アプリ開発は副業にできる?受託の稼ぎ方や個人開発で収益化するコツ

こんにちは、ITプロマガジンです。

ITエンジニアやプログラミングスキルをお持ちの方のなかには、「アプリ開発で副業収入を得たい」と考えている人も多いでしょう。

本記事では、アプリ開発の副業について、個人開発と受託開発の2つのスタイルを中心に解説します。それぞれの収入目安や必要なスキル、開発できるアプリの種類、そして「儲からない」と言われる理由とその対策まで詳しく紹介します。さらに、AIを活用した効率的な開発方法や案件の探し方、実際に個人開発で大きな成果を上げた事例も取り上げています。

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目次

アプリ開発の副業の種類と収入目安

アプリ開発の副業には、大きく分けて「個人開発による収益化」と「クライアントからの受託開発」の2つのパターンがあります。個人開発は、自分でアプリを公開して利用者から収益を得る方法。受託開発は、クライアントから依頼を受けてアプリを開発し、報酬を得る方法です。

ここでは、それぞれの特徴と収入の目安を具体的にみていきましょう。

個人開発のアプリを収益化する

個人開発では、自らアプリを企画・開発・リリースして収益を得ます。主な収益化の方法は次の3つです。

  • ダウンロード料金による収入
  • アプリ内課金による収入
  • 広告による収入

それぞれの特徴をみていきましょう。

個人アプリ開発は儲からない?収益の仕組みや儲かる方法・実例を紹介

ダウンロード料金による収入

有料アプリとして配信し、ダウンロード1件ごとに収益を得る方法です。料金設定は100〜500円程度が多く、仮に月1,000ダウンロードを達成すれば、月収10万〜50万円前後が見込めます。

特に教育・健康・ライフハック系など、継続利用されやすいジャンルは人気が高く、安定した収益を得やすい傾向があります。

ただし、競合との差別化や品質の高さが重要であり、UI/UX設計やレビュー対応にも力を入れる必要があります。

アプリ内課金による収入

アプリを無料で公開し、追加機能やアイテム購入などの課金によって収益を得る方法です。数十万ダウンロード規模になると、月間収益で数十万円を目指せます。

アプリ内課金はユーザーの継続率が高いほど収益が伸びるため、機能拡張やイベント更新など、利用を継続させる仕組みの構築が重要です。

上手く設計すれば、無料アプリでも高い収益を実現できる可能性があります。

広告収入

無料アプリ内に広告枠を設け、広告収入で収益を得る方法もあります。

主要なサービスは「Google AdMob」で、これは開発者がアプリ内に広告配信用の枠を設定すると、そこにGoogle側が広告を表示するという仕組みです。開発者はアドネットワークに登録することで掲載審査・広告配信が可能になります。

アプリ広告には、バナー広告やインタースティシャル広告などいくつかの種類があり、これらを組み合わせることで収益の最適化が目指せます。10万MAU(アクティブユーザー)規模で月収5万〜10万円ほどが一般的です。

アプリは無料なのでダウンロード障壁は下がりますが、広告収入は単価が低いので収入を増やすには多くのアクティブユーザーを獲得する必要があります。

受託開発での副業で収入を得る

企業からアプリ開発の案件を受託して収入を得るという方法もあります。

受託開発のメリットは、アプリ開発の作業に対して報酬が支払われる点です。個人開発の場合、アプリを開発してもダウンロード数や課金が少ないと収入が得られません。受託開発なら決められた成果物を納品すればクライアントから報酬が支払われるため、安定して高収入を得られる可能性が高いです。

一方、デメリットとしては自分でオリジナルのアプリを作成するわけではないため、自由度が低かったり、依頼主からある程度のスキルや実務経験を求められることが多かったりする点が挙げられます。アプリ開発未経験の人が受託開発で稼ぐのは難しいでしょう。

ITプロパートナーズなどのエージェントでは、月額50万〜80万円の案件が多い傾向にあります。受託開発案件をお探しの方はぜひご活用ください。

アプリ開発の副業の事例・案件例

アプリ開発の副業を始めようと思っている方が気になるポイントの1つは、副業の事例・案件例でしょう。ここでは、個人開発と受託開発それぞれの収入相場や、実際に個人開発で稼いだ事例を紹介します。

