デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント8選【比較表付き】

こんにちは、ITプロマガジンです。

デザイナー案件を獲得するため、フリーランスエージェントの利用を検討している人もいるでしょう。初めて利用する人の中には、自分にあったエージェント選びに悩んでしまうものです。

デザイナー向けのフリーランスエージェントは多くあります。しかし、その中から1つのサービスに絞るのはおすすめしません。複数のサービスに登録し、案件の幅を広げるのが上手な方法です。

そこでこの記事では、フリーランスデザイナーが登録すべきおすすめエージェントを8つ紹介します。エージェントの選び方や利用するメリット・デメリットも解説するので参考にしてください。

まず登録しておきたいデザイナー向けフリーランスエージェント3選
  1. ITプロパートナーズ
    • エンド直案件9割・リモート案件7割!週3日〜の高単価案件も豊富なフリーランスエージェント
  2. レバテッククリエイター
    • Web業界とゲーム業界に特化しているクリエイター向けフリーランスエージェント
  3. ミッドワークス
    • 手厚い保証が魅力!ITエンジニア・デザイナー向けフリーランスエージェント
フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる

などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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目次

デザイナーがフリーランスエージェントを選ぶポイント

フリーランスエージェントとは、個人で仕事を請けたい人とフリーランスに仕事を発注したい企業を仲介するサービスです。

デザイナーとして単価の良い仕事を受注したいのであれば登録すべきですが、その際は自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。ここではまず、エージェント選びで重要な以下のポイントについて解説します。

  • 扱う案件の数と種類
  • 案件単価と受注形態
  • 募集エリア
  • サポート・福利厚生
  • 稼働日数やリモートの可否

扱う案件の数と種類

フリーランスエージェントによって、扱う案件数は大きく異なります。扱う案件数が多いほど、希望に合う案件と出会いやすいでしょう。反対に、案件数が少ないエージェントでは自分に合う案件をそもそも扱っていない可能性があるため、注意が必要です。

また、いくら案件数が多くても自分のスキルを活かせる分野の案件を取り扱っていなければ意味がありません。エージェントに登録する前に、まず自分の職種や得意ジャンルに合った案件があるかどうかも確認してください。例えばWeb系であれば「ITプロパートナーズ」、グラフィック系やゲーム系であれば「レバテッククリエイター」のように、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。

なお、各エージェントの公式サイトには、案件数や実際に紹介可能な案件例が掲載されています。案件数を確認するときは、非公開案件数や実際に募集中の案件数までチェックするようにしましょう。

なお、デザイナーに限らず総合的におすすめのエージェントは「おすすめフリーランスエージェントを職種別で厳選紹介」の記事をご覧ください。

案件単価と受注形態

フリーランスエージェントは、同じような仕事内容でも案件の単価が異なることがあります。自分の希望単価を設定し、その条件にあった案件が募集されているか確認しましょう。さらにフリーランスエージェントによって、クライアントの種類も異なります。例えば多くの大企業と契約しているエージェントなら、高単価案件を見つけやすいでしょう。

なお、案件単価は、クライアントだけでなく受注形態によっても左右されます。「エンド直」「元請け直」といわれる案件はクライアントとの間に仲介会社を挟まないので、単価が高い傾向にあります。そのため、エンド直案件を多く扱うエージェントを選ぶのもひとつの方法です。

募集エリア

フリーランスエージェントによって募集エリアが異なるケースもあります。サービスを選ぶときは、自分が住んでいるエリア内で案件が募集されているかチェックするのもポイントです。

どのサービスも案件の募集地域は首都圏が中心で、地方の案件は多くありません。ただ、フリーランスエージェントはリモート案件の取り扱いが多いのも特徴です。リモート案件の有無や取り扱い件数などでサービスを選ぶ方法もあります。

サポート・福利厚生

フリーランスエージェントによっては、フリーランスへのサポートや福利厚生が充実したサービスもあります。フリーランスは税金面や健康管理など不安になりがちな要素が多いため、安心して働ける環境が整備されているサービスを選ぶのも重要です。

