ禍を経てリモートワークが普及したことをきっかけに、現在ではフルリモートのフリーランスエンジニア案件も多くあります。

契約の方法としては、クライアント企業からSES企業に依頼された業務やプロジェクトである「SES案件」や、エンドクライアントと直接契約する「エンド直案件」などがあります。「エンド直案件」は直接契約するため最も高い単価が期待でき、自社開発に携われるチャンスも多い一方、案件の母数は多くなく、またエンドクライアントから信頼を得るうえでスキル・経験も求められます。

弊社ITプロパートナーズの案件はエンド直が9割ですので、高単価な案件提供を実現しています。どのような案件があるか気になる方は、ぜひ無料登録し、案件を閲覧してみてください。

6.フリーランスエンジニアの案件の取り方は?

フリーランスエンジニアが案件を取得する方法としては、知人からの紹介、クラウドソーシングの利用、SNS・ブログを通じての募集、フリーランス向けエージェントの活用などがあります。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会がフリーランスを対象に実施した実態調査に基づく「フリーランス白書2022」では、フリーランスの仕事獲得経路として、知人からの紹介を含む「人脈」が65.9%とトップになっているようです。次いで、「過去・現在の取引先」が58.3%、「自分自身の広告宣伝活動」が26.2%と続きます。

また、「エージェントサービスの利用」も21.5%で4番目にランクインしているうえ、「最も収入が得られる仕事獲得経路」の項目では、コロナ禍前に比べて2倍近くの伸び(7.7%→14.0%)を見せているなど、エージェントサービスの利用が増えていることもうかがえます。

フリーランスの仕事の探し方・取り方11選!案件を継続するコツも紹介

7.フリーランスエンジニアの将来性は?

フリーランスエンジニアの需要は高く、将来性は高いといえます。経済産業省の試算では、今後大幅なIT人材不足に陥ることが予測されています。具体的には、2025年には36万人、2030年には45万人のIT人材の需給ギャップが生まれる予想です。

DXやAI活用などIT技術を取り入れたいと考える企業が増える一方で、IT人材を十分に確保できている企業はそれほど多くありません。そこで、フリーランスエンジニアのようなスキルを持った外部人材の活用がこれまで以上に進むでしょう。

そのため、高いスキルや実績を持つフリーランスエンジニアの将来性は十分あります。

フリーランスエンジニアのメリットや魅力

フリーランスエンジニアとしての働き方には、多くのメリットがあります。正社員との違いも踏まえて、具体的なメリットをいくつか紹介していきましょう。

仕事を自分で選べる

正社員の場合、会社に決定権があるため方針や指示に従わなければならないことがほとんど。参画するプロジェクトを自由に選ぶことはできません。

ですがフリーランスなら面談を受ける時点でも自分の希望で選べますし、面談でOKが出たとしても受けるかどうかは自分で決定できます。

低すぎる案件は受けない、プライベートを重視したいから週3・4日稼働の案件を選ぶなど、目的やライフスタイルなどに合わせて、自分の裁量でコントロールが可能です。

時には案件数が少なくてわがままを言える状況ではない、ということもありますが、自分の希望で選びやすいのはフリーランスのメリットといえます。

人間関係の悩みが少ない

フリーランスエンジニアは基本的に個人で仕事をするため、人間関係の悩みを持ちにくいといえます。

正社員の場合、上司や同僚など頼れる相手がそばにいて心強い反面、いったん人間関係が悪化すると精神的なストレスにつながります。業務に支障をきたせば、異動や退職を余儀なくされるケースもあるかもしれません。

フリーランスでもクライアントなどと最低限のコミュニケーションは必要ですが、正社員のような人間関係の煩わしさに悩む機会は減ります。ストレスも軽減され、業務に打ち込める時間をより多く確保できるでしょう。

時間や場所の融通が利く

フリーランスエンジニアは「いつでも・どこでも」働けるのが大きなメリットです。

常駐型の案件も多くありますが、時間や場所に縛られずフレキシブルに働きたいフリーランスのニーズに合わせて「完全リモート」あるいは「一部のみ出社」などリモート可の案件も増えています。

