Webディレクターが副業で稼ぐには?必要スキルや案件獲得方法

こんにちは、ITプロマガジンです。

現在会社員や本業としてWebディレクターの仕事をしている方のなかには、今のスキルを生かしてWebディレクションの副業をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

この記事ではWebディレクターとして副業を行うにあたって、どのようなスキルや実務経験が必要なのか、Webディレクターの副業を探す方法、副業案件の種類について解説します。

具体的な単価相場や、副業をスタートする前に知っておくべき注意点も紹介するので、参考にしてください。その他IT系の副業について詳しく知りたい方は、IT系の副業12選と必要スキルや案件獲得方法の記事も併せてご覧ください。

フリーランスの単価の伸ばし方

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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Contents

Webディレクターの副業がおすすめな5つの理由

Webディレクターの仕事は、副業におすすめです。その理由として、以下の5つが挙げられます。

  • ①案件が多く収入アップにつながる
  • ②土日やリモート・在宅案件もある
  • ③多様なスキルを身につけられる
  • ④フリーランスになるための足掛かりになる
  • ⑤やりたい仕事を選びやすい

それぞれ理由を詳しく解説していきます。

①案件が多く収入アップにつながる

Webディレクターの需要は高く、副業案件も豊富です。単価の相場も高いため収入アップが期待できます。

弊社「ITプロパートナーズ」では、「Webディレクター」の検索条件でヒットする案件は80件あり、週3日の稼働で月40万円以上の報酬が得られることも珍しくありません。(2023年9月時点)

時給換算ではフルタイムで会社に雇用されるより条件がよいことが多くあります。

案件名稼働日数/週想定月収
受託開発案件のディレクター3日40万円
ECサイト運用のディレクター3日70万円
SEOサイト改善のディレクター3日80万円

また、Webディレクターの案件は、中長期間で仕事を依頼する場合が多いようです。Webサイトは一度作って終わりではなく、定期的な更新が必要になります。Webサイトのリニューアルやリライトの案件も多く、長く仕事を受けられる可能性が高いでしょう。

インターネット事業者や制作会社だけでなく、Webサイトを保有するあらゆる企業で、開発・制作のナレッジを持つWebディレクターの需要があります。

②土日やリモート・在宅案件もある

副業として土日に在宅で稼働する場合でも、十分に収入を確保することができるでしょう。

副業では、土日稼働OKの案件やリモートや完全在宅で対応できるWebディレクターの案件もあります。Webディレクターは仕事の性質上、Web上で完結できる作業がほとんどです。

主な業務は「制作進行」なので、チャットやWeb会議ツールなどを使って連携できる環境さえあれば、リモートでも効率的に働ける分野です。

また、スケジュールの設計や指示書の作成といった作業は土日でも対応可能です。そのため多くの企業が、「在宅OK」「土日OK」の条件で人材を募集しています。

③多様なスキルを身につけられる

正社員として働くだけでは身につかない幅広いスキルを身につけられることも、おすすめできる理由です。

会社に雇用されているWebディレクターは、同じWebサイトを長期間にわたって担当することが多くあります。そして、業務環境も事業会社と制作会社とあり、それぞれで経験できる業務が異なります。

種別メリットデメリット
制作会社様々な企業の案件に携われる制作以上の経験が積みづらい
事業会社Webサイトの成長を体感できる自社以外の視点が身に付きづらい

事業会社と制作会社では、Webディレクターの業務内容や進行方法が異なります。自分が経験のある会社から案件を受けた方がスムーズな一方、未経験の仕事を受託することでスキルの幅を広げることができます。

副業を始めることで、本業とは異なるジャンルのWebサイト制作にも携わることができ、本業の給与アップや異業種への転職にも役に立つ経験が得られます。

④フリーランスになるための足掛かりになる

フリーランスとして独立する準備になるという点でも、Webディレクターの副業はおすすめです。「別の収入源」がある状態で独立できるので、独立時に収入が減ることを防げます。