例えば、確定申告に役立つ会計ソフトや税理士・弁護士への無料相談、スキルアップサポート、健康診断などを提供しているサービスがあります。エージェントによってサポート内容は異なるので、自分が必要とする内容から選ぶのも一つの方法です。

稼働日数やリモートの可否

複数の案件をかけ持ちしたい時やスケジュールに制限がある場合は、稼働日数やリモートワークの可否も重要なポイントです。エージェントには、週5日のフル稼働案件が中心のところもあれば、週2~3日の稼働で済む軽めの案件を多く扱っているところもあります。

リモートワークに関しては、フルでリモート可能な案件が多いかどうかをチェックしておきましょう。定期的な出社が求められる案件が中心の場合、時間や地理的な制約が生まれやすく、選択肢が限られる可能性が出てきます。

デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント8選【比較表付き】

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名前案件の数単価相場サポート支払いサイト(※)案件ジャンル特徴
ITプロパートナーズ小規模企業共済/報酬即日払いサービス/確定申告無料相談20日サイトWeb系・Web系・ゲーム系・グラフィック系
Midworksフリーランス協会の年会費無料/クラウド会計ソフト無料/報酬保障サービス20日サイトWeb系・ゲーム系・福利厚生が手厚い
・案件数が豊富
レバテッククリエイター税務サポート/人間ドック優待/交流会の開催15日サイトWeb系・ゲーム系・グラフィック系・クリエイティブ職に特化
・関連サービスが多い
クラウドワークス テック家事代行などの割引/ベビーシッターを特別価格で利用可能15日サイトWeb系・グラフィック系・フル稼働の案件が多め
・88%がリモートワーク
DYMテック交渉代行/参画中のフォロー不明Web系・公開されている案件が少なめ
・転職サポートあり
Workship賠償責任保険/案件成約時にお祝い金贈呈/報酬前払い30日サイト(月末締め翌月末支払い)Web系・副業向け案件が充実
・サポートメニューが多彩
geechs job(ギークスジョブ)無料の確定申告セミナー/健康診断優待/オンライン学習サービスの割引25日サイトWeb系・リモート案件が80%以上
・運営は東証プライム上場企業
テクフリ休業補償/業務満了金/無料の健康診断30日サイト(月末締め翌月末支払い)Web系・ゲーム系・グラフィック系・マージン率が低め
・福利厚生が手厚い

※支払サイトとは、取引代金の締め日から支払日までの期間のことを指します

各エージェントの特徴を詳しく解説していきましょう。

1.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ
運営会社株式会社Hajimari
対象職種デザイナー
エンジニア
マーケター
プロデューサー
広報
サポート内容案件紹介
確定申告代行
小規模企業共済
損害保険及び各種生命保険相談
保険関係トラブル無料相談
弁護士保険
税理士による確定申告無料相談
対象エリア全国
手数料非公開
案件例プロダクトの要件定義やUIデザイン:60万円/月
LPの作成:60万円/月

弊社「ITプロパートナーズ」はIT/Web分野に特化したフリーランスエージェントです。エンド直の高単価案件が多く、フルタイムはもちろん、週3日からの稼働でこなせる仕事やフルリモート可能な案件も豊富。

収入をアップさせたい人から自分自身のリソースを活用したい人まで、自分に合った案件を探せます。業務分野はUI/UXデザインやWebデザイン、グラフィックデザインなどで、Web系の仕事がしたい人や上流工程に携わりたい人におすすめです。

ITプロパートナーズでは以下のような案件を扱っています。

案件名【Adobe XD/figma】大手楽器製造企業におけるUIUXデザイナーの案件・求人
案件単価〜600,000円/月
勤務地フルリモート
スキルデザインツールの利用経験,ヒアリングスキル
職種・ポジションUI/UXデザイナー
案件名【デザイン制作】美容・化粧品業界におけるデザイナーの案件・求人
案件単価〜600,000円/月
勤務地フルリモート
スキル美容系や化粧品系のデザイン経験,販促系デザインの制作経験,Adobeツールの使用経験
職種・ポジションデザイナー

