フリーランスのSEOコンサルは稼げる?必要スキルや案件の取り方

こんにちは、ITプロマガジンです。

近年、Webマーケティングを行うほとんどの企業がSEO対策に取り組んでいることもあり、SEOコンサルタントの需要は高まっています。優秀なプロの力を借りたいと考える企業も多いので、SEOコンサルはフリーランスとしても活躍しやすい職種です。

しかし、フリーランスのSEOコンサルとして案件を受注し稼いでいくには、相応のスキルや経験、案件獲得力が必要です。逆に言えば、高いスキルレベルと案件獲得経路を持つSEOコンサルは、独立することで大幅に年収を上げられます。

本記事では、フリーランスSEOコンサルタントの案件獲得方法や単価相場、求められるスキルについて解説します。具体的な案件例や高収入を得るポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

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Contents

SEOコンサルタントとは

SEOコンサルタントとは、SEO(検索エンジン最適化)の専門家として、Webサイトの集客アップ・売上の最大化を実現させる職業です。

そもそもSEOとは、Googleなど検索エンジンでのキーワード検索で、Webページをなるべく上位に表示させるための施策や戦略を指します。関連Webページが上位に表示されればされるほど、自社のWebサイトに流入してくる訪問者数が増え、資料請求や会員登録などの目的の達成につながります。

SEOコンサルの主な役割・仕事内容は、以下の通りです。

  • キーワードリサーチ
  • Webサイト・コンテンツの最適化
  • 競合分析
  • パフォーマンス分析
  • SEO戦略の策定と実行
  • クライアントとのコミュニケーション

上記のようにSEOコンサルタントは、企業のSEO戦略の成功を幅広くサポートする役割を持っています。市場分析や戦略の策定だけでなく、施策を実施した後のパフォーマンスを管理し、最適化していくのも重要な仕事です。

フリーランスSEOコンサルタントの働き方

フリーランスのSEOコンサルタントの働き方は、会社員のSEOコンサルタントとは異なり、クライアント企業と直接契約するケースがほとんどです。雇用契約ではなく、案件単位で報酬を得る業務委託契約となります。案件ごとで決められた期限までに目的を達成したり、成果を出すことが求められます。

フリーランスの場合、会社員SEOコンサルタントとは異なり、働く時間・場所の自由度が高いケースが一般的です。フルリモートで対応可能な案件も多く、ワークライフバランスを重視した働き方もできます。

一方で、案件の受注や請求書のやり取り、税金などの事務手続きも全て自身で行う必要があります。冒頭でお伝えしたとおり、安定して仕事を受注していくには、専門的なスキルや経験、そして案件獲得のための営業力も求められます。

営業スキルに自信があれば、自分でクライアントと直接交渉して案件を獲得できますが、営業が苦手な場合はフリーランスエージェントを使って案件を受注するフリーランスも多いです。

なお、SEOコンサルに限らず、Webマーケティングフリーランスについての働き方や案件を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

フリーランスWebマーケティング案件の種類ごとの単価相場

フリーランスWebマーケティングは稼げる?なり方や年収、案件例

フリーランスSEOコンサルタントの平均収入・単価相場

弊社ITプロパートナーズに掲載されているSEO関連のフリーランス向け案件では、月額単価50万〜90万円、時給単価3,000〜5,000円が相場です。年収に直すと600万〜1,080万円程度になります。

実態として、豊富なスキルや知見を持っているベテランのフリーランスSEOコンサルタントは、年収2,000万円以上稼いでいる人も存在します。

フリーランスのSEOコンサルタントの場合、独立するまでに培った経験年数や実績が収入に大きな影響を与えます。加えて、継続的に案件を獲得できるかどうかも収入を左右する要素です。

さらにSEOコンサルタントの仕事には、コンテンツSEOやテクニカルSEOなどさまざまな種類があり、対応できる範囲によっても単価・収入が変わります。案件の具体例は、次の項目で詳しく紹介します。

