Webデザイナーの副業の始め方!月収や案件の取り方を初心者向けに解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

パソコン1台あればできるWebデザインは「稼げる副業」として注目されています。しかし、「Webデザインの経験がないから不安」「スキルはあるけど副業案件の探し方がわからない」など、Webデザイナーの副業に興味があるけれど一歩を踏み出せないという人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Webデザイナーとして副業を始めたいと思っている人に向けて、必要なスキルや仕事内容、案件の獲得方法などを初心者向けにわかりやすく解説します。Webデザインの副業に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Contents

Webデザイナーの副業は初心者や未経験でもできる?

未経験の方や初心者の方がWebデザイナーとして副業を始める場合、大きな金額を稼ぐのは難しいですが、案件の獲得は可能です。

IT・Web関連の人材不足が深刻化する中で、Webデザインのフリーランスや副業の案件が増えたためです。2019年に行われたIT人材需給に関する調査によると、労働人口が減少する一方でIT人材需要は高まっており、2030年には最大で約79万人のIT人材不足が発生すると試算されています。

また、人材が不足している状況に加え、副業したい人と副業人材を探す企業をつなぐサービスも充実してきているため、副業のハードルは低くなっています。案件も高度なスキルを要求するものから初心者がこなせるものまで幅広く、選択肢が豊富です。

Webデザインのスキルや実績が必要

Webデザインの副業は、プログラミングの知識が必要になるエンジニア系の案件と比べて実務未経験でも可能です。しかし、当然Webデザインのスキルは必要ですし、実績やWebデザイナーとしての実務経験がある方が、案件を受注しやすくなるのが事実です。

そのため、全く未経験かつ実務未経験の人は、スキルを習得したら、実績の代わりになるポートフォリオの作成をマストで行いましょう。スキルの身につけ方は「副業に必要なWebデザインのスキルを身につける方法」で詳しく解説します。

実務経験があるとかなり有利

Webデザイナーの副業は未経験でもできることから、経験がある人や現役Webデザイナーの方は高単価の案件が獲得できます。初心者が受注するのは難しいWebサイト全体の作成やディレクション案件を狙うと良いでしょう。

Webデザインの副業でおすすめの仕事については、後述する「副業でできるWebデザイナーの仕事内容と単価相場・案件例」にて、経験別に分けて紹介します。

副業Webデザイナーの月収は?収入目安を紹介

Webデザイナーの副業を始める前に、どの程度の収入を見込めるのかを知っておきましょう。経験別の副業Webデザイナーの月収目安は以下の通りです。

経験月収目安
経験豊富なWebデザイナーの場合30万〜60万円程度
初心者Webデザイナーの場合2万~4万円程度

ここからは実際の案件例をもとに、収入の目安額をさらに詳しく解説していきます。

経験豊富なWebデザイナーの場合の月収と年収の目安

経験豊富で高いスキルを持つWebデザイナーであれば、高単価の上流案件に取り組めます。たとえば、2024年6月時点でITプロパートナーズに掲載されているWebデザイン案件では、月収30〜60万円のものが多く見られました。これを年収に換算すると、360〜720万円になります。以下に、副業向け案件の一例を示します。

案件名【Photoshop/Illustrator】クリエティブ制作におけるデザイナーの案件・求人
案件単価〜500,000円/月
勤務地フルリモート
スキルPhotoshop,Illustrator
職種・ポジションWebデザイナー,クリエイティブディレクター

稼働日数によって異なりますが、副業としても十分な報酬を得られる可能性があります。高単価の案件にはデザインのみならずディレクションや設計、仕様策定、コーディングなどの業務が含まれることが多く、相応のスキルやスピードが求められます。

初心者Webデザイナーの場合の月収と年収の目安

幅広い案件を取り扱っている「クラウドワークス」で、初心者や未経験者が受注できる案件の相場感は以下の通りです。

  • 既存ウェブサイトのワイヤー化:1万円
  • WordPressを使ったWebサイト作成:1万円
  • LP作成:5,000〜1万円

週末や休日を利用して作業し、1ヶ月あたり3~4本の仕事を受注すると仮定すると、月収で2万~4万円程度になります。

以下に、例としてクラウドワークスで募集されている案件を紹介します。

HP作成の仕事では、途中まで作成されたHPのHTMLとCSSの編集を行います。報酬は、3ページ程度の作業(約2時間)で5,000〜1万円前後です。

Webデザイン副業の主な案件の種類と単価相場

案件名単価
バナー制作1万円~3万円程度
アイコン・ロゴデザイン制作1万~5万円程度
ランディングページの制作2万円~5万円程度
Webサイトの改善・更新20万円~50万円程度

