自由業とは?フリーランス・自営業との違いや活躍できる職種21選

こんにちは、ITプロマガジンです。

昨今、自由業として働く選択肢が世間的に認知されていますが、「そもそも自由業って何?」「自営業やフリーランス、フリーターとどう違うの?」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。

今回の記事では、自由業の基礎知識やメリット・デメリット、始めるためのステップなどを解説します。自由業で仕事を獲得する方法も紹介しますので、自分の裁量で働いていきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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目次

自由業とは?

自由業とは、「場所や時間に縛られず自身のスキルを活用して働くこと」と定義されます。具体的には業務・作業の委託(依頼)を個人が受ける、業務請負などの就労形態を指します。

また場所や時間だけでなく、仕事内容・進め方に関しても、ある程度の自由があります。このように、自由業はさまざまな「自由」が認められている働き方です。

自由業を始めるにあたって、特に資格や試験のようなものは必要ありません。一部の独占業務に該当する場合を除けば、特定の資格がなくても、さまざまな業種・職種で「自由業」を名乗れます。

自由業と自営業・フリーランス・フリーターの違い

自由業と自営業、フリーランス、フリーターの違いがよく分からないという人もいるでしょう。ここでは、それぞれの違いについて解説します。

自由業と自営業の違い

自営業も自由業も大きな違いはなく、どちらも「個人で仕事をする」という点で共通しています。強いて両者の違いを挙げるとすると、自営業は「場所や時間の制限がある場合が多い」という点です。

自由業は「時間や場所にこだわらない」働き方なので、基本的には時間・場所の制限がほとんどありません。そのため、自営業よりも自由業の方が、比較的自由度の高い働き方が実現しやすいと言えます。自由業の職種について具体例をあげると、以下のとおりです。

  • エンジニア
  • Webライター
  • Webデザイナー
  • イラストレーター
  • ECサイト運営
  • アーティスト

一方、自営業とは「個人事業主」や「個人経営者」として自ら事業を営むことです。会社や組織に属さないという点は共通で、「自営業は自由業の一種」ということもできます。ただし、店舗型の自営業の場合、固定された場所で働くのが基本で、営業時間などの制限もあります。自営業の職種について具体例をあげると、以下のとおりです。

  • 士業
  • 飲食店
  • 美容サロン
  • 小売店
  • 講師

自営業の職種については以下の記事でも詳しく解説しています。

自営業・個人事業主の職種ランキング10選!年収と共に儲かる仕事を紹介

自由業とフリーランスの違い

フリーランスとの違いは「働き方に焦点を当てているかどうか」です。フリーランス協会によれば、フリーランスは以下のように定義されています。

特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人

引用元:フリーランス協会「フリーランス白書2022」

フリーランスと自由業は似た意味であり、「フリーランス=自由業」と考えても間違いではありません。ただしフリーランスは、どちらかといえば「働き方」にフォーカスした概念です。フリーランスはインターネット上の仲介業者などから単発でさまざまな仕事を請け負うことも多いことから、ギグワーカー(Gig Worker)と呼ばれることもあります。

フリーランスとは?主な職種や仕事内容を紹介

フリーランスとは?代表的な職種と仕事内容、メリットデメリットを解説

自由業とフリーターの違い

フリーターとの違いは「専門性があるかどうか」です。フリーターの場合、働き方はアルバイトやパートがメインであり、比較的誰でも取り組みやすい仕事をします。特に専門知識は必要とされない仕事が多い傾向です。

一方、自由業は、自分の専門的なスキル・経験を活用します。例えばプログラマーであればプログラミングのスキル、デザイナーであればデザインに関する専門知識が必須です。このように、自由業とフリーターは、明確な差があります。

自由業といっても必ずしも自由度が高いわけではない

自由業といっても、自由度は職種によって異なる可能性があります。基本的には、自由業は時間と場所の制約がほとんどない働き方です。しかし、自分の意思で働く場所や時間を決められないケースも見られます。

