こんにちは、ITプロマガジンです。
近年Webマーケティングは注目度が高まっていることもあり、「未経験からWebマーケティングの副業をするには何から始めるべき?」「Webマーケティングの副業案件の単価相場はどれくらい?」といった疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?特に未経験の場合、「どのような副業案件があるのか」「どうすれば案件を獲得できるのか」など疑問が多いかと思います。
そこでこの記事では、Webマーケティング副業の始め方や稼ぎ方を未経験者にも分かりやすく解説します。案件相場や獲得方法、必要スキルの習得方法も解説するのでぜひ参考にしてください。
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「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
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目次
- 1 未経験でもWebマーケティングの副業は可能?
- 2 Webマーケティングの副業で稼ぐ主な2種類の方法
- 3 クライアントワークにおけるWebマーケティング副業の種類や単価
- 4 個人ビジネスにおけるWebマーケティング副業の種類や単価
- 5 未経験からWebマーケティング副業を始める方法や稼ぎ方
- 6 経験者がWebマーケティング副業を始める方法や稼ぎ方
- 7 Webマーケティングの副業案件を探す5つの方法
- 8 Webマーケティングの副業で高収入を稼ぐコツ
- 9 未経験者がWebマーケティング副業を始めるのにおすすめのオンラインスクール
- 10 未経験者がWebマーケティングで副業する際に意識すべきこと
- 11 Webマーケティングで副業する際の注意点
- 12 Webマーケティングに副業に関するよくある質問
- 13 まとめ
未経験でもWebマーケティングの副業は可能?
Webマーケティングの副業に興味を持ち、未経験から始めたいと考えている人もいるでしょう。ここでは、Webマーケティングの副業は未経験でも挑戦できるか解説します。
完全な未経験では難しい
結論からお伝えすると、「未経験からWebマーケティングの副業を始めることは可能」となりますが、完全な未経験者の場合はハードルが高いと言わざるを得ません。
Webマーケティングの需要は高まっているため、クラウドソーシングやエージェントサイトなど各所で案件が掲載されていますが、初心者向け案件であっても一定のスキルや実績を求められるケースが多いです。また、未経験OKな案件の場合、単価が安くなりやすい傾向にあります。
未経験者はスキルや実務経験を積むところから始めるべき
前述の通り、未経験でも挑戦できるWebマーケティングの副業案件は存在しますが、まずは実務経験を積んだりスキルを高めたりすることを意識すべきです。
実務経験を積むためには、以下のような方法があります。
- Webマーケティング会社に就職する
- クラウドソーシングで未経験者向けの案件をこなす
- 友人や知人から仕事を紹介してもらう
- 自身でメディア運営などにチャレンジして実績を作る
最も手堅いのは、Webマーケティング会社に就職するという方法です。正社員として実務経験が積めるので、対外的な信頼も得やすいでしょう。
また、クラウドソーシングで未経験者向けの案件を探したり、友人・知人から未経験でも対応できそうな案件を紹介してもらったりするという方法もあります。クラウドソーシングや紹介によって得た案件も、もちろん実績にカウントされますので、まずは単価を度外視して数多くの案件をこなし、実績作りに力を入れるようにしましょう。
そのほか、自身でブログ運営やSNS運用、アフィリエイトなどを行い、実績を作るという方法もあります。ただし当然ですが「月間売り上げ◯円」「フォロワー数◯人→◯人」など、定量的な成果を示せる実績が必要となります。
正社員経験は必須ではない
全くの未経験でWebマーケティング副業は厳しく、きちんと収入を得たいのであれば、Webマーケティングの実績を積むために「Webマーケティング会社に就職する」という方法を紹介しました。しかし、「正社員として採用されなければならない」というわけではありません。アルバイトや派遣といった形でも実務経験に含まれますので、必要以上に雇用形態にこだわる必要はないでしょう。
また前述の通り、自分でメディアを運営して定量的な成果を出していれば、ポートフォリオに掲載できる実績になります。
Webマーケティングの副業案件を獲得する際に最も重視されるのは「スキル」ですので、どのような形で実務経験を積もうと、最終的に高いスキルを身に付けられたのであれば問題ありません。
Webマーケティングの副業で稼ぐ主な2種類の方法
