こんにちは、ITプロマガジンです。
さまざまな働き方が選べるようになった昨今、Web広告運用者のなかにも独立してフリーランスになる人が増えています。しかし、フリーランスには興味があるものの、独立に対して不安を感じ、一歩踏み出せない人も多いでしょう。
今回は、フリーランスWeb広告運用の働き方について詳しく紹介します。気になる報酬事情や具体的な案件、仕事の探し方や獲得方法を確認して、フリーランスとしての働き方を検討してみてください。
弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。経験とスキルさえあれば、週2日から高収入案件をご紹介できます。まずは無料登録して色々な案件を見てみてください。弊社からおすすめの案件をご紹介することも可能です。
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Contents
Web広告運用フリーランスの仕事内容

フリーランスWeb広告運用の主な仕事内容を一言でいうと、クライアントの広告運用を代行することです。
具体的には以下のような仕事を行います。
- プランニング
- アカウント構築・出稿
- 分析・改善
プランニングでは、クライアントが求める広告や商品・サービスの理解を深めて、ターゲット層に合った広告の運用を企画します。アカウント出稿とは、広告を運用する媒体に広告を出稿する業務です。改善ではアクセス解析ツールなどを活用し、広告の効果を分析し改善します。
一般的には上記のように仕事を進めますが、クライアントが扱っているプロダクトやターゲットによって異なるのが一般的です。
フリーランスWeb広告運用の年収目安
弊社フリーランスIT人材向けエージェント「ITプロパートナーズ」の「広告運用」案件をみると、Web広告運用案件は10万〜70万円が相場です。ただし、金額は稼働日数やコミットメントの程度によって異なります。週1〜2日稼働だと10万〜30万円程度、週4〜5日稼働だと50万円以上の案件が目立ちます。
例えば、正社員と同様の週5で案件を受けた場合、フリーランスWeb広告運用の年収は約600万円です。
一方で求人ボックスによると、正社員Web広告運用の平均年収は約496万円であり、フリーランスとして独立する方が高収入を目指せると言えるでしょう。
ただ業務内容によって、フリーランスWeb広告運用の案件単価は大きく異なる可能性があります。例えばリスティング広告の運用なら、クライアントの予算によって報酬が大きく変わり、「報酬額は広告予算の20%です」などと設定されることも少なくありません。つまり、クライアントが求める成果を出し、広告に回せる予算が増えれば報酬額も増えるというわけです。このように予算によって報酬が変わるのは、SNS広告なども同様です。
Web広告運用でフリーランスになるメリット

Web広告運用者は、フリーランスとして仕事を受けやすく、稼ぎやすいこと以外にも独立するメリットがあります。ここからは、Web広告運用の担当者にフリーランスとしての独立がおすすめできる理由をみてみましょう。
需要が高く将来性がある
Web広告運用は、需要が高く将来性のある仕事です。
例えば電通グループの5社が発表した分析によると、日本のインターネット広告媒体費は2018年から前年比100%以上の増加を続け、2022年には2兆4,801億円に達しています。SNS広告や動画広告も注目されており、今後も需要は伸びるでしょう。
一方、株式会社メディアリーチが国内企業の経営者・役員300名を対象に実施した調査によると、Web広告を含むデジタルマーケティングについて35%が「精通した人材がいない」と回答しています。
今後も伸び続けるであろう需要に人材が追いついていない状況なので、スキルや経験のあるフリーランスなら高単価案件を獲得しやすく、安定した収入が期待できるのです。
在宅・リモート案件が豊富
Web広告運用の仕事は、パソコンや通信環境など仕事環境を整備すれば、1人でも取り組むことができます。クライアントや他メンバーとは、ビジネスチャットツールやWeb会議ツール、クラウドサービスなどを利用することで連携が図れます。そのため、在宅ワークやリモートワークの案件が多く、住んでいる国や地域、家庭環境に関わらず、仕事を受けることが可能です。
スキルや経験次第で年収アップが期待できる
企業に雇用されていると、給与の上がり幅には限界があります。しかし、フリーランスでは自分の実力がそのまま報酬に反映され、結果を残せば報酬額は青天井です。
実際、同質の仕事をするなら会社員として取り組むよりもフリーランスとして取り組む方が稼ぎやすいことはすでに解説した通りです。
