インフラエンジニアが副業で稼ぐには?土日・週1の始め方や案件の種類

こんにちは、ITプロマガジンです。

企業のIT基盤を支えるインフラエンジニア。近年は副業として関わるチャンスも増えてきました。しかし、インフラエンジニアはどんな副業ができるのか?どうやって案件を取ればいいのか?といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事ではインフラエンジニアが稼げる副業の種類や探し方、注意点などを解説します。土日や週1日でできる案件例なども紹介するのでぜひ参考にしてください。

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Contents

そもそもインフラエンジニアは副業できるのか?

結論からいうと、インフラエンジニアのスキルや経験があれば副業は可能です。インフラエンジニアの仕事に「クライアントのオフィスやデータセンターに常駐する」というイメージを持っている人は「副業は難しい」と感じるかもしれません。

しかし、近年はクラウド上にインフラを構築するケースも増えているため、副業でも対応できる案件が多く登場しています。既存システムをオンプレミスからクラウドに移行する企業も増えており、AWSやGCPなど主要なクラウドサービスの知識やスキルがあれば、副業案件を獲得しやすいでしょう。

また、ITインフラの老朽化・強度化の課題を抱える企業も少なくありません。このようにインフラエンジニアに対する需要は確実に高まっているため、副業は十分可能です。

土日・平日夜・週1に在宅で稼働できる副業案件も多数ある

インフラエンジニアは土日や平日夜で副業することも可能です。

副業・フリーランスエージェントに掲載されている案件を見ると、土日や平日夜に対応できる案件もあります。平日の日中時間帯に本業があり、土日や平日夜にしか副業できない人も多いでしょう。その場合は、土日や平日夜など勤務時間の条件を指定して案件を探してみてください。

また、週1から働ける案件もあります。ただし、短時間の稼働になるので、高い生産性とスキルが求められるケースが多いです。週1の案件を探す場合は、募集要項を確認しておきましょう。

更に、開発の完了日やプログラムの納品日が設定されていて、期日までに納品すれば勤務時間や勤務場所は問われない自由度の高い案件もあります。このような案件なら、在宅で副業することも可能です。スキマ時間を有効に活用できるでしょう。

案件の種類も豊富で得意分野に合わせて副業できる

インフラエンジニアは、自信が持っているスキルに応じてさまざまな案件に参画できます。インフラ構築や保守・運用はもちろん、講師やコンサルといった選択肢もあります。

先述のとおりクラウド移行の案件も増えていますが、一口にクラウドといってもAWS・GCP・Azureなど複数の種類があるため、特定のサービスに特化した知識を求める案件も少なくありません。

このように、求められるスキル・知識が多岐にわたるため案件の種類が豊富です。自分の得意分野に合った案件を探してみましょう。エンジニアの副業事情について更に詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

エンジニアにおすすめの副業は?案件獲得サービスや稼ぐコツも紹介

初心者でも受注できるが完全未経験だと難しい

「講師」や「記事監修」など初心者でも受注できる案件はいくつもあるので、インフラエンジニアとしての経験が浅くても案件によっては副業可能です。

しかし実務未経験の場合、残念ながら副業案件の獲得は難しいでしょう。インフラエンジニアとしての実務経験がない人は、コーディングやライティングなど簡単な案件を検討すると良いでしょう。

インフラエンジニアにおすすめの副業6選

インフラエンジニアとして副業できる案件はいくつかあります。ここではインフラエンジニアにおすすめの副業の種類をご紹介します。

案件の種類リモート土日単価相場
オンプレミスでのインフラ構築⚪︎週3日〜100万円
クラウド・AWSでのインフラ構築⚪︎週3日〜100万円
運用・保守・メンテナンス⚪︎週3日〜40万円
コンサルティング⚪︎⚪︎週3日〜90万円
講師⚪︎⚪︎週3日〜30万円
執筆・情報発信⚪︎文字単価〜10円

1.オンプレミスでのインフラ構築

単価相場

週3日稼働の場合:〜40万円程度

オンプレミス型のインフラ構築とは、インフラを自社の拠点やデータセンターなどに構築して運用する従来の方法です。

物理的なサーバー機器、ネットワーク機器を設置・接続や構築後はサーバーの保守・運用が必要です。その一方で、利用者の要望に応じて自由に設計できるというメリットもあります。

