フリーランスデザイナーの営業方法とは?営業せず仕事を取る方法も紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスのデザイナーは、基本的に自分一人ですべての仕事をこなしていかなければならないので、不安に感じることもあるでしょう。しかし、エージェントなどを利用することで、初心者のフリーランスデザイナーでも不安なく稼いでいくことができます。

そこで今回は、フリーランスのデザイナーが仕事を取るための営業方法や、営業せずに仕事を獲得する方法などを紹介します。また、フリーランスになる前の会社員時代にできる実績の積み方についても紹介しているのでチェックしてみてください。

なお、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、併せてご覧ください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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フリーランスデザイナーとして営業に困っている場合どうすれば良い?

フリーランスのデザイナーとして営業をしていくためには、下記のようなポイントがあります。

  • ポートフォリオを作成しコミュニティに参加する
  • クラウドソーシングで案件を探してみる
  • ビジネス系のSNSで繋がりを作る
  • 過去の取引先や知人に連絡をとる
  • 営業を代行してくれるフリーランス専門のエージェントに相談する

それぞれのポイントを詳しく紹介していくので、営業に困っている方は参考にしてください。

ポートフォリオを作成しコミュニティに参加する

フリーランスのデザイナーになると最初はワクワクとドキドキで胸を膨らませるものです。

しかし、何の後ろ盾もない状態でフリーランスになると苦労することも。フリーランスは仕事の受注などもすべて自分で行わなければならないため、思うように仕事が取れないということもあります。

仕事を取るためにフリーのデザイナーが行うべきことは、まずポートフォリオを作ること。ポートフォリオというのは簡単にいうと自分の作ったものの作品集であり、実績集でもあります。企業に売り込みにいく場合の大切な営業道具となるのです。

ポートフォリオを作成する際に載せるべき項目としてはまず、プロフィールや作品例、自分のできるスキルなどがあります。さらに実績を積んでいる人であれば、そのデザインで得られたPV数なども記載しておくと、採用側も参考にしやすいです。

ポートフォリオはクライアントに配ることもあるので、自分の問合せ先などを書いておくと良いでしょう。

ポートフォリオを作っても最初は仕事の受注が思うようにいかない場合もあるので、同時に人脈を作ることが大切です。そのためにはデザイナーのコミュニティに参加するのがおすすめ。仲間を作ることで、仕事に対する情報収集もしやすくなります。

また仕事を得るためのコツについても教えてもらうことができるので、他の人と交流することはフリーランスとして稼いでいくためには有意義な時間となるでしょう。

ただ、コミュニティに参加するからには最低限のマナーを守る必要があります。他の人への礼儀を忘れずに協調性を持って発言をしましょう。

クラウドソーシングで案件を探してみる

クラウドソーシングで案件を探す手もあります。クラウドソーシングでは、イラスト制作、ロゴ制作、動画制作やライティングなどクリエイティブ関連の案件が豊富です。案件数が多く、自分に適した案件を見つけやすいことも特徴です。

ただし、その気軽さゆえに人気案件の競争率は高く、応募しても受注できないことも多々あります。また、安い単価が多く、クラウドソーシングだけでは大きく稼ぐのは難しいでしょう。

フリーランスを始めたての方や、実績作りでの利用に向いているサービスです。

ビジネス系のSNSで繋がりを作る

フリーランスは人脈も命です。Eight、Wantedly、LinkedInなどのビジネスに特化したSNSで人脈を作っておくのもおすすめです。

登録することで、同業種の情報収集ができるだけではなく、さまざまな人に相談をしたり、そこから新たな案件獲得に繋がったりする可能性もあるでしょう。

またビジネス系のSNSにプロフィールを登録すると、そのままポートフォリオになったり、スカウトがきたりすることもあります。

過去の取引先や知人に連絡をとる

過去に取引のあった人や前職の同僚など、知人から案件を紹介してもらえることもあります。すでに自分のことを知っている相手なので、自分の得意な分野を理解していたり、コミュニケーションが取りやすかったりするのが利点です。

