インフラエンジニアが副業で稼ぐには?土日・週1の始め方や案件の種類

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

企業のIT基盤を支えるインフラエンジニア。近年は副業として関わるチャンスも増えてきました。しかし、インフラエンジニアはどんな副業ができるのか?どうやって案件を取ればいいのか?といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事ではインフラエンジニアが稼げる副業の種類や探し方、注意点などを解説します。土日や週1日でできる案件例なども紹介するのでぜひ参考にしてください。

弊社では、数多くのエンジニアの方にフリーランス案件を獲得していただいています。経験とスキルさえあれば、週2日から高収入案件をご紹介できます。まずは無料登録をして色々な案件を見てみてください。弊社からおすすめの案件をご紹介することも可能です。

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そもそもインフラエンジニアは副業できるのか?

結論からいうと、インフラエンジニアのスキルがあれば副業は可能です。インフラエンジニアの仕事に「クライアントのオフィスやデータセンターに常駐する」というイメージを持っている人は「副業は難しい」と感じるかもしれません。

しかし、近年はクラウド上にインフラを構築するケースも増えているため、副業でも対応できる案件が多く登場しています。既存システムをオンプレミスからクラウドに移行する企業も増えており、AWSやGCPなど主要なクラウドサービスの知識やスキルがあれば、副業案件を獲得しやすいでしょう。

また、ITインフラの老朽化・強度化の課題を抱える企業も少なくありません。このようにインフラエンジニアに対する需要は確実に高まっているため、副業は十分可能です。

土日・平日夜・在宅で稼働できる副業案件も多数ある

インフラエンジニアは土日や平日夜で副業することも可能です。

副業・フリーランスエージェントに掲載されている案件を見ると、土日や平日夜に対応できる案件もあります。平日の日中時間帯に本業があり、土日や平日夜にしか副業できない人も多いでしょう。その場合は、土日や平日夜など勤務時間の条件を指定して案件を探してみてください。

開発の完了日やプログラムの納品日が設定されていて、期日までに納品すれば勤務時間や勤務場所は問われない自由度の高い案件もあります。このような案件なら、在宅で副業することも可能です。スキマ時間を有効に活用できるでしょう。

案件の種類も豊富で得意分野に合わせて副業できる

インフラエンジニアは、自信が持っているスキルに応じてさまざまな案件に参画できます。インフラ構築や保守・運用はもちろん、講師やコンサルといった選択肢もあります。

先述のとおりクラウド移行の案件も増えていますが、一口にクラウドといってもAWS・GCP・Azureなど複数の種類があるため、特定のサービスに特化した知識を求める案件も少なくありません。

このように、求められるスキル・知識が多岐にわたるため案件の種類が豊富です。自分の得意分野に合った案件を探してみましょう。エンジニアの副業事情について更に詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

エンジニアにおすすめの副業は?週1案件の探し方や稼げるサイト

インフラエンジニアにおすすめの副業6選

インフラエンジニアとして副業できる案件はいくつかあります。ここではインフラエンジニアにおすすめの副業の種類をご紹介します。

案件の種類リモート土日単価相場
オンプレミスでのインフラ構築⚪︎週3日〜40万円
クラウド・AWSでのインフラ構築⚪︎週3日〜100万円
運用・保守・メンテナンス⚪︎週3日〜40万円
コンサルティング⚪︎⚪︎週3日〜90万円
講師⚪︎⚪︎週3日〜30万円
執筆・情報発信⚪︎文字単価〜10円

1.オンプレミスでのインフラ構築

単価相場

週3日稼働の場合:〜40万円程度

オンプレミス型のインフラ構築とは、インフラを自社の拠点やデータセンターなどに構築して運用する従来の方法です。物理的なサーバー機器やネットワーク機器を設置・接続する必要があります。また構築後はサーバーの保守・運用が必要です。その一方で、利用者の要望に応じて自由に設計できるというメリットもあります。