WindowsやLinuxなどのOSや、物理サーバーやネットワーク機器に関する知識・経験・スキルが必要であり、インフラ構築後の運用・保守を任される場合は、それらの経験が求められることもあります。

ただし近年はクラウドサーバーの需要が増えている影響で、オンプレミス型のインフラからクラウド型のインフラに移行する案件も増えてきました。

オンプレミスとクラウドを組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」のインフラ構築案件もあります。このような案件ではオンプレミスの経験やスキルに加えて、クラウドの知識も求められます。

またPMやPL、あるいはその補佐として参加するパターンもあります。そのような案件ではインフラ関連の知識に加えて、高度なコミュニケーションスキルやマネジメントスキルが必要です。

以下、案件例となります。

案件名【AWS】AWS移行PJを支援するインフラエンジニアの案件・求人
案件単価〜100,000円/月
勤務地リモート
スキルAWS
職種・ポジションインフラエンジニア

2.クラウド・AWSでのインフラ構築

単価相場

週3日稼働の場合:〜100万円程度

クラウド型のインフラ構築とは、インターネット上でインフラ構築および運用を行う方法です。オンプレミス型のように物理的なサーバーやネットワーク機器を設置・接続が不要なため「導入コストが抑えられる」「自社で保守・運用を行う必要がない」という特徴があります。

クラウドサービス上でインフラを構築するための設計・開発案件がメインのため、クラウドサービス上での インフラ構築経験が求められます。

また、クラウド型のインフラはインターネットを経由したサービスなので、サイバーセキュリティ関連の知識も必要です。 クラウド分野ではAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のシェアが高く、AWSのスペシャリストは副業でも需要があります。

【クラウドサービスのシェア】
・Amazon We Service:30%
・Microsoft Azure:20%
・Google Cloud:10%

そのため、クラウド型のインフラ構築はオンプレミス型の案件より多くあります。実地でのサーバー設置やネットワーク接続が必要ないため、「フルリモート」や「週3勤務」など好条件の案件が多いのも特徴です。

以下、案件例となります。

案件名【AWS】インフラ構築を推進するエンジニアの案件・求人
案件単価〜900,000円/月
勤務地フルリモート
スキルAWS
職種・ポジションインフラエンジニア

AWSの副業について以下の記事で更に詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

AWSエンジニアが副業で稼ぐには?土日・週1案件例や獲得のコツ

3.運用・保守・メンテナンス

単価相場

週3日稼働の場合:〜40万円程度

インフラ構築後の運用・保守・メンテナンス業務もインフラエンジニアの大事な仕事です。これらの業務はオンプレミス型のインフラで必要になりますが、クラウド型のインフラは基本的にこれらの業務をクラウドサービスの提供者が行うため、案件数は少ないでしょう。

ITインフラの運用・保守・メンテナンス業務では、システムの監視や障害対応がメインのため、代表的な運用監視ツールのスキルや障害に即時に対応するためにはハードウェア全般の知識が求められます。また、何が原因で障害が起きているのかを特定するため、サイバーセキュリティ関連の知識も必要です。

インフラエンジニアが知っておくべきハードウェアには以下のようなものがあります。

  • 端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)
  • サーバー(Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバー、DNSサーバー等)
  • ストレージ
  • ネットワーク

サーバーなどの運用・保守・メンテナンスは、比較的経験の浅いエンジニアでも応募できる案件が多いですが、単価はインフラ構築の案件より低くなる傾向があります。

4.コンサルティング

単価相場

週3日稼働の場合:〜90万円程度

企業の課題を解決するためのアドバイスを行うのが仕事です。IT領域におけるコンサルティングを担当する人を「ITコンサルタント」と呼びます。インフラエンジニアの経験が活かせるITコンサルティング案件では、以下のような業務内容が一般的です。

  • 中・長期IT基盤戦略の検討、策定支援
  • 投資対効果の測定(ITコストの削減または適正化)
  • ITインフラ最適化
  • データセンター整備方針の策定、運用業務の効率化
  • 情報セキュリティ対策のための規程・基準統一化

ITコンサルタントにはインフラ関連の知識だけではなく、クライアントとの折衝能力やプレゼンテーションスキル、IT全般の知識や業界のトレンド、さらに経営的な視点まで求められます。幅広く高度な知識やスキルが必要になるため、単価はインフラエンジニアの案件のなかでも100万以上の高額になることもあります。

