こんにちは、ITプロマガジンです。
フリーランスとして働いている人のなかには、収入の不安定さや孤独感、更なるスキルアップの難しさなど、さまざまな理由で正社員に戻ることを考えている人もいるでしょう。しかし、いざ転職するとなると、具体的な進め方や手続きが分からず、二の足を踏んでしまうかもしれません。
そこでこの記事では、「フリーランスをやめて正社員に就職したい」という人に向けて、
- フリーランスから正社員になる方法と必要な手続き
- フリーランスから正社員になる際に知っておくべき事情
- 正社員採用面接で企業が見ているポイントとアピール方法
などについて詳しく解説します。正社員を検討する際の注意点についても紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
フリーランスから正社員になることは難しい?

フリーランスから正社員になることは、十分に可能です。
事実、YOUTRUSTがユーザーを対象に行った「フリーランス・副業に関する実態調査」では、20代でフリーランスから正社員へ移った人の割合が18.4%だったのに対し、正社員からフリーランスへ転じた人は1.5%にとどまりました。
しかし、転職の目的や、フリーランスとしてこれまで培ったスキル・経験をきちんと言語化できていないと、正社員への転職活動は思いのほか難航する可能性があります。また、アピールする内容が応募先企業の求める人物像と噛み合わなければ、容易に選考を突破できないでしょう。
例えば、20代の頃からフリーランスとして仕事をしていると、チームでの業務経験が少ない傾向があります。その場合、協調性が不安視され不採用となるかもしれません。もし新卒でフリーランスになっているのであれば尚更です。この場合、企業側の不安や懸念を面接で払拭できるようアピールできると、採用される確率が高まるでしょう。
また、年齢という要素も正社員への復帰を難しくさせます。40代以降の転職では、専門スキルや魅力的な実績、マネジメント経験や人脈の有無を問われる場面が増え、20代のように「伸びしろ」を評価してもらいにくくなる傾向があります。正社員に復帰するチャンスを増やすには、年齢不問の求人や、シニア層を歓迎する職場選びが重要になるでしょう。
フリーランスから正社員になる5つの方法
フリーランスから正社員になれることは分かりましたが、具体的にどういった方法で正社員を目指せばよいか分からない人もいるでしょう。
フリーランスから正社員になるための方法は以下の5つです。
- 業務委託先から正社員へのオファーを受ける
- SNSを利用したスカウト
- 求人・転職サイトを利用する
- 知人・友人から仕事の紹介を受ける
- 転職エージェントを利用する
5つの方法について詳しく解説します。
業務委託先から正社員へのオファーを受ける
フリーランスが正社員へ転職する場合に多くあるのが、業務委託先から正社員へのオファーを受けることです。業務委託先から正社員へのオファーは、能力や人柄をすでに把握できているため、スムーズに正社員へ移行できます。
仕事の流れはもちろん、人間関係や実績を把握できているため、採用後もお互い負担なく業務に取り組めます。
SNSを利用したスカウト
SNSを利用したスカウトを受けて、フリーランスから正社員になる人もいます。WantedlyやLinkedInなど、スキルや実績をアピールしていると企業からスカウトを受けることもあるでしょう。X(旧Twitter)を介した就職もこれに近い感覚といえます。
SNSを利用したスカウトの場合、いきなり選考に進むのではなく、カフェやオンラインでカジュアルに面談することが多いようです。スカウトを受けた企業に関する理解を深めてから、応募するか判断できるため、ホームページや求人情報を見るよりも生の声を知ることができます。