さらに副業で関わった取引先とのつながりができるので、案件を獲得できる経路を作っておくこともできるでしょう。

フリーランスとして働くコツや、確定申告の方法などが事前に把握できるので、独立後の生活に慣れておくことにもなります。

Webディレクターでフリーランスに!独立後の年収や案件獲得方法を解説

⑤やりたい仕事を選びやすい

Webディレクターとして企業で働いている場合、自分がやりたい仕事を自由に選べるとは限りません。状況によっては、希望と異なるWebサイトを担当する可能性もあります。また、自社の方針と自分の考えが異なるなら、自社の方針に合わせて対応しなければなりません。

しかし、副業であれば自分の希望に合わせて案件を選べます。業務を進める際はクライアントの方針に合わせる必要がありますが、自分の考えに合わないなら案件の受注を見送ることも可能です。やりたい仕事のイメージがはっきりしている人は、副業に取り組むと将来を見据えた経験やスキルを積みやすくなるでしょう。

Webディレクターの副業案件の種類と収入目安

Webディレクターは副業でどれくらい稼げるのか気になる人も多いでしょう。Webディレクターの副業案件の種類と収入目安は以下の通りです。

案件の種類収入目安
Webサイト制作のディレクション案件月収30万前後
Webサイト・サービスの改善案件月収30〜50万前後
Webコンテンツディレクション案件月収10〜40万前後
Webデザイン系の副業単価3,000円〜5万円前後
Webマーケティング系の副業月収10万円〜50万円前後
Webライティング系の副業単価3,000円〜3万円前後

それぞれの業務内容について詳細を解説していきます。

Webサイト制作のディレクション案件

Webディレクターが取り組める副業案件のなかには、Webサイト制作のディレクションの依頼が多く存在します。魅力的なWebサイトを作るためのアイデアを提供し、構築していくのが仕事です。

Webディレクターとしての経験を活かしながら、クライアントやチームとコミュニケーションをとって仕事をする必要があります。クライアントとの折衝経験や外部パートナーに指示を出した経験などがあると活躍しやすいでしょう。

収入の目安は月収30万円程度です。

Web制作の副業については、こちらの記事で詳しく解説しています。

Web制作の副業は稼げる?案件の取り方や必要スキル、単価相場を解説

Webサイト・サービスの改善案件

Webディレクター向けの案件には、Webサイト・サービスの改善案件もあります。既存のWebサイト・サービスを運用し、改善策を実行していく仕事です。

プロジェクト全体の進行を任せられるため、Webディレクターとしての経験を活かして働けます。コピーライティングやバナー制作などに関する知見があると、よりきめ細やかな提案をしやすくなるでしょう。

収入の目安は月収30〜50万円程度です。

Webコンテンツディレクション案件

Webディレクターには、Webコンテンツをディレクションする案件もあります。Webコンテンツの制作や改善をして、運用していくのが仕事です。

コンテンツ制作だけでなく、マニュアルやオペレーション、スケジュールなど、コンテンツ制作に関するさまざまなことを管理します。また、Webサイトだけでなく、SNSのコンテンツのディレクションが依頼される場合もあるようです。

採用されるためには、各媒体の運用に関する経験や知識が求められるでしょう。収入の目安は月収10〜40万円程度です。

Webデザイン系の副業

Webディレクターの副業として、「Webデザイナー」の仕事をするのもおすすめできます。Webデザイナーは、クライアントから依頼されたWebサイトのデザインを企画・制作する仕事です。

Webディレクターは、WebサイトのUIやデザインの知識がある人が多いため、十分対応できる分野です。使いやすく魅力的なビジュアルや構成になるようデザインし、クライアントが思い描くWebサイトを制作しましょう。

デザインの単価は3,000〜5万円程度です。取り組む案件数にもよりますが、月収は30〜40万円程度が目安になるでしょう。案件数も多いため、条件に合うものが見つけやすいといえます。

Webデザイナーの副業の始め方は以下の記事で詳しく解説しています。

Webデザイナーの副業の始め方!月収や案件の取り方を初心者向けに解説

Webマーケティング系の副業

Webディレクターとしてのスキルや経験があれば、「Webマーケティング」全般の副業にも対応可能です。例えば、オウンドメディアを制作・運用したり、広告を運用したりする仕事があります。