頑張り次第で収入を増やせる

納品物などの成果に対して報酬が設定されるフリーランスエンジニアは、スキルさえあれば自分次第で収入を増やすことが可能です。

駆け出しのころはスキル・経験不足で、条件の良い案件獲得は困難かもしれません。しかし、努力してスキルを増やし、実績を積むことを通じて信頼を得られれば、より条件の良い高単価案件を継続的に受注しやすくなり、高収入が実現します。

フリーランスエンジニアの単価相場は?100万円目指す方法も紹介

定年退職をしなくてよい

フリーランスなら「定年退職をしない」という選択も可能です。

会社員ではいずれ定年退職をしなければならず、「年金だけで生活できるか?」「仕事がない生活は退屈じゃないか?」など退職後の生活について不安を感じるかもしれません。再就職も年齢的な面で難しいケースが多いでしょう。

一方、フリーランスは定年退職という制度がないため、働き続けるという選択肢を選べます。スキルや知識があれば、働きたい年齢まで働き続けることができますし、新しい仕事にチャレンジすることも可能です。

フリーランスエンジニアのメリット・デメリットを徹底解説

フリーランスエンジニアに向いてる人ってどんな人?

これまで見てきたような現実を踏まえると、フリーランスエンジニアにはどのような人が向いているのでしょうか。ここでは、フリーランスエンジニアに向いている人の主な特徴として、次の5点を紹介します。

  • 実務経験やスキルがある人
  • 人脈形成が得意な人
  • 積極的に新しいスキルも習得するハングリーな人
  • 自己管理が得意な人
  • コミュニケーション力がある人

順番に詳しく見ていきましょう。

実務経験やスキルがある人

フリーランスエンジニアの案件のほとんどは、即戦力となれるスキルが求められます。そのため、実務経験やスキルは必須と考えてください。目安としては最低3年程度の実務経験となります。

十分な実務経験やスキルがあれば多くの企業から求められ、安定して案件を受注できるでしょう。独立すると仕事が途切れないことはとても重要なため、即戦力スキルを持っている人はフリーランスエンジニアに向いています。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の案件単価目安

人脈形成が得意な人

前述の通り、フリーランスの仕事獲得経路では、知人からの紹介を含む「人脈」が大きな割合を占めています。そのため、関係者と適切なコミュニケーションを図りながら、上手く人脈を形成できる人は有利といえるでしょう。

人脈形成によりクライアントとの信頼関係が構築できれば、継続して案件を依頼してくれるリピーターとなり、長期間に渡って収入が安定することも十分に考えられます。コミュニケーションの手法が多様化している昨今だからこそ、周りの人との良好なつながりを形成・維持するスキルは重要です。

積極的に新しいスキルも習得するハングリーな人

フリーランスとして活躍し続けるためには、時代の変化も柔軟に取り入れていくことが求められるのがこの業界です。

特にWeb系システムの開発では、どんどん新しい言語も開発され、それを使いこなせるエンジニアの需要が出てくる時代。

安定して仕事を受けられるエンジニアでいるためにも、積極的に新しいスキルを習得していくことができるかどうかがポイントです。

自己管理が得意な人

フリーランスエンジニアになると、就業規則や社内ルールなどに縛られることがないため働き方の自由度が高くなる半面、全てを自らこなさなければならず、前述した通り事務処理や確定申告などさまざまな業務が増えることになります。

そのため、スムーズに仕事を進めるには、自身の体調管理はもちろん、あらゆるタスクのスケジュールや金銭面に対する管理を適切に行うことが重要です。これらが得意な人はフリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。

一方で、自己管理ができず、1人ではどうしても怠けてしまうような人は不向きです。それでもフリーランスエンジニアになりたいのであれば、これまでとは大きく意識を変える必要があります。

コミュニケーション力がある人

フリーランスエンジニアは、一人で黙々と仕事をするイメージがあるかもしれません。しかし実際には、クライアントとの条件交渉や要望のヒアリング、同じプロジェクトに参画するメンバーとの共同作業などが必要になるケースも多くあります。そのため、フリーランスエンジニアにはコミュニケーション力も求められると考えてください。

コミュニケーション力があればクライアントと良好な関係を築きやすく、大勢のメンバーが参画する大規模プロジェクトでも円滑に仕事を進められるでしょう。

フリーランスエンジニアに向いていない人は?