オンプレミスでのインフラ構築案件では、WindowsやLinuxなどのOSや、物理サーバーやネットワーク機器に関する知識・経験・スキルが必要です。またインフラ構築後の運用・保守を任される場合は、それらの経験が求められることもあります。

ただし近年はクラウドサーバーの需要が増えている影響で、オンプレミス型のインフラからクラウド型のインフラに移行する案件も増えてきました。またオンプレミスとクラウドを組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」のインフラ構築案件もあります。このような案件ではオンプレミスの経験やスキルに加えて、クラウドの知識も求められます。

またPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)、あるいはその補佐として参加するパターンもあります。そのような案件ではインフラ関連の知識に加えて、高度なコミュニケーションスキルやマネジメントスキルが必要です。

2.クラウド・AWSでのインフラ構築

単価相場

週3日稼働の場合:〜100万円程度

クラウド型のインフラ構築とは、インターネット上でインフラ構築および運用を行う方法です。オンプレミス型のように物理的なサーバーやネットワーク機器を設置・接続が不要なため「導入コストが抑えられる」「自社で保守・運用を行う必要がない」という特徴があります。

クラウドサービス上でインフラを構築するための設計・開発案件がメインのため、クラウドサービス上での インフラ構築経験が求められます。また、クラウド型のインフラはインターネットを経由したサービスなので、サイバーセキュリティ関連の知識も必要です。

クラウド分野ではAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のシェアが高く、AWSのスペシャリストは副業でも需要があります。

【クラウドサービスのシェア】
・Amazon We Service:30%
・Microsoft Azure:20%
・Google Cloud:10%

そのため、クラウド型のインフラ構築はオンプレミス型の案件より多くあります。実地でのサーバー設置やネットワーク接続が必要ないため、「フルリモート」や「週3勤務」など好条件の案件が多いのも特徴です。弊社「ITプロパートナーズ」では、週3日の条件で「AWS フルリモート 」で案件を検索すると「204件」ヒットしました(2023年5月時点)。

AWSの副業について以下の記事で更に詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

AWSエンジニアが副業で稼ぐには?土日案件の相場や獲得方法も紹介

3.運用・保守・メンテナンス

単価相場

週3日稼働の場合:〜40万円程度

インフラ構築後の運用・保守・メンテナンス業務もインフラエンジニアの大事な仕事です。これらの業務はオンプレミス型のインフラで必要になりますが、クラウド型のインフラは基本的にこれらの業務をクラウドサービスの提供者が行うため、案件数は少ないでしょう。

ITインフラの運用・保守・メンテナンス業務では、システムの監視や障害対応がメインのため、代表的な運用監視ツールのスキルや障害に即時に対応するためにはハードウェア全般の知識が求められます。また、何が原因で障害が起きているのかを特定するため、サイバーセキュリティ関連の知識も必要です。

インフラエンジニアが知っておくべきハードウェアには以下のようなものがあります。

  • 端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)
  • サーバー(Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバー、DNSサーバー等)
  • ストレージ
  • ネットワーク

サーバーなどの運用・保守・メンテナンスは、比較的経験の浅いエンジニアでも応募できる案件が多いですが、単価はインフラ構築の案件より低くなる傾向があります。

4.コンサルティング

単価相場

週3日稼働の場合:〜90万円程度

企業の課題を解決するためのアドバイスを行うのが仕事です。IT領域におけるコンサルティングを担当する人を「ITコンサルタント」と呼びます。インフラエンジニアの経験が活かせるITコンサルティング案件では、以下のような業務内容が一般的です。

  • 中・長期IT基盤戦略の検討、策定支援
  • 投資対効果の測定(ITコストの削減または適正化)
  • ITインフラ最適化
  • データセンター整備方針の策定、運用業務の効率化
  • 情報セキュリティ対策のための規程・基準統一化