会社員の場合はWeb広告運用で大きな成果を挙げたとしても、すぐに収入に反映されるとは限りません。また、実績が評価されて昇進・昇給したとしても、それほど大幅な増収にはならないことも普通です。
一方、フリーランスなら大きな成果を出せばその分収入にも大きく反映されるため、やりがいにもつながります。また、フリーランスなら自分で仕事の量を調節しやすいため、仕事量を増やして年収を上げることもできるでしょう。
フリーランスWeb広告運用の仕事の種類と案件例
フリーランスWeb広告運用の仕事の種類は、以下のとおりです。
種類 | 例 |
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工数別の案件 | ・プランニング ・アカウント構築/出稿 ・分析/改善 |
プロダクト別の案件 | ・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 ・SNS広告 |
広告ターゲット別の案件 | ・toC向け広告 ・toB向け広告 |
ここからは、具体的に種類と案件例を具体的に確認しておきましょう。
工程別の案件の種類と例
Web広告運用の工程は、フリーランスかどうかを問わず、主に以下の3つに分けられます。
- プランニング
- アカウント構築・出稿
- 分析・改善
各工程の具体的な仕事内容、求められるスキル、実際の案件例について見ていきます。
プランニング
フリーランス案件でも、通常のプロジェクトと同様にプランニングから始まります。プランニングでは、クライアントからヒアリングをしたり、提案する商品・サービスの理解を深めたりして、訴求内容(アピールポイント)や予算、掲載媒体、コンバージョン地点などの詳細を決定。そして、同業他社と差別化しながら、ターゲットユーザーに合せた運用の計画を立てます。
Web広告運用の基礎となる部分なので、広告運用スキルはもちろん情報収集・解析スキルや、クライアントや他メンバーと連携を取るためのコミュニケーションスキルが必要です。以下は弊社「ITプロパートナーズ」に掲載されている案件例です。
案件名 | 【広告運用】大手ネット証券の戦略子会社にて広告運用者募集 |
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案件単価 | 〜900,000円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | 広告運用 |
職種・ポジション | Webマーケター |
アカウント構築・出稿
プランニングの内容についてクライアントと合意したら、実際に広告媒体のアカウントを構築し、広告を出稿します。リスティング広告の場合は、検索キーワードや広告文を作成。同時に、広告を最適化していくために、「Googleアナリティクス」など分析ツールの導入も行います。
効果的にユーザーにアプローチをして広告のクリック率(CTR)を高めるために、発想力や論理的思考力が求められます。また、ユーザーの興味や関心は刻々と変化していることから、ここでも情報収集・解析スキルは重要です。
案件名 | 【SNSマーケティング/SNS運用】美容系口コミ・予約アプリのSNSアカウント運用の戦略策定・コンテンツ企画を募集 |
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案件単価 | 〜300,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | SNSマーケティング,SNS運用 |
職種・ポジション | Webマーケター |
分析・改善
Web広告を出した後は、効果測定を行い、実際に出稿された広告がユーザーの行動や感情、意識に変化を与えたのかを計測します。流入経路やクリック率、CVR(コンバージョン率)などを分析し、必要であれば改善したり予算の見直しを行ったりして、費用対効果を高めるのも重要な役割です。
効果を最大化できるよう、PDCAサイクルを回しながら運用を行うことから、広告運用スキルの他に、課題発見力や問題解決能力が重宝されます。また、論理的思考力や情報収集・解析スキルも引き続き求められます。
案件名 | フルリモートOK【Google広告アドバイザー・マーケ】人材事業でのtoC集客のアドバイザー募集 |
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案件単価 | 〜190,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | 集客マーケティング経験,Google広告の運用経験 |
