JavaScriptとjQueryの違いは?使い分け方やどちらを学ぶべきかも解説

こんにちは、 ITプロマガジン です。

今回の記事では、「JavaScriptとjQueryってよく一緒に聞くけど違いがよくわからない、どっちから勉強して習得すれば良いのかわからない」といった方向けに、

  • JavaScriptとjQueryの違い
  • どちらから習得すべきなのか?

についてわかりやすく解説していきます。

その他にも、「それぞれ似たようなものって聞くけど、どんな時にJavaScriptを使って、どんな時にjQueryを使うのかの使い分けがよくわからない…。」といった悩みを抱える方もいるのではないでしょうか?

そういった方のために、JavaScriptとjQueryの使い分けについても紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。

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そもそもJavaScriptとjQueryとは?

JavaScriptとjQueryは、HPやLPなどのWEBサイトに動きをつけるために使われています。

どちらも似たような用途で使用されますが、全く違うものです。

それぞれ特徴などを説明します。

JavaScriptの特徴やできること

プログラミングを習った事のある人なら1度は聞いた事のあるJavaScriptは、プログラミング言語の1つです。また、プロトタイプベースのオブジェクト指向スクリプト言語です。

アプリケーションの開発はもちろん、Webブラウザの実装にも使われ、WEBページ上の画像に動きを加えたり、ポップアップで文字や画像を表示させることができます。

また、フロントエンドとバックエンド共に使用できるので、世界で幅広く使用されています。

 jQueryの特徴やできること

jQueryも多くのプログラマーが使用するものですが、こちらはプログラミング言語ではなくライブラリと呼ばれるプログラムの集合体になります。

実際には、中身はJavaScriptで構成されたプログラムです。

jQuery内には多数の命令文が定義されているため、それらを呼び出す事で複雑な動作でも簡単に実装できるようになっています。

こちらは開発時からWebブラウザを作る事を意識して作られたものなので、Webブラウザのページをより快適に動的に短いコードで生み出す事ができるようになっています。

JavaScriptとjQueryの主な5つの違い

JavaScriptとjQueryの違いは主に以下の5つです。

  • 1.プログラミング言語とライブラリの根本的違い
  • 2.jQueryの方が効率的
  • 3.ブラウザ間の差異
  • 4.jQueryは追加要素
  • 5.jQuery固有の記法がある

それぞれの違いについて、詳しく解説していきます。

1.プログラミング言語とライブラリの根本的違い

初めに説明したように、JavaScriptはプログラミング言語であるのに対してjQueryはライブラリです。

JavaScriptは、Webページで動きをつけるために使われるプログラミング言語です。

jQueryは、JavaScriptのライブラリの1つです。ライブラリとは使用頻度の高いプログラムをまとめたものを指します。

両者は似ているようで全く種類が違う物を指しています。

2.jQueryの方が効率的

jQueryはJavaScriptで書かれたライブラリであり、本来なら数十行とかかる処理を1つの命令文だけでできるようにするために作られたライブラリです。

なので同じ処理でもjQueryとJavaScriptではコードの行数に大きな差が出てきます。

開発する側としてはやっぱり少ない記述で書ける方が負担も少なくて良いですよね。

全体的なコードが短いとエラー時の見直す作業の時間も短縮されるため、JavaScriptで1から組むよりも非常に効率的になります。

3.ブラウザ間の差異

jQueryでは命令文をいくつも用意しているだけでなく、ブラウザ間の挙動の差異を無くすための工夫も盛り込まれています。

今ではInternet Explorerに限らずGoogle ChormeやFire Foxなどもあって、ブラウザも人によって違う事が多くなってきています。

そしてブラウザによってはページが上手く開けない、動作が安定しないという問題はよくあります。

そういった問題が起こらないようにjQueryは作られています。

なのでこれからJavaScriptなどのプログラミング言語でWebページを作ろうとしている初心者にはお勧めのライブラリと言えます。

4.jQueryは追加要素

jQueryがあればJavaScriptはいらないのではと思うかもしれませんが、それは間違いです。

あくまでもjQueryはJavaScriptのライブラリですから、そもそもJavaScriptが存在しなければ何の意味もありません。

さらに言えばJavaScriptには本来存在しないプログラムですから、jQueryを読み込む必要があります。

文字しか保存されていないファイルですが、約300KBほどのサイズがあります。

この程度なら大丈夫と思うかもしれませんが、場合によってはページの表示速度に遅れが出る可能性がありますので、jQuery内の命令を1つしか使わないなど使用頻度が少ない時には実装しない方が良い事を覚えておいてください。

5.jQuery固有の記法がある

JavaScriptを知っているからといってjQueryが完全に扱えるというわけではありません。

この2つはコードの書き方が大きく違ってきますのでしっかりと抑えておきましょう。

jQueryの方がコーディングの量は減りますが、固有の記法は当然ながらJavaScriptでは使えません。何がjQuery固有の記法かはしっかりと抑えておきましょう。