相手が案件を紹介しやすいように、ポートフォリオを共有したり、普段からSNSで自分の得意なことをアピールしたりしておくとベターです。

デメリットとしては、紹介してもらった仕事が合わなかった場合、断りにくくなることです。

営業を代行してくれるフリーランス専門のエージェントに相談する

コミュニティに入って先輩のデザイナーと仲良くなって仕事を探すことも、フリーランスとして生きていくために重要な処世術です。しかしそうはいっても、最初はコミュニティでもすぐに仲良くなれずに仕事の案件が取れないということもあります。

そのような場合には、フリーランス専門で活動しているエージェントに相談をするのも一つの手段です。

フリーランスというと取引先の選定や交渉、契約といった仕事を全て一人でこなさなければなりません。もともと会社員だった人は、基本的に全て会社が行なっていたようなことを自分一人でしなければならないわけです。思っていたよりも大変だと感じてフリーランスを離脱する人も少なくありません。

そこでフリーランス専門のエージェントが役に立つのです。

フリーランス専門のエージェントはひとりひとりの希望条件をヒアリングして、それにあった案件を探してくれます。また、履歴書やポートフォリオの添削や新規契約の契約処理や請求書の作成なども代行が可能です。

デザイナーや仕事だけに集中することができますし、効率的にサクサク稼いでいくことができるのも大きなメリットといえます。

ただ、エージェントを依頼する場合に気をつけなければならないのが手数料です。業者にもよりますが、だいたい報酬額の10~20%を手数料として支払う必要があります。忘れずに頭に入れて報酬計算をしておきましょう。

営業を代行してくれるおすすめのフリーランス専門エージェント

それでは、営業を代行してくれる、デザイナーにおすすめのフリーランスエージェントを4つ厳選して紹介します。エージェントは複数利用した方が案件獲得の可能性が高まるので、基本的にはどこも登録しておくと良いでしょう。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、自分が希望する働き方に合わせてフレキシブルに働ける案件が集まるエージェントです。

さらに週2、3からの案件が豊富なので、家庭の都合や他の仕事に合わせて働きやすいのが魅力です。また、直接クライアントと契約しているので高単価案件が多く、週3の仕事でもしっかり稼げます。スタートアップやベンチャー企業の案件も多数揃っており、ユニークな企業で挑戦してみたい方にもぴったりです。

フリーランスの不安要素である保険や税金面をサポートする「ITプロトータルサポート」もあります。保険のトラブルの無料相談や、フィナンシャルプランナーによる生涯設計プランのアドバイスも受けられる心強いサービスです。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスエンジニアを支援するエージェントサービスです。

専門知識をもったカウンセラーが丁寧にヒアリングをし、キャリアや希望に沿った案件を提案、サポートしてくれます。スケジュール調整や単価交渉まで対応してくれるので便利です。

確定申告の代理を税理士に特別価格で依頼したり、人間ドックを優待価格で受けられたりと、フリーランスが安心して働き続けるためのサポートが充実しています。

手厚いサポートだけではなく、案件数の豊富さにも定評があります。累計契約者数は5,000社以上です。

Midworks(ミッドワークス)

引用元:Midworks

Midworksは、IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。

言語別に案件を探せるだけではなく、クライアントから直接発注される高単価案件も豊富に取り揃えています。週3日からOKの案件や、完全フルリモートの案件もたくさんあるので、自分のライフスタイルに合わせた仕事探しが可能です。

さらに、仕事が途切れても60%までの報酬補償や保険料の50%負担、通勤交通費(上限3万円)支給などの保障がついているのも魅力です。コンサルタントによる手厚いフォローもあり、フリーランスの働きやすい環境をサポートします。

Bizlink(ビズリンク)

引用元:Bizlink

Bizlinkは、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。

独自のネットワークによって、ベンチャー企業や高単価案件など多数掲載しています。

言語や勤務地、働ける時間などさまざまな条件で絞って案件を検索できるので、自分にマッチする案件にリーチしやすいです。

特に週5日勤務やフルリモート案件がほとんどなので、いくつか案件をかけもつより、まずはメインとなる案件を見つけたい方に適したサービスです。

希望に沿った案件の提案や、稼働中の疑問や不安の解消、企業との交渉など、充実したサポートを受けられます。

営業を代行してくれるエージェントを利用するメリット・デメリットは?

