ITアーキテクトの年収、キャリアについて

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こんにちは。

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こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

みなさんはITアーキテクトと言う技術職を聞いたことはありますか?

正直、IT業界の中でもITアーキテクトという職種ほど、いったい何の仕事をしているのか説明できない職種はないかもしれません。

今回はなかなかイメージがつかめないITアーキテクトというものをできるだけわかりやすく説明してみたいと思います。

ITアークキテクトとは?

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一般的にITアーキテクトとはプログラマやデータベースエンジニアといった実装レベルより上位に位置付けられる職種とされます。

人によっては業務システムの上流設計を行うSEやitコンサルタントのような最上流レイヤーの要件定義を担当する職種を指すこともありますし、一方ではシステムで使用するフレームワークの選定やベースとなるシステムを設計するハイレベルのプログラマのことを指す場合もあります。

ただ、どのような専門業務であれ、ITアーキテクトという称号を与えられるエンジニアには共通の条件があります。

それはシステム全体のitアーキテクチャを考え、実装方法や設計方針を現場のエンジニアに指示する立場であるということです。

これを他業界で例えるならば、建築家や建築士の役割に似ていると思います。その一方でプロジェクトを進めるうえで必須の職種であるプロジェクトマネージャーという職種は工事の現場監督に似ていると思います。

ビルを建てる場合は、建築士が全体の設計を書き、現場監督は各作業部門の進捗管理を行いながらプロジェクトを進めていきます。

同様にITアーキテクトはシステム全体の設計を担当し、プロジェクトマネージャーは各エンジニアの進捗管理をしながらプロジェクトを進めることになります。

ITアーキテクトの仕事ってどんなことするの?

ITアーキテクトの概要は先にご説明しましたが、では具体的にどのような仕事をするのでしょうか?

実は、IPA(情報処理推進機構)ではITアーキテクトのスキル基準というものを11種類に分類してはいますが、こちらは専門用語が多く、結局はすべての業務が高度にできる人材を指しているだけなので現場では使いずらいと私は考えています。

なので、私の現場経験を元にITアーキテクトの仕事をもう少し簡単にまとめてみたいと思います。

①アーキテクチャ設計

要件定義やその分析を元にして最適なアーキテクチャの構築、または代替となるソリューションの調査を行う作業です。その分析結果を元に、ベースとなるシステムの基本設計を行います。

②方針の決定

データモデリングの方針、使用する言語やフレームワーク、データベースの決定などを行います。また、どのようなインフラ基盤を作成するかなどをの非機能要件も決定します。

③標準化と再利用

コーディングのルールや、モジュール再利用のルールなどを取り決めます。

④テクニカル調査

IT技術動向を調査し適切な技術を案件に適用します。その技術が将来的にメジャーになるのか廃れるのかなどの判断も求められます。

そのプロジェクトが発足したときだけ調査するのではなく、常に最新技術の動向をチェックし、時には自分で試用してみるような自発的なスタンスが求められます。

⑤コミュニケーション

ITアーキテクトと言う職種では技術的な専門性だけでなく、発注主やプロジェクトマネージャ、各技術メンバーと緊密に連携してゆくコミュニケーション能力も求められます。

ただしプロジェクトマネージャのような高度のコミュニケーション能力は必要ではなく、むしろ技術的な裏付け、論理的思考、圧倒的な専門知識をバックボーンとした信頼感こそがコミュニケーション力の源泉となります。

⑥問題解決

要件定義フェーズでのユーザの課題解決や提案は当然ですが、プロジェクトの進行中にトラブルが発生した場合でも技術の総責任者として問題を解決をしなければなりません。

またトラブルを直接解決できない場合は、よりベターな案を提示するなど、最終的にお客様に迷惑をかけないようなソリューション提案能力が求められます。

ITアーキテクトの仕事内容は大きく分けてこの6種類だと思いますが、それとは別にどのような専門性を置くかでITアーキテクトのポジションも変わってきます。前述のIPA(情報推進機構)ではITアーキテクトの専門性を3つに分けており、ここで少しご紹介させていただきます。

【アプリケーションアーキテクト】

ビジネスフローの部分を中心にした、ソフトウェア設計に特化したアーキテクトです。技術者であると同時に案件のビジネス要件を深く理解している必要があります。ビジネス上の課題を分析し、それに基づいた基本設計や論理データモデルなどを設計しなければなりません。

【インテグレーションアーキテクト】

特定の業務システムというよりは複数のシステムを連携させてサービスを成立させることに特化した分野です。AmazonやYahoo、Googleのような多数のサービスを一元提供しているポータルサイトではインテグレーションアーキテクトが最重要な技術ポジションだと言えるでしょう。

【インフラストラクチャアーキテクト】

ビジネス自体ではなく、インフラに特化したITアーキテクトです。安定運用、負荷対策、システム保守、バックアップ戦略、リプレース計画などの非機能要件を一手に担当するポジションになります。

IPAの基準を参考に、私なりのITアーキテクト像も交えて仕事内容をご説明させていただきました。

あえて一言でまとめますと、「プロジェクトの中で技術側の総責任者として、ルールや方針を決める中心的な業務」こそがITアーキテクトの仕事であると言えるでしょう。

ITアーキテクトの年収ってどうなの?