フリーランスSEOコンサルタントの案件の種類と実例

フリーランスSEOコンサルタントの案件の種類は、以下の通りです。

  • オウンドメディアなどコンテンツSEO
  • 大規模データベースサイトなどテクニカルSEO
  • 戦略設計・コンサル

基本的には、下にいくにつれて案件単価が上がっていく傾向にあります。以下、それぞれの案件の種類・実例を紹介します。案件例はITプロパートナーズの実例です。

オウンドメディアなどコンテンツSEO

コンテンツSEOとは、オウンドメディアなどのコンテンツを最適化して、検索エンジンの検索結果で高いランキングを獲得するための戦略です。キーワード調査や高品質なコンテンツ作成など、さまざまな業務を行います。

オウンドメディアなどコンテンツSEOの案件例は以下の通りです。

こちらはオウンドメディアにおけるSEOディレクターの案件です。基本リモート・一部出社であり、想定月収と週の稼働は以下のようになっています。

  • 想定月収:〜40万円
  • 週の稼働:1日~3日

業務範囲は、コンテンツSEOの上流(戦略策定、企画)からディレクションまでです。toB向けメディアのコンテンツSEO経験や、メディアをグロースさせた経験など、幅広いスキル・経験が求められます。

大規模データベースサイトなどテクニカルSEO

大規模データベースサイトなどテクニカルSEOとは、ECサイトや不動産サイト、求人サイトなど大規模なデータベースサイトにおけるSEO対策を行う施策です。自社のWebサイトにクローラーが回ってきた際に、情報を正しく収集、インデックスしてもらう必要があり、コンテンツSEOと比較してよりテクニカルな知識が求められます。

大規模データベースサイトなどテクニカルSEOの案件例は以下の通りです。

こちらはパーソナルジム事業におけるSEO改善の案件です。フルリモート案件で、想定月収と週の稼働は以下のようになっています。

  • 想定月収:〜70万円
  • 週の稼働:2日~5日

コンテンツSEOも業務内容に含まれますが、検索エンジンに対してのテクニカルSEOを通して、「サイト経由での自然発生リード数の増加」をゴールとしています。toC商材でのSEO経験や、テクニカルSEOとコンテンツSEO双方での設計から実行まで担当した経験が必須です。

戦略設計・コンサル

戦略設計・コンサルでは、マーケティングに関するSEOの戦略設計・立案や、コンサルティングなど、上流業務を担当します。この工程の案件を受注するには、高度な専門性や経営視点などが必要で、CMOレイヤーに近いスキルセットが求められます。

戦略設計・コンサルの案件例は以下の通りです。

こちらは複数サービスを展開する企業にてSEOコンサルタントを募集している案件です。想定月収と週の稼働は以下のようになっています。

  • 想定月収:〜80万円
  • 週の稼働:5日

Webマーケティングのサポートや成長戦略・プロモーション戦略の立案など、幅広い業務を担当します。SEOの外部対策と内部対策に関する業務・経験と、ソリューション系商材のコンサルティング経験(いずれも2年)が必須です。

フリーランスのSEOコンサル案件をもっと閲覧したい方は以下からお気軽にチェックしてください。

フリーランスSEOコンサルタントに必要なスキル・経験

実際にフリーランスのSEOコンサルタントとして働いていくにはさまざまなスキルが必要です。ポイント別にご紹介します。

SEO基本業務での実務経験

フリーランスのSEOコンサルタントに必須なスキル・経験として、SEOにおける一定の実務経験が挙げられます。ある程度育成の余地がある会社員と異なり、フリーランスは基本的に即戦力を前提としているためです。少なくとも以下の業務での実務経験が必要になります。

  • キーワード調査・設計
  • 検索パフォーマンス分析・改善
  • コンテンツ企画・制作
  • 各種ディレクション

例えば、会社員としてSEOコンサルタントの実務経験があれば、フリーランスのSEOコンサルタントとしてスムーズに案件を獲得できるでしょう。上記のような経験がなくても、自分のブログや副業でSEOの成果を出した実績など、即戦力としてのスキルを証明できる材料があれば案件獲得できる可能性もあります。

