こんにちは、ITプロマガジンです。
近年は政府による後押しもあり起業しやすい環境が整っています。そこで起業に興味があり、「需要・将来性があって儲かる業種を知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
本記事では起業で儲かりやすいビジネスの5つの特徴を紹介したうえで、起業で儲かる仕事を16業種に分けて紹介しています。業種選びのポイントや起業の際に役立つ基礎知識・注意点もお伝えしていますので参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
起業で儲かるビジネスはどんな業種?選び方のポイント5つ

起業して稼ぎたいなら、まずは「どのような業種が儲けやすいのか」を知っておくことが大切です。ここでは儲かりやすい業種を選ぶポイントを紹介します。
初期投資やランニングコストが低い
低コストで起業できるかどうかは重要なポイントです。起業はお金がかかると思われがちですが、必ずしも多額の資金が必要なビジネスばかりではありません。
初期投資が大きくかかる起業は、失敗した時に回収できなくなるリスクが高くなるでしょう。失敗した時のリスクをできるだけ低くすると成功確率のアップにつながります。
また、ランニングコストもチェックしたい要素です。ランニングコストが大きいビジネスは、収益が上がらなければ赤字になるリスクが高くなります。ランニングコストが低い業種を選べば、利益率が上がり儲かりやすいのです。
自分の手間がかからない
経営者自身の手間がどの程度かかるかも考慮したいポイント。手間がかからない業種は、自分が投入する労力の「コストパフォーマンスがよい」と言えます。特に本業がある状態で副業として起業する場合は要注意です。作業に手間のかかる業種は、稼働時間などの問題から難しいと考えられます。
- 自分が手を止めても一定の収入が入ってくる仕事
- スタッフが作業を進めてくれる仕事
上記のように、手間がかからない業種を探すことも1つの選び方です。
利益率が高い業種を選ぶ重要性
起業で儲けるには、利益率の高さも重要です。もともと利益率が高い業種なら、同じ売上でもより多くの利益を確保でき、資金繰りや投資に余裕が生まれます。
例えば、飲食業では「FL比率」という考え方があり、材料費と人件費の合計は50〜60%が目安です。一方、コンサルティングやシステム開発といった業種は、もともと大きな仕入れが必要ないため利益を確保しやすく、粗利率70%超えも珍しくありません。
このように、業種選びの際は「売上を得るためにどのようなコストや投資が必要で、どの程度手元に利益が残るのか」を把握することが大切です。
需要と将来性を見極める
現在、「その商品やサービスに需要があるか」「将来的にも需要が見込まれるか」を見極めることも欠かせません。一時的な流行に乗るビジネスは短期的には収益を出しやすいものの、需要が落ち込むと収益も途絶えるリスクがあります。
例えば、IT化に伴ってプログラマーへの需要は高まりましたが、生成AIの登場により簡単なコーディングなら生成AIが代替できるという状況になりつつあります。
IT業界での起業を目指すなら、システム開発への需要や、生成AIといった外部要因の影響を見極めることが欠かせません。
集客や案件獲得がしやすい業種
集客や案件獲得のしやすさも、起業で成功するための重要な要素です。
業種によって顧客の獲得方法は大きく異なり、BtoBビジネスでは業界内の人脈があれば集客や案件獲得のチャンスはある一方で、BtoCではマーケティングやプロモーション戦略が成功を左右する傾向があります。
大々的なプロモーションが苦手であっても、クライアントと信頼関係を積み重ねることに長けている人は、BtoBのように口コミや信頼関係をもとに集客するスタイルが向いているでしょう。
儲かる起業ランキング16業種をジャンル別に紹介
ここでは、起業で儲かるビジネス16業種を4つのジャンルに分類しました。
- 初期投資・ランニングコストが低い
- 手間がかからず副業から始めやすい
- 需要が高く将来性も期待できる
- 女性におすすめできる
選び方の項目でお伝えしたポイントも、分かりやすく示していますので参照ください。
初期投資・ランニングコストが低い起業で儲かるビジネスランキング
初期投資やランニングコストが低いビジネスは、自身のスキルやノウハウを武器に勝負するタイプのものが多い傾向にあります。
- フリーランスエンジニア
- コンサルタント
- フリーランスマーケター
- Webデザイナー
- Webライター・編集者
スタートする際に大きな投資が必要なく、また運営するにあたってもそれほど設備投資が必要ないものが中心です。
フリーランスエンジニア
フリーランスエンジニア | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
フリーランスエンジニアとは会社に属さず個人で活動するエンジニアで、業務委託契約が一般的となります。オフィスに出社して仕事をする「常駐型」のケースもありますが、在宅しながら1人で作業することも可能です。単価相場が高く、案件を契約できればすぐに高収入も見込めます。
