こんにちは、ITプロマガジンです。
業務委託契約での働き方に興味があるものの、やめたほうがいいという意見を目にして不安に思っている人も多いのではないでしょうか。「業務委託契約はやめた方がいい」という意見があることは事実ですが、やめたほうがいいかどうかはその人によります。
たしかに業務委託契約には責任やリスクもありますが、一方で、会社に雇用されて働く場合には得られないようなメリットもあります。実際、フリーランスや副業人口の増加に伴い業務委託で働く人はどんどん増えています。
この記事では業務委託契約はやめたほうがいいと言われる理由からメリット・デメリット、向いている人の特徴などを紹介します。業務委託契約の基礎知識も解説するので、特徴や実態を理解し、働き方の判断基準にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
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目次
業務委託はやめたほうがいい?事前に知るべきリスク8選

業務委託契約は、求められる成果物・結果さえ納品すればあとは自分の好きなように働ける契約形態です。一見自由で働きやすそうにも思えますが、一部ではやめたほうがいいと言われています。
まずは「業務委託はやめたほうがいい」と言われている理由について、紹介します。
- 安定的な収入が得にくい
- 税金・保険は全て自分で手続き・負担する必要がある
- 会社員と比べて福利厚生が不足している
- 自分で営業・案件を確保する必要がある
- スキルアップやキャリア形成は自分次第
- 契約やトラブルは自己責任
- 自分で仕事量やスケジュール・体調管理する必要がある
- 孤独を感じやすくモチベーション管理も必要
安定的な収入が得にくい
業務委託を避けるべきと言われるのは、収入が不安定になるためです。
業務委託契約では、成果物や業務の遂行に対して報酬が支払われます。そのため、その月に依頼された内容や数によって報酬が変動します。したがって、「このクライアントから毎月〇〇万円は稼げる」という保証は無いことが多いです。
※契約内容によっては月額固定報酬の場合もありますので、必ずしも上記が該当するわけではありません。
さらに、業務委託契約には契約期間があり、更新されるかどうかはクライアント次第になります。契約が切れた後は、すぐに新しい仕事を見つけられなければ、収入を維持することが難しいです。
近年では、「フリーランス新法」により、契約を中途解約する場合、もしくは更新しない場合は原則として「中途解約日又は契約期間満了日の30日前までに予告しなければならない」とされており、フリーランスを守る動きも出てきていますが、不安定であることには間違いありません。
もちろん、裏を返せば自分の都合で契約を終了することができるということにもなりますが、正社員と違い、いつ終了になるかわからないリスクがあるということは覚えておきましょう。
税金・保険は全て自分で手続き・負担する必要がある
業務委託契約では、税金や保険の手続き・支払いをすべて自分で行う必要があります。
年金は厚生年金ではなく国民年金に加入し、保険も会社の健康保険ではなく自治体の国民健康保険に加入します。どちらも全額自己負担です。正社員であれば会社と折半となる社会保険料も、すべて自分で支払う必要があり、負担は大きくなります。
さらに、個人事業税など、会社員には発生しない税金もかかる可能性があるため注意が必要です。
会社員と比べて福利厚生が不足している
業務委託契約では、有給休暇や育休・産休、退職金など、正社員のような福利厚生が基本的にありません。
例えば正社員には有給制度がありますが、業務委託にそのような概念は無いため、休んだらその分収入が減る形になります。
また同様に、業務委託は傷病手当や失業時の保障がない点も大きなリスクです。
2024年11月以降は、企業から業務委託案件を受けている全てのフリーランスに対して労災保険の「特別加入」が可能となり、業務中や通勤中のケガ・病気に対する補償が受けられるようになりましたが、会社員とは違い保険料は全額自己負担となります。
(参考:厚生労働省)
また、業務に必要な設備や交通費も自己負担になることが多く、安心して働き続けるには不安が残ります。そのため、安定や保障を重視する人には不向きかもしれません。
自分で営業・案件を確保する必要がある
業務委託では、会社が仕事を用意してくれる正社員と違い、自分で営業して案件を獲得する必要があります。
いくらスキルや実績があっても、営業が苦手だと希望に合う仕事が見つからず、収入が不安定になることもあります。また、営業活動に多くの時間を取られ、本業の作業時間が圧迫されるケースも。