求人・転職サイトを利用する
企業からのオファーを待つだけではなく、求人・転職サイトを利用して気になる案件に自ら応募していく方法もあります。
求人・転職サイトを利用すると、多様な求人情報を横並びで比較検討可能です。オファーが来るのをただ待つよりも選べる幅が広がり、自分の意思で転職活動を主体的に進めやすくなるでしょう。また、各募集要項を眺めていくと、自分の持つスキルや経験がどのレベルの企業まで通用するか見当をつけられます。
知人・友人から仕事の紹介を受ける
リファラル採用を利用して正社員になる人もいます。リファラル採用とは、社内で働く知人や友人からの紹介を通じて入社する方法のことです。実際にその企業で働いている人が、「自社の環境に馴染みそうな人材だ」と判断したうえで声をかけてくれます。
入社後に「思っていた環境と違った」というミスマッチが起こりにくいのが、リファラル採用のメリットです。転職する側にとっても、事前に社内の雰囲気や実情を教えてもらえたり、企業理念や事業内容への理解を深めたうえで面接に臨めたりする点は、心強いポイントといえるでしょう。
転職エージェントを利用する
転職のプロにお手伝いしてもらう、転職エージェントを活用するのも1つの方法です。転職エージェントは、企業とのパイプ役になっているため、自分のスキルや実績をもとにマッチする企業を紹介してくれます。
また年収交渉も代わりにしてくれるため、フリーランスで働いていた頃よりも、できるだけ年収を下げないまたは年収をあげられる可能性もあります。
転職エージェントを活用すれば、エージェントが代わりに企業を探してくれるため、自分から企業に連絡をする必要はありません。フリーランスで働きながら効率よく正社員へ転職を目指したい方におすすめの方法です。
フリーランスからの正社員に転職する流れと必要な手続き

フリーランスから正社員に転職する流れと、ステップごとに必要な手続きを解説します。
1.転職活動・案件の整理
転職活動を本格的に始める前に、まず就職したい時期の目処を立てておきましょう。時期が固まっていないと活動全体の計画が立てにくくなります。
フリーランスとして抱えている案件を、いつまでにどう終わらせるかも整理しておきましょう。納品前の案件を放置したまま契約を打ち切ると、トラブルに発展しかねません。準委任契約では解約予告期間が定められていることも多いため、契約書の確認は必須です。
2.個人事業の開業・廃業等届出書の提出
「個人事業の開業・廃業等届出書」は、税務署に廃業した事実を報告する書類です。
国税庁の案内では、提出期限は廃業した年の確定申告期限までとされています。しかし、実際には廃業から1ヶ月以内をめどに提出する人が多いようです。
提出先は納税地を管轄する税務署となります。出し忘れても罰則はないものの、事業を続けていると判断され、確定申告や納税の案内が届き続けることがあるため、早めに提出しましょう。
3.所得税の青色申告の取りやめ手続き
「所得税の青色申告の取りやめ手続き」は、青色申告をやめる際に提出する書類です。提出期限は廃業した年の確定申告期限までと定められていますが、廃業届と同時に提出する人が多く見られます。
注意したいのが、届出書に記載する「取りやめる年」は廃業した年と必ずしも一致しない点です。廃業年の所得が黒字であれば、その年はまだ青色申告の節税メリットを活かしたいケースも多いと考えられます。廃業年を記載するとその年の申告で青色申告が使えなくなってしまうため、必要に応じて、取りやめる年には廃業の翌年を記載しましょう。
4.消費税の事業廃止届出書の提出
消費税の課税事業者に該当する場合、廃業時に「消費税の事業廃止届出書の提出」を税務署へ提出すると、以降の申告・納付義務がなくなります。提出時期は、事由が生じしだい速やかにとされており、明確な期限は定められていません。
