IT業界の人材不足は嘘?噂される理由や真相、今後求められるスキル

こんにちは、ITプロマガジンです。

IT市場の拡大などもあり、IT業界はエンジニア不足・プログラマー不足など、人材不足の解消が大きな課題となってきました。しかしそれは本当なのでしょうか?

この記事ではIT業界が人手不足と言われている理由の真相や今後の展望などをデータを基に解説します。また、今後需要が見込まれるであろうIT系の分野や求められる人材になる為に必要なスキルまで紹介していきます。IT人材が不足すると言われている時代で稼げる人材になりたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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Contents

IT人材が不足してるって嘘?本当?

結論からいうと、IT業界の人材が不足していることは本当です。

むしろ現在の状況よりも、将来的な人材不足の方が深刻化する恐れもあります。まずはその背景や政府の対策、海外と比較した際の日本の現状などを解説します。

2023時点でのIT人材は30万人以上不足している

IT人材需給に関する調査では、2023年時点でIT人材が約33万人以上不足しているという試算結果が出ています。

需要に対して人材が集まらないために、多くの企業が少ないリソースでの事業を強いられています。

しかもこの数値は、過去と比べて増加しているという問題も。

経済産業省の行った2016年の調査「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2015年時点でのIT業界の人材不足は約17万人とされていました。

それがいまや30万人を超える規模で不足しているということから、人材が集まらない問題は改善どころか悪化しているといわざるをえません。

2030年にはIT人材不足はもっと深刻に

同じくIT人材需給に関する調査における上記のデータによると、2030年には最大で約79万人もの規模でIT技術者が不足するとされています。

単純計算で現在の2倍以上の人材が、ITの現場に足りないという事態が起こるかもしれません。
この規模になると解消することはより難しくなり、慢性的な人材不足が今後も続いていく可能性も考えられます。

このように政府の調査でもITの人材不足は問題視されていて、現状の改善と将来への支援が望まれるでしょう。

IT人材不足に対する政府の対策は?

上記の通り、IT業界における人材不足は深刻化が進んでいるので、経済産業省では下記のような対応を取っています。

  • より多様な人材(女性、シニア、外国人材)の活躍促進
  • 人材の流動性の向上(高付加価値領域への戦略的人材配置)
  • 個々のIT人材のスキルアップ支援の強化
  • IT人材への処遇やキャリアなど、“産業の魅力”の向上
  • 先端IT人材、情報セキュリティ人材、IT起業家などの重点的な育成強化

上記の通りあらゆる施策を考え実施を進めており、特に近年は外国人人材の採用においては積極的になっている企業も増えています。

また、未経験採用枠の拡大なども進めているので、未経験でもこれからIT業界に身を置きたいと考えている方にとってはチャンスであるといえます。

ITの将来性が尽きることのない5つの理由

海外と比較した場合の日本の現状は?

ヒューマンリソシア調査によると、国ごとのIT技術者数は以下のとおりです。

順位IT技術者数
1アメリカ409.3万人
2インド231.6万人
3中国227.2万人
4日本122.0万人
5ドイツ121.1万人
6イギリス100.6万人
7ロシア91.7万人
8ブラジル86.6万人
9韓国72.5万人
10フランス67.0万人
ヒューマンリソシア調査のデータより表作成

日本のIT技術者数は4位となっており、他の国と比較すると技術者の数自体は決して少ないわけではありません。

ただし、IT人材の増加率をみると日本は33位です。また、人口に占める技術者の割合は、0.97%の35位となっています。

IT人材が不足しているのはなぜ?5つの理由を紹介

IT人材が不足していることには、大きく以下5つの理由があると考えられます。

  • 理由①:IT技術者の高齢化
  • 理由②:IT市場の拡大
  • 理由③:ITの仕事にもたれているネガティブなイメージ
  • 理由④:IT技術の進化するスピードの速さ
  • 理由⑤:割りに合わない年収の低さ

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

理由①:IT技術者の高齢化

1つ目の理由は、IT技術者の高齢化です。

現在働いているIT技術者の高齢化が進んでいるため、定年退職などによって現場から人が去ってしまうという事態が起きています。ただでさえ少ないIT技術者が減少していることから、人材不足はより深刻化しているのです。

