これから需要が増える仕事・将来性のある仕事15選【2023年版】

こんにちは、ITプロマガジンです。

仕事を選ぶうえで、今後の需要や将来性を確認することは重要です。選択を間違えると、身につけたスキルが時代遅れになり、仕事を失うことにもなりかねません。

2023年以降は対話型AIである「ChatGPT」などの台頭もあり、ますます将来に不安を感じる人も増えているのではないでしょうか。しかし、これから需要の増える業界や仕事を理解し、正しい道に進むことで、今後はむしろ一層活躍のチャンスが広がります。

本記事では、これから需要が増える将来性のある仕事を紹介します。将来性のある仕事を選ぶための基本的な考え方やコツも解説しているので、参考にしてください。

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Contents

これから需要が増える仕事の5つの要件

需要が増加する仕事を見極めるために、以下の5つの要件を満たしているかどうかをチェックしましょう。

需要が安定している

仕事の需要を確認するうえで重要なのは、長期的な需要の安定が期待できるかどうかです。

一時的な流行で需要が増えている場合など、将来性が不透明な仕事は、いずれ需要が減ってしまうリスクが高いといえます。社会情勢の変化や、コロナ禍など不測の事態による影響が出にくい仕事を選びましょう。

例えば衣食住や生活インフラ、医療など、「人が生きていくうえで不可欠な仕事」は、需要の安定が期待できます。

担い手が不足しがち

検討している仕事が「人材不足になりやすい」という要件を満たしているかどうかも確認しましょう。需要があるとしても「担い手が多い仕事」は、競争率が高くなりやすいため要注意です。

担い手が不足しやすい仕事には、スキルの習得に時間がかかる「専門性が高い仕事」や、「若手が少ない仕事」などが該当します。例えば「IT」や「建設業」などは、人材不足の傾向が強く、専門職も多い業種です。

AI・機械では代替できない

ChatGPTの台頭など、これまで機械では実現不可能だったことが次々とできるようになっている昨今。株式会社野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」によれば、今後の日本の労働人口のうち、49%が人口知能やロボットなどで代替可能であるという研究結果が発表されています。

そのため、AIや機械では代替できない業務が、今後需要が増える仕事であると言えるでしょう。

業務を自動化する仕組みを構築できる

仕事の需要を考えるうえでは、業務を自動化するための仕組みを構築できるかどうかも大切なポイントです。業務を自動化して管理する側に回ることができれば、より効率的に仕事を進められるでしょう。たとえば、エンジニアとして業務を自動化するプログラムを構築できるようになると、さまざまなところで必要とされる人材になれる可能性が高いです。

リモートワークに対応できる

2022年7月13日から18日に調査された、パーソナル研究所の「第七回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する調査」では、テレワーク実施率の推移を見ることができます。正社員のテレワーク推移はコロナ第6波時以降減少傾向が見られていますが、従業員側のテレワーク継続希望率は2020年の4月以降、過去最高を更新していることがわかりました。

この調査結果から、今後もリモートワークは継続されていく可能性が高いと考えられます。

将来性のある業界は?

今後、需要の増加が見込める3つの業界について、理由を含めて紹介します。具体的な職種を選ぶ際の参考にしてください。

IT・Web業界

「IT・Web業界」は需要が増加しており、人材不足の傾向もあります。

業界動向サーチ」によるとソフトウェア開発やインターネット、モバイル関連など、いずれも業界規模が増加傾向です。デジタル化や古くなったシステム更新などのニーズが今後も続くことが予想され、将来性が期待できます。

サービス業

サービス業には、飲食店などの「フード系」や「ホテル・旅館」「介護」など幅広い業種が含まれます。業界の全体としてはまちまちで、コロナ禍の影響で厳しい企業もありますが、「業界動向サーチ」によると以下の業種については将来性が期待できます。

  • 人材派遣・職業紹介
  • 教育サービス
  • 介護サービス

国内全体の人手不足により、人材派遣の需要が増加しているため、「職業紹介・人材派遣企業」は将来性が見込めます。また「教育サービス」は、少子化のなかでも需要が安定している業種です。デジタル技術を活用した「エドテック」(EdTech)などの新しい分野も期待されています。

「介護サービス」は高齢化により市場が拡大しているだけでなく、担い手が不足しやすいため、需要の増加が見込める仕事です。

小売・卸売・生活関連業

スーパー・コンビニなどの「小売」や、総合商社などの「卸売」、インテリア・雑貨などの「生活関連業」も、安定した需要が見込めます。「業界動向サーチ」によるとリサイクル・中古品業界や、インテリア・生活雑貨業界が好調です。いずれもWebやアプリを効果的に活用している企業が業績を伸ばしています。