実際にWebデザイナーとして副業できる案件には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、Webデザイナーの副業としての仕事内容と単価の相場、案件例について紹介します。

紹介する単価や案件例は、2024年6月時点でクラウドワークスに掲載されている案件を参考にしています。

バナー制作

バナーは、Webページ上に表示されるリンク付きの画像のことです。アプリのダウンロードや商品ページへのアクセスを促したり、お問い合わせフォームへのリンクをわかりやすく表示したりするために使われます。

このバナーのデザインや制作を行う案件は、クラウドソーシングサイトなどで多く見られます。案件の単価は1万〜3万円で、ECサイトのバナーやブログのアイキャッチ画像などの制作案件が一般的です。

バナー制作では、写真の加工や文字の追加が必要です。そのため、「Photoshop」などの画像編集ソフトや、「Illustrator」などのドローイングソフトのスキルが求められます。多くの案件は単発の仕事で、副業にあまり時間を割けない人にも適しています。

アイコン・ロゴデザイン制作

アイコンやロゴのデザインもWebデザイナーの仕事の1つです。多くのWebサイトにロゴやアイコンが使われているため、これらの制作案件も豊富にあります。案件の単価は1万〜5万円で、新規サービスや会社のロゴデザインの依頼が多く見られます。

アイコンやロゴの制作には、「Illustrator」などのドローイングソフトがよく使われます。複数のカラーパターンを用意したり、印刷物に転用したりすることもあるため、カスタマイズしやすいデータ形式で作ることが重要です。

また、多くの種類のアイコンをまとめて制作する案件もあります。空き時間を活用してコツコツと取り組みたい人に適しています。

ランディングページの制作

ランディングページとは、ユーザーが最初に訪れるWebページのことです。LPと表記されることもあります。Webデザイナーに依頼されることが多いのは、「この商品を購入する」とか「資料を請求する」などのバナーをクリックさせることを目的とする、インパクトの強い広告ページです。

案件単価は2万〜5万円のものが多いですが、中には50万円を超えるような高単価案件もあります。デザイン済みのものをコーディングする案件もあれば、デザインからコーディングまでを依頼されるものもあります。以下は、ITプロパートナーズで募集している案件例です。

案件名【Photoshop/HTMLコーディング】LPバナー作成におけるデザイナーの案件・求人
案件単価〜700,000円
勤務地フルリモート
スキルLPバナー制作,HTML/CSS,Photoshop/Illustrator
職種・ポジションWebデザイナー

こちらの案件は、LPバナーのデザイン業務で、ストア用バナーやランディングページ、メルマガ、動画アニメーションバナーの制作が含まれます。必須スキルは、LPバナー制作経験、HTML/CSSコーディング、PhotoshopとIllustratorの使用経験です。

動画アニメーションの経験があれば尚よく、迅速かつ柔軟な対応ができ、正確で丁寧な作業を行い、良好なコミュニケーション能力を持つ方が求められます。

Webサイトの改善・更新

既存のWebサイトの改善や更新もWebデザイナーの仕事です。「見栄えを良くしたい」「売り上げをアップしたい」などの目的で、Webサイトをリニューアルする案件があります。

具体的な作業としては、既存の画像の編集や差し替えなどです。CMSの場合は、画像のアップロード作業として修正や更新も行います。

案件単価は10万〜30万円のものが多いです。サイトの規模が大きくなると、それに伴い単価も高くなる傾向があります。実際の高単価案件例として、以下が挙げられます。

案件名【Adobe XD/UIUX改善】ポータルサイトのUI設計/デザインを担うデザイナーの案件・求人
案件単価〜600,000円/月
勤務地基本出社一部リモート
スキルAdobe XD,Ul/UX改善
職種・ポジションUI/UXデザイナー