ITコンサルタントにはインフラ関連の知識だけではなく、クライアントとの折衝能力やプレゼンテーションスキル、IT全般の知識や業界のトレンド、さらに経営的な視点まで求められます。幅広く高度な知識やスキルが必要になるため、単価はインフラエンジニアの案件のなかでも100万以上の高額になることもあります。

ただし、ITコンサルタントはハードワークになりがちで、一定期間フルコミットが必要なケースが多いため、副業の案件はほぼありません。時間に制約のある副業としての関わり方は少々難しいかもしれませんが、長時間コミットできるフリーランスでは案件獲得のチャンスも増えるでしょう。

5.講師

単価相場

週3日稼働の場合:〜30万円程度

インフラエンジニアの経験を活かして、講師としてインフラ関連の知識を講義する案件もあります。インフラエンジニアの講師案件では以下のものが代表的です。

  • ITスクールの講師
  • セミナー・ウェビナーに登壇する
  • 企業のシステム研修の講師

講師ではITインフラの基礎的な知識に加えて、受講者に分かりやすく伝えるプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルが求められます。また受講資料を作成するためのドキュメンテーションスキルも必要です。

講師の単価相場は幅があり、「時給2,000~5,000円」や「日給2万~7万円」など案件によってさまざまです。セミナーや企業などのシステム研修の講師は、単発または短期の案件が一般的なので副業として関わりやすいでしょう。

6.執筆・情報発信

単価相場

週3日稼働の場合:文字単価〜10円

近年ではインフラエンジニアの知識を活用して執筆したり、ブログなどで情報発信したりして収入を獲得するケースも増えてきました。

Webメディアやブログなどに寄稿する執筆案件では、1文字あたりの単価(文字単価)で報酬が決まることが一般的です。文字単価は執筆するジャンルや難易度、メディアによって異なりますが、専門的な内容であれば文字単価3〜10円の案件もあります。

一方、ブログの広告収入は、ブログに掲載されている広告がクリックされると報酬が発生する「クリック型」と広告の商品やサービスが購入されると報酬が発生する「アフィリエイト型」に分けられます。

単価の目安はクリック型で数円から数十円程度。アフィリエイト型は商品やサービスによって幅があり、100円台から1万円を超えるものまでさまざまです。

YouTubeの広告収入は再生回数によって得られる収入が変化します。YouTubeの広告収入は1再生あたり0.05円~0.1円程度といわれています。技術書販売イベントで売られる書籍の相場は1,000〜2,500円程度が一般的のようです。

弊社ITプロパートナーズではこの他にも数多くのフリーランス案件を紹介しています。インフラエンジニアとしてフリーランス案件を獲得したい方、週末を生かして副業したい方はぜひお気軽にご相談ください。弊社エージェントがあなたに最適な案件をご紹介いたします。

インフラエンジニアが副業で稼げる収入目安

ここまでインフラエンジニアにおすすめの副業を収入例も含めて紹介してきたので、およその単価相場はイメージがついたと思います。そこでここでは、稼働日数別でおよその副業収入目安をおさらいします。

副業としてどの程度関わるかによって、インフラエンジニアとして稼げる金額は変わります。

少ない稼働なら月収10万円前後が目安

「週1日勤務で時給2,500円程度」というような少ない稼働の案件であれば、月収10万円前後が目安となります。年収に換算すると100万円程度なので、土日だけの稼働でも大きな収入となります。

土日や平日夜間だけの勤務が可能な案件もあるので、平日の日中は会社員として働いている人にも関わりやすいでしょう。

なお、経験豊富なインフラエンジニアであれば、「時給5000円以上」という案件もあるので週末だけの稼働でも大きな副業収入を得られる可能性が高いです。

高コミット案件なら月収30万円も目指せる

週2~3日勤務など稼働が多くなれば、月30万円程度稼げる案件も珍しくありません。このような比較的高いコミットメントが求められる案件であれば、副業だけで年収300万円超を目指すことも可能です。