なお、インボイス未登録で、かつ課税売上高が1,000万円以下の免税事業者であれば、そもそもこの手続き自体が不要です。
5.個人事業税の事業開始(廃止)届出書の提出
「個人事業税の事業開始(廃止)届出書」は、個人事業税の申告・納付義務をなくすために提出します。個人事業税は都道府県税にあたるため、税務署ではなく管轄の県税事務所への届出が必要です。提出期限は自治体ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。
なお個人事業税は廃業した翌年に課税されるため、廃業する年のうちに「見込み控除」の特例を使って必要経費として計上しておくと、所得税や住民税の負担を軽くできる可能性があります。
なお、フリーランスが廃業時に行う必要のある手続きについては、以下の記事で詳しく解説しています。
6.転職先への入社
入社前は、指定された提出書類の準備や体調管理を万全にしておきましょう。提出書類に不備があったり体調が万全でなかったりすると、気持ちよく新しいスタートを切れません。必要となる書類は企業ごとに異なるため、先方の指示に従いましょう。また、スーツや備品の準備も大切です。
入社後数ヶ月は、職場のルールや人間関係に慣れるのに苦労するかもしれません。自分のやり方を押し通そうとせず、周囲に合わせる柔軟な姿勢が信頼獲得につながります。
7.国民健康保険の資格喪失手続き
正社員になると、原則として社会保険への加入が義務づけられます。新しい保険証を受け取ったら、14日以内に市区町村窓口で国民健康保険の資格喪失手続きを行いましょう。
社会保険に加入しても、国民健康保険は自動的に脱退となりません。手続きを怠ると、社会保険と国民健康保険、両方の保険料を請求され続けてしまう恐れがあるため、早めの対応を心がけましょう。
フリーランスが正社員になる主な理由・きっかけ
フリーランスから正社員になる人のきっかけはさまざまですが、よくある理由は以下の5つです。
- 正社員でも働き方が選べるようになった
- クライアントから直接誘われた
- 社会的に大きくインパクトのある仕事がしたい
- スキルをさらに磨きたい
- 収入が不安定だから
ポジティブな部分とネガティブな部分を含めて解説します。
1.正社員でも働き方が選べるようになった
そもそも自由な働き方を求めてフリーランスになった人も多いかと思います。しかし近年は、正社員でも在宅勤務や時短制度・フレックス制の導入など、さまざまな働き方が認められるようになってきています。そのため、以前よりも正社員としての働き方が選べる時代になったといえるでしょう。
また、近年はフリーランスも出社が必要ないわゆる「常駐案件」が増えており、思っていたより自由な働き方を実現できないと感じる人も多くいます。
加えて、フリーランスは請求書の発行や確定申告、未払い代金の回収、営業など本来エンジニアが行う職務とは別の事務的な作業も発生します。業務外の作業や働き方の変化など、総合的に考え、「正社員の方がよい」と判断し、再就職を検討する人も多い傾向です。
2.クライアントから直接誘われた
例えばエンジニアのなかには、フリーランスでプロジェクトに参画していた時のクライアントから、「うちで働かないか」と誘いをもらい、社員になる人もいます。スキルが高いフリーランスに対して、「他社のプロジェクトに参加してしまう前に、自社に就職して欲しい」と企業側は願うためです。
3.社会的に大きくインパクトのある仕事がしたい
フリーランスは即戦力として重宝されます。しかし、与えられたものをこなすだけの作業が多いと感じる人もいるかもしれません。また、「ずっと似たような仕事を継続的に行い代わり映えがしない」「もっと刺激が欲しい」という人もいるでしょう。
