こんにちは、ITプロマガジンです。
動画編集は、初心者でも参入しやすい副業のひとつです。しかし、「これから参入は難しそう」「動画編集は稼げないと聞いた」といった不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、動画編集の副業を始めるのは今からでも遅くありません。
この記事は、動画編集の副業を始める方法から案件の取り方まで解説します。動画編集の副業をおすすめする理由や必要スキル・機材、仕事内容と収入目安なども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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目次
まだ遅くない!動画編集の副業がおすすめな理由3つ
動画編集は人気の副業のひとつで参入者が多いので、「今から始めても遅いのでは」と思っている人もいるでしょう。しかし、動画編集の副業を始めるのは今からでも遅くはありません。
動画編集の副業がおすすめな理由として、以下の3つが挙げられます。
- 1.動画市場は拡大傾向にある
- 2.初心者・未経験者でも始めやすい
- 3.在宅で作業ができる
それぞれのメリットについて、以下で詳しくみていきましょう。
1.動画市場は拡大傾向にある
動画市場は今後も拡大傾向にあり、動画編集ができる人材のニーズもあります。株式会社サイバーエージェントの調査では、2020年から2021年にかけて動画広告の市場規模は拡大していて、2025年にかけてさらに伸びていくと予想されています。
上のグラフは2020年から2025年にかけての動画広告市場規模の推計と予測で、2025年には1兆465億円に達する見込みです。業界に関わらず、多くの企業が動画広告を出稿していることがわかります。
これは、SNSや動画配信サービスの利用者が増えていることが背景にあります。Googleによると、2020年には、大手動画配信サービスであるYouTubeの利用者数が6,500万人を超えたということがわかっています。多くの人が動画配信サービスを利用しており、それに伴って動画コンテンツを作成・編集できる人材の需要もさらに伸びていくでしょう。
2.初心者・未経験者でも始めやすい
動画編集は、初心者や未経験者でも比較的始めやすい副業です。「動画編集は難しそう」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、基本的な編集操作はそれほど難しいものではありません。
「動画をカットしてつなぎ合わせる」「テロップを入れる」などはすぐに習得できる技術なので、複雑な編集が必要ない案件なら初心者でも十分対応できるでしょう。
3.在宅で作業ができる
動画編集は在宅で作業できるため、副業で取り組みやすい仕事です。パソコンと編集ソフトがあれば動画編集は可能なので、本業のスキマ時間や休日に取り組みやすいでしょう。編集する動画データをパソコンに保存しておけばオフラインでの作業も可能で、場所を選ばずに取り組めるのも動画編集の副業のメリットです。
この他、在宅でできるおすすめの副業は以下の記事で紹介しています。
動画編集の副業内容と収入目安
動画編集の副業案件には、以下のようなものがあります。
- YouTuberの動画編集代行
- イベント動画編集
- ウェディングムービー
- PR動画
ここでは、それぞれの案件の内容と収入目安を紹介します。
YouTuberの動画編集代行
動画編集の副業で代表的な案件が、YouTuberの動画編集代行です。YouTuberの中には、撮影だけを自身でおこなって編集は外部に委託している人もいます。動画のカットやテロップ・BGMの挿入など、基本的な機能が使えれば対応できるでしょう。
動画編集代行の収入目安は、動画1本あたり数千円です。編集内容や求められる編集スキルによって報酬に差があるため、上記はあくまで目安だと思っておいてください。中には1本1万円以上の案件もあります。
こちらはクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」に実際に掲載されている案件です。30分程度の元動画を10分程度の動画に編集する案件で、報酬は1本あたり1,000円です。
イベント動画編集
各種イベントではティザー動画や主催者のメッセージ動画など、多くの動画コンテンツが活用されます。このようなイベント内で使われる動画は集客や会場を盛り上げるために使われるため、高いクオリティが求められます。
完成度の高い動画が求められるので、収入目安は動画1本あたり数万円程度と高めです。求められるクオリティによっては、さらに高額なケースもあります。
こちらの案件はイベントの動画編集の案件で、エンタメまたはドキュメンタリー系の動画編集経験が求められます。報酬は1本あたり3〜5万円となっています。
ウェディングムービー
結婚式で流すプロフィールムービーなどの動画作成案件もあります。依頼者の希望をヒアリングして、色合いや雰囲気を意識して希望に沿った動画に仕上げなければなりません。
ウェディングムービー制作の収入目安は、1本あたり1万円程度です。スキルやセンスが必要となるため、動画編集案件の中ではやや高めの相場となっています。一生に一度の結婚式で流す動画なので、経験や実績を見て依頼するかどうか決める人が多く、未経験者が受注するのは難しいかもしれません。
こちらは、新郎新婦を紹介する動画を作成する案件です。5分程度の短い動画ですが、報酬は1万円程度と高めに設定されています。
PR動画
スキルや実績のある人は、企業のPR動画作成の案件も受注できるでしょう。商品やサービスの魅力が伝わるような動画を作成する必要があり、高度な編集テクニックが必要です。