ただし、副業としての収入が増える分ある程度の稼働が求められるため、本業に支障が出ない範囲で関わるようにしましょう。

インフラエンジニアの副業案件例一覧

ここでは、実際に弊社ITプロパートナーズで募集しているインフラエンジニアの案件例を紹介します。

【AWS】SREとしてプロダクトグロースに貢献いただけるエンジニア募集

案件名【AWS】SREとしてプロダクトグロースに貢献いただけるエンジニア募集
インフラエンジニアの案件単価インフラエンジニアの案件単価:〜1,000,000 円/月
勤務地フルリモート
スキルAWS
職種・ポジションエンジニア

【AWS/Docker】成長中の最先端マーケティング企業でインフラエンジニアを募集

案件名【AWS/Docker】成長中の最先端マーケティング企業でインフラエンジニアを募集
インフラエンジニアの案件単価インフラエンジニアの案件単価:〜900,000 円/月
勤務地フルリモート
スキルAWS,Docker
職種・ポジションエンジニア

【WindowsServer】法律事務所におけるWindows Server運用をお任せできる方を募集

案件名【WindowsServer】法律事務所におけるWindows Server運用をお任せできる方を募集
インフラエンジニアの案件単価インフラエンジニアの案件単価:〜700,000 円/月
勤務地フルリモート
スキルWindowsServer
職種・ポジションエンジニア

弊社ではこの他も数多くのインフラエンジニア向け案件を扱っています。スキルと経験があれば、週2日から稼働できる高単価な案件を獲得できる可能性が高いです。どのような案件があるか気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

インフラエンジニアが副業するための必要スキル・経験や資格

インフラエンジニアが副業するために必要なスキルや資格は、以下の5点です。

  • インフラエンジニアとしての基本技術
  • プログラミングスキル
  • AWSなどのクラウドに関するスキル
  • コミュニケーション
  • 資格

それぞれ詳しく解説していきます。

インフラエンジニアとしての基本技術

インフラエンジニアとして副業するには、以下の基本技術が必要です。それぞれ1年〜3年ほど会社で実務経験を積んでおくとよいでしょう。

  • サーバーの知識
    継続的に案件を受けるには、運用や保守にかかわる必要があります。そのため、インフラ構築後のサーバー運用や保守もインフラエンジニアの重要な仕事です。さまざまなサーバーに携わるので、サーバーの知識を身につけておくことが求められます。
  • ネットワークの知識
    インフラエンジニアは、設計や運用、保守などさまざまな業務を担当しますが、多くの場面でネットワーク知識が必要になります。クライアントが求めるネットワーク環境を設計する知識は当然ですが、負荷がかかりそうな原因を潰しながらネットワークを構築することも必要です。
  • セキュリティの知識
    セキュリティもインフラエンジニアの重要な仕事なので、さまざまなセキュリティソフトの知識も身につけておく必要があります。セキュリティを担当するのは、一般的に経験豊富なエンジニアです。そのため、セキュリティの知識があれば、高単価案件を受けられる可能性も高くなります。
  • AWSなどのクラウドに関するスキル
    近年、多くの企業では、自社管理のオンプレミスからクラウドサーバーへ移行するケースが増えています。そのためAWSなどのクラウドサーバーに関連する知識も必要です。クラウドの知識があれば案件の幅が広がり、収入アップにもつながるでしょう。

プログラミングスキル

必須ではありませんが、プログラミングスキルを身につけておくと受注できる案件の幅が広がります。例えばPythonやPerlが扱えると、スクリプトやツールの作成に役立ちます。受注したい分野の案件をチェックして、特定のプログラミング言語のスキルが条件になっているものがあれば、積極的にその言語の習得を目指してみましょう。

コミュニケーションスキル

コミュニケーション力は、さまざまなシーンで必要になります。

クライアントのニーズを汲んだインフラ設計するには、実際に利用する現場サイドからのヒアリングが重要です。ヒアリングした情報をもとに企画した内容を、クライアントにわかりやすく提案するスキルも求められます。