Webマーケティングの副業で稼ぐ方法は、主に「クライアントワーク」と「個人ビジネス」の2種類です。
クライアントワークの場合、企業からWebマーケティングに関するさまざまな業務を請け負います。具体的な業務内容としては、広告運用、SEO、MEO、SNS運用など多岐に渡ります。報酬は、案件ごとに決められた金額を受け取る形になり、案件獲得には基本的に実務経験やスキル、過去の実績などが必要になります。
個人ビジネスの場合、自分でWebマーケティング関連のビジネスを展開していきます。例えば、SEOを駆使して集客したブログで広告収入を得たり、SNSアカウントを育てて企業からPR案件をもらったり、などが代表的なやり方でしょう。報酬は固定ではなく、自分で出した成果に応じて得られ、未経験から始めることもできます。
仕事の裁量や報酬など、両者はまったく異なる性質を持っているので、Webマーケティングの副業で稼ぐ場合には自分がどちらに向いているのかをじっくり検討し、向いていると思われる方を選択するようにしてください。
クライアントワークにおけるWebマーケティング副業の種類や単価
Webマーケティングのクライアントワークの副業は、以下4つの種類に分けられます。
- Web広告運用代行
- SEO・コンテンツマーケティング
- SNSマーケティング
- Webコンサルティング
それぞれの仕事内容や必要なスキルについて確認しましょう。
Web広告運用代行
仕事内容 | 企業や組織の代わりにWeb広告を運用 |
難易度 | ★★☆ |
単価目安(月額) | 10万〜20万円 |
報酬体系 | ・広告費の約20% ・固定報酬 |
必要スキル | ・Web広告の知識 ・データの分析スキル ・コミュニケーション能力 |
Web広告運用代行の仕事は、企業や組織の代わりにWeb広告の運用を行う仕事です。リスティング広告やディスプレイ広告の運用などが代表的です。
主に広告アカウントの開設/設定や広告配信/予算管理、広告効果の測定や改善などが業務内容になります。Web広告に関する基本的な知識と運用経験、データの分析スキル、コミュニケーション能力などが必要です。
収入目安は広告運用費の20%程度をもらうパターンや、「月額20万円」など固定報酬のパターンもあります。広告運用はwebマーケティングのなかで最もポピュラーな仕事なので、実務経験があれば安定的に稼ぐことが可能です。
SEO・コンテンツマーケティング
仕事内容 | ・SEO施策の検討・実施 ・オウンドメディアのコンテンツの企画・制作 |
難易度 | ★★☆ |
単価目安(月額) | 20万~30万円 |
報酬体系 | ・固定報酬 |
必要スキル | ・SEOの知識と経験 ・Webコンテンツ制作のスキル |
SEO(Search Engine Optimization)やコンテンツマーケティングは、Googleをはじめとする検索エンジンからの集客を最適化するマーケティング分野です。基本的には、良質なコンテンツ作りやWebサイトの動線設計、クローラー対策などを行い、検索エンジン上で上位表示し流入を目指します。
副業案件で多い仕事内容としては、自社Webサイトや競合サイトのリサーチ、アクセス分析、コンテンツ施策の立案、コンバージョン最適化、またコンテンツ制作のディレクションなどが挙げられます。
求められる要件は、Webサイトの分析やSEO施策の立案・実行スキル、内部SEO、外部SEO、テクニカルSEOなどの分野での具体的な実績です。特にコンテンツマーケティングの分野で副業案件を獲得する場合、SEOコンテンツの制作経験やディレクション経験に加えて、メディアへの流入を増やした実績も必要でしょう。コンテンツ制作の仕事の場合、個人ビジネスとしてブログやアフィリエイトサイトを運営した経験・実績があれば、プラス材料になることもあります。
SNSマーケティング
仕事内容 | ・SNSの拡散力を利用してサービスや商品の認知度向上 ・流入促進/ブランディング/顧客関係構築 |
難易度 | ★★☆ |
単価目安(月額) | 20万〜30万円 |
報酬体系 | ・固定報酬 ・広告費の約20% ・フォロワー数 |
必要スキル | ・SNSアカウント運用スキル ・SNS広告の知識や企画力 |
SNSマーケティングは、SNSの拡散力を利用してサービスや商品の認知度向上や流入促進、ブランディング、顧客関係構築を目指す施策です。
副業案件としては、SNS運用戦略の立案や、投稿コンテンツの企画・制作、企業アカウントの運用代行などがあります。報酬形態は仕事内容によって異なりますが、SNSアカウントを運用する場合は月数万円から数十万円の固定報酬となることが多く、SNS上の広告を運用する場合は広告掲載費に対して数割の手取りを受け取るケースが一般的です。また、自身がインフルエンサーとしてブランドのプロモーションを行う場合は、フォロワー数やリーチ数に応じた成功報酬となることもあります。