また、高齢化に加えて日本は少子化の問題も抱えているため、退職していく人と新しく入ってくる人のバランスが取りづらい現状も拍車をかける原因でしょう。そういった人材の高齢化と少子化の問題は、IT技術者の不足を進行させる大きな原因です。

理由②:IT市場の拡大

IT市場が年々拡大していることも、結果的に人材不足になる理由になっています。

ITの技術を使う事業や業界は数多く、いまや全く関係のない事業の方が少ないといえるでしょう。その市場拡大に人材の供給が追いついていないために、IT業界の技術者不足の問題がより大きくなってしまうのです。

近年はIoTやAIなど新たな分野の開拓と発展も進んでいて、その市場規模はまた広がりを見せています。

しかし人材の供給状況は変わっていないために、今後も人の不足に悩む企業が増えることになるでしょう。市場の拡大がメリットばかりにならない点は、IT業界特有の問題になっています。

理由③:ITの仕事にもたれているネガティブなイメージ

ITの仕事に根付いてしまったネガティブなイメージの存在も、人材不足の原因になっています。

いわゆる「新3K」と呼ばれる「きつい」「厳しい」「帰れない」という働き方のイメージが、IT業界に新規で参入する人材を警戒させる理由になっているのです。

人材不足が続いているために、ITの現場もコスト削減に追われてしまい、結果的により厳しくてきつい環境が出来上がってしまいます。

現状がそんな負のスパイラルにあるために、人材不足はより深刻化することになるでしょう。ITの仕事に持たれているネガティブなイメージをどう払拭するのかが、今後の課題になることは明白です。

理由④:IT技術の進化するスピードの速さ

IT技術の進化するスピードが速すぎることも、人材不足を招く原因になっています。

新しいシステムやアプリは日々誕生・進化していて、IT技術者はそういった変化についていかなければなりません。日常的に勉強が必要となるため、その努力が困難となって挫折してしまう人も多いです。

勉強の対象となる分野もその進化によって広がっていて、Web、アプリ、クラウドなど、習得していくべきスキルは増えています。今後も新しいIT革命が起これば、また技術者に負担がかかることになるでしょう。

また、IT技術の進化のスピードによって、せっかく業界に入ってきた新人が辞めてしまう可能性が高い点も、人材不足を引き起こしています。

理由⑤:割りに合わない年収の低さ

IT業界は、仕事の内容に見合わない年収の低さも問題視されています。

大手の企業や波に乗っているベンチャー企業では高待遇も見られますが、まだまだ多くの職場がIT技術者を低賃金で扱う傾向があります。特にIT業界に途中参戦した別業界の会社や大手企業の下請けをしている会社は、IT技術者の賃金を安く抑えることを当たり前としていることもあるのです。

そういった年収の低さが浮き彫りになると新規でITエンジニアを目指す人は減り、結果として人材不足が加速するでしょう。

しかしながら、IT業界の年収の低さは高単価な案件を紹介するエージェントなどの台頭によって、改善は進んできています。そのためIT技術者自身が現在の報酬で納得するのではなく、積極的に自分の仕事に見合った賃金を求めていくことが重要になるでしょう。

ITエンジニアの平均年収は?低いと言われる理由や給料アップのコツ

IT人材は数だけでなく「人材の質」も問題視されている

IT人材は数の不足に焦点が当てられる場合が多いものの、人材の質も重要です。IT人材として必須のスキルや知識を身につけるだけでなく、自分の強みも作りましょう。

ほかのIT人材と異なるスキルや知識があれば、市場価値が高いエンジニアとしてより幅広く活躍できます。例えば、需要がある言語を複数習得しておくと企業から重宝されるでしょう。

今後稼げるであろうプログラミング言語は以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

今後さらに高い需要が見込まれる7つの分野・職種

上述のようにIT人材が不足しているなか、IT業界には市場拡大によって今後ますます需要が高まると見込まれている分野があります。そのなかから代表的な7つの分野について紹介します。

1.クラウドサービス

上述のようにIT人材が不足しているなか、IT業界には市場拡大によって今後ますます需要が高まると見込まれている分野があります。そのなかから代表的な6つの分野について紹介します。