例えば、アーティストのように事務所や企業と契約して働く場合は、完全に自分のやりたいようにできるわけではありません。リモートワークが浸透しつつあるエンジニアでも、クライアント企業に常駐して働くのであれば「自由度が高い」とはいいにくいでしょう。

自由度の高い仕事については以下で紹介しているので、併せて参考にしてください。

自由な仕事おすすめ29選!時間・場所・働き方で自由度の高い職業を紹介

自由業として活躍できる職種21選

自由業として活躍できる職種としては、以下のとおりさまざまなものがあります。

  1. ITエンジニア
  2. Webデザイナー
  3. イラストレーター
  4. Webライター・編集者
  5. 動画編集者
  6. YouTuber
  7. 写真家
  8. 投資家
  9. アフィリエイター
  10. ネットショップ運営
  11. アーティスト
  12. コンサルタント
  13. 作家
  14. コラムニスト
  15. 漫画家
  16. 士業
  17. 配送代行業
  18. シナリオライター
  19. フルコミ営業
  20. 翻訳家
  21. タクシー業

それぞれの仕事内容や収入の目安などについて見ていきましょう。

1.ITエンジニア

仕事内容システムやITインフラの設計・構築・運用
必要スキルプログラミングスキル、コミュニケーション能力、マネジメント能力
収入目安月収70万円程度
難易度★★★★★

ITエンジニアは、システムやITインフラなどに関わる専門的な仕事です。比較的高収入を得られる可能性があります。ただし、そのためには十分なスキルや実績を積む必要があります。ITエンジニアの案件には、以下のようなものがあります。

案件名【TypeScript/SaaS】見積もりプラットフォームにおける開発の案件・求人
案件単価〜900,000円/月
勤務地フルリモート
スキル・ReactでのWebアプリケーション設計・開発経験
・Node.jsでのサーバ設計・開発経験
など
職種・ポジションフロントエンジニア・バックエンドエンジニア

フリーランスエンジニアになるには?具体的な流れと最適なタイミング

2.Webデザイナー

仕事内容Webサイトのデザイン
必要スキルデザインスキル、デジタルソフトのスキル、コーディングスキル
収入目安月収50万円程度
難易度★★★★☆

Webデザイナーは、Webサイトの見た目をデザインする仕事です。ただし、単に美しいデザインを考えるだけでなく、ユーザーにとっての使いやすさも考慮する必要があります。Webデザイナーの案件には、以下のようなものがあります。

案件名【UIUX改善/デザイン制作】結婚領域WebサービスにおけるUIUXデザイナーの案件・求人
案件単価〜700,000円/月
勤務地フルリモート
スキル・機能付サイトのUI/UXデザイン経験
・フロントコーディング経験
職種・ポジションフロントエンドエンジニア/UI・UXデザイナー

フリーランスWebデザイナーになるには?年収や実態を未経験向けに解説

3.イラストレーター

仕事内容イラスト作成
必要スキルデッサン力、デジタルソフトのスキル
収入目安月収45万円
難易度★★★★☆

イラストレーターは、イラストを描く仕事です。クライアントの要望を理解したうえで、求められているイラストを描く必要があります。そのため、単に画力が高ければよいというわけではなく、相手のイメージを汲み取ってイラストに反映することが求められています。イラストレーターの案件には、以下のようなものがあります。

フリーランスのイラストレーターになるには?始め方や案件獲得の流れ

4.Webライター・編集者

仕事内容記事の執筆・編集・校正
必要スキル文章力、情報収集能力
収入目安月収30万円程度
難易度★★★☆☆

Webライター編集者は、Webサイトに掲載される記事の作成に関わります。Webライターは主に記事を執筆し、編集者はWebライターが執筆した記事を編集します。ユーザーが求めている情報を分かりやすくまとめることが重要です。Webライター・編集者の案件には、以下のようなものがあります。

