SEが独立するには?フリーランスになるメリットや注意点・年収目安

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

会社員SE(システムエンジニア)として働いている方の中には、「いずれ力をつけて独立したい」と考えている方もいることでしょう。しかし、独立にあたって必要なスキル、独立のメリット・デメリット、収入などについて不安であり、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、SEの方々が独立する上で知っておくとよい情報を紹介します。この記事を読めばSEが独立した時の収入や、フリーランスのメリット・デメリットなどを理解でき、疑問点を解消できます。独立への第一歩を踏み出すかどうかの判断材料としてぜひ参考にしてください。

なお、まずフリーランスエンジニアの仕事内容や実態など基本情報を知りたい方は、以下の記事を併せて参考にしてください。

▶︎ フリーランスエンジニアとは?仕事内容や今から目指す人が知るべき実情

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SEが独立するとはどういうこと?主な2つのパターン

SEが独立する際には、個人事業主として仕事を請け負う「フリーランス」と、経営者として法人を立ち上げる「会社設立」の2パターンが考えられます。それぞれについて確認しておきましょう。

フリーランスとしての活動を始める

一般的に、フリーランスとは企業に雇用されず、個人事業主として仕事を請け負う働き方です。クライアントと業務委託契約を締結するのが一般的で、案件の受注から納品までを1人で行います。

スキルや技術力次第で収入アップが望めるほか、スケジュールや仕事量を調節しやすい点がメリットといえるでしょう。開業届は必須ではありませんが、提出することで税制上有利な青色申告を選択できます。さらに、フリーランスSEの働き方は「出向型・常駐型」と「在宅」に分けられます。

「出向型・常駐型」が多い

フリーランスSEの仕事には、ヒアリングや打ち合わせといった作業が含まれることから「出向型・常駐型」が多い傾向です。クローズドな場所での作業やチームメンバーとの密な相談が必要になるため、クライアントのオフィスなどへ出向・常駐するのが一般的といえます。この場合、在宅勤務は難しいでしょう。

在宅で働ける場合もある

出向・常駐が基本のフリーランスSEですが、コロナ禍やICTの向上などによりテレワークを導入する企業も増えてきました。セキュリティ体制が整い、リモートによる打ち合わせが可能になったことで在宅勤務を選択できる場合があります。

自分のペースで働ける在宅勤務は、フリーランスならではのメリットといえるでしょう。通勤の必要がないため居住地が制限されない点でも、幅広い案件を受注できる可能性につながります。

在宅エンジニア・SEの年収やなり方は?フリーランス案件も調査

起業・会社設立をする

起業・会社設立はクライアントワークではなく、会社経営者としての独立を意味します。法人を設立し、新サービスを立ち上げるなどして利用者から報酬を得る方法です。経費対象が増え、社会保険に加入できるなどのメリットがありますが、法人化の手続きが煩雑で初期費用が高額になりやすいデメリットもあります。

自分が思い描いた技術やサービスを提供できるため成功意識が高い人向きといえ、年間所得がある程度見込まれる際におすすめです。一般的には、年間所得が800万円を超えたタイミングで法人化するのがよいといわれています。理由は法人の税率が固定であるため。

フリーランスには累進税率が適用されており、所得が増えるほど税率も高くなります。例えば、所得のうち695万円以上899.9万円の部分について、フリーランスにかかる税率は23%。さらに上回る部分については税率が徐々に上がっていき、最大45%の税率です。しかし、普通法人の場合、税率は最大23.2%のため、個人事業主よりも納税金額が安くなることがあります。

SEが独立する5つのメリット

SEが独立した場合、5つのメリットが考えられます。

1.相応の対価が手に入る

企業に雇用されているSEよりも、独立したほうが収入アップが見込めます。理由は、利益がどれだけ自分のところに入ってくるかの違いです。通常利益は社内の管理部門にも配分されますが、独立すると間接部門への配分がなくなるため基本的に収入が上がります。

SIerなどで客先常駐型のシステムエンジニアとして働いている場合、会社員の手取り収入と比べるとフリーランスの収入は飛躍的に高い傾向です。会社を設立した際も同様で、役員報酬として自分に給与を支給できます。

2.スキルを高められる

自分のスキルを高められることも、独立するメリットの1つです。

自らが本当にやりたい技術にコミットする場合、そのスキルセットに需要があれば、継続的にスキルアップをしていけるでしょう。例えば、Ruby on Railsの受託開発を専門として仕事を選ぶようにすれば、Ruby on Railsの最新の動向などを、実務を通じキャッチアップしていけます。