チーム内でのやり取りにも、コミュニケーション能力が必要です。チーム内でコミュニケーションが取れないと、スムーズに業務を進められません。また、近年では海外からの問い合わせに対応する案件も増えているので、英語でのコミュニケーション力も強みになるでしょう。

持っておくと良い資格

資格がなければ案件を受けられないことはありません。ただ、資格はスキルの証明になるので、高単価案件を狙うなら以下の資格取得を目指しましょう。

  • ITパスポート
    インフラエンジニアに限らず、ITの仕事に関連する人たちにおすすめの資格です。国家資格なので、IT知識を証明できます。
  • 基本情報技術者試験
    基本情報技術者も国家資格になります。ITパスポートよりも難易度が高いので、高いスキルや知識の証明になります。
  • 応用情報技術者試験
    応用情報技術者も国家資格になり、基本情報技術者試験よりレベルが高く、応用力が求められるためスキルアップしたい人におすすめです。
    インフラエンジニアの仕事内容や必要な資格については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

インフラエンジニアの仕事内容や必要な資格とは?

インフラエンジニアが副業案件を探す5つの方法

ここではインフラエンジニアが副業案件を探す代表的な方法を見ていきましょう。

1.副業・フリーランスエージェント

優良案件を効率よく探したいなら副業エージェントやフリーランスエージェントを利用するのが有効です。副業エージェントとは、その言葉通り、副業向けの案件を専門に取り扱うエージェントのことを指し、フリーランスエージェントはフリーランス案件を専門に扱うエージェントになります。

どちらもエージェントが仲介として入り、あなたの経験やスキルを元に、適切な案件を探してくれるのが特徴です。副業として週1日程度稼働したいという方は副業エージェント、フリーランスとして週2~3日稼働できそうな方はフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

ただし、どちらも実務経験や一定以上のスキルが必要なので、未経験者にはオススメできません。

副業エージェントおすすめ17選【職種・目的別で徹底比較】

2.クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、企業や個人が不特定多数の人に専用サイト上で案件を発注・契約できるサービスです。代表的なサービスだと、クラウドワークスやランサーズがあります。

未経験者や経験が浅くても応募できる案件や単発案件が多いため、まずはスキマ時間で副業を始めてみたい人に向いています。一方で単価が低い案件が多いことと、報酬から一定の手数料が差し引かれる点は注意が必要です。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

3.求人サイト

近年は一般的な求人サイトでも、副業・フリーランス案件の募集が増えてきました。「エージェントに登録する段階ではないけど、どのような案件があるか手軽に調べてみたい」という人におすすめです。

ただしエージェントと異なり面談の日程調整や選考期間中のやりとりは自分で行う必要があるため、手間や時間がかかるといったデメリットはあります。

4.知人の紹介

ある程度経験を積んだインフラエンジニアなら、知人に案件を紹介してもらうという方法もあります。紹介される企業としても、知人からのお墨付きがあるため一から採用するより安心感があるでしょう。

その一方で、必ずしも必要なタイミングで希望の案件を紹介してもらえるわけではありません。

5.SNSやHPを活用する

SNSやHPを活用し、案件を受ける方法もあります。自分にどのようなスキルがあるかをアピールし、その内容を見たクライアントから依頼がくるので、ミスマッチも防げる方法です。

ただ、契約や請求もすべて自分での対応になります。慣れていない場合、トラブルになるリスクもあるので注意が必要です。

インフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイト3選

ここではインフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイトを3選紹介します。

ITプロパートナーズ

フリーランスエージェントである弊社「ITプロパートナーズ」では、他のエージェントと比較して週2日からの稼働OKな案件を豊富に取り揃えているため、土日やスキマ時間でも関わりやすいといったメリットがあります。副業にも最適です。

ただし、経験者向けの案件が多いため、実務経験が無い方にはあまりおすすめできません。経験者であれば、少ない稼働時間でも高単価の案件を多く取り扱っているので、副業で稼ぎたいインフラエンジニアの方には最適のサービスです。