こちらの案件はポータルサイトや関連サービスのUI設計、デザインが業務内容であり、スケジューリングやリソース計画の策定、進行管理なども行います。

必須スキルは、Adobe XDの使用経験と2年以上のUI/UXデザインの経験です。想定月単価は最大で600,000円です。

Webデザイン副業に必要な最低限のスキル

初心者がWebデザインの副業をする際には、最低限以下のスキルが必要になります。

  • Webデザインの基礎知識
  • プログラミング/コーディングスキル
  • デザインソフトやツールを扱うスキル
  • WordPressなどCMSを扱うスキル

それぞれ詳しく解説します。

Webデザインの基礎知識

視覚的な要素をどのように組み合わせるかを理解するためには、Webデザインの基礎知識が大切です。主に色の理論やタイポグラフィの基本原則、レイアウトの構成などが挙げられます。

たとえば色の理論を理解することで、適切な配色を行えるようになりますし、タイポグラフィの基本原則を学ぶことで、読みやすく魅力的なテキストデザインを作れるようになります。

これらの知識は、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させる上でも欠かせません。Webデザインの基礎を理解することで、デザイン全体のクオリティを高められます。

視覚的な要素を効果的に組み合わせるスキルは、優れたWebデザインの鍵となります。

プログラミング/コーディングスキル

デザインしたものを実際にWebページの形にするためには、コーディング作業が必要です。コーディングとは、Webページの枠組みを作ったり、文字の色やサイズを指定したりするためのソースコードの記述を指します。

コーディングに使う主な言語は、HTMLとCSSの2つです。HTMLは、Web画面を作るためのマークアップ言語で、コンテンツの骨格となる文書を作成できます。CSSは、HTMLで作られた文書を見栄え良くデザインするための言語です。

HTMLとCSSは、最低限のスキルとして使いこなせるようにしておきましょう。その他、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語もあります。これらは必須ではない案件もありますが、より高度な案件にチャレンジしたい場合は、プログラミングスキルの習得がおすすめです。

デザインソフトやツールを扱うスキル

Webデザインには、デザインソフトの使用が不可欠です。いくらデザインセンスがあっても、それをパソコン上で形にできなければ意味がありません。Web業界で使われる代表的なデザインソフトには、PhotoshopIllustratorがあります。

Photoshopは主に画像処理を行うソフトです。写真の加工や修正に多様な機能を提供します。一方、Illustratorはイラストやロゴの作成、文字の表現、レイアウトなどに広く用いられます。この2つのソフトを使いこなすスキルがあれば、Webデザインを副業にすることが可能です。

Photoshopを使った副業についてはこちら、Illustratorを使った副業についてはこちらで詳しく解説していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

WordPressなどCMSを扱うスキル

HTMLやCSSといった言語が使えなくてもWebサイトが作れるツールが、CMS(コンテンツマネジメントシステム)です。案件によっては、CMSで納品を求められることもあります。世界中で利用者が多い代表的なCMSが「WordPress」です。

WordPressサイトをクライアントの要望に合わせてオリジナルデザインに変更したり、機能追加したりする案件は多くあります。WordPressのカスタマイズスキルを身につけることで、獲得できるWebデザイン副業の幅が広がるので、必ず身につけるようにしましょう。

WordPressを使った副業については以下の記事で詳しく解説しています。

WordPressの副業で稼ぐには?案件の取り方や単価相場、必要スキル

副業に必要なWebデザインのスキルを身につける方法

続いて、ここまで紹介したWebデザイン副業に必要なスキルを身につける方法を、スクールと独学に分けて詳しく紹介していきます。

Webデザインスクールに通う

未経験者におすすめの方法として、Webデザインを勉強するにはスクールに通うという選択肢があります。教室に通って学習するスタイルのスクールもあれば、すべてオンラインで学習できるスクールもあります。

未経験者にとって、スクールを利用するメリットは大きいです。わからない部分をすぐに質問できることや、同じスクールを通じて人脈を作れる可能性があることが挙げられます。

また、体系的に学べるカリキュラムが用意されているため、効率よくスキルを習得できます。一方、スクールのデメリットは費用がかかることです。無料で学べるオンラインスクールもありますが、レベルの高いコースを受講するには料金が発生する場合もあります。

