ITエンジニアの平均年収は?低いと言われる理由や給料UPの方法も紹介

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ITエンジニアとして働く人の中には、自分の年収が適正かどうか気になる人もいることでしょう。また、これからITエンジニアを目指す方にとっても平均年収は気になるかと思います。

専門的な知識とスキルが要求されるITエンジニアは、一般的な会社員よりも年収が高いといわれています。一方で、残業等が多く、労働時間やスキルに見合った対価を受け取っていないと言う人もいます。

そこで今回は、エンジニアの年収をさまざまな視点からリサーチしました。さらにキャリアアップや年収アップの方法について解説します。現在、エンジニアとして活躍している人やこれからエンジニアへの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

なおITエンジニアに限らず、フリーランスエンジニアの案件の特徴や仕事の取り方など総合的な情報は「フリーランスエンジニアの案件紹介!経験年数別の年収・実態を調査」でご紹介しているので、併せてご覧ください。

弊社では、数多くのエンジニアの方にフリーランス案件を獲得していただいています。経験とスキルさえあれば、週2日から高収入案件をご紹介できます。まずは無料登録をして色々な案件をみて見てください。弊社からおすすめの案件をご紹介することも可能です。

ITエンジニアの平均年収

まずは、ITエンジニアの平均年収を紹介します。「勤務形態」「職種」「言語」「企業」「業種」「年齢」「地域」の7つのテーマで調べました。

勤務形態別:ITエンジニアの平均年収

勤務形態別のITエンジニアの平均年収を以下の表にまとめました。なお、金額は求人サイトの求人ボックスの給与ナビの調査を元に計算しています。また、派遣社員とアルバイト・パートの年収は1日8時間、月20日労働と仮定して計算しています。

勤務形態年収
正社員520万円
派遣社員約334万円(時給1,742円)
アルバイト・パート約229万円(時給1,195円)

2020年度の国税庁の調査によると、日本人の平均年収は441万円です。比較すると、ITエンジニアは日本全体の平均より高い年収を得ていると言えます。

職種別:ITエンジニアの平均年収

続いて、職種別の平均年収をランキング形式で紹介します。

順位平均年収
1位:ネットワークエンジニア778.2万円
2位:バックエンドエンジニア600~800万円(※1)
3位:セキュリティエンジニア約600万円
4位:クラウドエンジニア597万円(※2)
5位:システムエンジニア568.9万円
6位:組み込みエンジニア550~660万円
7位:ソフトウェアエンジニア525万円(※2)
8位:機械エンジニア494万円(※2)
9位:Webプログラマー445万円(※2)
10位:ゲームエンジニア440~500万円
11位:データベースエンジニア400~600万円

※1.転職サイトdodaの求人情報参照
※2.求人ボックス給与ナビ参照

平均年収が最も高いのはネットワークエンジニアで、最も低いのはデータベースエンジニアでした。その差は最高で約378万円になります。ITエンジニアがより高い収入を得るためには、職種の選択も重要であるといえるでしょう。

プログラミング言語別:ITエンジニアの平均年収

扱うプログラミング言語によっても年収に違いが出ます。言語別のITエンジニアの平均年収は、TECH Streetの調査によると以下の画像のとおりです。

引用元: TECH Street

この調査によると、20~40代では「R」が、50代では「C++」が最も高い年収を得られる言語です。一方、最も低い年収は20代が「F#」、30代が「PHP」、40代が「Go」、50代が「Objective-C」です。その差は200万円以上に及ぶこともあり、稼げるITエンジニアになるには言語の選択も重要であることがわかります。

企業別:ITエンジニアの平均年収

企業別のITエンジニアの平均年収を、上場企業とベンチャー企業にわけてランキング形式で紹介します。

上場企業

順位平均年収
1位:株式会社キーエンス1343万円(※5)
2位:株式会社野村総合研究所936万円(※5)
3位:株式会社メルカリ907万円(※5)
4位:株式会社リクルートホールディングス848万円(※5)
5位:株式会社Speee764万円(※6)
6位:楽天グループ株式会社717万円(※5)
7位:ソフトバンクグループ株式会社672万円(※5)
8位:株式会社サイバーエージェント639万円(※5)
9位:富士通株式会社628万円(※5)
10位:四国電力株式会社556万円(※5)