基本的には、SNSアカウントの運用経験やSNS上での広告出稿経験などが求められますが、多くのフォロワーを獲得した経験など、何らかの実績があれば副業案件を獲得できるチャンスもあるでしょう。
Webコンサルティング
仕事内容 | Webサイトの運営/集客全般のコンサルティング |
難易度 | ★★★ |
単価目安(月額) | 20万〜40万円 |
報酬体系 | ・固定報酬 |
必要スキル | ・Webマーケティングの包括的な知見と経験 ・資料作成やプレゼンテーション力 |
Webコンサルティングは、Webマーケティング全般の運営・改善のサポートをする仕事です。
例えば、Web広告、SNS、SEOなど、上記で紹介したWebマーケティング領域全般を含めて、戦略立案・運用・改善などを担当します。専門のWebコンサルティング会社からの募集案件や外部コンサルタントを必要としている一般企業からの案件もあります。
対応範囲が広いため広範なスキル・実績が求められますが、その分、単価が高いのが特徴です。これらを1人の担当者として運用まで行う場合は、副業では難しい可能性がありますが、相談やアドバイスといったコンサルティングの仕事の場合は「週1回のミーティングのみ」や「短期集中的なスポットコンサル」といった働き方も可能であるため、副業向きであると言えます。
個人ビジネスにおけるWebマーケティング副業の種類や単価
個人ビジネスとして、自身で始められるWebマーケティング副業は以下の通りです。
- ECサイト運営
- SNS運用
- ブログ運営
- 動画配信
それぞれの業務内容や習得すべきスキルについて確認しましょう。
ECサイト運営
ECサイト運営とは、ネットショップを構築・運営して売上につなげるビジネスです。
ECサイト制作の知識がなくても、「BASE」や「Shopify」といったネットショップ作成サービスを使えば簡単に立ち上げられます。自身が何らかの商品やサービスを提供できる場合はもちろん、手元にそういった商品がない場合でも外部から仕入れてビジネスを開始することが可能です。
ECサイトを運営するにあたっては、集客も重要です。SNSやWeb広告、オウンドメディアなどが主な選択肢になるでしょう。軌道に乗れば高い売上が見込めるうえ、将来的にクライアントワークを目指す場合には、自身でECサイトを運営することで集客スキルや受注管理、カスタマーサポート、企画力など幅広いスキルが身につくため、アピール材料にもなります。
SNS運用
SNS運用の副業とは、自分のSNSアカウントを使って収益を得る個人ビジネスを指します。主な収益化方法には、企業のPR案件による収入や、アフィリエイトなどの広告収入があります。
具体的な仕事内容としては、SNS上で投稿するコンテンツの計画・投稿や、コメント・ダイレクトメッセージの返信といったユーザーとのコミュニケーション、アナリティクスを活用した分析や改善などです。主にコンテンツの作成スキルや分析能力、プロジェクトを管理する能力などが求められます。
この仕事に取り組めばSNSの投稿のノウハウや、運用スキルを身につけられ、将来的にクライアントワークでSNSマーケティングの案件に取り組む際の準備にもなるでしょう。
ブログ運営
ブログ運営の副業とは、自分のブログ・Webサイトを立ち上げて、その媒体を通して収益を得るビジネスです。主な収益方法はアフィリエイトで、自分のブログに掲載した広告がクリックされたり、広告経由で商品の購入やサービスの申し込みなどが発生したりした際に、広告主から報酬が支払われます。
ブログ運営の副業は、自分のペースで作業が進められるという利点があります。ただし、ただブログを書いて広告を貼るだけでは、コンバージョンは獲得できません。Webマーケター・SEOマーケターとしてユーザーにアプローチするための知見があれば、アフィリエイトによる広告収入を得られる可能性があります。
動画配信
動画配信の副業は、YouTubeやTikTokといった動画プラットフォームを使ったビジネスです。収益化の方法はSNSと同じで、企業のPR案件による収入や、広告収入などが挙げられます。
動画配信の副業ではチャンネル登録者数と再生回数を増やすための仕組み作りや、自分のYouTubeを検索の上位に表示させる「動画SEO」も重要です。
この副業に取り組むことで、「どのような動画が注目されやすいか」「見られている動画は何か」を分析するといった動画マーケティングのスキルを身につけられます。また、動画配信は多くの企業が集客手段として活用している分野であり、成功すればクライアントへのアピール材料にもなるでしょう。
未経験からWebマーケティング副業を始める方法や稼ぎ方
Webマーケティングの実務未経験者や初心者の場合は、次のように一歩ずつ経験を積んでから副業を始めるのがおすすめです。