フリーランスの営業を代行するエージェントを使用する場合には、メリットとデメリットがあります。以下にまとめているのでそれぞれチェックしてみてください。

エージェントを利用するメリット

エージェントを利用すると営業を代行してくれるのはもちろんですが、自分の得意なことを分析してもらうことができるのが大きなメリットです。

フリーランスとして自力でやっていこうと思っても、自分の良さというのはなかなか把握するのは難しいものです。悪いところはわかっていたとしても、強みなどに関しては知ることが難しいと言わざるをえません。

またフリーランスエージェントを利用していれば、うまくクライアントと交渉できなかったとしてもフォローしてもらうことができます。フリーランスになって最初の頃はうまくやり取りもできないでしょうから、エージェントに間に入ってもらうと良いでしょう。

エージェントによっては、優待などの福利厚生を設定しているところもあります。

お店を安く利用できるなどのサービスもあるので、そういうものも積極的に利用してみると良いでしょう。直接業務に関わるメリットではありませんが、息抜きをする良い機会になるので、フリーランスとしてのモチベーションを保つ良いきっかけとなります。

エージェントを利用するデメリット

エージェントを利用することで考えられるデメリットとしてはやはり料金面が大きいでしょう。

フリーランスとして独立した場合には、安定的に自分一人で稼いでいかなければならないので、当然報酬は多くもらえるに越した事はありません。

しかしながらエージェントを利用する場合、おこなった仕事の報酬のうち10~15%を支払う決まりとなっているところが多いです。

その辺りもしっかりと考慮しながらエージェントは選択していきましょう。

フリーランスデザイナーとして案件を獲得するために必要なスキルセットや経験

フリーランスのデザイナーとして仕事を取っていくためには、取得しておいたほうが良いスキルや経験というのもいくつかあります。

  • デザイナーとしての実務経験3年以上
  • あらゆるツールを活用したデザインの経験
  • 狙う案件や業界に合わせたポートフォリオの作成スキル

デザイナーとしての実務経験3年以上

フリーランスになってもすぐに仕事がもらえるわけではありません。実力が伴わない状態ではクライアントからお仕事を頂くことは難しいので、まずは経験やスキルをしっかりとつけておくことが大切なのです。

そのため、フリーランスのデザイナーになると決めたらすぐに会社を辞めるのではなく、会社に勤めながらデザイナーとしての実績を積むようにしましょう。

まずはポートフォリオに載せるための作品を作ることが大切です。会社員時代に給与をもらって安定的な生活をしながら、空いた時間に副業としてデザイナーの仕事をしておくのが最も効率的でしょう。ポートフォリオに掲載する作品が充実してくると、クライアントとの契約も取りやすくなります。

またデザイナーとしてクライアントが契約を決める判断基準としては、ポートフォリオのクオリティはもちろんですが、実績が3年以上あるかどうかという点が非常に重要です。

少し仕事をしただけではやはり技術面に関して不安も残りますし、クライアントとしても採用しにくいのが現実です。3年間ただ仕事をするだけではなく、コミュニティなどに参加して先輩デザイナーの技術を見て盗むなど、スキルアップできるように自分で方法を考えていくことも大切です。

仕事を探す場合には同じような仕事を複数とるのではなく、いろいろなジャンルの仕事を取るようにしましょう。同じ種類の仕事では得られるスキルも限られてきますから、仕事の幅を広げるためにはマイナスです。苦手なジャンルの仕事にもどんどん挑戦して経験を積んでいきましょう。