弊社では、この他にも数多くのフリーランスデザイナー案件を紹介しています。更に案件例をみたい方は以下から無料登録して閲覧してみてください。

2.Midworks

引用元:Midworks
Midworks
運営会社株式会社 Branding Engineer
対象職種デザイナー
エンジニア
ディレクター
サポート内容案件紹介
リロクラブの福利厚生
給与保障制度(審査あり)
保険代理店の紹介
会計ソフトの無料提供
など
対象エリア関東・関西
手数料非公開
案件例Webサイトの改修:45万円/150〜200h

Midworks」はIT系エンジニア向けのエージェントです。UI/UXデザインやWebデザイン、ゲーム系デザインなどの高単価案件を取り扱っています。案件受注中のフリーランスに正社員並みの保障制度を提供していることでも知られ、福利厚生サービスや確定申告のサポート、フリーランス向けの賠償責任補償や報酬保障サービスなども提供。一定以上の収入を確保しつつ、手厚いサポートを受けたい人におすすめです。

Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミは?利用者の声を公開

3.レバテッククリエイター

レバテッククリエイター
運営会社レバテック株式会社
対象職種Webデザイナー
グラフィックデザイナー
イラストレーター
ディレクター
など
サポート内容案件紹介
キャリア相談
福利厚生
対象エリア関東・関西
手数料非公開
案件例UIデザイン:50万円/月

レバテッククリエイター」はWeb業界とゲーム業界に特化しているクリエイター向けエージェントです。Webデザイナーのほか、2D・3Dデザイナーやモーションデザイナー、エフェクトデザイナーといったゲーム系デザインの案件が豊富で、ゲーム業界で働きたい人におすすめ。高単価のものを中心に幅広い案件が揃っていますが、リモート可能な仕事となるとやや選択肢が狭くなります。東京エリアの案件が中心のため、首都圏で仕事を探したい人におすすめです。

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4.クラウドワークス テック

クラウドテック
運営会社株式会社クラウドワークス
対象職種デザイナー
エンジニア
マーケター
ライター
サポート内容案件紹介
福利厚生
ベビーシッター
対象エリア全国
手数料非公開
案件例ディレクション・デザイン:96万円/月

クラウドワークス テック」はエンジニアとデザイナー向けのフリーランスエージェントです。デザイナー向けでは、WebデザインやUI/UXデザイン、CGデザイン、グラフィックデザインなどの案件を取り扱っています。

2023年6月時点でリモートワーク案件が97%、案件継続率が90%以上とフリーランスにとって働きやすい案件・環境を用意しています。週3~4日稼働案件も多いため、仕事とプライベートを両立したい人にもおすすめです。

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5.DYMテック

引用元:DYMテック
DYMテック
運営会社株式会社DYM
対象職種デザイナー
エンジニア
マーケター
ディレクター
サポート内容案件紹介
転職サポート
対象エリア関東
手数料非公開
案件例70〜120万円/月

DYMテック」はエンジニアやデザイナー向けのエージェントで、大手からスタートアップまでさまざまな規模の案件を取り扱っています。ただし、公開されている案件が非常に少なく、仕事の傾向や詳細を知りたいのであれば実際に登録するしかありません。

公開中の仕事では、Webデザイナー向け案件があります。正社員への転職もサポートしていますが、関連して「DYM就職」というサービスもあり、利用するか否かはその点も含めて検討するとよいでしょう。

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6.Workship

引用元:Workship
Workship
運営会社株式会社GIG
対象職種デザイナー
エンジニア
ディレクター
など
サポート内容案件紹介
報酬の先払い
賠償責任保険
福利厚生
対象エリア関東・関西など
手数料非公開
案件例バナーデザイン:2,000円/h