シューマツワーカー

シューマツワーカーは、副業での利用を前提とした案件検索サイトです。マッチングディレクターやコンシェルジュが案件の受注や参画時にサポートしてくれるので、副業が初めての人も安心して利用できます。

副業を前提としているので、「週10時間」や「月40時間以下」など稼働時間の少ない案件が見つかりやすいのが特徴。案件の99%以上がリモートワーク可能なため、スキマ時間に在宅で副業を始めたい人におすすめのサービスです。

クラウドワークス

クラウドワークスは、豊富な案件・単価の中から仕事を受注できます。短期間でできるものから長期間の契約もあるので、本業の仕事量に合わせて自分の好きな案件に応募できます。また、クラウドワークスはクラウドソーシング型のサービスのため、初心者も案件獲得しやすいメリットもあります。

ただし、クラウドワークスにはエージェントがおらず、案件を探したり、交渉するまで全て自分でやる必要があります。積極的に動けないと案件獲得が難しいので、受け身にならないように注意しましょう。また、初心者向けの案件が多く、単価が低いケースがあるので、経験豊富なエンジニアにはあまり向いていません。

経験が豊富にある場合は、副業エージェントや、週2日〜稼働可能なITプロパートナーズの利用を検討してみてください。

インフラエンジニアが高単価の副業案件を獲得するためのポイント

収入アップのために副業を始める人は、できるだけ高単価の案件獲得を目指しましょう。
ここでは、高単価の副業案件を獲得するためのポイントを3つ紹介します。

上流工程やマネジメント領域の経験を積む

システム開発の案件では、基本的に上流工程に携わるほど報酬が高い傾向にあります。PMなどは特に単価が高いため、マネジメントスキルは積極的に身につけておくのがおすすめです。本業では保守・運用がメインの人も、副業案件で上流工程の案件に積極的に応募することで少しずつ経験を積んでいくと、安定して上流工程の案件を獲得できるようになるでしょう。

AWS案件を狙う

インフラエンジニアが、高単価案件を狙うなら、AWS案件がおすすめです。AWS案件はインフラ技術はもちろん、AWSに精通していることも求められるため、実際単価が高い傾向にあります。

AWS案件を受注するには、下記のスキルや経験が必要です。

  • クラウドサービスの知識
  • AWSを使った開発・運用・保守経験が2〜5年
  • サーバーやネットワークのインフラ知識

これらのスキルや経験がある方は高単価の案件を獲得できる可能性が高いので、AWS関係の案件を探してみましょう。

業界に関する専門知識を身につけておく

インフラ構築は金融や流通などさまざまな業界で行われています。携わる開発工程によっては業界に関する知識は求められないこともありますが、設計やマネジメントなど上流工程に関わるなら業界に関する専門知識があると重宝されます。本業やこれまで受注した副業案件に関連する分野については、業界知識を深めておくとよいでしょう。

インフラエンジニアの副業案件獲得において狙い目の企業

インフラエンジニアの副業案件はさまざまな企業が募集していますが、狙い目の企業は以下の2つです。

自社サービスを開発・運用している企業

自社サービスを開発・運用している企業は、比較的リモートワークの採用率が高い傾向にあります。そのため、在宅の副業案件を探している人は自社開発を行う企業の案件がおすすめです。また、フリーランスエンジニアに仕事を依頼しているベンチャー企業もリモートワークの採用率が高く、少数精鋭で開発を進めているため副業ワーカーも参画しやすいでしょう。

ITインフラの強度化が求められる業界に属する企業 

ITインフラの強度化が求められる業界の企業も狙い目です。例えば、安定稼働やセキュアな環境構築が必要なゲーム業界や決済サービス金融系の企業は、インフラ整備に対して重きを置いています。これらの企業はインフラ整備のために大きな予算を確保している傾向があり、比較的高単価な案件が多いのが特徴です。