技術選定などを何らかの理由で自らが行えず悶々としている会社員のSEにとってみれば、自らが選択した技術に特化して仕事を受けられることは、魅力的といえるのではないでしょうか。

3.自分だけの実績が手に入る

独立には、自分だけの実績が手に入るというメリットもあります。

独立してひと通りの仕事をすれば、その仕事を通じて得たスキルや知見は、そのまま自らの実績となります。実際に関わったプロジェクトとしてポートフォリオに加えれば、次の案件を得る際にアピールポイントとすることもできるでしょう。

技術的なスキルだけでなく、関わった事業領域などもアピールポイントになるかもしれません。

4.人脈が作れる

人脈を得られることも独立のメリットです。

独立していくつかの案件に関わっていくと、あるプロジェクトで関わった人と勉強会などを通じて知り合った人が知人同士であることがしばしばあります。

こうしてつながった人脈は、次の仕事や自分のキャリアの方向性を決定するうえで、非常に重要なポイントになることが珍しくありません。

仕事で知り合った人から相談を受けて新しい仕事につながることや、人脈を通じて人材を紹介し合うことで、仕事の幅がさらに広がる可能性も出てきます。

5.自由な働き方がしやすい

自由と責任が手に入ることも、独立するメリットです。

独立をすれば、何時から何時まで仕事をしても自由です。リモートワークをしても怒られることはありません。技術を選り好みして仕事を受けることや、仕事相手を選ぶことも可能です。

独立により、自分を守っていてくれた「会社」という後ろ盾はなくなります。その代わり、さまざまなことを自らの意思で判断できる自由と責任を手に入れることができるのです。

SEが独立するには?基本の流れを解説

SEが独立する方法について、以下の3つの視点から解説します。

  • 前提として一定期間の会社勤め経験が必要
  • フリーランス・個人事業主として独立する場合
  • 会社を設立して独立する場合

前提として一定期間の会社勤め経験が必要

独立するには前提として一定期間、できれば5年以上の会社勤め経験が必要です。

SEはヒアリングや要件定義、設計などの上流工程を担当するため、この分野に関しての十分な経験が必要です。その経験を積み、スキルや見識を身につけるには、会社員SEとしての経験が不可欠でしょう。

クライアントから求められるのは、即戦力です。独立間もない期間でも、SEとしての十分な経験があれば案件獲得の可能性は高まります。会社員SEの経験は独立の大前提だと考えてください。

フリーランス・個人事業主として独立する場合

SEが手っ取り早く独立する方法として、フリーランスとして働くことです。フリーランスとして独立する場合、主に2つの選択肢があるでしょう。

  • 会社員時代に培った人脈を通じて仕事を受ける見込みが立っているケース
  • これまでの経験を活かして新たにフリーランスとしての仕事を探すケース

前者はもっともリスクが低い方法の1つではないでしょうか。

仕事をするに当たりもっとも大切なことは、信頼関係を築くことです。

これまでの仕事上の人脈では、すでに一定の信頼関係を築けていることが多いので、トラブルになりにくい面があると思います。ただ、最近では後者であっても、実力がある方であれば、フリーランスを支援するエージェントやマッチングサービスの普及により、新規で営業して信頼関係を築くこともそれほど難しいことではないのかもしれません。

さらに、クラウドソーシングサービスなども普及しているので、会社員であっても副業規定などにかからなければ、独立前であってもフリーランスとして修行することが可能です。腕試しとして利用してみるのも1つの選択肢ではないでしょうか。

会社を設立して独立する場合

明確なビジョンがあり、顧客獲得や一定の年間収入が見込めるなら、会社を設立して起業するパターンも考えられます。Webサービスなど自社サービスを立ち上げる、もしくは業務を請け負う形でサービスを提供するなどが挙げられるでしょう。

フリーランスよりも信頼性が高く、従業員を雇用することで規模が大きい事業を展開できる可能性もあります。しかし、自社サービスを立ち上げても、マネタイズが難しいケースも少なくありません。

外部から資金調達を行うなどして資金が底をつかないよう注意しながら、マネタイズまで辛抱強くサービスを運営する姿勢が求められます。事業が失敗した際に初期費用が回収できないなど、リスクに対する覚悟も必要でしょう。

SEが独立するために必要なスキルとは

SEが独立するために身につけておくべきスキルは、システム関連のスキルばかりではありません。

改めてここで、身につけておくべき技術スキルとそれ以外のスキルについて紹介します。

SEとしての基本的技術スキル

プログラミングスキルはもちろん、上流工程にあたる要件定義やシステム全体の設計ができるスキルは必須です。

また、多くの工程やジャンルに関するスキル・経験もあるとよいでしょう。スタートアップの案件を担当する場合など、1人で複数の工程をカバーすることは珍しくありません。起業して自社サービスを構築するケースでも、さまざまな知識が必要となります。

フリーランスエンジニアに必要なスキル一覧!スキル不足だと厳しい?