JavaScriptとjQueryにおけるコードの違いを比較

JavaScriptとjQueryのコードの違いについてご説明いたします。この2つの大きな違いになりますので、ここだけはしっかりと覚えておきましょう。

まずはHTMLのdiv要素のクラス名を取得してコンソールに表示するコードを書いていきます。

中略

つまり最終的にコンソール画面に「test test」と表示させる事になります。まずはJavaScriptで記述した場合は以下のようになります。

var target = document.getElementByID(‘test’);
console.log(target.getAttribute(‘class’));

このように2行で書けますが、まあ1行目はtargetという変数にtestを入力しているだけなので、省略して1行で書く事もできます。つまりこうなります。

console.log(document.getElementByID(‘test’).getAttribute(‘class’));

jQueryだと次のようになります。

console.log($(‘#test’).attr(‘class’));

コンソールに出力する命令はどちらも同じですが、div要素にアクセスするための記述がだいぶ短くなっていますよね。

この$を先頭に置いて記述するのがjQuery特有の記述となりますので、コードを見て$を見付けたらjQueryで記述しているとすぐに気付けるようになっておきましょう。

続いてはjQueryの良さがはっきりと分かるようにちょっと長めのコードを紹介しますね。

前提としてdiv要素を1つ定義しておきます。これはJavaScriptでもjQueryでも一緒です。

まずはJavaScriptで書いた場合です。

function add_element(){
var element_a = document.createElement(‘p’);
element_a.innerHTML = ‘p要素を追加しました’;
var box = document.getElementById(‘box’);
box.appentChild(element_a);
}

少し長くなりましたが、div要素のboxに対して新しくp要素を追加するコードになります。

これをjQueryで記述すると次のようになります。

function add_element(){
$(‘#box’).append(‘

p要素を追加しました

‘);
}
処理内容はどちらも一緒です。jQueryだと記述を短くできるというのが良く分かりますよね。

このように実際にコードを書くとどれだけ簡単になるかが分かってもらえたかと思います。特にjQuery固有の記法である「$」はよく覚えておきましょう。

JavaScriptとjQueryはどちらから学ぶべき?

結論、どちらから学ぶべきかという決まりはありません。ただし、jQueryはJavaScriptのライブラリなので、基本的にはまずJavaScriptから学ぶのが一般的と言えます。

また、将来的にどのような仕事につくかによって、JavaScriptとjQueryどちらを学ぶべきかも決まってきます。

プログラミングの経験がある人やバックエンドでプログラミング言語を使用していきたい、アプリケーションを作りたいと思っている人はJavaScriptを勉強しましょう。フロントエンドエンジニアにとっても必要なプログラミング言語になります。

プログラミング言語をあまり学習したことがなく、デザインやWEBサイトのちょっとした動きを出したいといった人はjQueryを勉強しましょう。

短期間でWEBサイトの修正やメンテナンス、デザインをしたい人にとっては記述するコードが短く、使い勝手の良いライブラリがおすすめです。

JavaScriptとjQueryの使い分け方

JacaScriptとjQueryは似ているようですが、場面によって使い分けが必要です。

この先はそれぞれが適しているシーンについて説明します。

JavaScriptが適しているシーン

JavaScriptはパフォーマンスが非常に速いのが特徴です。

JavaScriptで処理をするのとjQueryで処理をするのでは速度が変わってきます。これは、jQueryはどのようなブラウザでも使えるためにブラウザの違いを吸収して処理し、どのブラウザを使っても同じ動きをしてもらえるようにしているからです。

そのため、大規模なWebサービスなどはJavaScriptの方が適していると言えます。

jQueryが適しているシーン

jQueryはWEBサイトなどの制作で使用されることが多いです。

拡張プラグインを有しており、簡単に見た目でわかる動きをWEBサイトに追加することができます。記述するコードもJavaScriptと比べると大幅に削減することができ、早くWEBサイトやWEBシステムをリリースしたい場合はjQueryの方が適しています。

フロントエンドに関わるデザイナーにとっては、jQueryを使うことで短時間で動きのあるサイトを作成できるためニーズが高いです。

コードを記述する量がJavaScriptよりもjQueryの方が少ないため、プログラミング初学者にもおすすめです。

JavaScriptとjQueryの違いに関するまとめ

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JavaScriptとjQueryの違いを中心にご紹介しましたがいかがでしたか?

具体的なコードの違いを見比べると、この2つが全くの別物であるということ、使用する場面が違うことが理解できたと思います。

JavaScriptだと数行かかる処理もjQueryでは1行で書ける事もあり、比較するとjQueryの方がプログラミング初心者にはとっつきやすいライブラリになっています。jQueryからプログラミングを始めた人は、JavaScriptとjQueryが同じように勘違いする事もよくある事なのです。

その勘違いをこの記事で正してもらって、しっかりとJavaScriptとjQueryの使い分けをしていただけたらと思います。

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