個人開発の事例

以下で個人のアプリ開発で大きく稼いだ事例を3件紹介するので、チェックしてみてください。

事例1:3ヶ月で400万円の売上を達成したアプリ

renさんは1ヶ月で開発したサービスがヒットし、3ヶ月で約400万円の売上を達成しました。大学在学中にWebアプリの開発を始め、8年間で20以上のアプリをリリースしています。上記のアプリ以外にも、2日で3万以上のユーザーを獲得したアプリや、1日で22万PVを記録したアプリなども生み出しています。

ただし、renさんのnote記事「8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由」に記されている通り、ヒットしたアプリがある一方で、開発したもののあまり稼げなかったアプリも多いようです。

事例2:個人開発で400万PVを達成

hachi8833さんは個人的に開発した日本語エラーチェックサイト「enno.jp」を公開したところ着実にユーザーが増え続け、2015年から2021年までに400万PV・100万円近くの広告収入を獲得しました。

ご本人の記事によると、もともと入社試験のトライアル課題で開発したアプリということですが、自身が欲しかったものを作成したところ徐々にユーザーを獲得していったということです。

事例3:電卓アプリで100万ダウンロード

弊社、ITプロパートナーズにフリーランスエンジニアとして登録してくださっていた、小林高志さんが個人で開発した電卓アプリは、100万ダウンロード目前と大ヒットしました。「全世界で老若男女問わず使えるもの」をアプリ開発の軸にしていて、卓上電卓と同じキー配列のシンプルな電卓アプリでビジネスパーソンから好評です。リリースから数ヶ月はダウンロード数が伸びませんでしたが、定期的なアップデートを重ねて成功を収めています。

個人アプリ開発の収入目安について、さらに知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

個人アプリ開発は儲からない?収益の仕組みや儲かる方法・実例を紹介

受託開発の副業の案件例

フリーランスエージェント「ITプロパートナーズ」が掲載している案件のなかから、副業でも取り組めるアプリ開発の案件を3つ紹介します。

iOS向けアプリの開発案件

案件名【UIUX改善/Unity】スマホアプリ開発におけるiOSエンジニアの業務委託案件・フリーランス求人
案件単価〜600,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルUnityでの開発経験,iOSアプリのリリース経験
職種・ポジションiOSエンジニア,アプリケーションエンジニア

こちらの案件では、Unityを用いたスマホアプリのUI構築およびiOSアプリのリリース作業を担当します。必須スキルは、UnityによるUI開発経験とiOSリリース経験です。

iOSアプリ開発エンジニアが副業で稼ぐには?必要スキルと案件の取り方

Androidアプリの開発案件

案件名【Kotlin】クラウド経費精算サービスにおけるAndroidエンジニアの業務委託案件・フリーランス求人
案件単価〜900,000円/月
勤務地フルリモート
スキルチーム開発の実務経験,Kotlinを用いたAndroidアプリケーション開発・運用経験
職種・ポジションAndroidエンジニア

こちらの案件では、Androidアプリの新機能開発やUI/UX改善、技術的負債の解消を担当します。Kotlinでの実務経験、Jetpack Compose等のライブラリ知識が必須です。

Androidアプリ開発エンジニアは副業で稼げる?必要スキルと案件の取り方

金融系のアプリ開発案件

案件名【React.js/Next.js】金融系アプリ開発におけるフロントエンドの業務委託案件・フリーランス求人
案件単価〜600,000円/月
勤務地フルリモート
スキルReact/Next.js実務経験,Webフロントエンドフレームワーク実務経験
職種・ポジションフロントエンジニア

こちらの案件では、Vue.jsベースからReact/Next.jsへのリファクタリングとテスト実装を実施します。2年以上のWebフロント実務経験、GitHubによる開発経験が必要です。

なお、以下の記事ではアプリ開発のフリーランス案件について詳しく解説しています。副業だけでなく、フリーランスとしての独立も視野に入れている方は参考にしてください。

アプリ開発でフリーランスエンジニアに!年収・単価相場と必要スキル

アプリ開発の副業は個人開発と受託開発どっちがいい?