SEの独立に必要なシステム・技術力以外のスキル

SEの独立に必要なスキルは、システム・技術力以外にも次のようなものがあります。

  • コミュニケーションスキル
  • 見積もりスキル
  • 資料作成スキル
  • トレンドが移り変わるのを察知するスキル
  • 自分の単価相場を知るスキル

それぞれのスキルについて説明します。

コミュニケーションスキル

まずは、コミュニケーションスキルです。
フリーランスでは一人で仕事をすることが増えます。会社員以上に、顧客とのコミュニケーションを円滑に行えるようでなければなりません。

など面白おかしく書いている記事もありますが、フリーランスSEにとっては身につまされる話です。

見積もりスキル

見積もりスキルも必要です。見積もりに必要なスキルは、具体的には、顧客がどんな要望を持っているか見抜く力です。

例えば、WordPressでウェブサイトを作ってほしいという要望であっても、ライティングの工数やデザインの工数など顧客によってかなり違いが発生します。

工数の違いがなるべく発生しないよう、一定パターンの中に押し込める力も必要です。なるべく見積もりの部品を組み立て直せるよう、準備しておきましょう。

資料作成スキル

意外と忘れがちですがWordやExcelでの調査報告など、会社で用意してくれていたフォーマットが無くなってしまった古くなってきたなど、小さなところで資料作成スキルが必要となってきます。

Excel、Word、PowerPointのスキルは早めに身につけておきましょう。

トレンドが移り変わるのを察知するスキル

トレンドに敏感であることも重要です。Webの世界は、年々ハイスピードでトレンドが変わります。例えば2011年時点でレンタルサーバーと変わらないと評価されていたAWSは、2016年には小規模ウェブサービスをすぐにでも立ち上げたい人が選ぶ基本のサービスになりました。

人気のシステムやプログラミング言語にも流行り廃りがあります。こういったトレンドに対し完全に後追いになってしまっていると、仕事を続けていくのが厳しくなる可能性もあります。転職や独立すらままならないかもしれません。

単価と自分の相場を知るスキル

単価と自分の相場を知るスキルも、SEとして独立するためには必要です。

最近は派遣の仕事や業務委託の単価の露出が激しいため、最重要なスキルとは言いがたいかもしれません。とはいえ、現時点で自分のスキルの相場がどれくらいか、この先どういうトレンドにのってスキルを伸ばすかについての知識は、ある程度持っていないといけないでしょう。

フリーランスSEの平均年収と手取り額を会社員と比較

独立する際、やはり気になるのは実際どれくらい稼げる可能性があるのか?かと思います。そこで、フリーランスSEの平均年収と手取り額を会社員SEと比較してみました。

会社員SEの平均年収

転職サイトのdodaがまとめている平均年収ランキングによると、SEの平均年収は以下のとおりです。

会社員SEの平均年収
男性430万円
女性382万円
全体417万円

なお、この金額は、2019年9月~2020年8月にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収を集計したものです。SEとプログラマー両方の集計であることにも留意が必要でしょう。また、会社規模や使用言語によって多少の変化は出てくるでしょう。

フリーランスSEの平均年収と手取り額

では、フリーランスSEの平均年収と手取り額はどれくらいでしょうか。フリーランスSEの平均年収は働き方や稼働日数によって大きな差が出ます。今回は、月単価60万円として目安の金額を計算しました。

フリーランスSEの平均年収と手取り額
年収720万円(月単価60万円×12ヶ月)
税金等の目安141万4,744円
手取り額目安578万5,256円

※毎月の経費率は3割、月18万円と仮定

かかる税金の目安は以下のとおりです。

  • 所得税 36万1,944円
  • 個人事業税 5万500円
  • 住民税 39万6,000円
  • 国民健康保険料 40万6,980円
  • 国民年金保険料 19万9,320円

フリーランスの場合、手取り額から経費も支払います。そのため、自由に使える金額はさらに低くなるでしょう。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員と比較した収入目安や魅力

