こんにちは、ITプロマガジンです。
デザイナー案件を獲得するため、フリーランスエージェントの利用を検討している人もいるでしょう。初めてサービスを利用する人では、自分にあったエージェント選びに悩んでしまうものです。
デザイナー向けのフリーランスエージェントは多くあります。しかし、その中から1つのサービスに絞るのはおすすめしません。複数のサービスに登録し、案件の幅を広げるのが上手な方法です。
そこでこの記事では、フリーランスデザイナーが登録すべきおすすめエージェント7選を紹介します。エージェントの選び方や利用するメリット・デメリットも解説するので参考にしてください。なお、デザイナーに限らず総合的におすすめのエージェントは「おすすめフリーランスエージェントを職種別で厳選紹介」の記事をご覧ください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
Contents
デザイナーがフリーランスエージェントを選ぶポイント
フリーランスエージェントとは、個人で仕事を請けたい人とフリーランスに仕事を発注したい企業を仲介するサービスです。
デザイナーとして単価の良い仕事を受注したいのであれば登録すべきですが、その際は自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。ここではまず、エージェント選びで重要な以下のポイントについて解説します。
- 扱う案件の種類
- 案件の単価
- 募集エリア
- サポート・福利厚生
- 案件の受注形態
- 稼働日数やリモートの可否
扱う案件の種類
フリーランスエージェントはどこでも同じというわけではなく、サービスによって得意とする案件の領域や分野が異なります。エージェントに登録する際はまず、自分の職種や得意ジャンルに合った案件があるかどうかを確認しましょう。
エージェントが取り扱うデザイナー向け案件には、Webサイトを制作する「Web系」や、主に印刷物を手がける「グラフィック系」、3Dを扱うことも多い「ゲーム系」などがあります。例えばWeb系であれば弊社「ITプロパートナーズ」、グラフィック系やゲーム系であれば「レバテッククリエイター」のように、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。
案件の単価
フリーランスエージェントは、同じような仕事内容でも案件の単価が異なることがあります。自分の希望単価を設定し、その条件にあった案件が募集されているか確認しましょう。
フリーランスエージェントによって、クライアントの種類も異なります。例えば、大企業の高単価案件を得意としているサービスもあります。
自分の希望単価を設定しておけば、フリーランスエージェント選びの基準にできます。
募集エリア
フリーランスエージェントによって募集エリアが異なるケースもあります。サービスを選ぶときは、自分が住んでいるエリア内で案件が募集されているかチェックするのもポイントです。
どのサービスも案件の募集地域は首都圏が中心で、地方の案件は多くありません。ただ、フリーランスエージェントはリモート案件の取り扱いが多いのも特徴です。リモート案件の有無や取り扱い件数などでサービスを選ぶ方法もあります。
サポート・福利厚生
フリーランスエージェントによっては、フリーランスへのサポートや福利厚生が充実したサービスもあります。フリーランスは税金面や健康管理など不安になりがちな要素が多いため、安心して働ける環境が整備されているサービスを選ぶのも重要です。
例えば、確定申告に役立つ会計ソフトや税理士・弁護士への無料相談、スキルアップサポート、健康診断などを提供しているサービスがあります。エージェントによってサポート内容は異なるので、自分が必要とする内容から選ぶのも一つの方法です。
案件の受注形態
案件が企業からの直請けなのか、それとも間に複数の業者が入る下請けなのかによって報酬額や仕事のスピード感が変わってきます。「エンド直」「元請け直」といった案件であれば、より高い報酬を得られる可能性があります。反対に下請けの場合、「仕事の内容や量の割に単価が安い」「納期が短い」といった案件もあるため、注意が必要です。
稼働日数やリモートの可否
複数の案件をかけ持ちしたい時やスケジュールに制限がある場合は、稼働日数やリモートワークの可否も重要なポイントです。エージェントには、週5日のフル稼働案件が中心のところもあれば、週2~3日の稼働で済む軽めの案件を多く扱っているところもあります。
リモートワークに関しては、フルでリモート可能な案件が多いかどうかをチェックしておきましょう。定期的な出社が求められる案件が中心の場合、時間や地理的な制約が生まれやすく、選択肢が限られる可能性が出てきます。
デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント8選【比較表付き】
名前 | 案件の数 | 単価相場 | サポート | 支払いサイト(※) | 案件ジャンル | 特徴 |
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ITプロパートナーズ | ◎ | ◎ | 小規模企業共済/報酬即日払いサービス/確定申告無料相談 | 20日サイト | Web系 | ・Web系・ゲーム系・グラフィック系 |
Midworks | ○ | ◎ | フリーランス協会の年会費無料/クラウド会計ソフト無料/報酬保障サービス | 20日サイト | Web系・ゲーム系 | ・福利厚生が手厚い ・案件数が豊富 |