以下に、Webデザインのスキルが身につく主なスクールを紹介します。

スクール名コース料金
インターネット・アカデミーWebデザイナー総合コース760,760円(税込)
デジタルハリウッドWebデザイン・Webデザイナー専攻495,000円(税込)
シーライクス月5回プラン
受け放題プラン
10,780円(税込)
162,800円(税込)

それぞれのスクールの特徴を解説していきましょう。

インターネット・アカデミー

インターネット・アカデミー」はWebデザインやプログラミング、Webマーケティングなどを学べるスクールです。授業はすべてオンラインで受講可能で、近くに校舎がない人や仕事で通えない人にもぴったりです。インストラクターを独占できるマンツーマン授業もあり、効率よく学びを深められます。

日本初のWeb専門スクールであり、業界内でも高い信頼や評価を得ています。運営母体は制作会社で、Web制作の最前線で活躍するインストラクターから学べるのもメリットです。

プログラミング学習に最適なインターネット・アカデミーの特徴や魅力を独占取材

デジタルハリウッド

デジタルハリウッド」は、WebデザインやCGなどのクリエイターを養成するスクールです。通学スタイルの校舎とオンラインスクールがあり、学ぶ方法を選べます。Webデザイナー専攻コースでは、必須ソフトの使い方やWeb制作に必要な言語、概論などを幅広く学べます。

さらに、就職支援だけでなく、フリーランスとしての独立もサポートしています。仕事の都合で遅刻や欠席をした場合でも、ストリーミング補講を受けられるため、忙しい人でも自分のペースで学べるので安心です。

シーライクス

引用元:シーライクス

シーライクス」は、WebデザインやWebマーケティングなどを学べる学習コミュニティサービスです。Webデザイン関連のコースは、以下のような内容が用意されています

  • Webデザイン入門:Webデザインの基礎を学ぶコース
  • Webデザイン演習:実践しながらスキルを磨くコース
  • Illustrator:独学では学びにくいツールの使い方を学ぶコース
  • UI/UXデザイン:Webデザインの設計に必要なスキルを学ぶコース

全29種類のコースの中から、学びたいものを自由に選んで受講できます。

SHElikes(シーライクス)の評判・口コミは?料金プランや失敗談も紹介

独学サイト

Webデザインを学ぶもう1つの方法は独学です。Webデザインに関する書籍は多く出版されているため、独学でも十分に勉強可能です。また、Webデザインを解説しているサイトも多く存在し、それらを活用できます。

独学のメリットには、自分のペースで学習を進められることや、スクールに比べて費用が抑えられるところです。一方でデメリットとして、途中で挫折してしまう可能性や、学習中に質問できる相手がいないところです。

独学に役立つサイトを紹介していきましょう。

Udemy

引用元:Udemy

Udemy」は、20万4,000以上のオンラインビデオコースから選んで学べるサービスです。JavaScriptやデッサンなど、自分が学びたい内容を選べるので効率的に学習できます。

コース数が多すぎて、どれを選べばよいか迷うこともあるでしょう。Udemyは有料サービスですが、無料オンラインコースも用意されています。そのため、課金する前にお試しで無料コースを受講してから選ぶことも可能です。

Adobeラーニング

デザインツールについて学べるサイトも活用しましょう。Adobeラーニングは、「Photoshopラーニング」と「Illustrator ラーニング」が用意されており、それぞれ基本的な操作やスキルを学ぶことができます。

2つのデザインツールは、Webデザイナーの副業案件でほとんど必須スキルです。サイトを活用し、案件を安定して受けられるように学習しましょう。

ドットインストール

ドットインストール」は、ホームページの制作など実践的に学べるサービスです。3分動画で気軽に視聴できるので、隙間時間に効率的に学べます。

動画でわからないことがあれば、現役エンジニアに質問できるのもドットインストールの魅力です。また、全481レッスン中73レッスンは無料で視聴できるため、サービス内容を確かめたうえで課金するかどうかを決められます。

Webデザインの副業案件を獲得する方法

続いて、副業としてWebデザイン案件を獲得する方法を紹介します。

Webデザインの副業案件を獲得する方法は様々ですが、スキルや経験に応じて適切な案件獲得方法が変わります。どの方法が自分に合っているか?確認していきましょう。

クラウドソーシング

初心者がWebデザイナーとして副業を始める際に最も仕事を探しやすいのが、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスです。これらのサービスに無料で登録すれば、バナー制作やLP制作などの案件を閲覧でき、自分に合いそうな仕事に応募できます。