フリーランスSEの案件例・単価相場

フリーランスSEの案件や単価相場について紹介します。今回紹介するのは、以下の3つです。

  • 週2,3日の案件例・単価相場
  • リモートOKの案件例・単価相場
  • 客先常駐の案件例・単価相場

いずれも、弊社ITプロパートナーズで紹介している案件を参考にしています。

週2・3日の案件例・単価相場

週2,3日の案件例には以下のようなものがあります。

  • 週稼働日数:週に3日程度
  • 想定月収:~50万円
  • フルリモート

リモートOKの案件例・単価相場

リモート勤務が可能な案件、単価相場例には以下のようなものがあります。

  • 週稼働日数:週に5日
  • 想定月収:~100万円
  • リモート可

客先常駐の案件例・単価相場

客先常駐の案件・単価相場例は以下のようなものがあります。

  • 週稼働日数:週に2日
  • 想定月収:~30万円
  • 港区のオフィス勤務

弊社では他にもフリーランスSEの案件を多数紹介しています。今の自分でどんな案件が獲得できるのか?気になる方はお気軽にご相談ください。

独立したフリーランスSEにおすすめのエージェント

独立したフリーランスSEの案件獲得におすすめのエージェントとして、以下の3つのエージェントを紹介します。

  • ITプロパートナーズ
  • レバテックフリーランス
  • Midworks

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズの強みは、週2,3日稼働の案件も多く取り扱っていることです。

稼働日を減らしてプライベートを充実させたい、週2,3日稼働の案件を複数同時に受注して収入を増やしたいなど、フリーランスらしい自由な働き方をしたい人におすすめです。

稼働日が少なくとも、月単価で見ると十分な収入が得られる高報酬案件も多くあります。もちろん、フルタイムのフリーランス案件も豊富に扱っています。フリーランスエンジニアとして独立する人はまず登録しておきたいサービスです。

レバテックフリーランス

続いて、レバテックフリーランスです。

レバテックフリーランスは業界最大手のエージェントの1つで、抱えている案件数が非常に多いのが特徴です。条件・報酬面ともに自分の希望に沿った案件を見つけやすいのではないでしょうか。

また、専任コーディネーターがしっかりサポートしてくれるのも特徴です。

フリーランスになったばかりのSEであれば、まず登録を検討したいエージェントの1つだといえるでしょう。

Midworks

引用元:Midworks

続いてMidworksです。Midworksの最大の特徴は、フリーランスでも正社員並みの手厚い保障を受けられることです。

例えば、フリーランス協会のベネフィットプランは無料で利用可能。万一の賠償責任等はもちろん、報酬トラブルの際の弁護士報酬もカバーできる保険に入れます。福利厚生サービスを利用し、健康サポートやスキルアップ、子育て支援を受けることもできます。

要審査ではありますが、仕事が途切れてしまった際の報酬保障サービスも用意されています。保障がないフリーランスになるのは不安、という人も安心して登録できるエージェントではないでしょうか。

SEが独立するデメリットや注意点

続いては、会社員SEから独立したときに考えられるデメリットについて解説します。SEだからこそというデメリットはなく、独立という働き方全体にあるデメリットがメインです。

  • 収入が不安定になりやすい
  • SE以外の業務を行う必要がある
  • モチベーションを維持する工夫が求められる

それぞれ解説します。

1.収入が不安定になりやすい

まずは、収入が不安定になりやすいといえます。

会社員のときは営業が仕事を取ってきて、安定した収入を確保してくれました。しかし独立すると自分で営業し、収入を確保しなければいけません。この営業活動は、今までずっとSE一本として働いてきた方にとっては最も厳しい活動になる可能性があります。

考え方によっては、このデメリットはメリットと表裏一体です。

会社員の場合は確かに、収入は安定しています。会社にいけば自分が担当する業務があり、会社が倒産しない限りはずっと安定した収入を獲得できるのは会社員ならではの魅力です。ただし、業務をスムーズに行い活躍したとしても、給与に反映されるまでは時間がかかります。給与を上げるかどうかは最終的に上司の判断に委ねられてもいました。

一方、独立した場合は努力した分だけ、収入にダイレクトにつながります。

SEという仕事は、常にスキルアップしていかなければいけない仕事です。モチベーションを維持するためには、努力が収入につながることはとても重要でしょう。収入が不安定であるからこそ、スキルアップのモチベーションが維持できる。フリーランスという働き方には、こういう一面もあるのです。