- 必要なスキルを習得する
- 実務経験の積み方を選ぶ
- 数年ほど実務経験を積む
- 徐々に高単価な案件に挑戦していく
それぞれのステップでやるべきことを詳しく紹介していきます。
1.必要なスキルを習得する
Webマーケティングスキルは独学でも習得することが可能です。書籍も多く販売されているので、自分のレベルに合ったものを探してみましょう。
例えば、初心者向けであれば以下のような書籍が販売されています。
- 「マンガでわかるWebマーケティング 改訂版―Webマーケッター瞳の挑戦!―」(発行/インプレス)
- 「はじめてでもよくわかる! Webマーケティング集中講義」(発行/マイナビ)
1冊目は、タイトルにある通りマンガで分かりやすく解説してくれる入門書です。楽しみながらWebマーケティングの基礎や、実践的なノウハウなどが学べます。2冊目は「Webマーケティングの基本」や「ビッグデータの活用」「動画マーケティング」など、項目に分けて丁寧に解説しています。
またインターネット上には、Webマーケティングを学べる動画も多くあります。書籍や動画で学んだら、実際にWebサイトを作成したり、SNSを運用し、ユーザーからどのような反応があるかなどを試したりしてみるとよいでしょう。
なお、スクールに通うという手もあります。初心者から学べるスクールもあるので、後ほど紹介します。
一口にWebマーケティングと言っても幅が広いため、まずは自分が何に重きを置きたいか考えることも大切です。自分が特に身につけたいスキルを決め、重点的に勉強しましょう。も大切です。自分が特に身につけたいスキルを決め、重点的に勉強しましょう。
2.実務経験の積み方を選ぶ
独学やスクールなどで基本的な知識・スキルを習得したら、次は実務経験の積み方を選びましょう。実務経験を積む方法としては、主に以下のようなものがあります。
- Webマーケティング会社で働く
- クラウドソーシングで未経験者向けの案件を探す
- 知り合いから仕事を紹介してもらう
- SNSで仕事を募集する
- 個人的にビジネスを始める
いずれの方法を選択しても、「Webマーケティングの実務経験を積む」という点では変わりはないので、自分に適した方法を選ぶとよいでしょう。
なお、Webマーケティング会社で働く場合は、正社員にこだわる必要はありません。正社員の方が信頼度が増すこともありますが、アルバイトや派遣といった形でも実務経験として見なされますので安心してください。
また、同時に自身でビジネスを始めることもおすすめします。知識を学習するだけでなく、実際に手を動かしてその結果を体験することで、より実践的な知識となり、実行力が身につきます。
3.数年ほど実務経験を積む
どの方法で実務経験を積むか決まったら、数年ほどひたすら経験を積み、Webマーケティング関連の実績を作っていきます。概ね3年程度を目安にするとよいでしょう。
3年ほどの実務経験があれば、高単価案件を獲得しやすい「エージェントサイト」の利用も可能となります。クラウドソーシングは、未経験でも案件を獲得しやすいというメリットがあるものの、低単価案件が多かったり、自分で案件を探す手間がかかったり、といったデメリットもあります。その点エージェントサイトならば、エージェントが自分にマッチする案件を探してきてくれるので営業の手間がなくなりますし、単価も高めな傾向にあります。
4.徐々に高単価な案件に挑戦していく
十分な経験を積み、Webマーケティングの副業案件を獲得できるようなったら、徐々に単価を上げていけるように努力しましょう。
具体的には、以下のようなことを心掛けてください。
- 日々Webマーケティング関連の情報収集を怠らない
- クライアントから信頼されるよう常に誠実な対応をする
- 今の自分のスキルよりも少しレベルが高い案件に挑戦する
特に、ややレベルが高めの案件に挑戦するということは重要です。今の自分には少し難しいと感じる案件に挑むことで、必然的に勉強が必要になり、自然とスキルアップに繋がることでしょう。その結果、「難しい案件に挑む ⇒ スキルが上がる ⇒ さらに難易度の高い高単価な案件を獲得できる可能性が高まる」といった好循環が生まれやすくなります。
なお高単価案件を探す際は、エージェントサイトの利用がおすすめです。弊社が運営するITプロパートナーズでは、週2日から参画できる高単価案件を多数用意していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
経験者がWebマーケティング副業を始める方法や稼ぎ方
Webマーケティング経験者が副業を始める際にまずやるべきことは、「ポートフォリオの作成」です。ポートフォリオとは、自分の実績がわかるものをまとめた資料のことを指します。経験者の場合は、ポートフォリオが大きな武器になりますので、必ず作成するようにしてください。