レバテッククリエイター | ◎ | ◎ | 税務サポート/人間ドック優待/交流会の開催 | 15日サイト | Web系・ゲーム系・グラフィック系 | ・クリエイティブ職に特化 ・関連サービスが多い |
クラウドテック | ◎ | ○ | 家事代行などの割引/ベビーシッターを特別価格で利用可能 | 15日サイト | Web系・グラフィック系 | ・フル稼働の案件が多め ・88%がリモートワーク |
DYMテック | ○ | ○ | 交渉代行/参画中のフォロー | 不明 | Web系 | ・公開されている案件が少なめ ・転職サポートあり |
Workship | △ | ◎ | 賠償責任保険/案件成約時にお祝い金贈呈/報酬前払い | 30日サイト(月末締め翌月末支払い) | Web系 | ・副業向け案件が充実 ・サポートメニューが多彩 |
ギークスジョブ | ◎ | ○ | 無料の確定申告セミナー/健康診断優待/オンライン学習サービスの割引 | 25日サイト | Web系 | ・リモート案件が80%以上 ・運営は東証プライム上場企業 |
テクフリ | ◎ | ○ | 休業補償/業務満了金/無料の健康診断 | 30日サイト(月末締め翌月末支払い) | Web系・ゲーム系・グラフィック系 | ・マージン率が低め ・福利厚生が手厚い |
※表は横にスクロールできます
※支払サイトとは、取引代金の締め日から支払日までの期間のことを指します
各エージェントの特徴を詳しく解説していきましょう。
1.ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズ | |
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運営会社 | 株式会社Hajimari |
対象職種 | デザイナー エンジニア マーケター プロデューサー 広報 |
サポート内容 | 案件紹介 確定申告代行 小規模企業共済 損害保険及び各種生命保険相談 保険関係トラブル無料相談 弁護士保険 税理士による確定申告無料相談 |
対象エリア | 全国 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | プロダクトの要件定義やUIデザイン:60万円/月 LPの作成:60万円/月 |
弊社「ITプロパートナーズ」はIT分野の仕事に特化したフリーランスエージェントです。エンド直の高単価案件が多く、週2~3日の稼働でこなせる仕事やフルリモート可能な案件が豊富で、収入をアップさせたい人から自分自身のリソースを活用したい人まで、自分に合った案件を探せます。業務分野はUI/UXデザインやWebデザイン、グラフィックデザインなどで、Web系の仕事がしたい人や上流工程に携わりたい人におすすめです。
さらにフリーランス向けのサポートとして、確定申告の無料相談やファイナンシャルプランナーによる保険関係の無料相談、報酬即日払いサービスなどを提供しています。さらに弁護士費用保険や契約リスク判定もお得に利用可能で、安心して働けます。
ITプロパートナーズでは以下のような案件を扱っています。
案件名 | 【Adobe XD/figma】大手楽器製造企業におけるUIUXデザイナーの案件・求人 |
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案件単価 | 〜600,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | デザインツールの利用経験,ヒアリングスキル |
職種・ポジション | UI/UXデザイナー |
案件名 | 【デザイン制作】美容・化粧品業界におけるデザイナーの案件・求人 |
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案件単価 | 〜600,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | 美容系や化粧品系のデザイン経験,販促系デザインの制作経験,Adobeツールの使用経験 |
職種・ポジション | デザイナー |
弊社では、この他にも数多くのフリーランスデザイナー案件を紹介しています。更に案件例をみたい方は以下から無料登録して閲覧してみてください。
2.Midworks
Midworks | |
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運営会社 | 株式会社 Branding Engineer |
対象職種 | デザイナー エンジニア ディレクター |
サポート内容 | 案件紹介 リロクラブの福利厚生 給与保障制度(審査あり) 保険代理店の紹介 会計ソフトの無料提供 など |
対象エリア | 関東・関西 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | Webサイトの改修:45万円/150〜200h |
「Midworks」はIT系エンジニア向けのエージェントです。UI/UXデザインやWebデザイン、ゲーム系デザインなどの高単価案件を取り扱っています。案件受注中のフリーランスに正社員並みの保障制度を提供していることでも知られ、福利厚生サービスや確定申告のサポート、フリーランス向けの賠償責任補償や報酬保障サービスなども提供。一定以上の収入を確保しつつ、手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
3.レバテッククリエイター
レバテッククリエイター | |
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運営会社 | レバテック株式会社 |