特にITエンジニアは人材が不足していることから、需要が高い仕事です。ただし、店舗オーナー・不動産オーナー・ブログなど不労所得が可能な仕事とは異なり、働いた分の報酬を得る働き方が普通のため自分の手を止めると収入減少に直結します。
必要な設備はパソコンやソフトウェア、インターネット環境で、自宅でも作業できるため、利益率は高い傾向にあります。
なお、ITエンジニアが起業や独立した際、始めのうちは収入が不安定になる可能性も高いです。そんな時は弊社ITプロパートナーズをご利用ください。弊社では週2日〜稼働可能な高単価案件を多く取り扱っています。あなたのスキルや経験、希望に応じて最適な案件をご紹介します。
コンサルタント
フリーランスコンサルタント | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
コンサルタントとは、個人でコンサルタント業を行うことです。「ITコンサルタント」「経営コンサルタント」「キャリアコンサルタント」など、企業向けだけでなく個人向けにもさまざまなサービスが見られます。
リモートでも可能で、必ずしも設備やオフィスが必要なく、大きな初期投資・ランニングコストをかけずに起業できる仕事です。収入水準が高く、セミナーや情報発信などでも収入を得られる点もメリット。エージェントサービスやマッチングサイトを使うことで効率的に案件を探せます。
フリーランスマーケター
フリーランスマーケター | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
フリーランスマーケターとは、個人で市場調査・リサーチやブランディング戦略、広告運用、SEO・SNSマーケティングなどを行う職種です。クライアントのビジネス拡大やブランド認知向上を支援する仕事で、高度なスキルが求められる分、成果を出せる人は引き合いが強い傾向があります。
特にWebマーケティングの分野ではアナリティクスツールによる分析・レポーティングやクライアントとの打ち合わせなども発生しますが、パソコンと必要なツールがあればどこでも作業可能です。優秀なマーケターは単価が高くなりやすい一方、オフィスや大掛かりな設備が不要なため、初期投資やランニングコストが抑えられ、利益率が高くなる傾向があります。
また、長期的なSEO施策や広告運用など、継続的な案件が多いのもフリーランスマーケターの特徴です。クラウドソーシングやSNSを活用して案件を獲得しやすい環境も整っているため、集客がしやすいのもメリットと言えます。ただし、クライアントのニーズに応じたきめ細かい対応や定期的なレポート作成が必要となり、手間がかかる場合もあります。
Webデザイナー
Webデザイナー | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
Webデザイナーとは、個人でWebサイトのデザインやバナー制作、ロゴ作成、UI/UXデザインなどを手がける職種です。クライアントのブランドイメージやプロジェクト目標に合わせたビジュアルを構築する仕事で、クリエイティブスキルが求められます。
Webデザインの分野では、「AdobeXD」や「Figma」といったデザインソフトを使った作業や、クライアントとの要件ヒアリング・フィードバック対応が発生します。必須なのはパソコンとデザインソフト程度であるため、初期投資やランニングコストを抑えやすいのが特徴です。加えて、リモートワークが可能なため、場所に縛られず柔軟な働き方ができます。
Webデザインは単発のプロジェクトだけでなく、サイト更新やメンテナンスを含む継続的な案件が多いことも魅力です。ポートフォリオサイトやクラウドソーシングを活用すれば案件を獲得しやすく、個人でも運営できます。
Webライター・編集者
Webライター・編集者 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
Webライターは、Webに掲載する記事を作成する仕事です。Webメディアは数多くありライターは必須なため、一定の需要が期待できます。特別なスキルが必要なく、パソコンとネット環境があれば始められることから利益率も高く、副業としても人気があります。
編集者は記事の品質や進行を管理する仕事で、さまざまなコンテンツ制作に携われる点が特徴です。
どちらもフルリモート可能で、クラウドソーシングやエージェントサービスで多く募集されています。ただし、案件が見つけやすい一方で、成果報酬型のため継続した稼働が必要となるでしょう。
手間がかからず副業から始めやすい起業で儲かるビジネスランキング
手間がかからず副業から始めやすい起業には、次のような仕事が挙げられます。
- 不動産オーナー
- アフィリエイター
- ネットショップオーナー
- YouTuber
- フランチャイズ
それぞれの内容や工数について解説します。
不動産オーナー
不動産オーナー | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | ✕ |
手間がかからない | 〇 |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
