こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。
さまざまな働き方が選べるようになった昨今、Web広告運用者のなかにも独立し、フリーランスになる人が増えています。しかし、フリーランスには興味があるものの、独立に対して不安を感じ、一歩踏み出せない人も多いでしょう。
今回は、フリーランスWeb広告運用の働き方について詳しく紹介します。気になる報酬事情や具体的な案件、仕事の探し方や獲得方法を確認して、フリーランスとしての働き方を検討してみてください。
弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。経験とスキルさえあれば、週2日から高収入案件をご紹介できます。まずは無料登録をして色々な案件をみて見てください。弊社からおすすめの案件をご紹介することも可能です。
Contents
フリーランスWeb広告運用の働き方や報酬事情

それでは早速、フリーランスWeb広告運用者の働き方と報酬事情について確認していきましょう。
フリーランスWeb広告運用の仕事内容や働き方
企業に雇用されて働く場合は、特定の企業に在籍し、会社が受注したプロジェクトに参加、Web広告の運用代行に携わります。受注や条件交渉、契約などそのほかの仕事は、企業の他メンバーが担当するのが普通です。
一方で、フリーランスとして働く場合は、特定の企業や組織には属さず、Web広告の運用代行に携わります。ただし、会社員として働く場合と異なり、自分がクライアントと直接やり取りしながら、営業や運用プロジェクトの選択、条件交渉、契約、メンバー構築、その他の雑務まで自分でこなすことになります。
Web広告運用経験者は独立しやすい
Web広告の運用は、実務経験があればフリーランスとして働きやすい仕事です。パソコンや通信環境など就業環境を整えれば、自分1人でもほとんどの業務を完結させられます。
また、社会のデジタル化が進むなか、インターネット広告の市場規模は拡大しており、専門人材への需要が高まっています。一方で、豊富なスキル・経験がある人材は不足しているため、Web広告運用の知識と経験があればフリーランスでも仕事を得やすいといえます。
なお、Web広告運用に限らず、Webマーケティング全般のスキルを生かしてフリーランスになろうと考えている方は以下の記事を参考にしてください。
フリーランス案件の報酬や年収の目安
正社員のWeb広告運用担当者や広告プランナーの場合は、年収は500万円程度です。
一方、弊社フリーランスIT人材向けエージェント「ITプロパートナーズ」の「広告運用」案件をみると、Web広告運用案件は10万〜70万円が相場です。ただし、金額は稼働日数やコミットメントの程度によって異なります。週1〜2日だと10万〜30万円程度が、週4〜5日でコミットメント度合いが高いと50万円以上の案件が目立ちます。
週5日月額50万円の案件を受けた場合、年収は600万円。同質の仕事をする場合、雇用されるよりもフリーランスになった方が稼ぎやすいといえるでしょう。
Web広告運用はフリーランスの独立がおすすめな理由
Web広告運用者は、フリーランスとして仕事を受けやすく、稼ぎやすいこと以外にも独立するメリットがあります。ここからは、Web広告運用の担当者にフリーランスとしての独立がおすすめできる理由をみてみましょう。
在宅・リモート案件が豊富
先述の通り、Web広告運用の仕事は、パソコンや通信環境など仕事環境を整備すれば、1人でも取り組むことができます。クライアントや他メンバーとは、ビジネスチャットツールやWeb会議ツール、クラウドサービスなどを利用することで連携が図れます。そのため、在宅ワークやリモートワークの案件が多く、住んでいる国や地域、家庭環境に関わらず、仕事を受けることが可能です。
継続して収入を得やすい
経済産業省「IT人材需給に関する調査」によると、デジタル化の普及に伴い、2030年にはIT人材が最大79万人不足するといわれています。デジタル環境が加速するなか、Web広告運用は将来性が高い分野であり、将来的にも継続して収入を得られることが予想できます。さらに、フリーランスになることで、会社員よりも高い収入が期待できるでしょう。
スキルや経験次第で報酬は青天井
企業に雇用されていると、給与の上がり幅には限界があります。しかし、フリーランスでは自分の実力がそのまま報酬に反映され、結果を残せば報酬額は青天井です。