次のような人は、残念ながらフリーランスエンジニアには向いていません。

  • 独立する目的が明確でない人
  • スキルや経験がない人
  • 主体性がない人
  • 安定した収入を求める人
  • 孤独が苦手な人

それぞれの特徴について、以下で詳しく見ていきましょう。

独立する目的が明確でない人

「周りが独立しているから」など、明確な目的がないままフリーランスになるのは、リスクが高いためおすすめできません。案件探しがうまくいかずに収入が途切れるなど、困難に見舞われるケースも多く、なんとなくで独立すると心が折れてしまう可能性があります。

スキルや経験がない人

前述の通り、フリーランスエンジニアには即戦力となるスキルが求められます。そのため、スキルや経験が不足した状態で独立しても、案件を獲得できない可能性が高いのが現実です。

まずは、フリーランスエージェントに掲載されている実際の案件の募集要項を確認し、具体的にどのようなスキルや経験が必要とされているかをチェックしてみましょう。現在の自分がその要件に満たない場合は、スキルや経験を積むことから始める必要があります。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

主体性がない人

主体性がない人も、フリーランスエンジニアには向いていません。フリーランスエンジニアは案件探しやクライアントとのやりとりを自ら積極的に進める姿勢が大切で、指示を待つだけでは業務が滞ってしまいます。会社員と違って上司や先輩はいないため、主体性を持って仕事に取り組める人でなければフリーランスエンジニアとして活躍するのは難しいでしょう。

安定した収入を求める人

フリーランスエンジニアの代表的なデメリットのひとつは、収入が不安定であることです。そのため、安定した収入を求める人もフリーランスエンジニアには向いていません。受注した案件が少なかったり低単価の案件しか受注できなかったりすると、収入が減って大きなストレスを感じるでしょう。収入を安定させたい人は、毎月しっかり給料が支払われる会社員エンジニアのほうが向いています。

孤独が苦手な人

クライアントや他のエンジニアとのやりとりが発生することもありますが、独立すると基本的に作業は一人で行います。フリーランスエンジニア案件はフルリモートのものも多く、孤独を感じやすい人はストレスになることもあるでしょう。

周囲の人と交流しながら仕事をしたい人は、客先常駐の案件がおすすめです。常駐案件ならクライアントのオフィスに出社して仕事をするため、孤独感を軽減できます。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

フリーランスエンジニアとして成功するためのポイント

フリーランスエンジニアとして成功するために、次の7つのポイントを押さえておきましょう。

  • 独立前に実務経験とスキルを積んでおく
  • 副業からスタートする
  • 継続案件を獲得する
  • 先方と信頼関係を構築する 
  • 常にスキルアップする
  • 人脈づくりを行う
  • 安定して案件を獲得する経路をつくる

それぞれのポイントについて、以下で解説します。

独立前に実務経験とスキルを積んでおく

安定して案件を獲得するためには、独立前に十分な実務経験とスキルを積んでおくことが大切です。前述の通り、フリーランスエンジニアとして活躍するには、最低でも3年以上の実務経験が必要になると考えてください。

経験やスキルが不足していると応募できる案件が限られ、低単価案件しか獲得できない可能性があります。その結果、消耗してしまうおそれがあるため、独立前に経験とスキルを積み重ねることは非常に重要です。

副業からスタートする

同じく収入面の不安への対処法として副業から始めるという方法もあります。副業であれば正社員として安定収入を得ながらスキルや実績を作りつつ、フリーランスになれるためおすすめです。

収入減少のリスクヘッジにもなりますし、手厚い保障制度や福利厚生をそのまま受けられる安心感は大きいといえるでしょう。空いた時間の有効活用ができ、必然的に収入もアップします。