不動産オーナーとは、アパート・マンション・一軒家などの建物に投資したり、所有する土地を駐車場として活用したりして収入を得る起業です。
物件や土地の購入に大きな投資費用がかかり、固定資産税や修繕費などの維持費も必要なため高いコストがかかるでしょう。しかし、人件費のかかる店舗営業などに比べるとランニングコストは低いと言えます。
また、借り手が見つかれば安定的に家賃収入を得やすいビジネスです。手続きや管理は管理会社へ委託するためオーナーの手間はさほどかかりません。
アフィリエイター
アフィリエイター | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | △ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | △ |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
アフィリエイターとは、クライアントの商品・サービスを自身のブログやSNS、YouTubeなどのメディアで紹介し、その成果に応じて報酬を得るビジネスモデルです。
アフィリエイトビジネスは、一度コンテンツを作成・集客に成功すれば長期間にわたって収益を生み出す可能性があります。例えば、SEOを施して検索流入があるブログ記事や、人気のYouTube動画は、継続的なアフィリエイト収入につながる可能性があるのです。
コンテンツを作成する手間はかかり、SEOといった集客施策を行う必要はありますが、商材によっては小規模から始めることもでき副業としても人気があります。また近年は生成AIを活用してコンテンツを量産することも可能で、工夫次第では工数を削減しつつ集客しやすい状況です。
ネットショップオーナー
ネットショップオーナー | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | △ |
手間がかからない | △ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | △ |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
ネットショップオーナーは、ネットショップを作成して商品を販売するビジネスです。EC業界はライバルも多いため売上アップの工夫が必要ですが、商品戦略や宣伝戦略が上手くいけば大きく稼ぐことも可能でしょう。
ネットショップを開くにはAmazonや楽天市場などのモールに出店する方法と、BASEやShopifyなどでオリジナルのショップを作成する方法があります。初期費用としては商品の仕入れ代やネットショップの開設費が必要です。
ランニングコストとしてはシステムの月額使用料が最も経費を圧迫しやすいため、最初は無料サービスを選ぶのも1つの方法でしょう。販売した商品から3%~10%の手数料が天引きされますが、赤字になるリスクを抑えながら経営できます。また、商品が売れるごとに必要となる発送処理などは、発送代行サービスを使えば効率化が可能です。
YouTuber
YouTuber | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | △ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | △ |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
YouTubeで情報発信するビジネスも、副業に人気です。パソコンやカメラ、動画編集ソフトといった準備があれば作業が可能で、比較的少ない初期投資で始められます。コンテンツも豊富でエンタメ系・ビジネス系・ライフスタイル系などさまざま。自分の得意分野を活かして起業が可能です。
ただし、収益化するまでが難しく、ブログのアクセス数やYouTubeのチャンネル登録者数を増やすのに時間がかかるケースがほとんど。撮影や動画編集には工数が発生しますが、軌道に乗れば自動的に収益を生み出すため、将来的に手間がかからなくなる点は大きなメリットと言えます。
フランチャイズ
フランチャイズ | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | △ |
手間がかからない | △ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
フランチャイズとは、すでに成功しているビジネスモデルやブランドを借りて、自分自身のビジネスとして展開する形態です。飲食業や小売業、サービス業など多岐にわたる業種でフランチャイズ展開が行われています。
フランチャイズビジネスは、既存ブランドやフランチャイザーから提供されるノウハウやサポートを活用できるため、オーナー自身が一からビジネスを構築する必要がありません。また、オーナーは経営に専念し、実務は従業員に任せる選択肢もあるため、日常の業務管理にかかる手間を大幅に減らすことが可能です。
需要が高く将来性も期待できる起業で儲かるビジネスランキング

ここからは需要が高く将来性も期待できるビジネスを紹介します。
- サロン経営者
