システムエンジニアが持っておくと便利な資格とは?

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株式会社ITプロパートナーズ

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「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を運営。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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こんにちは!

ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズの木村です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。

こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

それではさっそく見ていきましょう!

突然ですが「履歴書の資格の欄にはなにを書けば良いのだろう?」と悩んだ経験はありませんか。

システムエンジニアを含めてITエンジニアという仕事はドクターや弁護士と異なり資格がないと就けない仕事ではありません。

ですので、これまで意識しておらずシステムエンジニアとしての能力をアピールするための資格は特に取得せずに来た、という方も少なくないと思います。

そしてそういった方が転職やフリーランス化した際に、面接などで苦労している例をいくつも見てきました。

そこで、今回はシステムエンジニアとしての能力を証明するのに便利な資格をご紹介いたします。

 そもそもSE(システムエンジニア)とは?

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システムエンジニアの資格について見ていく前に、そもそもシステムエンジニアとはどういった職種なのかを見ていきたいと思います。

システム開発の各フェーズの流れを川に見立てて、上流工程・下流工程という言い方をすることが多いですが、下流工程を担当するITエンジニアをプログラマーに対して、上流工程を担当するITエンジニアをシステムエンジニアと呼ぶことが一般的です。

もう少し具体的に説明すると、システムが欲しいと思っているクライアントの話を聞いて、どのようなシステムにするのか設計し、開発を進め、そして、完成したシステムが目的通りのものになっているのかテスト項目を定めてテストを推進するのがシステムエンジニアです。

案件の規模や企業の立て付けなどで変わりますが、開発フェーズでソースコードを書くのはプログラマーの仕事で、システムエンジニアはスケジュール通り開発が進んでいるのか進捗管理を行ったり、プログラマーの書いたソースコードの品質を担保するためのレビューを行ったりなど、プログラマーより上位の存在という位置付けであることが多いです。

そのため、年収面でもシステムエンジニアの方が高額となっています。

 SE(システムエンジニア)に資格は必要なのか?

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すでに冒頭にてお伝えした通り、システムエンジニアという仕事は資格がなくても就ける仕事ではあります。

しかし、それでも資格を取っている方が断然、良いとい言い切れます。

その理由をここでは見ていきます。

 資格を持ってないとなれない職務がある

システムエンジニアという仕事は資格がなくても就ける仕事だと言っているのに、資格を持ってないとなれない職務があるとは、どういうことだろう?と思った方も多いでしょう。

すでにお伝えした通り、システムエンジニアとはシステム開発の上流工程を担うITエンジニアのことですが、案件の中心となるプロジェクトマネージャーについて、プロジェクトマネジメントの能力があることを証明する資格の所有者しか就けさせないという規則を設けているところがあります。

また、すべてのシステムエンジニアが案件中心の生活をしているのではありません。

システムエンジニアの中には最高情報責任者(CIO)やシステム監査人、あるいはCSIRTと呼ばれるセキュリティ部隊などの企業の経営戦略に関わる要職で活躍している方も少なからずいます。

そのような特別なポジションで活躍するシステムエンジニアは、その特別なポジションで活躍できる証として資格を持っていることが多いです。

 年収に影響する

CIOやプロジェクトマネージャーやシステム監査人などの特別な職務を任せられるということは、それだけ人材としての価値も高いということです。

実際にそれらのポジションについていれば、そのポジションに対する対価が払われますし、ポジションについてなかったとしても、資格を持っていないシステムエンジニアより、より良い待遇を受けられます。

年収面で少なくない差を受けられるでしょう。

 転職時に有利

履歴書の資格欄が埋まっている方が評価が良い、というのは当然ながら、採用後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

同じシステムエンジニアならば資格を見れば、今までどういった領域で仕事をしてきて、どういったスキルを育んできたのか、おおよそ想像がつきます。

結果、採用後より適切な部署に配置してもらいやすいです。

 スキルアップ

資格取得のために資格の勉強をしている方が中にはいますが、資格の取得の本来の目的は、知識を深めスキルを向上させることにあります。

資格の学習を通して、専門用語を習得したり、新技術についての知見を広めるのはもちろん、断片的だった知識が体系的な知識に昇華することもあります。

例え不合格でも、その過程で多くのものを得られます。

 システムエンジニアが持っておくと良い資格一覧

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さて、システムエンジニアと資格の関係が見えてきたところで、具体的にどんな資格があるのかを見ていきたいと思います。