ただし、ITコンサルタントはハードワークになりがちで、一定期間フルコミットが必要なケースが多いため、副業の案件はほぼありません。時間に制約のある副業としての関わり方は少々難しいかもしれませんが、長時間コミットできるフリーランスでは案件獲得のチャンスも増えるでしょう。

以下、コンサルティングの案件例です。

案件名【ITコンサルタント】Microsoft系サービスの導入コンサルタントを募集
案件単価〜900,000円/月
勤務地非公開
スキルITコンサルタントとしてプロジェクトに参画した経験
職種・ポジションITコンサルタント

5.講師

単価相場

週3日稼働の場合:〜30万円程度

インフラエンジニアの経験を活かして、講師としてインフラ関連の知識を講義する案件もあります。インフラエンジニアの講師案件では以下のものが代表的です。

  • ITスクールの講師
  • セミナー・ウェビナーに登壇する
  • 企業のシステム研修の講師

講師ではITインフラの基礎的な知識に加えて、受講者に分かりやすく伝えるプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルが求められます。また受講資料を作成するためのドキュメンテーションスキルも必要です。

講師の単価相場は幅があり、「時給2,000~5,000円」や「日給2万~7万円」など案件によってさまざまです。セミナーや企業などのシステム研修の講師は、単発または短期の案件が一般的なので副業として関わりやすいでしょう。以下、案件例となります。

案件名【人材開発/人材育成/研修】新人研修の講師を募集します!インフラの資格取得が目的のカリキュラムです。
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地リモート
スキル人材開発/人材育成/研修
職種・ポジションエンジニア

6.執筆・情報発信

単価相場

週3日稼働の場合:文字単価〜10円

近年ではインフラエンジニアの知識を活用して執筆したり、ブログやYouTubeなどで情報発信したりして収入を獲得するケースも増えてきました。

それぞれの基本的な報酬は、以下のとおりです。

執筆ブログYouTube
報酬の基準文字単価:3〜10円クリック型:20〜100円
アフィリエイト型:100〜1万円
再生回数:0.05〜0.1円

文字単価制の執筆では、ジャンルや難易度、メディアによって異なりますが、専門的な内容であれば文字単価3〜10円の案件もあります。

ブログの広告収入は、ブログに掲載されている広告がクリックされると報酬が発生する「クリック型」と広告の商品やサービスが購入されると報酬が発生する「アフィリエイト型」に分けられます。

YouTubeの広告収入は1再生あたり0.05円~0.1円程度と言われており、技術書販売イベントで売られる書籍の相場は1,000〜2,500円程度が一般的のようです。

弊社ITプロパートナーズではこの他にも数多くのフリーランス案件を紹介しています。インフラエンジニアとしてフリーランス案件を獲得したい方、週末を活かして副業したい方はぜひお気軽にご相談ください。弊社エージェントがあなたに最適な案件をご紹介いたします。

インフラエンジニアが副業で稼げる収入目安

ここまでインフラエンジニアにおすすめの副業を収入例も含めて紹介してきたので、およその単価相場はイメージがついたと思います。そこでここでは、稼働日数別でおよその副業収入目安をおさらいします。

副業としてどの程度関わるかによって、インフラエンジニアとして稼げる金額は変わります。

少ない稼働なら月収10万円前後が目安

「週1日勤務で時給2,500円程度」というような少ない稼働の案件であれば、月収10万円前後が目安となります。年収に換算すると100万円程度なので、土日だけの稼働でも大きな収入となります。

土日や平日夜間だけの勤務が可能な案件もあるので、平日の日中は会社員として働いている人にも関わりやすいでしょう。

なお、経験豊富なインフラエンジニアであれば、「時給5000円以上」という案件もあるので週末だけの稼働でも大きな副業収入を得られる可能性が高いです。

高コミット案件なら月収30万円も目指せる

週2~3日勤務など稼働が多くなれば、月30万円程度稼げる案件も珍しくありません。このような比較的高いコミットメントが求められる案件であれば、副業だけで年収300万円超を目指すことも可能です。