職種・ポジション | Google広告アドバイザー,マーケター |
弊社ではこの他にもさまざまなフリーランス広告運用案件を扱っています。まずはITプロパートナーズの詳しい情報をチェックしてみてください。
プロダクト別の案件の種類と例
続いて、プロダクト別の案件の種類を解説していきます。Web広告のプロダクトには、具体的には次の3種類があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
それぞれの仕事内容や求められるスキル、実際の案件例を見ていきましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告とも呼ばれるWeb広告です。検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに関連が高い広告を、検索結果画面に表示させるため、コンバージョンにつながりやすいという特徴があります。
リスティング広告を出稿する場合は、前項で紹介したプランニング、アカウント構築・出稿、分析・改善の3ステップで業務を進めます。短期間でも効果が出やすいのがWeb広告なので、出稿後すぐに効果を測定し、改善施策の立案が可能です。広告運用スキルから、論理的思考力や情報収集・解析スキル、コミュニケーションスキルまで幅広いスキルが求められます。
案件名 | 【広告運用】アフィリエイトメディアの広告運用担当者を募集 |
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案件単価 | 〜400,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | 広告運用 |
職種・ポジション | マーケター |
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ、動画サイトの広告枠に表示されるWeb広告です。画像、テキスト、動画と広告形式の幅が広く、ユーザーがその時見ているコンテンツにマッチする広告を表示させることができます。
ディスプレイ広告を出稿する手順は、リスティング広告と大きく違いはありませんが、画像や動画も選択できることから視覚的な訴求についての知識が必要です。また、ディスプレイ広告は潜在ユーザーに認知してもらう役割が強く、効果が見えにくい面があるため、ディスプレイ広告運用の効果測定や改善に対する経験が求められるでしょう。
案件名 | 【広告運用】転職系メディアにて広告運用の案件・求人 |
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案件単価 | 〜700,000円/月 |
勤務地 | 基本リモート一部出社 |
スキル | 広告運用 |
職種・ポジション | マーケター |
SNS広告
SNS広告とは、TwitterやInstagram、Facebook、YouTube、LINE、TikTokなどソーシャルメディア上で表示されるWeb広告です。SNS広告は、潜在層から顕在層まで幅広くアプローチできるだけでなく、特定のトピックに関心があるユーザーに直接的にアプローチすることができます。
SNS広告では、各SNSの特徴からクライアントの商品・サービスに合う媒体やコンテンツを決める必要があります。SNSのトレンドは変化が速く、新しい機能も次々に登場します。そのため、各ソーシャルメディアの特徴を理解する情報収集・解析スキルが重要です。
案件名 | 【SNSマーケティング/広告運用】人材企業のインハウスエージェンシーにて募集 |
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案件単価 | 〜300,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | SNSマーケティング、広告運用 |
職種・ポジション | マーケター |
SNS運用代行でフリーランスになる方法や副業の始め方などは以下の記事で解説しているので、こちらも併せて参考にしてください。
広告ターゲット別の案件の種類と例
Web広告を広告ターゲット別に分けると、以下の2種類があります。
- toC向け広告
- toB向け広告
ターゲット別の広告運用における、仕事内容、求められるスキル、実際の案件例について確認していきましょう。
toC向け広告
toC向け広告とは、個人ユーザー向けの広告を運用する仕事です。個人向けの広告なので、トレンドを意識したものや感覚的に目を引く内容の広告で「短期的に購入や申し込みにつなげる」ことが求められます。