コロナ禍の影響で減収している企業もありますが、オンラインとリアル店舗の連携などに力を入れている企業は、将来性があるといえるでしょう。

将来性のある仕事・これから需要が増える仕事15選

需要が増える見込みのある仕事は多くありますが、ここでは主な15種類を厳選して紹介します。

これから需要が増える将来性のある仕事15選
IT・Web業界ITエンジニア
データサイエンティスト
Webマーケター・デジタルマーケター
Webデザイナー・UI/UXデザイナー
ITコンサルタント
サービス業界医療・介護職
イラストレーター
その他クリエイティブ職
各種コンサルタント・カウンセラー
士業
小売・卸売・生活関連業界営業職・販売スタッフ
戦略・企画職
その他業界建設・設備関連職
研究開発職
マネジメント職

IT・Web業界

まずはIT・Web業界から、需要の増加が見込める5つの仕事を紹介します。

1.ITエンジニア

年収477万円
仕事内容開発やシステム保守
将来性がある理由人材不足により需要が高い
向いている人・意欲的に勉強できる
・集中して取り組める

システムエンジニア(SE)などのITエンジニアは、需要が増える可能性が高い仕事です。オンラインショップの開設や、既存システムの保守・運用やクラウド化など、さまざまな場面で活躍する需要の高い仕事です。

需要の増加に対して人材の供給が追いついておらず、専門性の高いITエンジニアは不足しています。ITエンジニアの平均年収は、大手求人検索サイト「求人ボックス」の調査によると2023年10月時点で正社員は「約477万円」です。

ITエンジニアになるには、まずシステム開発会社などに就職するのが一般的。会社員として実績を作った後、フリーランスとして独立する人も多くいます。

2.データサイエンティスト

年収694万円
仕事内容戦略立案や改善サポート
将来性がある理由ビックデータを扱える人材は少なく希少価値が高い
向いている人・数字に抵抗がない
・数字を見ながら分析できる

データサイエンティストは、データ分析によってビジネス上の戦略立案、改善をサポートする職種です。機械学習やビッグデータの普及により、データ分析力と戦略立案スキルの両方を兼ね備えた人材を、多くの企業が必要としています。

データサイエンティストの平均年収は高く、「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約694万円」です。データサイエンティストになるには新卒採用で就職するだけでなく、ITエンジニアやマーケターなど関連性の高い職種から転職・キャリアアップするという方法もあります。

3.Webマーケター・デジタルマーケター

年収599万円
仕事内容宣伝や集客を行うための施策を考える
将来性がある理由市場の拡大に人材が追いついていない
向いている人・物事を論理的に考えられる
・数字に抵抗がない

Webマーケター・デジタルマーケターとは、Web広告やMA(マーケティングオートメーション)などのデジタル技術を使ったマーケティング施策を担当する職種です。多くの企業が宣伝・集客にWeb広告を利用しており、IoT(モノのインターネット化)やAIを活用したマーケティングも登場して市場が拡大しています。

デジタルマーケティング職の平均年収は「求人ボックス」によると、デジタルマーケティング職の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約599万円」です。マーケター系の仕事に就くには、まずマーケティング会社や、コンサルティングファーム、社内マーケターを募集する企業などに入社するのが一般的。実績があれば、フリーランスとしても活躍しやすい職種です。

4.Webデザイナー・UI/UXデザイナー

年収473万円
仕事内容Webサイトやアプリケーションの外観や操作性、ユーザー体験を設計する
将来性がある理由Webサイトの立ち上げやアプリを作ることが主流になっている
向いている人・デザインや使いやすさを考えるのが好き
・探究心がある

WebデザイナーやUI/UXデザイナーは、Webサイトやアプリケーションの外観・操作性・ユーザー体験などを設計する職種です。Webサイトやモバイルアプリ・SaaSなどの開発に不可欠な存在であり、美しくて使いやすいデザインを考える創造性も求められるため、機械やAIに代替されにくいといえます。

Webデザイナーの平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約473万円」でした。仕事を獲得するには「デザインスキル」を身につけることはもちろん、「ポートフォリオ」を充実させることが重要です。ポートフォリオに掲載する実績とスキルがあれば、フリーランスとしても活躍できます。

5.ITコンサルタント

年収644万円
仕事内容企業のIT導入や戦略立案、システム改善をサポートする
将来性がある理由企業でIT化のニーズが高まっている
向いている人・問題を発見し、解決するのが好き
・成長意欲が強い

ITコンサルタントは、企業のIT導入やIT戦略立案、システム改善をサポートする仕事です。多くの企業でIT化のニーズが高まっており、プロジェクトを導いてくれるITコンサルタントを必要としています。

ITコンサルタントの平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約644万円」と高水準でした。ITコンサルタントになるには、まずコンサルティングファームに就職するのが一般的です。SEなどITエンジニアとしての豊富な実績を作った後に、フリーランスのITコンサルタントとして独立するという方法もあります。