ただし、副業としての収入が増える分ある程度の稼働が求められるため、本業に支障が出ない範囲で関わるようにしましょう。

インフラエンジニアが副業するための必要スキルや経験

インフラエンジニアが副業するために必要なスキルや経験は、以下の4点です。

  • インフラエンジニアとしての基本技術
  • プログラミングスキル
  • コミュニケーションスキル

それぞれ詳しく解説していきます。

インフラエンジニアとしての基本技術

インフラエンジニアとして副業するには、以下の基本技術が必要です。

  • サーバーの知識
  • ネットワークの知識
  • セキュリティの知識
  • AWSなどのクラウドに関するスキル

それぞれ1年〜3年ほど会社で実務経験を積んでおくとよいでしょう。

サーバー知識

継続的に案件を受けるには、運用や保守に関わる必要があります。そのため、インフラ構築後のサーバー運用や保守もインフラエンジニアの重要な仕事です。さまざまなサーバーに携わるので、サーバーの知識を身につけておくことが求められます。

ネットワークの知識

インフラエンジニアは、設計や運用、保守などさまざまな業務を担当しますが、多くの場面でネットワーク知識が必要になります。クライアントが求めるネットワーク環境を設計する知識は当然ですが、負荷がかかりそうな原因を潰しながらネットワークを構築することも必要です。

セキュリティの知識

セキュリティもインフラエンジニアの重要な仕事なので、さまざまなセキュリティソフトの知識も身につけておく必要があります。セキュリティを担当するのは、一般的に経験豊富なエンジニアです。そのため、セキュリティの知識があれば、高単価案件を受けられる可能性も高くなります。

AWSなどのクラウドに関するスキル

近年、多くの企業では、自社管理のオンプレミスからクラウドサーバーへ移行するケースが増えています。そのためAWSなどのクラウドサーバーに関連する知識も必要です。クラウドの知識があれば案件の幅が広がり、収入アップにも繋がるでしょう。

プログラミングスキル

必須ではありませんが、プログラミングスキルを身につけておくと受注できる案件の幅が広がります。例えばPythonやPerlが扱えると、スクリプトやツールの作成に役立ちます。受注したい分野の案件をチェックして、特定のプログラミング言語のスキルが条件になっているものがあれば、積極的にその言語の習得を目指してみましょう。

コミュニケーションスキル

コミュニケーション力は、さまざまなシーンで必要になります。

クライアントのニーズを汲んだインフラ設計するには、実際に利用する現場サイドからのヒアリングが重要です。ヒアリングした情報をもとに企画した内容を、クライアントにわかりやすく提案するスキルも求められます。

チーム内でのやり取りにも、コミュニケーション能力が必要です。チーム内でコミュニケーションが取れないと、スムーズに業務を進められません。また、近年では海外からの問い合わせに対応する案件も増えているので、英語でのコミュニケーション力も強みになるでしょう。

インフラエンジニアが副業案件を探す4つの方法

インフラエンジニアが副業案件を探す方法として、以下の4つがあげられます。

  1. 副業・フリーランスエージェント
  2. クラウドソーシングサービス
  3. 求人サイト
  4. SNSの活用や知人からの紹介

それぞれの探し方について、具体的に確認しましょう。

1.副業・フリーランスエージェント

優良案件を効率よく探したいなら副業エージェントやフリーランスエージェントを利用するのが有効です。副業エージェントとは、その言葉通り、副業向けの案件を専門に取り扱うエージェントのことを指し、フリーランスエージェントはフリーランス案件を専門に扱うエージェントになります。

どちらもエージェントが仲介として入り、あなたの経験やスキルを元に、適切な案件を探してくれるのが特徴です。副業として週1日程度稼働したいという方は副業エージェント、フリーランスとして週2~3日稼働できそうな方はフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

ただし、どちらも実務経験や一定以上のスキルが必要なので、未経験者にはオススメできません。

副業エージェントおすすめ17選【職種・目的別で徹底比較】

2.クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、企業や個人が不特定多数の人に専用サイト上で案件を発注・契約できるサービスです。代表的なサービスだと、クラウドワークスやランサーズがあります。

未経験者や経験が浅くても応募できる案件や単発案件が多いため、まずはスキマ時間で副業を始めてみたい人に向いています。一方で単価が低い案件が多いことと、報酬から一定の手数料が差し引かれる点は注意が必要です。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

3.求人サイト

近年は「求人ボックス」や「indeed」などの一般的な求人サイトでも、副業・フリーランス案件の募集が増えてきました。「エージェントに登録する段階ではないけど、どのような案件があるか手軽に調べてみたい」という人におすすめです。