案件名【SEO/コンテンツマーケティング/編集/ライティング】自社オウンドメディアのコンテンツライターの募集!
案件単価〜300,000円/月
勤務地水道橋
スキル・BtoBオウンドメディアでのコンテンツライティング経験
職種・ポジションその他

5.動画編集者

仕事内容動画の編集
必要スキルデジタルソフトのスキル
収入目安月収45万円
難易度★★★☆☆

動画編集者は、クライアントの依頼に応じて動画を編集する仕事です。動画コンテンツの需要が高まっており、動画編集者に対する依頼も増えています。世の中の動画をチェックしてどのような編集方法が人気なのか把握し、より注目を集められる動画を作る必要があります。動画編集者の案件には、以下のようなものがあります。

フリーランスの動画編集者は厳しい?年収や単価相場、始め方を解説

6.YouTuber

仕事内容YouTube用の動画撮影・編集・投稿
必要スキル企画力、デジタルソフトのスキル
収入目安人によって差が大きい
難易度★★☆☆☆

YouTuberは、自分のYouTubeチャンネルに動画を投稿する仕事です。YouTubeのアカウントを作れば誰でもYouTuberになれます。ただし、動画を投稿しても必ず収入が発生するわけではありません。YouTuberとして成功するには、視聴者のニーズに合う動画をコツコツ更新し続ける必要があります。

7.写真家

仕事内容広告や雑誌などの写真撮影
必要スキル写真撮影の専門的なスキル、現像技術
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★★☆

写真家はフォトグラファーとも呼ばれており、広告や雑誌などの写真を撮影します。正社員の写真家の年収は「350万円程度」ですが、フリーランスの収入は個人差が顕著です。年収200万円程度の人もいますが、なかには年収が1,000万円を超えている人もいます。

8.投資家

仕事内容株式や債券などへの投資
必要スキル相場や社会情勢の分析能力、リスク管理能力
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★★☆

投資家は株式や債券などに投資し、売買益や配当などを得ています。投資で利益を出すには、相場や社会情勢を分析したり、リスクを管理したりする能力が必要です。投資はリスクもあるため、初心者が簡単に利益を出せるわけではありません。投資家として成功するには、たくさん勉強して経験を積む必要があります。

9.アフィリエイター

仕事内容自分のメディアでの商品・サービスの紹介
必要スキル分析力、企画力、継続力、Webマーケティングのスキル
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★★☆

アフィリエイターは、自分のブログやWebサイトなどで商品やサービスを紹介して広告料を得る仕事です。基本的に商品やサービスが売れた場合のみ報酬が発生するため、場合によってはなかなか報酬を得られない可能性もあります。よって、アフィリエイターの収入も人によってまちまちです。

10.ネットショップ運営

仕事内容ネットショップでの商品の販売
必要スキルWebマーケティングのスキル、商品管理のスキル
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

ネットショップ運営は、インターネット上に店舗を設けて自分で選んだ商品を販売する仕事です。ネットショップは24時間いつでもどこからでも買い物ができるため、人気が出れば大きな利益を得られる可能性もあります。ただし、知名度が低いうちはなかなか顧客が集まらないため、宣伝に力を入れる必要があります。

11.アーティスト

仕事内容歌唱・演奏
必要スキル歌唱力、度胸
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

アーティストは、人前で歌ったり演奏したりする仕事です。メディアに出てパフォーマンスするだけでなく、レストランやパーティー会場などで歌や演奏を披露する場合もあります。収入は人気や活動頻度などによって大きく異なります。

12.コンサルタント

仕事内容クライアントの課題解決
必要スキル専門性、提案スキル、営業スキル
収入目安月収90万円程度
難易度★★★★★

コンサルタントとは、客観的な立場から経営戦略や業務プロセスなどを分析・提案して、クライアントの課題解決をサポートする仕事です。近年はオンライン会議ツールの普及により、コンサルタントの業務スタイルは柔軟性が増しました。案件には、以下のようなものがあります。