広告の運用においては、広告の選定やキャンペーンの企画も行います。ユーザーからの反応をチェックして改善策を取り入れるのもWebマーケティングの業務のうちです。

収入目安は幅広く、例えばオウンドメディアの運営であれば月収20万円〜50万円前後、広告運用であれば運用費用の10%〜20%程度など、案件内容により様々です。(もちろん稼働時間によっても変わります)

Webマーケティングの副業情報は下記の記事でも解説しています。マーケティングスキルをを活かして副業したい人は参考にしてください。

Webマーケティング副業の始め方!未経験から稼ぐ方法と必要スキル

Webライティング系の副業

「Webライター」もWebディレクターにおすすめの副業といえます。Webライターは、Webサイトのコンテンツである記事のライティングをする仕事です。

Webディレクターはユーザーの意図や行動心理を読み取るのに長けているため、Web記事の文章を作る仕事でも、Webサイトを企画・プロデュースするスキルを活用できるでしょう。また、コンテンツディレクターと仕事をすることが多いので、経験を積むことで将来的にコンテンツディレクターを目指すことも可能です。

Webライター案件のなかには、記事の見出しが既に用意されていてライティングするだけの案件もあれば、一から見出しや構成を考える案件もあります。Webディレクターのスキルがあれば、どちらの場合も対応できて有利です。

ライティングは、1文字単価1〜1.5円が相場といわれています。ライティングスキルや経験、SEOの知見があれば、高い単価を得ることもできるでしょう。作業量にもよりますが、月収は15〜20万円程度が目安になります。

Webディレクターの副業案件例一覧

ここでは、実際に弊社ITプロパートナーズで募集している案件例をいくつか紹介します。

【デザインディレクション/制作ディレクション/小規模】クリエイティブ生成SaaSの新規事業

案件名【デザインディレクション/制作ディレクション/小規模】クリエイティブ生成SaaSの新規事業
Webディレクターの案件単価Webディレクターの案件単価:〜900,000 円/月
勤務地リモート
スキルデザインディレクション,制作ディレクション/小規模
職種・ポジションマーケター

【コンテンツ企画/編集/文章作成/制作ディレクション/小規模】ポッドキャスト制作事業での人員募集

案件名【コンテンツ企画/編集/文章作成/制作ディレクション/小規模】ポッドキャスト制作事業での人員募集
Webディレクターの案件単価Webディレクターの案件単価:〜900,000 円/月
勤務地リモート
スキルコンテンツ企画/編集/文章作成,制作ディレクション/小規模
職種・ポジションエンジニア

【制作ディレクション/小規模/ワイヤーフレーム制作】マーケティング/新規事業支援会社でのWebディレクター募集

案件名【制作ディレクション/小規模/ワイヤーフレーム制作】マーケティング/新規事業支援会社でのWebディレクター募集
Webディレクターの案件単価Webディレクターの案件単価:〜700,000 円/月
勤務地リモート
スキル制作ディレクション/小規模,ワイヤーフレーム制作
職種・ポジションマーケター

弊社ITプロパートナーズではこの他にもWebディレクション関係の案件を数多くご紹介しています。フリーランス案件となるため、最低でも週2日以上の稼働が必要になりますが、フルリモート&高単価案件を取り揃えています。Webディレクター案件を探されている方はぜひご相談ください。

Webディレクターが副業案件を探す方法

Webディレクターの副業をどのように探せばよいのでしょうか。主な3つの方法を紹介します。

副業・フリーランスエージェント

1つはWebディレクターの案件を多く扱う「エージェント」を利用する方法です。

エージェントとは、登録した人の希望する条件に合った案件を紹介するサービスで、フリーランス専門のエージェントや副業案件専門のエージェントなど種類があります。

エージェントが登録者のプロフィールから過去実績やスキル、希望条件などを見て、マッチする案件を紹介したり、時にはキャリアに関するカウンセリングなどのサポートも行います。エージェント会社によって扱う案件のジャンルが異なるため、Webディレクターの案件を探すのであれば、Web系に特化したサービスを選ぶことが重要です。