クラウドソーシングには、経験者向けのみならず初心者向けの案件も数多く掲載されているため、自分のレベルに合った案件が探しやすいのがメリットです。自分で仕事を選びたい人や、副業の実績を積みたい人におすすめです。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

副業・フリーランスエージェント

副業エージェントとは、副業案件を紹介するエージェントのことであり、フリーランスエージェントはフリーランス案件を紹介するエージェントです。

副業・フリーランスエージェントのどちらも、自分のスキルや知識に合った案件を紹介してくれるため、契約後のミスマッチを防げます。さらに、希望する働き方ができる案件を紹介してくれるのも特徴です。

本業がある場合、副業に割ける時間は人それぞれ異なります。エージェントなら、希望する週の作業量なども考慮した案件を紹介してくれるので、本業への影響を抑えた働き方が可能です。また、クライアントとの報酬や働き方などの交渉もサポートしてくれます。

会社員として副業する際、「クライアントに自分の意思を伝えられるか」という不安もあるでしょう。エージェントを利用すれば、自分の希望をクライアントに伝えて交渉してくれるので、納得したうえで契約できます。

さらに、契約や事務作業、確定申告、税金などのサポートも受けられるため、作業に集中できる環境を整えられます。弊社ITプロパートナーズでは、経験豊富なWebデザイナーに高単価な案件を紹介しています。どのような案件があるか興味がある方は、ぜひ無料登録をして案件を閲覧してみてください。

知人・友人の紹介

副業を始めたばかりの人は、知人や友人経由で案件を獲得する方法もあります。「Webデザインを始めた」と伝えることで、友人が直接依頼してくれたり、Webデザイナーを探している人を紹介してくれたりする可能性があります。

紹介で大きな企業から受注することは難しいですが、中小規模の企業であれば意外と獲得しやすいです。特に人脈が広い人におすすめです。人脈を通じて評価が広まれば、別の仕事を獲得するチャンスも増えるでしょう。

SNS・ブログでの情報発信

新しい求人手段として企業が注目しているのが、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを利用するソーシャルリクルーティングです。SNSやブログで情報を発信していると、クライアントの目に留まり、案件獲得につながるケースがあります。

SNSは開始直後に案件獲得につなげるのは難しいですが、得意なことや実績を見たクライアントからピンポイントで依頼が来る可能性があり、マッチング度の高い仕事ができます。情報発信が得意な人やマメに投稿できる人におすすめです。

また、SNS上にあるWebデザイナー同士のコミュニティに積極的に参加して仕事をもらったり、「#Webデザイナー募集」で検索して求人を見つけることで、仕事を獲得することもできます。

Webデザインの副業案件が見つかるおすすめサイト

Webデザインの副業案件を獲得する方法として、クラウドソーシングサイトや副業・フリーランスエージェントサイトの利用を紹介しました。ここでは、具体的に3つのサイトについて説明します。

  • ITプロパードナーズ
  • クラウドワークス
  • ココナラ

ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズは、実務経験豊富なITフリーランス向けのエージェントであり、週2回から参画できる案件も取り扱っています。

フルリモートや時間がフレキシブルな案件を多数提供しており、エンドユーザーと直接契約するため、高単価な案件が多いことも特徴です。

さらに、トレンド技術を取り入れたスタートアップやベンチャーの案件が豊富で、IT人材にとって魅力的な案件が多数存在します。実際に、2024年6月時点でWebデザイナー向けの案件は187件確認されました。

また専属エージェントが案件の紹介から契約交渉、債権管理までサポートし、ユーザーの「働き方」を全面的にバックアップしてくれます。

クラウドワークス

クラウドワークスは、Webデザインをはじめさまざまな案件を募集している、初心者向けクラウドソーシングサービスです。

コーディングやロゴの制作など、初心者でもチャレンジできる案件が多く掲載されているため、実績づくりをしたい人におすすめです。実績を積めば、ECサイトやホームページ制作などの高単価案件にも応募できるようになるでしょう。