案件名【コンサルタント】大手製造業の基幹システム統合におけるコンサルの案件・求人
案件単価〜900,000円/月
勤務地一部リモート
スキル・ロジカルシンキング、クリティカルシンキング
・ロジカルに議論を展開、リードするスキル
職種・ポジションコンサルタント

フリーランスコンサルタントになるには?独立後の年収・単価相場

13.作家

仕事内容作品の執筆
必要スキルアイデア、表現力
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

作家は自らの表現力を活かして小説、エッセイ、詩などの作品を生み出します。時間や場所を問わず創作に勤しめる点から、作家は自由な仕事といえるでしょう。ただし、自由度が高いとはいえ、仕事ごとの締切を守り、編集者をはじめとする関係者からの指示には従う必要があります。

14.コラムニスト

仕事内容コラムの執筆
必要スキル専門性、企画力、構成力、表現力
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

コラムニストは、新聞や雑誌などのメディアに寄稿し、自身の見解や考察を定期的に発信する仕事です。コラムニストには、世間を賑わせていることや社会問題といったテーマが与えられます。テーマや分量などに一定の縛りがあるものの、自由に自分の意見を述べられるところはコラムニストの魅力です。

15.漫画家

仕事内容漫画の制作
必要スキルアイデア、構成力、画力、デジタルソフトのスキル
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

漫画家は、漫画を制作する仕事です。ストーリー展開、キャラクター設定、描写の仕方など、漫画家は自分の発想力にもとづき作品を制作します。時間や場所に縛られにくい漫画家ですが、週刊連載のように定期的に作品を発表する場合は、締切を守って働く必要があります。

16.士業

仕事内容専門資格にもとづいた業務
必要スキル専門資格、専門スキル、コンサルティング能力
収入目安月収70万円程度
難易度★★★★☆

士業と呼ばれる仕事には、弁護士、公認会計士、行政書士、税理士などがあります。士業にはフリーランスで活動する人が多く、自分の裁量で仕事を進めることが可能。なお、士業は公正中立の立場で法律を遵守しながら働くため、コンプライアンス意識と最新の専門知識を身につける意識が欠かせません。

17.配送代行業

仕事内容商品やフードなどの配送代行
必要スキル車やバイクなどの配送手段、運転スキル
収入目安月収40万円程度
難易度★★☆☆☆

配送代行業は、飲食店や小売店などから依頼を受けて、商品やフードを配送する仕事です。働く時間や場所を比較的自由に選べるため、副業でフードデリバリーを始める人も増えています。配送効率を上げるには、経路選択や走行スキルが必須。クライアントや配送先とやり取りするため、コミュニケーションスキルも求められます。

18.シナリオライター

仕事内容シナリオの制作
必要スキル構成力、発想力、表現力
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★☆☆

シナリオライターは、映画やドラマ、YouTubeなどの筋書きを作る仕事です。シナリオライターには、視聴者の心をつかむ発想力・表現力や、作品に絡む監督やプロデューサーの意向を反映する柔軟性、制作スケジュールを遵守する意識などが必要です。案件には、以下のようなものがあります。

フリーランスのシナリオライターになるには?必要スキルや単価相場

19.フルコミ営業

仕事内容営業代行
必要スキル営業力、コミュニケーションスキル、行動力
収入目安人によって差が大きい
難易度★★★★☆

フルコミ営業とは、報酬が完全に歩合制となる営業職のことです。業務委託形式で働くため、勤務時間や場所を自由に選べます。フルコミ営業は、顧客開拓から成約に至るプロセス全てを自らの力で遂行しなければなりません。高収入を得るには、豊富な営業経験と実績、高いコミュニケーション能力、行動力が必要不可欠です。