サービス業界

幅広い業種が含まれるサービス業界のなかから、特に需要増加が期待できる仕事を5つ紹介します。

6.医療・介護職

年収320万円
仕事内容・病院で入院患者の介助をする
・老人施設で介護を行う
将来性がある理由常に人材が不足しており、高齢化もある
向いている人・人と関わるのが好き
・責任感がある

看護師や介護士は、人間社会に不可欠な存在です。人と人とのコミュニケーションや感情面のケアなどが欠かせないため、AIや機械による代替が難しい仕事でもあります。

担い手が不足しやすいため、医療・介護職を目指す人は貴重な存在です。介護士の平均年収は「求人ボックス」によると、介護士の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約320万円」でした。

資格が必要なイメージがありますが、「看護助手」や「介護助手」など、資格がなくてもできる職種があるため、未経験からでも就職できます。

7.イラストレーター

年収369万円
仕事内容Webサイト制作やゲーム開発で使用するイラストを描く
将来性がある理由Webサイトやゲームが盛んに開発されているため
向いている人・相手のニーズを汲み取れる
・絵が好き

イラストレーターはWebサイト制作やゲーム開発などで高い需要のある仕事です。クリエイティブな仕事であり、AIに代替されるリスクが低いといえます。イラストレーターの平均年収は「求人ボックス」によると、イラストレーターの平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約369万円」です。

正社員として雇用される人もいますが、最初からフリーランスとして活動する人も珍らしくありません。SNSでイラストを投稿して宣伝し、仕事を獲得する人もいます。

8.その他クリエイティブ職

コンテンツ制作にかかわるクリエイティブ職は、あらゆるジャンルで需要が高く、AIによって仕事を奪われる可能性が低い仕事です。例えば以下の職種があります。

  • 動画クリエイター
  • 楽曲制作・音響調整
  • ライター

「動画・映像」のクリエイターは、Webサイト・アプリ制作、Web広告制作など、活躍の場が豊富です。「音楽制作」や「音響調整」ができるクリエイターも、さまざまな場面で必要とされています。

映像制作の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約479万円」でした。文章コンテンツを担当する「ライター」や「編集者」は、Webサイト制作に欠かせない存在です。情報が古くなったWebサイトの更新は常に必要であり、安定した需要があります。

ライターの平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約438万円」でした。

9.各種コンサルタント・カウンセラー

年収コンサルタント:414万円
カウンセラー:389万円
仕事内容クライアントとコミュニケーション取り、分析や提案をする
将来性がある理由人でないと対応できない仕事内容が多いため
向いている人・メンタルが強い
・論理的な思考を持っている

コンサルタントやカウンセラーは、担当する分野に対する「分析力」だけでなく、クライアントとの繊細なコミュニケーションが必要で、人間でなければ難しい仕事です。

前述の「ITコンサルタント」以外にも、需要が高いコンサルタントの職種が存在します。「経営コンサルタント」「財務・会計コンサルタント」などです。コンサルタントの平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約414万円」でした。

カウンセラーのなかでも需要が高い職種としては、「キャリアカウンセラー」「マネーカウンセラー」「心理カウンセラー」などが挙げられます。カウンセラーの平均年収は「求人ボックス」によると、2021年10月時点で正社員は「約389万円」でした。

10.士業

年収559万円
仕事内容依頼人の相談にのり、手続きや弁護を行う
将来性がある理由人でないと対応できない仕事内容が多いため
向いている人・責任感がある
・意欲的に勉強できる

国家資格が必要な士業は、基本的に機械化されにくい仕事です。資格の分野ごとに状況は異なりますが、需要の増加が見込める士業がいくつかあります。

「野村総合研究所」の発表によると「中小企業診断士」や「弁護士」は、士業のなかでもAIによる代替の可能性が低い職種です。弁護士の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約559万円」でした。

士業の働き方は、専門の事務所に雇用されるだけでなく、フリーランスとして独立するパターンもあります。

小売・卸売・生活関連業界

次に「小売・卸売・生活関連」の業界から、特に需要の増加が期待できる仕事を2つ紹介します。

11.営業職・販売スタッフ

年収営業職:391万円
販売スタッフ:347万円
仕事内容接客や営業を行い、販売する
将来性がある理由AIでは対応できないため
向いている人・準備をして臨める
・人と関わるのが好き

「営業・販売スタッフ」は、小売・卸売企業の売り上げを左右する重要な存在です。消費者やクライアントとコミュニケーションを取りながらニーズを引き出すテクニックは、AIには難しいといえます。

平均年収は、「求人ボックス」によると、2023年10月時点で営業職の正社員は「約391万円」。同調査によると販売スタッフの正社員は「約347万円」です。必要な「営業・販売スキル」は、扱う商品が変わっても基本的に共通なので、異業種からでも転職しやすいといえます。