Workship」は、主にデザイナー・エンジニア・ディレクター向けのリモート案件や週1~3日の案件を取り扱っているエージェントです。エージェントだけでなくプラットフォームサービスも展開中で、興味のある案件には直接アプローチできます。案件成約時にお祝い金が支給されたり、報酬の先払いに対応していたりと、福利厚生が手厚いのが特徴です。UI/UXデザインやWebデザインの案件が多い傾向があります。

7.geechs job(ギークスジョブ)

ギークスジョブ
運営会社ギークス株式会社
対象職種デザイナー
エンジニア
ディレクター
サポート内容案件紹介
フリノベ(福利厚生)
対象エリア関東・関西・中部・九州
手数料非公開
案件例UIデザイン:45〜65万円/月

ギークスジョブ」はリモート案件が80%以上を占めるフリーランスエージェントです。デザイナー向け案件はさほど多くないものの、UI/UXデザインやWebデザインの案件が掲載されています。フリーランス向けのセミナーや独立相談会が定期的に開催中で、フリーランスになったばかりの人やこれから独立を考えている人におすすめです。メインとなるエリアは東京ですが、大阪・名古屋・福岡エリアの案件も取り扱っています。

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8.テクフリ

引用元:テクフリ
テクフリ
運営会社株式会社アイデンティティー
対象職種デザイナー
エンジニア
Webディレクター
ゲームプランナー
サポート内容案件紹介
休業補償
報酬付き休暇
業務満了金
無料の健康診断
クレジットカード作成
支払いサイト30日サイト(月末締め翌月末支払い)
案件ジャンルWeb系・ゲーム系・グラフィック系
対象エリア関東中心
手数料10%~
案件例UI/UXデザイナー:77万円/140h〜180h

テクフリ」はフリーランスエンジニアやデザイナー向けのエージェントです。中間マージンが10%という低マージンの案件もあり、収入アップを実現しやすいエージェントだといえるでしょう。幅広い職種向けの案件があるなかで件数が多めなのは、UI/UXデザイナーやWebデザイナー向けの案件です。また、ゲーム系CGデザイナーの案件も取り扱っています。さらに休業補償や業務満了金の付与など、福利厚生制度も充実しています。

デザイナーがフリーランスエージェントを活用するメリット・デメリット

デザイナーがフリーランスエージェントを活用することには多くのメリットがあります。またデメリットもあるため把握しておくことが大切です。メリット・デメリットそれぞれ紹介するので、参考にしてください。

デザイナーがフリーランスエージェントを活用するメリット

デザイナーがフリーランスエージェントを活用する主なメリットは以下の5点です。

  • 営業活動・単価交渉・契約周りを代行してもらえる
  • 高単価案件を獲得できる
  • 自身の市場価値を把握できる
  • 福利厚生を受けられる場合がある

ここでは順番に解説します。

営業活動・単価交渉・契約周りを代行してもらえる

デザイナーがフリーランスエージェントを活用する最大のメリットは営業活動を自分で行う必要がなくなり、本業に集中できることです。

通常、フリーランスはデザイナーに限らず自身で営業活動をして案件を獲得する必要があります。しかし、エージェントを利用すれば、自分にマッチした案件の紹介を受けられるので、案件探しの手間を省くことができます。

また、エージェントは単価交渉も代行してくれるので、希望に沿った条件での案件獲得がしやすいと言えます。さらに、契約周りの手続きもエージェントが行うので、本業以外の事務手続きに時間を使う必要もありません。

そのため、営業スキルに自信がない方や事務作業が苦手な方にとって、最適な案件獲得方法と言えるでしょう。

高単価案件を獲得できる

多くの企業から多種多様な案件が集まってくるエージェントを介することで、条件や希望、スキルにマッチした高単価案件を獲得しやすくなります。

特に実務経験豊富なフリーランスデザイナーは、クラウドワークスやランサーズのような初心者向けマッチングサイトのみを利用していては、スキルに見合った稼ぎが得られない可能性が高いです。一方でフリーランスエージェントは、高いスキルを求められる分、高単価な案件を獲得できます。