営業代行のフリーランスになるには?年収相場や案件獲得サイト

20.翻訳家

仕事内容翻訳
必要スキル言語能力、専門性、海外の文化に対する理解
収入目安月収40万円程度
難易度★★★☆☆

翻訳家は、ある言語で書かれたものを別の言語に直す仕事です。翻訳の仕事も、場所や時間を選ばずに取り組めます。ただ別の言語に変換するのではなく、原文の意味や、互いの国の文化の違いも理解して表現を考えるのが翻訳家の仕事です。案件には、以下のようなものがあります。

21.タクシー業

仕事内容タクシーを使った目的地までの送り届け
必要スキル運転スキル、コミュニケーションスキル
収入目安月収40万円程度
難易度★★★★☆

タクシー業とは、乗せた人を目的地まで送り届ける仕事です。安全かつスピーディーに運転するためには、渋滞や遠回りになる経路を避けるナビゲーション能力、地理的な知識などが求められます。ドライバーは1回の乗務で3時間の休憩をとるように法律で義務づけられており、自分の好きなタイミングで体を休めたり、食事をしたりできます。

自由業のメリット

自由業には、さまざまなメリットがあります。自由業を考えている方は、実際にどのようなメリットがあるのか、今一度整理しておきましょう。ここでは、自由業のメリットについて、5つのトピックに分けて解説します。

クリエイティブな分野・仕事にチャレンジできる

1つ目のメリットは、クリエイティブな分野・仕事にチャレンジできることです。自由業には、デザイナーなど、クリエイティブなスキルを生かせるものが多くあります。自分の創造力や発想力を生かしたいという方に向いているでしょう。

また自分の裁量で仕事を決められるので、自分が得意な分野・好きな分野にとことんチャレンジできるのもポイントです。ここまで確認したように、分野や仕事の自由度の高さは、自由業ならではのメリットといえます。

働き方次第で高収入を目指せる

2つ目は、働き方次第で高収入を目指せることです。「フリーランス協会」によれば、調査期間(2021年11月30日~同年12月27日)における自由業(フリーランス)の年収の分布は以下の通りになっています。

年収レンジ割合
200万円未満21.8%
200万〜400万円未満29.4%
400万〜600万円未満17.5%
600万〜800万円未満11.2%
800万〜1,000万円未満8.7%
1,000万円以上8.8%
不明・未回答2.5%

「200万〜400万円未満」がボリュームゾーンではありますが、「1,000万円以上」と回答した人も一定数います。成果を出した分だけ収入になるため、高収入も目指せるでしょう。

フリーランスの平均年収は?職種別の給料相場と収入アップのコツ

時間や場所にとらわれない自由な働き方ができる

3つ目は、時間や場所にとらわれない自由な働き方ができることです。この記事でも何度か触れているように、自由業は組織に属さず仕事をするため、時間や場所の自由度が高いという特徴があります。

在宅で働くのはもちろん、「気分転換にカフェで仕事をする」「旅行の移動時間を使って仕事をする」といったライフスタイルも可能です。ライフスタイルにこだわりがある人は、自由業が向いているでしょう。

人間関係のストレスが少ない

4つ目は、人間関係のストレスが少ないことです。自由業では、会社員のように1つの部署で仕事をするわけではありません。新規のクライアントと仕事をする機会も多く、人間関係はかなり流動的といえます。

例えば、「理不尽な上司に対する悩み」「同僚との熾烈な競争に関する悩み」など、人間関係のストレスはかなり少なくなります。人間関係の構築が苦手な人は、自由業が向いているかもしれません。

女性も育児や家事と両立しやすくなる

5つ目は、育児と家事と両立しやすいことです。自由業は場所や時間の制約を受けにくいため、女性は育児や家事の合間を活用して柔軟に働けます。

急に家族が病気になった時には自分の判断で仕事を一時中断でき、育児や家事が落ち着く時間帯だけ働くことも可能です。また、平日の日中しか開いていない銀行や役所への用事も、自由業ならスケジュール調整しやすくなります。