12.戦略・企画職

年収414万円
仕事内容担当する分野についての現状分析や企画立案を行う
将来性がある理由AIや自動システムを導入するいか検討する立場のため
向いている人・プレゼンテーション能力がある
・分析力がある

戦略企画や、商品企画などの企画職とは、担当する分野についての現状分析や企画立案をする仕事です。高いスキルが求められるため人手不足の状況にあり、高い需要があります。

AIや自動システムをどのように導入するかを検討する「利用する側」の立場であり、「AIに代替される側」にはなりにくい職種です。商品企画の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約414万円」です。

戦略・企画職になるにはコンサルティングファームで経験を積んだり、マーケティング系の実務経験を積んだりなど、十分な実績を作る必要があります。

その他業界

上記で紹介した業界以外から、需要が増える見込みのある仕事を3つ紹介します。

13.建設・設備関連職

年収484万円
仕事内容・建設
・建物の販売
・相談者へのコンサル
将来性がある理由住居や生活インフラをになっており必要不可欠なため
向いている人・体力がある
・コミュニケーションが取れる

建設・設備関連は、人間社会に不可欠な住居や生活インフラを担う仕事として、安定した需要が期待できます。

単純作業ではない「建設コンサルタント」「建設デザイナー」「営業・販売員」など、機械化されにくい職種も豊富です。建設コンサルタントの平均年収は「求人ボックス」によると2023年10月時点で正社員は「約484万円」です。

建設・設備関連の仕事を始めるには、住宅設備会社などに就職するのが一般的です。人手不足の業界なので、未経験からの就職・転職も難しくありません。

14.研究開発職

年収518万円
仕事内容新しい商品・サービスにつながる研究や開発を行う
将来性がある理由新しい製品を作り続けるため
向いている人・探究心がある
・粘り強さがある

研究開発職とは、新しい商品・サービスにつながる研究や開発をする仕事です。既存商品の改善を担当する場合もあります。

新しい商品をリリースし続けることは企業活動に必須であり、研究開発は経済活動に不可欠な仕事です。求人数は多くありませんが、需要が安定している点がメリットといえます。

研究開発の平均年収は「求人ボックス」によると、2023年10月時点で正社員は「約518万円」です。研究開発の仕事に就くには、自社商品を製造する各種「メーカー」に就職するのが一般的。未経験での就職は難しく、大学で「関連分野の研究をしていた」などの実績が必要です。

15.マネジメント職

年収約500万円
仕事内容組織内の管理
将来性がある理由業種が変わっても通用する
向いている人・判断力がある
・ストレスに強い

管理職・マネジメント職は、業種を問わず必要な仕事です。管理職のポジションでチームをまとめた経験は、業種が変わっても生かせることが多くあります。そのため「需要の変化に対応しやすい」ことがメリットです。

マネジメント職に就けば、通常職と比べて1.5倍から3倍程度の報酬が見込めます。マネジメント職になるには、まずは特定の企業で実績を作ることが必要です。上司やほかの社員との信頼関係を構築することで、マネジメント職にキャリアアップしやすくなります。

男女別のこれから需要が増える仕事

これから需要が増えると考えられる仕事はたくさんありますが、実際にはどの仕事を選ぶのが良いのでしょうか。ここでは、男女別におすすめの仕事について紹介します。

男性におすすめの需要が増える仕事

建設に関連する仕事は、男性が多く活躍しています。建設業界は人手不足の傾向があるため、未経験からでも挑戦できる可能性があります。

また、各種コンサルタントの仕事もおすすめです。正しい分析と的確な提案により成果を出せば、高収入も目指せます。さらに、男性にはマネジメント職も適しています。複数のメンバーを統括して業務を進められるスキルがあれば、異なる業種へ転職する際も評価されやすいです。

女性におすすめの需要が増える仕事

これから需要が増える仕事のうち、女性にはデザイナーの仕事が人気です。女性ならではの視点を活かせば、差別化も図りやすいでしょう。また、キャリアカウンセラーや心理カウンセラーなどの仕事もおすすめです。

さらに、資格を取得して医療・介護職を選べば、子育てや介護で多少のブランクができても働きやすいです。看護助手や介護助手など資格が不要な職種からチャレンジする方法を選んでも良いでしょう。

これから需要が増える資格5選

これから資格取得を目指す場合、どのような資格を選べば今後も高い需要を期待できるのでしょうか。ここでは、これから需要が増える資格を5つ紹介します。

登録販売者

登録販売者は、第2類医薬品や第3類医薬品を販売できる資格です。日本は高齢化社会となっており、医薬品に対する需要が高まっています。それにともなってドラックストアの数も増えており、登録販売者のニーズが増えている状況です。受験資格は特にないため、しっかり勉強すれば誰でも登録販売者の資格を取得できる可能性があります。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業のビジネスに対してさまざまな角度からアドバイスするための国家資格です。日本のほとんどの企業は中小企業であり、どの企業も何らかの課題を抱えながら業務を進めています。中小企業診断士の資格を取得すれば、課題を抱える企業向けの経営コンサルタントとして活躍できるでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産を売買する際の重要事項説明を行うために必要な国家資格です。資格が無いと重要事項説明などの業務に対応できないため、不動産業においては必須だと言えます。不動産は1つ1つが高額で手数料も高く、営業力などを磨けば稼ぎやすい仕事です。不動産業界で活躍したいなら、まずは宅地建物取引士の取得を目指しましょう。