弊社ITプロパートナーズでは、仲介会社を挟まず直接クライアントと契約しているので、月単価60〜100万円程度と高単価な案件が多いです。フリーランスデザイナーとして高収入を目指したい方は、ぜひ登録してみてください。

自身の市場価値を把握できる

フリーランスエージェントを活用すると、今の自分のスキルでどのくらいの単価の案件を獲得できるかなどを知るきっかけになります。そのため、自分の市場価値を把握できるのもエージェントを活用するメリットのひとつです。

フリーランスとして活動するうえで、収入アップを目指したりキャリアを見直したりするには、まず現在の市場価値を把握することが大切です。エージェントの担当者がスキルや実績に基づいて紹介してくれる案件の単価は、そのまま今の自分の市場価値とも解釈できます。

自分で営業して獲得した案件は単価が妥当なものなのか判断が難しいため、自分の市場価値を客観的に知りたい人にもフリーランスエージェントがおすすめです。

福利厚生を受けられる場合がある

エージェントによっては充実した福利厚生を用意している会社もあります。

例えば一定の条件を満たせば社会保険に加入できる場合があります。これにより、病気やケガの際の保障や、老後のための年金積立が可能になります。

また、定期的に健康診断を受けることができたり、研修プログラムやセミナーへの参加費補助など、スキルアップのサポートを受けられることもあるのです。

フリーランスは自由な働き方ができる一方で、自己責任での管理が必要な場面が多いです。しかし、エージェントを利用することで、安心して長期的に働ける環境が整うかもしれません。

デザイナーがフリーランスエージェントを活用するデメリット

デザイナーがフリーランスエージェントを活用するデメリットは以下の4点です。

  • 登録から契約までの時間がかかる場合がある
  • 中間マージンがある
  • 経験年数や実務レベルによっては難しい
  • 基本的に担当者は選べない

順番に解説します。

登録から契約までの時間がかかる場合がある

フリーランスエージェントは、デザイナーのスキルや希望条件と、クライアントの求めるスキルや条件を照らし合わせ、最適な案件を探します。そのため登録から契約までに時間がかかることがあります。

スムーズに契約を進めるためにも、自分のスキルや経験、条件などを具体的に記載したプロフィールを作成したり、複数のエージェントに登録するなどし、効率的にフリーランスエージェントを利用しましょう。

中間マージンがある

エージェントを介して仕事を請けると、中間マージンが発生するため、企業から直接案件を受けるより報酬が低くなるのもデメリットです。

ただ、自分で営業して案件を受けるのは簡単なことではありません。ある程度の経験や実績、人脈などが必要です。本来必要な営業活動を代行してもらえるのに加え、さまざまなサポートを受けられるメリットを考えれば手数料のデメリットをカバーできるでしょう。

また、中間マージンはエージェントが企業に対して上乗せして請求するものであり、フリーランス側が何か支払うものではありません。もちろんエージェントへの登録も無料です。登録者のみを対象とした非公開案件を持っているエージェントも多いため、気になるエージェントには積極的に登録しておくことをおすすめします。

経験年数や実務レベルによっては難しい

フリーランスエージェントに登録しても、デザイナーとしての実務経験年数やスキルレベルによっては契約することが難しいことがあります

一般的にフリーランスエージェントでは、実務経験を数年間積んでおり即戦力として期待できる方が対象になります。そのため、未経験や初心者がエージェントを利用しても、エージェント側から案件を紹介してくれない可能性があるのです。

目安としては、少なくても1年、できれば3年以上の実務経験が望ましいです。逆に言えばその程度の経験があれば、エージェントを利用することで月単価50万円以上の案件獲得が目指せます。

基本的に担当者は選べない

フリーランスエージェントは利用者ごとに担当者がつくのが一般的ですが、自分につく担当者は基本的に選べません。そのため、担当者と相性が合わないと感じるケースがあるのもデメリットのひとつです。