このように営業面での負担が大きいため、人によっては業務委託は避けたほうがよいと言われます。
スキルアップやキャリア形成は自分次第
業務委託で働く場合、スキルの習得やキャリアの方向性をすべて自分で考え、行動していく必要があります。
誰かが成長の機会を与えてくれることはなく、自ら情報を集め、時間や場合によってお金を投資して学び続けなければなりません。業務委託契約での働き方は、基本的に実力主義の世界です。人柄が良くても、コミュニケーション能力が高くても、スキルや実績がなければ仕事は得にくくなります。
また、現在はフリーランスで働く人や副業をする人も増えているため、ライバルは増えている状況です。常に自己成長を意識してスキルや実績を積み、新しい技術を習得しなければ、業務委託契約で十分な収入を得続けることは難しいでしょう。
契約やトラブルは自己責任
業務委託契約で働く場合、クライアントとの契約手続きは自分で行います。不利な契約にならないよう、あるいは知らない間に契約を破ってしまわないよう、契約内容を確認しておく必要があります。
クライアントが契約内容にないことを要求してきたり、契約通りに報酬を支払わなかったりする場合は、きちんと対応してもらえるようにかけ合わなければなりません。
このように契約手続きやリスクの自己管理も必要になるため、業務外の作業に追われて1人ブラック企業状態になるリスクもあるのです。
自分で仕事量やスケジュール・体調管理する必要がある
業務委託は仕事量を自身でコントロールする必要があります。
例えば、現在行っている案件の業務量が減ってきた際は、新しい案件を確保しなければいけませんが、すぐに見つかるとは限りません。逆に、自身が既存の仕事ですでに忙しい時に、新しい案件の相談が来た際は、無理してでも受けるか、断るのか、など自己判断する必要があります。
このように、自分にとって最適な業務量の維持、コントロールが難しいというのは、業務委託(フリーランス)ではよくあることです。
また、業務委託では、業務の進め方やスケジュール管理をすべて自分で行う必要があります。
納期に間に合わせるために長時間働いたり、体調が悪くても休めなかったりと、自己管理ができないと心身ともに負担が大きくなります。
孤独を感じやすくモチベーション管理も必要
業務委託は基本的に一人で作業することが多く、同僚との交流やチームでの一体感を得にくい働き方です。
相談相手がいないことで不安を感じたり、成果が見えにくくモチベーションが下がったりすることもあります。特に在宅ワーク中心の場合は孤独感が強まりやすく、気づかないうちにメンタル面で負担が蓄積することもあるでしょう。
自己管理能力や高いモチベーションを保てないと、継続が難しくなるため、人によっては業務委託は避けた方がよいと言われます。
そもそも業務委託契約とは
この項目では、業務委託に関する以下のような内容について解説していきます。
- 業務委託の意味と契約の種類
- 業務委託と正社員の違い
- 業務委託とフリーランスの違い
業務委託の意味と契約の種類
業務委託契約とは、発注側が自社の業務を外部の企業や個人に任せる契約のことです。
業務委託契約には、「請負契約」と「委任・準委任契約」の2種類があります。両者の違いは、何に対して報酬が支払われるかです。
請負契約では、受注側が納品する成果物に対して報酬が支払われます。一方、委任・準委任契約では、成果物ではなく業務の遂行に対して報酬が支払われます。
なお、同じ業務の遂行でも、委任契約では弁護士や税理士がおこなうような法律行為を伴う業務、準委任契約ではコンサルタントがおこなうような法律行為を伴わない業務が報酬の対象です。
業務委託と正社員の違い
業務委託と正社員の違いは、会社との主従関係や雇用関係の有無です。
業務委託では主従関係が生じないため、発注側と受注側は対等な立場にあります。受注側に求められるのは成果物の納品や業務の遂行であり、そこに至るまでの具体的な仕事の進め方について指示は受けません。
受注側は「働いた結果を納めること」に責任を負うのであり、正社員のように「指定された時間、指示された方法で働く」責任はないのです。また、業務委託では雇用関係もないため、会社による保障はありません。
そのため、正社員のように社会保険や年金の一部を会社に負担してもらうことはできず、すべて自分で負担します。
業務委託とフリーランスの関係
フリーランスとは、特定の組織や団体に雇用されず、自分で選んで獲得した仕事を自己の裁量下で担当する働き方を指します。
一方、業務委託はクライアントとの契約形態を指す言葉です。フリーランスがクライアントから仕事を受注するにはまず契約を結ぶ必要がありますが、この際選択されることが多いのが業務委託契約なのです。