フリーランス専門のエージェントや副業案件専門のエージェントなど種類があります。また、エージェント会社によって扱う案件のジャンルが異なるため、Web系に特化したサービスを選ぶことが重要です。

自分にあった案件を探して紹介してくれるため、自分で案件を探す手間が少ないのがメリットです。また、エージェントサービスは職種ごとに専門人材を募集する案件を紹介してくれるため、企業からの引き合いが多く報酬が高い案件を豊富に取り扱っているのも魅力といえるでしょう。

スキルや経験に自信がある実務経験者は収入アップに繋がりやすいので、エージェントの利用がおすすめです。実務経験があるものの、案件を探せない方は利用してみましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングで検索するという方法もあります。

クラウドソーシングとは、業務委託の案件を豊富に掲載し、契約から報酬の支払いまでサイト上で完結できる便利なサービスです。

エージェントとは異なり、自分で案件を検索する必要がありますが、求人サイトのような感覚で気軽に案件を探せます。Webディレクターの案件も多く募集されているので、仕事を見つけやすいでしょう。

業務内容や求められるスキルのレベルが異なる様々な案件に応募できるため、初心者や未経験者でも案件を探しやすい特徴です。

しかし、クラウドソーシングは利用者が多く依頼者が見つけやすいため、エージェントで紹介される案件よりも比較的報酬が低めに設定されています。

また、システム利用料や手数料として、クラウドソーシングサイトに報酬の一部が差し引かれて支払われるため、想定より受け取れる金額が低いと感じる方が多いようです。仕事が見つけやすい一方で、報酬が安くなってしまう点には注意しましょう。

SNSや知人からの紹介

SNSで知り合った人や、過去の取引先、知人などから紹介をもらうという方法もあります。

既に信頼関係ができているため、取引がスムーズに進みやすいことがメリット。ただし「関係を壊したくない」という理由だけで、条件の悪い案件を引き受けてしまうことがないよう気をつける必要があります。

ほかには、SNSで「Webディレクター 募集」などのキーワードで検索して仕事を探す方法や、自分でブログを運営してPV数をアピールし、仕事を獲得する方法があります。ただし、SNS上で仕事を獲得するには時間がかかるので、求人サイトで仕事を探しながら同時並行で行うのが良いでしょう。

Webディレクターの副業案件獲得におすすめのサービス

ここでは、副業案件の獲得におすすめできるエージェントを5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

経験者向けのエージェントサービス

エージェントサービスは、フリーランスの人・副業を探している人に案件を紹介しているサービスです。さまざまな企業の案件を扱っており、自分のスキルや希望に合う案件を紹介してもらえます。

アドバイザーに相談しながら案件を探せるため、副業に取り組むのが初めてでも安心感があるでしょう。また、スキルや実績があるフリーランスの人は高収入な案件を探しやすいメリットがあります。ここでは、おすすめのエージェントを5つ紹介します。

①ITプロパートナーズ

弊社「ITプロパートナーズ」は、ITジャンルに特化したフリーランスエージェントサービスです。フリーランスエージェントとしては珍しく、フルタイム案件の他にも「週2・3日」の案件数が多いのが特徴です。

クライアントと直接契約の案件を扱っているため「短い稼働時間で高収入を得たい」人におすすめのサービスです。また、ベンチャー企業など最新の技術を使う案件もあるので、副業を通してスキルアップも目指せます。

報酬だけでなく今後も活躍できるスキルを身につけたい、起業やフリーランスでの独立を考えているならITプロパートナーズがピッタリでしょう。

②レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。副業だけでなく、本業の場合も含めた幅広いフリーランスを対象とした、さまざまな条件の案件を扱っています。実際に現場で活躍していたエージェントが案件を紹介してくれるので、マッチングの精度が高く、自分にあった仕事を紹介してくれるのが魅力です。

また、フリーランスが抱える「安定した収入」「税務関連手続き」「ヘルスケア」をサポートしてくれる福利厚生パッケージもあります。

③Workship

引用元:Workship

Workshipは、さまざまなジャンルの副業案件を扱う副業エージェントです。リモートで対応できる案件や週1〜3日程度の頻度で取り組める案件が中心に扱われています。最短で即日マッチングが可能なため、すぐに副業に取り組みたいという人でも利用しやすいです。登録すると実際に案件の詳細を確認できるだけでなく、企業からスカウトが届く場合もあります。