Webサイト制作・UI/UX改善の知見やスキル

Webサイト制作・UI/UX改善の知見やスキルも、フリーランスのSEOコンサルタントとして活動するうえで必要です。コンサルタントはさまざまな提案をする立場であり、エンジニアなど現場の人々に指示を出すために、Webサイト制作の知見が求められます。

UI/UX改善の知見も同様で、デザインを改善して、Webサイトのパフォーマンスを向上させるために必要です。UI/UXに関する知見は、競合サイトを分析する際にも役立つため、SEOコンサルタントとしてより評価されやすくなります。

コンテンツ制作・改善のスキル

Webサイトに掲載する記事や動画、画像などのコンテンツを制作・改善をするスキルも必要です。SEOでは、Webサイトの技術面だけでなく、掲載するコンテンツの質も重要とされています。良質なコンテンツは、ユーザーにとって価値があり、検索エンジンにも評価されやすくなるためです。

検索パフォーマンスを向上させるためには、既存のコンテンツを定期的に分析し、改善点を見つけることが重要です。さらにSEOコンサルタントとして、実務を担当するクリエイターと連携するには、SEOコンテンツ制作についての知識が求められます。

情報収集力

情報収集力も、フリーランスのSEOコンサルタントに必要なスキルです。SEOは、検索エンジンのコアアップデートや技術の進化により絶えず変化する分野です。以前の手法が古くなってしまうことも珍しくなく、変化にスムーズに対応するためには、常に最新の情報をキャッチする必要があります。

例えば、業務に直結するSEO市場の変化はもちろん、他のビジネスの市場動向や競合の動きなどさまざまなトレンドを理解しつつ分析します。情報収集力に優れていれば、クライアントへの的確な提案や、SEOのパフォーマンス向上につなげやすくなるでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も重要です。クライアントに提案をする際は、SEOの技術的な内容を分かりやすく説明しつつ、その重要性を理解してもらう必要があります。

クライアントだけでなく、エンジニアやクリエイターなどプロジェクトメンバーとの連携の際にも、コミュニケーション能力が求められます。例えばコンテンツの質を向上させるために、ライターやデザイナーと連携し、SEOの要件を理解してもらうなどのケースです。

新規クライアントを獲得するために、自分のサービスや実績を効果的にアピールするなど、営業・交渉の場でも高度なコミュニケーション能力が求められます。

未経験からフリーランスSEOコンサルタントになる方法

即戦力として求められるフリーランスのSEOコンサルタントは、未経験では難しい働き方です。では、未経験から目指すにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか。

ここでは、未経験からフリーランスのSEOコンサルタントになる具体的な方法をご紹介します。以下4つのステップがありますが、すでにSEOコンサルタントとしての実務経験がある方は、「4.フリーランスエージェントなどを利用して案件獲得する」からのスタートでOKです。

1.SEOを基礎から学ぶ

将来的にフリーランスのSEOコンサルタントになるためには、当然SEOそのものを基礎から学ぶ必要があります。

1つは書籍を用いた学習。基本的な考え方から学べる初心者向けのものから、具体的な成果を出すノウハウが学べる中・上級者向けのものまで、自分のレベルやニーズに合わせて選べます。ただし、SEOを含めたWebマーケティングの世界は日々情報がアップデートされているので、書籍を選ぶ際は最新の情報が記されていることを確かめましょう。

Webメディア(インターネット)を使用した学習も可能です。書籍とは違い、無料で最新の情報を学べるメリットがあります。一方で、考え方や学習のポイント、情報の信頼性や信憑性は記事によってまちまち。検索上位にある記事を中心に、複数の記事を参照しながら学習するのがおすすめです。

費用はかかりますが、スクールで1から学ぶ方法もあります。通信コースを設けているスクールも多いので、通う時間が取れない会社員でも空いた時間を利用してスキルを身につけられます。