そのほか、DX推進に積極的に取り組む業界にも注目してみてください。上記のような企業と同様に、費用をかけてITインフラをしっかり整備したいと考えている可能性があり、高単価な案件が見つかるかもしれません。

インフラエンジニアが副業を有意義なものにするためのコツ

せっかく副業を始めるなら、スキルアップや本業ではできない経験を積むなど、有意義なものにしたい人も多いでしょう。

ここでは、インフラエンジニアが副業を有意義なものにするための3つのコツを紹介します。

何のために副業に取り組むのかを明確化する

はじめに、何のために副業に取り組むのかを改めて考えてみてください。「収入をアップさせたい」「スキルアップしたい」など、副業に求めるものは人それぞれです。副業を始める理由を明確にしておかなければ、本来の目的を果たせないかもしれません。

収入をアップさせたいならどのくらいの報酬の案件獲得を目指すのか、目的のスキルや経験を身につけるならどの分野の案件を選ぶべきかなど、具体的に考えてみましょう。

副業で得たスキルを本業でもアウトプットする

副業で得たスキルはそこで完結させず、可能であれば本業でアウトプットする意識も大切です。本業にも関わりがある分野の副業案件に取り組む場合は、「本業に活かせる点がないか」などを意識してみてください。副業で得たスキルを本業でも活かすことができれば、本業での評価や報酬が上がるといった好影響があるかもしれません。

時代の流れや需要にあわせて経験を積める現場に参画する

インフラ関連に限らず、IT分野は次々と新しい技術が登場しています。そのため、時代の流れや需要に敏感であることも大切です。例えば、企業のインフラはクラウド移行の流れがあるため、クラウド関連のスキルを磨ける現場に参画するのがおすすめです。需要の高いスキルや経験を積極的に身につけておくことで、自身のキャリア戦略に活かせます。

インフラエンジニアが副業する際の注意点

インフラエンジニアとして副業する場合は次のような点に注意が必要です。

本業とのバランスをとる

インフラエンジニアに限った話ではありませんが、副業として関わる以上、本業に支障を出さないことが大切です。無理のない範囲で業務を請け負うようにしましょう。

また勤務先によっては副業を認めていないケースもあります。まずは就業規則で副業が認められていることを確認する必要があります。

また守秘義務違反にも注意が必要です。本業と関連性のある副業をする際は、うっかり本業で知り得た情報を漏らさないよう気をつけましょう。

案件獲得が難しい場合もある

インフラエンジニアの副業をしたい人が増えてきているため、案件獲得が難しくなっています。特に初心者の場合は単価の高さだけで考えず、まずは一つ一つ簡単で単価の安いものからとり組んで実績を積むように意識してみてください。継続して案件を受注していくと、徐々に単価の高い案件が受注できたり、クライアントから仕事を任せてもらえるようになります。

また、案件によっては単価が異常に安い場合がある点にも注意してください。依頼される仕事量や難易度に見合った報酬かどうかチェックして、納得できる場合にのみ受注するようにしましょう。

業務内容・条件を細かく確認する

同じインフラエンジニアの募集でも、案件によって業務内容は異なります。契約後に「思っていた仕事と違う」とならないよう、自分が希望する業務内容か細かくチェックする必要があります。

また稼働時間や報酬面の条件はトラブルになりやすいポイントです。不明点は契約前に確認して解消しておくことをおすすめします。

必要な申請・手続きを行う

副業を始めるにあたって会社に申請が必要であれば、必要な手続きを行いましょう。また会社員で1か所の事業所から給料を得ている場合、副業で得た所得(収入から必要経費を差し引いた金額)が20万円を超える場合は確定申告が必要です。

また住民税は所得が20万円を超えなくても申告する必要があります。見落としがちな手続きなので、ぜひ覚えておきましょう。

未経験でもインフラエンジニアの副業はできる?