税理士

税理士は、税務申告などに対応するための国家資格です。税務代理や税務相談などは税理士の独占業務であり、税理士の資格が無いと対応できません。企業や個人など税務申告を行うすべての人が顧客となる可能性があります。それぞれの企業や個人の立場に合わせて節税の提案もできると、税理士としてより多くの仕事を獲得できる可能性があります。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、高いITスキルを証明するための国家資格です。ITに関する幅広い知識を問われます。ITエンジニアはもちろん、ITに関わる仕事をするなら取得を目指すと良いでしょう。

これから廃れる可能性がある仕事

今後、需要が減少して廃れていく可能性のある仕事を、どのように見極めればよいのでしょうか。ポイントとなる2つの点を解説します。

単純業務・定型業務

書類作成やピッキングなど、一定のルールに沿って作業を繰り返す「定型業務」や「単純作業」は、AIによる自動化がしやすい分野です。無人レジや自動運転などの開発が進み、従来は「監視」や「安全性」のために人間が対応していた業務にも自動化の動きがあります。人間ならではの「複雑な業務」が必要ない仕事は、減っていく可能性が高いでしょう。

ただし、直近の技術では、AIIが収集した情報を人間が最終確認する必要があります。そのため、完全に人の手が入らなくなることはないでしょう。

市場全体が縮小している仕事

業界全体の売り上げが減少している仕事は、求人数やフリーランスの案件数が減少しやすく、需要減少のリスクが高いといえます。一時的な「流行」や「社会情勢の変化」による需要増加があった業界も、その状況が長く続くとは限りません。

市場規模の動向を確認しながら、将来も安定して仕事があるかどうかを見極めましょう。将来性のない業界とその具体的な仕事については以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

将来性のない業界6選と将来性のない仕事ランキング15選を一覧紹介

AIによって将来性が危惧されている仕事5選

今も需要のある仕事は、今後も続くとは限りません。AIの進化によって、将来的になくなる可能性があると言われている仕事を5つ紹介します。

  • 一般事務員
  • 銀行員
  • ホテルの客室係
  • 保険や光熱費などの集金人
  • 警備員

一般事務員

AIによって、一般事務員の仕事は大きく変化しています。効率的なデータ入力やスケジューリング、ファイル整理など、AIによって作業を自動化できます。しかし、一般事務員の仕事が完全になくなるというわけではありません。

AIは、多くの作業を自動化できますが、人間の判断力や対人スキルなどを置き換えることはまだできません。対人スキルは、一般事務員の職務にとって重要な部分を占めており、AIによる自動化が進むにつれ、価値あるスキルとなるでしょう。

一般事務員の職務は、企業や業界によって大きく異なります。一部の職務はAIによって自動化されるかもしれませんが、他の職務は人間の視点や感覚が必要であり、AIによる置き換えは難しいでしょう。

一般事務員としての将来性を考える際は、自分のスキルセットや企業のニーズを考慮に入れることが重要です。

銀行員

AIの発達により、銀行業界でも大きな変化が見られています。ATMやインターネットバンキング、AIチャットボットなどの自動化技術により、トランザクションの処理や顧客サービスの一部が自動化されてきました。銀行員の仕事の一部は、危機に瀕していると言えます。

しかし、AIが完全に銀行業務を置き換えるわけではありません。複雑な金融商品のアドバイスや、高度なリスク管理、顧客とのパーソナルな関係構築など、人間の判断力や専門知識が必要な業務は依然として重要です。

また、銀行業界はデジタル化と規制緩和により、新しいビジネスモデルやサービスが続々と生まれています。新しい機会を捉えるためには、銀行員がデジタル技術に対する理解を深め、顧客のニーズに応じた新しいサービスを説明する能力が求められます。

AI技術は、銀行員の新たなスキルセットとなるでしょう。AIを活用してデータを分析し、顧客のニーズを予測したり、リスクを管理したりする能力は、今後の銀行業界で重要なスキルになるはずです。

ホテルの客室係

ホテル業界にも、AIの進化は大きな影響を及ぼしています。チェックイン・チェックアウトの自動化、ルームサービスのロボット化など、多くの業務が自動化されつつあります。

しかし、ホテル業界においては、人間の接客サービスが重要です。利用者のニーズに対応したサービス、感情的なケア、細やかな気配りなど、人間ならではの接客はAIには再現できません。接客サービスは、客室係としての価値を高め、将来性を保証する要素になるでしょう。