④プロの副業

引用元:プロの副業

プロの副業は、本気で副業に取り組みたい人向けに案件を紹介している副業エージェントです。週1日から働ける月収10万円以上の案件を豊富に扱っています。一定以上のスキルや経験が必要な案件も多いため、単なる副業として取り組むだけでなくキャリア形成に活かすことも可能です。これまでのスキルを活かしてさらに活躍したい人に向いています。

⑤シューマツワーカー

シューマツワーカーは、本業以外のスキマ時間で取り組める副業を探せる副業エージェントです。週10時間から働けるため、本業が忙しい人でも気軽に副業を始められます。案件がマッチングされた後もコンシェルジュのサポートを受けられるため、副業に取り組むなかで困ったことがあってもスムーズに解決できます。報酬の前払い制度や税理士への無料相談のサービスも利用可能です。

初心者・未経験者向けのクラウドソーシングサービス

先ほども少し説明しましたが、クラウドソーシングは、インターネットを介して仕事をマッチングするサービスです。さまざまなクライアントが案件の募集を出しており、気になるものに応募して採用されると案件を受注できる仕組みになっています。クラウドソーシングでは報酬が低い案件も多くありますが、探してみると高単価案件も見つけられます。ここでは、Webディレクターにおすすめのクラウドソーシングを2つ紹介します。

①ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズは、さまざまな分野の仕事が募集されているクラウドソーシングです。Webディレクションだけでなく、Webデザイン、Webライティング、Webマーケティングなどの案件も豊富にあります。募集件数が多いうえにさまざまなレベルの案件があるため、経験やスキルが少ない場合でも受注できる案件が見つかる可能性があります。オンラインでやり取りできるため、本業が忙しくても副業に取り組みやすいでしょう。

②クラウドワークス

クラウドワークスは、ランサーズと同じく幅広いジャンルの案件があるクラウドソーシングです。Web関連の案件が豊富に扱われています。ランサーズには出ていない案件が見つかる場合もあります。クラウドソーシングを利用するなら、ランサーズとともにクラウドワークスにも登録しておくと選択肢の幅を広げられるでしょう。

Webディレクターの副業に必要なスキルや実務経験

副業としてWebディレクション業務をする際に、どのようなスキルが求められるのでしょうか。主な3つのスキルと経験について解説します。

ディレクションスキル

最も必要なのは、メイン業務であるWebディレクションのスキルです。

Webディレクションとは、Webサイトの内容やデザインの方向性を企画・プロデュースし、制作に必要なスタッフへの指示出しや進行管理をすること。ディレクションにおける具体的な業務内容は下記の通りです。

  • プロジェクトの進捗管理
  • クライアントとの打ち合わせ
  • 課題抽出
  • 生産性管理

副業としてWebディレクターをする場合も、制作に関係する人を動かし、まとめていくスキルが求められます。

データ解析・事業分析スキル

データを集めて分析し、事業の方向性を導いていくスキルも必要です。具体的には、下記のデータ分析ができるようにしましょう。

  • PV数:ユーザーがWebサイトにアクセスした回数
  • セッション数:一定の期間Webサイトにユーザーが訪問した数
  • CVR:Webサイトに訪問したユーザーの中でどれくらいの人がサービスを購入したか
  • ユーザー属性:Webサイトを訪問した男女比や年代、国籍
  • 市場調査:競合サイトを分析して自社サイトに不足している点を調べる

Webサイトのアクセス解析や、市場調査のデータなどを分析し、Web制作に活用するスキルが求められます。Webサイトの収益性やビジネスモデルとしての課題などを検討する、事業分析スキルも重要です。

また、これらのデータを分析する場合「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」「サーチコンソール」「ヒートマップ」などのツールが必要なので、使えるようにしておきましょう。