ベンチャー企業

順位平均年収
1位:LINE株式会社862万円(※5)
2位:PayPay株式会社710万円(※6)
3位:株式会社ワークスアプリケーションズ614万円(※5)
4位:株式会社ビズリーチ597万円(※5)
5位:レバレジーズ株式会社504万円(※5)

※5.openwork参照
※6.Indeed参照
※7.Open Salary参照

上場企業、ベンチャー企業いずれにしても企業ごとに平均年収は大きな違いがあることがわかります。中には年収1000万円以上が期待できる会社もあり、ITエンジニアにとって、勤務先選びは重要なポイントであるといえるでしょう。

業種別:ITエンジニアの平均年収

業種別のITエンジニアの平均年収を紹介します。今回紹介する業種は、「ITコンサルティング」「システムインテグレータ」「ハードウェア・ソフトウェア・パッケージベンダ」「通信・ISP・データセンター」の4つです。なお、金額は転職サイトのdodaを参考にしています。

業種平均年収
ITコンサルティング455万円
システムインテグレータ455万円
ハードウェア・ソフトウェア
パッケージベンダ
449万円
通信・ISP・データセンター403万円

業種によっても、年収に数十万円以上の差が生じていることがわかります。

年齢別:ITエンジニアの平均年収

年齢別のITエンジニアの平均年収を紹介します。

年代平均年収
20~24歳339万円
25~29歳445万円
30~34歳533万円
35~39歳573万円
40~44歳621万円
45~49歳651万円
50~54歳666万円
55~59歳652万円

※数字は求人ボックス給与ナビ参考

深夜まで仕事をすることも珍しくないIT業界では、体力、スキルともに充実している30~40代が重宝されます。50歳以降は、管理や顧客対応に重点を置き働くことが求められます。その違いがこの数字に現れているのでしょう。

経験年数別:ITエンジニアの平均年収

ITエンジニアは経験やスキルでも年収が大きく変わります。その一例として、厚生労働省がまとめている「賃金構造基本統計調査(2019年)」をもとにシステムエンジニアの経験年数ごとの平均年収をまとめました。

経験年数平均年収
0年男性:328万円
女性:302万円
1~4年男性:410万円
女性:391万円
5~9年男性:492万円
女性:465万円
10~14年男性:545万円
女性:503万円
15年以上男性:643万円
女性:560万円

この表から、男女ともに平均年収は経験年数に合わせて増えていくことがわかります。

地域別:ITエンジニアの平均年収

地域別のITエンジニア平均年収は以下の通りです。

地域平均年収
北海道・東北399万円
関東458万円
中部・北陸455万円
近畿490万円
中国・四国424万円
九州426万円

※数字は求人ボックス給与ナビ参考

エンジニアの平均年収が一番高いのは近畿エリアです。最も低い北海道エリアと比較すると100万円近い差があります。

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収を紹介します。

フリーランス協会が発表しているフリーランス白書2019によると、IT・エンジニア系のフリーランスの年収とその割合は以下の通りです。

年収割合
200万円未満14.6%
200~400万円未満21.2%
400~600万円未満22.2%
600~800万円未満18.7%
800~1000万円未満11.6%
1000万円以上10.7%
無回答1.0%

ここから、フリーランスエンジニアの年収は400~600万円がボリュームゾーンであることがわかります。

1000万も可能?フリーランスエンジニアの年収と収入を上げる8つの方法

海外で働くITエンジニアの平均年収

海外で働くITエンジニアの平均年収を紹介します。

2020年にヒューマンリソシア株式会社が発表した「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.2」によると、世界のIT技術者の給与ランキングは以下のグラフのとおりです。

給与が高い国トップ3は、スイス(92,500USドル)、アメリカ(83,389USドル)、イスラエル(79,511USドル)です。1USドルが約109円なので、日本円に換算するとスイスのIT技術者は年収1000万円以上を得ていることになります。

ITエンジニアの年収は実は低いとも考えられる理由

ITエンジニアの年収は、日本人の平均年収より高い傾向があることをみてきました。しかし一方で「意外と低い」と指摘されることもあります。

その主な理由として以下の2つが挙げられます。

  • エンジニアは労働時間が長い
  • 年功序列型の日本企業

ここでは、この2つの理由について解説します。

エンジニアは労働時間が長い

ITエンジニアの労働時間は長い傾向があります。

ITエンジニアは慢性的に残業が多く、かつては徹夜も当たり前でした。近年、政府が掲げる「働き方改革」の方針を受け、大手企業の中には残業を減らす動きもあります。しかしまだまだ残業も多く、ブラック企業と呼ばれる企業も少なくありません。