また、AI技術そのものもホテルの客室係の新たなスキルセットとなり得ます。AIを活用してゲストのニーズを予測し、より良いサービスを提供する能力は、今後のホテル業界で重要になります。

保険や光熱費などの集金人

AIとデジタル決済の普及により、保険や光熱費などの集金人の役割は大きく変化しています。多くの支払いがオンライン化され、自動引き落としやクレジットカード決済が主流となりつつあるため、集金人の仕事は減少傾向にあります。

しかし、すべての顧客がデジタル決済に移行したわけではありません。高齢者などは現金支払いを好むことが多く、集金人が必要です。また、集金時に顧客とのコミュニケーションを取ることで、サービスの品質向上や新たなビジネスチャンスを探る役割もあります。

加えて、集金人は決済だけでなく、顧客の問い合わせ対応やクレーム対応などもおこないます。上記の対人スキルは、AIでは再現できないため、将来性を保つ重要な要素です。

集金人自身がデジタル技術を理解し、顧客に利用を促進する役割も担うことが期待されます。高齢者などデジタルに不慣れな顧客へのサポートは、集金人が担うべき重要な業務となるでしょう。

警備員

AIの進化とセキュリティ技術の発展により、警備員の仕事は変化しています。監視カメラの自動認識技術、無人のセキュリティロボット、AIによる異常検出システムなど、多くの仕事が自動化されつつあります。

しかし、人間の直感や経験に基づく判断、場の雰囲気などは、AIでは再現できません。微妙な異常を察知する能力や緊急時の迅速な対応といったスキルは、警備員の職務にとって重要であり、将来性を保証する要素となります。

AIや新しいセキュリティ技術の理解と適用能力も、警備員の新たなスキルセットとなり得ます。AIを活用した監視システムの運用や、新しいセキュリティ機器の操作などは、今後の警備業界で重要となるでしょう。

需要が増える仕事に就くために必要な普遍的スキル

需要のある仕事で活躍し続けるためには、さまざまな職種に共通する「普遍的スキル」を身につけることも重要です。普遍的なスキルがあれば、需要が増える仕事で活躍しやすくなり、仮に仕事を変更することになっても対処しやすくなります。普遍的な4つのスキルを見ていきましょう。

論理的思考能力

論理的に考える能力は、あらゆるビジネスで役立つ普遍的なスキルです。これまでに紹介した「将来性のある仕事」のいずれにも、論理的な思考力が求められます例えばITエンジニアや戦略・企画職は、いずれも論理的な思考能力を必要とする仕事です。

ITが多くの業務を自動化しているなかで、「ITシステムそのもの」を開発するエンジニアは自動化できない存在です。ユーザーとしてビジネス戦略にITを「導入する側」の戦略・企画職も、自動化が難しいといえます。論理的思考能力は、需要が減りにくい仕事に就くために必要なスキルです。

創造力・抽象的思考力

クリエイティブな仕事をする「創造力」や、機械には理解しにくい「抽象的」な分野についてのスキルも重要です。前述の「野村総合研究所」の発表によると、「芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など抽象的な概念を整理・ 創出するための知識が要求される職業」は、AIによる代替が難しいとされています。

「創造力」を使って企画を作るクリエイターのや、人々の欲求・感情や時代の流れなどの「抽象的」な部分を扱うマーケターの仕事は自動化が難しく、将来性のある仕事です。創造力・抽象的思考力を必要とする仕事での実績やスキルを身につけることで、需要の安定した仕事で活躍しやすくなるといえます。

コミュニケーションスキル

ほとんどの職業で必要な普遍的スキルとして「コミュニケーションスキル」も挙げられます。人間の複雑なコミュニケーションは、AIによる再現が困難です。

「野村総合研究所」の発表によると、「他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業」は、AIによる代替が難しいとされています。

高いコミュニケーションスキル求められる職種に該当するのは、チームをまとめる「マネジメント職」や、複雑な交渉を実現する「営業職」などです。コミュニケーションスキルが高い人材は、業界を問わず多くの企業で活躍できるといえます。

情報収集スキル

「情報収集」のスキルは、どの業界で働く場合でも強力な武器になります。最新のスキルを身につけ、常に自分を磨いていくためにも、情報収集のスキルが必要です。WebやSNS、セミナー、人脈などを活用して「常に」新しい情報を取り入れていきましょう。

また、情報の正確性にも気をつけましょう。SNSなどで流れてくる情報は無闇に信用せず、信頼性のあるメディアから情報を得たり、必ずファクトチェックを行うことが大切です。