未経験の場合、残念ながら副業案件の獲得は難しいでしょう。副業案件のほとんどは実務経験が必要で、未経験で受注できる案件は多くありません。まずはプログラミングスクールなどで技術を習得し、インフラエンジニアとしての就職を目指すのがおすすめです。

転職や就職は考えていないという人は、求められるスキルが幅広いクラウドソーシングなら案件が見つかるかもしれません。例えばクラウドワークスには、未経験可のエンジニア案件も少しですが見受けられます。ただし、報酬は安めなので注意してください。

高単価案件の獲得を目指す人は、まずはインフラエンジニアとしての実務経験を積むことをおすすめします。

より収入を上げたいならフリーランスとしての独立も

より収入をアップさせたいなら、フリーランスとして独立するのも選択肢のひとつです。

ここでは、フリーランスインフラエンジニアの収入相場と活躍するためのポイントを紹介します。

フリーランスインフラエンジニアの収入相場

フリーランスインフラエンジニアの収入相場は、案件の単価や受注数、使用言語などによって変わります。例えば、インフラエンジニアに馴染み深い言語であるShellを扱うフリーランスエンジニアの場合、平均年収は以下の表の通りです。

経験年数平均年収
1年未満330万円
1〜2年396万円
2〜3年561万円
3〜5年660万円
5年以上792万円
※引用元:フリーランススタートの調査をもとに表作成

上記の調査をみると、経験年数が上がるにつれて平均年収も高くなっていることがわかります。フリーランスインフラエンジニアとして高年収を稼ぎたい人は、しっかりと経験を積んでから独立するのがおすすめです。

フリーランスインフラエンジニアとして活躍するためのポイント

フリーランスエンジニアとして働く場合、副業よりも自己管理能力が求められます。どのくらいの報酬の案件を何件受注すれば目標の収入が達成できるのか、目標を達成するには1日何時間働くべきなのかなど、生活を維持するために細かな戦略やスケジュールを立てておかなければなりません。

また、クライアントから求められる人材であるために、時代の流れや需要を俯瞰して見つつ、常にスキルアップする努力も必要です。フリーランスのインフラエンジニアについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

インフラエンジニアがフリーランスになるには?独立後の年収や案件単価

インフラエンジニアにおける種類別の副業について

インフラエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアに細かく分類できます。ここでは、インフラエンジニアにおける種類別の仕事内容や案件数、相場を紹介します。

ネットワークエンジニアの副業事情

ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアのなかでもネットワークに関するスペシャリストのことをいいます。主な仕事は、サーバーやアプリケーションに接続するネットワークの構築・管理です。ネットワーク機器・回線の選定や構築、接続状況の監視や障害対応などを行います。

ネットワークエンジニアの案件は、他のエンジニアの案件に比べてあまり多くありません。クラウドワークスでは35件(2023年5月現在)、弊社、ITプロパートナーズは13件(2023年5月現在)しか取扱がありません。しかし、案件相場は30〜60万と高額なので、ネットワークエンジニアの案件が受注できれば、高額案件の獲得に繋がるでしょう。

​​ネットワークエンジニアの副業について、さらに詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

ネットワークエンジニアが副業で稼ぐには?在宅や土日案件も紹介

サーバーエンジニアの副業事情

サーバーエンジニアは、インフラのなかでもサーバー分野を得意とするエンジニアです。インフラエンジニアよりも、サーバー管理に関するスペシャリストとしての専門性が求められます。具体的な仕事内容としては、サーバーの選定・設置や使用環境の構築、OS・アプリケーション関連作業や監視作業などが挙げられます。

サイバーエンジニアは、需要が高まっており、案件も比較的多いのが特徴です。相場は20万〜60万です。

サーバーエンジニアの副業については、以下の記事でも詳しく解説しています。

サーバーエンジニアが副業で稼ぐには?案件獲得方法や収入目安

まとめ

インフラエンジニアは副業可能で、案件にはさまざまな種類があります。ご自身の希望やライフスタイルに合わせて、副業案件を探してみましょう。

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この記事を書いた人
ITプロパートナーズ編集部
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「アトオシ」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。