ポートフォリオが完成したら、自分のスキルで対応できそうな副業案件への応募を行います。自分の過去の実績と近い案件を選ぶことで、受注できる可能性を高めることができるでしょう。なお案件を探す場合は、エージェントサイトの利用がおすすめです。経験者ならば、自分に合った高単価案件をエージェントが探してきてくれるので、営業の手間も省けます。
クライアントワークではなく、個人ビジネスとしてWebマーケティングの副業をしたい場合は、アフィリエイトブログを運営してSEOや広告運用で集客したり、自分の経験や知識をまとめた記事を有料販売したり、といった稼ぎ方があります。クライアントワークのように着実に稼ぐことは難しいですが、成果が出れば本業を超えるような収益を得られる可能性もありますし、そうなればフリーランスとして独立するという道も見えてきます。
なお、フリーランスのWebマーケターについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は是非参考にしてください。
Webマーケティングの副業案件を探す5つの方法
副業としてWebマーケティング案件を獲得したい場合、どのように案件を探せばよいのでしょうか。具体的な案件の探し方やおすすめサービスを紹介します。
1.副業エージェント・マッチングサービス
副業エージェントやマッチングサービスでは、副業向けのさまざまな案件を紹介してくれます。週1~2日程度の稼働で対応できる案件が多いため、副業でも無理なく取り組めるでしょう。特に、Webマーケターの経験がある人なら、好条件の案件を獲得できる可能性があります。クライアントとの交渉も任せられるので、手間をかけずに副業の案件を探したい人にもおすすめです。
2.クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、オンラインで仕事の依頼ができるサービスです。さまざまな職種の案件があり、Webマーケター向けの案件も多く見つかります。初心者でも対応できる案件も多いため、初心者でまずは実績を積みたいという人にも向いています。案件によって報酬が支払われる条件が異なるので、よく確認したうえで応募しましょう。
3.SNS
求人サイトだけではなく、一般のSNSや、WantedlyのようなビジネスSNSで、自社の求人情報を紹介している場合もあります。そのなかでは、Webマーケターについての募集を見つけることも可能です。
具体的にはまずはSNSに登録し、Webマーケターの情報を書いているアカウントを見つけてください。フォローをして情報をチェックしていくなかで、気になる募集があればDMまたは指定されたアドレスへメッセージを送ってみるとよいでしょう。
また、自分がWebマーケターであることをSNSやブログなどで発信すれば、案件獲得につながることもあります。プロフィール欄に具体的に、自分が行っている業務や持っているスキルについて書くと、発注者の目にとまりメッセージが送られてくる可能性があります。
4.知人の紹介
かつて在籍していた会社の仲間や、仕事を通じて知り合った同業者などからの紹介で副業案件を獲得するのはごく一般的です。
経験者はもちろん、Webマーケティング初心者にとっても仕事を獲得しやすい方法と言えるでしょう。
また、仕事が認められると、評判を聞いた別のクライアントからも依頼を受けることがあります。1つの仕事が次につながるよう、質の高い仕事を心がけることが大切です。この繰り返しでフリーランスとして独立する人も多くいます。
5.フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、フリーランスとして働いている人に案件を紹介するサービスです。
Webマーケターとして高いスキルや実績がある人は、副業向けの案件ではなくフリーランス向けの案件に挑戦するのがおすすめです。副業向けの案件よりもフリーランス向けの案件のほうが高い報酬が設定されている場合が多いためです。マーケティング案件に強いフリーランスエージェントに相談すれば、高単価な案件のなかから自分の条件に合う案件をピックアップして紹介してもらえます。
弊社ITプロパートナーズでは、月単価報酬が60万〜100万円を超える案件を幅広く掲載しています。まずは無料登録を済ませ、理想の案件に応募してみましょう。
Webマーケティングの副業で高収入を稼ぐコツ
Webマーケティングの副業を始めて高収入を得られるようにするには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、高収入を稼ぐコツについて解説します。
関連職種も視野に入れて案件を選ぶ
Webマーケティングの副業で高収入を稼ぐためには、「Webマーケター」という職種にとらわれず、自分のスキルや実績が高く評価され、それが報酬にも直結する関連案件も視野に入れることが重要です。