必要なスキルは、マーケティングスキルやコピーライティングスキルなどです。また、クライアントの商品・サービスをスムーズに理解する能力や、ユーザー目線で広告を運用する意識も必要になります。
以下の案件例はtoC向けのデジタル広告の運用支援であり、リスティングやSNS広告を活用したマーケティングの企画・実行を行います。月単価は最大90万円であり、高収入を得られる可能性があります。
案件名 | 【広告運用】プロモーション、リサーチ企業にて、toCデジタル広告の運用を支援いただける人材を募集 |
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案件単価 | 〜900,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | 広告運用 |
職種・ポジション | マーケター |
toB向け広告
toB向け広告とは、企業向けに広告を運用する仕事になります。企業向けなので、商品・サービスを周知してリードを獲得するのが主な目的です。
企業が商品・サービスを導入する時は、他の商品・サービスと比較検討し、承認・決裁を受けてから購入という流れになります。購入までに時間がかかるのが特徴なので、購入を促すというよりも商品やサービスが自社に合ったものだと認識してもらうための広告運用になるのが一般的です。
そのため、競合調査や市場調査などの3C分析を含めたマーケティングスキルや各解析ツールのスキル、商品・サービスへの理解力などが求められます。また、企業向け商品やサービスに関連する専門知識も必要です。
以下の案件例は、Twitterマーケティングツール提供会社での運用型広告を担当者を募集しており、広告媒体や設計の見直し、運用などが業務内容となります。月単価は最大70万円です。
案件名 | 【広告運用】マーケティングツールを展開している当社にて、広告運用担当者を募集 |
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案件単価 | 〜700,000円/月 |
勤務地 | フリーランス |
スキル | 広告運用 |
職種・ポジション | マーケター |
Web広告運用のフリーランスに求められるスキルや経験

現代のビジネスには欠かせない存在であるWeb広告運用の仕事ですが、どのようなスキルや経験が求められるのでしょうか。実務経験があることを前提に、フリーランスとして案件を獲得するために求められる必要なスキルや経験を紹介します。
Webマーケティング全般のスキル
Web広告の出稿は、Webマーケティングの施策の1つの手法です。そのため、Web広告を効果的に運用するためには、Webマーケティング全般の知識やスキルを身につけておく必要があります。
なかには、Web広告が向いていない商品やサービスも存在します。広い視野で適切な提案や対応ができれば、フリーランスWeb広告運用者としての価値が上がるでしょう。
データ分析力
出稿したWeb広告について状況を見ながらPDCAを回すWeb広告運用において、データ分析力は無くてはならない能力です。ひと口にデータ分析力といっても、データを読み解く能力から、先述したような論理的思考力や発想力、その他にも課題発見力、問題解決能力、情報収集・解析スキルまで、さまざまなスキルを組み合わせる必要があります。
各プロダクトへの理解
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、各プロダクトへの理解も必要です。各プロダクトへの理解を深めることで、クライアントの商品・サービスに合った広告運用が可能になります。
例えば、Google広告とYahoo!広告の配信先は同じではありません。TwitterやInstagramなどのSNSも、サービスによってユーザー属性は異なります。それぞれの特徴を把握してプロダクトを選べば、商品・サービスにマッチするユーザーへ効果的な広告を配信できるのです。
クリエイティブ制作・ディレクションのスキル
広告文の制作・改善といったコピーライティングスキルはもちろん、購買を煽るクリエイティブ制作・ディレクションなどのスキルも必要です。
Web広告では、広告文や画像、動画などを扱います。心理的に、視覚的にユーザーをクライアント商品・サービスに誘導するためのクリエイティブな工夫ができなければなりません。画像や動画は自身で制作しない場合でも、クリエイターに制作してもらう為のディレクションスキルが必要になります。
そのため、クリエイティブスキルやディレクションスキルを持っていることも、Web広告運用者として重要なのです。
予算設計・マネジメントスキル