そもそもとして、システムエンジニアの資格は実施団体の違いによって三種類に分けられます。

まず、一つ目は国の機関である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格試験、二つ目は業界で有力なベンダーが実施するベンダー資格試験、そして、特定分野の発達などに力を入れている業界団体や非営利団体が実施するその他の民間団体資格試験です。

一般的には日本国内においては国家資格がもっとも重視されます。

例えば、官公庁案件の入札の際には、営業所の特定国家資格所有者数が条件に加えられることがあり、民間企業でも大企業を中心にそれに準じた社内ルールを整備しているところもあるようです。

なにより国家資格という安心感と知名度から、IT業界以外の人にも分かってもらいやすい、という他の資格を圧倒するメリットがあります。

半面、あくまで日本国の国家資格でしかなく、外国人や外資系企業からはそれほど重視されない・認知されていない、という欠点もあります。

ベンダー資格とはマイクロソフトやオラクル、シスコシステムズなど業界の有力ベンダーが行っている資格です。

ベンダー資格は総じて、特定ベンダー製品について、その製品の関連する分野の普遍的な知識だけでなく、製品の設定方法や利用方法などが出題範囲になっています。

悪い言い方をすれば、自社製品を理解している人材を増やすことで自社製品の採用率を増やそう、他社の同等製品より優位に立とう、というビジネス戦略が見え隠れしている資格試験です。

もっとも、ベンダー資格所有者は実際に製品を操作・設定できる、しかもベンダーから一定の能力のお墨付きを持っているわけですから、現場からすれば大変、心強い存在です。

そのため、実際のITエンジニアの現場では、国家資格所有者よりもむしろベンダー資格所有者の方が好まれるように感じます。

なお、新製品が登場すると機能の追加などが発生し、従来製品と操作方法や設定方法が変わることもあるからか、ベンダー資格の多くには有効期限があります。

ベンダー資格を武器にしたい方は、一度取れたからと言って、安心してはいけません。

その他の民間団体資格試験というのはベンダーではない団体が行う民間の資格試験です。

有名なところでいうと、ベンダーに依存しない普遍的なLinuxの知識を問うためのLinux技術者認定試験(LinuC)を行っているLinux Professional Institute Inc.(LPI)は非営利団体です。

Project Management Body of KnowledgeいわゆるPMBOKの知識を確認するPMP試験を実施するプロジェクトマネジメント協会も非営利団体です。

ということで、いよいよここから具体的な資格をご紹介いたします。

 【国家資格】

IPAが主催するIT系国家資格は4グレードありますが、システムエンジニアの資格としては下から二つ目のグレードである、スキルレベル2に分類されている基本情報技術者試験が登竜門的な位置付けです。

が、これは「IT業界に三年いて取れないなら、この業界に向いていない」とさえ言われる資格なので、ここでは説明を省きスキルレベル3の応用情報技術者試験、スキルレベル4の高度情報技術者試験についてご紹介いたします。

応用情報技術者試験 難易度★★★

プロジェクトマネージャーやシステム監査人など特別なポジションではないシステムエンジニアであれば、この資格が一応のゴールになります。

IT技術はもちろん、工数管理や法務など案件進捗に関わる知識も問われ、システムエンジニアに求められているスキルの全体像が見えていないと取得が難しい資格です。

 高度情報技術者試験

高度情報技術者試験とは、スキルレベル4に分類されている9つの資格の総称です。

一言でシステムエンジニアといっても、その専門性によっていくつかのタイプに分類可能であり、国家資格では8つの種類に分けられているのです。

9つもあれば難易度に差もあり、基本的には〇〇〇スペシャリストという名前の資格は、そうでない資格よりも一ランク落ちると考えられています。

ここでは一つ一つ見ていきます。

 ・ネットワークススペシャリスト試験(NW)難易度★★★★
・データベーススペシャリスト試験(DB)難易度★★★★
・エンベデットシステムスペシャリスト試験(ES)難易度★★★★