経済産業省の「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」によると国内において2017年時点ではGCP、AWS、Azureなどのクラウドサービスを利用している企業は54.2%となっていますが、今後ますます利用企業が増え市場が拡大すると考えられています。

クラウドサービスを利用するにあたり、ユーザー側にも使いこなす知識と技術が必要です。特に、クラウド利用においてセキュリティの強化が重要な課題です。情報漏洩やプライバシー侵害などは決して起こしてはいけませんが、人材不足に陥ると事故も起こりやすくなります。そこで十分な人材を確保したいと考える会社が多いようです。

クラウドサービスを扱うIT人材としては、クラウドエンジニアがあげられます。求人ボックスによると、正社員のクラウドエンジニアの平均年収は597万円です。主要なクラウドサービスとしてはAWS、Azure、GCPなどがあるため、それぞれに対応できる知識と技術を身につける必要があります。

クラウドエンジニアはやめとけ・きついと言われる6つの理由と実態

2.AI・機械学習

世界的に起きている第4次産業革命のなかで、AI(人工知能)は産業に大きな変革をもたらしました。今後もますます、市場が拡大していくといわれています。

医療業界や物流業界、製造業界、金融業界、自動車業界をはじめ、今や私たちの日常のさまざまなところでAIは応用されています。また、コンピュータに経験を通して学習させる機械学習の分野も注目されています。AI・機械学習は注目度の高い分野だけに、多くの人材が必要となっています。プログラマーやシステムエンジニアにとってはAI・機械学習のスキルは取得すべきものだといえます。

AI・機械学習を扱うIT人材としては、たとえばAIエンジニアがあげられます。求人ボックスによると、正社員のAIエンジニアの平均年収は600万円です。AIエンジニアになるには、Python、C++、R言語などの知識が求められます。

AIエンジニアの年収は?ケース別の給料相場や年収が高い理由

3.データ分析・解析

ビックデータを分析・解析しビジネスに活用する分野も注目が集まっています。

インターネットには膨大なデータが蓄積されています。このビックデータを分析・解析し、ビジネスの意思決定者をサポートするのがデータサイエンティストであり、データを使ってビジネスの課題を解決することで会社の利益に貢献します。求人ボックスによると、正社員のデータサイエンティストの平均年収は696万円です。データサイエンティストとして必要な言語は、Python、SQL、Goなどです。

ITにもビジネスにも高い知識を必要とすることから、十分なスキルを持つ人材の育成が望まれるところです。

機械学習エンジニアの将来性は?今後の需要や必要スキルも紹介

4.ロボット開発・利用

産業用ロボットや介護ロボット、サービス業に従事するロボットなどの開発やメンテナンスを行うエンジニアの需要も高くなっています。背景にはもちろん、高齢化社会にともなう労働力の減少や福祉の問題があります。

IT系のエンジニアは社会の根幹に関わる大切な仕事ですが、特にロボットの開発・運用は社会貢献のうえでも重要な分野となっていくでしょう。

ロボット開発・利用ができるIT人材としては、たとえばロボットエンジニアがあげられます。求人ボックスによると、正社員のロボットエンジニアの平均年収は472万円です。ロボットエンジニアになるには、C++、Java、Pythonなどを習得する必要があります。

5.IoT

モノとインターネットをつなぐIoT(Internet of Things)の技術者も多く必要とされています。今やデジタルカメラやスマートスピーカー、さまざまな家電、電気やガスのスマートメーター、自動車など、生活のなかで使用されるものまでIoTが取り入られているのです。

IoTの市場は拡大の一途であり、専門性を持つことはこれから強みになっていくと考えられます。なお、IPA情報処理推進機構「IT人材白書2020」のアンケートによると、IoT、ビッグデータ、AI関連サービスの人材の質について、39.5%の企業が不足していると回答しています。

IoTを扱うには、たとえばPythonの知識や技術が必要です。Pythonエンジニアの年収は、400~600万円程度となっています。

6.セキュリティ

インターネット社会で常に重要視されるのがセキュリティの問題です。

今や多くの人が当たり前のように毎日、プライベートや仕事でインターネットを利用したり、IoT技術で暮らしのさまざまなものがインターネットにつながったりするなか、情報漏洩や不正アクセスは避けなくてはいけない課題です。