PR動画は求められるクオリティが高いため、収入目安も数十万円と高額です。難易度が高いほど、報酬も高額になる傾向があります。
こちらはゲームのPR動画を作成する案件で、単純な動画編集だけでなくLive2Dで制作したキャラクターモデルを動かすなど、専門的なスキルが必要です。そのため、10秒ほどの動画制作で1〜5万円の報酬が設定されています。
動画編集の副業を始めるために必要なスキルや機材
動画編集の副業を始めるためには、必要なスキルや機材があります。
動画編集の副業に必要なものを紹介するので、これから動画編集を始めたい人はチェックしておきましょう。
動画編集に必要なスキル
動画編集に必要なスキルとして、以下が挙げられます。
- カット技術
- テロップの挿入
- 音響技術
カットとは、不要なシーンを切り取ることです。例えばYouTuberの動画編集をおこなう場合、喋っていない数秒のシーンをカットして、テンポの良い動画に仕上げるといった作業を行います。クライアントがイメージする動画に仕上げるために、カットするシーンを的確に選んで編集しなければなりません。
テロップは動画に挿入されている文字のことで、字幕やタイトルの挿入は多くの案件で求められます。単純に文字を挿入するだけでなく、サイズや色、配置も工夫してテロップを入れることが大切です。
音響技術は、聞きやすい音声に調整するための技術です。音響調整を求められる案件はそれほど多くはありませんが、スキルを持っていると対応できる案件の幅が広がるでしょう。
そのほか、より高単価な案件を受注したい場合は、動画編集以外にアニメーションスキルやデザインスキルなども習得しておくのがおすすめです。
動画編集に必要な機材
動画編集に必要な機材は、以下です。
- パソコン
- 動画編集ソフト
- 撮影機材
動画編集には、パソコンと動画編集ソフトが必要です。パソコンは一般的なスペックのものでも問題ありませんが、スペックが高いほど処理が速く、効率的に動画編集ができます。これから動画編集に力を入れたいという人は、ハイスペックのパソコンがおすすめです。
動画編集ソフトは無料から有料まで多くのソフトが提供されているため、好きなソフトを選んでみてください。有名な動画編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」で、多くの人が利用しています。MacやiPadなどApple製品には「iMovie」という動画編集ソフトが標準搭載されているので、Apple製品を使っている人はiMovieから始めてみるのも良いでしょう。
そのほか、自分で動画を撮影して編集したい場合は、カメラや三脚、マイクといった撮影用の機材も必要です。
未経験から動画編集の副業を始めるための3ステップ
未経験から動画編集の副業を始める場合、次の3ステップを実践してみてください。
- 1.目標設定する
- 2.独学かスクールでスキルを磨く
- 3.案件を獲得する
それぞれのステップでどのようなことをおこなうのか、以下で詳しく解説します。
1.目標設定する
はじめに、「どのような案件を獲得したいのか」「どのくらいの金額を稼ぎたいのか」といった目標を具体的に設定しましょう。それによって、どのようなスキルを習得すべきかが変わります。
動画編集代行などの比較的簡単な案件を中心に受注するなら、カットやテロップ挿入といった機能が使えれば対応できます。一方、将来的には企業の案件も獲得したいという場合は、高度な技術の習得が必要です。
また、副業で月数万円の収入を目指す場合と、高単価案件を獲得してフリーランスも視野に入れている場合でも必要なスキルレベルは異なります。
習得するスキルの内容で迷わないように、はじめにしっかり目標を設定しておきましょう。
2.独学かスクールでスキルを磨く
動画編集を学ぶには、独学とスクールの大きく2種類があります。
カット・テロップ挿入・BGM挿入といった基本的な操作だけなら、独学でも十分学べます。書籍やWebサイトを利用するほか、YouTubeには動画編集ソフトの使い方やおすすめの動画編集ソフトを紹介している動画が多く掲載されているので活用してみてください。無料ソフトやスマホアプリでも動画編集はできるので、まずは実際に動画編集ソフトやアプリに触れてみるのも良いでしょう。
より高度な技術を習得したい場合は、スクールに通うのがおすすめです。動画編集ソフトの使い方はもちろん、スクールによってはCGアニメーションや写真加工など動画編集以外のスキルも学べます。オンラインスクールなら、仕事の後や休日など空いた時間に学習できます。
未経験の人におすすめのスクールは、以下の2校です。
studio USはすべてオンライン学習で、700本以上の豊富な動画教材でいつでも好きなときに学習できます。ヒューマンアカデミーは専任のカウンセラーが受講前から就職活動までサポートしてくれるので、初心者でも安心です。
3.案件を獲得する
動画編集のスキルを習得したら、実際に案件を受注してみましょう。短い動画の編集案件など初心者でも対応できそうなものを選んで受注してみてください。
実際の案件にチャレンジすることで、個人として仕事を受ける流れを把握できます。受注した案件は実績にもなるので、まずは最初の1件を獲得することが大切です。
動画編集の副業案件を獲得する方法
動画編集の副業案件を獲得する方法として、次の5つがあります。
- クラウドソーシングサイトを活用する
- スキルシェアサイトを活用する
- 副業可能な求人に応募する
- 知人の紹介で仕事を受ける
- SNSで仕事を探す
それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。また、副業サイトに関しては以下の記事で一挙公開しているので併せて参考にしてください。
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトには常時多くの案件が掲載されていて、求められるスキルレベルもさまざまです。初心者や未経験の人は、クラウドワークスやランサーズといった大手サイトに登録してみましょう。大手サイトは案件掲載数が多いので、比較的難易度の低い案件が見つかりやすいのがメリットです。
スキルシェアサイトを活用する
自分のスキルを販売できるスキルシェアサイトの利用も、副業案件の獲得におすすめです。スキルシェアサイトで有名なココナラは、仕事の依頼先を探している人も多く利用しています。作業内容と価格を自分で決めて出品できるので、報酬に納得感を得やすいのもポイントです。
副業可能な求人に応募する
一般の求人サイトには、副業可能な案件も掲載されています。「副業 動画編集」などのキーワードで、求人サイトを検索してみてください。副業が前提の求人なので、拘束時間が短く副業でも対応しやすい案件が見つかるでしょう。
知人の紹介で仕事を受ける
知人の紹介で仕事を受けるのも、ひとつの方法です。誰でもYouTubeやSNSで動画コンテンツを発信できる時代なので、周囲に声をかけてみると動画編集スキルを求めている人が見つかるかもしれません。
SNSで仕事を探す
SNSで動画編集者を募集しているクライアントもいます。「動画編集 募集」といったキーワードで検索すると、案件が見つかるかもしれません。また、普段から自分のスキルや作品をSNSで発信していると、それを見たクライアントから依頼が来るケースもあります。
動画編集の副業で収入アップを目指す方法
動画編集の副業で収入アップを目指すなら、フリーランスになるのがひとつの方法です。副業はどうしても対応できる時間が限られてしまい、作業負荷が軽く報酬が低めの案件しか対応できないという人もいるでしょう。フリーランスなら多くの時間を案件に充てられるので、高単価な仕事も受注できます。
編集以外の分野の案件にチャレンジするのも、ひとつの方法です。ディレクションや企画構成といったマネジメント寄りの案件は、単純な動画編集案件より高単価な傾向があります。
例えばフリーランスエージェントの弊社ITプロパートナーズでは、以下のような案件を取り扱っています。
動画ディレクターを募集していて、週5日勤務で想定月収は70万円です。フリーランスエージェントでは、高単価案件を取り扱っているところも多いです。収入アップを目指す人は活用を検討してみてください。
動画編集の副業で稼げない人の特徴と対策
動画編集の副業で稼げない人は、以下の原因が考えられます。
- 技術が足りていない
- 生産性が低い
- 営業していない
それぞれの原因について、以下で詳しくみていきましょう。
技術が足りていない
技術が足りていないとなかなか案件が受注できず、受注できたとしても低単価案件ばかりになってしまうケースがあります。この場合、まずは技術を習得しましょう。独学しかしていない人は、スクールに通うのもおすすめです。技術を習得して高品質な動画を納品するとリピーターになってもらえる可能性もあるので、しっかりと技術を身につけることが大切です。
生産性が低い
1本の短い動画編集に何日もかかっていては、案件数をこなせず収入も伸びません。初心者の場合はある程度時間がかかってしまうのは仕方ありませんが、慣れてきたら効率的な作業を目指しましょう。副業はスキマ時間に作業しなければならないので、作業効率が悪いと多く稼ぐのは難しいです。
営業していない
個人で副業案件を受注する場合、自分で営業しなければ仕事はなかなか舞い込んできません。「クラウドソーシングサイトや求人サイトの案件に応募する」「SNSで動画編集ができることをアピールする」など、案件を見つけるために行動しましょう。営業活動が苦手な人は、エージェントを活用して仕事を紹介してもらうのもひとつの方法です。
動画編集の副業をする際の注意点
動画編集の副業を始めるときは、以下の2点に注意してください。
- 確定申告が必要になる
- 本業の就業規則を確認しておく
この2つの注意点について、以下で詳しく解説します。
確定申告が必要になる
副業で収入を得ると、確定申告が必要になるケースがあります。具体的には、副業の所得(収入から経費を差し引いた額)が年間20万円を超えると、確定申告をしなければなりません。確定申告は毎年期間が決まっており、期間内に申告しなければ脱税となってしまうので、忘れず申告しましょう。
本業の就業規則を確認しておく
副業を始める前に、本業の就業規則は必ず確認しておきましょう。就業規則で副業が禁止されている場合は、副業はできません。就業規則に違反すると、罰則があったり会社とトラブルになったりするケースがあるので、事前の確認が必要です。
まとめ
動画編集の副業を始めるのは、今からでも遅くありません。カットやテロップ挿入といった基本的な技術はすぐに習得できるので、まずは実際に動画編集ソフトを触ってみてはいかがでしょうか。動画編集ソフトは、無料のものやスマホアプリでも提供されています。
「より高度な技術を習得したい」「動画編集でフリーランスを目指したい」などの目標がある人は、スクールに通うのがおすすめです。今後も拡大が予想される動画市場で活躍できるよう、目的に合ったスキルを身につけましょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
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