クラウドソーシングサービスの普及に伴い、大手企業がフリーランスに仕事を発注することも増えてきました。しかし、大手企業が抱える重要な仕事をフリーランスに発注するということは、企業経営の観点でも適切ではないはずです。
つまりフリーランスに外注が出来る仕事というのは、発注側からすると自社で抱える程重要でない場合もあります。「社会的に大きくインパクトのある仕事を担当するには、企業に属した方がよい」と考えるのは自然なことかもしれません。
このようにやりがいを求めて、フリーランスから正社員に転職をする人もいます。
4.スキルをさらに磨きたい
自らスキルをもっと磨きたい理由から、フリーランスではなく正社員へ転職を考えている人もいます。フリーランスの場合、事務作業や営業などあるため、スキル磨きに掛けられる時間は限られるでしょう。
一方、正社員になると、企業が持っている技術力を学べたり、経験したことがないプロジェクトを任せられたりする機会も生まれます。また事務作業や営業をする必要もないため、収入が安定し空いた時間にスキルを磨ける余裕が生まれます。
5.収入が不安定だから
フリーランスは正社員より報酬が多いという声がある反面、安定せず苦労することもあるでしょう。フリーランスは同じクライアントから仕事をずっと貰える保証がありません。貯金をしていないと仕事が貰えなくなった際に、収入が一気に減るため生活が苦しくなるでしょう。
このように、収入の不安定さを理由に、正社員に戻りたいという気持ちが湧いてくる人も多く見られます。
企業が正社員採用面接で見ているポイント

企業の人事担当者は、フリーランスに対して最初は警戒心を抱くものです。企業が正社員採用面接で見ているポイントを5つ紹介します。
正社員転換の理由
当然ですが、企業は「正社員を希望するに至った理由」を重視しています。正社員は制約も多く自由度が低い代わりに、フリーランスに比べて安定感のある働き方です。面接時に正社員転換の理由を尋ねられたら、「安定を求める理由」を通じて、長期就業への意欲を伝えていきましょう。
例えば「結婚して子どもが産まれ、安定した収入基盤が必要になったため」などといった理由を伝えると、すぐに辞める心配をする必要がなくなり、人事担当者としては好印象となります。
スキルや経験
フリーランスから正社員へ転職するためには、スキルや経験が必要とされます。企業側は一定のスキルや経験を満たした即戦力となる人材を求めているためです。
特にフリーランスは実務経験が豊富と判断されるため、育成に時間が掛からないというメリットがあると企業側は考えています。そのためスキルや経験があるのか、面接時に詳細を伝え、アピールしましょう。
反対にアピールができないと、マイナスな印象を与えてしまい正社員としての採用が難しくなります。
企業文化とのマッチ度
フリーランスは「個」として仕事を進めがちですが、正社員になると組織の一員として勤務するよう求められます。そのため企業の人事担当者は、組織にフィットできそうか、組織内で孤立しないかという点を注視しています。
「過去に大きなプロジェクトに携わった際、円滑なコミュニケーションができているか気をつけていた」「企業としての戦略やビジョンに魅力を感じたため、応募した」など組織の方針に賛同し、メンバーの一員として貢献できるとアピールすることが重要です。
給与・待遇に対する納得感
企業の人事担当者は、応募者が給与や待遇について納得しているかも気にかけています。
フリーランスであれば、単価の高い案件を選んだり、稼働時間を増やしたりすることで、自分の裁量で収入を伸ばせるでしょう。
一方、正社員になると給与はあらかじめ決まった額に固定され、労働時間にも原則として上限が設けられるのが一般的です。また、フリーランスほどは柔軟に働く時間を調整できず、会社独自の評価制度のもとで働かなくてはいけません。
面接では、こうした正社員ならではの制約を十分に理解していることを自身の言葉で伝え、企業側に安心してもらうことが大切です。