セキュリティについて豊富な知識を持ち、解決のための技術力がある人材はどの業界の会社にとっても確保したいものとなっています。

セキュリティに関するIT人材としては、セキュリティエンジニアがあげられます。求人ボックスによると、正社員のセキュリティエンジニアの平均年収は596万円です。セキュリティエンジニアとして働くには、C言語やC++言語などの知識や技術が求められます。

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7.マネジメント・コンサルティング

マネジメントは、業務やプロジェクトを適切に進行できるよう管理することです。一方、コンサルティングは、クライアントの業務やプロジェクトの課題を見つけて改善のためのアドバイスをします。ITの分野においても、マネジメントやコンサルティングはビジネスを成功させるために重要です。

マネジメント・コンサルティングのIT人材としては、たとえばプロジェクトマネージャーがあります。求人ボックスによると、正社員のプロジェクトマネージャーの平均年収は644万円です。プロジェクトマネージャーになるためには、プロジェクトを円滑に進めるうえでの進行管理能力やコミュニケーション能力、課題解決力などのスキルが必要になります。

IT業界で活躍できる人材になるための役立つスキル・知識

よりよい条件で働くためには、身に着けたいスキルがあります。IT業界で必要なスキルや知識について見ていきましょう。

プログラミング言語スキル

プログラマーでなくとも、IT業界で活躍するためにはWebの仕組みについて、知識を身に着けておく必要があります。特にいくつかの言語は覚えておくべきです。たとえばHTML、Java、C言語、Python、PHP、JavaScriptなどです。

関わるプロジェクトによって使用する言語は異なるので、応募をする際は求人の詳細をしっかりとチェックしてみてください。

特定分野への理解

IT業界でも、通信インフラ業界やインターネット業界、ソフトウェア業界、情報処理サービス業界など、いくつか分野があります。

ITのサービスを提供するのか、製品を開発するのかなど、提供するものによっても業務内容は異なります。特定分野について理解を深めることは、エンジニアとして働いていくために必要なポイントの1つです。

ITアーキテクトスキル

幅広い企業がIT戦略を必要としているなかで、ITと経営の双方の側面から提案をするためのITアーキテクストスキルは、これからますます必要とされると考えられます。

ITアーキテクストの主な業務は、企業経営やマネジメントの視点も備えながらシステムを設計することにあります。ビジネスとITの課題を分析し、最適なソリューションを構築していきます。

PMスキル

IT業界でスキルアップを目指すのであれば、プロジェクトマネージャー(PM)としての管理能力を身に着けるのも手です。

各スタッフの業務内容と進行をまとめるタスク管理や、クライアントからの要望の聞き取り能力、スタッフへの指示の伝達能力などが求められます。タスク管理は常に変更の可能性があるので、柔軟に対応できる力も大切です。PMスキルを身に着けることは、エンジニアとしての収入アップにつながります。

マーケティング・セールススキル

企業の自社サイトやリスティング広告などを作成する際に、コンバージョン率(CVR)を高めるための、マーケティングの能力がある人材も多く求められています。

また、システムやアプリを構築するだけではなく、そのシステム・アプリを販売しアフターサービスも行えるセールススキルがある人材も、今後ますますIT業界で活躍すると考えられています。

ヒューマンスキル

IT業界で活躍するには、人間としての基本的なスキルも重要です。たとえば、さまざまな相手とやり取りしながら業務を進めるうえでは、コミュニケーション能力が欠かせません。また、大きな課題を解決するためには、粘り強さや向上心も必要です。

ロジカルシンキング

ITに関わる業務では、論理的に考えるべき場面が多いです。IT人材には、物事を整理して考えるロジカルシンキングのスキルが求められます。ロジカルシンキングができれば、目の前で課題が発生しても冷静に原因を追求して解決を目指せます。

サービス関連スキル

ITの活用で事業を変化させるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるITサービスマネジメント(ITSM)のスキルを持つことも、IT業界で活躍するための強みとなります。

ITSMでは顧客の事業活動を理解し、ITサービスを継続的に提供します。そのため、ITに関する知識以外にもビジネスマネジメントや顧客対応など、幅広い知識が求められます。