2.自身で実績を作るか実務経験を積む

実際に自分でブログなどを立ち上げてSEOを実践してみましょう。SEOのスキルを高めるにはアウトプットが非常に重要です。自分で構築・運営するブログなら、これまで学んだ知識をもとに、さまざまな施策を自由に試せるメリットがあります。

自身でブログを立ち上げ、運営し、大きなアクセスや売上をあげることができれば、一つの実績にもなります。多少の手間と時間はかかりますが、WordPressをはじめとしたさまざまなCMSやブログツールが無料で提供されているので、ぜひ試してみてください。

また、Googleアナリティクス4やサーチコンソールなど、無料で使える解析ツールの使い方も覚える必要があります。実際、SEOコンサルタント向けの案件で、「Googleアナリティクス4を用いて業務をした経験」が求められるケースは多くあります。

なお、SEOを学べる企業に転職できるのであれば、そこで実務経験を積むのがベストです。若い世代であれば、未経験でもSEO会社に就職できる可能性があります。

3.副業で案件を獲得する

企業で数年間の実務経験を積んだり、個人ブログでSEOを実践し、実績を作ったら、副業で案件を獲得しましょう。多少の知識が身についたからといって、フリーランスのSEOコンサルタントとしていきなり独立しても、仕事がすぐにもらえるとは限りません。副業からスタートすれば、収入が減るリスクをある程度抑えられます。

副業で案件を獲得する際は、クラウドソーシングサイトを活用するのがよいでしょう。クラウドソーシングサイトとは、インターネットを通じて業務を依頼したい企業や個人と、仕事を探しているフリーランスをマッチングさせるオプラットフォームを指します。初心者でも受注できる案件を見つけやすいため、最初の案件探しにおすすめの方法です。

SEO対策の副業で稼ぐには?案件の種類や単価、獲得に必要なスキル

4.フリーランスエージェントなどを利用して案件獲得する

副業である程度の実績ができたら、フリーランスSEOコンサルタントとして本格的に活動するために、案件獲得に向けて動きましょう。案件を獲得する方法には、知人からの紹介、クラウドソーシング、フリーランスエージェントなどがあります。スキル・経験や自身の状況に応じて最適な方法を選ぶのが重要です。

知人からの紹介は、信頼関係がすでに築かれているため、まだ実績が少ない場合であっても案件を獲得できる可能性があります。場合によっては、仕事内容・条件や相手先の雰囲気も共有してもらえる可能性もあるでしょう。

クラウドソーシングは、未経験者・微経験者向けから経験豊富なプロ向けまでさまざまな案件があり、実績が少ない人でもスキル・経験がある人でもマッチする案件が探しやすいのが特徴です。

3年以上程度の実務経験を積んでいるのであれば、フリーランスエージェントを検討するとよいでしょう。フリーランスエージェントの主な特徴は「プロ向けの案件が豊富」「案件獲得のために自分で営業する必要がない」という点です。さらにはクラウドソーシングよりも高単価な案件が見つかりやすく、収入を安定させやすいのも大きなメリットです。

フリーランスSEOコンサルの案件獲得におすすめのサービス

フリーランスのSEOコンサルタントとして案件を獲得できる5つのサービスをご紹介します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT/Web系フリーランス向けの専門エージェントになります。SEOコンサルタントの案件探しにおすすめの理由として、

  • 高単価案件やフルリモート案件が多い
  • フルタイム以外にも週3日〜稼働できる案件が豊富

などが挙げられます。

スタートアップ・ベンチャーの案件など、最新のトレンドや技術に触れられるのも大きな魅力で、フリーランスのSEOコンサルタントとしてステップアップするために良い環境が整っています。無料会員登録も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Crowd tech

引用元:Crowd tech

Crowd techは、フリーランスのエンジニアやデザイナー専門のキャリアサポートサービスです。専任アドバイザーが仕事探しから稼働中の段階まで徹底サポートしてくれるほか、業界最短クラスでの支払いなどさまざまな特徴があります。