アプリ開発の副業には「個人開発」と「受託開発」という2つのスタイルがあります。どちらにもメリットとデメリットがあり、収入の獲得方法や求められるスキル、開発の自由度が大きく異なります。以下の表でそれぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目個人開発受託開発
収益性・収益が出ない場合もある
・ヒットすれば高収入を得られる
・長期的な運用が必要
・契約後すぐに報酬が発生
・単価は高く安定収入を得やすい
必要スキル・実務経験がなくても挑戦可能・実務経験や専門知識が必須
・Swift、Kotlin、Flutterなどの経験が必要
開発自由度・自由度が高い
・創造性を発揮しやすい
・自由度は低い
・実務経験を積める

以下ではそれぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

収益性の違い

受託開発は、契約が成立すれば報酬が発生するため、安定して稼ぎやすい働き方です。ITプロパートナーズなどのエージェントを利用すれば、月50万〜80万円程度の案件も多く、継続的な契約が取れれば安定した収入を確保できます。

一方、個人開発はアイデアや企画力によって高収益を得られる可能性がありますが、アプリが軌道に乗るまでに時間がかかります。さらに、継続的なアップデートやプロモーション活動も必要です。

確実な収入を重視するなら受託開発、長期的な事業化や資産化を目指すなら個人開発が向いています。

必要なスキルの違い

必要とされるスキルセットも大きく異なります。個人開発は、基礎的なプログラミングスキルがあれば挑戦しやすく、実務経験が浅い人でも始めやすい分野です。学習の一環としてアプリを公開し、ポートフォリオとして活用する人も少なくありません。

一方、受託開発ではSwift・Kotlin・Flutterなどのモバイルアプリ開発スキルや、チーム開発の実務経験が求められます。未経験の状態から直接案件を獲得するのは難しいため、まずは個人開発でスキルと実績を積み、エージェントを通じて受託案件に挑戦する流れが現実的です。

開発の自由度の違い

開発の自由度は、個人開発のほうが圧倒的に高いです。

自分のアイデアをもとに、ジャンルやデザイン、収益モデルまで自由に設計できるため、創造性を最大限に発揮できます。

一方、受託開発はクライアントの要件やスケジュールに沿って進める必要があり、技術選定やUI設計の自由度は限られます。ただし、実務を通じて得られる技術力や業務知識は将来の大きな財産になります。これらの経験を生かせば、独立や自社アプリ開発にも発展させやすいでしょう。

アプリの開発の副業に必要なスキル

ここからは、アプリの個人開発で副業を始める際に求められるスキルや知識を解説します。個人開発では、企画から開発・リリース・集客までを全て自分で行う必要があります。ここでは、主に求められるスキルを具体的にみていきましょう。

ニーズの高いプログラミング言語を扱うスキル

2025年10月現在、アプリ開発分野で需要の高いプログラミング言語は以下の通りです。複数の言語を扱えると、開発できるアプリの幅が大きく広がります。

  • Swift:iOSアプリ開発の標準言語。Apple公式のサポートが手厚く、App Storeでの公開にも最適
  • Kotlin:Androidアプリ開発の推奨言語。Javaとの互換性があり、Google公式で採用されている
  • Flutter(Dart):1つのコードでiOS/Androidの両方に対応できるクロスプラットフォーム技術
  • JavaScript/TypeScript+React Native:Webエンジニアがスマホアプリを開発する際に人気

また、「Supabase」や「Firebase」を使ったバックエンド構築、Vercelによるホスティング・デプロイの知識も重要です。

個人開発者は、アプリを作るだけでなく「どの環境で動かし、どのように公開するか」まで理解しておく必要があります。

iOSアプリを開発するには?適した言語や開発環境、リリースまでの全手順

UI/UXデザインのスキル

UI/UXデザインのスキルも欠かせません。どれほど高機能なアプリでも、使いにくければユーザーは離れてしまいます。そのため、UI(見た目の使いやすさ)とUX(操作体験の心地よさ)を両立させる設計力が必要です。