自分の市場価値を高めるためにやるべきこと

需要がある仕事に就くためには、自分の市場価値を高めることが大切です。自分の市場価値を高める方法は、以下の3つです。

  • 関連する資格を取得して専門性を深める
  • スキルやコミュニケーション能力を向上させる
  • 実績や経験を積み可視化する

関連する資格を取得して専門性を深める

将来性のある仕事に就くためには、仕事で必要とする専門性を高めることが重要です。特定の領域において深い知識とスキルを持つことで、自分の市場価値を高め競争から抜け出せます。

たとえば、AIやデータ分析などの業界では、関連する資格を取得することが良いです。資格取得により、専門的な知識を持ち、一定のレベルまで能力を保有している証明になります。

また、資格は自己啓発の一環としても非常に有効です。新しい知識を学び、スキルを磨くことで自身の市場価値を高められます。

スキルやコミュニケーション能力を向上させる

市場価値を高めるための要素として、コミュニケーション能力を向上させます。コミュニケーション能力は、自身のアイデアや意見を他人に伝え、また他人の視点を理解するために不可欠です。

多様な背景を持つ人々と一緒に仕事をすることが多い現代の職場では、コミュニケーション能力は必須といえます。

コミュニケーション能力を磨くためには、ワークショップへの参加、メンターやコーチからのフィードバックを求めるなど、積極的な学習姿勢が求められます。また、コミュニケーションに関する本を購入して、ノウハウを得て実践すると良いでしょう。

実績や経験を積み可視化する

自身の実績や経験を積むことは、市場価値を高めるために重要です。自分がどのようなプロジェクトに参加し、どのような成果を上げたのかを明確に示すことで、雇用者やクライアントはどの程度の業績を達成できるかを具体的に理解できます。

経験や実績を積むことで、問題解決能力やリーダーシップ、チームワークなどさまざまなスキルも同時に習得できると証明できます。さらに、経験や実績を可視化することで、自身の成長と学習の過程を振り返えられるでしょう。

また、経験や実績を可視化するためには、自身のポートフォリオを作成することが大切です。

  • Googleスプレッドシート
  • Excel
  • ポートフォリオが作成できるWebサービス

上記のツールやプラットフォームを活用することで、自身のスキルと経験を広くアピールすることが可能になり、市場価値を高められるでしょう。

これから需要が増える仕事に就くための仕事の選び方

需要の増える仕事に就くために、どのように仕事を選べばよいのでしょうか。長期的な収入安定につながる仕事選びのコツを3つ紹介します。

需要がある分野を見極める

需要がある分野と、そうでない分野についての情報を、常に把握することが重要です。これまで紹介してきた「需要が増加する見込みのある仕事」は100%安心というわけではありません。予想外の変化によって需要が減る可能性は、どのような仕事にも起こり得ることです。

常に「需要の変化」を見極めて行動することが、変化の激しい世の中を生き抜くカギだといえます。

自分が優位性を発揮できるか検討する

需要がある仕事だとしても、「自分の優位性・強みを発揮できる」とは限りません。「自分に向いていない」と感じる仕事は、需要があっても失敗する可能性が高くなるでしょう。

さらに、仕事に「やりがい」を感じられなければ、長く続けることが難しくなります。需要の有無だけに注目せず、「やりたい仕事かどうか」も検討することが重要です。需要があり、かつ「自分に適性のある仕事」を選びましょう。

プロの意見を参考にする

「転職エージェント」や「フリーランスエージェント」に相談するのも1つの方法です。エージェントは業界の動向に詳しいだけでなく、「適性」や「スキル」などに合った仕事を分析するプロです。

自分のこれまでの経験や強みを整理した上で、エージェントに相談すれば、将来性があり自分に最適な仕事が見つかるかもしれません。自分だけで判断せずに第三者の意見をもらうことも有効な手段と言えるでしょう。

弊社「ITプロパートナーズ」はITに特化したフリーランス向けエージェントです。今のあなたの経験やスキルに基づいて最適なフリーランス案件をご紹介することができます。フリーランスとして高単価な案件を獲得したい方や、現在仕事探しで困っている方はぜひお気軽にご相談ください。

これから需要が増える仕事に就く際の注意点

これから需要が増える仕事を選べば、成功する可能性は高くなります。しかし、単に仕事をこなすだけでうまくいくわけではありません。ここでは、これから需要が増える仕事に就く際の注意点を解説します。

必ずしも一生安泰ではない

今回紹介した仕事は、これから需要が増えると考えられます。とはいえ、需要が増える仕事を選んだからといって、無条件に安心できるわけではないでしょう。今後の世の中の変化次第では、需要が増える仕事の傾向も変わる可能性があります。仕事で失敗しないためには常に時代の変化を予測し、それに合わせて柔軟に対応していく必要があります。

不得意な仕事には就かない

仕事で成功するには、自分が得意かどうかも重要です。需要や給与の高さは気になるポイントですが、自分が不得意であればうまくいかない恐れがあります。自分自身の特徴も考慮したうえで、無理なく努力し続けられる仕事を選びましょう。