SEOコンサルタントの案件探しにおすすめの理由は、クラウドワークスが母体となっており、幅広いクライアントがある点です。97%の人がリモートワーク案件で稼働しているなど、柔軟に働きたい人にも向いています。

テクフリ

引用元:テクフリ

テクフリは、「エンジニアファースト」のポリシーにこだわった、フリーランスエンジニア向けのサービスです。エンジニア系の案件数が強みですが、マーケティング系の案件も比較的多いのが特徴です。

SEOコンサルタントの案件探しにおすすめの理由は、エンド直契約を結んでいる案件が98%を占めており、高収入を実現しやすいことです。登録しておけば案件獲得の幅が広がり、継続収入を得られる環境作りにつながるでしょう。

クラウドワークス

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。大企業や政府をはじめとして多くの組織が利用しており、案件が多数紹介されています。

SEOコンサルタントの案件探しにおすすめの理由は、とにかく案件数が豊富な点です。実務経験1年未満など、SEOコンサルタントとして実力に自信がない場合でも、さまざまな案件を経験しつつスキルアップできます。

特に、副業からフリーランスを目指す際に大きく役立つでしょう。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズは、クラウドワークスと同様、国内最大級のクラウドソーシングです。初心者や未経験者でも受けられる案件もあるので、フリーランスの活動当初の実績作りとしても利用できます。ランサーズ内で実績などが認められれば、「認定ランサー」として活躍できるのも魅力です。

SEOコンサルタントの案件探しにおすすめの理由は、「認定ランサー」制度によって、継続的に案件の相談がある点です。実績作りやスキルアップだけでなく、収入安定化のためにも活用できます。

フリーランスSEOコンサルタントが案件獲得サービスを選ぶポイント

案件を獲得するためのサービスを選ぶ時は、何を意識すべきなのでしょうか。次では、フリーランスのSEOコンサルタントが案件獲得サービスを選ぶ際のポイントを紹介します。

SEO案件の数

フリーランスのSEOコンサルタントが案件獲得サービスを選ぶ際は、SEO案件数が多いかどうかを確認しましょう。エージェントなどのサービスによって得意分野が異なり、SEO案件が少ないサイトもあるためです。

検索機能があるサイトでは、「SEO」「SEOコンサルタント」などのキーワードで検索して、何件くらいヒットするかを確認します。「SEO」で数百件程度あれば、十分案件数が多いといえるでしょう。

案件の単価

SEO案件の数だけでなく単価相場を比較するのも、フリーランスのSEOコンサルタントがサービスを選ぶ際のポイントです。案件の情報には、単価・報酬金額の目安が書かれています。

案件情報を確認する際は、「月額単価なのか、プロジェクト完了時に一回だけ支払われるのか」などの詳細をチェックします。週何日稼働を想定しているかなど、案件に必要な手間・時間と報酬とのバランスも重要です。

案件獲得に必要な経験やスキルレベル

案件獲得に必要な経験やスキルレベルも、フリーランスのSEOコンサルタントが案件獲得サービスを選ぶ際のポイントです。

自分のスキルレベルに合わないサービスを選ぶと、場合によっては仕事を受けられない可能性があります。初心者であれば、クラウドソーシングなど初心者向けの案件が多いサービスを選び、実績を積んだうえで他のサービスへ移行するのがよいでしょう。

案件の詳細ページには「必須スキル」(MUST)や、あると歓迎される「尚可スキル」(WANT)が表示されているのが一般的です。自分のスキル・実績で応募できる案件がどれくらいあるのかをチェックし、スキルレベルに合ったサービスを選びましょう。

フリーランスSEOコンサルタントとして高収入を得る方法

フリーランスのSEOコンサルタントとして高収入を得るには、次の3つの方法があります。自分が希望する生き方やライフスタイルを実現していくためにも、実践してみましょう。