特にスマホアプリでは、ボタン配置や色使い、アニメーションなどの細部が集客や利用継続率に直結します。近年は、FigmaやAdobe XDといったデザインツールを使い、ワイヤーフレームを作成してユーザーテストを重ねる手法が一般的です。

UI/UX設計の基礎を理解しているだけでも、アプリのレビュー評価やダウンロード数に明確な差が生まれます。

マーケティング・ビジネスのスキル

個人開発では、開発力だけでなく「どのように収益化するか」を考えるビジネス視点も欠かせません。アプリは公開して終わりではなく、ダウンロードの促進・レビューの獲得・ユーザーの継続利用といった施策を継続的に行う必要があります。

そのため、ASO(App Store Optimization)やSNS運用、広告運用などのマーケティングスキルを身につけておくと有利です。さらに、課金・広告・サブスクリプションといった収益化モデルの設計には、データ分析やユーザー理解の力も求められます。

個人開発では開発者がそのまま事業主でもあるため、技術だけでなく「事業をつくる力」を意識することが成功の鍵になります。

副業で開発できるアプリの種類

副業で開発できるアプリには、Webアプリ・スマホ用ネイティブアプリ・ハイブリッドアプリの3種類があります。ここでは、それぞれの特徴や個人開発でのメリット・デメリット、さらに受託案件で求められるスキルを整理します。

Webアプリ

Webアプリは、ChromeやSafariといったブラウザ上で動作するアプリケーションのことです。ブラウザを介するためインストールが不要で、スマホ・PCのどちらからでも利用できます。

個人開発では、日報管理・タスク共有・予約システムなど、小規模なSaaS(クラウドサービス)型アプリが人気です。初期コストが低く、更新もしやすい一方で、UI設計やセキュリティ対応までを自力で行う必要があります。

開発スキルとしては、HTML・CSS・JavaScript(またはTypeScript)が基本です。フロントエンドではReact.jsやVue.js、バックエンドではNode.js・Next.js・Ruby on Railsなどが広く利用されています。

また、SupabaseやFirebaseを活用すればインフラ構築やリリースを効率化でき、Next.jsを用いる場合はVercelで数分以内にWeb公開できる点も魅力です。

スマホ用ネイティブアプリ

スマホ用ネイティブアプリは、AndroidアプリやiOSアプリといった、インストールが必要なアプリを指します。利用時にApp Storeなどでインストールが必要という点がWebアプリとは違う点です。

OS専用に最適化されているため、動作が軽く、快適な操作性を実現できます。また、カメラ・プッシュ通知・GPSなど、デバイス固有の機能を活用できるのも特徴です。一方で、審査やライセンス登録など、リリースまでの手続きがやや煩雑で時間を要する点はデメリットといえます。

開発言語は、iOSアプリを開発する際はSwift、Androidアプリを開発する際はKotlinが主流です。受託開発であれば、どちらか一方でも実務レベルで習得しておく必要があります。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリはWebアプリとネイティブアプリの両方の特性を兼ね備えたアプリです。Web技術をベースにしながら、カメラ・GPS・プッシュ通知などのスマートフォン機能も利用できます。1つのコードでiOSとAndroidの両方に対応できるため、開発コストと工数を大幅に削減できるのが最大の特徴です。

個人開発でのメリットは、少ないリソースでマルチOS対応アプリを開発できることでしょう。FlutterやReact Nativeを活用すれば、デザインやUIを統一しながら短期間でリリースまで進められます。特にFlutterは「美しいUIを最小限のコード量で構築できる」と評判が高い技術です。

一方、デメリットは、端末固有機能の実装やパフォーマンスチューニングが難しい点にあります。高負荷の3Dゲームや大量データ処理には不向きなため、ビジネスアプリ・教育系・SNSなど、中〜小規模のアプリに適しています。

弊社ITプロパートナーズでは、先ほど紹介したようなアプリ開発案件を高単価で掲載しています。週2〜3日から始められるので、副業のような働き方で高収入を目指していきたい場合、ぜひ登録してください。

未経験・初心者がアプリ開発の副業で稼ぐことは可能?