多くの場合「フリーランス=業務委託契約で働く人」となりますが、両者はそれぞれ働き方を指す言葉と契約形態を指す言葉であり、同義ではありません。
業務委託で働くメリット

業務委託契約での働き方にはリスクや大変さが多いため、「やめたほうがいい」という意見に賛成する人もいるでしょう。
しかし、業務委託契約での働き方にはメリットもあります。具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していきます。
1.働き方の自由度が高い
業務委託契約では、労働時間や働く場所、仕事の進め方について制約を受けることが少なく、柔軟な働き方が可能です。
クライアントから成果物の納品さえ求められれば、基本的に作業時間や場所は自由に決められます。例えば、体調が悪いときに数時間仮眠を取ってから作業を再開したり、プライベートの予定に合わせて仕事の時間を調整することもできます。
IT系の案件の場合、旅行中や帰省先からの作業も可能な場合が多いです。家族の都合やライフスタイルに応じて働き方や仕事量を柔軟に調整できるのは、業務委託ならではの大きな魅力です。
2.収入アップを目指せる
業務委託契約で働くと、収入アップも目指せます。
業務委託契約は実力主義の世界なので、スキルや実績を積めばより高報酬の仕事を請けやすくなります。仕事量も自分で管理できるため、仕事を増やして収入を上げることも可能です。
正社員だと基本給が決まっており、どれだけ難易度の高い仕事をこなせるようになって忙しく働いても、それが十分に給与に反映されるとは限りません。残業代が上乗せされたり昇給したりしても、仕事の内容・質に見合わないと感じることもあるでしょう。
この点、業務委託契約は仕事の内容や量がダイレクトに報酬に反映されやすいため、収入アップも目指しやすいのです。
3.自分のスキル・得意分野を活かせる
業務委託契約では、自分のスキルや得意分野を活かせる仕事を自ら選ぶことができるため、やりがいを感じながら働けるのが魅力です。
スキルや経験を活かして高単価の仕事に挑戦したり、関連分野に広げて成長したりすることも可能です。さらに、未経験分野でも歓迎される案件に応募すれば、新たなスキル習得のチャンスにもつながります。
会社員のように部署や役割の制限に縛られることがないため、自分に合ったキャリアを自由に描けるのも大きなメリットです。自分らしい働き方をしたい人にとって、業務委託は選択肢の幅を広げてくれる働き方です。
4.人間関係のストレスが少ない
業務委託契約では、仕事先の人と毎日顔を合わせないことも多いです。固定のメンバーとチームを組むことはなく基本的に1人で仕事をするため、人間関係のストレスを軽減できます。
クライアントと頻繁にやり取りするケースもありますが、あくまでも外部の受注者として接してくるため程よい距離感で働けるでしょう。
リモート案件では、直接会わないため、パワハラやセクハラのリスクが低くなります。また、付き合いのために乗り気でない飲み会に参加する必要もありません。このように余計なストレスなく仕事に集中できる点も、業務委託契約で働く魅力です。
業務委託の働き方が向いている人

これまで見てきたとおり、業務委託契約にはデメリットもありますが、多くのメリットも存在します。
では、業務委託で働くのに向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか?以下の項目にて詳しく解説していきます。
スキル・経験を持っている人
スキルや経験のある人は、業務委託での働き方に向いているでしょう。
スキルや経験が豊富な人は、高報酬の案件を受けやすく、継続的に案件を獲得しやすいです。そのため、案件探しもスムーズに進み、比較的収入を安定させられます。
さらに、現在のスキルや経験をさらに伸ばすことで、より難易度の高い案件や専門性の高い案件に挑戦しやすくなります。これにより、活躍の幅が広がり、報酬も上がっていくため、正社員として働くよりも早く収入を上げることが可能です。
自己管理が得意な人
自己管理が得意な人も、業務委託での働き方に向いています。
自己管理ができる人は、仕事量やスケジュールだけでなく、体調やモチベーションもコントロールできます。納期を守り、質の高い仕事ができるため、クライアントから信頼されやすく、継続的に仕事をもらえるでしょう。
また、業務委託なら、仕事への取り組み方や仕事の時間・場所も自分で決められます。他人から進捗状況を管理されたり、仕事の仕方について指示されたりするため、自己管理が得意で自分なりに仕事を進めたい人には最適です。
スムーズにコミュニケーションできる人
業務委託の働き方に向いている人は、コミュニケーションもスムーズです。
業務委託では、クライアントや仕事関係者とはオンラインでやりとりすることが多く、直接顔を合わせないことも少なくありません。特にチャットやメールなど、文字ベースでの連絡が増えます。