ただしエージェントと異なり面談の日程調整や選考期間中のやりとりは自分で行う必要があるため、手間や時間がかかるといったデメリットはあります。

4.SNSの活用や知人からの紹介

SNSを活用したり、知人から紹介をもらったりすることで、インフラエンジニアの副業案件を受けることも可能です。

SNSの場合、自分のスキルに関する発信内容を見たクライアント側から依頼の連絡が来るので、ミスマッチも防ぐことができるでしょう。知人からの紹介の場合も同様に、自身のスキル感を理解した上での紹介になるので、安心して契約を行うことができます。ただし、友人から紹介の際は契約内容などが曖昧になることが多いので、その点には注意が必要です。

またSNS上でコミュニティを活用したり、自身のHPを作り案件を受注するのも方法の1つです。

インフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイト3選

ここではインフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイトを3選紹介します。

ITプロパートナーズ

フリーランスエージェントである弊社「ITプロパートナーズ」では、他のエージェントと比較して週2日からの稼働OKな案件を豊富に取り揃えているため、土日やスキマ時間でも関わりやすいといったメリットがあります。副業にも最適です。

ただし、経験者向けの案件が多いため、実務経験が無い方にはあまりおすすめできません。経験者であれば、少ない稼働時間でも高単価の案件を多く取り扱っているので、副業で稼ぎたいインフラエンジニアの方には最適のサービスです。

シューマツワーカー

シューマツワーカーは、副業での利用を前提とした案件検索サイトです。マッチングディレクターやコンシェルジュが案件の受注や参画時にサポートしてくれるので、副業が初めての人も安心して利用できます。

副業を前提としているので、「週10時間」や「月40時間以下」など稼働時間の少ない案件が見つかりやすいのが特徴。案件の99%以上がリモートワーク可能なため、スキマ時間に在宅で副業を始めたい人におすすめのサービスです。

クラウドワークス

クラウドワークスは、豊富な案件・単価の中から仕事を受注できます。短期間でできるものから長期間の契約もあるので、本業の仕事量に合わせて自分の好きな案件に応募できます。また、クラウドワークスはクラウドソーシング型のサービスのため、初心者も案件獲得しやすいメリットもあります。

ただし、クラウドワークスにはエージェントがおらず、案件を探したり、交渉するまで全て自分でやる必要があります。積極的に動けないと案件獲得が難しいので、受け身にならないように注意しましょう。また、初心者向けの案件が多く、単価が低いケースがあるので、経験豊富なエンジニアにはあまり向いていません。

経験が豊富にある場合は、副業エージェントや、週2日〜稼働可能なITプロパートナーズの利用を検討してみてください。

インフラエンジニアが高単価の副業案件を獲得するためのポイント

収入アップのために副業を始める人は、できるだけ高単価の案件獲得を目指しましょう。

  • 上流工程やマネジメント領域の経験を積む
  • AWS案件を狙う
  • 業界に関する専門知識を身につけておく
  • ビジネス英語を身につける
  • 必要に応じて資格を取得する
  • 単価の高い企業の仕事をうける
  • 時代の流れや需要にあわせて案件を選ぶ

ここでは、高単価の副業案件を獲得するためのポイントを7つ紹介します。

上流工程やマネジメント領域の経験を積む

システム開発の案件では、基本的に上流工程に携わるほど報酬が高い傾向にあります。PMなどは特に単価が高いため、マネジメントスキルは積極的に身につけておくのがおすすめです。本業では保守・運用がメインの人も、副業案件で上流工程の案件に積極的に応募することで少しずつ経験を積んでいくと、安定して上流工程の案件を獲得できるようになるでしょう。

AWS案件を狙う

インフラエンジニアが、高単価案件を狙うなら、AWS案件がおすすめです。AWS案件はインフラ技術はもちろん、AWSに精通していることも求められるため、実際単価が高い傾向にあります。

AWS案件を受注するには、下記のスキルや経験が必要です。

  • クラウドサービスの知識
  • AWSを使った開発・運用・保守経験が2〜5年
  • サーバーやネットワークのインフラ知識

これらのスキルや経験がある方は高単価の案件を獲得できる可能性が高いので、AWS関係の案件を探してみましょう。

業界に関する専門知識を身につけておく

インフラ構築は金融や流通などさまざまな業界で行われています。

携わる開発工程によっては業界に関する知識は求められないこともありますが、設計やマネジメントなど上流工程に関わるなら業界に関する専門知識があると重宝されます。本業やこれまで受注した副業案件に関連する分野については、業界知識を深めておくとよいでしょう。