〇〇〇スペシャリストと呼ばれている資格群は、その名前の通り、〇〇〇の分野で特に秀でたシステムエンジニアのための資格です。

出題についても、応用情報をベースとして、ネットワーク、データベース、エンベデッド(組込み)の分野に特化しています。

・ITサービスマネージャ試験(SM)難易度★★★★★

テクニカルエンジニア(システム管理)試験を前身に持つ資格です。

一言でいえば、保守運用のエキスパートのための資格です。

システムは開発して終わりではなく、開発後、利用することが重要です。

そのためには、ただシステムの電源を入れておくだけではダメで、障害対応について検討したり、サービスレベルの問題点を改善して信頼性を向上させるなど、安定稼働のためにシステムを正しくオペレーションしていく技術が必要です。

そうした技術の有無を試される試験です。

 ・システムアーキテクト試験(SA)難易度★★★★★

アプリケーションエンジニア試験を前身に持つ資格です。

上流工程に秀でたシステムエンジニアのための資格です。

英語のアーキテクト(architect)には「建設するもの」や「設計者」という意味があり、その名の通り、クライアント要望を理解し、システムの全体像を描き出せるエンジニアかどうかを判定するための資格です。

企業の業務活動が理解できていないと、そもそも問題文の意味がわかないことすらあるといわれており、この資格を持っている方は、“開発者として最高峰のシステムエンジニア”として、現場で尊敬の念を抱かれます。

 ・プロジェクトマネージャ試験(PM)難易度★★★★★★

プロジェクトマネージャーのための資格試験です。

IT資格の花形と言われ最も人気の高い資格の一つですが、高度情報技術者試験の中でももっとも合格率の低い資格です。

難しさの原因は、ITエンジニアとしての能力だけでなく経営感覚が必要であり、試験の作り自体も、プロジェクト管理経験があることを想定しており、情報工学出身の学生のような、純粋にエンジニアとしての能力が高いだけでは、とても太刀打ちできないためです。

 ・システム監査技術者試験(AU)難易度★★★★★★

企業のITガバナンスの実現に寄与できるシステムエンジニアであるかを認定するための資格試験です。

企業の経営層クラスのために知識を揮うシステムエンジニアのための資格ともいえ、プロジェクトマネージャーよりも、より高度な経営に関する知識、特に法務知識が必要であり、合格者の平均年齢が高いことが特徴です。

 ・ITストラテジスト試験(ST)難易度★★★★★★

経営層とともに企業のIT戦略の立案に貢献できるシステムエンジニアのための資格です。

IT資格の中で唯一、ドクターや弁護士などと同じ“専門職”の扱いを受けていることからも、その特別性がおわかりいただけるかと思います。

CIOやITコンサルタントになりたければ、この資格がゴールとなります。

 ・情報処理安全確保支援士(RISS)難易度★★★★

もともとは情報セキュリティスペシャリスト試験(スキルレベル4)と呼ばれていたものが制度変更になって新たに新設された資格です。

制度変更で高度情報技術者試験ではなくなりましたが、実質、高度情報技術者試験と同じように扱われています。

昨今リスクを増すシステムのセキュリティに対して、確かな知見を持ち、企業経営者層に助言が可能な人材の育成を目指すものとなっており、定期的に定められた講習を受けなければ、資格が取り消されるようになっている点で高度情報技術者試験とは一線を画しています。

ちなみにこの資格を取得することで認定される、情報処理安全確保支援士はドクターや弁護士同様に、この資格(前身の情報セキュリティスペシャリスト試験でも可)を合格して届け出た人しか名乗れません。

システムエンジニア自体は資格がなくても名乗れますが、“情報処理安全確保支援士のシステムエンジニア”は、資格がないと名乗れないのです。

 【ベンダー資格】

国家資格の次はベンダー資格を見てきたいと思います。

 ・オラクルマスター難易度★(Bronze)~★★★★★★(Platinum)

日本オラクル社のDBに関する資格です。

Bronze、Silver、Gold、Platinumの四段階に分かれています。

他の国ではOracle Certification Program (OCP)が行われており、Silver、Gold、Platinumについては、連携がとられているため、日本のオラクルマスターであっても、Silver、Gold、Platinumは全世界で通用します。