特定業界の専門性を高める

フリーランスのSEOコンサルタントとして高収入を得るためには、業界・職種などの専門性を高めて案件の単価を上げるのが重要です。

SEOのノウハウを豊富に有していても、クライアントが関わる業界や商材をよく理解していなければ、信頼関係を構築することは困難です。特定の業界についての知識があれば、クライアントから信頼されやすくなり、多くの仕事を任せてもらえる可能性があります。

狙うべき業界は、「勢いのある業界」「将来性のある業界」です。案件サイトでそれぞれの業界の案件数を調べると、業界選びの参考になるかもしれません。

テクニカルSEOスキルを磨く

テクニカルSEOスキルを磨くのも、フリーランスのSEOコンサルタントとして高収入を得るためのポイントです。

テクニカルSEOとは、前述のようにGoogleアナリティクス4といったBIツールを用いてWebサイトのアクセス・ページを解析するなど、データベースに関する施策です。時にはサーバー・システム側も分析して、Webページの表示速度といったパフォーマンスを最適化することもあります。

コンテンツSEOに比べて、テクニカルSEOに精通している人は少ないため、希少価値の高さから単価が上がりやすいとされています。大規模データベースサイトのSEOなどもできるようになると、さらなる高単価が期待できるでしょう。将来性も十分であり、長きにわたってSEOコンサルタントとして活躍できる可能性もあります。

月謝制の案件を増やす

単発案件より、月謝制の長期案件を増やすのも、フリーランスのSEOコンサルタントとして高収入を得るためのポイントです。

SEOに関するプロジェクトは、3ヶ月ほどの短期で終わる案件も少なくありません。短期案件を中心にこなしていると、仕事が少なくなる期間が発生し、収入が安定しにくくなります。月謝制、つまり長期案件をなるべく増やして、収入の安定を図りましょう。

特にフリーランスエージェントでは、月謝制の案件を見つけやすい傾向にあります。弊社ITプロパートナーズでも月謝制の案件を多く扱っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

SEO以外の集客手法の知識・スキルを身につける

フリーランスのSEOコンサルタントが収入アップを目指すなら、SEO以外の集客手法の知識・スキルを身につけるのも重要です。例えばSNSやWeb広告などは、SEOと併用されやすい手法です。実際にSEO案件を見ても、SNSやWeb広告が必須スキル・尚可スキルとして記載されているケースがあります。

SNSやWeb広告に関するコンサルティングができるようになると、応募できる案件の幅が広がり、それに伴って収入アップが期待できます。日々の仕事をこなしながら十分な勉強時間を確保しつつ、計画的にスキルアップを図りましょう。

フリーランスSEOコンサルタントになるうえで役立つ資格

フリーランスSEOコンサルタントになる際に、必須となる資格はありませんが、取得しておけば役立つものもあります。具体的には、以下の3つです。

  • Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
  • SEO検定
  • 認定SEOコンサルタント

前提として、SEOコンサルタントとして活躍するには、資格よりも過去の実績が最重要です。ただし実績がまだない人にとっては、自身の知識・スキルをアピールする材料になるでしょう。以下、それぞれの資格を詳しく解説します。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)」は、Google公式の認定資格で、タイトル通りGoogleアナリティクスのスキルを証明するものです。

デジタルマーケティングやウェブ解析の分野での専門性をアピールできるのが、取得する大きなメリットです。Googleアナリティクス4の基本から高度な機能までを体系的に学べるため、実際の業務で活かしやすいのも魅力といえます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、試験に合格すればそのまま認定されます。試験はオンラインで実施されており、受験料は無料です。詳しくは「Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)のよくある質問」をご覧ください。

SEO検定

SEO検定」は、一般社団法人全日本SEO協会が運営・実施している検定制度です。全日本SEO協会は、日本国内でのSEOに関する教育や情報提供を行う組織で、最新の知識や技術の普及を目的としています。

試験は4級から1級まであり、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡など全国10カ所で開催されています。検索エンジンのアルゴリズムやクローラーの仕組みといった基礎から、テクニカルSEOなどの知識・スキルを証明でき、幅広い案件の獲得に役立ちます。