ビジネス英語を身につける

ビジネス英語を身につけることで、高単価の副業に挑戦することができます。

インフラエンジニアの副業案件は、日本だけでなく海外にも多く、オンライン上で受注できます。特にイギリスやアメリカなどの英語圏の案件は、日本に比べると単価が高いという特徴があります。

しかし海外のクライアントとのコミュニケーション言語は、英語が主流となるため習得が必須なのです。

まずは700以上のTOEICの点数を目指し、英語学習に注力すると良いでしょう。

必要に応じて資格を取得する

資格がなければ案件を受けられないことはありません。ただ、資格はスキルの証明になるので、高単価案件を狙うなら以下の資格取得を目指しましょう。

  • ITパスポート
    インフラエンジニアに限らず、ITの仕事に関連する人たちにおすすめの資格です。国家資格なので、IT知識を証明できます。
  • 基本情報技術者試験
    基本情報技術者も国家資格になります。ITパスポートよりも難易度が高いので、高いスキルや知識の証明になります。
  • 応用情報技術者試験
    応用情報技術者も国家資格になり、基本情報技術者試験よりレベルが高く、応用力が求められるためスキルアップしたい人におすすめです。

単価が高い企業の仕事をうける

高単価な案件を獲得するには、単価が高い企業の仕事を受けましょう。例えば、下記のような企業がおすすめです。

  • 自社サービスを開発・運用している企業
  • ITインフラの強度化が求められる業界に属する企業 
  • DX推進に積極的に取り組んでいる業界の企業

自社サービスを開発・運用している企業は、下請け会社を通していないため、高単価な案件が多いのが特徴です。また、「自社開発を行う企業」と「フリーランスエンジニアに仕事を依頼しているベンチャー企業」はリモートワークの採用率が高く、少数精鋭で開発を進めているため副業ワーカーも参画しやすいでしょう。
 
ITインフラの強度化が求められる業界の企業も狙い目です。例えば、「安定稼働やセキュアな環境構築が必要なゲーム業界」や「決済サービスなどの金融系企業」は、インフラ整備に対して重きを置いています。これらの企業はインフラ整備のために大きな予算を確保している傾向があり、比較的高単価な案件が多いのが特徴です。

そのほか、DX推進に積極的に取り組む企業にも注目してみてください。上記のような企業と同様に、費用をかけてITインフラをしっかり整備したいと考えている可能性があり、高単価な案件が見つかる可能性が高いでしょう。

時代の流れや需要に合わせて案件を選ぶ

インフラ案件でより高単価に挑戦するには、時流や業界のニーズに合った案件を選びましょう。

例えば、近年ではクラウドコンピューティングの需要が高まっており、AWSやAzureなどのクラウドサービスに関する案件は、高単価になる傾向があります。また、AIやIoTなどの新しい技術に関連する案件も、高単価になる可能性があります。

今後のインフラ案件に関するトレンドを押さえたい場合は、以下の方法で情報収集しましょう。

  • 業界団体の資料やニュースをチェックする
  • 技術系のWebサイトやセミナーに参加する
  • フリーランスエンジニアのコミュニティに参加する

また、案件を探す際には、フリーランスエージェントを利用すると、時流や業界のニーズに合った案件を紹介してもらえる可能性があります

インフラエンジニアが副業を始めるメリット

インフラエンジニアが副業を始めるメリットについて見ていきましょう。

収入を増やせる

インフラエンジニアとして副業を始めると、本業の給料に加えて副収入を得られて経済的な安定や余裕を手に入れることが可能です。

インフラエンジニアのスキルは市場で高く評価されており、副業として働けるプロジェクトが多数存在します。例えば、Webアプリ開発に携わった経験があれば、週2日で30万円の収入減になります。年間にすると360万円です。これにより、自分の技術を活かしながら、効率的に収入を増やせるのです。例えば以下は弊社で扱っている週2日〜30万円の案件例になります。

案件名週2〜3・一部リモートOK【GCP】恋愛マッチングサービスに携わるインフラエンジニア募集!
案件単価〜300,000円/月
勤務地渋谷
スキルインフラ構築業務経験,プロダクト目線でのエンジニアリング
職種・ポジションインフラエンジニア