実際に、2024年3月時点でWebデザイン案件は199件確認されました。

ココナラ

引用元:ココナラ

ココナラは、自分の得意なスキルを販売できる、比較的多くの初心者ユーザーがいるビジネスマッチングサービスです。例えば、Webデザイン系なら「貴社のロゴデザインを制作します」というような形で、自分のスキルを販売することが可能です。ただし、ライバルが多いため、サービスの見せ方やプロフィールの内容にこだわる必要があります。

実際に、2024年6月時点でココナラのWebデザイン案件は19,368件確認されました。

Webデザインの副業でまず月5万円稼ぐ為の始め方

Webデザインの副業でまず月5万円稼ぐには、以下のステップを押さえる必要があります。

  1. 副業に必要な知識とスキルを身につける
  2. ポートフォリオサイトを作成し充実させる
  3. 案件単価と対応できる件数を明確化しておく
  4. 案件の探し方を計画する

ここでは、具体的にそれぞれの手順について紹介します。

1.副業に必要な知識とスキルを身につける

まずはWebデザインの副業を始めるために、必要なデザインの知識やソフトの扱い方、コーディングスキルを身につけます。これらのスキルを習得することで、効率的に仕事を進められます。例えば、以下の知識です。

  • デザイン理論
  • 配色
  • レイアウト
  • フォント
  • マーケティング

これらのWebデザインの知識があると、クライアントからの申し込みが増えたり、売り上げの増加が見込めます。一方で、Webデザインの知識がないまま始めてしまうと、依頼内容の意味や意図を正確に理解できず、仕事を十分にこなせない可能性があります。

さらに、ソフトの使い方やコーディングスキルについても大切です。具体的には、以下のポイントを押さえておくことが求められます。

ソフト/言語できること
Illustratorイラスト/ロゴが作れる
Photoshop画像加工
HTMLWebサイトにテキストを表示できる
CSS画像や装飾ができる

一通りソフトの扱い方がわかると、スムーズに仕事が進められます。ソフトにはいくつか種類がありますが、IllustratorとPhotoshopは必ず使えるようにしましょう。Illustratorはイラストやロゴの作成に適しており、Photoshopは画像の加工が得意です。

さらに、コーディングスキルがあると、クライアントからの細かな仕事も受注できます。最低限、Webサイトを構築するためのHTMLとCSSを覚えておきましょう。HTMLはタグを使用してテキストや画像をWebサイトに表示するための言語であり、CSSはそれらにデザインを施すための言語です。

これらのソフトやコーディングスキルを習得すると、他の人よりも多くの仕事を獲得できる可能性が高まります。Webデザインの知識と合わせて、ぜひこれらのスキルを勉強してみてください。

2.ポートフォリオを作成し充実させる

ポートフォリオサイトを作成し充実させることも、副業案件の獲得において大切です。

まず、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基本的なWebデザインの知識を活用し、使いやすく視覚的にも魅力的なオリジナルサイトを作成してください。GitHubやPagesといった無料のWebサービスを利用して、自己紹介、連絡先、過去のプロジェクトの概要を掲載することが推奨されます。

さらに趣味や興味に基づいたプロジェクトを展示し、各プロジェクトでの役割や使用したスキル、デザインの背景などを説明することで、クライアントの関心を湧かせられます。また、ポートフォリオサイトは定期的に更新し、最新のトレンドを取り入れることも大切です。

フリーランスのWebデザイナーが参考にすべきポートフォリオ15選

3.案件単価と対応できる件数を明確化しておく

案件受注や月5万円達成には、単価と件数の明確化も大切です。

初心者はクラウドソーシングの相場を参考に、まずは単価を低めに設定すると受注の可能性を上げられます。一方、経験者はスキルや実績を活かし、市場相場以上の単価設定も可能ですが、需要と供給のバランスを考慮する必要があります。

具体的に月5万円を目指す際、例えば「1ページのコーディングを5,000円、1デザインを10,000円」といった低めの単価を設定します。クラウドソーシングサイトで2.5万円の案件を月に2つ受注する計画を立てると良いでしょう。

また、初心者は最初のうちは難易度が低い案件を探すことも大切です。例えば、バナー制作やアイコン・ロゴデザイン制作、ボタン・ヘッダー制作などが比較的難易度の低い仕事になるので、このような案件を中心に探すと良いでしょう。