将来的に独立・起業を考えている人も失敗のリスクを抑えながら、準備を進められる点がメリットです。ただし、企業によっては副業を禁止している場合がありますので、事前に就業規則などを確認しましょう。

副業フリーランスの始め方は?メリット・注意点とおすすめ職種

継続案件を獲得する

収入を安定させるために、継続案件の獲得を目指しましょう。短期間で終了する案件ばかりを受注していると、常に次の案件探しに追われることになります。次の案件が見つからないと収入が途切れてしまうため、精神的な負担も大きいでしょう。

一方、継続案件なら頻繁に案件探しをする必要はなく、案件が続く限り収入が途切れることはありません。

フリーランスが継続案件を獲得する為のコツと必要な要素

先方と信頼関係を構築する

クライアントと信頼関係を構築できれば、継続して仕事を依頼してもらえる可能性が高まります。「また依頼したい」と思ってもらえるように、成果物の品質を維持し、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。一つ一つの案件に誠意を持って取り組むことで、クライアントから信頼されるフリーランスエンジニアになれるはずです。

常にスキルアップする

フリーランスエンジニアとして長く活躍するには、常にスキルアップする姿勢が大切です。「現在の活動分野について常に最新情報をキャッチアップする」「新しい分野の仕事にチャレンジする」などを意識すると、活動の幅を広げるきっかけになります。

例えばマネジメントスキルを習得して上流工程を担当できるようになれば、収入アップにつながります。現状に満足せず、スキルアップを続けるようにしましょう。

フリーランスエンジニアのスキルアップ方法6選とその重要性

人脈づくりを行う

孤独を感じやすい人は、同じフリーランス仲間との人脈づくりに積極的に取り組んでみてください。コミュニティや交流会に参加し、同じ境遇同士で悩みを共有したり意見交換したりできる仲間を見つけましょう。

また、SNSの活用もおすすめ。同じような悩みや課題を持つ人とつながりを作りやすいため孤独解消に役立ちます。交流から仕事につながるケースも期待でき、積極的に活用したいツールです。

1人作業に孤独を感じる場合はコワーキングスペースを利用する手もあります。同じように1人で作業している人が多い環境で仕事をすれば、孤独感も薄らぎやすいでしょう。

さらに、エンジニアが集まるイベントに参加して、人脈を広げたり、他のフリーランスエンジニアと交流したりするのもおすすめです。

フリーランスにおすすめのコミュニティ12選!選び方も紹介

安定して案件を獲得する経路をつくる

収入が途切れないように、安定して案件を獲得する経路をつくっておきましょう。フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法はいくつかありますが、特におすすめなのがフリーランスエージェントの活用です。

フリーランスエージェントを活用すると専任の担当者が希望や条件に合う案件を紹介してくれるので、自分で案件探しをする必要はありません。参画中の案件が終了するタイミングに合わせて次の案件を紹介してもらうことも可能なので、案件探しを効率化したい人はぜひエージェントを活用してみてください。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント5選

ここでは、フリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを5社紹介するので、エージェントの利用を検討している人は参考にしてください。

ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズは、高単価案件を多く取り扱うエージェントです。仲介会社を挟まないエンド直案件が9割を占め、少ない稼働でも生活に十分な報酬を得られる案件が豊富に揃っています。

自社開発案件が多く、仕事を通じてスキルアップをしたい人にもおすすめです。また、週2〜3日稼働の案件数はフリーランスエージェントのなかでも随一なので、柔軟な働き方を実現したい人もぜひチェックしてみてください。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、案件数の多さが特徴です。取引社数は10,000社以上で、常に豊富な案件があります。利用者の平均年収が881万円と、高収入を目指せるのも魅力です。「レバテックキャリア」という独自の福利厚生パッケージを提供しているのも特徴で、税務関連サポートや優待価格の人間ドックなど、充実したサービスが利用できます。