対象職種 | Webデザイナー グラフィックデザイナー イラストレーター ディレクター など |
サポート内容 | 案件紹介 キャリア相談 福利厚生 |
対象エリア | 関東・関西 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | UIデザイン:50万円/月 |
「レバテッククリエイター」はWeb業界とゲーム業界に特化しているクリエイター向けエージェントです。Webデザイナーのほか、2D・3Dデザイナーやモーションデザイナー、エフェクトデザイナーといったゲーム系デザインの案件が豊富で、ゲーム業界で働きたい人におすすめ。高単価のものを中心に幅広い案件が揃っていますが、リモート可能な仕事となるとやや選択肢が狭くなります。東京エリアの案件が中心のため、首都圏で仕事を探したい人におすすめです。
4.クラウドテック
クラウドテック | |
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運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
対象職種 | デザイナー エンジニア マーケター ライター |
サポート内容 | 案件紹介 福利厚生 ベビーシッター |
対象エリア | 全国 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | ディレクション・デザイン:96万円/月 |
「クラウドテック」はフリーランスのエンジニアとデザイナー向けのエージェントです。WebデザインやUI/UXデザイン、CGデザイン、グラフィックデザインなどの案件を取り扱っています。リモートワーク案件が多いのが特徴で、2021年4月時点で88%のフリーランスがリモートで働いています。週3~4日といった取り組みやすい案件も多く、仕事とプライベートを両立したい人におすすめです。
5.DYMテック
DYMテック | |
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運営会社 | 株式会社DYM |
対象職種 | デザイナー エンジニア マーケター ディレクター |
サポート内容 | 案件紹介 転職サポート |
対象エリア | 関東 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | 70〜120万円/月 |
「DYMテック」はエンジニアやデザイナー向けのエージェントで、大手からスタートアップまでさまざまな規模の案件を取り扱っています。ただし、公開されている案件が非常に少なく、仕事の傾向や詳細を知りたいのであれば実際に登録するしかありません。
公開中の仕事では、Webデザイナー向け案件があります。正社員への転職もサポートしていますが、関連して「DYM就職」というサービスもあり、利用するか否かはその点も含めて検討するとよいでしょう。
6.Workship
Workship | |
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運営会社 | 株式会社GIG |
対象職種 | デザイナー エンジニア ディレクター など |
サポート内容 | 案件紹介 報酬の先払い 賠償責任保険 福利厚生 |
対象エリア | 関東・関西など |
手数料 | 非公開 |
案件例 | バナーデザイン:2,000円/h |
「Workship」は、主にデザイナー・エンジニア・ディレクター向けのリモート案件や週1~3日の案件を取り扱っているエージェントです。エージェントだけでなくプラットフォームサービスも展開中で、興味のある案件には直接アプローチできます。案件成約時にお祝い金が支給されたり、報酬の先払いに対応していたりと、福利厚生が手厚いのが特徴です。UI/UXデザインやWebデザインの案件が多い傾向があります。
7.ギークスジョブ
ギークスジョブ | |
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運営会社 | ギークス株式会社 |
対象職種 | デザイナー エンジニア ディレクター |
サポート内容 | 案件紹介 フリノベ(福利厚生) |
対象エリア | 関東・関西・中部・九州 |
手数料 | 非公開 |
案件例 | UIデザイン:45〜65万円/月 |
「ギークスジョブ」はリモート案件が80%以上を占めるフリーランスエンジニア向けのエージェントです。デザイナー向け案件はさほど多くないものの、UI/UXデザインやWebデザインの案件が掲載されています。フリーランス向けのセミナーや独立相談会が定期的に開催中で、フリーランスになったばかりの人やこれから独立を考えている人におすすめです。メインとなるエリアは東京ですが、大阪・名古屋・福岡エリアの案件も取り扱っています。
8.テクフリ
テクフリ | |
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運営会社 | 株式会社アイデンティティー |
対象職種 | デザイナー エンジニア Webディレクター ゲームプランナー |
サポート内容 | 案件紹介 休業補償 報酬付き休暇 業務満了金 無料の健康診断 クレジットカード作成 |
支払いサイト | 30日サイト(月末締め翌月末支払い) |
案件ジャンル | Web系・ゲーム系・グラフィック系 |
対象エリア | 関東中心 |
手数料 | 10%~ |
案件例 | UI/UXデザイナー:77万円/140h〜180h |