理由にもよりますが、担当者を変えてもらえるケースもあるため、相性が悪いと感じたらエージェントに相談してみてください。

デザイナー向けフリーランスエージェントに関する実際の口コミ/評判

デザイナー向けフリーランスエージェントの利用者の口コミ/評判を、X(Twitter)からいくつか抜粋して紹介します。

フリーランスエージェントはフリーランスとして安定して仕事を獲得するためにも登録しておいて損はないでしょう。ただ、一つのサイトだけの利用だけだと不安を抱える方もおり、複数のエージェントを掛け持ちし、いつでも案件を紹介してもらえる状態にすることをおすすめします。

駆け出しフリーランスデザイナーはクラウドソーシングサイトの登録もおすすめ

フリーランスエージェントのほかに、クラウドソーシングの利用もおすすめです。

クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や個人と、仕事を請けたい人をWeb上で結びつけるサービスのことです。エージェントは基本的に実務経験者を対象としていますが、クラウドソーシングには初心者や未経験者が請け負える案件も多く、あまり実績がない人や実務経験が浅い人でも始めやすいのが魅力。案件のジャンルも幅広く、Web系・グラフィック系・ゲーム系など、さまざまな仕事が見つかります。

クラウドソーシングでは自分自身で案件を探す必要がありますが、イラストやデザイン系ではコンペ形式を採用した案件もあるため、チャレンジしてみるとよいでしょう。また、自分の得意なことを出品するスキルシェアの使い方ができるサイトもあります。ここでは、代表的な以下のサービスをご紹介します。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

単発の案件が豊富なランサーズでは、副業から始めて実績や経験を積めます。Webデザインやロゴデザイン、イメージキャラクターのデザインなど、多岐にわたる案件を取り扱っています。

ランサーズは、案件を探す以外にもフリーランスに特化したサービスがあるのも特徴です。大企業の正社員も利用している福利厚生プログラム「Lancers クラブオフ」、税務サポートなど、手厚いサポートを受けられます。

また、「パッケージ」と呼ばれる方式でのサービスの出品(スキルシェア)も可能。さらに仲介型の「ランサーズエージェント」とも併用でき、自分に合った使い方を選択できます。

ランサーズの評判は?やめとけ・ひどいという口コミは本当?

クラウドワークス

クラウドワークスに掲載されている案件のほとんどは在宅ワークです。本業を抱えていても、自分のペースで案件を受けられます。「デザイン」のカテゴリには、Webデザインやロゴデザイン、印刷物のデザインのほか、キャラクターデザインや看板デザインといった案件も掲載されています。

取り扱い件数が多く、フリーランスになりたての時期でも受けられる初心者向け案件も取り扱っているので、実績づくりにも活用できます。

クラウドワークスの評判は?口コミや利用すべき人・向かない人を解説

ココナラ

引用元:ココナラ

ココナラは、個人のスキルを売り買いできるサービスです。出品できるスキルのカテゴリは450種類以上と豊富で、デザインカテゴリにはロゴやチラシ、Webサイトやバナーなど、多種多様なスキルが出品されています。

スキルを出品する際にはサービス内容や価格、購入にあたってのお願いや成果物のサンプルなどを細かく記載できるフォーマットが用意されていて、その内容に魅力を感じた人がスキルを購入すれば受注となる仕組みです。

サービス内容や価格を自分で決められるため、納得感のある報酬を設定できるというメリットがあります。また、仕事を受けられないときの受付休止機能や、報酬の未払いを防ぐ事前決済など、安心して出品できる仕組みも整っています。

フリーランスデザイナーがエージェントを活用する際のポイント

デザイナーがフリーランスエージェントを利用するのであれば、上手に活用してスムーズに案件を受注し、収入や仕事量の確保につなげることをおすすめします。活用のポイントを解説します。

スキル・経験を明確に伝える

仕事を請ける前に実施される面談では、自分がどのような業務を経験してきたのか、どういったスキルを持っているのかをしっかりと伝えましょう。デザイナーとしての実績を伝えるために、あらかじめポートフォリオ(作品集)を作っておくことをおすすめします。