Webマーケターの仕事は多種多様であり、さまざまな職種で活用することができます。例えば、Web制作やWebディレクション、動画配信などです。
したがって、まずは「市場でどのような仕事が募集されているのか」「その単価の相場がどれくらいか」を細かくチェックし、自身が副業として対応できそうな高単価案件があれば、Webマーケティング案件以外にも積極的にチャレンジしていくべきです。
コンサル系など上流の案件を獲得する
Webマーケティングのスキルを磨いて実績を増やすことができれば、コンサル系などの単価の高い上流案件を獲得できる可能性も出てきます。
コンサルタントには高い知見や豊富な経験が求められるため、高単価な案件が多い傾向にあります。案件によっては、1時間で数万円という報酬を受け取れるケースも珍しくありません。特定の分野における知識・スキルに自信がある場合は、コンサル案件にも挑戦してみるべきでしょう。
なお、コンサルタントの副業について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
自身でビジネスをするなら外注も上手く使う
メディア運営やSNS運営のような個人ビジネスで高収入を目指す場合、外注の活用は欠かせません。
例えば動画の編集業務やコンテンツ制作におけるライティングなど、時間がかかる作業を外注することで、自分の時間を有効に活用し、ビジネスの拡大や新しいプロジェクトに注力できます。また、近年ではChatGPTをはじめAIツールなども活用して、作業をできるだけ自動化・効率化することも大切です。
しかし、外注を活用する際は、適切なメンバーの選定やコミュニケーションの取り方など、注意点も多いため、計画的に進めることが大切です。
未経験者がWebマーケティング副業を始めるのにおすすめのオンラインスクール
プログラミングやデザインだけではなく、Webマーケティングについて学べるオンラインスクールもあります。実践的な授業が受けられるものが多いので、まずはそれらで学んでから副業に挑戦してみてはいかがでしょうか。きちんと勉強した基礎があれば、仕事の発注先から信用を得られます。
マケキャン
マケキャンは、3ヶ月でマーケターを目指す転職コースや、個別指導で実践的なスキルを身につける学習コースがある、DMM.comグループのWebマーケター養成スクールです。講師には現役のWebマーケターを揃えています。
実践に即した指導が魅力で、多方面で卒業生が活躍しています。未経験者も受講が可能ですが、1ヶ月で60時間以上学習するため、集中して学べる環境を作っておくことが大切です。マンツーマンのキャリアサポートにより、Webマーケターへの転職を成功に導いてくれます。
Wannabe Academy
Wannabe Academyは、実践に即してWebマーケティングが学べるビジネススクールです。学びと実践経験を同時に実現できるカリキュラムを提供しています。
セミナー受講生は8,500人以上に上るとのことです。プロ講師による授業や、充実した自習教材などを用意し、無制限で専用チャットを使った質問にも応じています。また企業のマーケティング担当を経験でき、キャリアサポートも受けられるようになっています。
SHElikes
SHElikesは女性限定のキャリアスクールです。Webデザインやライティング、そしてWebマーケティングといったパソコンで行えるクリエイティブ職種のスキルを幅広く学べます。
Webマーケティングコースではインターネットの基礎知識からはじまり、企画の立て方やプロモーションの効果検証などについて実践的に学んでいきます。未経験者、初級者でも受講が無理なくできるので、別業界からWebマーケターへキャリアチェンジしたい人にも向いています。
未経験者がWebマーケティングで副業する際に意識すべきこと
未経験者がWebマーケティングで副業する場合、意識したいことがあります。以下で詳しく解説します。
まずは実績づくりが重要
まったく経験がない状態からWebマーケティングの副業を始める場合、まずは実績づくりに力を入れましょう。実績がないと実力を判断する材料がないため、なかなか依頼してくれるクライアントは現れません。最初は簡単な案件でもよいので、少しずつ実績を増やしてアピールしていきましょう。
継続して取り組む
未経験からWebマーケティングの副業を始めると、すぐには成果が出ません。特にブログ運営は成果が出るまでに時間がかかります。Webマーケティングの副業を成功させるために重要なのは、継続して取り組むことです。なかなか成果が出ないとモチベーションも低下しやすいですが、長期的な目線で少しずつ取り組みましょう。
アウトプットを意識する