フリーランスのWeb広告運用者には、オペレーションや予算設計、スケジュール管理、チームメンバーの管理など、ヒト・モノ・カネのマネジメントスキルも求められます。
例えばスケジュール管理では、現状の広告効果を的確に把握・分析し、いつまでにどのような施策をすべきか考える必要があります。その意味では、先に挙げたデータ分析力もマネジメントスキルの1つといえるでしょう。
また、異なるプロダクトの広告運用を同時に進める場合やアドバイザー的な役割を担う場合は、リーダーシップを取りながら業務をスムーズに進め、さらに成果も出さなければなりません。
結果を求められるWeb広告運用者として独立するためには、プレイヤーとしてのスキルを活かしつつマネジメントもできる必要があるのです。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルも必要です。クライアントへのヒアリングや運用実績の報告など、広告運用の案件ではコミュニケーションをとるシーンが多くあります。クライアントが伝えたいことを聞き取る力、クライアントが理解できるように伝える力が必要です。
例えばCTRやCVなど、広告運用には専門用語も少なくありません。クライアントに専門用語ばかり使ってしまうと、人によっては伝わらない可能性もあります。反対にクライアントが使う単語が理解できなければ仕事にならないので、しっかりと予備知識を入れておくことも必要です。
クライアントから商品やサービスの情報をヒアリングする時も、何を知りたいのか要点をまとめて聞き取る必要があります。また、メールやチャットも大切なコミュニケーションの場なので、伝わりやすい文章力も必要です。
Web広告運用でフリーランスとして独立するまでの3ステップ

ここからは、Web広告運用者として独立する手順を紹介します。特に、Web広告運用の実務経験が少ない場合は要確認です。
1.実務経験がない場合は広告運用関連の職に就く
フリーランスとしてWeb広告運用案件を受けるためには、実務経験は必須と考えましょう。そこで、実務経験がない、あるいは浅い場合は、まず広告運用関連の職に就く必要があります。
さまざまな分野の仕事が集まる広告代理店が募集する未経験歓迎の求人を探し、正社員として就職するのがおすすめです。求人サイトでは、広告運用オペレーターやWeb広告プランナーとして求人が出ていることもあります。
2.資格取得・実績を積む
企業での実績は、フリーランスとして独立した時の大きな強みとなります。そのため企業に勤めている間は、できるだけ多くの、そして幅広い実績を積み上げましょう。
現在、Googleアナリティクス個人認定資格やGoogle広告認定資格など、Web広告運用者としてのスキルの証明に役立つ資格もあります。フリーランスになった時に、自分の知識やスキルをアピールできるよう資格を取得しておくのもおすすめです。
3.可能であれば副業案件を経験して独立する
十分な実績を積み上げられたら、フリーランスとして独立します。独立する際は、いきなり会社を退職するのではなく、まずは副業として稼働日数や業務量が少ない案件を受注してみるのがおすすめです。フリーランスになっても仕事がなければ、生活が苦しくなり、Web広告運用者として活躍できない可能性もあります。
最初は副業から始めることで案件の受注方法や手順を確認できるだけでなく、セールススキルを磨いたり、完全に独立する時の足がかりにしたりできます。
Web広告運用案件には週2~3日稼働で副業OKのものも多いので、こうしたフリーランス案件に慣れてきてから完全に独立する方が安心でしょう。
なお、本業との両立においては副業案件を探す時間を減らし、なるべく多くの時間を副業そのものに回すことが重要です。広告運用の副業に関しては以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
Web広告運用のフリーランス案件の探し方

それでは、Web広告運用のフリーランス案件は、どこでどのように探し、どのように受注すればよいのでしょうか。
フリーランス向けエージェント
実務経験が豊富なWeb広告運用者であれば、フリーランス向けにクライアント企業との仲介を行っているエージェントの利用が向いています。エージェントでは、自分のスキルや経験、希望に合わせた案件を紹介してくれるため、十分な実績やスキルを持っていれば、高単価で好条件の案件を受注することができます。
自分で営業を行う必要はなく条件交渉や雑務のサポートを行ってくれるため、Web広告運用に集中でき、フリーランスとしての負担を軽減することが可能です。
弊社「ITプロパートナーズ」でも、フリーランスの広告運用案件を数多く扱っています。興味のある方はまず無料登録し、どのような案件があるか閲覧してみてください。