2.SE以外の業務を行う必要がある

SE以外の業務が必要な点も、独立するデメリットの1つでしょう。

会社員の場合は、営業活動も経理業務も確定申告も勤務先の会社が行ってくれます。しかし独立すると、営業から経費の計算まで全て自分で行わなければいけません。

そのため、初めて確定申告を行う人にとっては厄介な問題になるでしょう。

とはいえ、確定申告は税理士を利用すれば、かなり負担を減らせるでしょう。営業活動もエージェントを利用するなどすれば人に任せられます。

人の力を上手に借り、SE以外の業務を行っていきましょう。 

3.モチベーションを維持する工夫が求められる

モチベーションの維持に工夫が必要であることも、独立するデメリットの1つです。

在宅勤務の場合、誰とも会話をせず一日が終わることもあります。業務遂行に向けて共に頑張る同僚もいません。仕事のスケジュール管理も自分で行うことができるので、休業期間を作るのも簡単です。

そのため、長い休みに入ってしまいそこから仕事の再開をするまで一苦労するといった話しもよく聞きます。そういった事態に陥らないためにも、同業者の方が開催する交流イベントなどに参加や、シェアハウスやカフェで作業するなど日々の生活に変化を与えてみることをおすすめします。

フリーランスエンジニアになるメリット6つ・デメリット7つまとめ

SEとして独立した人の失敗談・成功談

一般的なメリット・デメリットではなく、実際にSEとして独立した人の経験を聞いてみましょう。失敗談と成功談をそれぞれ紹介します。

失敗談

独立して働くためには、SE以外のさまざまなスキルが不可欠です。たとえSEとしてのスキルが高くても、経営能力がなければ事業の継続は難しいといえます。

失敗とは少し異なりますが、仕事獲得が収入に直結する独立SEにとって、仕事がない時間がストレスに感じる人もいるようです。

成功談

成功談も見てみましょう。ITプロパートナーズを利用してエンジニアとして独立した柳井さん。収入を優先しつつも柔軟性のある働き方を実現し、充実した生活を送っているそうです。今後は会社設立も視野に入れて頑張っていきたいと話しています。

「収入も」「働き方も」納得したい。難しい注文もエージェントが叶えてくれたーエンジニア柳井さんのインタビュー

Twitterでは、「フリーランスのほうが稼げる」「独立して収入が上がった」といったつぶやきが見られました。会社員よりも独立SEのほうが収入アップという形で努力が見えるため、高いモチベーションを保てるのかもしれません。

SEの独立に関するよくある質問と回答

SE独立に関するよくある質問は以下です。

  • フリーランスSEは年齢が影響する?
  • 資格を取得しておくと案件獲得に有利?
  • フリーランスSEの将来性は?

3つの質問とその回答を紹介します。

フリーランスSEは年齢が影響する?

フリーランスSEには年齢が影響するのでしょうか。確かに40代、50代にもなれば新規案件への応募は年齢を理由に足切りされる可能性もあります。体力・気力の衰えも否定できません。新しい技術のキャッチアップも難しくなっていくでしょう。

とはいえ、40代、50代で活躍しているフリーランスSEは多くいます。

年齢関係なく活躍するには、豊富な経験や知識を元に自分に付加価値をつける、講師やコンサルタントとしても活動するなど、いつまでもフリーランスとして活動できる生存戦略を立てておく必要があるでしょう。

フリーランスエンジニアに年齢の限界はある?実態と年代別の生存戦略

資格を取得しておくと有利?

結論から言うと、資格を持っていると有利に働く場面もありますが、常に有利になるとは限りません。案件獲得にあたり、資格を持っていることはアピール材料になることもありますが、資格を持っているからといってアサインされるとは限らないからです。

ただし、案件によっては資格を持っていないとできないものがあります。もし自分がやりたい仕事、キャリアプランに必要な資格があるなら、それを取得するという判断でよいでしょう。

システムエンジニアが持っておくと便利な資格とは?

フリーランスSEの将来性は?

経済産業省が公表しているIT人材需給に関する調査によると、IT人材は今後も需給ギャップが大きく、需要は高い状態が続くと予測されています。

ここから考えると、フリーランスSEの将来性は十分あるといえるでしょう。

しかし、あなた個人がSEとしていつまでも活動するためには、日々の知識のアップデートは不可欠です。SE全体の需要が高くとも、時代に即したスキルがないSEは案件受注が難しくなるからです。

また、年齢を重ねると体力・気力が衰えます。こういった変化に対応できるよう、マネージャーやコンサルタントにキャリアアップすることも選択肢のひとつです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フリーランスSEになる上で知っておくべきことを、色々な観点からみられたかと思います。
フリーランスも、会社員も見方を変えることによりメリットにもデメリットにもなります。
そこは自分の中で優先順位をつけて、ぜひフリーランスになりたいと思った方は飛び込んで見てください。

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この記事を書いた人
ITプロパートナーズ編集部
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「アトオシ」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。