Webマーケティングの副業で重要なのは、インプットではなくアウトプットです。Webマーケティングに関する知識やスキルは、さまざまなところで学べます。しかし、Webマーケティングは、理解しているだけでは成果につながりません。実際に自分で実践し、反省や改善を繰り返すことでスキルが身についていきます。最初は失敗しても当たり前だと考え、積極的に行動を起こしましょう。
古い情報に注意する
インターネットで検索すると、実務経験がない状態からWebマーケティングの副業を始めて稼いでいるという情報が数多く見つかります。ブログに情報がまとめられている場合も多いため、参考にしましょう。どうやって稼げるようになったのか分析し、良いところは自分の活動にも取り入れてみましょう。
ただし、Webマーケティングは非常に変化が激しい業界です。そのため、こういった情報を参考にする際は、「現在でも役立つ情報かどうか?」に注意する必要があります。また、副業をスタートしてからもトレンドは常に移り変わるため、最新情報をキャッチアップする姿勢が重要です。
スケジュール管理を徹底する
Webマーケティングの副業は、自由度が高い反面、自己管理能力が求められます。具体的には、プロジェクトのスケジュール管理が重要となります。特に、仕事の進行状況を適切に把握し、納期を守ることが必須です。
スケジュール管理を徹底するためには、各タスクに対する時間の見積もりを立てましょう。WebマーケティングではSEO、SNS運用、広告運用など、さまざまなタスクを担うことがあります。それぞれのタスクにどれだけの時間を割くべきかを把握し、リソースを適切に割り当てることが重要です。
また、進行状況が予定より遅れている場合は、早めに対応計画を立て、スケジュールを調整してください。
Webマーケティングで副業する際の注意点
本業にプラスして副業で実績を積むことは、収入アップにつながるだけではなく、実力をつけるためにも有効です。ただし、副業をするにあたり、注意しなくてはいけない点もあるので紹介します。
- 本業とのバランスをとる
- 業務内容・条件を細かく確認する
- 必要な申請・手続きを行う
これらの注意点について順番に紹介していきます。
本業とのバランスをとる
副業で注意すべきことは、本業を圧迫しないということです。長時間労働になってしまって体調を崩すようなことは避けなくてはなりません。
検討している案件がある場合は、稼働に必要な日数・時間をよく確認し、無理のない範囲で副業できるように計画しましょう。例えば、副業にも熱心に取り組むあまり十分な休息が取れないと、本業でも十分なパフォーマンスを発揮できない恐れもあるため注意しましょう。
業務内容・条件を細かく確認する
契約内容をよく確認することも大切です。副業案件では、一般的に業務委託契約を結ぶことになります。雇用契約とは違う部分も多いため、後から「考えていたものと違う」とならないように、契約内容を細かく確認しましょう。特に確認したいのは以下の点です。
- 報酬
- 経費
- 稼働時間
- 稼働日時
- 仕事内容
報酬については、金額だけでなく「いつ支払われるのか」も確認しておきます。仕事場の維持費、光熱費などは自分で持つことがほとんどです。打ち合わせなどで使った交通費、資料代などは、発注者と自分でどちらが払うか確認しておきましょう。
安定的に稼働するためには、稼働時間・稼働日時も調べておく必要があります。平日昼間の場合、本業と重なる可能性があるので注意が必要です。打ち合わせなどもリモートでよいのかなど、細かいルールについてもすり合わせておく必要があります。
業務内容は最もチェックが必要な点です。マーケティング以外にもWeb制作全般に関わる場合もあるので、自分のスキルでできるかについて考えましょう。
必要な申請・手続きを行う
副業で稼ごうとする場合、以下のような手続きも必要になる可能性があります。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
副業の所得が20万円を超えると、雑所得として自分で確定申告しなくてはなりません。この場合の20万円とは必要経費や確定申告時に受けられる控除額(青色申告特別控除は最高65万円)を引いた金額のことです。
また、確定申告には手続きが容易な白色申告と、控除額が大きい青色申告がありますが、青色申告をするには、事前に開業届と青色申告承認申請書の提出が必要です。副業を開始した日から2ヶ月以内に税務署に提出することで控除額が大きい青色申告ができるようになります。
申告には手書きやe-TAXなどの方法があるので、国税庁のホームページを確認して、適切な方法で申告してください。
また、会社の就業規則に、副業することを届出するように定めている可能性があるので、確認してみましょう。
Webマーケティングに副業に関するよくある質問
Webマーケティングを副業とする場合、以下の疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
- Webマーケティングのスキル習得は独学で可能?