そのため、労働時間と比べてもらえる対価が少ない、という感じる人が多いようです。

参考までに、エンジニアの平均年収を時給換算したものを表にまとめました。

 年収400万年収500万年収600万年収700万
8h勤務2083円2604円3125円3645円
10h勤務1667円2083円2500円2916円
12h勤務1389円1736円2083円2430円
13h勤務1282円1602円1923円2243円

年功序列型の日本企業

日本の年功序列型を基準とする評価制度も原因の1つです。

入社した初年度は、同期社員の間ではスキルにばらつきはなく、給与もほぼ等しいでしょう。しかし、経験を積むとスキルにばらつきが現れます。それでも同期社員であれば、給与に大きな差は出ません。

日本企業の多くは評価基準として勤続年齢に重きを置いています。スキルはほとんど評価されないか、評価されてもその重要性はさほど高くない傾向があります。

そのため、優秀なエンジニアでも、入社年数が少ないと実力に見合った給与をもらえないケースが多いのです。

ITエンジニアとしての年収を上げるためのキャリアパス

前項で見たように、エンジニアが労働時間やスキルに見合った収入を得られるとは限りません。しかし、正しいキャリアパスを進んでいけば労働時間やスキルに見合った収入を得られるようになります。

代表的な正しいキャリアパスは以下の4つです。

  • 今の会社で経験を積む
  • 上流工程を担当する
  • 転職する
  • フリーランスになる

それぞれのキャリアパスについて解説します。

今の会社で経験を積む

まずは、今の会社で経験を積むことです。

プログラマーからSEまで経験し、少なくとも1つのプロジェクトを完結させましょう。エンジニアはスキルや経験が重視される仕事です。まずはスキルをつけて、自分の価値を高めてください。

仕事だけでなくプライベートの時間を自分に投資してください。資格取得や、ITスクールに通って業務で経験できない言語の経験を積むこともプラスになります。

もし今の会社でより実践的な開発やSEの仕事をやらせてもらえる見込みがないようでしたら、給与アップは考慮せずに他の会社へ転職することも検討しましょう。

上流工程を担当する

チャンスがあれば、積極的に上流工程を担当しましょう。上流工程とは、具体的には要件定義や基本設計、スケジュール作成などです。

上流工程を担当するには、さまざまなスキルが求められます。システムに対する理解やスキルはもちろん、クライアントとのコミュニケーションスキル、クライアントの要望を具体化するスキルなども必要です。チーム全体を見てスケジュールを作成し遂行する、マネジメントスキルも欠かせません。

上流工程を担当することで、これらのスキルを磨き、自分の価値を高めていきましょう。

転職する

ある程度の経験を積んだら、より高い給与が見込める会社へ転職しましょう。

転職の目安は3年です。最低3年はスキル・経験を積み、スキルと自信を身に付けたら転職活動を始めましょう。

転職時には、転職エージェントを活用すると便利です。自分の経歴と希望年収などの条件を提示し、エージェントに相談しながら希望に合う会社を見つけてください。

フリーランスになる

フリーランスとして独立することもキャリアパスのひとつです。

高い給与を支払ってくれる会社へ転職できたとしても、会社員である限り限界があります。
より多くの収入を得るには、フリーランスになり、自分で仕事を受注する方がより多くの報酬が期待できるでしょう。

あらゆる工程を経験し、顧客との交渉などもできるまで経験を積んだら、思い切って独立を視野に入れてはいかがでしょうか。

なお、フリーランスには安定した収入が見込めないというデメリットがあります。

会社員であれば毎月決まった収入を得られますが、フリーランスは違います。仕事ができないと判断されれば、契約を打ち切られ収入はゼロになるでしょう。

手前味噌ですが、弊社サービスITプロパートナーズでは、エンジニアの方向けにフリーランスの案件をご紹介させていただいています。

「フリーランスになることを検討しているけど、仕事がなかったらどうしよう。すぐに打ち切られたらどうしよう」と悩んでいる方は一度ご相談ください。

Javaの副業で稼ぐ方法!土日でできる副業案件はある?