上記会場での受験で、試験4日前の24時までに申し込む必要があります。詳しくは、公式サイトの「お申込方法」をご覧ください。

認定SEOコンサルタント

認定SEOコンサルタント」はSEO検定と同じく、一般社団法人全日本SEO協会が実施している資格制度です。資格を取得するには、SEO検定1級〜4級までの合格に加えて、認定SEOコンサルタント養成スクールが提供する学習カリキュラムで学ぶ必要があります。

SEO検定の内容に加えて、クライアントへのコンサルティングに関する知識が身につくため、SEOコンサルタントとして働くチャンスが大きく広がります。

通学コースまたはダウンロード学習コースのいずれかで、3回の講座を受ける必要があります。詳しくは「認定SEOコンサルタント養成スクール募集案内」をご覧ください。

フリーランスとして活躍しやすい他のコンサルタント職種との比較

フリーランスとして活動する際に、必ずしも「SEOコンサルタント」という職種にこだわる必要はありません。SEOコンサルの他にも、IT/Web分野には「ITコンサルタント」「Webアナリスト」など、さまざまな職種があります。

以下、SEOコンサルタントとスキルの関連性が高く、フリーランスで活躍しやすい職種を紹介します。

ITコンサルタント

ITコンサルタントも、SEOコンサルタントと同様、フリーランスとして活動しやすい職種です。ITコンサルタントは、企業や組織のITシステムの導入や最適化、効率化を支援します。SEOなどのマーケティング面よりも、どちらかといえばシステム開発といった技術面のスキルが求められる職種です。

フリーランスのITコンサルタントとして働く場合、報酬水準は月単価で100万〜200万円程度です。年収に換算すると、1,200万〜2,400万円程度になります。

経済産業省「IT人材需給に関する調査」での試算によれば、2030年には最大79万人のIT人材が不足するとされています。将来性も期待できるため、SEOコンサルタントと一緒に検討するとよいでしょう。

フリーランスITコンサルタントになるには?独立後の年収や案件例

Webアナリスト

Webアナリストは、Webサイトのデータを収集・解析し、Webのシステム的なパフォーマンス改善や施策立案・運用を行う職種です。商品開発や広報などさまざまな分野で活躍しています。

WebアナリストとSEOコンサルタントは、どちらもWebサイトのパフォーマンス向上に関わる職種です。両者の違いは、Webアナリストの方がより「分析」にフォーカスしている点です。

現代のビジネスは、データに基づいた意思決定がますます重要視されています。蓄積されたデータをもとに意思決定を行う「データドリブン経営」を担う存在として、将来性も期待できるでしょう。

フリーランスSEOコンサルタントの将来性

デジタルマーケティングがますます重要性を増すなか、フリーランスのSEOコンサルタントの需要はこれからも高まると考えられます。

2023年 日本の広告費」によれば、インターネット広告費は3兆3,330億円(前年比107.8%)と過去最高を更新しました。今後も増加していくと考えられ、それに伴ってSEOコンサルタントが不足するため、将来性は高いといえます。

ただし他のSEOコンサルタントと差別化を図るなど、生き残るための工夫は必要です。例えばSEOに限らず、Webマーケティング全般のスキルを身につけるなど、より幅広い分野に対応できるようにすることが求められます。

まとめ

SEOコンサルタントとしての需要は、デジタルマーケティングの重要性が増すなかで今後も高まり続けると予想されます。市場の変化に対応し、幅広いスキルを持つことで、長期的に活躍し続けられるでしょう。

フリーランスのSEOコンサルタントになる場合は、案件の探し方も重要になります。ある程度実務経験を積んでいる場合は、フリーランスエージェントなど経験者向けのサービスを利用するのがおすすめです。

ITプロパートナーズ」は、仲介会社を挟まず直接クライアントと契約しているため、高単価な案件が多く揃っています。SEOに関するプロジェクトも取り扱っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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