「テクフリ」はフリーランスエンジニアやデザイナー向けのエージェントです。中間マージンが10%という低マージンの案件もあり、収入アップを実現しやすいエージェントだといえるでしょう。幅広い職種向けの案件があるなかで件数が多めなのは、UI/UXデザイナーやWebデザイナー向けの案件です。また、ゲーム系CGデザイナーの案件も取り扱っています。さらに休業補償や業務満了金の付与など、福利厚生制度も充実しています。
デザイナーがフリーランスエージェントを活用するメリット・デメリット
デザイナーがフリーランスエージェントを活用することには多くのメリットがあります。またデメリットもあるため把握しておくことが大切です。メリット・デメリットそれぞれ紹介するので、参考にしてください。
デザイナーがフリーランスエージェントを活用するメリット
デザイナーがフリーランスエージェントを活用する主なメリットは以下の4点です。
- 高単価案件を獲得できる
- 収入が安定させられる
- 本業に集中できる
- 単価や働き方など交渉してもらえる
ここでは順番に解説します。
高単価案件を獲得できる
多くの企業から多種多様な案件が集まってくるエージェントを介することで、条件や希望、スキルにマッチした高単価案件を獲得しやすくなります。
特に実務経験豊富なフリーランスデザイナーは、クラウドワークスやランサーズのような初心者向けマッチングサイトのみを利用していては、スキルに見合った稼ぎが得られない可能性が高いです。一方でフリーランスエージェントは、高いスキルを求められる分、高単価な案件を獲得することができます。
弊社ITプロパートナーズでは、仲介会社を挟まず直接クライアントと契約しているので、月単価60〜100万円程度と高単価な案件が多いです。フリーランスデザイナーとして高収入を目指したい方は、ぜひ登録してみてください。
収入を安定させられる
エージェントに登録しておくと、1つの案件が終了したタイミングで新しい案件を紹介してもらえるため、高単価案件をコンスタントにこなすことができ、収入が安定します。仕事が途切れることがほぼなく、家計的にも心理的にも余裕を持って働けるのが大きなメリットです。独立後、できるだけ迅速に仕事を始めたい時や、平行して複数の案件に取り組みたい時にも役に立ちます。
本業に集中できる
エージェントを利用すると、自分自身で営業活動をする必要がありません。仕事を獲得するには紹介される案件を受けるだけでよく、本業の作業に集中できます。
自力で案件を獲得しているフリーランスが収入を途切れさせないためには、仕事をこなしながら営業活動をすることになります。実務をこなしつつ営業もするというのは、時間的にも体力的にもかなり大変です。また、営業活動は報酬が発生しないため、長引けば長引くほど収入が減ってしまうことになります。
単価や働き方など交渉してもらえる
フリーランスエージェントは、個々のフリーランサーの希望に合わせて単価や働き方などを交渉します。
デザインスキルに自信があっても、営業スキルが欠けており効果的な交渉術を持っていなければ、場合によっては契約することすら難しいです。フリーランスエージェントでは、そのような方のために専属エージェントが先方に対して交渉を行うので、理想の働き方が実現しやすいと言えるでしょう。
デザイナーがフリーランスエージェントを活用するデメリット
デザイナーがフリーランスエージェントを活用するデメリットは以下の3点です。
- 登録から契約までの手間がかかる
- 中間マージンがある
- 経験年数や実務レベルによっては難しい
順番に解説します。
登録から契約までの手間がかかる
フリーランスエージェントの登録は公式サイトから無料でおこなえます。しかし、案件の契約までには時間がかかるのが一般的です。実際に仕事をスタートする前に、ポートフォリオやスキルシート、職歴書などの提出、アドバイザーとの面談が必要です。
中間マージンがある
エージェントを介して仕事を請けると、中間マージンが発生するため、企業から直接案件を受けるより報酬が低くなるのもデメリットです。
ただ、自分で営業して案件を受けるのは簡単なことではありません。ある程度の経験や実績、人脈などが必要です。本来必要な営業活動を代行してもらえるのに加え、さまざまなサポートを受けられるメリットを考えれば手数料のデメリットをカバーできるでしょう。
また、中間マージンはエージェントが企業に対して上乗せして請求するものであり、フリーランス側が何か支払うものではありません。もちろんエージェントへの登録も無料です。登録者のみを対象とした非公開案件を持っているエージェントも多いため、気になるエージェントには積極的に登録しておくことをおすすめします。
経験年数や実務レベルによっては難しい
フリーランスエージェントに登録しても、デザイナーとしての実務経験年数やスキルレベルによっては契約することが難しいことがあります。
一般的にフリーランスエージェントでは、実務経験を数年間積んでおり即戦力として期待できる方が対象になります。そのため、未経験や初心者がエージェントを利用しても、エージェント側から案件を紹介してくれない可能性があるのです。
目安としては、少なくても1年、できれば3年以上の実務経験が望ましいです。逆に言えばその程度の経験があれば、エージェントを利用することで月単価50万円以上の案件獲得が目指せます。
デザイナー向けフリーランスエージェントに関する実際の口コミ/評判
デザイナー向けフリーランスエージェントの利用者の口コミ/評判を、X(Twitter)からいくつか抜粋して紹介します。
自分で仕事取るのがしんどくなったら、フリーランス専門のエージェント使えば高単価のデザイナー案件が山程あるので、何とでもなります!