また、副業を通じて得られる収入は、新たな技術の学習や資格取得のための投資にも使えるため、自己成長にも繋がります。

好きな分野でスキルアップができる

インフラエンジニアとして副業を行うことは、自身が興味を持つ特定の技術領域に集中してスキルアップできます。副業を通じて本業では触れられない新しい技術やツールに関わることで、技術的な幅を広げる経験ができます。

例えば、クラウドサービスやセキュリティ対策など、日々進化するインフラにおいて、副業は新しい知識を身につけるための実践的な場となるでしょう。このようにして獲得した専門知識は、高度なプロジェクトへの参加資格を得るための土台となります。

独立やフリーランスになるかの判断材料になる

将来的にフリーランスを検討している人にとって、副業はフリーランスとして独立するかどうかの判断材料となります。副業を通じて、案件の獲得方法やクライアントとのコミュニケーションなど、独立するうえで必要なスキルを身につけられます。

副業を続ける中で、一定収入を得られることを確信でき、欲を言えば副業収入だけで生活できるくらいになれば、フリーランスとしての独立に対する不安も消せるでしょう。自分自身のワークライフバランスや仕事に対する姿勢も再考する機会となり、独立を目指すうえでの自己理解を深められるでしょう。

インフラエンジニアが副業する際の注意点

インフラエンジニアとして副業する場合は次のような点に注意が必要です。

  • 副業が可能か会社の規定を確認する
  • 本業とのバランスをとる
  • 案件獲得が難しい場合もある
  • 業務内容・条件を細かく確認する
  • 必要な申請・手続きを行う

注意点を押さえることで、トラブルなく業務を遂行できるでしょう。それぞれの内容について、具体的に紹介します。

副業が可能か会社の規定を確認する

そもそも副業ができるのか、勤めている会社の規定を確認しましょう。

企業によっては本業に支障をきたす可能性があるという観点から、副業を禁止していることも珍しくありません。もし社内規定に違反し副業を行うと、会社とのトラブルや雇用契約の解除などのリスクが生じることも考えられます。

規定を確認し問題がないか判断した上で、副業を探してください。

本業とのバランスをとる

インフラエンジニアに限った話ではありませんが、副業として関わる以上、本業に支障を出さないことが大切です。無理のない範囲で業務を請け負うようにしましょう。

また勤務先によっては副業を認めていないケースもあります。まずは就業規則で副業が認められていることを確認する必要があります。

また守秘義務違反にも注意が必要です。本業と関連性のある副業をする際は、うっかり本業で知り得た情報を漏らさないよう気をつけましょう。

案件獲得が難しい場合もある

インフラエンジニアの副業をしたい人が増えてきているため、案件獲得が難しくなっています。特に初心者の場合は単価の高さだけで考えず、まずは一つ一つ簡単で単価の安いものからとり組んで実績を積むように意識してみてください。継続して案件を受注していくと、徐々に単価の高い案件が受注できたり、クライアントから仕事を任せてもらえるようになります。

また、案件によっては単価が異常に安い場合がある点にも注意してください。依頼される仕事量や難易度に見合った報酬かどうかチェックして、納得できる場合にのみ受注するようにしましょう。

業務内容・条件を細かく確認する

同じインフラエンジニアの募集でも、案件によって業務内容は異なります。契約後に「思っていた仕事と違う」とならないよう、自分が希望する業務内容か細かくチェックする必要があります。

また稼働時間や報酬面の条件はトラブルになりやすいポイントです。不明点は契約前に確認して解消しておくことをおすすめします。

必要な申請・手続きを行う

副業を始めるにあたって会社に申請が必要であれば、必要な手続きを行いましょう。また会社員で1か所の事業所から給料を得ている場合、副業で得た所得(収入から必要経費を差し引いた金額)が20万円を超える場合は確定申告が必要です。

また住民税は所得が20万円を超えなくても申告する必要があります。見落としがちな手続きなので、ぜひ覚えておきましょう。

より収入をあげたいならフリーランスエンジニアとしての独立も

より収入をアップさせたいなら、フリーランスとして独立するのも選択肢のひとつです。

ここでは、フリーランスインフラエンジニアの収入相場と活躍するためのポイントを紹介します。

弊社ITプロパートナーズでは、企業や個人から直接発注されたエンド直ばかりを取り扱っており、月報酬60〜100万円といった高収入を目指すことができます。フリーランスとして独立しているエンジニアの方はぜひ、案件内容を確認してみてください。