先に述べたように、ITアーキテクトはプロジェクトの中心としての役割を期待される職種であり、能力的にも高くなければなりません。

なので、責任の重い上級ITアーキテクトと呼ばれる職種になると、年収が900万円から1000万円というのも珍しくありません。

もちろん、その人のスキルレベルや会社規模によって年収に大きく差が出ますが、ITアーキテクトという職種が一般のプログラマやSEよりは高収入になっていることは間違いないでしょう。

これは私の肌感覚なので一律には言えないのですが、ITアーキテクトという職種の方で年収500万円以下というのは珍しく、たいていは600万~700万円程度はもらっているイメージです。

ITアークキテクトに関わる資格って?

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ITアークキテクトに関する資格は国内ではIPA(情報処理推進機構)のシステムアーキテクト試験(SA)くらいしかないのが現状です。

これは、ITアークキテクトに求められるの能力が多岐に渡り1つの資格ではカバーしづらい側面があるからだと思います。

また、残念ながらIPAのシステムアーキテクト資格自体もあまり高い評価を受けていないという現実もあり、ITアーキテクトの資格と言えばコレ!というものはないと私は考えています。

もし、ITアークキテクトとして自分の実力を証明したい場合は、一つの資格ではなく複数の資格を取ることが効果的かもしれません。

たとえば、プロジェクトマネジメントの資格であるPMPとデータベースの資格であるオラクルマスター、ネットワークの資格であるCCNA、そして得意なプログラミング言語の資格を持っていれば、幅広い知識を持っていることはアピールできるでしょう。

ただし資格マニアと思われる危険もありますので、あくまでITアーキテクトとしての知識を補完するための資格であるという説明は必要かと思います。

あたりまえですが、この業界では資格よりも今までの実績が評価されます。

自分のスキルをアップすること、現場での実績を作ることを優先し、資格取得はその過程での副産物という視点を持った方がよいかもしれません。

ITアークキテクトのキャリアと年収アップについて

ITアーキテクトは他のitエンジニア職に比べて高めの年収が期待できます。

ただ、その為には常にスキルアップ、キャリアアップが欠かせません。itエンジニアは初めはプログラマからスタートし、その後にSE業務に進むケースが多いと思います。しかし、会社から与えられた仕事をただ繰り返しているだけではスキルはなかなか伸びません。

時には自分の与えられた業務以外の分野にも進んで積極的に参加することも必要です。たとえば会社では今はプログラミングをやっているけれども、インフラ部門の手伝いもをさせてもらうように上長に相談するなどの積極性も必要かもしれません。

また、世の中には技術の数だけ勉強会が存在しますので、社内だけでなく社外でもスキルアップができないかも検討してみてください。

そしてもし、今の会社でのスキルアップに限界を感じてしまう場合は、転職を選択してもよいと思います。

重要なのは今やっている業務だけではなく、2年後3年後にキャリアップしている自分の姿を想像し、その時に必要なスキルを今身につけることです。

このような自分のスキルアップを中心にした活動を10年も続けていれば、ITアーキテクトとして十分なキャリアが自然に形成されていると思います。

しかしITアーキテクトとしての年収の上限もやはり存在します。会社組織に所属している以上、いくら重要なポジションでも払える金額には上限があるからです。

正直、会社員の身分でITアーキテクトで1000万円以上の高収入を得るには、外資系のベンダーか国内の超メジャーベンダーに転職するしかないと思います。

ただし、それ以外でもベンチャー企業にCTO兼務で就任したり、フリーランスとして自分の力で仕事を得ることで高い年収を目指すことが可能です。
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まとめ

ここまでITアーキテクトの概要や、その仕事内容、年収のご説明しましたが、やっぱりITアーキテクトとはどのようなものか、イマイチわからないという方がいるかもしれません。

おそらくは実際にITアーキテクトという立ち位置で業務を行っている方がかなり少ないからだと思います。

残念ながら世の中には単なるSEにITアーキテクトという職種を名乗らせ単価を上げる姑息なシステム会社も多く、ITアーキテクトがSEと混同されている現実があります。

また実力は確かにすごいけれども実装にこだわりすぎてしまって、これってスーパープログラマーじゃないかな?という方もいらっしゃいます。

 

その時の機能要件だけでなく、将来起こるべき時代の変化を先読みして、柔軟に対応できるような設計ができる人こそがまさにITアーキテクトなのではないでしょうか。

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