アプリ開発には個人開発と受託開発があると解説してきました。個人開発は大きな収益を得ることが難しい、受託開発は未経験だと受注が難しいと知り、不安になった未経験者・初心者の方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、未経験・初心者でもアプリ開発の副業で稼げるかどうかを解説します。

個人開発なら未経験・初心者でも十分可能

アプリ開発ができるだけのスキルさえあれば、未経験や初心者の方でも個人開発は十分に可能です。クライアントから案件を受注するのではなく、自分で個人的に開発するため、経験の浅さは特に問題にならないのです。

アプリを開発するのは難しいかもしれませんが、簡単なメモアプリやゲームアプリなら開発できるでしょう。

アプリは機能が複雑なほどよいというものではなく、機能がシンプルでも多くのユーザーのニーズに合致すればヒットする可能性があります。多くの人を惹きつけるアイディアさえあれば、未経験や初心者でもアプリの個人開発でマネタイズは狙えます。

受託開発案件は経験がないと難しい

企業から案件を受注して取り組む受託開発案件は、経験の浅い未経験者・初心者には難しいでしょう。案件への応募条件として、ある程度の経験が求められることが多いからです。

全くの未経験でアプリの開発スキルを持っていない人は、まずは企業で経験を積むか、アプリ開発が学べるプログラミングスクールを利用してみましょう。特にスクールなら、本業を続けながら経験を積めます。

スクールによって「Webアプリケーションコース」や「スマートフォンアプリ開発コース」など学べる内容が異なるため、自分が学びたいコースが用意されているスクールを探してみてください。

未経験からプログラミングの副業を始めようと思っている方は、以下の記事を参考にしてください。

プログラミング副業で稼ぐには?未経験からの始め方と案件の探し方

アプリ開発の副業が儲からないと言われる理由は?

次のような理由から、アプリの個人開発で収益を得るのは難しいと言われています。

  • 高い技術力とマーケティング力が必要
  • 企業との資金・リソースの差が激しい
  • ノーコードツールやAIツールが登場している
  • 競合・ライバルが多い

それぞれの理由について、以下で詳しくみていきましょう。

高い技術力とマーケティング力が必要

アプリ開発で収益を上げるには、単にアプリを作る技術力だけでなく、市場を分析し、ユーザーを獲得するマーケティング力も欠かせません。個人開発では、ニーズ分析・UI設計・開発・リリース後のプロモーションまで、全てを1人で行う必要があります。

特にApp StoreやGoogle Playでは、上位表示されなければダウンロード数を伸ばせず、結果的に収益化は難しいでしょう。また、受託開発においても、高い技術力と顧客理解が求められ、スキル不足や納期遅延が起これば信頼を失い、継続受注が難しくなります。

このように「スキルの広さと深さ」の両立が求められる点が、アプリ開発の副業が稼ぎにくいと言われる要因の1つです。

企業との資金・リソースの差が激しい

アプリ市場では、資金力を持つ企業が広告投資と開発チームを武器に市場シェアを獲得しています。

一方で、個人開発者は広告費やデザイン費、サーバー運用コストなどを全て自己負担しなければなりません。個人開発は資金やマンパワーなどのリソースがどうしても企業に劣ってしまい、それがアプリの質の差にも反映されてしまいがちです。企業が開発したアプリと差別化して収益を上げるのは、簡単なことではありません。

また、受託開発でも、フリーランス個人よりチームや制作会社の方が有利な場合が多く、リソースの差が報酬格差につながる傾向があります。

ノーコードツールやAIツールが登場している

近年は、Bubble、Adalo、Glideといったノーコードツールや、Claude Code、GitHub Copilotなどの生成AIツールが普及し、アプリ開発のハードルが大きく下がっています。企業が開発を外注せず内製化するケースが増え、個人の受託機会が減少するケースも考えられるでしょう。さらに、個人でもAIを使ってアプリを自作する人が増えたことで、アプリ市場全体が飽和し、「作りやすい=稼ぎにくい」状況へと変化しました。

一方で、こうしたツールを使いこなせる開発者は、企業からの需要が高いのも事実です。特に生成AIツールを活用すれば、開発スピードと品質を両立できるため、効率的に受託案件で収益を上げるチャンスも広がっています。

