組み込みエンジニアの需要と将来性って?

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ITプロパートナーズ 代表エージェント 木村 直人

ITプロパートナーズ 代表エージェント 木村 直人

「すべらない起業論」編集長であり、エンジニアの起業・独立・フリーランス支援のプロエージェント。大手損害保険会社を経て、I&G Partners(現アトラエ)入社。成功報酬型求人サイト「Green」の立ち上げから関わる。その後、「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を立ち上げる。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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こんにちは!

ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズの木村です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。
こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

さて、ITシステムと言われると、みなさんはなにを思い浮かべるでしょうか。

コンビニなど小売業では欠かせないPOS(販売時点情報管理)システムや、銀行の勘定系システムのようなものをイメージする方が多いかもしれません。

あるいは、通販サイトなどのWebサイトを思いつく人もいるでしょう。

POSシステムや勘定系システムの場合、システムインテグレーターに勤務するシステムエンジニアたちが開発の主体です。

では、POSシステムを構成するレジスターや、勘定系システムに繋がったATMそのものが持っているプログラムを作っているのは誰でしょうか?

その答えとなるのが、組み込みエンジニアです。

今回は普段あまりフォーカスされないけれど、実は奥深い組み込みエンジニアについて見ていきたいと思います。

そもそも組み込みエンジニアとは?

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組み込みエンジニアについてお話しする前に、組み込みシステムについて確認しましょう。

上で触れた通り、POSシステムを構成するレジスターや、勘定系システムに繋がったATMにもプログラムが仕込まれています。

レジスターならば、バーコードを読み取ってPOSシステムに転送する機能や、お客様から受け取ったお金と商品の値段の差額、つまりお釣りを計算して画面に表示する、という機能があります。

これらの機能はプログラミングされた機能です。ATMはもっと分かりやすいですよね。

タッチパネルの制御を見て、プログラミングされたものだと思わない人の方が少ないでしょう。

このような個々の機器を動かすため機器に組み込まれたシステムを、組み込みシステムと呼びます。

ちなみに、組み込みシステムのことを海外では、Embedded(埋め込まれた) systemと言い、日本でもそのままエンベデッドシステムと呼ぶこともあります。

そして、その組み込みシステムの開発を行うのが組み込みエンジニアなのです。組み込みシステムはいたるところにあります。

レジスターやATM以外にも電子レンジや炊飯器、洗濯機、TVなどなどの電化製品、カーナビはもちろん、車本体でも組み込みシステムが動いていますし、自動販売機や駅の改札でも組み込みシステムは動いています。

それから、パチスロ台やゲーム機、場合によってはスマートフォンも組み込みシステムに加えることもあります。

20世紀の日本で生きていて、組み込みシステムにお世話にならない日はないと言えます。

組み込みエンジニアの現在の需要って?

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さて、組み込みシステムについて理解できたところで、本題の組み込みエンジニアの需要について見ていきたいと思います。

まずはっきり言えるのは、様々なところで組み込みシステムが動いているため、組み込みエンジニアのニーズ自体は決して低くありません。

その一方で、組み込みシステムを自認しているエンジニアの数は非常に少ないです。

どれくらい少ないか、情報処理技術者試験の受験者数を見れば一目瞭然です。

情報処理技術者試験について、ITエンジニア特にシステムエンジニアであればご存知かと思いますが、そうではない方も多いかと思いますので、少し説明いたします。

情報処理技術者試験について

情報処理技術者試験とはITエンジニア(特にシステムエンジニア)の能力を認定する国家資格です。

難易度によってレベルが1~4まで分かれており、最高難度のレベル4は、俗に高度情報と呼ばれるのですが、この高度情報は分野ごとに8種類の試験に分かれています。

その8種類の中に、組み込みエンジニアとしての技術力を認定する「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」というものがあります。

この試験、年に一回あるのですが、受験者数は5000人前後で推移しています。

同じ8種類の中でも比較対象にされやすく、やっぱり年に一回しかない「データベーススペシャリスト試験」や「ネットワークスペシャリスト試験」が毎年20000人前後の受験者数であるのに対して、たった四分の一です。