求人サイト
一般的な転職サイト・仕事情報検索サイトにも、広告運用業務の求人が掲載されています。求人サイトに掲載されている求人のなかには正社員やパート・アルバイトの募集もありますが、フリーランスとしての仕事を探すのであれば基本的には「業務委託」の募集を探しましょう。
転職サイト・仕事情報検索サイトを通してクライアントから直接案件を受注すると、一部のエージェントやクラウドソーシングを利用した際に生じる手数料がかかりません。一方で、営業やクライアントとのやり取りは自分で行う必要があります。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい個人や企業と、仕事を受けたい人のマッチングプラットフォームです。クラウドワークスやランサーズのような総合型と、ビザスクのようなスキルシェア型があります。
「広告運用」と検索してヒットする案件数は、例えばクラウドワークスなら161件、ランサーズなら2,981件と豊富です(2023年10月時点)。
ただし、エージェント経由で見つかる案件に比べると難易度も単価も低い傾向にあります。フリーランスになりたての方や、実務経験が少ない人が活用するとよいでしょう。
知人や友人の紹介
フリーランス協会「フリーランス白書 2022」によると、フリーランスの直近1年間の受注経路のうち「人脈(知人の紹介含む)」は65.9%と最多でした。
「最も収入が得られる仕事獲得経路」においても、「人脈(知人の紹介含む)」は32.9%と最多になっています。
Web広告運用であれば、企業のマーケティング部に所属している友人・知人や自身で店を経営している友人・知人などに当たると仕事を紹介してもらえることがあるでしょう。
Web広告運用フリーランスが高収入を稼ぐポイント
Web広告運用フリーランスが、より高収入を稼ぐためのポイントを紹介します。
ディレクター・コンサル案件を狙う
広告運用の経験や実績を積んでいるなら、ディレクター・コンサル案件を狙うのもよいでしょう。責任あるポジションですが、それだけ高収入を稼げる可能性があります。
運用の戦略策定やクライアントとのやりとり、メンバーへのディレクションなど、多くの業務に関わる仕事です。経験や実績、さまざまなスキルが必要ですが、やりがいもあり高収入を狙えます。また、中長期的な広告運用の戦略策定の案件も多いので、継続的に働けるのも魅力です。
継続して案件を獲得できるようにする
フリーランス案件には期限があることが多く、予定より早く終わることもあります。そこで日頃から営業活動をして、案件が終わってもすぐに次の案件を得られるようにしておくことも重要です。
仕事が忙しいとこうした営業活動はおろそかになりがちですが、案件が急に終わってから営業を始めても、すぐに次の案件を得るのは難しいでしょう。エージェントを利用して自分で営業しなくても継続的に仕事が入る仕組みを作っておくことがおすすめです。
常にスキルアップする
Web広告運用者として高収入を狙うなら、以下の2点を意識して常にスキルアップすることも重要です。
- 常にトレンドを追い、最新のスキルを身につける
- 対応領域を広げる
Web業界は変化のスピードが早いです。ある程度スキルを身につけたからと学びを止めてしまうと、古いスキルを使った単価の低い案件しか得られなくなります。常にトレンドを追う意識を持つ必要があるのです。
また、対応領域を広げればそれだけ請け負える案件の幅が広がります。継続的な案件獲得に役立つため、新しい領域にも挑戦してみましょう。
合わせて日頃から納期を厳守するなどクライアントから信頼される働き方をしていれば、条件のよい案件を得やすくなります。
広告運用費の高い案件は高単価な傾向にあるため、最終的にはこうした案件を狙っていきましょう。
まとめ
本記事では、広告運用者としてフリーランスになる時に知っておきたい情報をまとめて紹介しました。現在、企業で広告運用を行っている人は、実績や必要なスキルを身につけることで独立し、収入アップや自由度の高い働き方を選べるようになります。
十分に実績を積んで独立したら、まずは「ITプロパートナーズ」に登録してみましょう。自分に合った案件を紹介してくれるだけでなく、キャリアプランや契約交渉など、フリーランスとしての働き方をサポートしてくれます。ITプロパートナーズをうまく活用して、負担を最小限に、安定した案件獲得を目指しましょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
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