- SNS運用代行
- 動画編集者
いずれも、長期的にニーズのある可能性のあるものです。
サロン経営者
サロン経営者 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | △ |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
サロン経営とは、ネイルサロンやエステサロンなどを経営する起業です。技術を活かしながら自分のスタイルやこだわりを反映でき、店舗を借りてサロンを開く他に自宅でも開業できます。
ただし、マンションでは開業NGとなっているケースもあるため事前確認が必要です。美容機材などの設備を準備し、自宅開業の場合は接客スペースも必要なことから初期投資は高めと言えます。
自分1人でも運営できるため人件費はかかりません。売上は立地や宣伝戦略にもよりますが、美容や健康は時代を問わず関心が高いテーマであり、固定客を掴めば安定させやすいビジネスです。
SNS運用代行
SNS運用代行 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
SNS運用代行とは、クライアントのSNSアカウントを管理・運用するビジネスです。投稿の企画・制作やスケジューリング、フォロワーとのコミュニケーション、広告運用など、SNSを活用したマーケティングやブランディングをサポートします。
企業のマーケティング活動において、InstagramやX(旧Twitter)、YouTube、TikTokなどのSNSは、消費者との直接的なコミュニケーションやブランド認知拡大において不可欠です。しかし、SNS運用は継続的なコンテンツ作成や投稿、分析が必要であり、多くの企業が自社で対応しきれないのが現状です。そのため、外部に運用を委託するケースも珍しくありません。
クラウドソーシングやエージェントにもSNS運用代行の仕事は多く掲載されており、起業して案件獲得しやすい点も魅力です。
動画編集者
動画編集者 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | 〇 |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | 〇 |
動画編集者は、YouTube動画やSNS用の短尺動画、企業のプロモーション映像、オンライン講座のコンテンツなど、さまざまな動画コンテンツの編集を手掛ける仕事です。映像素材を編集し、テロップやエフェクト、SE(効果音)を追加して、コンテンツを仕上げます。
YouTubeやTikTokをはじめとする動画プラットフォームが拡大してきたなか、動画コンテンツの需要も増加しており、今後もさらに拡大が見込まれています。
動画編集の案件はクラウドソーシングで獲得することも可能です。長期的に活躍するためには「得意なジャンルを持つ」「企画・ディレクションまで対応する」といった方法が考えられます。
女性におすすめの起業で儲かるビジネスランキング
女性におすすめの起業には、スキルを活かしたビジネスが挙げられます。
- 教室・スクール講師
- 家事代行・ベビーシッター
- ハンドメイド製作・販売
それぞれの詳細について解説します。
教室・スクール講師
教室・スクール講師 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | △ |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
教室・スクール講師は、実店舗やオンラインで指導する仕事です。料理やクラフト・手芸・エクササイズなどさまざまなジャンルがあり、自分の得意分野を活かせます。実店舗で教室を開く場合は、テナント料・レンタル料などのコストがかかりますが、オンラインなら自宅からでも可能。市民講座やカルチャースクールと契約して指導する方法もあります。
自分1人で運営でき、人件費を抑えられる点もメリット。収入は教室の種類にもよりますが集客が大きなポイントとなるため、スキルシェアサイトなどを利用して効率的に行うとよいでしょう。
家事代行・ベビーシッター
家事代行・ベビーシッターサービス | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | △ |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
料理や掃除代行、ベビーシッターも女性がスキルを活かして起業できるサービスです。「タスカジ」「キッズライン」などのマッチングサービスに登録する、あるいはフランチャイズで開業するなどの方法があります。
自分1人で起業でき、オフィスを構えなくても自宅で開業が可能。ただし、フランチャイズの場合は開業資金が必要です。ハウスクリーニングなどとは異なり、基本的に「顧客の家にあるもの」で業務をするため清掃用具などの設備投資は安く抑えられます。
マッチングサービスでは時給1,500円ほどが目安ですが、開業するエリアの競合他社を調べたうえで料金プランを作成するとよいでしょう。すきま時間でもできるため副業として始め、軌道に乗ったら開業という流れも可能です。