組み込みエンジニアが少ない理由

組み込みエンジニアの少ない原因として、よく指摘されるのは、若手の成り手が少ない点です。

システム関連の仕事というと、やはりPOSなどの大規模システムやWebサイトなどのイメージを持つ方が多いでしょう。

そもそも組み込みシステムが当たり前過ぎるために、その存在に気が付いていなかい方もいるかもしれません。

結果、組み込みエンジニアの仕事にも気が付かず、WebデザイナーなどになったというITエンジニアも少なくないでしょう。

また、組み込みシステムのことを知っていても、「IT業界といえば、花形はやっぱりシステムインテグレーター(SIer)。組み込みは地味な日陰の存在」と考えてしまう方が多いようです。

もう一つ、組み込まれたシステムでよく使われるプログラミング言語がC言語系(C/C++)というのも若者が組み込みエンジニアを敬遠する理由になっているようです。

かつて、90年代くらいまでは、最初に学ぶプログラミング言語としてC言語が鉄板でしたが、2000年代以降のいまどきの若手ITエンジニアが最初に学ぶ言語はJavaが圧倒的に多数派です。

C言語といえば、「詳しくは知らないけれど、ハードウェアリソースのことも意識する必要があって、Javaより難しいらしい。そもそも、オブジェクト指向でないとか無理(※実際は、C++に拡張されたことでオブジェクト指向言語となっています)」という勝手なイメージを持っている若手が少なくありません。

結果、C言語バリバリの組み込みシステムには関わりたくない、という若手が多いのです。

需要に対して完全な供給不足が起きているのが、今の組み込みエンジニアの状況です。

組み込みエンジニアの将来性って?

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「現状は分かったけれど将来はどうなるの?」と気になっている人も多いでしょう。

そこで、さらに今後の組み込みエンジニアについて考えていきます。

組み込みエンジニアの需要は増えていく

結論から言うと、組み込みエンジニアの需要は増えていくでしょう。

なぜなら、ありとあらゆるものをインターネットにつなげることで、より便利な社会にするというIoT(Internet of Things)がもてはやされていますが、IoTを実現するためには、ありとあらゆるものにインターネットに接続するためのシステムを組み込んでおく必要があります。

また、新たな技術・新たな産業の登場に合わせて組み込みシステムは進化し、ニーズが増えています。

例えばドローン、姿勢維持やプロペラの回転数の制御などに組み込みシステムが必要です。

各種ロボットにも姿勢制御やセンサー類など、電化製品と比べ物にならない高度な組み込みシステムが組み込まれています。

今までも、自動車に組み込みシステムが実装されていましたが、自動運転技術の実現のために、より複雑な組み込みシステムが必要になっています。

また、AI・ビックデータのために各種機器にセンサー類を取り付けてデータ収集することも増えてきました。

ということは、各機器に取り付けたセンサー類を機能させるための組み込みシステムが必要となりますよね。

このように、今後、組み込みエンジニアのニーズは下がるどころか上がっていきそうです。

ところが、ITエンジニア=システムインテグレーションやWeb、と思い込んでいる人が多く、そのイメージが正される気配がまったくないため、成り手が少ない、という構図は変わらないでしょう。

需要に対する供給不足は解消されるどころか、さらに拡大していくのではないかと思われます。

まとめ

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今回は、組み込みエンジニアについて見てきました。

私自身、組み込みエンジニアには無限の可能性があるように感じており、成り手が少ないことに少々、寂しさがあります。

また、組み込みエンジニアの職場は、基本的には堅実にモノを作っている会社、メーカー系企業が多いため、他の人より年収が頭一つ分飛び出ている、という話はあまりありませんが、頭一つ分低いという話も聞かないです。

今回のエントリを読んで、組み込みシステムって面白そうだな、と思えた方がいれば幸いだと思います。

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