あらゆるツールを活用したデザインの経験

デザイナーとして活躍している人は様々なジャンルの仕事をこなすことができる人です。

そういう人は需要も高いですし、クライアントとしても複数の人に仕事を振るよりは、色々な仕事ができる一人の人に仕事を任せた方が手続きなども楽なので好まれがちです。

制作の経験は豊富であればあるほど、クライアントとしてもいろいろな場面で協力を仰ぎやすいので人気が高まります。いろいろなジャンルのクライアントからオファーが来やすくなれば、安定的な収入も見込めるので仕事をする側のメリットも大きいです。さらに単価の交渉もしやすくなるので、楽しんで仕事をしていくことができるでしょう。

そのためには、さまざまなツールを使うことができた方が良いです。デザイナーが扱うツールとしては以下のようなものがあるのでチェックしてみてください。

狙う案件や業界に合わせたポートフォリオの作成スキル

ポートフォリオの作成スキルも重要です。ポートフォリオは、単にスキルや今までの経験を羅列するだけでは、自分の魅力が伝わりづらいもの。応募する案件ごとに、自分のどのスキルや経験をアピールするかを変えましょう。

例えばアプリの開発業務に応募したい場合は、今までの業務経験でアプリに関わったものや開発系の経験を目立つように大きくアピールします。

お互いにとってより良いマッチングにするためにも、毎回狙う案件に合わせてポートフォリオを微調整しましょう。

フリーランスのデザイナーが営業をかける際の注意点

エージェントではなく知人や企業に営業をかける場合、注意すべき点を解説します。トラブルを避けるためにも、営業をかける際には下記項目に注意しましょう。

  • 安売りをしすぎない
  • 強引な売り込みはしない
  • すぐに諦めない
  • 契約を結んでから制作に取り掛かる

それぞれ具体的に注意点を解説していきます。

安売りをしすぎない

まず大前提として、自分のスキルを安売りしすぎないことが重要です。

単価の低い案件ばかり受けていると、自分の価値が下がり単価を上げるのが難しくなる可能性があります。そうなると、膨大な仕事量を抱えているのに稼げないという悪循環に陥ってしまいます。

デザイナーとして独立したばかりの時は、実績作りが大切です。最初のうちが経験を積むためにも、単価の低い案件を受ける必要があるかもしれません。

しかしある程度実績ができたら、自分のデザインやビジネススキルの価値に対価を払ってくれるクライアントを選びましょう。

強引な売り込みはしない

強引な売り込みをしないことも心がけましょう。ニーズがないところに無理に営業をかけると、印象が悪くなってしまい逆効果です。

軽く営業をかけてみて、ニーズがなさそうならいさぎよく引くことで、今後デザイナーの需要ができたときに声がかかる可能性もあります。

先々のことも考えて、ニーズがないところにも良い印象を残すことが大切です。

すぐに諦めない

強引な営業はご法度ですが、営業はすぐに諦めない根気も求められます。

営業をかけても、なかなか取り合ってもらえないことがほとんどでしょう。重要なのは、そこでめげずにうまくいかなかった原因を分析したり、ポートフォリオを改善してみたりと、自分なりに工夫して営業を続けることが大切です。

契約を結んでから制作に取り掛かる

フリーランスでありがちな落とし穴が、契約を結ばずに業務を進めてしまうことです。

契約を結ばずに何となく仕事が始まってしまうと、納品したあといきなり連絡が取れなくなって報酬が未払いのままになったり、業務範囲が増えても単価がずっと変わらなかったりといったトラブルになる危険性があります。

これらのトラブル事例は、業務開始前に契約書を結んでおくことで防げます。安心して制作を進めるためにも、業務開始前に必ず契約を結び、契約内容を文書で残しておきましょう。

まとめ:エージェントを利用して上手に仕事を獲得しよう!

せっかくデザイナーとして独立したら、なるべく自分に合った案件で効率良く稼ぎたいもの。エージェントをうまく利用したり、営業のコツを抑えたりして、自分に合った案件を見つけていきましょう。

フリーランスエージェント「ITプロパートナーズ」でも、数多くのデザイナー案件・求人を取り扱っています。週2~3日の案件も多く、他の仕事やプライベートと両立しやすいのがポイントです。フリーランスのデザイナー案件の営業方法に困ったら、ぜひ活用してみてください。

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