バナー作成の副業で稼ぐには?初心者が始める手順や収入目安を解説

4.案件の探し方を計画する

案件単価や対応件数を決めたら、案件の受注方法を計画しましょう。Webデザインの副業案件は以下のような方法で獲得できますが、経験に応じて使い分ける必要があります。

  • クラウドソーシング
  • エージェント
  • 知人やスクールからの紹介

初心者の場合、業務の難易度が比較的低い案件も多いクラウドソーシングがおすすめです。または、知人から案件を紹介してもらうか、デザインスクールなどを利用している場合はスクールから案件を受ける方法もあります。

実務経験豊富なWebデザイナーの方は、弊社ITプロパートナーズにご相談ください。週2日〜稼働可能な高単価案件をご紹介します。

一方で経験者の場合は、即戦力として活躍を期待している案件の多い副業エージェントの利用がいいでしょう。

Webデザインの副業をするメリット

ここでは、Webデザインの副業をするメリットを3つ紹介します。

  • 収入を増やしながら実績作りができる
  • 本業だけでは難しいスキルや経験を得られる
  • 在宅で隙間時間を有効的に活用できる

それぞれの内容について見ていきましょう。

収入を増やしながら実績作りができる

Webデザインを副業にするメリットは、収入を増やしながら実績を作れること。自分の作品をポートフォリオとして活用できるため、就職や転職活動にも有利です。

クライアントの要望に応える過程でデザインスキルを磨けば、実践的な経験を積むことも可能。本業だけでは得難いスキルや経験を、自分のペースで積み重ねていきましょう。

本業だけでは難しいスキルや経験を得られる

Webデザインの副業では、本業では得難いスキルや経験を積めます。

例えばクライアントとのやり取りを通して、デザインのトレンドや最新ツールに関する知識、企画力やプレゼン能力といった、実践的なスキルを身につけることができます。

他にも、クライアントの要望を理解し、最適なデザインを提案する過程で、コミュニケーション能力や問題解決能力を高められます。また、納期までにクオリティの高いデザインを仕上げることで、時間管理能力も磨かれます。

このように、Webデザインの副業は、スキルアップや自己成長を促す貴重な機会と言えるでしょう。

在宅で隙間時間を有効的に活用できる

Webデザインの副業は、在宅で隙間時間を有効的に活用できるのも魅力です。

なぜなら、インターネットに接続できる場所であれば、通勤時間や家事の合間など、自分のペースで自由に時間を使えるからです。例えば、通勤時間をデザインの学習に充てたり、家事の合間にクライアントと連絡を取ったりできます。

このように、空いた時間を有効活用することで、無理なく副収入を得ることが可能です。

Webデザイナーとして副業する際の注意点

ここでは、Webデザイナーとして副業する際の注意点について解説します。

就業規則を確認しておく

副業を始める前に、会社の就業規則を確認しておきましょう。就業規則で副業を禁止されている場合があります。もし禁止されているにもかかわらず副業を始めると、会社とトラブルになる可能性があるため、必ず確認が必要です。

税金面の知識が必要になる

副業で報酬が発生した場合、その金額によっては確定申告が必要となります。具体的には、副業で年間20万円を超える所得が発生した場合は、年末調整でなく個人で確定申告をしなければなりません。このような税金面の知識がないと知らない間に脱税してしまう可能性があるため、副業で収入が発生したら税金のことも調べておきましょう。

自己管理を徹底する必要がある

会社勤めをしながら副業をおこなうには、自己管理を徹底しなければなりません。自己管理ができていないと、「本業が忙しくて副業の納期に間に合わなかった」「副業に力を入れすぎて本業が疎かになってしまった」など、周囲に迷惑をかける可能性があります。

働きすぎて体調を崩したり、病気やけがをしたりすることもあるかもしれません。本業と副業のバランスをとりながら、健康に気をつけて働きましょう。

また、体調不良で作業がストップすると顧客とトラブルになる可能性もあります。対応が遅れないように、事前にリスクを想定しておくことが大切です。

副業Webデザイナーとして10万円以上の高収入を稼ぐには?