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ITエンジニアとして年収1000万円を稼ぐために必要なスキル

スキルのあるエンジニアであれば、年収1000万円も夢ではありません。ここでは、エンジニアとして1000万円稼ぐために必要な以下の3つのスキルについて解説します。

  • 設計から運用までの経験値
  • ニーズのある言語の習得
  • 対人コミュニケーション

設計から運用までの経験値

まずは、設計から運用までの経験値です。設計から運用までの一通りの流れを経験しておくと、各フェーズで起こりうるリスクや要求などを予測し、対応できるようになるからです。

たとえばSIerの場合、設計から実際の運用、日々のメンテナンスやフォロー、そして機能向上(エンハンス)の対応など一通りの経験はあった方がいいでしょう。

Webエンジニアであれば、事業設計から開発、PMなどあらゆるポジションをこなせるフルスタックエンジニアが重宝されます。

特にフリーランスとして独立を考えている人は、限られた工程しかできないと安定した収入を得にくいでしょう。

逆に、多くの工程をハイレベルでこなせる人材であれば、年収1000万円を得ることも十分可能です。

ニーズのある言語の習得

ニーズのある開発言語を習得していると、1000万円以上稼ぐことも可能です。

IT業界の進化は早く、次々に新しいツールや開発言語が生まれます。その中でも現場で利用されることが多く、かつ習得者が少ない言語を扱えるエンジニアは、高待遇で現場に迎えられるでしょう。

最近ではGo言語やScalaなど、比較的新しい言語でのエンジニアが求められています。

企業勤めの場合、年収1000万円は難しいかもしれません。しかしフリーランスとして活躍できれば、年収が1000万円を超える可能性は高くなります。

対人コミュニケーション

対人コミュニケーションも大事なスキルです。

エンジニアはクライアントから要望や問題点をヒアリングし、そのソリューションを提案します。クライアントの要望とこちらからの提案に食い違いがあると、修正するために多くの工数がかかります。そうなると赤字を出してしまう可能性も高くなるでしょう。

クライアントの話を聞き取り、問題点の解決策をわかりやすく説明する対人コミュニケーションスキルは必須のスキルです。

また、プロジェクトを遂行するにあたっては、メンバーとも円滑にコミュニケーションをとる必要があります。

こういったステークホルダーと柔軟にコミュニケーションを重ね、多くの人から認めてもらえるようになることが、キャリアアップや独立に、ひいては年収アップに繋がります。

ITエンジニアの将来性と需要

最後に、ITエンジニアの将来性や需要について解説します。

2019年にみずほ情報総研株式会社が発表したIT人材需給に関する調査 調査報告書によると、2030年にはIT人材が最低で約16万人、最高で約79万人不足すると予想されます。

このことから、ITエンジニアは売り手市場が続き、将来性は十分にあるといえるでしょう。

しかし、将来性があるからといって安心することは避けるべきです。

すでに見てきたとおり、ITエンジニアの収入は経験年数や使用言語、職種などによって大きく変化します。稼げるITエンジニアになるためには、新しい技術やスキルを身につけ、より稼げる仕事ができるよう学び続ける姿勢を忘れてはいけません。

そこで注目したいのが、国が用意しているITエンジニア向けのスキルアップ制度です。

たとえば経済産業省では、第四次産業革命スキル習得講座(Re スキル講座)という制度が設定されています。これは、民間事業者が行っている社会人向けのハイレベルなIT教育訓練講座をRe スキル講座として認定し、受講料の最大70%を補助するなどの制度です。

こういった制度を積極的に活用し、スキルアップを目指すべきでしょう。

まとめ:エンジニアとして年収1000万円を目指すならフリーランスになろう!

ITエンジニアの平均年収は、一般的な平均年収と比較すると高い傾向があります。しかし、労働時間の長さや年功序列型の給与体系から考えると、そのスキルに対して十分な収入が得られるとは限りません。

そこで必要なのが、スキルアップや転職、フリーランスとしての独立です。

ITエンジニアは需要も将来性も高く、スキルや働き方によっては年収1000万円も可能な職種です。まずは今の会社で経験を積み、転職や独立でより稼げる道を探ってみてください。今回紹介した平均年収データやスキルパスが参考になれば幸いです。

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