知ってるようで知らない!Oracle(オラクル)とは?

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プログラミングによる開発は幅広く様々なサービスで活用されています。

しかしその内訳もまた幅広く、プログラミング言語を何か1つ知っていれば大丈夫という事はありません。

インターネット通信を利用する際には暗号化の技術だったり、サーバーの設置をしたりとやるべき事がたくさんあります。

今回はそんな中でもデータベースに関する話、特にOracleについてご説明いたします。

データベースとはそもそも何ぞやという初心者の方から、Oracleって聞いた事はあるけどよく分からないと言う人のための記事になっていますので、Oracleの事をこの機会に覚えてしまいましょう。

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Oracle Databaseとは?

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最初にOracleと言っておいていきなり『Oracle Database』に言葉が変わっていたら戸惑うと思いますが、この記事ではOracleと言ったら『Oracle Database』の事だと思ってください。

実際にはOracleという会社が『Oracle Database』を作っているので、会社を指しているのかデータベースを指しているのか分からなくならないために、正確に『Oracle Database』と言う事が多いと覚えておいてください。

さてまずはデータベースとはそもそも何かという話からしていきましょう。

Oracle db とはデータ管理システムのこと

このデータベースと言うのも略している事が多いのですが、正式には関係データベース管理システム、リレーショナルデータベースマネジメントシステムと言われています。

データベースと言えば基本的に関係データベースの形をしている事が多いためデータベース=関係データベースになっていますが、最近は別のシステムも発展しつつあるので注意しましょう。

少し話が逸れましたので戻しますが、データベースとはまずデータの集合体、特に検索や蓄積を簡単にできるように整理した物と覚えておいてください。

関係データベースはそのデータベースを表にして各データの関係性をもデータにしている物と覚えましょう。

データベースにも様々な種類がありますが、『Oracle Database』は関係データベースを使用しているので、ここでは割愛しますね。
簡潔にデータベースが何かを説明しましたので、早速『Oracle Database』を説明しますと、Oracle社が開発した関係データベース管理システムになります。2次元の表形式でデータを表し、SQL言語によって検索や入力、消去などの処理を行えます。

また新しい単語が出てきたSQL言語について解説していきます。

SQLとは処理を行う言語のこと

SQL言語とは関係データベース管理システムに対して処理を行うための独自の言語です。

データベースへの処理は良く使われているJavaScriptやC言語などのプログラミング言語ではできないので、専用のSQL言語を利用する必要があります。

これは『Oracle Database』に限らず他の社のデータベースでも一緒です。

1979年に最初の商用データベースが発表されてから今なおその規模を拡大させて、多くの開発者に利用されています。

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Oracle Databaseの特徴

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それではここからは具体的に『Oracle Database』とはどんな機能を持ているのか、どんな特徴があるのか下記4つを説明いたします。

  • レベルロック
  • 読みとり一貫性
  • 堅牢性
  • 移植性

oracle(オラクル)の特徴を見ていきましょう。

1. レベルロック

まず1つ目の特徴は行レベルロックです。表形式に慣れていないと「行」って何か分からないと思いますので、まずはそこから説明していきます。

まず2次元の表、エクセルみたいな表を思い浮かべてみてください。例えばその表の名前を「ユーザー情報一覧」とすると、「行」は各ユーザーの情報がまとまって見れる横の列の事を指します。

「名前」「性別」「生年月日」といったユーザー情報の種類が書かれている縦の列は「列」と言います。

この言い方はフィールドだったりカラムだったり色々と呼び方がありますが、ここでは行と列で区別します。

ではこの行レベルロックとは何かというと、多くのユーザーからのリクエストを同時に処理するための機能です。データベースへの処理の事をリクエストと言いますが、このリクエストが複数のユーザーからまとめて来る事ももちろんあります。

もしもこの行レベルロックが無い場合、先ほどの例で言うと「ユーザー情報一覧」という表にリクエストしている人が多いと、リクエストをまだしていない人の行までロックされる事があるのです。

これをロック・エスカレーションと言いますが、『Oracle Database』ではその問題を解決しています。

これが1つ目の特徴になります。

2. 読みとり一貫性

2つ目は読み取り一貫性です。

これはリクエストしたデータベースの情報を読み取り時点で保証する機能となっています。

ユーザーがデータベースの情報を取得する際に、ほぼ同時に管理者がその情報に何らかの変更を更新してしまうと、更新前の情報と更新後の情報の両方を取得するダーティ・リードと呼ばれる現象が発生してしまいます。