自由業のデメリット

自由業には、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットをきちんと整理したうえで、独立などの参考にするとよいでしょう。ここでは、自由業のデメリットについて、3つのトピックに分けて解説します。

収入を安定させるのが難しい

1つ目のデメリットは、収入の安定化が難しいことです。自由業は会社員とは異なり、自分で仕事を獲得し続けなければなりません。パフォーマンスを継続できなければ仕事が来なくなり、結果的に会社員よりも稼げなくなる恐れがあります。

また会社という組織がバックにないため、傷病手当など、会社が用意してくれる福利厚生のサポートもありません。病気になった際には、一切の収入がなくなってしまうリスクがあります。民間の保険に加入しておくなど、収入を安定させる工夫が必要です。

会社員に比べて社会的信用が低い

2つ目は、会社員に比べて社会的信用が低いことです。会社員は、会社という組織に属しているため、社会的信用があります。賃貸を借りたり、ローンを組んだりする場合でも、それほど苦労することはないでしょう。

しかし自由業は、一般的に社会的信用が低い存在です。例えば、クレジットカードの審査で不利になりやすいなど、会社員と比べて弱みがあります。また賃貸不動産も、物件によっては審査で不利になる可能性があるため、注意が必要です。

社会保障や福利厚生が薄い

3つ目は、社会保障や福利厚生が薄いことです。例えば自由業に携わっている人は、会社員とは異なり、雇用保険の加入ができません。

また年金についても会社員と差があります。国民年金には加入できますが、厚生年金には加入できないため、将来的にもらえる年金額が低くなる可能性があります。老後に向けて、計画的な資産形成を考えておくことが重要です。

自由業を始める5つのステップ

自由業を始めるためには、いくつかのステップを意識する必要があります。特に仕事の基礎となる、何らかの専門的スキルはとても重要です。ここでは、自由業を始めるステップについて、5つの項目に分けて解説します。

1.自分の武器となるスキルを身につける

まずは自分の武器となるスキルを身につけましょう。自由業として働く場合、頼れるのは自分の「腕」です。競合と差別化できるスキル・経験を考えつつ、どの業界に参入するかを決めましょう。

「自由業をやりたいけど何もスキルを持っていない」という場合もあるかもしれません。現時点でスキルがないのであれば、独学やスクールなどを通して、基礎的な力を磨いておきましょう。

個人で稼ぐ方法10選!自分で稼ぐ力が身につくおすすめスキルも紹介

2.自由業として働くための環境を作る

次に、自由業として働くための環境を用意しましょう。例えばWebライターとして仕事をする場合は、インターネットにつながるPCや、Wordなどのソフトが必要です。

Webライターに限らず、自由業はPCで仕事をするのが基本であり、インターネット環境は必須といえます。

またデザイナーなど、グラフィックを扱う分野では、スペックの高いPCや周辺機器が必要になります。自分が選んだ職種に合わせて、最適な環境を整えましょう。

3.自由業における事業の方針を決める

働くための環境が整ったら、自由業における事業方針を固めておきましょう。例えば開業する際は、事業の拠点となる場所が必要になります。

資金に余裕があったり、複数人での仕事を考えていたりする場合は、オフィスを用意しましょう。しかしもちろん、オフィスを使うにはまとまった資金が必要です。

「オフィスの必要性を特に感じない」「経済的な問題でオフィスを用意できない」という場合は、自宅を拠点とする手もあります。

4.開業届の提出や社会保険の切り替えをする

自由業・自営業いずれの場合も、開業届の提出や、社会保険の切り替えを済ませておきましょう。

開業届の提出期限は、活動開始から「1ヶ月以内」と定められています。開業届の提出先は所管の「税務署」です。この時、確定申告について「青色申告か白色申告か」も決めておきましょう。青色と白色の違いは、以下の通りです。