フリーランスインフラエンジニアの収入相場

フリーランスインフラエンジニアの収入相場は、案件の単価や受注数、使用言語などによって変わります。例えば、インフラエンジニアに馴染み深い言語であるShellを扱うフリーランスエンジニアの場合、平均年収は以下の表の通りです。

経験年数平均年収
1年未満330万円
1〜2年396万円
2〜3年561万円
3〜5年660万円
5年以上792万円
※引用元:フリーランススタートの調査をもとに表作成

上記の調査をみると、経験年数が上がるにつれて平均年収も高くなっていることがわかります。フリーランスインフラエンジニアとして高年収を稼ぎたい人は、しっかりと経験を積んでから独立するのがおすすめです。

フリーランスインフラエンジニアとして活躍するためのポイント

フリーランスエンジニアとして働く場合、副業よりも自己管理能力が求められます。どのくらいの報酬の案件を何件受注すれば目標の収入が達成できるのか、目標を達成するには1日何時間働くべきなのかなど、生活を維持するために細かな戦略やスケジュールを立てておかなければなりません。

また、クライアントから求められる人材であるために、時代の流れや需要を俯瞰して見つつ、常にスキルアップする努力も必要です。フリーランスのインフラエンジニアについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

インフラエンジニアがフリーランスになるには?独立後の年収や案件単価

インフラエンジニアにおける種類別の副業事情

インフラエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアに細かく分類できます。

  • ネットワークエンジニアの副業事情
  • サーバーエンジニアの副業事情

ここでは、インフラエンジニアにおける種類別の仕事内容や案件数、相場を紹介します。

ネットワークエンジニアの副業事情

ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアのなかでもネットワークに関するスペシャリストのことをいいます。主な仕事は、サーバーやアプリケーションに接続するネットワークの構築・管理です。ネットワーク機器・回線の選定や構築、接続状況の監視や障害対応などを行います。

ネットワークエンジニアの案件は、他のエンジニアの案件に比べてあまり多くありません。クラウドワークスでは46件(2024年1月現在)、弊社ITプロパートナーズは3件(2024年1月現在)しか取扱がありません。しかし、案件相場は30〜60万と高額なので、ネットワークエンジニアの案件が受注できれば、高額案件の獲得に繋がるでしょう。 以下、案件例となります。

案件名【Linux/Oracle】サーバー構築におけるインフラ運用改善をご担当いただけるネットワークを募集しております。
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地リモート
スキルLinux,Oracle
職種・ポジションエンジニア

​​ネットワークエンジニアの副業について、さらに詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

ネットワークエンジニアが副業で稼ぐには?在宅や土日案件も紹介

サーバーエンジニアの副業事情

サーバーエンジニアは、インフラのなかでもサーバー分野を得意とするエンジニアです。インフラエンジニアよりも、サーバー管理に関するスペシャリストとしての専門性が求められます。具体的な仕事内容としては、サーバーの選定・設置や使用環境の構築、OS・アプリケーション関連作業や監視作業などがあげられます。

サーバーエンジニアは需要が高く、案件も比較的多いのが特徴です。以下、案件例となります。

案件名【AWS/GoogleCloudPlatform】マーケ支援の基盤を支えるデータエンジニアの案件・求人
案件単価〜700,000円/月
勤務地フルリモート
スキルデータエンジニアの経験.SQLやデータベース、クラウドプラットフォームの知識及び経験,
職種・ポジションデータベースエンジニア,サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの副業については、以下の記事でも詳しく解説しています。

サーバーエンジニアが副業で稼ぐには?案件獲得方法や収入目安

まとめ

インフラエンジニアはスキルや経験があれば、副業が可能であり、初心者が受注できる案件もいくつか存在しています。

案件単価の相場は10〜30万円程度/月で、場合によっては副業のみで年収300万円を目指せるでしょう。

まずは自身の希望やライフスタイルに合わせて、副業案件を探してみることをおすすめします。インフラエンジニア経験者の副業案件探しなら、週2から始められる「ITプロパートナーズ」を利用しましょう。優良な副業案件を効率よく探してみませんか。

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