プロジェクトの統括経験

副業でWebディレクターの案件を獲得するには、実務経験として「プロジェクトの統括をしたことがあるか」が重要です。

1人でWebサイトを構築したことがあるだけでは、コミュニケーション能力など、スタッフを統括するスキルを証明するのが難しいでしょう。Webサイト制作など、プロジェクトの統括をした経験があれば、一定のコミュニケーション能力や管理能力があることをアピールしやすくなります。

コミュニケーションスキル

副業の場合も、Webディレクターはさまざまな人と関わりながら仕事に取り組みます。Webディレクターはプロジェクト全体を統括する立場であるため、いろいろな職種の人とコミュニケーションをとらないと業務を進められません。どのような相手と一緒でもスムーズに仕事を進めるためには、コミュニケーションスキルが必要です。

それぞれに応じた対応ができ、意思疎通をしっかり図る能力が求められます。やり取りが上手くいかず業務にミスが生じるとWebディレクターの責任になる可能性もあるため、注意が必要です。

優秀なWebディレクターに必要なスキル20選を一覧で紹介

Webディレクターが副業案件に取り組む時の注意点

Webディレクターとして副業を始める前に、確認しておくべき3つの注意点を解説します。

就業先の規則を確認する

副業を始める前に、本業として勤めている会社の就業規則を確認しましょう。就業規則を守らずに副業を続けている場合、会社から懲戒処分を受けてしまう可能性があります。

「副業を許可しているかどうか」だけでなく、以下の2点について、規則の有無と内容をチェックすることが重要です。

  • 秘密保持義務
  • 競業避止義務

「秘密保持義務」とは、従業員が企業の秘密情報を守らなければならない義務です。企業によっては秘密保持義務に関する詳細な規定があり、副業の可否に影響することがあります。

「競業避止義務」は、競合他社で副業をするなどの「競業行為」をしてはならないという義務です。この点も就業規則で細かく規定されていることがあり、副業先が制限されることがあります。

就業規則がよく分からない場合には、副業をしても問題がないかどうか、上司などに確認しておきましょう。

職務範囲・条件をチェックする

副業の契約をする前に、職務範囲・条件をチェックすることも重要です。職務範囲・条件をチェックせず、双方の想定と異なったままに仕事を始めるとトラブルに発展する可能性があります。

厳しい条件のまま契約期間まで仕事をしなけらばならなかったり、契約解除となって収入が落ちてしまったりすることになるので、しっかりと確認しましょう。

「思っていた仕事じゃなかった」などのトラブルにならないよう、事前に条件をよく確認することが重要です。

必要な申請・手続きを行う

確定申告などの申請・手続きができるように、基本的な知識を身につけておきましょう。

副業での所得が20万円を超えるなら確定申告が必要になります。20万円以下なら基本的に所得税はかかりませんが、住民税は課税対象になることがあるという点に注意しましょう。

また、副業での所得が年間290万円を超える場合には、個人事業税の対象になるという点も覚えておく必要があります。業種によっては非課税になりますが、「コンサルタント業」に該当する場合には5%の税率です。

webディレクターの副業は初心者や未経験でもできる?

結論、webディレクターの副業は未経験だと難しいでしょう。知識や技術が必要となる場面が多く、知識やディレクション経験を持っている方に仕事が依頼されがちです。

未経験でもwebディレクターの副業で稼ぎたい方は、「まずwebライターになって知識を身につける」のがおすすめです。webライターになると記事の作り方や構成・作成スピードまでの業務が一通り勉強できます。

その上で、ホームページなどのWebサイト制作の知識も身につけるようにしましょう。例えばWordPressなどを使って、自分でWebサイトを作ってみると、Web制作における最低限の基本知識などを身につけることができます。

更に、広告運用やSEO分析についても勉強しておくことで、公開した記事の分析・マネタイズの方法が身につき、webディレクターとして案件を獲得できる確率がグッと上がります。

まとめ

Webディレクターのスキルがあれば、副業で働ける案件の選択肢が豊富です。副業に挑戦することは、スキルアップや独立への足掛かりになります。

弊社ITプロパートナーズは、フリーランス向けエージェントとして副業でも対応できるWebディレクターの案件が豊富です。無料で案件を検索できるので、お気軽にご利用ください。

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