確定申告の種類特徴
青色申告複雑な申告方法だが節税効果が高い
白色申告簡易的な申告方法だが節税効果が低い

青色申告を希望する場合は、開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を提出しておきましょう。

会社を辞めている場合は、社会保険を切り替えるために、市区町村役場で「国民年金」と「国民健康保険」への加入手続きも必要です。

なお、自由業を始めても、すぐに十分な収入を得られるとは限りません。活動開始に備え、あらかじめ資金を用意しておくことが大切です。開業届の提出や社会保険の切り替えだけでなく、資金についても計画的に準備を整えておきましょう。

フリーランスに開業届は必要?提出のメリット・デメリットやタイミング

5.実際に仕事を受注する

自由業の仕事は、以下の手段で獲得できます。

  • フリーランスエージェント
  • クラウドソーシング
  • SNS
  • 人脈

フリーランスエージェントは、フリーランスを対象に案件を紹介するサービスです。サービスに登録すると、専門のスタッフがキャリアや希望に沿った仕事を提案してくれます。

ただし、基礎的なスキルが身についたレベルでは、フリーランスエージェントでは仕事を受けられない可能性が高いと考えられます。実績を積んで自信がついたら、登録を検討してみてください。

実績を積むには、未経験でも受けられる仕事の多いクラウドソーシングがおすすめです。ほかにも、SNSで募集されている仕事に応募したり、これまでの人脈を通じて仕事を依頼してもらったりと、さまざまな方法で仕事を獲得できます。

弊社「ITプロパートナーズ」は、IT/Web系フリーランスを中心に案件を紹介しているエージェントです。エンド直の高単価な案件が多く、収入重視で働きたい人におすすめです。

自社開発案件も豊富に取り扱っており、スキルアップもかないます。またリモート案件が7割で、週2~3日稼働の案件も豊富に扱っているので、柔軟な働き方ができます。

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自由業で失敗しないためのポイント

自由業は自由度が高い一方で、リスクも多い働き方です。しっかりと準備を整えることで、失敗のリスクを最小限に抑えられるでしょう。自由業で失敗しないためのポイントを解説します。

副業から小さく始める

軌道に乗るまでは、副業として自由業を始め、徐々に本業に切り替えていく方が賢明です。いきなり本業として自由業を始めるのはリスクが高すぎます。副業であれば、本業の安定収入を維持しつつ、自由業で生きていく準備にじっくり取り組めるでしょう。

副業フリーランスの始め方は?メリット・注意点とおすすめ職種

備えとして貯金をしておく

自由業の収入は浮き沈みがあります。万一の備えとして、生活資金を貯蓄しておきましょう。目安として、数か月分の生活費を用意しておくことをおすすめします。

フリーランスはいくら貯金するべき?独立前後や老後に分けて紹介

常にスキルアップを図る

自由業で稼ぎ続けるには、時代の変化に合わせて最新の知識やスキルを身につける努力が欠かせません。セミナーの受講やコミュニティへの加入、書籍の購読、最先端の技術がからむ案件への参画などで、スキルアップを図りましょう。

自由業系ワーカーの将来性

ランサーズが実施した「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、自由業系・自営業系の人口は増加傾向にあります。

これから自由業として活躍し続けるにはニーズの高い仕事を選び、そのうえで市場価値の高い人材になる必要があるでしょう。AI(人工知能)やIT技術の発展に伴い新しい需要や仕事も生まれているため、時代の流れにアンテナを張って素早く適応することも大切です。

まとめ

自由業は、時間や場所に縛られず、自由度の高い働き方ができるという魅力があります。ただし収入を安定させることが難しいなど、いくつかのデメリットも無視できません。メリット・デメリットや、向き・不向きを考えたうえで、自由業を選択しましょう。

自由業では働いた分だけ収入になるため、できるだけ単価の高い案件を多くこなすことが、高収入を目指すコツです。「ITプロパートナーズ」では、エンジニアなどの職種を中心に、高単価案件を揃えています。自由業としての収入安定のために、ご利用ください。

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