恐れず突き進みましょう✊
— コン🦊自社ECで年商1.2億 (@MarketingFoxKon) December 30, 2023
今日久しぶりにお会いしたフリーランス歴20年の方に伺ったけど50個くらいサイトやエージェント登録してるらしい。
以前一緒に仕事したデザイナーの方も常に開拓はしてるって言ってたし、
なんかこう改めて定期的にお仕事あって売上作るを一生担うってさあ…ほんと凄いよなぁ…— 藤井ハルカ / 起業準備中 (@RB_Fujii) November 18, 2023
フリーランスエージェントはフリーランスとして安定して仕事を獲得するためにも登録しておいて損はないでしょう。ただ、一つのサイトだけの利用だけだと不安を抱える方もおり、複数のエージェントを掛け持ちし、いつでも案件を紹介してもらえる状態にすることをおすすめします。
駆け出しフリーランスデザイナーはクラウドソーシングサイトの登録もおすすめ
フリーランスエージェントのほかに、クラウドソーシングの利用もおすすめです。
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や個人と、仕事を請けたい人をWeb上で結びつけるサービスのことです。エージェントは基本的に実務経験者を対象としていますが、クラウドソーシングには初心者や未経験者が請け負える案件も多く、あまり実績がない人や実務経験が浅い人でも始めやすいのが魅力。案件のジャンルも幅広く、Web系・グラフィック系・ゲーム系など、さまざまな仕事が見つかります。
クラウドソーシングでは自分自身で案件を探す必要がありますが、イラストやデザイン系ではコンペ形式を採用した案件もあるため、チャレンジしてみるとよいでしょう。また、自分の得意なことを出品するスキルシェアの使い方ができるサイトもあります。ここでは、代表的な以下のサービスをご紹介します。
ランサーズ
単発の案件が豊富なランサーズでは、副業から始めて実績や経験を積めます。Webデザインやロゴデザイン、イメージキャラクターのデザインなど、多岐にわたる案件を取り扱っています。
ランサーズは、案件を探す以外にもフリーランスに特化したサービスがあるのも特徴です。大企業の正社員も利用している福利厚生プログラム「Lancers クラブオフ」、税務サポートなど、手厚いサポートを受けられます。
また、「パッケージ」と呼ばれる方式でのサービスの出品(スキルシェア)も可能。さらに仲介型の「ランサーズエージェント」とも併用でき、自分に合った使い方を選択できます。
クラウドワークス
クラウドワークスに掲載されている案件のほとんどは在宅ワークです。本業を抱えていても、自分のペースで案件を受けられます。「デザイン」のカテゴリには、Webデザインやロゴデザイン、印刷物のデザインのほか、キャラクターデザインや看板デザインといった案件も掲載されています。
取り扱い件数が多く、フリーランスになりたての時期でも受けられる初心者向け案件も取り扱っているので、実績づくりにも活用できます。
フリーランスデザイナーがエージェントを活用する際のポイント
デザイナーがフリーランスエージェントを利用するのであれば、上手に活用してスムーズに案件を受注し、収入や仕事量の確保につなげることをおすすめします。活用のポイントを解説します。
スキル・経験を伝える
仕事を請ける前に実施される面談では、自分がどのような業務を経験してきたのか、どういったスキルを持っているのかをしっかりと伝えましょう。デザイナーとしての実績を伝えるために、あらかじめポートフォリオ(作品集)を作っておくことをおすすめします。
ポートフォリオは紙もしくはWebで見られるように作成するのが一般的。ただし守秘義務があるものを掲載すると問題になることがあるため、掲載内容には注意が必要です。
報酬・条件の確認・交渉を依頼する
「デザイン単価を上げてもらいたい」「リモートワークの割合を増やしたい」など、紹介された案件の報酬や勤務条件で変更してもらいたい部分がある時は、エージェントに交渉を依頼しましょう。エージェントを利用すると、デザイナー個人では交渉しにくいことを代行してもらえます。
交渉は100%成功するというものではありませんが、本音を言い出せずにモヤモヤした気持ちで働くと、モチベーションの低下にもつながりかねません。エージェントを信頼し、しっかりと希望を伝えることも大切です。