フリーランスWeb広告運用者は、自分自身が商品となります。スキルや経験を積み重ね、ライバルのWeb広告運用者たちよりもハイレベルな仕事を提供できれば、それだけ稼ぐことができるのです。
フリーランスWeb広告運用の仕事の種類と案件例

続いては、フリーランスWeb広告運用の仕事の種類と案件例を具体的に確認しておきましょう。
工程別の仕事の種類と案件例
まずは、プロジェクトの工程別に、仕事内容、求められるスキル、実際の案件例についてみていきます。
プランニング
フリーランス案件でも、通常のプロジェクトと同様にプランニングから始まります。プランニングでは、クライアントからヒアリングをしたり、提案する商品・サービスの理解を深めたりして、訴求内容(アピールポイント)や予算、掲載媒体、コンバージョン地点などの詳細を決定。そして、同業他社と差別化しながら、ターゲットユーザーに合せた運用の計画を立てます。
Web広告運用の基礎となる部分なので、広告運用スキルはもちろん情報収集・解析スキルや、クライアントや他メンバーと連携を取るためのコミュニケーション力が必要です。
以下は弊社「ITプロパートナーズ」に掲載されている案件例です。
アカウント構築・出稿
プランニングの内容についてクライアントと合意したら、実際に広告媒体のアカウントを構築し、広告を出稿します。リスティング広告の場合は、検索キーワードや広告文を作成。同時に、広告を最適化していくために、「Googleアナリティクス」など分析ツールの導入も行います。
効果的にユーザーにアプローチをして広告のクリック率(CTR)を高めるために、発想力や論理的思考力が求められます。また、ユーザーの興味や関心は、刻々と変化していることから、ここでも情報収集・解析スキルは重要です。
分析・改善
Web広告を出した後は、効果測定を行い、実際に出稿された広告がユーザーの行動や感情、意識に変化を与えたのかを計測します。流入経路やクリック率、CVR(コンバージョン率)などを分析し、必要であれば改善したり予算の見直しを行ったりして、費用対効果を高めるのも重要な役割です。
効果を最大化できるよう、PDCAサイクルを回しながら運用を行うことから、広告運用スキルのほかに、課題発見力や問題解決能力が重宝されます。また、論理的思考力や情報収集・解析スキルも引き続き求められます。
弊社ではこの他にも様々なフリーランス広告運用案件を扱っています。まずはITプロパートナーズの詳しい情報をチェックしてみてください。
プロダクト別の仕事の種類と案件例
続いて、プロダクト別に、仕事内容、求められるスキル、実際の案件例について確認します。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告とも呼ばれるWeb広告です。検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに関連が高い広告を、検索結果画面に表示させるため、コンバージョンにつながりやすいという特徴があります。
リスティング広告を出稿する場合は、前項で紹介したプランニング、アカウント構築・出稿、分析・改善の3ステップで業務を進めます。短期間でも効果が出やすいのがWeb広告なので、出稿後すぐに効果を測定し、改善施策を立案。広告運用スキルから、論理的思考力や情報収集・解析スキル、コミュニケーション力まで幅広いスキルが求められます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ、動画サイトの広告枠に表示されるWeb広告です。画像、テキスト、動画と広告形式の幅が広く、ユーザーがその時見ているコンテンツにマッチする広告を表示させることができます。
ディスプレイ広告を出稿する手順は、リスティング広告と大きく違いはありませんが、画像や動画も選択できることから視覚的な訴求についての知識が必要です。また、ディスプレイ広告は潜在ユーザーに認知してもらう役割が強く、効果が見えにくい面があるため、ディスプレイ広告運用の効果測定や改善に対する経験が求められるでしょう。
SNS広告
SNS広告とは、TwitterやInstagram、Facebook、YouTube、LINE、TikTokなどソーシャルメディア上で表示されるWeb広告です。SNS広告は、潜在層から顕在層まで幅広くアプローチできるだけでなく、特定のトピックに関心があるユーザーに直接的にアプローチすることができます。