なお、Silverから受験することはできず、Bronzeから順番にパスする必要があります。

 ・シスコ技術者認定試験★(CCENT)~★★★★★★(CCA)

ネットワーク機器で圧倒的なシェアを誇るシスコシステムズが実施する資格です。

ネットワークの知識といっても、ワイヤレス(無線)やネットワークのデザイン(構築設計)などテーマは多岐に渡ることから、五つの分野、五つの難易度ごとにカテゴリー分けされています。

ということは、試験は5×5=25かと思いきや、一番下位のCCENTと最上位のCCAは五つの分野で共通の一つの試験となっており、17科目に分かれています。

ちなみに、最下層のCCENTは一つ上のCCNA Routeing and Switchingを二分割したもので、CCENTの①と②を合格すれば、CCNA Routeing and Switchingを合格したのと同じ扱いを受ける、という変わった仕組みになっています。

これは、分割した方が良いとシスコが考えたくらい、ネットワークの世界で必要となる知識が増えた証拠とネットワークエンジニアの間で言われているそうです。

 ・マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)  ★★(MTA)~★★★★(MCSE)

MCPはマイクロソフトの保持する技術が多方面に渡ることもあり、シスコ技術者認定試験よりもさらに複雑な仕組みになっていますが、ひとまずベースとしては難易度が三つあり、モビリティ・クラウド・生産性・データ・App Builde・Businessの五つの分野に分かれているという点だけをここでは抑えてください。

というのも、よく悪くも、ある製品・分野に特化し他の追随を許さないオラクルやシスコの資格の方が、使える現場が多いため、有効となる場面が良く、今回紹介した三つのベンダー資格の中で、一番MCPが優先度が低いためです。

もちろん、マイクロソフトにもWindowsという圧倒的なシェア持つ製品がありますが、あまりに普遍すぎて、資格を持っていないけれど、深い知識がある方も多く、特別、差別化できないのです。

ちなみに、オラクルマスターと同じで、いきなり最上位を受けることは不可能で、同じ分野の最下層から合格していく必要があります。

 【その他の民間資格】

では最後に、非営利団体などが行っている、その他の民間資格についてご紹介いたします。

・Linux技術者認定試験(LinuC)  難易度★★(レベル1)~★★★★(レベル3)

単にLinux技術者認定試験といわれた際、実は二種類あります。

一つはもともとからあったLPICで、もう一つは2018年より受験が始まったLinuCです。

全世界画一で行われていたLPICでは日本の環境とミスマッチする部分があるとして、LinuCが開始されました。

今回は、今後、日本国内で主流になると思われるLinuCの情報をお伝えします。

LinuCはレベルが三段階に分かれており、レベル1と2は二つの試験をクリアして認定され、レベル3のみ、三種類の試験から任意の一つを選んでパすることで認定されます。

他の試験同様に、いきなりレベル3を受けることはできず、レベル1から合格していく必要があります。

 ・PMP 難易度★★★

プロジェクトマネジメント手法として有名なPMBOKの資格として全世界で実施されているPMPですが、資格試験自体の難易度は、そこまで高くありません。

問題は受験資格と資格の維持コストです。

まず、受験資格として実務経験と認定研修の出席が必要です。

資格取得後は、学校のように単位制となっており、三年間で定められた単位(正式にはPDUといいます)を取得できなければ、資格はく奪となります。

 まとめ

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今回はシステムエンジニアが取得をしていると便利な資格試験をご紹介しました。

繰り返しになりますが、システムエンジニアは資格がないと名乗れない仕事ではありません。

しかし、資格があることで特別なポジションに就ける可能性が生まれ、ひいては年収アップにつながる可能性があるのが、システムエンジニアの資格です。

めんどくさいと思わず、コツコツ勉強してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、「まだ一つも資格がないよ。どれから取れば良い?」と悩んでいる方に助言するとすれば、一つ目に応用情報技術者試験を、二つ目に有力ベンダーの資格を取得することをお勧めします。

国家資格でシステムエンジニアとして活躍できる必要十分なスキルがあることを示しつつ、ベンダー資格で特定分野への強みがあることをアピールできれば、転職活動で有利になります。

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