IT分野未経験・初心者が必要なスキル・知識を身に着ける方法

IT業界の課題としては、単純に人が足りていないという面以外に、実際に活躍できるスキルと知識を持った人材が少ないという面もあります。どのようにしてスキルや知識を身に着けていけばよいのでしょうか。

実務経験を積む

高いスキルを身に着けていくには、常に新しい情報に触れられるIT系の会社で働いて実務経験を積むことが近道です。ITの技術だけではなく、チームのなかでの動き方や、マネジメントの方法など、先輩を見ていて学ぶことは多くあります。

また、「副業としてITの実務経験を積む」「一般企業のなかでもシステム担当の部署に異動をする」という方法で、スキルを磨いていくこともできます。

スクール・セミナーに参加する

プログラミングやWebデザインなどをスクールでしっかりと基礎から学ぶのもよいでしょう。また、セミナーや研修に参加してIT業界で既に活躍しているプロの話を聞いたり、指導を受けたりすることも成長につながります。

スクールやセミナーは費用がかかるというデメリットはありますが、お金を払っている分、熱心に勉強しようという気持ちにもなります。また、スクールでは分からないことを直接講師に聞けるので、疑問をそのままにしてしまうことがありません。

独学する

関連書籍や動画、Webサイトを参考に自分でスキルを身に着けることも可能です。

費用が最小限で済み、自分の空いた時間を有効活用できるという点では独学もメリットがあります。書籍も豊富に出版されている他、Web上でも関連サイトや動画を見つけることが可能です。

ただし、パソコンやシステムに関する素養がない状態で覚えるには時間がかかります。また、「上級者からのフィードバックが受けにくいのでなかなか上達しにくい」「最新の情報が手に入りにくい」という面はあります。

資格を取得する

初心者がIT分野のスキルを身につけるには、資格取得を目指すのもおすすめです。たとえば、国家試験であるITパスポートを取得すると、ITの基礎的な知識があると証明できます。また、基本情報技術者の資格は、エンジニアやプログラマーに求められる知識を証明するために役立ちます。

エンジニアに資格は必要?取得メリットとおすすめ資格ランキング

ITスキルを習得できるおすすめスクール・学習サイト5選

ここでは、ITスキルの習得を目指す際に活用できるスクールや学習サイトを紹介します。

プログラミングスクール

プログラミングスクールなら、初心者でも安心してITスキルの習得を目指せます。おすすめのスクールを紹介します。

1.TechAcademy

引用元:TechAcademy

TechAcademyは、オンラインで学習を進めるプログラミングスクールです。現役のエンジニアから最新の知識や技術を学べます。学習を終えた後は仕事を紹介してもらえるため、副業をしたいと考えている人にも向いています。

2.CodeCamp

引用元:CodeCamp

CodeCampは、現役エンジニアからマンツーマンで知識や技術を学べるオンラインのプログラミングスクールです。IT研修のために導入している企業も多いです。さまざまなコースが用意されており、自分の目的に応じて選択できます。

3.INTERNET ACADEMY

引用元:INTERNET ACADEMY

INTERNET ACADEMYは、通学またはオンラインでITスキルを習得できるプログラミングスクールです。ライブ授業、マンツーマン授業、オンデマンド授業の3タイプがあり、各コースではITに関する幅広い内容が網羅されています。

学習サイト

独学でITスキルを身につけたい場合は、学習サイトを利用すると便利です。おすすめの学習サイトを紹介します。

4.プロゲート

引用元:プロゲート

プロゲートは、初心者でも楽しみながらプログラミングを学べる学習サイトです。登録すれば、開発環境がなくてもすぐにプログラミングの勉強を始められます。一部の内容は無料で勉強できるため、まずは試してみるとよいでしょう。

5.ドットインストール

ドットインストールは、3分の短い動画でプログラミングを学べる学習サイトです。基本的には動画を見ながら学習を進めますが、プレミアム会員になると疑問点を現役エンジニアに質問できます。

ITスキルを習得する際に知っておきたい経済産業省の取り組み

経済産業省は、新しくITスキルを習得する人向けに「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」を設けています。

経済産業省が認定したスクールで学習すると、最大で受講料の70%が支給される仕組みです。ITスキルの習得を目指す際は、学ぼうとしているスクールが認定されているか必ず確認しましょう。