ポートフォリオは紙もしくはWebで見られるように作成するのが一般的。ただし守秘義務があるものを掲載すると問題になることがあるため、掲載内容には注意が必要です。

フリーランスのWebデザイナーが参考にすべきポートフォリオ15選

サポート・福利厚生も確認する

フリーランス向けエージェントには、独自のサポートシステムや福利厚生を設けているところが少なくありません。その内容は、フリーランス初心者向けの業務的な支援、毎月の経理や確定申告といったお金に関すること、各種施設の優待、フリーランス同士の交流支援、ヘルスケアサポートなどさまざまです。

フリーランスのデザイナーは会社員と違い、働く環境も自分自身で整える必要があります。エージェントを利用する際は、どのようなサポートがあるのかもチェックしておきましょう。

同時に複数の案件にエントリーする

効率的に案件を受注するには、同時に複数の案件にエントリーするのがポイントです。エントリーしたからといって必ず受注できるわけではないため、1件ずつエントリーしていてはなかなか案件に参画できないかもしれません。希望の条件に合う案件が複数あるなら、どれか1つに絞らず積極的にエントリーしていきましょう。

複数のエージェントを併用する

冒頭でも紹介した通り、エージェントを介してデザイナー向け案件を獲得するのであれば、実際に利用するかどうかにかかわらず、複数のエージェントに登録しておきましょう。デザイナー向けの案件は絶対数が少なく、自分に合った仕事の紹介を受けられないケースも想定されるからです。複数登録しておくと、エージェントや案件の比較検討がしやすくなるというメリットもあります。

フリーランスエージェントは複数登録すべき6つの理由と登録時の注意点

フリーランスデザイナーが収入を上げるには?

最後に、フリーランスデザイナーが収入を上げるために必要な3つの取り組みを紹介します。

とにかく実績を積み上げる

デザイナーがフリーランスとして収入を上げたい場合は、とにかく実績を積み上げることが一番の近道です。結局のところ、クライアントが仕事を依頼する際に最も注目するのが過去の実績です。

従って実績を増やすことで、クライアントからの信頼を得やすくなり、より高額な案件やリピート案件を獲得できる可能性が高まります。また、豊富な実績があることで、単価の交渉なども可能になります。

とにかく実績を積み上げ、クライアントからの信頼を獲得できるようにしましょう。

キャリアアップする

デザイナーとしてのスキルや経験を活かしてキャリアアップしていくのも、収入を上げる方法のひとつです。例えばWebデザイナーなら、ディレクターやフロントエンドエンジニアへのキャリアアップを検討してみましょう。より上流工程を担当する職種や高いスキルが求められる職種にキャリアアップすることで、単価の高い案件にチャレンジできるようになり、収入を伸ばしていけます。

Webデザイナーの平均年収は?収入アップの方法や求められるスキル

案件獲得経路を増やす

より条件の良い案件と出会えるように、案件獲得経路を複数持っておくことも大切です。案件獲得経路を複数持っておくことで、仕事が途切れるのを回避したり、より高単価な案件と出会いやすくなったりする効果があります。エージェント以外にも人脈を辿って案件を紹介してもらうなど、さまざまな方法で案件を獲得できるよう日頃から準備しておきましょう。

まとめ

デザイナーのフリーランスエージェントの選び方やおすすめのフリーランスエージェントを中心に解説しました。

デザイナーのフリーランスエージェントを利用することで高単価案件を獲得できる可能性がありますが、ある程度のスキルや知識、経験などが求められます。エージェントによっては経験などによって案件を受けられないケースもあるので、エージェントは1つに絞らずに複数のサービスに登録するのがポイントです。

ITプロパートナーズは、週2日からのデザイナー案件も多数取り扱っています。フリーランスデザイナーとしての経験を積みたい方、高単価案件を獲得したい方はぜひ活用してください。

フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
  • 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
  • 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
  • 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい

そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!

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