ハンドメイド製作・販売
ハンドメイド製作・販売 | |
---|---|
初期投資・ランニングコストが低い | 〇 |
手間がかからない | ✕ |
利益率が高い | △ |
需要があって将来性がある | 〇 |
集客・案件獲得がしやすい | △ |
アクセサリーや雑貨、アート作品といったハンドメイド商品を製作・販売するビジネスです。主にCreemaやminneといったマーケットプレイスやSNS、フリマイベントなどを通じて販売できます。
ハンドメイド製作は自宅で自分のペースで行えるため、育児や家事と両立しやすい点が魅力です。ハンドメイド商品は量産品にはない個性を演出しやすく、また趣味・特技をビジネスに活かせるため、女性にとって始めやすく人気のある分野の1つです。
起業を成功させるために重要な4つのポイント
起業自体はさほど難しい手続きではありません。ただし、成功させるためには継続して案件を受注し、安定収入につなげる必要があります。ここでは起業を成功させるためのポイントを4つお伝えします。
副業から小さく始める
起業を成功させるには、副業でスモールスタートするのがおすすめです。
会社員がいきなり独立すると、安定した収入を失うことになります。ビジネスがすぐに軌道に乗れば問題ありませんが、計画通りに行くことは多くありません。想定していた収入を得られなければ運転資金どころか生活資金も尽きてしまいかねず大きなリスクです。そのため現在会社員なら、その立場は捨てず、副業から取り組むのが安全と言えます。
また始めから思い切った投資をしたり従業員を何人も雇ったりするのもおすすめできません。初めて起業する場合は、やってみなければ分からないことばかりのなか、顧客獲得や資金管理、人材マネジメントなどを同時並行でこなすのは難しいものです。まずは小さく始めて慣れてきたら規模を拡大するのがよいでしょう。
インターネットでの市場調査は慎重に行う
起業のためには情報収集が不可欠ですが、信頼性の高い情報かどうかを確認しながら市場調査することが重要です。特にインターネットはあらゆる情報が集積され、素早く情報を得られるため利用する人は多いでしょう。
しかしインターネット上には、「絶対儲かる起業」「簡単に儲かるビジネス」などの謳い文句で興味を引き、高額なセミナーなどに勧誘するサイトも多く見られます。古い情報を掲載しているサイトも要注意です。
市場規模や業界動向を調べる際は、できるだけ内閣府統計局や大手の調査機関といった信頼性の高い団体の調査データを選びましょう。Webメディアを活用する場合でも、複数のサイトを比較して確認したり、メリット・デメリットの両面から検討したりなど、鵜呑みにしない姿勢が大切です。
戦略・ミッション・ビジョンを明確にする
起業に成功するためには目的を明確にし、優れたマーケティング戦略を練ることが重要です。「ミッション・ビジョン」つまり「なぜ」「何のために」起業するのか、動機や目標をしっかりと設定しなければモチベーションの維持が難しくなります。
起業とは目的を達成するための手段です。動機や目標が弱いと起業自体がゴールとなってしまい、すぐにやめてしまうリスクが高まります。また、戦略を練る際にはターゲット層や競合などを意識しましょう。
ターゲット層を設定することで、適切なアピール手段を選択できます。ライバルにはない自分の強みを見つけて差別化を図ることも大切です。
自己管理を徹底する
起業の成功には心身の健康が大前提。自分自身で休みを自由に決められるのは独立起業のメリットですが、注意しないと働きすぎる可能性もあります。特に起業したての時期は案件獲得が重要になるため、営業など業務以外にも時間を取られて忙しくなりがちです。
睡眠不足や栄養が偏った食事、長時間のデスクワークによる運動不足などで体調を崩さないように健康管理には留意しましょう。自分自身も大切な社員の1人と考え、高いパフォーマンスが発揮できるよう健康を維持管理することがビジネスの継続・発展につながります。
起業するにあたって知っておくべき基礎知識と注意点

起業で儲かるビジネスを紹介してきましたが、一口に起業といっても形態によって手続きや税務処理の方法が異なります。ここからは起業の基礎知識や注意点について解説します。
個人事業主と法人の違い
起業の形態は「個人事業主」と「法人」に分けられ、税制面で大きな違いがあります。個人事業主は、株式会社などの法人を設立せずに個人で開業届を提出する方法です。手続きが簡単で小規模(収入が一定以下)なら所得税も安くなります。
一方、法人を設立した場合にかかるのは法人税。累進課税ではないため一定以上の収入があれば個人事業主よりも支払う税金が安くなります。また、「経費にできる項目が増える」「社会的信用度が上がる」などもメリットでしょう。
個人事業主が節税目的で法人化するかどうか検討する場合、年間所得800万〜900万円が1つの目安です。法人化のメリットについて、詳しくは以下の記事を参照ください。
会社員と比較したデメリット
起業には「柔軟な働き方ができる」「得意分野を活かせる」「収入アップが期待できる」などのメリットがありますが、会社員に比べるとデメリットも挙げられます。
- 収入が不安定になりやすい
- 社会的信用が低い