IT業界でキャリアを築くメリット

ITスキルを身につけてキャリアを築けば、さまざまなメリットを得られます。ここでは、IT業界でキャリアを築くメリットを解説します。

自由度の高い働き方ができる

IT業界は、全体的に働き方の自由度が高いです。具体的には、フレックスタイム制度を導入している企業やリモートワークを認めている企業が多い傾向があります。また、髪型や服装に制限がない企業も多いため、自分らしさを活かして働くことが可能です。

リモートワーク・テレワークできる職種12選!在宅勤務に必要なスキルとは

スキルや職種次第で高収入が得られる

IT業界は今後ますます盛り上がる可能性が高く、高収入を期待できます。現時点では仕事の内容に年収が見合っていないケースもありますが、ニーズのあるスキルや職種を見極めれば高収入を目指すことは十分可能です。

そのためには自分がどうなりたいかイメージしたうえで、キャリアを築く必要があるでしょう。

フリーランスとして独立もしやすい

IT人材としてある程度以上の経験を積めば、フリーランスとしての独立も目指せます。もちろん、努力は必要ですが、フリーランスになれば働き方の自由度はさらに高まるでしょう。すでにフリーランスとして活躍しているIT人材は多いため、働き方の選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

フリーランスエンジニアになるには?具体的な流れと最適なタイミング

IT人材不足時代に稼げる人材になるためのポイント

IT業界は人材不足のため、豊富な案件から仕事を選ぶことが可能です。しかし、何もスキルがなければ思い通りの仕事に就くことはできません。IT業界で稼げる人材になる方法について解説します。

専門スキルを磨く

IT業界で必要とされる人材となるには、強みとなる専門的なスキルを磨くことが重要です。

一口にIT業界といっても、以下のように仕事の分野は多岐にわたります。

  • ゲーム
  • SNS
  • インターネット広告
  • SEO・コンテンツマーケティング
  • 企業・行政の基幹システム開発・運用
  • 医療・研究用システム開発・運用
  • ロボット
  • AI
  • クラウド
  • データサイエンス

そのなかで専門分野を定め、徹底してスキルを身に着けることで、よりレベルの高い仕事を得ることが可能となります。

見込みのある分野を選ぶ

時代のニーズにマッチする分野に進むことは、収入アップや将来的な活躍にもつながります。たとえば現在では、以下のような職種が先端IT人材とされ、高収入の案件が多い状況です。

  • AIエンジニア
  • IoTエンジニア
  • ビッグデータエンジニア
  • クラウドエンジニア

ITのトレンドは日進月歩で変化し、それにともない社会が求めるものも変化します。常に時代のニーズをくみ取り、見込みのある分野をチェックしておくことは、IT業界で働くうえで重要です。

これから需要が増える仕事・将来性のある仕事15選【2023年版】

幅広い分野のスキル・知識を積む

特定分野のスペシャリストもよいのですが、さらに他のスキルと掛け合わせができると、大きな強みとすることができます。

たとえば、「クラウド×セキュリティ」「データサイエンス×Web」などです。先ほども紹介しましたが、経済産業省では先端ITスキルを学べる「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」を実施し、先端ITスキルを身に着けた人材の育成を行っています。他にも、民間で行っている研修などを利用して先端ITを学び、以前から持っているスキルと掛け合わせ、強みとするのも手です。

キャリアアップを意識する

IT人材として稼ぐには、単に目の前の仕事に取り組むだけでなく、キャリアアップも意識しましょう。たとえば、エンジニアとして経験を積めば、マネジメントの仕事もできるようになります。キャリアアップすると責任も増えますが、その分だけ高収入を得やすくなります。

まとめ

クラウドやAI、IoTなど次々と新しい技術が生まれ市場が拡大していくなか、優秀な人材の育成はIT業界の急務となっています。

IT業界というと以前は長時間労働のイメージもありましたが、働き方改革もありIT業界も以前に比べ働きやすい環境が整ってきました。また、スキル次第では高収入も望めるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

ITプロパートナーズでは、エンジニアとしてよりスキルアップ、収入アップができる案件を取り揃えています。サポート体制を充実させ、安心して働ける環境を実現しています。IT業界で活躍したい方はぜひご利用ください。

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