早期離職の可能性
長くフリーランスで仕事をしていて、正社員に戻ると「やっぱりフリーランスが自分に合っている」と感じ、すぐに辞めてしまう人もいます。そのため「採用してもすぐフリーランスに戻るんじゃないかな」と不安な気持ちを持つ担当者もいます。
不安な気持ちを解消してもらうために、フリーランスに戻ることはないことを強く伝えましょう。
フリーランスが正社員採用面接で企業にアピールすべきポイント
実績やスキルがあっても、伝え方しだいで採用結果は変わるものです。フリーランスから正社員へ転職する際、面接で企業にアピールすべきポイントを紹介します。
定着性の高さと入社後のキャリアビジョン
「長く働けます」と伝えるだけでは、説得力のある回答とはいえません。具体的なキャリアビジョンを示してこそ、意欲が伝わります。
キャリアビジョンを考える際は、企業研究を通じて、事業やビジョンとのミスマッチをなくしましょう。また、フリーランスとして培ったスキルや実績を、入社後にどう活かすか具体的に盛り込むのもポイントです。
長期にわたり自社に貢献してくれる人材であると印象づけられると、採用されやすくなるでしょう。
フリーランス時代の実績・即戦力スキル
フリーランスとして培ってきた実績やスキルは、正社員一筋で働いてきた人との差別化につながります。
例えば、フリーランスとして営業活動から契約、業務の遂行までを自分一人で回してきた経験は、主体性の高さを感じさせます。複数のクライアントの案件を同時に抱えながら納期を守ってきた経験は、案件管理能力として評価されるでしょう。
また、特定の分野への専門性が高いフリーランスは、社員の育成コストを抑えたい企業にとって魅力的な人材といえます。
企業文化への共感と理解
企業の人事担当者は、企業文化を応募者がどれだけ理解しているか、マッチしそうかも確認しています。
企業文化は、意思決定の進め方や社内の人間関係、評価基準など、さまざまな要素から成り立っています。企業文化に馴染めないと居心地の悪さを感じ、早期離職につながりかねません。
企業文化を調べるには、公式サイトに掲載された企業理念や社員インタビュー、SNSや転職系の口コミサイトなどが役立ちます。知人が在籍している場合や、転職エージェントを利用している場合は、直接話を聞いてみるのもよいでしょう。
調べた情報をもとに、自分自身の経験と企業文化を結びつけて語ることができれば、説得力のあるアピールにつながります。
フリーランスからの正社員転職を成功させるには?

フリーランスから正社員への転職は、書面や面接での伝え方、活動の進め方しだいで結果が大きく変わります。転職を成功させるポイントを見ていきましょう。
魅力的な志望動機や職務経歴書を作成する
志望動機は、応募先企業についてしっかり企業研究を行ったうえで、自身のスキルや経験をどう活かせるかを具体的に盛り込んで作成しましょう。
職務経歴書には、以下のように具体的な数値を交えて実績を書くと、担当者に伝わりやすくなります。
- 累計案件数:フリーランスとして活動した〇年間で、受注した案件数は〇件など
- リピート率:クライアントからの受注継続率は〇%以上など
- CVR:CVRを前年比で〇%向上させたなど
- マネジメント経験の規模:リーダーとして〇人のメンバーを束ねた経験があるなど
具体的な数字を交えることで、実績に説得力を持たせられます。
事前に面接対策をしておく
フリーランスから正社員へ転職や再就職する時に、面接で聞かれやすい質問を紹介するので、対策をしておきましょう。全体的に気をつけたいのは、ネガティブな内容は避けポジティブに伝えるということです。
- フリーランスになる前の仕事は何をしていた?
- なぜフリーランスになった?
- フリーランスを辞めて正社員になりたい理由は?
- 再びフリーランスに戻る可能性は?