この際、クライアントへの返信が早く、相手の意図を正確に理解し自分の意見を明確に伝えられる人は、クライアントに「コミュニケーションがスムーズで仕事がしやすい」と思ってもらえます。
結果的に、クライアントから重宝され、安定的に仕事をもらいやすくなるでしょう。
手続き・事務作業まで把握してこなせる人
クライアントとの契約手続きや確定申告のような事務作業を把握してこなせる人は、業務委託契約で働くことに向いています。
業務委託契約では、会社に属する社員ではなく、個人事業主として働きます。そのため、さまざまな契約手続きや事務作業も自分自身で行わなければなりません。
こうした作業が苦手だと、クライアントとの契約がスムーズに進まなかったり、正しく納税できなかったりして、あとから問題が生じる可能性もあります。
契約手続きや事務作業の負担を軽減するサービスもあるため、上手く活用しながら対応するのも良いでしょう。
業務委託で仕事を探す主な方法
業務委託の仕事を探す方法としては、主に以下の選択肢が挙げられます。
- クラウドソーシング
- フリーランスエージェント
- 求人サイト
- SNS
- 知人・友人からの紹介
それぞれの特徴を解説するので、自分にマッチした方法を選びましょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、「仕事を探す側」と「仕事を依頼したい側」とをマッチングするサービスです。業務委託として仕事を探す際に、まだスキルや経験が足りない場合は、クラウドソーシングの利用がおすすめです。
クラウドソーシングの場合、単価が低い傾向にあるという難点はあるものの、その分初心者でも案件を受注できる可能性があります。初心者や経験が浅い人の場合は、まず実績を積むことも大事ですので、クラウドソーシングをメインに活動することをおすすめします。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントとは、案件を探すフリーランスとクライアントとを結びつけるサービスです。クラウドソーシングと似ているように感じる人もいるかもしれませんが、サービス内容はまったく違います。
フリーランスエージェントの場合、自分で案件を探す必要がなく、エージェントが各ユーザーに適した案件を探して紹介してくれます。さらに、ユーザーが持つスキルに応じた高単価な案件を紹介してもらえる可能性が高いという点も特徴です。
その分、初心者や経験の浅い人にはややハードルが高くなっているので、フリーランスエージェントを利用するのは、一定の経験を積んでスキルを身に付けてからにしましょう。
求人サイト
求人サイトをチェックして案件を探すというのも、有効な方法の一つです。自力で案件を探さなければならない点がネックですが、数多くの案件から自分好みの案件を自由に選んで応募できるというメリットがあります。
なお、求人サイトごとに業務委託が多かったり少なかったりするため、業務委託案件が多い求人サイトを利用した方がよいでしょう。
業務委託案件が多い求人サイトとしては、以下のようなサイトがあります。
- Indeed
- 求人ボックス
- スタンバイ
業務委託案件のおすすめマッチングサイト、求人サイトは以下の記事で紹介しています。
SNS
SNSで自分の経歴やスキルを公開し、業務委託としての仕事を募集するのも一つの手段です。実際、SNS経由で案件を獲得したという人も珍しくありません。
ただし、SNSで仕事を得られるようになるまでには、かなりの時間がかかります。有益な情報発信を続け、フォロワーを増やしていかなければなりません。すでに一定のフォロワーがいるようならば積極的に動くべきですが、現時点でSNSアカウントを持っていないようならば、この項目で紹介している別の方法で案件獲得に動いた方がよいです。
知人・友人からの紹介
知人や友人から案件を紹介してもらう、という方法もあります。知り合い経由であれば、問題のあるクライアントから依頼を受ける可能性を減らせますし、単価やスケジュールなどについてもいろいろと融通がききやすいというメリットがあります。
しかし、知り合いからの紹介ということで、「絶対にクライアントに対して迷惑をかけられない」という緊張感も生まれます。もちろん、仕事として受注する以上、知り合い経由かどうかは関係なく迷惑をかけるような行為はNGですが、必要以上にプレッシャーがかかってしまうケースもあるかもしれません。
業務委託契約での仕事を探す際におすすめのサービス
フリーランスとして業務委託契約の案件を探す際は、人脈を活用するケースが多いです。しかし、自分に合った案件を紹介してもらえるエージェントサービスを利用するのもおすすめです。