Webデザイナーとして副業を始めたら、収入アップを目指したいという人も多いでしょう。ここでは、副業Webデザイナーとして月に10万円以上の収入を目指す方法を紹介します。

信頼獲得を意識する

個人でWebデザイナーをやっていく場合、信頼が大切です。受注した案件に真剣に取り組み、クライアントに信頼してもらえれば、継続的に発注してもらえたり、他の案件を紹介してもらえます。

企業が外部の人材に仕事を依頼する際、卓越したスキルや天才的な発想よりも、「最後まで責任を持って仕事をきちんとこなしてくれること」や「誠実であること」を重視するケースが少なくありません。「この人に任せれば大丈夫」という信頼感は、大きな武器となります。

専門性を高める

どの職業にもいえることですが、専門性や難易度の高い案件は報酬も高くなる傾向があります。経験と実績を積んで専門性を高めることで、より報酬の高い案件を獲得できる可能性があります。

たとえば、「小売店のECサイトが得意」「やわらかい雰囲気で女性から好まれるデザインが得意」など、他のWebデザイナーと差別化を図ることがおすすめです。

対応できる業務の幅を広げる

バックエンドのスキルやSEOの知識、コーディング、高度な写真加工やイラスト作成など、Webデザインにとって枝葉となるスキルを身につけるのも1つの方法です。対応できる業務の幅が広がれば、その分作業量も増え、高い報酬を得られることは言うまでもありません。

企業にとっても、WebデザイナーとWebエンジニアの双方に仕事を依頼する案件をデザイナー1人に任せられれば、経費削減や納期短縮といったメリットがあります。

なお、経験とスキルを併せ持ったデザイナーは、フリーランスとして独立することでさらに収入アップを目指せます。フリーランスのWebデザイナーについては以下の記事で解説しているので、独立を検討している方はぜひ参考にしてください。

フリーランスWebデザイナーになるには?年収や実態を未経験向けに解説

Webデザイナーの副業に関するよくある質問

Webデザイナーの副業についてよくある質問について解説します。

Webデザインの副業は「やめとけ」と言われるのはなぜ?

Webデザインの副業は「やめとけ」と耳にしたことはないでしょうか。その理由として考えられるのは「ライバルが多くて案件を獲得できない」「自分で仕事を獲得する必要がある」ことなどです。

Webデザイナーの副業案件は増えていますが、働き方改革実行計画の副業の普及促進などにより副業デザイナーの数も増加傾向にあります。安定して稼ぐには、ライバルと差別化できるスキルや知識が必要といえるでしょう。

副業は自分で仕事を獲得しなければならないので、会社員として働いている人の場合はこの部分で苦労する可能性があります。エージェントのように案件を紹介してくれるサービスを利用したり、知人やスクールから紹介してもらったりすると案件獲得がスムーズです。

webデザイナーの副業の現実についてもっと知りたい人は、以下の記事で紹介しているのでチェックしてください。

Webデザイナーの副業の現実は?稼げない・やめとけと言われる理由と実態

AIの台頭でWebデザインの副業需要は無くなる?

最近ではAIを使って、知識やスキルがなくても絵やWebデザインを簡単に作成できるようになりました。そのため、Webデザインの仕事や副業に需要がなくなっているのではないか、という声を耳にします。

結論として、コーディングなどの簡単な作業はAIに奪われていく可能性がありますが、AIデザインツールはまだ不確かな点が多く、最終的には人の手で確認が必要になるでしょう。

そのため、AIに完全に仕事を奪われるのではなく、簡単な作業をAIに任せて、丁寧で細かい作業は人が行うようになると考えられています。マーケティングなどWebデザインに関連するスキルを持っていれば、他のデザイナーと差別化できますし、逆にAIを活用するデザイナーも現れる可能性があります。

よって、差別化を図れるWebデザイナーの需要は増加し続けるでしょう。

WebデザイナーはAIに仕事を奪われる?生き残る為にやるべき事とは

Webデザインの副業は独学でも始められますか?

Webデザインの副業は独学でも始められます。Webデザインに必要なスキルは、独学サイトやスクールで習得可能です。Webデザインの知識やソフトの扱い方、コーディングスキルを身につければ、ITプロパートナーズやクラウドワークスなどで副業案件を見つけられるので、ぜひ利用してみてください。

まとめ

Webデザイナーはこれから需要が増える「稼げる副業」です。未経験でも基本的なスキルを学ぶ根気があり、勉強を続ける向上心がある人なら、副業Webデザイナーになることは可能です。

弊社ITプロパートナーズでは、副業にも適した案件を多く取り扱っているため、ぜひご相談ください。

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