サポート・福利厚生も確認する
フリーランス向けエージェントには、独自のサポートシステムや福利厚生を設けているところが少なくありません。その内容は、フリーランス初心者向けの業務的な支援、毎月の経理や確定申告といったお金に関すること、各種施設の優待、フリーランス同士の交流支援、ヘルスケアサポートなどさまざまです。
フリーランスのデザイナーは会社員と違い、働く環境も自分自身で整える必要があります。エージェントを利用する際は、どのようなサポートがあるのかもチェックしておきましょう。
複数のエージェントを併用する
エージェントを介してデザイナー向け案件を獲得するのであれば、実際に利用するかどうかにかかわらず、複数のエージェントに登録しておきましょう。デザイナー向けの案件は絶対数が少なく、自分に合った仕事の紹介を受けられないケースも想定されるからです。複数登録しておくと、エージェントや案件の比較検討がしやすくなるというメリットもあります。
フリーランスエージェントを利用しない方がよいデザイナーの特徴
エージェントは便利なサービスですが、なかには「エージェントにあまりメリットを感じられない」という人もいます。フリーランスエージェントを利用しない方がよいデザイナーの特徴を解説します。
営業活動や条件交渉が得意
自力で営業や交渉ができ、コンスタントに仕事を獲得できる人は、フリーランスエージェントとはあまり相性がよくないといえるでしょう。フリーランスエージェントを介すると報酬から手数料が引かれるため、クライアントから直接仕事を請けるよりも収入が減ってしまうことが考えられるからです。ただし登録だけであれば無料でできるため、副業探しや仕事が途切れたときの保険として使うという方法もあります。
アピールできる実績が少ない
第三者にアピールできる実績がない人や少ない人は、エージェント側から仕事の仲介を断られてしまう可能性があります。フリーランスエージェントは基本的に、実務経験がある人を対象にしたサービスだからです。
実績不足でフリーランスエージェントを利用できない場合は、まずクラウドソーシングなどを活用して実績を作ることをおすすめします。
情報の登録・更新やとりとりに時間を割けない
フリーランスエージェントを利用する際は、自分自身の業務経験やスキルを登録し、エージェント側のスタッフとやりとりをしなくてはなりません。ポートフォリオの準備や情報の登録・更新、連絡などに時間を割けないのであれば、まずは時間を確保できるように工夫をするか、ほかの方法で仕事を獲得することを検討したほうがよいでしょう。
フリーランスデザイナーが収入を上げるには?
「フリーランスデザイナーになったものの、なかなか収入が上がらない」と悩む人は少なくありません。フリーランスデザイナーが収入を上げるにはいくつか方法がありますが、基本的には「強みやスキルを伸ばす」もしくは「スキルを増やす」ことが重要です。
強みやスキルを伸ばすのであれば、勉強を怠らずにトレンドや新しい手法を取り入れ、難易度の高い案件にも積極的に取り組んでみましょう。スキルを増やすのであれば、まずは関連分野のスキルを学ぶことをおすすめします。Webデザイナーであれば、SEOやコーディング、Webマーケティングなどが挙げられます。
このほか、クライアントに「この人に任せたい」と思ってもらえるよう、プロフィールやポートフォリオを充実させるのも有効な手段です。
まとめ
デザイナーのフリーランスエージェントの選び方やおすすめのフリーランスエージェントを中心に解説しました。
デザイナーのフリーランスエージェントを利用することで高単価案件を獲得できる可能性がありますが、ある程度のスキルや知識、経験などが求められます。エージェントによっては経験などによって案件を受けられないケースもあるので、エージェントは1つに絞らずに複数のサービスに登録するのがポイントです。
ITプロパートナーズは、週2日からのデザイナー案件も多数取り扱っています。フリーランスデザイナーとしての経験を積みたい方、高単価案件を獲得したい方はぜひ活用してください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!