ここでは、おすすめのサービス3つの特徴や分野・職種、単価相場、サポート内容を紹介します。
ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズは、ITフリーランスに特化したエージェントサービスです。2024年11月時点で7,154件の案件があります。
稼働日数が週2日〜の案件も含まれているため、複数の仕事を請け負って収入源を分散し、一気に仕事がなくなるリスクを抑えられます。
月50万〜100万円の案件が多いため、スキルや実績があれば年収1,000万円を狙うことも十分可能です。トレンドの技術を使う案件も多数あり、スキルや実績を積むのにも適しています。
Workship
Workshipは、ITフリーランス向け案件を中心に取り扱う求人・案件検索プラットフォームです。ライター・編集や顧問・講師、人事などの案件も比較的多い点が特徴です。報酬は時給で表示されており、2,000~6,000円の案件が多く見られます。
Workshipの特徴は、お祝い金と報酬前払いです。Workshipで案件が決まるとお祝い金として1万円もらえたり、申請することで報酬を早く受け取ったりできるのです。
ただし、デザイナー案件以外はエージェントサービスの対象外です。そのため、サイトから自分で案件を探し、応募する必要があります。
PE-BANK

PE-BANKは、ITフリーランスをメインとしたエージェントサービスです。月50万~80万円の案件が目立ちますが、なかには100万円を超える案件もあります。
PE-BANKの特徴は、福利厚生が充実している点です。
- レジャー補助金
- オンラインショップ割引
- フィットネスクラブ補助金など
正社員のような福利厚生に加え、フリーランスにとって嬉しい「ITフリーランス専用クレジットカード」や「与信サービス」「所得補償などを含むPE共済会」なども提供しています。
業務委託と相性の良い仕事・職種
業務委託と相性の良い仕事や職種としては、以下のようなものがあります。
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- マーケター
- コンサルタント
- ライター
- 翻訳・通訳
それぞれ、詳しく解説していきます。
ITエンジニア
ITエンジニアは、ITシステムの設計やプログラミングに関わる人たちのことを指します。
SE・Webエンジニア・アプリエンジニア・インフラエンジニア・プログラマーなどなど、エンジニアの種類によって職域は様々ですが、ITエンジニア全般において「業務委託という働き方にマッチしている」と言えるでしょう。なぜならば、エンジニアの仕事は「プロジェクトベース」であることが多く、「このシステムをいつまでに納品すればいい」といったような形で受注しやすいからです。
在宅での仕事も可能なため、システム設計やプログラミングのスキルがある場合は業務委託で働きやすいでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーも、ITエンジニア同様、業務委託という働き方に向いています。クリエイティブな仕事であるため、クライアントから依頼をもらえるかどうかは個人のスキルや才覚に大きく依存します。
ただ、どれだけ独創的なセンスを持っていたとしても、Webデザイナーはチームで動くことも多いので、協調性も必要です。チャットやWeb会議ツールを使った打ち合わせなどには柔軟に対応できるようになっておきましょう。
マーケター
売上の最大化を図るため、スキルのあるマーケターへ業務委託として仕事を依頼したいと考えているクライアントは少なくありません。マーケティングは専門的な知識や豊富な経験が必要な仕事であるため、自社のリソースのみで対応するのが難しいと考えている企業も多いからです。
一言で「マーケティング」といっても、マスマーケティングやゲリラマーケティングなど様々な種類があるため、自分が得意な領域の案件を探すことで、高単価での契約も実現できるはずです。
コンサルタント
高い知見や専門知識に基づく提案を行う「コンサルタント」という職種も、業務委託と相性が良いと言えます。
- 各企業が抱える問題の解決
- ITの導入に関するアドバイス
- 財務面に関する改善策の提案
このような「それぞれの企業が抱える悩み」について、スポットで相談に乗ったり、固定報酬で契約して長期的な付き合いをしたり、といった形で案件を受注します。社内にいる人間の視点からでは見えない部分についての指摘ができる、という点で、業務委託のコンサルタントは重宝されることも多いでしょう。
ライター