- 案件獲得に資格は必要?
- 副業に年齢は関係ある?
- フルリモートでも可能?
- 「Webマーケティングは稼げない」は本当?
- 土日・リモート在宅案件は増加している?
ここでは、この6つの疑問にお答えします。
Webマーケティングのスキル習得は独学で可能?
Webマーケティングのスキルは、独学でも習得できます。Webマーケティングに関する書籍やWebサイトの情報を参考にすれば、さまざまなスキルを得られます。ただし、自力で勉強していると、分からない部分につまづいたり、間違ったスキルを身につけてしまったりする恐れもあるでしょう。心配な場合は、オンラインスクールを活用するとより確かなスキルを習得できます。
案件獲得に資格は必要?
Webマーケティングで副業する際、資格は必須ではありません。クライアントが求めるスキルや実績があれば、資格がなくても案件にチャレンジすることはできます。
ただし、資格を取得しておくとスキルを持っていることが客観的に証明できるので、案件やクライアントによっては有利になるケースもあります。また、未経験の場合は実績によるアピールが難しいので、資格でスキルを証明するのも1つの方法です。
副業に年齢は関係ある?
副業に年齢は関係ないため、何歳でもチャレンジできます。20代から副業を始める場合は、Webマーケティングの仕事ができる会社でしっかり経験やスキルを積んでから始めるのがおすすめです。30代・40代のマーケターはこれまでの経験を活かして、ディレクター案件などに参画するとより高い収入を得られるでしょう。
フルリモートでも可能?
Webマーケティングの副業をフルリモートで行うことは十分に可能です。一部出勤が必要な案件もありますが、フルリモートで対応できる案件も多く存在します。コロナ禍をきっかけにリモートワークを採用している企業は以前より増えており、リモートによる業務体制が整っている企業も多く見られます。そのような企業は、副業人材に対してもフルリモートで依頼することが普通です。
案件名 | 【マーケティング戦略立案/BtoB】動画制作事業におけるtoBマーケ担当者の案件・求人 |
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案件単価 | 〜700,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | マーケティング戦略立案 |
職種・ポジション | Webマーケター |
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「Webマーケティングは稼げない」は本当?
「Webマーケティングが稼げない」という言葉を目にしますが、必ずしも正しいわけではありません。矢野経済研究所のインターネット広告市場に関する調査データによると、市場規模は年々拡大すると予測されています。
2019年度は1兆9,280億円の市場規模でしたが、2023年には2兆9,880億円にまで増加し、約1兆円の市場規模が拡大しました。このデータから見て、Webマーケティングの需要は増え続けているため、収入を得る可能性は高まっていると言えるでしょう。
土日のみ・リモート在宅案件は増加している?
Webマーケティングの土日のみ・在宅案件は、コロナ禍でのリモートワークの普及によって、増加傾向にあります。
Webマーケターの仕事は基本的にパソコン上で完結させることが可能なため、リモートワークに適していると言えます。
ただし、打ち合わせなどで出社が必要となる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。また、まだ多いとは言えませんが土日のみの案件もあります。副業が注目されてきていることから今後増えていく可能性もあります。
まとめ
Webマーケティングの仕事は、仕事の種類も稼ぎ方も幅広く、副業に向いていると言えます。Webマーケティングの副業は主にクライアントワークと個人ビジネスを立ち上げるという2つのタイプに分かれます。クライアントの副業案件に参画する場合、案件にもよりますが、月5万円から30万円ほどの報酬が相場です。Webマーケティングの分野で副業を始めるには、まず参入したい分野や自身のスキルセットを整理したうえで、最適な仕事の探し方を選ぶことをおすすめします。
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