フリーランスになった理由については、家族の事情などやむを得ない理由であれば正直に伝えつつ、フリーランスとして前向きに取り組んできた姿勢も合わせて伝えましょう。
正社員を希望する理由については、安定を求める理由を交えつつ、フリーランスでの経験をどのように活かせるのか、企業にどのように貢献できるのかを前向きに伝えてください。
今後フリーランスに戻る可能性については「ない」と即答するべきです。「フリーランスでは受注できない、大規模なプロジェクトに腰を据えて取り組みたい」など前向きな理由を添えるとより説得力が増します。
転職エージェントや知人の紹介を積極的に受ける
転職活動は自力で進めるより、第三者のサポートや紹介を受けたほうがスムーズに進みやすくなります。企業文化や職場の雰囲気など、求人票だけでは分かりにくい信頼性の高いリアルな情報を得られるためです。特に転職エージェントは、特定の求人紹介にとどまらず、転職活動全般をサポートしてくれる頼もしい存在といえるでしょう。
ただし、転職エージェントや知人の紹介を鵜呑みにしすぎないよう注意が必要です。理想の転職を実現するためには、自分自身のキャリアビジョンを描いたうえで、転職したい理由や新しい職場に求める条件を自分の言葉で整理しておきましょう。
フリーランスから正社員になる際の注意点
フリーランスから正社員になる際の注意点を解説します。
フリーランスを続けられないか慎重に検討する
本当に正社員という働き方でなければ自身の希望が叶わないのか、冷静に考えてみましょう。フリーランスと会社員では働き方が大きく異なるため、勢いだけで転職に踏み切ると、思わぬミスマッチが生じかねないためです。
例えば、収入の不安定さを理由に正社員を選んだとしても、組織になじめず居心地の悪さを感じてしまえば、結局は長く働き続けられないでしょう。
仮に収入面の安定が目的であれば、フリーランス向けのエージェントサービスを利用して、安定的に案件を確保するという選択肢もあります。
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正社員ならではの制限に慣れる必要がある
正社員には裁量の制限があることは理解していても、実際に働き始めると窮屈に感じる場面は少なくありません。時間をかけて、少しずつ慣れていく姿勢が大切です。
意識したいのは、チームワークを重視し、組織のやり方を尊重することです。フリーランスとしての実績を買われて入社したとしても、経験を武器に個人プレーへ走ってしまうのは避けましょう。勝手な判断で動くのではなく、「こういうやり方はいかがでしょう」といった形で、謙虚に意見を伝えると組織に溶け込みやすくなります。
正社員になった年は確定申告が必要になる
正社員になった年は、廃業するまでの事業所得と、就職後の給与所得が1年のなかに混在します。給与所得の申告は年末調整で完結しますが、事業所得がある以上、両方を合わせて自身で確定申告してください。
フリーランスからの正社員転職に関するよくある質問
フリーランスからの正社員転職についてよくある質問を、回答とともに紹介します。
フリーランスと正社員の主な違いは?
大きく異なるのは、社会的信用度・福利厚生や社会保障・働き方の自由度の3点です。社会的信用度は、収入が不安定と見なされやすいフリーランスより、正社員のほうが住宅ローンなどの審査で有利です。
福利厚生や社会保障も、社会保険や有給休暇が整っている正社員に対し、フリーランスは基本的に自分で備える必要があります。
一方、働き方の自由度は、案件や稼働時間を自分で選べ、頑張り次第で収入を伸ばせるフリーランスの方が魅力的でしょう。
一度正社員になって再びフリーランス独立は可能?
正社員から再びフリーランスに戻ることは可能です。ただし再びフリーランスに戻りたい気持ちがあるのなら、正社員になる理由や、正社員として得たいものを明確にしておきましょう。
目的を持たずになんとなく正社員になってしまうと、得られるはずのスキルや経験を十分に積めないまま時間だけが過ぎてしまい、再独立しようとした時に苦労しかねません。
厚生年金への変更手続きは自分で行う必要ある?
自分で厚生年金への変更手続きをする必要はありません。就職先が変更手続きを行ってくれるためです。厚生年金に加入すると、自動的に国民年金の資格がなくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
前述の通り、フリーランスから正社員への転職は、珍しいことではありません。
正社員ならではの制約を理解し、組織の一員として働くことに納得したうえで転職に臨む姿勢が大切です。フリーランスとして培ってきた実績やスキルを活かしながら、正社員という働き方にしっかり向き合っていきましょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
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[…] それでも以前の記事でもご紹介した通り、フリーランスより会社員であることの方がメリットがある場合もあるので、より大きなチームの一員として働きたい、より社会的責任やインパクトのある仕事をしたい、より専門性の高い仕事に特化して働きたい、などの思いがある方は、会社員に戻るという選択肢も一つかもしれません。 […]