SNS広告では、各SNSの特徴からクライアントの商品・サービスに合う媒体やコンテンツを決める必要があります。SNSのトレンドは変化が速く、新しい機能も次々に登場します。そのため、各ソーシャルメディアの特徴を理解する情報収集・解析スキルが重要です。
広告運用系のフリーランス案件を更にチェックしたい方は以下から無料登録し、案件を閲覧してみてください。
フリーランスWeb広告運用案件の獲得に必要なスキルや経験
現代のビジネスには欠かせない存在であるWeb広告運用の仕事ですが、どのようなスキルや経験が求められるのでしょうか。実務経験があることを前提に、フリーランスとして案件を獲得するために求められる必要なスキルや経験を紹介します。
Webマーケティング全般のスキル
Web広告の出稿は、Webマーケティングの施策の1つの手法です。そのため、Web広告を効果的に運用するためには、Webマーケティング全般の知識やスキルを身につけておく必要があります。
なかには、Web広告が向いていない商品やサービスも存在します。広い視野で適切な提案や対応ができれば、フリーランスWeb広告運用者としての価値が上がるでしょう。
データ分析力
出稿したWeb広告について状況を見ながらPDCAを回すWeb広告運用において、データ分析力は無くてはならない能力です。ひと口にデータ分析力といっても、データを読み解く能力から、先述したような論理的思考力や発想力、そのほかにも課題発見力、問題解決能力、情報収集・解析スキルまで、さまざまなスキルを組み合わせる必要があります。
クリエイティブスキル
Web広告では、広告文や画像、動画などを扱います。心理的に、視覚的にユーザーをクライアント商品・サービスに誘導するためのクリエイティブな工夫も必要となるのです。そのため、クリエイティブスキルを持っていることも、Web広告運用者としてのパフォーマンスに直結するといえるでしょう。
セールススキル
フリーランスとして独立すると、案件を獲得するのも自分で行わなければなりません。そこで、Web広告運用に直結するスキルのほかに、セールススキルも必要となってきます。
長く企業に勤めていたWeb広告運用者であれば、セールススキルを身につける機会がなかった人も多いでしょう。コミュニケーション力と通じるところがある能力なので、在籍中から分かりやすく説明する能力やヒアリング力を磨く意識が求められます。
マネジメントスキル
フリーランスのWeb広告運用者は、オペレーションや予算設計、スケジュール管理、チームメンバーの管理など、ヒト・モノ・カネのマネジメントスキルが必要とされます。
特に、異なるプロダクトの広告運用を同時に進める場合やアドバイザー的な役割を担う場合は、リーダーシップを取りながら業務をスムーズに進め、さらに成果も出さなければなりません。結果を求められるWeb広告運用者として独立するためには、マネジメントスキルが必須スキルといえるでしょう。
Web広告運用でフリーランスとして独立する方法

ここからは、Web広告運用者として独立する手順を紹介します。特に、Web広告運用の実務経験が少ない場合は要確認です。
実務経験がない場合は広告運用関連の職に就く
フリーランスとしてWeb広告運用案件を受けるためには、実務経験は必須と考えましょう。そこで、実務経験がない、あるいは浅い場合は、まず広告運用関連の職に就く必要があります。
さまざまな分野の仕事が集まる広告代理店が募集する未経験歓迎の求人を探し、正社員として就職するのがおすすめです。求人サイトでは、広告運用オペレーターやWeb広告プランナーとして求人が出ていることもあります。
資格取得・実績を積む
企業での実績は、フリーランスとして独立した時の大きな強みとなります。そのため企業に勤めている間は、できるだけ多くの、そして幅広い実績を積み上げましょう。
現在、Googleアナリティクス個人認定資格やGoogle広告認定資格など、Web広告運用者としてのスキルの証明に役立つ資格もあります。フリーランスになった時に、自分の知識やスキルをアピールできるよう資格を取得しておくのもおすすめです。
独立してジョインする
十分な実績を積み上げられたら、フリーランスとして独立します。独立する際は、いきなり会社を退職するのではなく、まずは副業として稼働日数や業務量が少ない案件を受注してみるのがおすすめです。フリーランスになっても仕事がなければ、生活が苦しくなり、Web広告運用者として活躍できない可能性もあります。
最初は副業から始めることで案件の受注方法や手順を確認できるだけでなく、セールススキルを磨いたり、完全に独立する時の足がかりにしたりできます。フリーランス案件に慣れてきてから完全に独立する方が安心でしょう。