『Oracle Database』ではダーティ・リードが発生しないように、更新前データのみを取得するようにしています。

3. 堅牢性

3つ目は堅牢性です。『Oracle Data Guard』と呼ばれる、災害時やデータ破損時などあらゆる障害からデータベースを保護し、サービスの継続を可能にするシステムが構成されています。

通常時に利用しているデータベースが全て失われた時のためにスタンバイ用のデータベースを構築していて、データが失われた後のバックアップにかける時間がほとんどなく運用を継続してできるようにしています。

普段から問題が発生した時の事を考えて設計されているわけですから、開発者やサービス提供者としては非常に評価したい特徴ですよね。

4. 移植性

4つ目は移植性です。

『Oracle Database』のエンジン・コアAPIなどは全てC言語で書かれていて、その他のツールに関しても基本的にC言語です。

そのため多くのプラットフォームへの移植が容易に行えるため、幅広い運用が可能になっています。

『Oracle Database』の特徴や良さは他にも多く存在しますが、ここではこの4つを紹介いたしました。データベースとして活用する上で欠かせない機能から、障害時に対しても安心できるサポートまでありと、多くの人が『Oracle Database』を利用するのも頷けますよね。

Oracle Databaseと他のデータベースを比較

関係データベース管理システムはもちろん『Oracle Database』だけには限られません。

Microsoft社の『SQL Server』や『Access』やIBM社の『DB2』など、他の企業のデータベースも存在します。

となれば、それらのデータベースとの違いがやはり気になってきますよね。

そこで下記3つの項目を比較しました。

  • ロックエスカレーションの比較
  • 管理のしやすさを比較
  • 安全性を比較

それぞれ見ていきましょう。

ロックエスカレーションの比較

ここでは『Oracle Database』と『SQL Server』を比較してみます。まず最初に比較するのはロック・エスカレーションについてです。

先ほど『Oracle Database』の特徴の所でも話しましたが、『Oracle Database』は行レベルロックシステムが実装されているため、ロック・エスカレーションはまず発生しません。

対して『SQL Server』はロック・エスカレーションが発生する可能性があります。しかしだからと言って『Oracle Database』が優れているわけではありません。

むしろ『SQL Server』はロック・エスカレーションが発生しないようにも設定できるため、利用時の状況によってオンオフを使い分けできるから優れてるという事もできます。

管理のしやすさを比較

続いては管理のしやすさについてです。

これは『Oracle Database』よりも『SQL Server』の方が確実に上だと思える点が多いです。

実は『Oracle Database』はインストール時や設定変更時にもエラーが出る事が少なくなく、問題が発生した時に対処できるだけの技術力が必要となります。

対して『SQL Server』は基本的に問題が起こる事は少ないです。加えてGUIツールが充実しているので、データベース初心者でも操作がしやすい点でも優れています。

しかしあくまでも使いやすさという点では『SQL Server』の方が優れているだけです。機能の拡張性などは『Oracle Database』の方が優れている部分もあるので、玄人向けであると言うだけです。

安全性を比較

最後は安全性についてです。何を持って安全性に優れているか、基準を明確に設けるのは難しいですが、やはり『Oracle Database』のバックアップ体制は『SQL Server』よりも優れていると言えるでしょう。

Oracleに対する信頼度はそういった安全面からきていると言われているほどですから。

『Oracle Database』と『SQL server』を比較してみましたが、どっちが良いかというのは人による、開発するサービスによるというのが答えとなります。

それだけどちらも一定以上の水準を誇っていて、個々の特徴に大きな違いがあると言うわけです。

だからこそどのデータベースを活用するかは重要なので、ここで挙げたデータベースや他にも『MySQL』や『SQLite』などを1度チェックしておく事をお勧めします。

まとめ:Oracle Databaseは安全性が高く拡張しやすい

『Oracle Database』について特徴から他のデータベースとの比較を紹介してきましたがいかがでしたか。

まとめとしては他のデータベースに比べて安全性に優れている、様々な機能を付け加えられるため拡張しやすい、と言うのを抑えておくと他のデータベースとの比較がしやすくなるかと思います。

もちろんデータベースとしてのシステム面も優れていますが、そちらはどのデータベースでもそこまで大きな差になりにくいです。

実際に構築して運用しないと分からない違いが多いと言うのもデータベースの業界ではよくある事です。

特に『Oracle Database』は昔からそのシェアを確保し続けていて、今は『MySQL』が主流になりつつあるほどです。

Oracle社に対する信頼性が今なお揺るがない状態なので、ぜひ『Oracle Database』を活用してみてください。

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