- 案件獲得に営業スキルが求められる
- 確定申告などの事務作業も自分で対応しなければならない
会社員のように固定給ではないため、仕事が受注できなければ収入もありません。全てが自己責任となるため、スケジュールや体調の管理も重要です。
確定申告の方法
起業後に必須な確定申告についても確認しておきましょう。確定申告の方法には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。白色申告は、手続きや帳簿付けが比較的簡単ですが所得控除は最高10万円です。
一方の青色申告は複式簿記による帳簿付けが必要ですが、最大65万円の特別控除を受けられるため節税効果が高いというメリットがあります。難しいとされがちな複式簿記も会計ソフトを利用すれば簡単です。ただし、青色申告を選択するには、税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
起業の現状と将来性
働き方改革で始まった副業解禁の流れにより、起業を検討する人も多いのではないでしょうか。社会全体で見た起業の現状や将来性、役立つ制度について解説します。
起業件数は増加傾向にある
東京商工リサーチが発表した「全国新設法人動向」によると、2021年の新設法人件数は14万4,622社と過去最多を更新。近年は新型コロナウイルス感染症の影響などもあり横ばいの年もありましたが、10産業全てにおいて増加が見られました。
起業が増えた背景としては、次のような理由が挙げられます。
- 起業支援により資金調達がしやすい
- 政府による副業の推奨
- ITインフラ環境の整備
- テレワークの普及
コロナ禍で助成金や補助金の種類が増え、テレワークが普及したことで地方でも起業しやすい環境が整備されたためハードルが下がったと考えられます。
融資制度が整備されている
起業する際は、自治体などによる創業者向けの融資制度を活用できます。日本政策金融公庫の融資制度が知られていますが、他にも地方自治体・信用保証協会・金融機関が連携する「制度融資」など創業時に使い勝手のよい融資スキームが整備されているため調べてみるとよいでしょう。以下は融資制度の一例です。
- 新創業融資制度(日本政策金融公庫)
- 新規開業資金(日本政策金融公庫)
- 女性・若者・シニア創業サポート事業(東京都)
- 起業家育成金(埼玉県)
これらの融資制度は「金利負担が少ない」「創業者保証が免除される」など、起業の後押しになるようなサポートがあり、資金調達に役立つでしょう。
助成金・補助金が充実している
創業者向けの融資制度の他に、起業したばかりでも活用しやすい補助金・助成金も豊富です。代表的な助成金・補助金は以下のものが挙げられます。
- 小規模事業者持続化補助金
- 地域デジタルイノベーション促進事業
- 都道府県の振興公社による補助金
- キャリアアップ助成金
- 地域雇用開発助成金
補助金・助成金のどちらも返済が不要ですが、助成金の多くは厚生労働省管轄となり、条件を満たしていれば受給できるというメリットがあります。補助金は、多くが経済産業省の管轄となり、国の政策目的に合った会社を支援するもので、給付条件が細かく設定されており助成金よりも難易度は高めです。
専門フリーランスには追い風の環境になっている
専門的なスキル・知識を持った専門フリーランスにとって、起業は追い風と言える可能性があります。東京商工リサーチの「全国新設法人動向」によると、2021年に最も新設法人が多かった業種は2万486社で学術研究、専門・技術サービス業。なかでも経営コンサルタントなどの専門サービス業が1万6,165社と8.6%も増加しており、注目すべき点とされています。
また「2020年版 中小企業白書」によると起業家の内訳について46.2%がフリーランス起業家と回答しており、専門スキル・経験を持ったフリーランスが多く起業しているようです。デジタル化の拡大や人手不足などを背景に、専門知識を持った人材の引き合いが強く、専門フリーランスへの需要が高まっていると考えられます。
フリーランスとして活躍できる仕事は以下の記事で紹介しているので併せてチェックしてみてください。
まとめ
起業で儲かるビジネスをジャンル別に紹介しました。成功しやすいビジネスには「初期投資・ランニングコストが低い」「自分の手間がかからない」「利益率が高い」「需要があって将来性がある」「集客・案件獲得がしやすい」といった特徴があります。人材不足などの背景から専門スキルを持った人材への引き合いは強く、起業しやすい環境であると言えるでしょう。
ただし、起業にはメリットもありますが、収入の不安定さや社会的信用度の低さといったデメリットも挙げられます。すきま時間やリモートワークで作業できる仕事も多いため、まずは本業を持ちながら副業として始めてみてはいかがでしょうか。
IT/Web分野で起業する際はITプロパートナーズをご利用ください。IT/Web分野に特化したフリーランスエージェント、エンジニア、デザイナー、マーケター、コンサルタントといった職種の方向けに高単価・リモート可能といった案件をご紹介します。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!