Web広告運用フリーランスが仕事を探す方法
それでは、Web広告運用のフリーランス案件は、どこでどのように探し、どのように受注すればよいのでしょうか。
フリーランス向けエージェント
実務経験が豊富なWeb広告運用者であれば、フリーランス向けにクライアント企業との仲介を行っているエージェントの利用が向いています。エージェントでは、自分のスキルや経験、希望に合わせた案件を紹介してくれるため、十分な実績やスキルを持っていれば、高単価で好条件の案件を受注することができます。
自分で営業を行う必要はなく条件交渉や雑務のサポートを行ってくれるため、Web広告運用に集中でき、フリーランスとしての負担を軽減することが可能です。
弊社「ITプロパートナーズ」でも、フリーランスの広告運用案件を数多く扱っています。興味のある方はまず無料登録し、どのような案件があるか閲覧してみてください。
転職サイト・仕事情報検索サイト
一般的な転職サイト・仕事情報検索サイトにも、広告運用業務の求人が掲載されています。正社員やパート・アルバイトの求人に混じって掲載されているので、検索する際は「業務委託」で絞り込みましょう。
転職サイト・仕事情報検索サイトを通してクライアントから直接案件を受注すると、一部のエージェントやクラウドソーシングを利用した際にかかる手数料がかかりません。一方で、営業やクライアントとのやり取りは自分で行う必要があります。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい個人や企業と、仕事を受けたい人のマッチングプラットフォームです。クラウドワークスやランサーズのような総合型と、ビザスクのようなスキルシェア型があります。
クラウドソーシングには幅広いクライアントが集まるため、案件の難易度や報酬もさまざま。ただし、エージェントのように、クライアントとの間にスタッフが入ることはないため、営業活動やクライアントとのやり取りは全て自分で行う必要があります。
知人や友人の紹介
フリーランス協会「フリーランス白書 2020」によると、フリーランスの直近1年間の受注経路のうち「人脈(知人の紹介含む)」が73.8%と最多でした。条件交渉がしやすく安心感もあることから、人脈さえあれば高単価で好条件の案件を受注しやすくなります。以前勤めていた企業での伝手がある場合は、上手に活用するとよいでしょう。
フリーランスとしてWeb広告運用案件を受ける時の注意点
フリーランスとして活躍しやすいWeb広告運用の仕事ですが、案件を受注する時には注意すべきポイントもあります。
そもそもフリーランスの場合、ポテンシャルを期待されて受注することはほぼありません。広告運用のスキルはもちろん、実績あるプロとして成果を期待されて仕事が依頼されます。
そのため、企業に勤めていた時と同等、またはそれ以上の稼ぎを安定的に得るためには、広告運用の専門性を高めることはもちろん、知識が陳腐化しないようにトレンドを取り入れる柔軟さも必要といえます。
Web広告運用フリーランスの将来性

最後は、フリーランスとして独立するか迷っている人向けに、Web広告運用者の将来性を確認しておきましょう。結論として、Web広告運用フリーランスの将来性はかなり明るいといえます。
電通「2020年 日本の広告費」によると、4大マスメディアの広告市場は減少傾向である一方、社会のデジタル化が進んだことで、インターネット広告市場は成長を続けています。2020年には、その市場規模は2.2兆円にも上ります。
また、社会のデジタル化とIT人材の不足によって、コンサルタントの需要も大きく伸ばしています。優秀な人材であれば高単価案件を多くこなしたり、大規模案件を受注したりすることで年収1,000万円も夢ではありません。
まとめ
本記事では、広告運用者としてフリーランスになる時に知っておきたい情報をまとめて紹介しました。現在、企業で広告運用を行っている人は、実績や必要なスキルを身につけることで独立し、収入アップや自由度の高い働き方を選べるようになります。
十分に実績を積んで独立したら、まずは「ITプロパートナーズ」に登録してみましょう。自分に合った案件を紹介してくれるだけでなく、キャリアプランや契約交渉など、フリーランスとしての働き方をサポートしてくれます。ITプロパートナーズをうまく活用して、負担を最小限に、安定した案件獲得を目指しましょう。
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