競合・ライバルが多い

アプリ市場は今や「レッドオーシャン」です。

開発ツールや教材が充実したことで、初心者でも容易に参入できるようになり、競合アプリが爆発的に増加しています。また、受託開発の現場でも、クラウドソーシングやエージェントサイトに多くのエンジニアが登録しており、案件単価の下落が起こりやすくなっています。

こうしたなかで活躍するには、明確なターゲット設定と差別化が欠かせません。特定業界向けの業務支援アプリや、ニッチな課題解決に特化したツールなど、小規模でも独自価値を発揮できる分野を見極めることが重要です。差別化されたアプローチができれば、個人でも安定した成果を得られる可能性があります。

アプリ開発の副業で稼ぐためのポイント

収益化が難しいアプリの個人開発ですが、副業として少しでも稼ぐためには、次のポイントを意識してみてください。

  • AIを有効活用する
  • 複数アプリを開発する
  • まず1人に届ける設計を意識する

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。

AIを有効活用する

個人開発者は多くの場合、限られたリソースで開発を進めることになりますが、そのような弱点を補ううえでは開発ツールや生成AIといった便利なツールの助けを借りることが大切です。

アプリ開発ツール・エディターである「Visual Studio Code」や「Android Studio」では、AIによるコーディング支援機能が提供されています。ChatGPTやGemini、Claude Codeなどの生成AIは、コードの生成や修正、アイデア出し、ドキュメント・テスト作成など、多岐にわたって活用可能です。また受託開発の現場でも、AIツールを活用して開発速度や品質を高めていけるエンジニアが重宝される傾向にあります。

こういったAI関連の動きも把握しつつ、便利なツールは積極的に活用することが大切です。

複数アプリを開発する

アプリを多くリリースするほど、ヒットする確率は上がります。本記事で紹介した成功事例の1つも、「3ヶ月で約400万円の売上を達成したサービスがある一方で、その他にリリースした多くのサービスは失敗だった」というケースでした。1つのアプリがヒットしなかったからといって諦めるのではなく、継続的に開発に取り組むのが成功のポイントです。

まず1人に届ける設計を意識する

アプリの個人開発で収益を得るためには、まず1人に届けることを意識して設計しましょう。

多くの人に使ってもらおうとすると機能が分散し、誰にも刺さらないアプリになりがちです。最初は特定の誰か1人の課題やニーズに集中し、その人にとって本当に役立つ機能を磨き込むことで、熱心なユーザーが生まれ、口コミやレビューなどを通じて徐々に利用者が広がる可能性があります。

結果的にユーザーの満足度や利用率を高め、収益化にもつながります。

アプリ開発の副業案件を獲得する方法

アプリ開発の副業案件を獲得するには、以下のような方法があります。

  • 副業・フリーランスエージェントを活用する
  • クラウドソーシングを活用する
  • SNSやブログで日頃から発信する
  • スクールの副業サポート制度を活用する

それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。

エージェントを活用する

副業エージェントフリーランスエージェントを活用すると、自分で営業活動をしなくてもアプリ開発の案件を紹介してもらえます。

週1日から手軽に始められる案件や高単価案件など豊富な案件が揃っているため、「少しずつアプリ開発の副業を始めてみたい」「アプリ開発の副業でしっかり稼ぎたい」などニーズに合った案件が見つかるでしょう。

ITプロパートナーズでは、副業でも取り組みやすい週2日から働ける案件やリモート可能な案件を多く取り扱っています。高単価案件やトレンド技術を使った案件も多いので、ぜひ活用してみてください。

クラウドソーシングを活用する

個人で契約をするクラウドソーシングを利用することも、アプリ開発の副業で稼ぐ方法の1つです。クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したいクライアントと、仕事を探しているワーカーがマッチングして仕事の相談・契約から納品までのやりとりまでできる仕組みのサービスを指します。

クラウドソーシングなら初心者・数年程度のスキルでも応募OKの案件も多いのに加えて、継続案件だけでなく単発の案件もあるので、限られた時間だけで働く副業との相性も良いのが特徴です。