「ライター」というくくりの中にも、シナリオライターやコピーライター、Webライターなどいろいろなライターがいますが、いずれにせよ業務委託との相性は良いです。依頼された記事や文章を納品すれば問題ないため、働く時間も場所も自由となります。
ただし、専門的なスキルや知識がなければライターは務まりません。例えば、コピーライターならばユーザーの心に響くようなコピーライティング能力が必要ですし、WebライターならばSEOスキルが求められるため、そういった点に問題がないか、業務委託として働こうとする前にしっかり確認するようにしてください。
翻訳・通訳
翻訳や通訳といった仕事も、業務委託で受けやすいと言えます。継続的に何かをするわけではなく、案件単位で完結しやすいからです。例えば、「書籍の和訳」や「異なる言語を話す人同士の仲介」などです。
特に、複数の言語に精通していれば、国内のみならず世界中から案件を受けることもできます。
業務委託で仕事を受注する時に失敗しないために注意したいポイント
業務委託で働くことに向いている人でも、初めのうちは受注時の注意点に気を配れず、失敗してしまうことがあります。
業務委託での受注で失敗しないために注意すべきポイントを3つ解説するので、押さえておきましょう。
契約内容・条件を確認する
クライアントと業務委託契約を締結する際には、契約内容・条件を丁寧に確認しましょう。特に、以下の点に注目してください。
- 業務の範囲
- 報酬額
- 報酬の支払い期限
- 契約期間
- 指揮命令系統
- 働く場所
- 経費の負担
- 手数料の有無
事前に面談などで説明されていたとしても、改めて契約書に書かれた内容を見てみると疑問が生じることもあります。
よく分からない点や事前に聞いていた話と違うと感じる点があれば、遠慮なく先方に確認しましょう。
スケジュール・納期・納品方法を擦り合わせる
スケジュール・納期・納品方法も、すり合わせておきましょう。誤解や思い込みがあると、指示通りの日程・方法で納品できないおそれがあるので、きちんと理解できるまで確認してください。
途中で業務が中止になった場合のキャンセル料や着手金の扱いについても、事前に確認しておきましょう。
実際に仕事が始まったら、タスクの遅延や品質の問題が発生しないよう、進捗報告は適宜行い、何か困った点や分からない点があれば早めに確認することが重要です。
リスク・責任項目も漏れなく確認する
クライアントと業務委託契約を結ぶ際には、リスク・責任事項も漏れなく確認してください。
業務委託で仕事をする際、クライアントから業務に関連する情報提供を受けますが、こうした情報は機密情報として扱われていたり、著作権の対象となっている可能性があります。
情報を漏洩したり、著作権を侵害したりすれば損害賠償請求を受けるリスクもあるので、この点についても事前に確認し、必要に応じて対策を講じることが重要です。
「業務委託はやめたほうがいい?」と悩んだ場合
ここまで、「業務委託はやめた方がいい」と言われる理由や、その反面、業務委託として働くことには多くのメリットがあることについても解説してきました。しかし、メリットやデメリットを把握した上で、「それでもどうすればいいのかわからない」「やっぱり業務委託はやめたほうがいいのでは?」と悩んでいる方もいるかもしれません。
その場合は、「年齢」を一つの指標にするのもよいでしょう。20代や30代前半であれば、業務委託という働き方に挑戦してみた結果、「やっぱりやめておけばよかった」と感じても、そこから就職を目指すことも十分に可能です。
業務委託という働き方が向いているか向いていないかは、人それぞれまったく違いますので、興味があるという方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
業務委託はやめたほうがいいと言われるのは、正社員のように守られる立場ではなくなるリスクや、それに伴う責任、収入の不安定さなどが懸念されるからです。
しかし、スキルや経験がある人にとっては、自由に自分らしく働き、実力に見合った報酬を得やすい働き方とも言えます。
正社員か業務委託、どちらを選択するかは、業務委託のメリットや自分の性格・実力を踏まえた上で判断しましょう。
なお、業務委託では案件探し・営業活動に時間を取られ、業務時間が圧迫される可能性もあります。エージェントサービスを利用すれば自分に合った案件を紹介してもらえるため、限りある時間の多くを業務に充てられますし、案件も途切れにくくなるでしょう。
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- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
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