専門性が求められる職業もある

これから需要が増える仕事は、高い専門性が必要なものも多いです。そのような仕事に就くには、まずは勉強が必要です。場合によっては、資格を取得しなければならない可能性もあります。

また、仕事で活躍し続けるには、常にスキルを磨く必要があります。新しい技術や流行に対応できるよう、勉強を継続しながら仕事に取り組みましょう。

フリーランスという新しい選択肢も

需要が増える仕事に就くためには「フリーランス」という選択肢も検討しましょう。

会社員として働く場合、会社の業績悪化や市場の縮小などがあると、その影響を大きく受けやすいのがデメリットです。

フリーランスなら、特定の仕事や分野に縛られずに済むのがメリットです。需要の高い分野の仕事を担当できるよう、案件の内容やクライアントを選んで働けます。

政府も「多様な働き方」を実現するために、フリーランスや副業など「雇用関係に限定されない働き方」を推進しているため、有利になっていく可能性の高い働き方です。

収入の安定を実現するための選択肢の1つとして「フリーランス」も検討してみましょう。

フリーランスの仕事一覧!職種別の必要スキルや独立のステップ

これから需要が増える仕事によくある質問

最後に、これから需要が増える仕事に関する、よくある質問と回答を紹介していきます。

需要が増える仕事に就くメリットは?

これから需要が増える仕事に就けば、将来的になくなる可能性が低いので、長期的なキャリアを築くことができます。万が一、転職したとしても、需要のある仕事をしていたという経験があれば、これまで身につけたスキルを活かすことができるため、長くキャリアを築くことができるでしょう。

また、需要が増える仕事に就くということは、専門的な技術が必要になるため、希少性が高くなります。希少性が高いということはその分、収入も高くなるので、高収入が期待できるでしょう。

ほかにも、これから需要が増える仕事のなかには、社会貢献度が高いものもあります。たとえば、少子高齢化や地球温暖化関連の問題の解決に関する仕事は、働くことで社会貢献を感じることができるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

将来性のない業界は何?

これから廃れる可能性がある仕事のところで、市場全体が縮小している仕事は将来性がないとお伝えしましたが、具体的な業種としては下記のようなものが挙げられます。

  • たばこ業界
  • 金融業界(地方銀行)
  • 印刷・製本業界
  • 小売・サービス業界
  • テレビ業界

たばこ業界は商品を使用する場所がさらに限られてきたことから、現時点でも苦境にたたされている業界です。地方銀行も、日本銀行のマイナス金利導入などによって銀行の収益が悪化したことから、今後の収益は厳しいでしょう。

印刷・製本業界は電子書籍の普及によって、今後大きな岐路にたたされる可能性が高くなると考えられます。小売・サービス業界もネット通販の発達によって、年々需要が減少しているため、将来性があるとは言い切れません。テレビ業界は、動画やSNSなどの台頭によって、若者のテレビ離れが起きていることから、全盛期ほどの力はないと言えるでしょう。

リモートワークはこれからも需要が増える仕事?

これから需要が増える仕事の要件でも紹介した通り、リモートワークはこれからも需要が増える仕事であると言えるでしょう。国内でリモートワークが普及したのは、新型コロナウイルスの感染拡大が大きな要因ではありますが、本来リモートワークは労働者が働きやすくなるよう、働き方改革の取り組みの一つとして取り入れられたのがきっかけです。

そのため、現在もリモートワークが継続されている企業は、その分リモートワークによる生産性向上やデジタル化が進められている証、つまり生き残れる企業であるため、今後スタンダードな働き方になると考えられるでしょう。

需要のある仕事に就けば一生安泰?

これから需要が増える仕事に就く際の注意点でもお伝えしましたが、需要が増える仕事に就いたからといって、一生安泰であるとは限りません。私たちをとりまく社会はめまぐるしく変化しているため、その変化によって今、これから需要があると紹介されている仕事も、今後は衰退する可能性があることを念頭に入れておきましょう。

たとえば公務員や漁師など、世の中の流行と関係ない職種であれば、流行によって急に盛り上がることがないため、流行遅れになって盛り下がるということもないでしょう。とは言っても公務員の場合、少子高齢化や民間企業の経済成長が見込めないことから、今後給料は下がり続けると想定されています。

そのため、細く長く務めたいという人であれば、長期的な視点で見ると安定していると言えるのではないでしょうか。

まとめ

需要が増える見込みのある仕事は、「安定した需要があること」と「AI・機械に代替されにくい」という2つの条件を満たしています。「担い手が不足しやすい」という点も重要なポイントです。

ITプロパートナーズでは、IT分野の需要や動向に詳しいスタッフによる仕事選びのサポートサービスを提供しています。適性やスキルに合ったフリーランス案件を紹介するエージェントサービスです。利用料は無料なので、お気軽にご相談ください。

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