案件を探す時間や交渉をする手間は必要ですが、手早く始められるクラウドソーシングからアプリ開発の副業を進めて実績を積んでいくことも1つの方法でしょう。

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

SNSやブログで日頃から発信する

開発や技術トレンドに関して自分の考えや取り組みを発信すると、クライアントが自身のエンジニアとしてのスキルや姿勢を理解する材料になり、仕事を依頼するかどうかの判断がしやすくなります。

また日ごろから情報発信をしていると、そのテーマに関心がある人の目に留まる可能性が上がり、声をかけてもらえる可能性もあります。

現在はSNS上でアプリ開発などの業務を募集している人も多く、簡単に応募ができるケースもあります。

スクールの副業サポート制度を活用する

プログラミングスクールによっては、副業サポート制度が用意されているところもあります。初めての副業で案件に対応できるか不安な人は、副業サポート制度や副業を始めたい人のためのコースが用意されているスクールを選んでみてください。

副業向けコースのあるスクールの例としては、以下が挙げられます。

具体的なサポート体制やカリキュラム、キャンペーンなどはスクールによっても違うため、予算や自分の性格なども踏まえて活用するスクールを選びましょう。

アプリ開発の副業をする際の注意点

アプリ開発の副業をする際は、以下の3点に注意しましょう。

  • 会社で副業が禁止されていないか確認する
  • 本業に支障が出ないように自己管理は徹底する
  • 収入を得たら確定申告をする

それぞれの注意点について以下で詳しく解説するので、チェックしておきましょう。

会社で副業が禁止されていないか確認する

副業を始める際には、会社で副業が禁止されていないか確認しましょう。会社にばれないように副業することは、基本的に不可能です。

少額でも収益を得れば副業となるため、「いつ収益化できるか分からないけれど個人開発をやってみたい」という場合でも、事前に会社に確認するようにしてください。

ただし、個人で無料アプリを開発するだけなら収益は出ないため、副業にはあたりません。

なお、最近では副業解禁の動きも活発化しています。現行ルールで副業が禁止されていても、相談するとルールが変更される可能性もあるでしょう。

業務委託の副業は会社にバレる?注意点や案件の探し方を解説

本業に支障が出ないように自己管理は徹底する

副業は本業の合間に取り組む必要があるため、副業が忙しくなると休息する時間が減ってしまいます。働きすぎで体調を崩すと本業にも支障が出てしまいますし、本業も副業も中途半端になりかねません。自己管理を徹底しましょう。

特に受託案件は、引き受けた以上途中で投げ出すことは原則としてできません。案件を受注してから業務過多な状態になっていることに気づいても、簡単には仕事を減らせないのです。

本業の仕事量やスケジュールを考え、本業があっても余裕を持って取り組める程度の案件数を受注するよう意識してください。

収入を得たら確定申告をする

アプリ開発の副業で収入を得たら、確定申告が必要です。

会社員の場合は、基本的に副業所得(所得とは、収入から経費やその他控除額を差し引いた金額)が20万円を超えたら確定申告をしましょう。確定申告のやり方が分からなくて不安という場合は、会計ソフトを活用することがおすすめです。

毎月の収入や経費などを入力すると、自動的に確定申告書などの作成ができます。

確定申告の時期に税務署が開催する、相談会に行ってみることもおすすめです。確定申告書の内容は合っているか、経費の計上方法は間違っていないかなどをその場で確認できるため、初心者でも安心して確定申告ができます。

フリーランスの確定申告はいくらから必要?専業・副業など働き方別で紹介

まとめ

本記事では、アプリ開発の副業について、個人開発と受託開発の違いや収益構造、必要なスキルやツールを中心に解説しました。

個人開発は自由度が高い反面、収益化まで時間がかかることが多く、受託開発は安定した収入が得られる一方で実務スキルが求められます。どちらの方法も、AIやノーコードツールの活用によって効率的に進めることが可能です。

受託開発案件を探す際は、信頼できるエージェントを活用するのがおすすめです。弊社ITプロパートナーズは、IT/Web系案件に強いフリーランスエージェントで、週2〜3日からのアプリ開発の案件も豊富です。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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