ミッドワークス

ミッドワークスも多数の案件を取り扱うエージェントで、公開案件数だけで10,000件以上あります。非公開案件が全体の80%を占めるため、登録すればさらに多くの案件のなかから自分に合ったものを選べます。最短1日で案件参画を決定できるため、すぐに仕事を探したいという人にもおすすめです。

テクフリ

引用元:テクフリ

テクフリは全体の約35%がマージン率10%で、エンジニアへの還元率が高いエージェントです。3人に1人が収入の120%アップを実現していて、利用者の平均年収は980万円と高額です。また、独自の福利厚生サービスがあり、ITフリーランス専用の保険やフリーランス向けの有給休暇や退職金を提供しています。

ココナラテック

ココナラテックは案件の平均単価が72万円、過去最高単価180万円と、高単価案件を多く扱うエージェントです。45%が高額案件で、利用者の80%が収入アップを実現しています。また、業界最短の支払いサイトを採用していて、稼働月当月の「先払い」や報酬確定後の「即日払い」が選べるのもメリットです。

フリーランスエンジニアの独立に関するQ&A

最後に、フリーランスエンジニアの独立についてよくある3つの質問に回答します。

フリーランスエンジニアと正社員の違いは?

フリーランスエンジニアと会社員の最も大きな違いとして、「契約方法」が挙げられます。正社員エンジニアは会社と「雇用契約」を結び、雇用契約の内容や労働関連法によって守られますが、フリーランスエンジニアは特定の組織に所属せずクライアントと「業務委託契約」を結び、その契約内容のなかでしか守られないということになります。

以下の表に、フリーランスエンジニアと正社員エンジニアとの主な違いをまとめました。

フリーランスエンジニア正社員エンジニア
収入面・不安定になりやすい
・案件を獲得しなければ無収入となる
・安定収入が得られる
自由度・クライアントや案件を選べる
・時間や場所に制限も無く自由度が高い
・会社の方針や指示に従って業務を遂行するため自由度は低い
責任・基本的に全てが自己責任・個人だけでなく上司や所属会社が一緒に対応する

収入面やトラブル時の責任から考えると、正社員エンジニアの方がサポートが手厚いといえそうです。ただ、フリーランスエンジニアも努力次第で安定収入を得られますし、案件選択や働き方においては自由度が高くメリットが大きいといえるでしょう。

フリーランスエンジニアとして独立する時期はいつがいい?

フリーランスエンジニアとして独立するタイミングは、経験年数を目安に考えましょう。実務経験があれば20代でも独立して活躍することができるため、年齢は大きな障壁にはなりません。

また、独立直後は思うように案件を獲得できない可能性があるため、軌道に乗るまでの生活費を確保しておくことも大切です。案件獲得に必要な経験・スキルを身につけ、少なくとも数ヶ月から半年分の生活費を貯めておけば、独立しても問題ないでしょう。

フリーランス向け福利厚生サービスはある?

フリーランスエージェントやクラウドソーシングのなかには、独自の福利厚生サービスを提供しているところがあります。各種損害保険や民間サービスの優待割引など、内容は提供元によって異なるため、自分に合ったサービスを選んでみてください。

フリーランス向け福利厚生サービス12選一覧!特徴や選び方も解説

まとめ

フリーランスエンジニアは事務処理を始め対応すべき業務の範囲が広がり、責任も大きくなるなど、会社員エンジニアと比べてマイナス面があるのは事実です。

特に、仕事が途切れることのないよう案件獲得のための努力を続けなければならず、収入が不安定となる点は、フリーランスが直面する厳しい現実の1つとして認識されています。

とはいえ、働き方の自由度が高くなり、努力次第では高収入も狙えるなど、魅力が大きいのも確かです。本記事を参考に、自分に合うエージェントサービスを活用して案件獲得の経路を作っておくなど、マイナス面に向けて適切に対処すれば成功する可能性は高まるでしょう。

なお、IT/Webフリーランス向けエージェントのITプロパートナーズは、高単価かつ柔軟な働き方ができる仕事を多数掲載しており、フリーランスの案件獲得経路を確保するのに最適なサービスです。ぜひ積極的にご活用ください。

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